基礎データ
全国図鑑 | No.0040 |
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カントー図鑑 | No.040 |
ジョウト図鑑 | No.045 |
ホウエン図鑑 | RSE:No.139 ORAS:No.144 |
イッシュ図鑑(BW2) | No.283 |
マウンテンカロス図鑑 | No.121 |
アローラ図鑑(SM) | No.136(アーカラ図鑑:No.063) |
アローラ図鑑(USUM) | No.169(アーカラ図鑑:No.070) |
ヨロイ島図鑑 | No.013 |
パルデア図鑑 | No.061 |
ローマ字表記 | Pukurin |
ぶんるい | ふうせんポケモン |
タイプ | ノーマル / フェアリー(第6世代~) |
たかさ | 1.0m |
おもさ | 12.0kg |
せいべつ | 25%♂・75%♀ |
とくせい | メロメロボディ / かちき(第6世代~) / おみとおし(隠れ特性) |
タマゴグループ | ようせい |
各言語版での名称
ドイツ語 | Knuddeluff |
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英語・スペイン語・イタリア語 | Wigglytuff |
フランス語 | Grodoudou |
韓国語 | 푸크린 |
中国語(簡体字・繁体字) | 胖可丁 |
中国語(香港) | 肥波球 |
進化
概要
『ポケットモンスター 赤・緑』(初代)から登場しているプリンの最終進化系。
身長が伸び、それまでのまん丸ボディからやや細長い俵型へ体型が変化した。体色は変わらずピンク色だが、口周りから腹部にかけてが白くなっている。耳はウサギのように長くなり、前髪状の部分は跳ね上がった。
きめ細やかで、しなやかさと柔らかさを兼ね備えた毛並みは極上の肌触りであり、一度触ると離したくなくなってしまうほど。特に額の巻き毛は天にも昇る手触りらしい。抱き枕がわりに抱きしめて添い寝しようものなら、暖かな体温とふわふわとした弾力を伴って最高に気持ちが良いという。
この体毛は季節の変わり目で抜け落ちるため、その抜け毛を集めて紡ぐことで作られる毛糸は高級品として扱われている。かつては毛皮そのものが取引対象だったが、保護法が確立した現在は上記の毛糸にしての取引が主流のようである。
身体の優れた弾力性・伸縮性にもより磨きがかかり、プリンの頃よりも発達した肺活量で大量の空気を吸い込むことで、最大20倍の大きさにまで膨らんだ記録もある模様。プクリン同士の勝負で大きさを競うほかに、外敵を威嚇したり撃退するために膨らんだままのしかかり圧し潰すこともできる。残念ながら、大変似合いそうなキョダイマックスは実装されなかったが。
また、常に潤って見える大きな瞳には涙でできた薄い膜が表面に張られており、この膜で埃などから目を守っている。
これもプクリンの可愛さをより引き立ててはいるのだが、『青』版までのグラフィックでは遠近感を出そうとしたのか左右の目の大きさが異なっており、かなり不気味なポケモンと思われていた過去もあったりする。未だにサジェストに「怖い」が上がってくることがあるほどである。
色違いはピンク色がやや薄くなり、瞳が青色から黄緑色に変わる。
ゲームでの特徴
ノーマルタイプは初代から豊富にいたということもあり、本編では中々有名トレーナーの手持ちに入らなかった。最初の例と言えるのが『BW2』(第5世代後期)におけるアカネのPWT出場パーティで、登場から実に16年越しのことである。
派生の『ポケモンスタジアム』シリーズの方がよほど早く、それとて第1作には出場が見送られたという程度の扱いであった。
ファンシー系の一角ではあるものの、その点がピックアップされる機会もあまり無く、どこかピクシーやラッキー系統の影に隠れてきた感がある。
番外作品の一部では妙な存在感を放っていることもあったが・・・(後述)
『SM』では、キャプテン・マツリカが繰り出してくる。アブリボンとの関係がピックアップされやすいので見落とされがちだが、このマツリカとは地味に縁が深く、後に『LPLE』で幼少期の姿が描かれた際にも進化前のプリンを連れていた。
『SV』では、スター団フェアリー組チーム・ルクバーのボスであるオルティガの手持ちに入った。
対戦での評価
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 | |
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初代 | 140 | 70 | 45 | 50 | 50 | 45 | 400 |
第5世代まで | 140 | 70 | 45 | 75 | 50 | 45 | 425 |
第6世代から | 140 | 70 | 45 | 85 | 50 | 45 | 435 |
※初代では「とくこう」「とくぼう」が「とくしゅ」に纏められていた。
HPが際立って高いがそれ以外は並以下で、合計ステータス自体、2回進化のポケモンの中ではワーストに入る低さである。
初代では序盤から入手でき、流石に進化前相手なら壁役として運用することもできなくはなかったが、その場合も技が大変残念なことになった。
『BW・BW2』(第5世代)では隠れ特性として「おみとおし」を獲得したが、これまた微妙な性能。
進化前のプリンがなまじ優秀な特性と有用なアイテムを得てダブルバトル・トリプルバトル限定ながら一線級のポケモンとなってしまったため、実態以上の残念さが漂った。
だが、『XY』(第6世代)で状況が大きく動く。
フェアリータイプの追加でノーマル・フェアリー複合に変化。元のノーマルを消して単フェアリーとなったピクシーや、単ノーマルのまま残留したラッキー系統とは異なる道を歩み始めたのである。
さらに、ステータス調整の対象にも入り「とくこう」が上昇。これに噛み合う新特性「かちき」まで取得し、特に発動機会の多いダブルバトル・トリプルバトルにて、プリンとも異なる特殊アタッカーとして活躍の場を得た。
もっとも、「かちき」の発動ありきな点は否めない。
一致技も「ばくおんぱ」「ムーンフォース」は習得できず、「ハイパーボイス」「マジカルシャイン」に留まるため、シングルバトルではどうしても火力不足に陥りがちである。
一応、威力100以上のタイプ一致特殊技として、癖のある「りんしょう」と「はかいこうせん」はあり、「かちき」が1回でも発動すれば「てきおうりょく」ポリゴンZを軽く凌ぐ火力を出せるのだが。
『ORAS』では同じタイプで耐久に優れたメガタブンネが登場した。プクリンと異なりタイプ一致の回復ソースも持っている。
とは言え先方はメガシンカポケモンであり、通常のタブンネにフェアリータイプが追加されたわけでもないとあって、さほど激しい競合にはなっていない。
『剣盾』(第8世代)では追加コンテンツの「鎧の孤島」で解禁。環境トップにいたドラパルトに対してタイプ相性上圧倒的に有利なため、期待された。
さらに、新たなフェアリー技「ミストバースト」を習得。普通に使えば自爆技になるため、ダイマックス技に還元しての運用が主となった。
ただ、ダイマックス同士の対面ではタイプ相性上ダイドラグーン・ダイホロウ無効、ダイアーク・ダイワーム半減と「かちき」を発動し難いジレンマを抱えてもいた。
『SV』(第9世代)ではわざマシンの仕様変更の恩恵を大きく受ける形となっており、「サイコショック」「あくのはどう」「エナジーボール」「ちょうはつ」「アンコール」「めいそう」など、覚えそうで覚えなかった技を一挙に習得した。
新技からも「くさわけ」「ひやみず」などを習得したほか、使い所があるかどうかはともかく「ゆびをふる」の使用者にもなった。
一方で「ばくおんぱ」「ムーンフォース」は相変わらず習得できないままである。新要素のテラスタルと「テラバースト」については、立ち回りの選択肢が多い点と元のタイプが独特である点から、優先度は低めとされた。
使用トレーナー
ゲーム版
- ナツメ:ジムリーダー(カントー)※1
- カンナ:四天王(カントー)※1
- カスミ:ジムリーダー(カントー)※2
- アカネ:ジムリーダー(ジョウト)※2※3
- ラニュイ:バトルシャトレーヌ
- マツリカ:キャプテン(アローラ)
- ユウミ:プクリンマスター
- オルティガ:スター団フェアリー組チーム・ルクバーボス
- オイチ:ブショー
※1:『ポケモンスタジアム2』
※2:『ポケモンスタジアム金銀』
※3:『ポケモンBW2』の「ポケモンワールドトーナメント」
アニメ版
漫画版
番外作品など
『ポケモンカード』
ポケモンカードゲームシリーズでは「ともだちのわ」という技をひっさげて登場。これは控えポケモンが多ければ多いほど威力が上がるという、どことなく「ふくろだたき」を彷彿とさせる技である。いいのかそんな技で。まあ、ともだちの声援が多いほど威力が上がるとも考えられるので、物は考えようである。
比較的少ないコストで発動ができるためなかなか強力で、他の技の性能も悪くないため、おかげでこのプクリンはゲーム版(ポケモンカードGB)に登場するキャラのデッキに4枚積みされていたり、漫画版(めざせ!! カードマスター)のライバルのデッキの切り札を務めていたりする。
クールな性格として設定されているライバルが「ともだちのわ」持ちのプクリンを駆使して主人公を追い詰めていく様はなかなかシュールである。
後述のポケダンでのプクリンの口癖は「ともだち」であるが、以上の経緯を踏まえた設定ではないかとも言われている。
『ポケモン不思議のダンジョン』
プクリンと言えば、本編よりもむしろポケダンでの活躍を思い浮かべる人の方が多く「プクリンはポケダンで株を上げた」とも言われるほどの存在である。
救助隊シリーズではポケモン広場で「ともだちエリア」を販売しており、「ともだち~ともだち~♪」はこの頃からのネタ。
探検隊シリーズは「おやかたさま」を参照。
『ポケモン+ノブナガの野望』
プリンに引き続きオイチのベストリンクポケモンに指定されている。
特性も全てプリンのものを引き継ぐ。
技は自身の周囲全体を攻撃する「ハイパーボイス」に変わる。
『ポケモンユナイト』
諸元
ロール | サポート |
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タイプ | 特攻 |
攻撃範囲 | 近接 |
進化 | プリン→プクリン(レベル4) |
わざ1 | はたく→おうふくビンタ/マジカルシャイン(レベル6) |
わざ2 | まるくなる→ころがる/うたう(レベル4) |
ユナイトわざ | スター☆リサイタル(レベル8) |
とくせい | メロメロボディ |
価格 | 8000コイン/460ジェム |
サービス開始時のメンバーに選ばれた。ベイビィポケモンは参戦させない方針から、ププリンは外れている。
攻撃判定がある技も多く、ある程度能動的に動けるバランス型寄りのサポーターとなっている。
最初期は原作再現なのか全体的に能力が低めに抑えられており、必然的に評価も低かったが、ファーストシーズンが終わらない内に超強化が入り、一気に環境のトップクラスに躍り出た。
流石にどうかと思ったのか、後に改めてバランス調整が行われ、中堅程度に落ち着いている。
わざ1は相手の移動速度を下げる追加効果を持ち、「おうふくビンタ」が本編同様にランダム性のある狭範囲攻撃、「マジカルシャイン」がやや出の遅い広範囲攻撃と、一長一短な選択になっている。
わざ2は相手の動きを止めるものだが、「ころがる」が前方への移動攻撃で吹き飛ばすのに対し、「うたう」が本編同様に純粋な妨害技と、方法が大きく異なっている。
また、ゲーム内の説明には無いが「ころがる」は障害物に当たるとわざ1が即座に再使用できるようになり、「うたう」は効果中自身の移動速度が速くなるという仕様が当初より確認されている。
ユナイトわざは自身と周囲の味方の状態異常を回復し、シールドと妨害無効を付与するもの。その後しばらく移動速度上昇と技の使用間隔短縮が続き、効果が切れた時点でシールドが残っていた場合はHP回復に回す。
ホロウェアは当初、眼鏡とニット帽の「たきびスタイル」やナイトキャップ付きパジャマの「おやすみスタイル」といった汎用のデザインが続いていたが、2022年のイースターではカラフルな卵を乗せた「パステルスタイル」、バトルパスシーズン9ではふんわりとしたドレスの「うたひめスタイル」と、プクリンのイメージに合わせたものも追加されるようになった。
『ポケモンマスターズ』
報酬で貰えるタマゴから孵化するププリンを主人公のバディにする事が可能で、最終進化させる事もできる。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- スイートのプクリン
- 『ミュウツーの逆襲』のゲストキャラ・スイートの手持ちでTVアニメに先駆けて初登場。油断している時にミュウツーに捕まってしまうが、後にサトシにより助けられる。
- 『EVOLUTION』では、スイートに庇われるも隙を突かれて捕獲されている。
- 無印編69話
- 本編初登場。映画監督のヒート南野が撮るポケモン映画の主演女優を務める。
- 非常にプライドが高いのか、ニャースが「こんな顔したのがヒロインだニャんて」と言っただけで「おうふくビンタ」でボコボコにしている。あまりの性格の悪さに他のポケモンが逃げ出す中、相変わらずボーっとしていてただ1匹残ってたカスミのコダックと競演する事になる。
- その後、映画のオーディションで落ちた腹いせに襲ってきたロケット団の妨害で連れ去られそうになったが、コダックがねんりきでロケット団をはるか彼方へ飛ばしてプクリン達を救い、これがきっかけでコダックに好意を持つように。
- ハーリーのプクリン
- AG181話から登場。本来の可愛いイメージとはかけ離れた邪悪な目つきをしている。ふうせんポケモンの特徴を活かして、空中で自分の中の空気の量を調節し攻撃を避けるという戦法を使う。
- グランドフェスティバル本戦・二次審査のコンテストバトルではハルカに苦戦を強いたが、「身体が風船で出来ているなら爆風に耐えられない」事に気づいたハルカに2発の攻撃をぶつけた爆風でバランスを崩され、そこに攻撃を受け敗れた。
その他
※カロスのアシスタント除く
無印 | 169話・266話 |
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DP | 10話 |
BW | 143話・144話 |
XY | 1話・2話・109話 |
SM | 40話・90話・130話・144話 |
新無印 | 58話・136話 |
めざポケ | 5話 |
劇場版 | 光輪の超魔神フーパ・ボルケニオンと機巧のマギアナ・ココ |
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- 3話:ぐるみんの動画によれば、このシリーズでもジョーイさんのアシスタントポケモンとして活躍している模様。
アニメ『ポケダン時の探検隊・闇の探検隊』
ポケダンアニメでも登場。声優は小林ゆう。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- ブルーのぷりり
- 性別:♀️・特性:メロメロボディ
- 性格:のうてんき・個性:からだがじょうぶ
- ブルーの幼馴染ポケモン。5章のトレーナータワーで水の究極技「ハイドロカノン」を発動したカメちゃん(カメックス)を支える為、「つきのいし」でニドちゃんと共に最終進化する。
- プリン時代はとりポケモンが苦手な彼女の主な飛行要員としても活躍していたが、進化して以降の描写がなく、13章では新たに手持ちに加えたプリンのリリリに乗っている。
〈ブルーの手持ち〉 |
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ぷりり (プリン→プクリン♀️) |
カメちゃん(ゼニガメ→カメール→カメックス↔️メガカメックス♂️) |
メタちゃん (メタモン) |
ニドちゃん(ニドラン→ニドリーナ→ニドクイン♀️) |
ピッくん (ピッピ→ピクシー♂️) |
ブルー (ブルー→グランブル♂️) |
ケーちゃん(ケーシィ♀️) |
リリリ (プリン♀️) |
タッちゃん(タッツー♀️) |