概要
強靭なアゴと毒針を持ち、翅で飛翔し、巣を作ったり、おなじみの黄色と黒のカラーで描かれることが多いが、毒針の無いもの、メタリックなものなど、姿は案外にも多様である。
花の蜜を集めるイメージが強いが、実際にはかなり肉食寄りの雑食の種が多い。
社会性の種ではオス蜂は生殖の役割しか果たさず、数も少ない。女王蜂を含め雌がほとんどを占める女系社会である。
特徴
大アゴ
主に他の昆虫を捕食したり、木材を噛み砕いたり、葉を切り取ったりするのに使う。
ハナバチ類は大あごが小さく、花の蜜を吸うための器官が発達。
英語名
英語には「蜂」のような全部をまとめた単語はなく、分類されている。
主な種類
こぼれ話
クロスズメバチやミツバチ、スズメバチ、アシナガバチの幼虫や蛹は高級珍味として食用になる。調理方法は佃煮から生食まで様々、特にクロスズメバチの幼虫は長野県の隠れた名物として有名である。
青森県ではマメコバチにリンゴの授粉作業を手伝ってもらうため、ヨシの茎束を使う。
セイヨウマルハナバチは外来種の中でも産業上重要なため、厳重な管理が求められる産業指定外来種として登録されている。
天敵の熊同様怖く描かれたり、かわいく描かれている。
また、蜂が黒色を狙ってくるのは、クマの色を連想するからである(諸説あり)。