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編集者:夏倉
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メトロン星人

めとろんせいじん

メトロン星人とは、『ウルトラセブン』を始めとするウルトラシリーズに登場する、宇宙一ちゃぶ台と夕焼けの似合う宇宙人である。

「ようこそウルトラセブン、我々は君の来るのを待っていたのだ。」

ダン「何っ?!」

「歓迎するぞ。何なら、アンヌ隊員も呼んだらどうだ?」

データ

身長2~50m
体重120㎏~1万8千t
出身地メトロン星
デザイン成田亨
別名「幻覚宇宙人」

担当俳優・声優

中江真司(セブン)

神威杏次梛野素子(平成セブン)

寺田農(マックス)

龍谷修武(大怪獣バトル)

竹井亮介(ウルトラゾーン)

しおつかこうへい(ギンガS)

外島孝一(オーブ)

M・A・O(トリガー)

甲斐田裕子(デッカー)

担当スーツアクター

荒垣輝雄(セブン)

横尾和則(平成セブン)

新井宏幸(オーブ)

概要

ウルトラセブン』第8話「狙われた街」にて登場。

北川町の駅前に吸った人間を凶暴化(周囲が全て敵に見え、見境なしに襲い掛かる殺人鬼と化す 書籍等では「人間同士の信頼感を失わせる」効果とも)させるY星原産の宇宙芥子の実を混入したタバコの入った自販機を置き、地球人類を自滅させようと目論む。ただしこれについては「実験」と述べており、地球人に効果があるか調べるためにやったという。

このタバコを吸った北川町の人々による人死にを含む、軽重さまざまな暴力事件や事故が続発し、日本民間航空のパイロットだったアンヌ隊員の伯父もこれで事故を起こして130人の乗客共々死亡してしまった。

だがウルトラ警備隊のフルハシとソガも司令室で自販機で買ったこのタバコを吸い、暴れたために結晶体が混入されたタバコの存在が露見してしまった。

終盤、潜伏場所を突き止めたモロボシ・ダン夕日の差し込む部屋でちゃぶ台を挟んで胡座で対談する場面はウルトラセブンでも屈指の名場面として評価されることが多い。

  • このシーンがあまりにシュールで印象深かったため、後年のメディア展開や商品化では公式・非公式問わずちゃぶ台夕焼けがセットであることが多い。
    • 今でこそ有名な場面ではあるが、同話の監督だった実相寺昭雄氏は海外への売り込みも考えていた上層部に「(日本でしか通用しない)ちゃぶ台出すとかこっちの事情も少しは考えろ!!」とこっぴどく怒られたらしい。

事前にダンの正体について調べを付けており、計画の邪魔をするなと警告も発している。ダンとアンヌの尾行も逆に見破りダンをアパートの一室へ招き入れている。このようにいつでもダンを攻撃することができたのにもかかわらず穏便に事を運ぼうとし最初から最後までダン(ウルトラセブン)に直接の暴力を行使することはしなかった。

  • ただしダンプカーを遠隔操作して、セブンに通じないとは言え十分に危険の伴う”警告”も行っている。

メトロン星人自身が語った「同じ宇宙人同士で争うのは愚かだ」という言葉は同格の宇宙人との争いでは勝ちが見込めないと考えてのことなのか、「一旦交渉してみる」「円盤に閉じ込めて物理的に引き離す」「巨大化して逃げに徹する」などウルトラセブンとの決定的な対立を避けようと試みたと思われる行動を取っている。

  • 「ウルトラ警備隊?怖いのはウルトラセブン君だけだ」

「信頼関係を失ったら人間は自滅する」という、人類の本質的な弱点を突く陰湿な戦法をとっており、基本的に知的を謳っていても最終的には武力行使に及ぶことが多いウルトラシリーズ宇宙人(というより子供向け番組の悪役)が多い中、異質な部類に入る存在である。

室内に偽装した宇宙船にダンを誘い込み、そのまま宇宙に隔離することで無力化させようとしたが宇宙船が撃墜され失敗。

ウルトラセブンとなったダンと夕焼けに照らされた街で一騎討ちとなるが、ここでも走り回ってすれ違うだけで一切攻撃は行わず(実際はすれ違いざまに高速での死闘が行われていたのかもしれないが)、最終的に撤退しようと飛び立ったところでアイスラッガーに両断され、エメリウム光線によって爆発四散した。

センシティブな作品

同話ラストの締めのナレーションは、メトロン星人の計画が「遠い未来の話」(今で言うところの「この番組はフィクションです」のようなもの)であることを人類の現状を痛烈に皮肉りつつ語る内容であり、メトロン星人本人よりもこの口上のほうが印象的かもしれない。人によっては「故郷は地球」や「怪獣使いと少年」とは違ったベクトルのトラウマだろう。

メトロン星人の地球侵略計画はこうして終わったのです。

人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人です。

でもご安心下さい。このお話は遠い遠い未来の物語なのです。

え、何故ですって?

我々人類は今、宇宙人に狙われる程、お互いを信頼してはいませんから。

容姿

赤く細長い上半身と青い下半身を持ち、頭頂部から背面・両肩には黄色い縁取りがある。後頭部にはタコやイカの吸盤のような突起があり、胸から腹に走る黄色い縁取りは発光器官になっている。手はチューリップのような形状で、人間の指に相当する器官は視認できないが物を持つことはできる様子。劇中では使用しなかったが、SFCゲーム『ウルトラセブン』や大怪獣バトルや平成セブンでは腕の穴から光弾を放っていた。

後のウルトラマントリガー外伝、ナースデッセイ開発秘話にてメトロン星人マルゥル曰く、「哺乳類ではない」(そりゃそうだ)、頭を触ったホッタ曰く「絶妙にヌメッとした質感」とのコメントから、もしかすると地球のタコやイカなどの軟体生物に近い生き物なのかもしれない。

ちなみに、このド派手なカラーリングは高山良策氏の工房から未着色で納品されたため、製作現場で余っていた塗料を使いまわした結果の産物だという逸話が残っている(特撮美術では地味な色の使用頻度が高いため、赤などの原色の塗料は余っていた)。

なお、成田亨によるデザイン画では顔にあたる部分は銀色であった。

ウルトラマンA第7話「怪獣対超獣対宇宙人」、第8話「太陽の命 エースの命」に登場したメトロン星人の息子(ただし劇中で血縁関係は明言されていない)。

詳細はリンク先を参照。

演:神威杏次(男)、梛野素子(女)

TVSP『地球星人の大地』で別個体が3体登場。

公式表記は『メトロン星人三代目』となっているが、これはメタ的なカウントであり、『ウルトラセブン』の世界観を正史のM78スペースから独立させたという想定のもとで展開される『平成ウルトラセブン』の世界観では二代目というややこしい立ち位置である(メトロン星人Jr.が地球を訪れていないため)。

『全ウルトラ怪獣 完全超百科 ウルトラマンティガ〜ウルトラマンマックス編』(講談社・2006年)、『ウルトラマン オフィシャルデータファイル 97号』(デアゴスティーニ・2011)、『円谷プロ全怪獣図鑑』(小学館・2013年)といった公式メディアでもこの表記となっている。

テレポート能力や腕から破壊光弾を発射する能力を持ち、後者は『大怪獣バトルEX』(名称は「アームフラッシュ」)や『ウルトラ怪獣モンスターファーム』でも採用された。また、男性に変身した個体はマシンガンで武装している。

明和大学のトネザキ教授(演:円谷浩)を騙して地下都市エコポリスを建設し、地球の環境問題対策に協力するふりをしつつ、裏でオゾン層破壊ミサイルによって人類抹殺を目論む狡猾な宇宙人として描かれているが、言動が微妙に小物くさい。

地球人を見下しており、ゴミとまで吐き捨てている。タイトルの「地球星人」とは地球人の事ではなく、人類抹殺の後にメトロン星人が名乗ろうとしていたもの。

冒頭で1体がとある惑星でセブンと対決。逃げようとしたところをワイドショットで撃墜され、仲間が地球にいることを仄めかし絶命する。

その後地球に侵入した男女の個体が北川市郊外にエコポリスを建造、トネザキ教授に近づき利用しようと企む。

しかし教授が、協力を拒むと人質にとり突入してきたウルトラ警備隊の抹殺しようとするも、モロボシ・ダンに阻まれ失敗。自ら正体を明かし変身したセブンと対決となる。1体は等身大でセブンのウェッジ光線を、巨大化したもう1体は新技リュウ弾ショットで倒されたが、セブンはエコポリスの爆発に巻き込まれて一時的に行方不明となり、しかも『誕生30周年記念3部作』にて再登場した時はこの戦いの影響で記憶喪失になっていた…

ちなみに本来登場しないはずの、前話太陽エネルギー作戦のDVDのメニュー画面のエレキングの上になぜか混ざっている

男性個体を演じた神威氏は『ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』にも諏訪将校役で出演している。

第24話「狙われない街に、「狙われた街」のメトロン星人と同一の個体が登場。肩書きは「対話宇宙人」に変わっている。

詳細は対話宇宙人メトロン星人を参照。

大怪獣バトルシリーズ

ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY

超獣使いのレイオニクスとして登場。

宇宙人同士の戦いを好まず、怪獣同士の戦いを望む。戦いの場にもちゃぶ台を持ち込み、眼兎龍茶を置くこだわり様。

第4話「困惑の再会」

暴走しているレイが操るゴモラと自身が操るドラゴリーレイオニクスバトルを行うがまったくかなわず「超獣が怪獣如きに!」と驚愕し、ドラゴリーのダメージがフィードバックしてきたため慌ててバトルナイザーに回収。その直後にレイモンに襲われるが、レイモンが別の怪獣の気配を察知したため「忘れんぞ、この屈辱」と捨て台詞を言って逃げていった。

第5話「暴走の果てに」

レイに雪辱戦を挑むために等身大でペンドラゴンに現れレイを挑発し、ペンドラゴンが逃げようとするとバキシムを呼び出し空間転移と射撃で阻止。

ダイルとの戦いでまたしても暴走したレイモンとレイオニクスバトルを行うも、バキシムがレイオニックバースト状態のゴモラに敗北し、驚愕すると同時に自身の敗北を悟り消滅した。

その後、AC版GL弾の『ギャラクシーサーガ』モードにて霊体がヤプール人によってインペライザーと融合させられ、バキシマムをお供にレイに戦いを挑むが、ウルトラマンメビウスが救援に現れて敗北した。

ウルトラ銀河伝説

ウルトラマンベリアル百体モンスロードにて復活。

怪獣墓場でガッツ星人エレキングキングジョーブラックキングパンドンといったどこかで見たような面子で徒党を組みセブンに襲い掛かるが、ワイドショットで粉砕された。

その後、ベリュドラの右の角を構成する怪獣の一体となった。

ウルトラゾーンが閉じる数日前に宇宙区星雲七丁目8番地に出現し、現地の警察官から職務質問された。

目的はセブン本編と同じくタバコに宇宙ケシの実を仕込んで地球人を暴走させての地球侵略であり、警官にそれをべらべらとくっちゃべってしまったにもかかわらず、おしゃれなボディに免じて見逃される。オイ、捕まえろよ

警官には腕が袖、青い部分がデニムに見えているらしく、こういう体だと理解して貰うのに苦労していた。

解説映像ではビルの屋上であぐらをかいたり、ビル街で足踏みをするという奇怪な言動を見せた。

ミニコーナー『怪獣English』で登場するが、普通にメトロン星人が自己紹介するというものであり、ほかの回とは違ってネタに走ってはいなかった。

新世代ヒーローズに登場した個体

メトロン星人ジェイス

ウルトラマンギンガS第12話「君に会うために」に登場した個体。

性格は温和かつ理知的であり、ガッツ星人ボルストとは反りが合わない。エクセラーからは『夕焼けのエージェント』との通称で呼ばれている。

メトロン星人マルゥル

ウルトラマントリガー』に登場するGUTS-SELECTのメンバー。続編の『ウルトラマンデッカー』にもゲスト出演した。

漫画

ウルトラセブン

桑田次郎の漫画作品。

姿かたちはほぼ変わりないが、ややマッシブな体型でカタカナと漢字でのセリフを発する他、巨大化はしない。宇宙ケシの効果も「地球人の頭を狂わせる」と簡潔に言い表されている。手の先端から光線を出す。また、宇宙船は近代的なマンション一棟に偽装されている。

船内に踏み込んだダンを殺そうとするもウルトラセブンに変身されて敗色が濃くなったため、宇宙船のブロックを切り離し爆殺しようとする。しかし、脱出したセブンは宇宙船の片割れを投げつけ撃墜。

  • 原作同様タバコに結晶体を混入して拡散させていたのは実験であり、ゆくゆくは水や空気に混入して地球人を狂わせ殺し合いをさせて自滅させ地球を乗っ取るという狙いがあった。
  • このメトロン星人は母星から地球侵略の先兵(スパイ)として送り込まれたという設定であり、実験の成果を母星に持ち帰った後、本格的に地球侵略を果たそうとしていた。
  • 原作では地球人に扮したメトロン星人が活動していたが、この漫画ではメトロン星人の手下になった地球人がダンの襲撃や薬物入りのタバコの流通に従事している。この地球人については、操られていたのか懐柔されたのかは不明。

この作者の作風なのか編集部の方針だったのかは不明であるが、この回はバイオレンスかつ怪奇色が強めなのが特徴。

  • 冒頭のシーンでは、まず父親のタバコをイタズラで吸った少女(小学生くらい)が凶暴化し、斧を持ち出して父親を殺し、続いて眠っていた母親まで殺してしまう
  • ライフル魔に撃たれるシーンもやたらと生々しい。
  • ダンプカーで轢き殺そうとし、更に土砂で生き埋めにした挙げ句に「ねんいりにぺしゃんこにしていくか」とかなり殺意の強い3連コンボ。完全に殺しにきている
  • 上述の地球人は「もう用はない」という理由で光線で焼き殺されてしまう。更にその死体は目障りという理由で灰になるまで完全に焼き尽くされてしまう。

かがやけ ウルトラの星

内山まもるの漫画作品。

メフィラス星人の配下として登場。

怪獣軍団を率いて九州を攻撃するがゾフィーの活躍により一時撤退、最後はアイスラッガーバルタン星人ガッツ星人ナックル星人巨大ヤプールと共に1コマで切り刻まれて倒された。

ウルトラマンSTORY0

幻惑を武器に使う星間連合幹部として登場。

自らの能力を模したメカメトロンとビーコンサータンコンビを使役し、ウルトラ兄弟を苦しめた。幻惑剤の原料となる植物を作る星のプラントがウルトラマンレオに破壊されると星間連合を脱退、どこへともなく逃走していった。

酩酊!怪獣酒場

第49話で登場。「怪人バル」からの刺客で怪獣酒場の評判をガタ落ちさせる為に暗躍する。

江幸田周辺の水道水に赤い結晶体を混ぜて人間を凶暴化させ、怪獣たちを排斥するように仕向けた。

しかし、酒場の怪獣達が話し合いをしたところ、いつも通りうるま達に接するという結果に終わった為、作戦は失敗してしまう。

ウルトラ忍法帖

朧党の忍獣「滅吐崙」として登場。直接の戦闘力はダメダメだが呪いの人形を用いた妖術を得意とし、忍び装束ではなく呪術師の服装をしている。

人形を水に漬ける夜尿症(寝小便)の呪いで将軍を失脚させることを目論んでいたが、洪水並の失禁(これでアミアが寿城から流されて今回の出番終了)からウル忍に不審がられて隠し砦に殴り込まれてしまう。なお、その気になれば呪い殺すことも可能らしいが、幽霊になって祟られたら困るので前述の方法を採った。

戦闘ではウル忍の人形を用意してタロウの股を裂いて一人プロレス技で苦しめ、セブンは針で多量出血させた後の擽り地獄から首を引き千切ってしまった(ただし針以外はマンが原因で直ぐ接着剤で繋いだことで元通りになった)。人形はストリウム光線で焼却されたが、当然3人揃って大火傷を負った。人形以外の妖術もあるが、何故かめひらすの財布をマンに転送して(曰く「相手を幸福にする呪術」)めひらすから斧で折檻されてしまう。最期はウルトラ忍法ブルーレット置くだけ(名前通り罠も何も無い引っ掛け)で油断した所をスペシウム光線でダメージを受けて解剖バラバラの術で倒され、死体はホルマリン漬けにされてタロウの勉強部屋に飾られた。ただし事件後将軍には元々寝小便の癖があったことが判明してしまった。

その後頭部をタロウが作った合体忍獣のパーツに使用されたが、めひらすが朧党に帰ったらすき焼きを食わせると説得したことで頭部だけ分離して朧党に戻ってしまう。直後に裏切ったとツインテールの怒りを買い、屁゜酢多亜の火炎放射で焼き殺された。

原典の人物像からタタミカーが最も似合いそうなキャラと思われるが、結局乗ることは無かった。

ゲーム作品

ウルトラセブン(SFC)

ステージ2に登場する。原作では使わなかった飛び道具を取得している他ガード時にバリアを張る能力も得ている。

とはいえ序盤の相手なのでそこまで強くはない。

ウルトラ闘魂伝説

雑魚敵として大量に登場し、タバコの毒ガスで攻撃してくる

スーパーヒーロー作戦

メフィラス星人配下として登場。

やはりタバコ作戦を行うも、最後はデビルガンダムの散布したDG細胞を浴びてザラブ星人共々ゾンビ怪獣に成り果てた。

怪獣バスターズ/怪獣バスターズパワード

ゲームを進行させると研究員として参戦。得意分野は『兵器』。無印とパワードで登場の経緯が異なるが、どちらでも二階の空部屋に畳とちゃぶ台・その他調度品を持ち込む。また彼を参加させることで、『メトロンスーツ』『メトロンアーム』が開発できる。MA『EXアーム』とアクセサリー『ちえのもんよう』も彼から受け取れる。

大怪獣バトルシリーズ

アーケード版ではEX第2弾から登場。

大怪獣バトルウルトラコロシアム

惑星モーン・スターにバカンスに来ていた宇宙人として登場。リトラ(S)に宇宙船を破壊され、縄張りとは知らずに侵入してきた主人公を敵と認識し、メルバを従えて勝負を挑んで来る。

大怪獣ラッシュ

ラッシュハンターとして複数個体が参戦。両手にレーザー砲を仕込んだメタバー、ムチの遣い手のウィップ、異様にムッキムキなデストロイなどがいる。

ロストヒーローズ

1において仮面ライダーW風都をモチーフにした1面ステージ『ビギンズ・キューブ』に登場。偶然にも見た目がそっくりなスイーツ・ドーパントを連れて登場する事も。なお、仮面ライダーWにはマックス時代の中の人が登場したのでこのマップに出現すると思われる…のだが、肝心のテラー・ドーパント仮面ライダーWの風都博物館とガイアゲートをモチーフにしたショッカー・キューブ(ぶっちゃけ、アジト・キューブの方がショッカー基地の要素があるのだが…。非常にややこしいっ!)にボスとして登場するので、ビギンズ・キューブには登場しない。

ジェノサイド・キューブではベリアルによってベムスターバキシムと共に召喚されたが、自我を有しておらず、ただただ唸り声をあげる怪物と化していた。

サブクエストではビギンズ・キューブの風を利用し、赤い結晶から発生した煙を蔓延させてヒーロー同士を戦わせて自滅に追い込もうとしたが、Wの怒りを買い、ヒーロー達に計画を打ち砕かれた。

なお、残念ながら仮面ライダー1号との掛け合いはない。

ロストヒーローズ2

サブクエストでシャプレー星人クール星人と連合を組み、リジェスの力を利用してヒーロー討伐を目論んだが…結果はお察し。

ライブステージ

ウルトラマンファンタジックライブ2007

最初は人間態の姿で登場。「夢の世界の魔法使い」を語り、マジックで子供達に親しげに接するが、その本性は大人たちを夢を捨ててしまった存在だと軽蔑し、子供の純粋な魂を奪おうと目論む侵略者である(それに相反するように、タロウは両親から「夢は形を変えるもの。それでいて素敵なもの」だと聞かされており、「大人だって夢を持っている」という認識を持っている)。

ウルトラセブンのアイスラッガーに切り裂かれても尚、息があり、置き土産にゼットンを残して地球を去った。

NEW GENERATION THE LIVEスターズ編

  • 新世代の戦士たち

メインヴィランとしてギンガビクトリーエックスゼットと対決。

「地球人に守る価値があるのか?」という発言を受けて頭に血が上ったゼットを窘めるギンガ達を石化させるとマグマ星人EXゼットンを呼び出してゼットを袋叩きにして追い詰めるが、観客の拍手とbluelaser(ウルトラマンフェスティバル2023のテーマ曲)によって溢れた光によって立ち上がった0Z師弟に配下の怪獣たちを倒される。

おまけにギンガ達も復活させられて追い詰められると最後の切り札としてかつてゼットとエックスが倒した虚空怪獣グリーザと同格の存在であるメトロシロイド・メトロクロイドを呼び出して新世代ヒーローズ達を追い詰めるも、観客の歓声と光を再び受けやってきたセブンの一声により野性の力を解放したゼロにメトロンシロイド達共々逆に追い詰められ「人間の価値を語るなんざ!2万年早いぜ!」ワイルドバーストゼロのハウザーゼロショットでメトロンシロイド達と共に倒された。

小説

変身障害

ウルトラマンマックス同様に、セブン本編で倒されたメトロン星人本人が登場。マックスの時と同様に奇特な老人に体を縫い合わされ一命をとり留めていた。

メトロン星の医学で治癒した後は恩返しと称し、米瀞(めとろ)を名乗り米瀞メンタルクリニックという精神科クリニックを経営。技術と知識を活かし市内で1番人気のある病院とネットの口コミを得ている。内装は和風。

しかしある時、突如本来の姿に戻れなくなる「変身障害」が発生。他の宇宙人たちやウルトラセブンに変身出来なくなったと証言する男と共に、事態の原因解明に乗り出した。

  • かつてウルトラセブンに敗北するも一命を取り留め地球に潜伏していた宇宙人達とは互助・協力の関係にある。

ゼナのファイル

file.02に登場。登呂という小太りの中年男性に擬態しメトマート元星店の店長を務める。

今回はタバコではなく宇宙ケシを混入した化粧品で女性を暴徒化させ日本を暴力と疑心暗鬼で混乱させようと目論んでいた。

AIBの調査で加害者は谷丸商事の化粧品を使っていたという共通点を見つけたゼナが同社に努める伊賀栗レイトに連絡を取り内偵させるが本社には問題は見つからず、小売店を調査したところメトマート元星店が浮上。

レイトの失言でAIBが裏にいることを把握すると正体を表し、配下のペダン星人(デザイン画版)、テペト星人キュラソ星人シャプレー星人と共に襲い掛かるが、最終的にはAIBに全員逮捕された。

その他

  • 松本人志のお気に入り。おもちゃ人形をメトロン星人以外買ってもらえなかったことが理由だそうだが、大人になって「狙われた街」を見た際にその出来の良さに感心したとか。
    • また、『ウルトラマンオーブ』で主人公クレナイ・ガイを演じた石黒英雄も推し怪獣の1つにメトロン星人を挙げており、後年、『ウルトラ怪獣モンスターファーム』のゲーム実況を行った際には真っ先にパートナーに選択していたほど(ちなみに、『オーブ』にはメトロン星人タルデが登場しているため、石黒氏は実際に推し怪獣との共演も果たしたことになる)。
  • 仮面ライダーW』ではそっくりさん が確認されたほか、『マックス』時代の中の人がレギュラーで登場していた。
  • 「ハコダテ観光ガイド イカール星人襲来中!」動画DVDでは、終盤に名前・外観共々パロディの「マグロン星人」が登場する。個体名は「トイ」と「オーマ」という津軽海峡のマグロ漁港が元ネタ。
  • 特撮に詳しいことで知られる声優鈴村健一は、なぜか「この毒を盛られたヤツはやる気をなくしてしまう」と勘違いしていた。ちなみに鈴村氏がこの発言をしたラジオで共演していた杉田智和明太子と呼んでいた。
  • アメトーク』のウルトラマン芸人の回で、出演者の一人である川島高速道路サービスエリア甥っ子にせがまれてウルトラマンのガチャガチャをやらせた所、(甥っ子が)『メトロン星人とちゃぶ台のセット』を引き、(その時は)何故ウルトラマンの怪獣とちゃぶ台がセットになっているのか分からず「もしかして異物混入なのかもと思った」とコメントしている。
  • 近年のメトロン星人のスーツは『マックス』で新造されたスーツを改造した物が使われているが、この関係で顔にシワがある個体が多い(ただし、大怪獣バトルの個体はアトラク用を流用したと思われる別のスーツを使用しており、この関係で顔にシワはない) 。
編集者:夏倉
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