曖昧さ回避
- ケルト神話に登場する女神。→シロナ(ケルト神話)
- フダンソウの別名。
概要
「あたしは シロナ
ポケモンの しんわを しらべてる
ものずきな ポケモントレーナーよ」
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』で初登場したキャラクター。
英語版の名前は「Cynthia」。ギリシャの月の女神、アルテミスの別名である。
シンオウ地方のポケモンリーグチャンピオンで、シリーズ初となる女性チャンピオン。
ゲーム中でも主人公の行く先々に登場し、重要なヒントやアイテムをくれる。
本業は考古学者であり、ポケモンの歴史と神話を研究している。
研究者としては若いながらも、トレーナーや学界では既に有名な人物であるとのこと。
ナナカマド博士の教え子の一人であり、プラターヌ博士とは同門(シロナが妹弟子)にあたる。
実質、オーキド博士の後輩でもある。
「カンナギタウン」という小さな村の出身。
家族構成はカンナギタウンの長老である祖母と祖父、妹がいる。両親は不明。
詳しい年月は不明だが、主人公と同じくらいの年の頃からポケモン図鑑を所有し、冒険してチャンピオンとなったとのこと。
それからはチャンピオンと研究者を両立させながら、長い間チャンピオンの座を守り抜いている。
ただし、彼女自身は際立って天才と言う訳ではなく、努力を重ねて学者とチャンピオンの座を掴み取ったということが後述のガチパから表れている。
名前の由来は恐らくアカザ科フダンソウ属の「フダンソウ(スイスチャード)」の別名「シロナ」、またはメギ科ナンテン属の常緑低木「白南天(しろなんてん)」。
スイスチャードの花言葉は「絶えない」「丈夫」、白南天の花言葉は「私の愛は増すばかり」「良い家庭」。
年齢は全くの謎に包まれており、BWでシキミからの質問をスルーしているほど。
アニメ版で自動車を運転している描写と、少なくともダイゴやプラターヌ博士、アロエらよりは年下との証言から、
「サン・ムーン」「ウルトラサン・ウルトラムーン」時点で推定18歳以上30代未満、20代の半ば〜後半の可能性が高いと思われる。
2015年7月、ねんどろいどにてフィギュア化。ポケモンキャラではレッドに次いで二人目となる。
売り上げは好評を博し、ポケモンセンターとアマゾン限定にもかかわらず**Amazonの2015年年間売上ランキングで第14位**という異例の大ヒットを記録。
2016年8月には MEDICOM TOYのPPP(パーフェクトポージングプロダクツ)にて、ダイゴに続いてリアル頭身でフィギュア化した。
容姿
耳の上にはルカリオの房に似た髪留めのようなものを着けている(キャラクターデザインの杉森氏曰く「黒曜石に金ラインのイメージ」だそうだが、「本物だと重すぎるので恐らくはイミテーション」らしい)。
瞳の色は銀色。
金色や青と間違われやすいが、銀色である。
前髪で覆われているため左目が常に隠れて見えないが、後述のねんどろいどなどでは普通に確認できる。
ポケモンカードゲームのスリーブのイラストでは黒のマニキュアを付けている。
デザインを担当した杉森氏は「シロナを描くときに気をつけているのは、とにかく美しくということですね」と語っている。
人物
外見はミステリアスでクールビューティーな印象だが、性格は基本的に温厚。
ポケモン勝負では勝ち負けよりどう楽しむかを大切にしている。
反面正義感が強く苛烈な一面も持ち合わせており、自分の価値観により感情のない世界を生み出そうとするアカギの思想は真っ向から否定。
自分の価値観により感情のない世界を生み出そうとするアカギとは対照的に、今ある世界そのものに希望を見出している。
境遇的にも心情的にも、彼女にとってアカギの野望は到底理解できるものではなかっただろう。
人間性以外にも
・名前が紅と白を彷彿とさせる
・海外版の名前が太陽と月に関連
・職業が科学者と考古学者
・親族(と思われる人物)の証言などから幼少時から孤独な面が見えるアカギ、カンナギタウンの親族に恵まれたシロナ
など、アカギとは対を成す部分が多く見受けられる。
「ポケモンBW」では元から親交があったらしいカトレアを始め、アロエとは古代のポケモントークで華を咲かせたり、シキミには密着取材を受けていたり、アイリスに懐かれているなど、その人柄ゆえかイッシュ地方の女性トレーナーたちと友達になっている。
一方で私生活はかなりズボラであり意外な程だらしない。
特に片付けが大の苦手。
自分の部屋は研究資料が散乱してゴチャゴチャらしい。
このこともあってか自宅の場所は教えてくれない。
更には後述のサザナミタウンで海底遺跡調査をサボって海水浴をしていたりと、いわゆる残念な美人の側面がある。
ちなみにキャラクターデザインを手がけた杉森建氏は、2014年12月に発売された『ポケモンカードゲーム イラストコレクション』収録の「シロナの想い」について「バッジを集めてやってきた主人公を、調子乗ってんじゃないわよと迎え撃っているところだと思います」と述べており、杉森氏の構想では女王様……もとい、気が強くSっ気のある一面を持っていたらしいことが推察される。
発言録
- 「相手がトレーナーなら、勝負すればどんな人かわかる。どんなポケモンに、どんな技を覚えさせているのか、道具は何を持たせているのか、その時言葉はいらないの」
後述のガチパも、相手とのコミュニケーションであるポケモン勝負において手抜きはしないという信念の現れだと分かる。
- 「今よりも強くなる為に必要なこと?それはずっとずっとポケモンを好きでいる事かな」
彼女の最大のポリシーであり、ポケモンへの愛情は非常に深い。
彼女の手持ちは殆どは普通に野生で入手できるが、
- 進化レベルが遅い(ガブリアス、ウォーグル)
- 石、特定の場所などの特殊条件が必要(グレイシア、シビルドン、ミロカロス、ミカルゲ、ポリゴンZ)
- 懐かないと進化しない(トゲキッス、ルカリオ、ロズレイド)
- 強い技をなかなか覚えない(トリトドン、ガブリアス、ミカルゲ、ジャラランガ、ポリゴンZ)
といった進化・育成にひと手間かかるポケモンばかりであり、彼女のポケモンへの愛情の深さ、努力の跡が見受けられる。
- 「この世界が憎いなら自分一人誰も居ない所へ行けばいいだけでしょう」
アカギへの発言。彼女の決して穏和なだけではないシビアな一面が垣間見える。
ポケモンマスターズでは彼女なりにこの発言に対して思うところがあったようで、自分なりの「答え」を出したスタンスの変化を見ることができる。
- 「あたしもね、世界はどんどん変わっていけばいいなぁって思ってるの。もちろんアカギのように誰か1人だけが望む世界はダメよ。自分が望む世界……。一緒にいるポケモンも隣にいる人もいいねって笑顔になるような……。そんな世界に変えていけば、もっともっと素敵になるってあたし信じてるの」
上記のポケモンへの愛情の深さと合わせ、彼女のポケモンや人に対するスタンス、未来へのビジョンが窺える。
作中での行動
ダイヤモンド・パール・プラチナ
主人公のことはハクタイシティで出会って以来非常に気に掛けていて、チャンピオンとしてでなくあくまでも先輩トレーナーとして接してくれる。
特に『プラチナ』では
- 主人公に自分のお下がりのひでんマシンを授ける
- ハクタイシティにて、主人公に(恐らくは自身の手持ち由来の)ポケモンのタマゴをくれる。
- 「やぶれたせかい」へ同行。タッグバトルはできないが一緒に歩ける。
- 条件を満たすと自分の別荘に遊びに来てくれる
等々出番が大幅に増えた。
ハートゴールド・ソウルシルバー
「シントいせき」のイベントに登場する。
登場は短いものの、彼女の考古学者としての側面を垣間見ることができる。
ブラック・ホワイト
条件を満たすとサザナミタウンの別荘に現れる。
欲張って持っている水着を全部持ってきてしまったり、お気楽な台詞を発言したりと海底遺跡の調査という名のバカンスを満喫している様子。
「問題があります。白い水着黒い水着どちらがあたしに似合うかしら?」
夏の期間は夜中にこっそり海水浴をしているそうで、彼女の水着姿と泳ぎっぷりを見た女性の証言では「とにかくすごい」らしい。
ちなみにイッシュに滞在しているときの住まいはカトレアから借りた別荘だが、そこでも片付けができていない模様。
別荘の掃除は彼女やカトレアが帰った後にコクランがこっそりやっているらしい。
ブラック2・ホワイト2
前作と変わらずサザナミタウンの別荘に登場。他、PWTにも出場している。
前作から二年経過しているが、海底遺跡の調査はまだ続行中。
サザナミタウンが再開発されたりPWTに出場してたりと調査を阻害する要因がいくらかあった故かと推測されるが、手持ちに更に新顔を迎えている辺り目的と息抜きが逆転しているフシが……。
X・Y
本人の登場はないが、関連していると思わしき人物が複数いる。
- プラターヌ博士
シロナとは同門であり、彼が兄弟子にあたる。双方で面識があるのかは現段階では不明。
シンオウ地方の出身であり、彼女の祖父母がカンナギタウンの出身であることを匂わせる発言をしている。
衣装が白を基調とするなどシロナと対を為すようなデザインになっているほか、ポケモン勝負に対する信念、使用ポケモンの種類、性格など似た点が見受けられる。
サン・ムーン/ウルトラサン・ウルトラムーン
アローラのバトル施設「バトルツリー」のスーパーランクでボストレーナーの一人として登場する。
南国であるアローラでも衣装に変化なし。ファー付きのロングコートがすごく暑そうである。アニメの夏服を逆輸入してもよかったのではないだろうか……。
使用ポケモン
タイプにこだわりはなくチャンピオンとしてはグリーン以来のオールラウンダー。
新作が出る度に新しい手持ちを迎えており、プレイヤー次第で手持ちのパターンが複数用意されるようなキャラを除くと使用したタイプのレパートリーは歴代最多となっている(未使用なのは、ほのお、エスパー、いわ、むしの4タイプ。他はすべて使用経験がある)。
切り札のガブリアスは勿論、常にミカルゲとルカリオをパーティに投入していると言う特徴がある。
ポケモンたちのレベルは歴代チャンピオンの中でもトップクラス。
まず「プラチナ」の二回目以降のガブリアスのレベルは78。
この記録は約6年間破られなかったが、2014年「ORAS」の発売によってツワブキ・ダイゴのメガメタグロス(Lv79)に最高レベルが更新された。
(BW2のアイリスのオノノクスが、チャレンジモード二回目以降Lv83だが、これはあくまでやりこみ要素であるため含めないものとする。)
そしてその7年後には……。
所持ポケモンのレベルの高さとバランスの良さから、ポケモンリーグチャンピオンの中では歴代最強クラスと称される事も多い。
ダイヤモンド・パール
プラチナ
- ミカルゲLv.58→74
- ロズレイドLv.58→74
- トゲキッスLv.60→76
- ルカリオLv.60→76
- ミロカロスLv.58→74
- ガブリアスLv.62→78
ブラック・ホワイト
ブラック2・ホワイト2
- ミカルゲLv.76
- グレイシアLv.76
- トゲキッスLv.76
- ルカリオLv.76
- ミロカロスLv.76
- ガブリアスLv.78
PWT
- ミカルゲ
- ロズレイド
- トゲキッス
- ルカリオ
- グレイシア
- ガブリアス
PWTでのバトルの為、レベルは全て50。
サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーン
BDSP
初戦
- ミカルゲLv.61
- ロズレイドLv.60
- トリトドン(西の海)Lv.60
- ルカリオLv.63
- ミロカロスLv.63
- ガブリアスLv.66
※ダイパの手持ちと同一。
再戦
- ミカルゲLv.74
- ロズレイドLv.74
- トゲキッスLv.76
- ルカリオLv.76
- ミロカロスLv.74
- ガブリアスLv.78
※プラチナの手持ちと同一。
再再戦
- ミカルゲLv.84
- ポリゴンZLv.85
- トゲキッスLv.86
- ルカリオLv.86
- ミロカロスLv.84
- ガブリアスLv.88
バトルタワー
パターンA
- ルカリオ
- トゲキッス
- ガブリアス
パターンB
- トゲキッス
- ミロカロス
- ガブリアス
パターンC
- トリトドン
- ルカリオ
- ガブリアス
攻略
DPt
バランスタイプのパーティであるが、技構成はほとんどフルアタなのでほとんど変化技を気にせず弱点を突くゴリ押しで対処できる。
最大の難所はやはり切り札のガブリアスで4倍弱点のこおり技でも不一致なら耐えてしまうことが多い。
もしすぐに倒すのが辛いようであれば耐久力のあるポケモンにチェンジして体勢を整えたり、ギガインパクトの反動の隙を狙って一気に畳みかけよう。
BW・BW2
クリア後にサザナミタウンにあるカトレアの別荘に訪れると、春・夏の時だけ一日一回勝負ができる。秋・冬になるとシンオウに帰ってしまうが、まだ一度も会っていない場合は対戦可能。
また、一度も勝てていない場合に秋・冬になった時は勝てるまで居残っていてくれる。
これも挑戦チャンスは一日一回。
レベルを合わせているのか『プラチナ』に比べると少々弱体化した感もあるが、手持ちのバランスの良さはイッシュチャンピオンのアデクを上回る。
BW2では若干手持ちが変わりレベルも上昇。技構成もより凶悪になっており、プラチナ以上の強敵として立ちはだかる。
チャレンジモード時のガブリアスはLv82に到達する。
貰える経験値は大きく、所持金もすぐ近くのブルジョワ一家との対戦で補えるので負けてもあまり問題ない。
殿堂入りに向けて稽古してもらうのもいいだろう。
ちなみに上記の通り、彼女に勝利後の別荘にはイッシュの女性四天王(春)、女性ジムリーダー(夏)が遊びに来るようになり、女の園と化す。
シロナだけでなく訪れた女の子達のガールズトークも必見である。
PWT
ミロカロスが抜け、ロズレイドが再加入。
シンオウ地方で初登場したポケモンで構成されている。
先発のガブリアスでつるぎのまい+げきりんのゴリ押しときあいのタスキで確実につるぎのまいを舞ってくる戦法が非常に厄介。
その他のポケモンも変化技を織り交ぜてくるので、単純な攻めでは倒せない。
SM・USUM
他のボストレーナー同様手持ちはランダムで技構成や持ち物も複数のパターンがある。
さらにルカリオとガブリアスはメガシンカさせてくることがある。
メガシンカできるポケモンが2匹も控えてるのがどれだけ恐ろしい事かが肌で分かるだろう。
BDSP
パーティはリメイク前と同様なのだが、全ポケモンが5V、努力値調整済みに加えて、技構成や道具が明らかに対人戦を意識したとしか思えないようなガチ構成となっており、リメイク前よりも攻略難易度が大幅に増している。
どのポケモンも非常に強力なのだが、特に難敵として挙げられるのがガブリアス、ミロカロスの2体。
ガブリアスは高レベルなのに加え素早さに努力値が振られており、レベル60程度ではまず抜かれる。
技もそれまで隙となっていたドラゴンダイブとギガインパクトがそれぞれドラゴンクロー、つるぎのまいに変更され、積んでからの全抜き性能が大幅に向上している。
新たにガブリアスの天敵となったフェアリータイプ対策にどくづきを採用しており、安直に並の耐久のフェアリーを出しても返り討ちにあう。
さらにヤチェのみを持っており、下手な氷技では耐えられてしまう。
おまけに特性も隠れ特性のさめはだである。
ミロカロスは努力値がHP・防御極振りなのに加え、かえんだまによるふしぎなうろこの能動発動により物理方面は鉄壁。
かといって下手な特殊はミラーコートで倍返しされ、じこさいせいで回復されるといういかにタイプ相性が良くとも生半可な攻撃では突破できない要塞となっている。
ダイマックスやメガシンカといったパワーアップシステムが存在せず、使用できるポケモンが限られている事や他の四天王のガチ構成具合も総合すると歴代でも最高クラスの難易度と言え、歴戦のガチ勢からですらも苦戦したという報告が多数上がっている。
これだけでも相当な難敵であるが、再再戦ではレベルが大幅に上がり、ガブリアスのレベルがレッドのピカチュウと同じ88に到達。
しかもパーティのレベル平均ではレッドを上回っている。
さらにロズレイドに代わりポリゴンZが加入し、耐性・火力共に強化。
おまけに5V・努力値は継続の上、技構成や道具に至っては据え置きどころか強化されており、レッドとはレベル以外比較にならない。
現状、本作では個体の厳選・育成難易度が高い(=対抗できるポケモンを用意しづらい)こともあり、まさしく歴代最強のトレーナーと呼ぶにふさわしい強さであり、撃破するのは非常に困難な挑戦となるだろう。
総じて直近作であるポケモン剣盾のダンデ同様「対人戦でどういうポケモンが強いのか・どんな技構成が有効なのか」が突き詰められ反映されている歯ごたえのあるチャンピオンに仕上がっているが、一方で、その分初心者には厳しい相手にもなってしまっており、今回の仕様変更はプレイヤーの間でも賛否両論となっている。
- 対策
勿論、対策が全くないわけではない。
初心者にもできる攻略法としてよくおすすめされるのは、トリトドン若しくはミロカロスを起点にギャラドスに「りゅうのまい」を最大まで積ませてゴリ押ししていく方法。
レベルにもよるが、最大まで積めば大抵の相手には先制できるうえ、「こおりのキバ」を覚えさせておけば切り札であるガブリアスも運が良ければ一撃で仕留めることができる。
ただし、「こおりのキバ」はノモセシティにいるわざ教えマニアに思い出させてもらわなければならない点には注意。
212番道路と214番道路で隠しアイテムとしてハートのウロコが拾えるので、それを使って思い出させてあげよう。
それでもどうしても勝てないという場合は、チャンピオン戦では70代後半~80代程度まで上げると多少は楽に突破できるので、地下大洞窟等も活用して十分なレベリングをしてから挑むとよい。
ちなみにシロナの手持ち全員が耐性を持たない技タイプはひこうタイプのみ。
初戦に限ればじめんタイプ、初戦と2戦目に限ればゴーストタイプ、3戦目に限ればフェアリータイプにも耐性を持たない。
アニメ版
アニポケ
CV:櫻井智
「ダイヤモンド&パール」第40話で初登場。
アイス選びに1時間も悩んだり、おにぎりとサンドイッチのどちらを食べるか悩んだ結果アイスを買うなどアイス大好きキャラ。
他にもジープの運転やポケモンへのプロ並みの治療を披露した。
シンジと対戦しズイの遺跡の言葉を用いてシンジとサトシの関係をフォローしている。
また、152話でサトシ達と伝説ポケモンのユクシー、エムリット、アグノムと協力し、ディアルガ・パルキアに対抗する等アニメ独自の設定で存在感を示した。
サザナミタウンで休暇中で、サトシたちのコーチ役を務めたほか、ポケモンワールドトーナメント・ジュニアカップに特別ゲストとして出演した。
水色を基調としたノースリーブの夏服となり、履物もサンダルに変わっている。
エキシビションマッチではスパンコール素材のようなピンクのマントも着用した。
アイリスには一目で懐かれており、彼女のキバゴが「ギガインパクト」を習得するきっかけを作り、イッシュ地方ではツンベアーアイスに夢中になっていた。
お釣りをもらい忘れたりとうっかり屋さんな面も見せている。
その後、新無印77話ラストで再登場。
サトシとデンジのポケモンWCS公式戦を会場外のテレビで観戦しており、試合後のデンジの口から、彼女がマスターズエイトに名を連ねている事が明かされる。
そして83話で、9年ぶりに声出しで再登場。
ジョウト地方で起きていた「永遠に続く夜」の謎を突き止めるべく、サトシやゴウと共に謎を解明。
その後、BDSP発売記念特番となった89話にも登場。後述のポケマスを反映したのかジャラランガを使用。
更に、LEGENDSアルセウス発売記念の特別編「神とよばれしアルセウス」にも登場。登場時には、ポケマスのマジコスでのヘアスタイルをしていた。
サトシが、キバナとの入れ替え戦後のランキング発表により現時点で2位の座にいる事も判明。マスターズトーナメント初戦はBWシーズン2で知り合ったアイリスと直接対決し、貫禄ある勝利を納めるも、準決勝でサトシとの勝負に敗れた場合にはバトルから離れる意向でいることが判明し、それをカルネに伝えた。
サトシとの準決勝前にて、相棒であるガブリアスはシンオウ地方の最初のポケモンではなく、卵から孵したフカマルから育てたと言う。また、オフの日であるが普段の衣装と違い水色のカットソーに紺色デニムと言うカジュアルな服装に加え、お団子ハーフアップのような髪型だった。
セミファイナルでは、当然サトシよりも観察眼、戦術面、戦略面を上回り、手持ちを頻繁に交代させるなどでペースをかき乱し、カイリューやゲンガーを早々に戦闘不能にさせる。
しかしピカチュウ、ウオノラゴン、ネギガナイトの奮闘によってトリトドン、ミカルゲ、ロズレイド、ミロカロスを倒され、2対2の振り出しとなったが、サトシの最後の一匹がルカリオになった事でもうひとつの奥の手であるダイマックスをトゲキッスに使う。
一時はダイマックスしたトゲキッスの攻撃と追加効果で優位に立ちかけるも、サトシはメガルカリオで応戦し、激しい攻防の末にトゲキッスは倒れる。
そしてサトシはルカリオ、シロナはガブリアスの一騎打ちにもつれ込む。互いの想いと死力を尽くした壮絶なバトルの末に勝ったのは、サトシのルカリオであった。
敗れはしたものの、サトシとのバトルの中で多くの挑戦や研究に挑み続けた頃を思い出した事でバトルへの気持ちが再燃し、サトシとのバトルを最後に引退しようとした事を撤回する運びとなった。
映画『アルセウス 超克の時空へ』や『幻影の覇者 ゾロアーク』にも少しだが登場している。
ちなみにアニポケオリジナルの設定ではあるが、劇場版『キミにきめた!』に登場するマコトの母は(監督曰く)シロナの親戚であるとの事。
マコトもシンオウ地方の出身である。
髪飾りがなく茶髪であるなどの違いはあるが、意図的に似せたとの事であり、線画の段階では本当にシロナ本人に見えるほど似てしまったらしい。
ゲームに登場するシロナの妹も茶髪であるが、その事をスタッフが意識したのかは不明。
マコトの母も地元では有名な凄腕のトレーナーだという。
使用ポケモン
ポケモンを繰り出す際はそのポケモンに合うような口上を言う。
繰り出す際の口上は、「天空に舞え!ガブリアス!」
- トリトドン(西):DP96話で初登場。
繰り出す際の口上は、「波涛より来たれ!トリトドン!」
- グレイシア:BW2(イーストイッシュ編)1話で初登場。メロエッタの氷枕を作るために繰り出された。唯一、バトル描写がない。
- ジャラランガ:新無印編89話で初登場。ポケマスに合わせての登場。
- ロズレイド:「神とよばれしアルセウス」で初登場。
繰り出す際の口上は、「咲き誇れ!ロズレイド!」
- ミロカロス:マスターズトーナメント1回戦(アイリス戦)で初登場。シロナの回想で、ヒンバスを釣り上げてから育て進化させた事が判明した。
繰り出す際の口上は、「美しき水の精!ミロカロス!」
繰り出す際の口上は「震えよ魂!ミカルゲ!」
繰り出す際の口上は、「恵の翼、ここに!トゲキッス!」
ダイマックス使用時の口上は、「そびえよ白き翼!ダイマックストゲキッス!」
ポケモンジェネレーションズ
CV:遠藤綾
11話「新しい世界」に登場。
ギンガ団を止めるべく、『やりのはしら』に駆け付けた。
他媒体
ポケモンマスターズ
CV:園崎未恵
通常
相棒ポケモンはガブリアス。
メインストーリーの序盤から姿を見せており、その後、2020年元旦のフェス限定バディーズとして実装された。
実装期間中にエピソードイベント「ふたりの王者」が開催され、同じく限定バディーズであるワタルと共に登場した。
メインストーリーでは、度々ブレイク団の騒動の沈静に力を貸している。
WPMでは、準々決勝(メインストーリー27章)にて、後述のマジコス衣装で主人公チームと対戦する。チームメンバーはカトレアとコクラン。
なお、残念な美人としての側面も、直るどころか更にダメな方向に走ってしまっているようである……
タイプは「じめん」でじしんをメインに攻撃する全体物理アタッカー。
メガシンカさせるとスキルによって地面タイプに変化したきりさくによる単体攻撃でも活躍出来るエースアタッカー。
プラスパワーにより攻撃、トレーナー技で急所率と素早さを上昇でき、バフも自己完結している。
天候が「すなあらし」の時に大きく火力が上がり、トレーナー技の効果も倍増する。
しかし自分では「すなあらし」を起こせないので、アセロラ&シロデスナなどの「すなあらし」を起こせるパートナーや、回復役サポーターと組ませたいところ。
実装当時は充分な戦闘力を誇ったのだが、時が経つにつれてインフレが進み、シロナの立ち位置はかなり危うくなってきている。
その理由として、メインウエポンのじしんであるために威力が分散してしまい、数値ほどの火力が出せないこと。
バディストーンボードにバディーズ技の威力を倍増させるパネルがないため、最も火力が期待できるバディーズ技における火力が他のバディーズほど期待できない点がある。
そして最も肝心なのが、最大限のパフォーマンスをするためには砂嵐が必須である点にある。
このためバフが自己完結型でありながら編成の自由度が損なわれ、他の自己完結アタッカーに大きく劣る結果になってしまっている。
それでも運営が一向に新規地面バディーズを実装しなかったことから、長らく数少ない高い戦闘力を誇る地面アタッカーという希少性を保っていた。
しかしマスターバディーズであるマツブサ&グラードンが実装されたことで、その立ち位置からとうとう退くことになる。
翌月にシロナと高相性と言える地面サポートであるノボリ&ドリュウズが実装されたことで、編成の自由度という観点は多少改善されたが、それでもマツブサの高火力には遠く及ばない。
砂パアタッカーという観点においても、やはりバディーズ技の強化パネルがないという点が足を引っ張り、他の砂パアタッカーに大きく後れを取っている。
トレーナー、ポケモンの両方が人気のあるシロナ&ガブリアスのこの現状を嘆いているファンは多く、運営に何かしら強化を望む声が後を絶たなかった。
2022年8月25日のポケマスデーから過去に実装されたバディーズの強化が行われる事が発表され、その第1弾目としてシロナ&ガブリアスが抜擢された。
ボードの強化が行われ攻撃+20と素早さ+20が技レベル1、砂嵐時B技威力上昇5と抜群時威力上昇5が技レベル2、攻撃上昇分B技威力上昇と登場時攻撃上昇1が技レベル3で取得可能になった。
2つのB技威力上昇と4つのB技強化パネルを取得するとB技の火力指数が35.4万まで伸び、マジコスサカキ&ニドキング(B技火力指数29.7万)やマツブサ&グラードン(B技火力指数20.8万)を上回る数値にまで成長した。
じしんに関しても抜群時とはいえ威力上昇パネルが追加されたことでじめん弱点相手には更に強く出れるようになった。
マジコスの方はマジコスシロナを参照
関連イラスト
シロナOnly
Withポケモン
関連タグ
ヒカリ(トレーナー) コウキ(トレーナー) アカギ(ポケモン) カトレア(トレーナー) ウォロ
シキミ カルネ(トレーナー) ドラセナ(トレーナー) プラターヌ博士
ウォロ、コギト:いずれも『LEGENDSアルセウス』に登場するキャラクター。容姿がシロナに似通っていることから先祖・子孫にあたる関係性なのではないかと注目が集まっている。
メーテル:『銀河鉄道999』の登場人物。「金髪ロング」「全身を覆う黒い衣装」「ミステリアスな年長の美女」など、オマージュ元にしている節がある。
他地方チャンピオンタグ
レッド(ポケモン) グリーン(ポケモン) ワタル(トレーナー) ツワブキ・ダイゴ ミクリ(トレーナー)