CV:井口裕香
概要
麺のエナジー妖精メンメンに力を分けてもらい、キュアヤムヤムに変身する。
誕生日は7月11日(febriのインタビュー記事より)。ちなみに演じている井口女史とは同じ誕生日だがこれは偶然で、この日はラーメンの日であることが設定理由となっている。
よくしゃべるキュートな中学2年生(2年3組)。
食べ物への好奇心が旺盛で、テンションが上がるとエキセントリックかつ個性的な表現でおしゃべりが止まらない。
キュアスタで食べ物のことに関する投稿をこっそりとやっているらしい。ハンドルネームは『ちゅるりん』。
一人称は「らんらん」。愛称・あだ名を自分の一人称として名乗るのは、プリキュアシリーズでも珍しいケースである。プリキュア変身時は正体秘匿のため「ヤムヤム」となる。
口癖は「はにゃー!」「はわわ」であり、驚いた時などに多用する。怒った時は「はんにゃ〜!」と叫ぶ。
個性的な言動が目立つ半面、第7話では生徒会長・第11話では拓海などの先輩に対し正しい敬語を用いて話しており、常識的な面も持ち合わせている。
下の項目の家族構成を見ればわかるが弟、妹がいるお姉さんなのでその関係で普段の言動は別としてこいう所は、しっかりしている。
名前の由来は恐らく『中華』『満漢全席』『春爛漫』。また相棒のメンメンと合わせるとラーメンとなることから、そちらも含むと思われる。
家族構成
※華満家も参照。
実家はラーメン屋「ぱんだ軒」を経営。
第7話で両親が初登場した。
その妹と弟は放送前からいることが判明していたが、第26話で初登場した。らんは3人姉弟の長姉にあたる。弟妹からは「らんちゃん」と呼ばれている。妹付きのプリキュア戦士は『スター☆トゥインクルプリキュア』のユニ(キュアコスモ)(1000人の兄弟姉妹がいるシリーズ初にして唯一の真ん中っ子キュア。)以来であり、地球人としてでは天宮えれな(キュアソレイユ)以来となる。
容姿
明るい栗毛の髪で三つ編みを輪っかにした髪型。
瞳の色は赤みがかった茶色。
体格は比較的小柄で、初期メンバー3人の中では最も背が低い。
※NeoApoより
服装
私服(春)
黒いインナーの上からオレンジの襟が付いた七分袖の黄色い肩出しトップスを着ており、デパプリメンバーの中では唯一、エメラルドグリーンのホットパンツを穿いているのが特徴。
足には黄色いショートソックスとオレンジのスリッポンを履いている。
首には鳴門巻きを模したペンダントをかけている。
私服(夏)
白く、緑色の横縞模様の入ったシャツを着用している。
インナーは首元がリボン状になっているオレンジ色のキャミソール。
私服(冬)
濃いオレンジ色のパーカーの上に、パンダを意識した白と黒のアウターを着用しており、左胸元にはパンダのワッペンが付いている。
制服(冬服)
リボンタイを黄色にアレンジし、上着は指定のセーラーブレザーの上に左胸にパンダマークの入った黄色のカーディガンを着用している。また、スカート丈が膝上である。
靴下は私服時と同じく黄色いショートソックス。
制服(夏服)
ターコイズブルーカラーの落ち着いた雰囲気の制服。
冬服と同様にスカート丈は膝上、靴下も黄色いショートソックスである。
人物像
明るくおしゃべりが大好きな性格。
普段は享楽的な言動が目立つが、本当は責任感が強く繊細な心の持ち主で、自分を責めてしまったり悩みを一人で抱えてしまうこともしばしばある。また、弟や妹の世話をしてきたこともあって赤ん坊の扱いにはなれているとのこと。
自分が好きな事象を目の前にすると、その尊さを大仰な詩的表現で称え出すという癖があるが、これは自分でも止められないらしい。
ただ、周囲から見るとハイテンションで独り言をブツブツ語っているように見えるため、幼少期の頃は周囲から「変な子」扱いされていた。このことはらんにとって根深いコンプレックスになっており、小学生の頃は他人と接することを避けていた。
しかし、自分の本当の思いをSNSで投稿するようになったことで前向きな気持ちを取り戻すことができたのだという。
SNS上では「ちゅるりん」のアカウント名でグルメ系の投稿を続けており、らんのほとばしる情熱をぶつけるような大仰な表現が常となっている。それなりのフォロワーをもつ人気アカウントとなっており、学校の生徒の間でもちゅるりんのファンはそれなりにいる様子。
しかし、らん本人は自分がちゅるりんということは周囲には隠している。プリキュアに覚醒してゆいやここねと仲良くなった後も自分から話すことはなく、ゆいに「ちゅるりんの正体はらん」と遠回しに指摘されたことで赤面しながら渋々認めたくらいである。これは上記のコンプレックスが今でも尾を引いているからであり、第16話はその点を主題に扱ったエピソードとなっている。
なお、YouTubeで配信された『キュアヤムヤムへ100のしつもん♡』で好きな教科に対して聞かれた時に困ったように悩んでいたことからあまり勉強は好きではない模様。実際に75問目の「にがてなものはある?」という質問には「勉強」と回答していた。また、54問目と91問目の「今何問目?」という質問に対して「100問目ぐらい?」と「200問くらい?」答えていたことから、頭の回転もあまり速いわけではないようだ。
先述の通り勉強が苦手という自覚はあるが、第11話ではここねからの「Is this my pen?(これは私のペンですか?)」という問題は正しく回答できていた。私立の中学に通っているという点を考慮すると、「シンプルで基本的な問題はできるが応用が利かない」タイプといえるだろう。ただ、先述のここねからの問題に対して「これいつ使うの?」「自分のペンかどうか見ればわかるじゃん。」と疑問を持っている。このことから、実際にどう使うか、どんな役に立つかと実践方式で考える傾向があり、通常の詰め込み方式で行う学校教育とは相性が余り良くないことも原因と思われる。
また、手先が器用で第1話の「らんらん特製出前5号」を始め、第25話や第27話など自作のメカニックや妹たちのためのおもちゃを作っている(詳細はタグ「らんらん博士」を参照)。
食べ物の嗜好
YouTubeで配信されている『キュアヤムヤムへ100のしつもん♡』での質問の返答によると
1.好きな食べ物はパンダ軒のラーメン
2.今食べたいおにぎりの具は豚の角煮
3.今食べたいサンドイッチの具はとんかつ
4.今食べたいラーメンの味は豚骨
5.今食べたいパスタはカルボナーラ
6.今食べたい魚料理は煮魚
7.お気に入りの調味料は塩
8.お気に入りの味噌汁の具はそうめん
9.お気に入りの天ぷらはえび
10.お気に入りのアイスはキャラメル
11.お気に入りのケーキはモンブラン
12.お気に入りのジュースはオレンジジュース
13.お気に入りのパフェは杏仁豆腐
14.お気に入りのたまご料理はかに玉
15.目玉焼きにかける物はその日の気分で決める
16.トーストには目玉焼きを載せる
どうやら全体的に脂っこいものや高カロリーのものが好みの模様。また中華料理も好みで、料理に油を使うことの多い中華料理ともマッチしている。
余談
声優について
演じる井口裕香女史はプリキュアシリーズ初出演。
井口女史はキャスト発表時のコメントで「すごく、すごおおおおく、ものすごおおおおおおく嬉しかったです!!!オーディションの時から思い入れたっぷりだったので、受かったと聞いた時は「ギャー!」って絵に描いたように叫びました!そして泣きました。声優になってからずっと、プリキュアの作品に出演するのが夢でした。本当に本当に嬉しかったです。そして、いま夢が叶ったからこそ、ヤムヤムの魅力をいっぱい表現できるよう気合を入れて臨むぞ!と燃えました♡!アフレコが今から楽しみです!」と語った他、発表翌日に放送された自身の長寿ラジオ番組にて報告と想いを語った。
井口女史が選ばれた経緯について深澤SDはキュアヤムヤム初変身回の第7話放送当日このようにツイートしている。
各話ネタ
本編
■第1話
- 自転車に乗って本編初登場。出前の途中、ふと見ると坂道を猛スピードで下るベビーカーが、自分目がけて突っ込んでくるところだった。パニクって「はにゃ~!」と叫ぶだけで逃げるに逃げられずにいると、それを凄まじい勢いで追いかけてきた女の子が、激突寸前でベビーカーをキャッチして事なきを得た。
- しかしらんらんことらんは気が抜けて自転車ごと倒れてしまい、その女の子に心配されるが、岡持をポンポン叩き、「ハハハハ…心配ご無用。このらんらん特製の“出前5号”なら倒れても…」と、横転しても大丈夫らしい謎のテクノロジーを自慢して、「そっちじゃなくてあなたの方だよ!」とツッコまれる。その後、ベビーカーの母親と無事を喜び合っていた。
■第2話
- こんちこれまたらんらんは和食ストリートの唐揚げ専門店「とりからや」で、写真を撮った唐揚げ定食を頬張り、「はふ~、カリジュワ~」とご満悦だったが、「ほえ!?突然味が変わった!?」と何故か不味くなってしまった事にびっくり。それが店内にいた不吉な妖気漂う黒マントの少女・ジェントルーによってレシピッピが奪われた激マズ飯テロからとは、まだ知る由もなかった。
■第3話
- 今日も今日とてらんらんは洋食ストリートのカレー屋でベジタブルエッグカレーを撮った後を賞味しようとするが、背後にはまたしても不吉な黒マントの少女が……。悪辣な激マズ飯テロの魔手によってカレーの華たる香りまでバグったか、一瞬怪訝そうにするも食べてしまう。案の定レシピッピが奪われた後なので、あまりの不味さにげんなり。
■第4話
- 1年生ではバラバラだったが、進級して同じクラスになった和実ゆいが「芙羽さん!一緒にごはん食べよ…」と芙羽ここねに声を掛けようとしているのを見て「あの子ならもう行っちゃったよ。ねぇ、もしかして食堂にいるんじゃない?」とアドバイス。
- 「らんらんも行こう~♪」と自分も食堂に向かい、「はふ~!ひやシュワが滑らかなパラレルターンを描く~!」と食レポ風の感想を述べながらソフトクリームにかぶりつき、「学校始まったって感じ~!」と歓喜の声を上げる。
■第5話
- スーダラな学校生活を送るのんき者でお人好しならんらんは、今日も野菜スープを食べて「はふ~、うまとろ野菜達が口の中で愉快にヒップホップ…いやブレイクダンス?いやジャズ?あっ、フォークダンスしてるよ~!」といつもの通りユニークな表現をしつつ堪能していると、いつもの通り不吉な黒マントの少女が現われて、「ほえ!?また味が変わった!?」……。
■第6話
- 家庭科室にパムパムが現われ、学校は怪物の噂で持ち切りに。この際「怪物もやっぱり美味しいご飯が好きなのかな?」と言っていた。一見能天気な発言だが、これはある意味本質を突いていた。
- 昼休みに生徒会がパトロールする間は全校生徒は教室で待機する事になるが、おもむろに「ちょっとトイレ!」「わたしも!」と左右の席のゆいとここねが教室を出ていくのを、目をぱちくりさせながら見送る。
- ゆいとここねは、食レポをSNSにアップしている『ちゅるりん』なる人物が今まで取り上げた料理が、ブンドル団に狙われたものばかりだったと気付いた。しかも学食のエビフライの記事は、ブンドル団が私立しんせん中学校を襲った日にアップされていた。
- その頃、当の『ちゅるりん』こと、らんらんは呑気に自宅のラーメン屋である『ぱんだ軒』のラーメンの写真を投稿しつつ、「はう~!この澄んだスープ、このスープの海に素潜りして、日本記録樹立した~い!」などと全身大火傷まっしぐらの危険な事をのたまっていたのであった。
◼️第7話
- 『ちゅるりん』の手がかりを求めて『ぱんだ軒』を偵察に来たゆい・ここね・ローズマリーをお出迎えする看板娘らんらん。スープの味を絶賛するゆいに大喜びし、その素材を求めて家族で世界中を旅したという苦労話を披露する。すごいアドベンチャーの賜物だった様子。
- ゆい達の笑顔に応え、ラーメンの妖精…レシピッピが現われ、「ラーメンの妖精さんだ~!」とはしゃぐらん。どうやらゆい達だけではなく、彼女にもレシピッピが見えるらしい。
- ゆい達は当初の『ちゅるりん』探索の目的も忘れて満腹で帰ってゆくが、ぬいぐるみを忘れていった事に気付いたらんはそれを届けようとする。しかしそれはメンメンだったが、らんは何ら動じる事なく、喜んで一緒に記念撮影した後、ゆい達にメンメンを送り届ける。ここでらんはメンメンらと知り合い、プリキュアの事も知る。
「じゃあ、メンメ~ン!お友達記念に2ショット~!!」
- レシピッピについてもっと知りたいと図書室で調べていると、卑しい目をした生徒会長の菓彩あまねに「君はレシピッピを知っているのか?」と問われる。レシピッピに会いたくなったらんは彼女の提案を受け、『ぱんだ軒』で「ラーメンとセットで一品半額サービス」を実施。すると、お客さんの笑顔と共に大量のレシピッピが出てくる。喜ぶらんだったが、現われたジェントルーがレシピッピを全て捕まえてしまった。
- ゆい達がジェントルーやウバウゾーもろとも消えてしまい呆気にとられていると、激マズ飯テロの罠でお客さんが突如変わった味に失望してぞろぞろ店を出てゆく。しかしメンメンだけは引き返し、らんの元についていた。がっかりする両親の姿を目の当たりにしたらんは「らんらんがレシピッピに会いたいなんて言わなければ」と後悔の涙を流したその時、メンメンの首輪が光り出し、らんはデリシャスフィールドに転送される。
- ジェントルーに「お願い!うちの味を返して!」と訴えるが、ジェントルーはらんを嘲笑うように、「客が楽しみにしていたのは半額という値段じゃないのか?」と言い放ち、らんはショックを受ける。
- らんはジェントルーの言葉に何も言い返せず、目に涙を浮かべた。そんなときにプレシャス・スパイシー・ローズマリーの「ラーメンがおいしかった。また食べたい。」という言葉を聞き、自信を取り戻した。そして「何かと思えば、君が呼び寄せた客は安さに釣られただけ、味など気にするものか」と店の味を侮辱するジェントルーにらんの怒り爆発!大声で「はにゃーーっ!!」と叫び激怒、怒りの炎と化した。
- 「勝手な事言わないで!あんたには理解できない!あの味を生み出すために流れた汗と涙の物語を!味わった人しかわからない、口の中一杯に広がる特製スープが巻き起こすきらめく感動!爽やかな潮の旋風!あんたの想像の100万倍でもお釣りが来るくらい、あのスープは美味しさに溢れてるの!」と怒りの抗議。メンメンもらんの怒りに感化され、怒りの炎を燃やし怒りの熱血モード化、口から怒りの炎を吐き出してウバウゾーを足止めした。
- そんならんの熱い心に応えてハートキュアウォッチが出現、らんは3人目のプリキュアキュアヤムヤムに変身した。「きらめくヌードル・エモーション!キュアヤムヤム!おいしいの独り占め、ゆるさないよ!」
- 湯切り器に捕まったキュアプレシャスを、キュアスパイシーのサポートを受けながらバリカッターブレイズで助け出し、ヤムヤム・ラインズで初陣を飾ったヤムヤム。3人目のプリキュアが現われるという予想外の事態に、ジェントルーは悔しげに逃げ去って行った。
- 改めて『ぱんだ軒』のラーメンに舌鼓を打つ一同に、「ゆいぴょん」「ここぴー」「マリッペ」と早速フランクに接する。突如みんなが「それにしても『ちゅるりん』がキュアスタに載せるお店は美味しい、一体誰なんだろう?」と言い出し、照れながら「は~い、『ちゅるりん』で~す」と告白するらんだったが、レシピッピが見える事や料理への情熱から、ゆい達はとっくに『ちゅるりん』の正体がらんだと気付いていたのだった。
■第8話
- クッキングダム国王クッキング・クックイーン・フェンネルと対話するらん達4人。ローズマリーは「らんのキュアスタがブンドル団に悪用されてしまった」と語る。
- その夜、自室にて静かに怒りを燃やすらん。しかし自分のキュアスタが奴らのカモリストにされ、みんなを悲しませているとしたら…。「よし、決めた!」らんの中で一つの決意が固まった。
- 翌日、らんの様子がおかしく、ゆいやここねが話し掛けても口が3になって「ぼえ~…」「ばう~…」などと気の抜けた溜め息を漏らして上の空。そんな中、ゆいの発案で3人で『おいしーなタウン街歩きツアー』をする事に。
- 当日、PrettyHolicで待ち合わせ。まずは和食ストリートにて桜餅を堪能すると桜餅のレシピッピが現われた。ハートキュアウォッチの効果で前よりも鮮明に見えるようになり、撮った写真を喜んで眺めていたらんだったが、突如何かを思い出したらしく、またもや「びょわ~…」と気の抜けた溜め息を上げてテンションが下がってしまった。
- 次は洋食ストリートにてベーグルサンドを食べ、最後は中華ストリートにて、らんイチオシの肉まんを購入。「皮はもちもち、餡はジューシーな中華まん、そのハーモニーでジャンプしたら、宇宙まで飛んで行けそうだよ~!」と大興奮しながら、らんは桃まんをチョイス。
- 公園で食べながら、「桃まんは初めて食べたけどこれも絶品!ふにふにの皮と胡麻餡が最高過ぎ~!お布団にして寝たいくらい!」と絶賛するらんだったが、いつも通りにキュアスタにアップしようとしたところで手が止まった。訝しがるゆいとここねに、らんは無理矢理作った淋しげな笑顔で打ち明ける。「らんらん、キュアスタやめたんだ」
- 驚く2人にらんは、「らんらんのせいでお店が狙われたり、レシピッピが捕まっちゃったりするのは嫌だから、もう書かない事にしたの」と理由を語った。無理に平静を装うらんを、ゆいとここねは励ますが、「利用されるとわかってたら続けられないよ」とらんは落ち込む。
- そこへローズマリーが現れる。ローズマリーもまた、キュアスタを悪用するブンドル団に憤りを感じており、キュアスタを続けるべきだと主張、ゆいも「おばあちゃん言ってた。『迷った時こそ、他に何かいい方法があるはずだ』って」と後押しした。
- その時、ウォッチのアラームが鳴り、レシピッピのピンチを知らせた。場所はハンバーガーショップ『ダイナー』。ここも、以前にらんがキュアスタに載せた店だった。らん達4人は現場へ急ぐ。
- 駆け付けると、やはり店の料理は味が変わってしまっていた。「またらんらんのせいで…!」らんは、海老反りジャンプしながら絶叫。「絶対なんとかしてみせる!」と闘志を燃やし、戦闘突入。
- フライ返しを素体にしたウバウゾーは手強く、ヤムヤムが先陣きってバリカッターブレイズで攻撃を仕掛けるもフライ返しの特性の前にあっさり跳ね返されてしまう。さらにプレシャスとスパイシーの攻撃も弾力性でことごとく跳ね返されてピンチに。ヤムヤムは1人パニックに陥り、逃げ出すも亀裂に転倒しそうに。その時、ヤムヤムはある作戦を提案する。
- バリカッターブレイズの連続攻撃でウバウゾーの周囲の地面に無数の亀裂を発生させて、弾力性を封じて足止めし、最後はヤムヤムラインズでウバウゾーを浄化するという大活躍を見せた。
- 『ダイナー』のハンバーガーをテイクアウトしてみんなで食べながら、「溢れる肉汁を受け止めるバンズの頼もしさは、正に名コンビ!らんらんとメンメンみた~い!」と絶賛するらんは、すっかり元気を取り戻していた。「心配ご無用!らんらん、キュアスタやめないよ。テイクアウトするんだよ!」との事。美味しいお店を紹介しつつお持ち帰りの奨励でほかほかハートの過剰発生を予防すれば、レシピッピが誘き出されて攫われることも無いのだ。
■第9話
- 『ちゅるりん』のキュアスタをテイクアウト中心でリニューアル。ローズマリーの勧めでアイコンも変更しようという事になるが、「美味しそうだからラーメン」と言うらんと、「可愛いからパンダ」を推すここねは、どうも意見が噛み合わない。
- その夜、ラーメンがいいとは思いつつ、ここねの意見も無碍にはできないと悩むらん。学校の休み時間、読書中のここねにあれこれ話し掛けて休み時間が終わってしまった事を思い出し、自分のおしゃべり過ぎを反省しては、「よし決めた!今度からここぴーの話をちゃんと聞く!」と決意するのだが…。
- ここねも同じように悩んでおり、パムパムとメンメンから双方の話を聞いたゆいの発案でたこ焼きパーティをする事に。ローズマリーから友情の証のグラスを贈られ、笑顔で乾杯した後、手際良くたこ焼きを焼いてゆく。ところが、変わり種の甘いたこ焼きを食べたここねが「甘い物は食後に食べるものじゃない?」と言い出したため、またも微妙な空気が流れ始める。
- 「あっ、ここぴーって好きな物は後で食べるタイプ?もしや甘い物好き?」と悪気なく畳み掛けたところで夕べの決意を思い出し、慌てて「ここぴーの言う通り、甘い系は最後がいいかも!」とフォローするも、ここねはここねで「友達は大切にしなくては」と心に決めていたので、「でもたまには先に食べていいかも」と譲歩し、ますます二人の間はぎくしゃく。
- 見かねたパムパムの思いつきで、らんとここねは一緒にコメコメのお世話をするが、弟妹の相手で赤ん坊の対応に慣れたらんに対し、不慣れなここねはいろいろと気を回す。そしてぐずり出したコメコメの扱いを巡って、とうとう二人は喧嘩になってしまった。
- だがそこでウォッチのアラームが鳴り、一同は逃走するジェントルーを発見して戦闘開始。たこ焼き器型ウバウゾーに猪突猛進してやられそうになったヤムヤムはスパイシーに助けられるが、「ちゃんと考えて対策を」「思いつきも大切」と、ここでも二人の意見は食い違う。しかしその隙にウバウゾーが攻撃しようとした時、ジェントルーの中の『誰か』が「ダメ!」と制止し、二人は命拾い。
- そしてプレシャスの「違う味が仲良くなれば味噌も人も旨味が増す」という言葉を聞き、考えたヤムヤムはバリカッターブレイズでウバウゾーの足元を狙いウバウゾーを転倒させて前面の攻撃を封じ、スパイシーも咄嗟の思いつきのピリッtoサンドプレスで反撃させないという、お互いの主張を尊重した戦法で勝利に繋げた。
- らんはここねにメイクしてもらい、お礼にレシピッピ風にデコったハートパンをプレゼントして仲直り。「思った事を言い合えるなんて素敵じゃない。何でも相手に合わせてたら、それこそいい関係とは言えないもの」とのローズマリーの言葉通り、二人は一歩進んだ友達になった。アイコンも、ラーメンのどんぶりを抱えたパンダという、お互いの意見を取り入れたものになったのだった。
■第10話
- オムライス屋にてみんなでランチ。「はーい!こちらは卵の奏でるコンサート!ロック、ポップス、演歌までスーパーステージが楽しめるオムライス屋さんだよ!」と例によって独特の表現でご紹介。
- プリンのレシピッピが現われ、「ひょわ~、スタンプカードにもまだいない子だ~!」と興奮して写真を撮りまくる。メンメン曰く、「らんちゃんは連日連夜レシピッピスタンプを描き写しては、まだ見ぬレシピッピ達に思いを馳せているメン」との事。ゆいとローズマリーに感心され、「はにゃ~、だってこんな不思議で素敵な存在、知れば知るほどワクワクして、毎日がマシマシに充実しちゃうよ~」とさらにテンションが上昇。
- そこに菓彩あまねが現われ、らんが「あっ、会長もレシピッピが見えるんだよ」と皆に教えると、ゆいは「すごーい!見える人にまた会えた!」と大喜び。しかしあまねは「レシピッピの種類など気にした事がない」と素っ気なく帰ってゆく。
- そのレシピッピが攫われ、「絶対レシピッピを助ける」というプリキュア達の熱い思いに応えて、新アイテムハートジューシーミキサーが誕生、強化ウバウゾーを撃退した。しかし勝利の宴でゆいが「あっ、だったらハートジューシーミキサーでジュース作る?」と言い出し、らんも「やってみよ~!変身して出すね!」と続くものだから、ローズマリーに「やめてやめて!壊れる~!」と慌てて止められた。
■第11話
- 朝から口元にヨダレを少々垂らして「はわ~」と妙に幸せそうならん。聞くと「昨日見た夢がすごかったの!ポテトサラダのプールで泳いでた~」との事。ここねの「泳げるの?」というツッコミにも、「らんらん、平泳ぎ得意だから」と笑顔。
- 早速ポテトサラダの名物店を検索し、「はわわ~、頭の先から靴の先までポテトサラダだよ~」と、うっとりしていたが、菓彩あまねの校内アナウンスで実力テストがあると聞かされ、「ほえ、ほえ、ほえ~!」と一気に奈落の底へ。40点以下は居残り補習とあって、勉強に自信のないらんは「今日ポテサラ食べに行こうと思ってたのに…」と机に突っ伏していたところ、ゆいとここねに励まされて休み時間に勉強する事になるが…。
- ここねの「Is this my pen?」という問題に「これはわたしのペンです」と見事正解したかに見えたが、「それいつ使うの?これが自分のペンかどうか見ればわかるじゃん」などと変な所に食いつき出して勉強が進まない。その癖、食べ物に関する諺はゆい共々即答できる有り様で、ここねは頭を抱え呆れる羽目に。
- しかし、何故勉強をしなければならないのかという疑問に対するゆいの祖母の答えを聞き、ここねからの「キュアスタを英語で投稿したら世界中の人が見てくれる」という言葉も聞いたことでがぜんやる気になり、テスト前の最後の追い込みをする。しかし、生徒会長が配ったテストは周りの生徒のものよりもかなり難易度が高い問題で…。
- 案の定点数は38点で補習行きとなるが、実はこのテスト自体があまね=ジェントルーの罠だった。らん・ゆい・ここねの問題だけを難しいものにすり替え、補習で足止めにする間に、邪魔されずにレシピッピを攫う計画だったのだ。
- 補習中にレシピッピが攫われたとの通報が入ったものの当然課題が終わるまで学校から出ることはできない。大量の課題に追われていたところ、たまたま通りかかった拓海をゆいが捕まえたことで彼に課題の手助けをしてもらうことに。
- なんとか補習を終えたらんも駆け付け、ジェントルーを追うローズマリーと遭遇。挟み撃ちにしてデリシャスフィールドへ転送。キュアヤムヤムに変身、ゆいも遅れてキュアプレシャスに変身して参戦。
- ジェントルーと対峙するヤムヤム。ジェントルーの連続攻撃に追い詰められ、ヤムヤムもデリシャスヤムヤム・ドレインで応戦。ジェントルーを追い詰め、ついに第7話での因縁を晴らした。
- マスクを吹き飛ばし変身が解けたジェントルーの正体があまねだったという衝撃の事実を一同は知らされるヤムヤム達4人。そこにナルシストルーが現れ、あまねを連れ去ってしまう。
◼️第12話
- 「3人寄ればもんじゃ焼きが美味しい」と称するらん、「三人寄れば文殊の知恵」とここねに訂正された。
- ジェントルーをいかにおびき寄せるか思案、とその時らんは「らんらんに考えがあるんだ!」と何やら思いつく。それはちゅるりんのアカウントでハンバーグ屋の偽情報を流すという物。そして案の定ジェントルーはその情報に食いついてきた。
- 当該店舗「いつでもハンバーグ」は朝からやっておらず、引っかかったジェントルーを確保しようとするも、直後にいい匂いとその匂いの元の店から出てきた拓海の姿。なんとそこには別の朝からやっているハンバーグ店、「あさからハンバーグ」が!「ほんぎゃ~!あの店だけ開くの早かったんだ~!」と自分の詰めの甘さにショックを受ける。
- スパイシーと共にフードプロセッサー型のウバウゾーに立ち向かうヤムヤム、バリバリカッターブレイズでウバウゾーを攻撃。最後は3人によるミックスハートアタックでウバウゾーを浄化した。
■第13話
- ジェントルー…あまねから受けた仕打ちを未だ忘れられないのか、ハートキュアウォッチが感知したレシピッピを見て「まさか生徒会長!?」と真っ先に恨み重なるあまねを疑う。
- 「俺様はナルシストルー。超絶イケてる怪盗さ」というナルシストルーの自己紹介を聞いて、きょとんとした顔で「あの人も操られてるのかな?」と素朴なコメント。まあ、普通のセンスの人間には言えない台詞ですし。
- ナルシストルーが新たな怪物モットウバウゾーを生み出した。「気を付けて!いつものウバウゾーと何か違うわ!」と警戒するローズマリーの声を聞き、「だったらちょっと腕試し!」と、果敢にバリバリカッターブレイズを放つが、軽くよけられる。ムッと来たのか、「それじゃこれならどうだ!」と、手足を高速でバタつかせながらバリバリカッターブレイズを大乱射。下手な鉄砲も数撃てば当たった。
■第14話
- 「みんなで食べようと思って買ってきたんだ~」と、新発売の「スイートクリスタル」を取り出す。友達にもスポンサーにも優しい。ちなみに、人それぞれの初恋の味がするというそのお味は「とろけるハーモニー!」。
- 拓海が本間ともえに告白されているところに出くわし、みんなで覗き見しながら「あっ、あぁ~!」とかなり興奮の面持ちで赤面。しかしその後、「友達に何と言われても、目玉焼きにケチャップをかける主義という自分の気持ちをはっきり言える彼を見て好きになった」と恋のきっかけを語るともえの話を聞いて、「胡椒にお醤油、ソースにケチャップ、マヨネーズ!どれをかけても美味しいよね」と斜め上の感想を述べるゆいに続き、「はわわ~!目玉焼きが持つ可能性は無限大!」とテンションが上がる。
■第15話
- ランチピクニックのためにみんなでポテトサラダを作る最中、キュアスタに投稿が入る。いろんなところで一人で食べ歩きしている投稿者『ソロもぐちゃん』からで、そのセンスがお気に入りのらんは「これどんな素敵な子が書いてるんだろう?」と夢想してうっとりするも、「今はポテトサラダに集中して!」と、ここねに叱られる。
- そのランチピクニックでは、保温ジャーに溢れんばかりのチャーハンを持ってきて、「フッフ~、華満家秘伝のチャーハンは、お米に卵をまとわせ、パラッパラに仕上げてるから、お口の中でごはんと卵が永遠にHOP・STEP・JUMPING!」といつものらんらん節全開。
- しかし玉木わかなが「ここ、いい?」と近づいて来た途端、「も、もちろん…」と口ごもり、ゆいに「チャーハンの続き、話さないの?」と促されても、「い…いいのいいの、エヘヘ…」と、急におとなしくなってしまった。
- 新たな『ソロもぐちゃん』からの投稿写真には、なぜかパムパムの姿が映っていた。実は『ソロもぐちゃん』の正体は轟であり、うっかり車の中で寝過ごしたパムパムは、彼の後をついて回る羽目になって、彼のランチ写真に偶然写ったというのが真相だった。そうとも知らず、「ねぇパムパム、『ソロもぐちゃん』に会ったの?一体どんな…」と尋ねようとしたところに、ここねを迎えに来た轟が現われる。ここね共々、『ソロもぐちゃん』の正体を知ったパムパムは彼の方を見ながら「轟さんパム」と答えるが、ら「そうじゃなくて、これ書いてる子は?」パ「轟さんパム」ら「もう~!だからそうじゃなくって~」とコント風のオチに。
■第16話
- 昼休みに1人、前から食べたかった「たてもとパン」のたまごサンドを入手し、「野原で寝転んだら、偶然四つ葉のクローバーに全身を囲まれてる怒涛感だよ~」とサンド相手にいつも通り話し掛け、キュアスタに投稿していたところを、クラスメイトの高木晋平に見られてしまう。「お前、何サンドイッチに話し掛けてるんだ?」と問われ、「華満って変な奴」と晋平に笑われたらんは顔面蒼白。
- 翌日、男子生徒の噂の的となり落ち込むらん、「ゆいさん、ごきげんよう」「いえ、何もございません」とゆいやここねにも余所余所しく丁寧語で話すなど、らんの様子がおかしい。「キュアスタの卵サンド見たよ」と言われても、「ステイ!」と大慌てでゆいの口を塞ぐ有り様。実はキュアスタの事は、ゆいとここね以外は誰にも教えていなかったらしい。2人に事情を聞かれたらんは、「らんらんってやっぱり変だよね?……」とすっかり落ち込んでいた。
- らんは小学生の頃、大好きなごはんの話を熱心かつ一方的に話し過ぎたために、「らんちゃんって何か変だよね」と、友達に呆れられて敬遠された辛い過去があった事を打ち明ける。それ以来、人前では極力食べ物の話をしないようにしていたが、どうしてもごはんに対する熱い思いを自分の胸だけに留めておくことができず、世間にはこんなにも美味しい物があるという事をキュアスタで発信していたのだった。しかし洗いざらい告白してもらんの表情は晴れず、「というわけで、ではではごきげんよう」としおらしいまま2人の前から立ち去ってしまった。
- そんならんを、ゆい達はラーメンパーティで励ます。最初は乗り気でなかったものの、皆に「ご指導お願いします」と促されて「まずは……鰹節……それと煮干しと昆布」と和風出汁を作っている内に次第にテンションが上がってきて、らんの顔に元気が戻ってきた。絶品スープができあがり、「鶏と和風のハーモニー!これはもう食のオーケストラ!完璧なる味のハーモニー!」と完全復活。完成したラーメンを食べ終わった後、ローズマリーの「好きな物を好きって言うのはとても素敵な事。どんどん言っていけばいいのよ。誰に何を言われようが、自信を持っていいって事」という言葉で、らんはすっかり立ち直った。
- そこにゆいの母・あきほが帰宅、晋平の兄について語った。話によると「晋平は両親の代わりに食事を作ってくれた兄がいたが、進学で遠くに行ってしまい、淋しい思いをしている」とのこと。
- 帰り道、らんは偶然街で晋平を見かけ、後をつけてみると、彼は食堂で肉じゃが定食を食べていたが、なぜかがっかりしたような表情になっているのが、らんは気になった。
- しかしその理由を確認する間もなく、ナルシストルーが出現してレシピッピを奪う。「1つくらいいいだろ」と鼻で笑う言い草に、「あなたにとってはただの1つでも、それがかけがえのない人もいる!」と怒るらん、駆け付けたゆい達と共に変身。
- 圧力鍋型モットウバウゾーの放つ圧力ビームに捕まったプリキュア達は身動きが取れず、押し潰されそうになる。だがヤムヤムは先刻の晋平の顔を思い出し、「あの時の高木くん、肉じゃがに何か大切な思い出があるんだよ。そんな思い出を絶対に奪わせない!絶対に!」と気力を振り絞って、バリバリカッターブレイズを自分が固定されている地面に叩きつけ、地面を崩す事で脱出。デリシャスヤムヤム・ドレインでモットウバウゾーを浄化した。
- 先程の食堂に戻り、「らんらん、ちょっと行ってくる!」と店内に入ったらん、「ねぇ、ちょっともらっていい?」と晋平の肉じゃがに箸を伸ばす。そして「はにゃうま~!これってじゃがいもとお肉が社交ダンス!シャル・ウィー・ダンス!」と称賛した上で、さっき食べた時になぜがっかりしていたのか問い掛けた。
- 晋平は「兄の作った甘い味付けの肉じゃがが好きだったが、店の味付けが兄のものとはちょっと違うのが残念だったから」と理由を明かした。それを聞いたらんは、甘さの秘密は時間をかけて炒めた玉ねぎだと見抜き、「はにゃ~!謎は解けた!」とスッキリした歓喜の声を上げる。なぜそんな事がわかると驚く晋平に、「それはらんらんが、ごはんの事が大好きだから!」とすっかり自信を取り戻した笑顔を見せるらん。晋平も「やっぱお前って変…でも変だけど何かかっこいいかも」と、ようやくらんを認めた。
- 翌日、あきほに作ってもらった特製肉じゃが弁当を晋平に差し出す。「甘くてうめぇ~!オレの体はうまい肉じゃがで動くサイボーグ!」とうれし涙を流しつつ弁当を食べる晋平。今回の一件で「好きな物は好き」と自信を持ち、過去を払拭したらんも笑顔になるのだった。
■第17話
- あまねが久々に登校。「私を救ってくれた事、本当にありがとう」と頭を下げる彼女に、「そんなの気にしないで大丈夫ですよ~」と答えるらん。
- あまねをずっと見守っていたというパフェのレシピッピが現われる。らんは目を輝かせ、「はぃや!新しいレシピッピ!」と興奮して写真を撮りまくるが、そのレシピッピはプライドが高く上から目線という、なかなか面倒臭い相手だった。
- クッキングダムから贈られてきたハートの結晶があまねに反応し、彼女にはプリキュアの素質があるらしい。だがあまねはジェントルーとして犯した罪の意識から、「わたしにはその資格がない」と辞退してしまう。
- 今回のヤムヤムは合体タイプのモットウバウゾーに苦戦し、スパイシーとの連携で怪物を無力化して勝利した。捨て台詞を吐いて撤退したナルシストルーに「嫌な感じ!」と怒りを現わにしていた。
■第18話
- フルーツパーラーKASAIの店内であまねからプリキュアになる資格がないという理由を聞く一同。らんはフルーツポンチのレシピッピを見つけて写真を撮りまくり、パフェのレシピッピがあまねに懐く姿を見て「マシマシに仲良さげ、いいな~」とうらやましそうにする。しかし当のあまねはジェントルーだったときに犯したことを気に病んでいた。
- 寸胴×泡立て器合成型モットウバウゾーに捕らえられたあまねの救出のために立ち向かうも、泡立て器から熱戦がヤムヤムに放たれる……も、間一髪スパイシーのメロンパン型シールドが防いで事なきを得る。さすがに驚きのあまり変顔に。
- 寸胴から熱く燃えたぎった中身を噴出してその熱さにひるむも、ヤムヤムはスパイシーとの連係プレーを見せ、バリバリカッターブレイズの麺で縛り上げた。
- あまねはプレシャスによって無事解放、そしてキュアフィナーレへと覚醒を果たす。その華麗な戦いを見て、ヤムヤムはぴょんぴょん跳ねながら喜びを見せていた。
- こうして仲間に加わったあまね。らんが「デザートのプリキュアって夢がある~」と喜ぶのもつかの間、パフェのレシピッピに「頭が高い」と平伏を命じられ、思わず「ははーっ」とひれ伏すのであった。
■第19話
- あまねが仲間入りした記念で、みんなで白玉入りフルーツポンチを作って乾杯。「あまねんもらんらん達とお揃いのグラスだね~」と、早速「あまねん」呼び。
- あまねの兄達の誕生プレゼントとしてデコレーションケーキを2つ作る事に。「あまねのセンスに任せておけば問題なしですわ!」と言うパフェのレシピッピに「それならここねのセンスだって負けないパム!」とパムパムが張り合い、さらにメンメンが「センスならボクはらんちゃんの独創的なアイデアも必要だと思うメン!」と割って入ってきたため、ゆい&らん、ここね&あまねのチームに分かれ、らん達はチョコレートケーキを担当。ゆい&らんの天然タッグだけあって、らんは胡麻団子を持ち込み、ゆいと共につまみ食いに夢中になってしまったため、なかなか作業が進まなかった。一方、ここね&あまねのチームは意外にもスムーズに進めた。
- 戦闘後、胡麻団子をトッピングしたチョコレートケーキを完成させ、皆でケーキを堪能した。
◼️第20話
- 久々にゆいがニンジンを齧って登場。そこに、ここね・らん・あまねも合流。
- 昼休み、ランチを堪能するらん達3人。生徒会の仕事で遅れて合流したあまねに「お疲れ様です」と敬礼。ここねから『レストラン・デュ・ラク』への招待を受け、らんも「おいしーなタウンの憧れの的」と感激した。それを聞いて「定食お替わり」と言い出すゆいに「ソフトクリーム食べようかな」と言い出すらん。そんな2人にあまねは冷や汗を流して呆れ「急用を思い出した、失礼する」と立ち去った。
- 舞台変わってなごみ亭。あまねから「高級レストランのマナー」のレクチャーを受けることに。出題されたマナー問題にはゆいと共に全問不正解となってしまった(ここねは全問正解)。あまりに難しかったのか、終了後には絶望の表情で「マナームリ、マナーコワイ、マナーニガテ、マナーダメ…」と呟き続けるノイローゼ状態に追い込まれてしまった。
- ローズマリーの提案でドレスのレンタル店「Rental_Dress_Studio」へ行くことになりテンション回復。パンダの着ぐるみに着替えたらんに感激しつつ、「その姿では食事をしにくい」と指摘したここねに「食事を楽しむ場所」「そのためには他人を不快にさせない」と教えられ「じゃあ…パンダは無しだね……」と落ち込むも、代わりとしてパンダの髪飾りを薦められ「ひょっこりパンダ発見」と感激した。
- 翌日、5人はレストラン・デュ・ラクへ来店。4人はイメージカラーのドレス(らんは黄色を基調としたチャイナドレス調のドレス)、ローズマリーはスーツをレンタル。豪華な内装を見て「マシマシに緊張してきた~」と感激した。
- お客様の異変を目の当たりにしたらん達4人は、ローストチキンのレシピッピを奪ったナルシストルーを追った。ナルシストルーがボウルとコルク抜きを素体にしたモットウバウゾーを召喚したのを受け、ゆいの「準備はよろしくて?」の掛け声で3人は「もちろんですわ!」と返答し、プリキュアに変身。ナルシストルーも丁重に「ごきげんよう」とご挨拶し、ヤムヤムを困惑させた。
- 1000キロカロリーパンチを繰り出したプレシャス、しかし顔面を直撃。続いてバリバリカッターブレイズを繰り出したが、攻撃は吸収されてしまった。スパイシーがフィナーレと対話をしていた最中にヤムヤムのカンフーキックを披露。プレシャス・ブラックペッパーと共に3人でウバウゾーを撹乱し続け、話を終えた2人がモットウバウゾーに対峙する頃にはヘトヘトになっていた。
- 戦闘後、レストラン・デュ・ラクに戻り食事を堪能。急遽、開かれた舞踏会では拓海とダンスを踊った。
◼️第21話
- 1人街を歩きながら悩むらん。そこであまねと遭遇、「夏の新作メニューでかき氷を出すんだけど、ぱんだ軒らしさをどのように出すか」を悩んでいたという。
- 突如、悲鳴を上げるらん。行きつけの和菓子店『はごろも堂』の閉店の文字を目の当たりにし、ショックを受ける。年配の男性の話によると「今度、近くにでっかいデパートが建つんだよ。そこに、たくさん和菓子屋さんが入るみたいで…60年も地元に愛されてきたのにねぇ」という。
- 翌日、学校でキュアスタを開くらん。そこにゆいとここねも合流、らん曰く「行きつけの和菓子屋が閉店するため、お客さんをたくさん呼びたい」という。そこで、ゆいに「全校放送でみんなに宣伝するのは?」と提案される。
- 生徒会室へ向かうらん達3人。あまねに全校放送で『はごろも堂』の紹介を依頼、あまねは「構わないが……」と困惑した。ここね曰く、「お店にも確認しないといけない」とのこと。
- 放課後、ローズマリーも加わり、5人で『はごろも堂』へ来店。ローズマリー曰く「一度来てみたかった」とのこと。早速、店に入り店主にご挨拶。
- 宇治金時を出され、「なんて美しい緑」「京都の山の様」「ヤッホー!」と表現するらん。さらに、黄色を基調としたひまわり模様の浴衣を着てゆっくりと京都を歩くらんの姿のイメージも表現された。
- あまねは和菓子の水無月を注文。
- あまね曰く「昔は冷蔵庫も冷凍庫もなかった」「氷室で氷を保存していた」「食には歴史がある」と語り、らんも「食べ物には歴史がある」「だから守らなきゃいけないんだ」と確信した。帰り際、らんは店主に『はごろも堂』をキュアスタで紹介したいと交渉、「私達に任せて下さい!」と目を光らせた。あまねは、その様子を見て呆れた表情だった。
- 帰り道、すっかり上機嫌ならん。そこで、あまねに呼び止められる。
- 夕暮れの公園にて、「キュアスタでの宣伝はいいが、学校で宣伝はダメ」「はごろも堂には、はごろも堂の事情がある」「干渉するべきではない」と客観的な意見で引き止めるあまね。それに対し、らんも「デパートに和菓子屋がたくさん入ってお客さん取られちゃう」「『はごろも堂』にお客さんをいっぱい呼べば大丈夫」「60年の歴史がある」「絶対に『はごろも堂』を守る」と反論。しかし、あまねは沈黙するばかり……。結局、互いに意見が対立してしまい、「全校放送してくれなくてもいい!らんらん自分で考えるから!」と立ち去った。
- 翌日、学校で「あまねんなら、分かってくれると信じてたのに」と落ち込むらん。だが、ここねから「閉店の理由を聞いていない」と指摘され、ゆいに意見を求めるも、「他に理由があるなら聞きたい。おばあちゃんが野菜や果物に元気がないとお水をあげるけど、それが原因じゃない時もある」と言われ、「らんらんが間違ってるの?」とさらに落ち込んだ。
- 「もういい!1人でなんとかするもん!」と怒って教室を飛び出し、廊下でチラシ配りを始めてしまった。だが、それに反応する者はいなかった。ゆい達3人も、その様子を黙認するしかなかった。
- 1人『はごろも堂』へ訪れたらん、そこに生徒達の姿はなかった。店主に気付かれてしまい、チラシ配りを喜ぶも「(自分自身が)高齢だから、閉店は決めた事。なんでも古いものと新しいものは入れ替わっていく」という。そこにナルシストルーが現れ、お客さんの異変に気付くらん、「ブンドル団」への怒りを露にした。
- 店を出ると、そこにあまね達4人とナルシストルーに遭遇。ゆい曰く「あまねちゃんが、らんちゃんが心配だから」とのこと。ナルシストルーはかき氷機と型抜きを素体にしたモットウバウゾーを召喚、ゆい達4人はプリキュアに変身した。
- 早速、型抜きに囚われたプリキュア達。あわやプレシャスがかき氷機に掛けられそうになる。ローズマリーがウバウゾーにしがみつき止めようとするも絶体絶命、そこにブラックペッパーが現れプレシャスの危機を救った。
- バリバリカッターブレイズの後、跳び蹴りで攻撃。「はごろも堂の思い出はヤムヤムが守る!」と奮闘する。
- ウバウゾーのパンチを1度かわすヤムヤム、2撃目のパンチを貰いそうになるがそこにフィナーレが重量挙げでピンチを救った。「ヤムヤム、はごろも堂を思う気持ちは…わたしも同じだ!」
- 互いの思いを確かめ合い、最後はヤムヤムとフィナーレの連携でウバウゾーをダウンさせ、デリシャスフィナーレファンファーレで浄化した。
- 戦闘後、らん達5人も再び『はごろも堂』へ来店。和菓子を堪能し、結局『はごろも堂』はおよそ60年の歴史に幕を閉じた。
- 閉店した店内を寂しく見つめる咲枝さん。しかし、らんの心のこもった『ちゅるりん』の投稿を見て、「ありがとう」と呟くのだった。
■第22話
- みんなしてフルーツパーラーKASAIで新たなパフェを考案中。……が、あまりにも巨大なパフェ。和洋中様々なスイーツを乗せてみたのだがこれがなかなかのもの。と、突如としてコメコメが化けたと思ったらなんと成長してこども期に。「だ、誰?」とびっくり。
- そんな時に拓海が来訪。伝説のクレープを再現しようと、その味を覚えているゆいの協力を仰ぎに来たのだが、そのままみんなで作ることに。伝説のクレープの味を思い出したらんは「色んなフルーツモリモリでね、1口食べると常夏のリゾートにいるようなトロピカった気分になれるんだ~」と前作主人公のような表現で語る。
- 実際に作り始めると拓海の手際の良さに「拓海先輩すごい!」と感心。そして再現したクレープがようやくできあがったので、やってきた湊陽佑と共に拓海を送り出すが、ナルシストルーの襲撃でそれに対応することに。モットウバウゾーは以前のまな板&計量スプーン融合型のマイナーチェンジだが、ヤムヤムが「2度目ならマシマシで余裕!」と言った途端、スプーンから威力が増した光弾が放たれ驚きのあまり思わず変顔。
- と、やってきたブラックペッパーが戦うも、先の戦いと同様な展開に。しかしブラペはマントで攻撃を防ぐ。そしてクレープのレシピッピを助けるために一気に立ち向かい、久々のミックスハート・アタックで勝利を決めた。
- あまねの提案で陽佑が、さらにそれを受けてプレシャスもブラペにやったように、コメコメがゆいにメッセージカード付きのクリスタルシュガーボトルをプレゼント。「なになに?文字も書けるようになったの?」とらんも興味を示すのだった。
■第23話
■第24話
- らんとゆいの問題児2名は案の定宿題未着手で、ここねとあまねが手伝いに来たが、最初の数学の問題を見た途端、「へめ~!文章問題~!」と、いきなりお手上げになる始末。
- さほど難しくもなさそうな移動距離の問題を読んでいるだけで涙目になり、「ふぬん…さっぱりだよ~」とギブアップのらんに、「文章問題は自分に置き換えてみるとわかるかも」とここねがアドバイス。しかし、いざ「太郎くんと花子さん」を自分とゆいに置き換えてみると、ゆ「ごめんらんちゃん!あたし財布忘れちゃった!」ら「はぬ!?でも大丈夫!らんらん持ってるから!」と、「財布を忘れて家に戻る」という問題文の前提を全て覆し、「だって早く行きたいんだもん!」と言い訳するという、ある意味驚異的な逆転の発想を披露。
- 「問題の内容は変えちゃダメ」とここねに釘を刺された上で再開するが、「ゆいが家に帰った後6分経過」という部分で、「財布を探すのにそんなにはかからない。おやつを食べていた」という謎設定に変更された挙句、「ゆいぴょん…待ってたのに…おやつ食べてるなんて…!」と怒りのオーラを纏った半泣きのらんが、家に押しかけてくるという超展開になってしまい、あまねにも待ったをかけられる。
■第25話
- みんなが集まっている夏休み中の和実家の居間。らんはキュアスタを見ながら「はにゃ~おいしそう~」とつぶやく。と、ゆいの提案で「どこか行こう」となり、そこであきほからキャンプ場を紹介、ローズマリーの運転する車でキャンプ場へ。
- 車の中で快適に過ごすらんであったが、あまねが途中怪しい物陰を見つける。「たぬきとか?」と問うと「なんかヘンテコな」と返され「じゃあお化けとか~?」とからかう。あまねは思わず青ざめる。
- 到着し一杯の自然を堪能する一同。まずは早速木にしがみつくなど目一杯楽しむ。と、あまねが妙な声を聞いてうろたえ。「気にしすぎだよ」と平然。
- 管理棟に向かい台車を借りたのだが、荷物を載せたので重い上に車輪が石の間に挟まって動かない。と、「ほいほい、がんばるでごわす」と台車を持ち上げ推してくれる謎の人影が。
- 戻ってみるとローズマリーとあまねがテントの向きで一悶着。遊んでいると思ったらんは楽しそうと感じていた。
- 通りかかった女性キャンパー。彼女から着火剤を分けてもらい、それで何とか火を点けることができた。「ファイアー!ファイアー!」とらんも大喜び。
- 熱中症対策でらんらんの新発明「楽ちん帽子1号」初披露。頭頂部のタンクからチューブを口元に伸ばして水分補給ができ(いわゆるハイドレーション)、左右からはミニ扇風機で風を送るという、現実的にも理にかなっている帽子。しかしタンクが頭頂部にあるからか、ここねの指摘通りタンクの中のジュースは「はふぅ…ぬるいでござる」。
- そんなおり、手を洗っているときに丸っこい形をしたお化けの噂を聞いたあまねが走ってやってくる。と、らんも先ほどの助けてくれた人影を思い出し、「目がぱっちりキョロキョロしてて、まるで卵の国のわんぱく王子みたいな」と表現。
- ゆいが作っていたパエリアも完成し、バーベキューもいい感じに焼けてみな舌鼓を打つ。しかしらんは食べるのが速すぎてせっかくのパエリアを撮り忘れたことに気づき「みんなの初キャンプ、スーパーメモリアルご飯だったのに~」とがっくり。だが、ローズマリーは「こんなに盛り盛りで素敵な一日、大人になってもずっと忘れないものよ」と告げた。
- キャンプ料理を楽しんでいる最中にレシピッピが奪われた通知が。見ればらんのバーベキューもブロック状に変化。急いで反応のあるところへ向かうと先ほどの卵王子ことブンドル団の新怪盗・スピリットルーの姿があった。
- 変身して戦うのだが、スピリットルーの応援によってモットウバウゾーは強化。桁違いのパワーに歯が立たない。そこでプレシャス以外の4人が道を切りひらき、プレシャスは想いを受け取った渾身の2000キロカロリーパンチを炸裂させた。
- レシピッピも取り返し、拓海も帰路へ、ローズマリーは早々に寝て、夜は4人ババ抜きに興じる、「ここぴーのポーカーフェイス見切ったぁ!」と引いたカードはジョーカーで「ビョエピー!」と絶叫。直後水を取りに行ったゆいからの呼ぶ声。それは満天の星空。見とれるらんは写真に収めようとするも、先ほどのローズマリーの言葉を思い出し、自分の心のメモリーに記録するのに留めた。
■第26話
- コメコメとここねのピーマン嫌いを克服する為にゆい、あまね、更に拓海も協力して、いろいろなピーマン料理を作ることに。
- ブンドル団を追い返した後は、その前にいた野菜農園のレストランのピーマン料理をテイクアウトするように提案していた。プレシャス(ゆい)が「拓海がピーマン料理作って待ってる」と言った為。
■第27話
- メイン回。今週は勿体なくも夏季の登校日の前日で、今日も今日とてキャンディストアでペロペロキャンディをいただいてご満悦のらん。そして皆に教えるべくメンメンにキャンディを持ってもらい写真を撮ってキュアスタにアップ。マシマシハッピーモードとなっているらんとしては「マシマシにあふれたハッピーを周りにバンバン渡したい」という想いがある。と、その時通りかかった子供たちがシャボン玉を出す杖で遊んでいるのを見て何やら思いつく。
- 白衣を羽織って登場のらんらん博士、新発明の「食べられるシャボン玉キャンディ」を発生できる杖を披露。早速試してみるも、ゆいとコメコメの口にたどり着くまでに落ちてしまった。そんな時にらんの妹のりん、弟のるんがやってくる。2人は早速コメコメと仲良しに。
- 一方のらんと言えば早速発明品の改良に乗り出す。それとともにここねとあまねにシャボン玉液の改良を依頼。と、りんとるん、ゆいとコメコメが作ったアイスクリームができたのでみんなでいただく。「お口の中で南極ペンギンとホッキョクグマがわいわい雪合戦してるみたい」と表現。
- 食後、皿洗いをしているとコメコメからのお願いが。らんの発明でコメコメの耳と尻尾を消して欲しいという。「りんちゃんみたいな帽子とかワンピース着てみたい」というが、実はその直前りんとるんに自分の尻尾や耳に興味を持たれ、「変化しても尻尾や耳が隠せない自分は変。みんなと同じになりたい」と感じていたのだった。そんな真意を知らないまま安請け合いしてしまうも、学校でどうしたものかと悩んでしまう。
- こんがらがった頭をリフレッシュするべく、ひえしゅわとろ~りのアイスクリームを目当てにお昼の学食へ。「ふわふわクリームの滑り台をしゅるる~んって滑りたい!」と語っているのを聞いてわかなや長瀬えなも待ちきれなくなっていた。らんの食べ物愛に感心するえなに、以前は自分の食べ物への独特な感想を人前で言うのは「変な子」と思われたくないと言わないようにしていたことを明かす。と、ここでらんはコメコメのお願いの真意に気づく。
- 学校が終わって公園でしょんぼりしているコメコメと話すらん。しかしかつてコンプレックスがあったらんはそのことについて語りだし、今では口に出して言う事でクラスメイトが楽しいと思ってくれていること、何よりゆいたちと一緒にいてコンプレックスを克服したこと、らんのことをちゃんと知っている人は変なんて言わないことを告げる。それでもコンプレックスを感じるコメコメに対し、デイパックからコメコメの耳と尻尾を模した飾りを取りだし自ら着け「やっぱりかわいい~このふわふわ曲線がたまんなくいいと思う!」といいつつ「変って言う人もいるかもだけどいいって思う人もいる。見た目を変えるより自分のハートを変えちゃうってどう?みんなと違うところをいいって思えたら、きっとハッピーがマシマシになっちゃうよ!」と諭した。優しくコメコメを諭すらんは流石、妹弟の面倒を見てきた長女のお姉さんである。
- ちなみに、らんが作った耳と尻尾だが、現実でも変身プリチュームの一つとして商品化されている。
- とそこにりんとるんがやってくるが、らんの格好を見て興味を示し、りんは早速耳と尻尾を着けたがる。それを見たコメコメは一旦耳と尻尾のない姿に変わるも、らんの言葉を思い出し、改めて変化し直す……と思ったらコメコメは急成長ししょうじょ期に変わっていた。これにはらんもびっくり。その姿を見て「お姉さんみたい」「すっご~い」とりんもるんも普通に受け入れ、焦ったらんもほっと一息。りんは着けてもらった尻尾をふりふり、コメコメもかわいいと素直に言う。
- そして改良したシャボン玉キャンディの杖を早速トライ。今度は上手い具合に飛びコメコメたちの口に上手く届いて大成功。と、遊んでいる最中にスピリットルーの邪魔が入りシャボン玉がブロック化、早速応戦することになる。しかし二手に分かれて攻撃するもスパイシーとフィナーレがモットウバウゾーの手に捕まってしまう。そんな時「食事など意味が無いもの」と告げるスピリットルーに対し、プレシャスが彼が応援する姿を見て「ごはんも応援と同じだよ」と諭しヤムヤムもそれに同意。そんなことがデータにないスピリットルーは混乱。モットウバウゾーの動きも止まりスパイシーもフィナーレも脱出、ヤムヤムは「知って欲しい!ご飯を食べる事ってすっごくハッピーだって事を!」とヤムヤムドレインで浄化、レシピッピを救い出す。
- ところがその直後ナルシストルーが現れスピリットルーのデリシャストーンを抜き取り、新たな捕獲箱に取り付ける。
■第28話
- 新怪物ゴッソリウバウゾーが出現し、敗れたプリキュアは窮地に陥るが、ナルシストルーが余裕であえて撤退したため助かった。どうすればよいのかと一同は落ち込むも、ゆいが持ってきたおむすびを食べて、「ひょわ~、この味は心の応援団だよ~」と、らんもみんなも笑顔になり、元気を取り戻す。
- ゴッソリウバウゾーの力の源であるスペシャルデリシャストーンを、プレシャスとフィナーレがナルシストルーから奪う作戦のため、ヤムヤム・スパイシー・ブラックペッパーはウバウゾーを食い止めるべく奮闘する。そしてコメコメの力が発現し、パーティキャンドルタクトでパーティアップスタイルにチェンジしたプリキュア達は、新必殺技プリキュア・ライト・マイ・デリシャスでウバウゾーに勝利した。
■第29話
- 前回逮捕したナルシストルーを連行するために、コメコメの力でクッキングダムへ。「おかしのいえ」のようなファンタジックな光景に「ほええ~!」と目を丸くするらん。さらに着地したのがわたあめの雲の上とあって、ゆいと一緒に雲を食いまくる。二人の食べっぷりの前に、たちどころに雲は食い尽くされ、一同は地上に落下。
- 宮廷に招かれクッキング王とクックィーンに初めてお目見えするも、これまたゆいと一緒に「こんにちはー!」と近所のおじさん相手のような軽ーい挨拶をして、ローズマリーを慌てさせる。
- クックファイター見習いのセルフィーユにクッキングダムを案内してもらう。おむすびの花が咲く花畑など、食べ物大好きならんにとっては、クッキングダムは天国であった。ただし、色んなおかずが釣れるはずだった成果不明な謎のおかず池を除いて…。
■第30話
- 外食ばかりしたため、金欠になったローズマリー。そこでらんが助け船、お祭りで屋台を出し「屋台メシグランプリ」で優勝すれば賞品としておいしーなタウンで使えるクーポン券がもらえるとの情報を提供。ならばと出場を決めることに。
- で、早速なごみ亭で何を出すか考えるが、らんは「香ばしいソースの匂いこそ食欲の源」とたこ焼きを推すも4人の意見はバラバラ。しかし、ゆいは「迷った時は欲張り全部乗せ」と発言したのをヒントにローズマリーは焼きそばで勝負することにした。しかしらんは気付く、毎年焼きそばを出している有名な店があり、そこと直接対決しなければならない。それでもみんなで決めたからとそのまま焼きそばで挑むことになる。
- お祭り当日、「やきそばマリちゃん」の準備にかかる一同。らんは21話でのイメージ映像以来の浴衣姿を披露。前回と同じく黄色を基調とした秋にも咲くツツジの柄、髪形もポニーテールに変更。
- と、そこに拓海がやってくるも訝しげに見る。そこであまねが拓海にタブレットの映像を見せる。それはキュアスタで鍛えた編集技術を駆使したらん制作の劇画調力作PVであった。しかもご丁寧に冒頭のロゴが「華満」と書いてあるとは言えどこかで見覚えのある三角形にパンダ耳が着けられていると来た。
- そこに、ライバルとなる有名店「鉄板ふじの」の藤野タカオ・みやこ夫妻と対峙。やきそばマリちゃんのソース焼きそばと、鉄板ふじのの海鮮塩焼きそばの対決が始まるが、やはり有名店だけにあちらの方に行列が。ならばと作戦開始。らんは屋台の中で先ほど買ったらしいイカ焼きを賞味。「う〜ん、これぞB級グルメ!ガツンとパンチの効いた甘辛だれ、たまら〜ん!イカ焼き選手、怒濤の連打!これは強力〜!らんらんもダウ〜ン!」とボクシングでノックアウトされるイメージ映像を挟む形でレビューし満足。火を吹いて鉄板を熱していたメンメンもこのイマジネーションあふれる食レポを聞いて刺激を受けてヒートアップ!屋台からはみ出るほどに一気に火力アップした。これにはタカオも「パフォーマンスか!?」とびっくり。
- 途中セクレトルーの邪魔が入ったものの、無事に終えて鉄板ふじのと同率一位になったやきそばマリちゃん。最後はみんなで花火を見ながら焼きそばを食べる。と、ここでらんは藤野夫妻が結ばれるきっかけになった、よねが伝えたお祭りのジンクスを思い出し、「何だっけ?」と問う。実際は「花火を見ながら同じものを食べると二人はずっと一緒にいられる」なのだが、案の定ゆいは覚え間違え「みんなずーっと一緒にいられる」と発言。らんは「そうだっけ?」と疑問に思うが、ローズマリーは「それでいいんじゃない?一緒にいられたらうれしいもの」と4人を抱きしめたのだった。
■第31話
- イースキ島のマイラ王女が来日。公務が忙しく美味しい物を食べる暇もないと聞き、マイラと瓜二つのゆいが入れ替わって彼女を演じる間に、みんなでおいしーなタウンを案内する事になった。クッキングダム訪問時と同じく、らんは「ひゃ~!本当にゆいぴょんそっくり!」と王女様相手でもいつものペース。街中を散策する際も、横に並んで歩きつつ「ほわわ~、すっごく詳しいね」「わかる、事前調査大事!」と遠慮なく合いの手を入れ、フレンドリーで人懐っこい性格を活かしてガイド役を務める。
- いろいろなお店の食べ物をテークアウトする事になり、マイラと一緒に『とりからや』の行列に並んでいる時、たいやきが目に入ったらんは「ほわ!あれもマイラ様に食べてもらわねば!」と列を離れ、「すぐ戻ってくるから、これ用心棒」とメンメンを預けていった。マイラはもちろん可愛いぬいぐるみと思っており、メンメンも「任せてメン!」と自信たっぷりだったが、そこに通りかかった拓海が「ゆい、朝から唐揚げか?」と声をかけてきた。
- もちろん拓海の事を知らないマイラは、スカートの裾をつまみ、「ごきげんよう」と優雅に一礼。「はぁ?何か悪いもんでも食ったか?」と訝しむも、他人に接するのがあまり得意ではないマイラがはにかんで頬を染めたのを見て、「な…何だよ」と拓海もドギマギ。メンメンは滝のような汗を流して焦り、そして彼女がゆいではない事がバレそうになった瞬間、戻ってきたらんが「はにゃ!」と割って入り、マイラはここねやローズマリーに連れられて素早く退却。あまねの「品田許せ!詳しくは後日!」と言い残した声を聞きながら、拓海は「誰だ?あいつ…」とその場に取り残される。
- マイラの王位継承に異議を唱える野心家・サンザー王子によって、ゆいがさらわれるアクシデントが発生。しかし自力で脱出したゆいは、あまねのペンダントに連絡を入れつつ、一緒に捕まった人々を救出するためにキュアプレシャスに変身。だが変身時の名乗り文句が筒抜けになっており、「美味しい笑顔で満たしてあげる!」というゆいの声を聞いたマイラに「ゆいは何を言っているのでございます?」と尋ねられ、一同は困り果てるが、らんが「元気になるおまじないだよ!」と上手く誤魔化した。ナイスフォロー!
- 向こうはプレシャスに任せ、マイラは式典会場に向かう事にするが、安全の為、らんとここねはプリキュアに変身して彼女を運ぶ事を提案。ローズマリーも緊急事態だからと許可し、マイラをローズマリーが室外に連れ出したところで、らん・ここね・あまねは変身するが、「デリシャスパーティ♡プリキュア!」という声がドア越しに聞こえて、「プリキュア?」とマイラに不思議がられる。
- ともあれ『レストラン・デュ・ラクの高速デリバリーサービス』という体裁で、「人もお荷物も安全・安心にお届けするよ!」と説明し、フィナーレがマイラをお姫様抱っこして、3人は屋根の上を跳びながら会場へ向かう。そしてサンザー王子が率いる暴力革命組織も、プレシャスによって一網打尽された。
- マイラのスピーチが始まる際、「マイラ王女!頑張って~!」と大声で叫んでここねに口を塞がれるゆいの横で、無言ながら手を振ってぴょんぴょん飛び跳ねるらん。堂々たるスピーチぶりに「ほわ~、かっこいい!」と喜ぶらん達であった。
◼️第32話
- 出前の最中『すすれ!ちゅるちゅる☆フェスティバル』会場に通りかかったらん、和・洋・中の麺料理のイベントにらんとメンメンも張り切る。
- ぱんだ軒に戻り、賄い料理のカニ玉でりんとるんと昼食。店の手伝いしながら、妹や弟の面倒見るらんらんは立派な娘で、お姉さんである。てからんらん女子力高い(前話でメインヒロインが生身で中2女子とは思えないパワー技を披露してたけど)。
- ゆい達もぱんだ軒に来店、初めて来店したのかあまねは緊張気味な様子。それもそのはず元ブンドル団の少女怪盗・ジェントルー時代に散々にらんをカモり、甘言で騙し店でレシピッピ狩りを強行し、あまつさえ手酷い言葉で店を侮辱していたのだ…。今も贖罪で苦しむあまねに、らんは優しくエスコートする。
- 皆がラーメンに舌鼓を打っていると、なんとそこにくまモンの姿があった。父曰く「出会いは熊本県、理想のラーメンを求め全国で食べ歩き、意気投合した」という。あまね曰く「熊本ラーメンのスープは豚骨と鶏ガラ、麺は中太ストレート、麺は固め」と知識を披露、ゆい達もラーメンを実食した。そこに「らんちゃん!大変メン!」と話しかけるメンメン、「うどんのレシピッピが行方不明になった」という。自室に戻れば他の麺のレシピッピたちが泣きじゃくっており、涙のせいでだんだんとふやけてしまい、麺のコシがなくなってしまっていた。このままではイベントに影響を及ぼしかねない一大事。
- そこに「おーい、らん!フェスティバルの準備に行くぞ!」と呼び掛ける父、母と共にリヤカーで出発した。「レシピッピ!準備!フェスティバル!」とパニックに陥るらん、あまねに「落ち着け!千里の道も一歩から、やるべきことをやるんだ」と静止され、メンメンに「らんちゃんはフェスティバルに集中するメン」と励まされた。
- うどんのレシピッピを探すゆい達の状況が気になり、フェスティバル会場にもレシピッピのふやけの影響が及び始めてまたも不安に陥るらん。そこにゆいが現れ、「くまモンはどこにいるメン」と問うメンメン。なんと、うどんのレシピッピはくまモンの頭の上にいたのであった。
- そこにセクレトルーが現れ、うどんのレシピッピを捕獲。第25話以来の怒りの炎を燃やすらん、セクレトルーはニンニクマッシャーを素体にしたゴッソリウバウゾーを召喚、らん達はプリキュアに変身した。
- ゴッソリウバウゾーの攻撃を避けるプリキュア達、ヤムヤムのジャンプ力が落ちローズマリーが救出、メンメン曰く「麺占いでエナジーを使ってしまった」という。バリバリカッターブレイズを繰り出すも、メンメンのエナジー不足のためふにゃふにゃになっており実力を発揮できない。この事態を招いてしまった事に落ち込んでしまうメンメン。
- ヤムヤムは「麺だけ良くてもスープだけ良くてもダメ!ラーメンはお互いが絡み合って最高になれるんだ!」と励ました。柔らかくなったバリバリカッターブレイズでゴッソリウバウゾーを巻き付けて足止めする。この頭脳プレイに「すごいメン!ヤムヤムは麺のエンターテイナーメン!」と褒め称え、ヤムヤムも「メンメンは豊かに包み込むまろやかスープだよ!」と返す。最後はマイ・ライト・デリシャスで浄化した。
- 戦闘後、イベントを再開。メンメン曰く、(うどんのレシピッピは)「くまモンの毛並みが居心地良くて癒されてた」とのこと。らんはラーメン、ゆいはざるそば、ここねはきつねうどん、あまねはナポリタン、ローズマリーは素麺を堪能した。
■第33話
- コメコメにハロウィンとは何か尋ねられ、「仮装して~、ジャックオーランタン作って~、トリックオアトリートして~、美味しいお菓子もらって食べて~」と超ざっくりした説明。とりあえず楽しそうという事は伝わった模様。
- ハロウィンパーティでは、パンダの着ぐるみと額にキョンシー風のお札という中華スタイル。
■第34話
- 野球の練習がしたいという浅井宏輔のため、ゆいに駆り出されて参加。サードの守備につき、メンメンに「らんちゃん、頑張ってメン!」と応援されたものの、どうやら野球はド素人だったようで、「はひゅ~、なんか緊張する~」。
- 案の定平凡な内野フライにも、同じく初心者のここね共々全く対応できず、「これってらんらんが取っていいの?ここぴーが取るの?」と大慌てしている内にポテンヒットを献上。
■第35話
- イースキ島のマイラ王女から依頼された事業の関係で、ここねが両親と共にイースキ島に引っ越すかもという話が持ち上がる。「ほぎょぴー!」と変顔の泣き顔で動揺するらんは、ゆい共々ここねにタックルで抱き着く。
- ゴッソリウバウゾーが出現するが、イースキ島に行くか日本に残るか苦悩するここねは姿を見せず、3人で戦闘開始。砂団子の山に閉じ込められた上に圧殺されそうになり、「やめてくで~!」とパニックに陥るが、スパイシーが駆け付けて逆転勝利。結局ここねは日本に残る事を選択し、一安心となった。
◼️第36話
- ぱんだ軒にて「もやしラーメンもやしマシマシ~!お待たせしました~!」と接客するらん。そこにテレビ番組『今日も!ムシャムシャパラダイス』の番組スタッフが来店、撮影のオファーを受ける。「何?取材ね……邪魔するんじゃねえよ……」とひきつった表情で交渉する父の姿にらんも呆れ、「当日はタレントが取材に来る」とチラシを差し出すスタッフ、それを目の当たりしたらんは「へんにゃ~!」と絶叫した。
- 翌日、テレビの取材に「ギャル曽根様とタテモッティこと館本飯菜様がいらっしゃるの~」とゆいとここねに自慢するらん。そこに担任の先生が教室に入り、生徒に生活調査票の用紙を配られる。「なんだろう?」と迷うらん、『将来就きたいお仕事は何ですか?』の欄に『グルメインフルエンサー』と記入、「いやいやいやそんなそんな」と否定し、消しゴムで消しそうになった。
- 撮影当日、ギャル曽根とタテモッティがぱんだ軒に来店。緊張のあまり硬直する父の姿にらんも呆れるばかりだった。父に代わりらんも撮影するも、父と同じく緊張のあまり硬直してしまう始末に。結局、撮影にならず、ギャル曽根とタテモッティで締め括った。
- 撮影後、「タテモッティに憧れてる」「キュアスタで料理を紹介してる」と言い出すゆい。らんも心の中で「余計な事を言うな!」と否定、「滅相もない!タテモッティ様と比べたら、月とスッポン、いやスッポンは高級食材なのでらんらんは靴の裏のガムです」と自身を批判。ただ、タテモッティは「私も最初はそうだったよ、1万回失敗したけど諦めなかった。そしたら夢がカムトゥルーしたの」と言ってらんを励ます。
- 中華ストリートにセクレトルーが現れ、杏仁豆腐のレシピッピを捕獲し、型を素体にしたゴッソリウバウゾーを召喚。そこにタテモッティが現れ、ノートを踏み潰されて気絶、らんは「許さない!」と憤慨しプリキュアに変身した。
- ビーム攻撃を受け、型に捕縛されてしまったプレシャス達3人。ビームをかわしながらバリバリカッターブレイズの連射で応戦。プレシャスの捕縛を解き、2000キロカロリーパンチでスパイシーとフィナーレも救出。デリシャスヤムヤムドレインでゴッソリウバウゾーを足止め、最後はマイライトデリシャスで浄化した。
- 戦闘後、タテモッティにノートを手渡すらん。杏仁豆腐の屋台で撮影するらんとタテモッティ、杏仁豆腐を実食し(らん)「田舎に帰った孫に接する、おじいちゃんとおばあちゃんの様」(タテモッティ)「それは甘い!DO!スイート!」と表現、無事撮影に成功した。
- 食リポを終え、らんは「らんらんも、もっとおいしいを伝えられる人になります!」とタテモッティに誓う。その際、タテモッティからエクセントリックという言葉を投げかけられるが、らんはそれを変と捉えるが違っていた。タテモッティはエキセントリックは「誰にもマネできないという事。だから自分を信じて!ゴー・ストレート!」と伝え、らんは自信を取り戻す。こうして、らんは、ようやく『変』に対する答えを見つけ出した、それは『自分が今まで『変』だと思っていた事は誰にもマネ出来ない事、即ち自分だけの『個性』だと受け入れる事』だった。自信を取り戻したらんは、『グルメインフルエンサーになる夢をかなえる!』と前を向くのだった。
■第37話
- 文化祭で、2年3組の出し物は「炭水化物カフェ」。ローズマリーが席に着くや、いきなり料理が運ばれてきて「早っ!全然待ってないし、頼んでもいないけど!?」と彼を驚かせる。それもそのはずで、料理は「炭水化物マシマシセット」一品のみ。ラーメン・ロールパンサンド・おむすびという、らん・ここね・ゆいそれぞれお得意分野の組み合わせで、中学校の文化祭の出し物とは思えない、合理的かつハイレベルの代物であった。
- ちなみに麺は「おいしーなめん」、パンは「ハートベーカリー」とは別の「おいしーなパン」という、ド直球な名前の店から仕入れた模様。米だけはさすがにおいしーなタウンでは作っていないようで、ゆいの抱えていた袋には、身も蓋もなくただ一文字「米」と書かれていた。
- ゴッソリウバウゾーを浄化した後、自らの意思でクッキングダムに戻ると決め「物体の大きさを変える装置」を渡したナルシストルーに、「はにゃ、自分からつかまるってこと?」と驚いていた。
■第38話
- みんなで20年前のおいしーなタウンへ。時空のトンネルの中では「ひゅわ!」と驚きつつ、あまねと手を繋いでいた。
- 戦闘では、モットウバウゾーの放ったエネルギー光輪を躱す際に、スパイシーを発射台にしたスカイラブハリケーンを披露。
■第39話
- 玉木わかなの父娘関係で悩んだせいで食欲と空腹が止まらないゆいに、「ゆいぴょん、今日は食欲マシマシだね」と声を掛ける。マシマシどころか、ブラックホール同然なんですが。そのゆいの代わりに「セクレトルー!逃がさないよ!」と呼び止め役を担当。
- わかなの家庭の問題が解決し、ゆいも元気を取り戻したところで、「おばあちゃんの言葉にゆいぴょんの言葉が加わったら、正に『鬼に缶詰』」とボケをかまし、あまねに「それを言うなら『鬼に金棒』だ」と訂正されるが、「缶詰の方が美味しいもん」と謎理論で返す。
■第40話
- 教室でゆいの話を聞いている時、ここねがらんに抱き着くような姿勢だったため、特に深い意味もない1カットながら、pixiv絵師達の筆を捗らせた。
- 登校中「完璧なパーティにしよう」とはしゃぐらん。ふと、「なんで完璧じゃなきゃダメなんだろう?」とゆいは立ち止まる。「セクレトルーの話?」と問うらん、ここねに「声が大きい」と口止めさせてしまう。そこで、セクレトルーの話題を聞いた拓海と出会したあまねと遭遇した。
■第41話
- 『なごみ亭』のクリスマスパーティに弟妹のりんとるんを連れて参加し、たくさんの料理を前に「まるで色とりどりに咲くほんわかお花畑みた~い」とご満悦のらんらんだったが、その頃クッキングダムでは、侵入したスピリットルーによってクッキング王とクックイーンが人質に取られる大事件が勃発していた。更に後刻、フェンネルの恐るべき正体に愕然とさせられる。
■第42話
- 傷つき倒れた上に、ゴーダッツに見捨てられたセクレトルーをあまねの家に運んで一緒に看病。「わたしなど放っておけばいい」と自暴自棄の彼女の手に包帯を巻いてあげた。
■第43話
- コメコメと拓海が傷つき倒れた責任を感じて落ち込むゆいを励まそうと、「こういう時は食べよう!」と大量のロールパンサンドを用意。しかし「ぴょわ~!ピリッとマスタードが冬空一番星の輝きだよ~!」と、いつも通りのらんに対し、ゆいは「デリシャスマイル~!」が出ないどころか、サンドに手をつけない程沈み込んでいた。
- みんなの励ましでようやく口にした途端、サンドが、世界中の料理が消えた。ゴーダッツの仕業だ。料理や食材が消えたのみならず、あまねに「らん、君の好きなお料理は何だ?」と尋ねられても、「そりゃもちろん…はっ!びょえぇ~!思い出せない!?」と、料理に関する記憶が消えてしまっている事に気付く。食料を奪った上に、「『料理』というものが存在した事は覚えているが、その内容が思い出せない」という状態に追い込む事で、世界中の人々の心を折って服従させようという、ゴーダッツの恐るべき計画だった。
- 「はんにゃ~!許せない!」と温和ならんも、さすがに怒り心頭。コメコメ不在で変身できず落ち込んだままのゆいをヤムヤム達は円陣を作って囲み、「レシピボン、絶対取り戻してくるから!」と励まして出陣する。ゴーダッツの猛攻を喰らいながらも、「いつもよりマシマシにガッツが出るんだ!」とヤムヤム気合満点!
■第44話
- ゴーダッツが巨大化し、プリキュア達は叩きのめされるが、「あたし、諦めないよ!」と叫ぶゆい同様、「絶対どこかに道は開けるもん!」とらんも屈しない。その想いがレシピッピ達と共鳴し奇跡が起こる。おいしーなタウン中の招き猫が動き出して『ぱんだ軒』ではマスコットのパンダ人形がミニスピリットルーを撃退した。ヤムヤム達はプレシャスに力を託し、おなかいっぱいパンチがゴーダッツの野望を打ち砕く。
◼️第45話(最終話)
- レシピボンのレシピッピが解放されて街中も元通りに。街中の飲食店は客で溢れ、ぱんだ軒では父は屋台、りんとるんはお手伝い、母は店内で接客、らんは出前と大忙し。ぱんだ軒には高木晋平、小林りゅうじ、松山咲枝、タテモッティこと館本飯菜も来店した。
- そしてクッキングダムへ。ちょっとしたトラブルをプリキュアの力で解決した後、ナルシストルーによって配膳ロボに再改造されたスピリットルーの「こんなにも大勢の人が笑顔で…。ごはんは、いいものでごわすなぁ」という言葉に「はわ~、いいこと言う~!」と感激していた。
- そして、ローズマリーとエナジー妖精達との別れの時がやってきた。別れを惜しむメンメンを抱きしめるらん。ゆいの「今は、おわかれだけど、でも…また、かならず会える」その言葉を信じて…。
- エンディング後、Cパートではクッキングダムに遊びに行く予定を立てていた。お土産に書くメッセージのためにペンを貸してくれた女の子は…?
デリシャスパーティ♡プリキュア感謝祭
- 本編後の後日談にあたるデリシャスパーティ♡プリキュア感謝祭キャラクターショーでは、ブンドル団のアジト跡に残されていたゴーダッツ作のスペシャルデリシャストーンの試作品から生み出された『新たなジェントルー』と対峙するのと同時に運命の再会を果たす。らんたちはあまねではない新たなジェントルーが現れた事に驚く。
- セクレトルーのタブレットに残されたかつてのジェントルーの壊れたデータから複製された彼女は、二度目の出撃で自らの「出自」を知ることになる。
- ヤムヤムは決して過去の因縁など持ち出すことはなく『新たなジェントルー』のことを気にかけていたキュアプレシャスとキュアフィナーレを彼女の元に向かわせるため、キュアスパイシーとローズマリーと共にウバウゾー達の足止めをするのであった。
- ウバウゾー達との戦いではキュアスパイシーと「合わせ味噌」の華麗な連携攻撃を決め、ライト・マイ・デリシャスでウバウゾー達を浄化するのであった。
映画
- 本作の本オールスターズ映画の前作で有る『オールスターズメモリーズ』の当時の55人全員と初共演。
- 中盤にてシュプリームの圧倒的な力の前に一度は倒れるが、他のプリキュアが立ち上がる中でメンメンと共に歯を食いしばって立ち上がる姿が見られる。(以下の本編映像の1:30辺り)
本編映像
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