大地に闇の生まれし時 我らは求めん 彼の人の到来を…
彼は乗り人(モンスターライダー)…
モンスターと絆を結びし者である
注意事項
現在、公式サイトより、ストーリーのネタバレに関する動画・画像・音声・テキストをインターネット上にアップロードすることを自粛するよう要請するコメントが出されています。
pixivにおいても、ネタバレを含む作品の投稿、および百科事典において物語の根幹に関わる内容の記述の追加および記事作成を行うのはご遠慮下さるようお願いいたします。
ソフト情報
概要
2015年4月12日に行われた「モンスターハンターフェスタ'15」決勝大会の会場で発表された、モンスターハンターシリーズの作品。過去に「モンスターハンターフェスタ'09」で『ぽかぽかアイルー村』同じような発表のされ方だったが、まさにそんな感じの外伝作品という位置づけ。
なお、正式表記は「モンスターハンター ストーリーズ」(単語間にスペースが入る)。
主人公がモンスターを乗りこなす「ライダー」となり、オトモとなったモンスター(オトモン)と絆を深めながら敵と戦う…というコンセプトである。
テレビアニメ・玩具・TCG・スマートフォン向けアプリなどとのクロスメディア展開が活発に行わている。
2017年7月のver1.2.0更新に合わせる形で廉価版が発売される。
戦闘システム
シンボルエンカウント方式となっており、フィールド上のモンスターに触れることで戦闘フィールドに移り戦闘が始まる。
戦闘そのものはターンバトルで、「パワー」「スピード」「テクニック」の3種類の攻撃(+α)を使って戦う。それらにはパワー>テクニック>スピード>パワー…の3すくみの関係があり、モンスターの行動を読み取って戦闘を繰り広げることになる。
また、敵モンスターに有効打を出す、オトモンを回復させる等の行動をとることで絆ゲージが溜まり、最大まで溜まることでライダーがオトモンに騎乗して戦闘する「ライドオン」モードになれる。ライドオンモードでは火力上昇に加え使いきりの必殺技「絆技」を使用できる。
武器・防具
武器は「大剣」「片手剣」「ハンマー」「狩猟笛」の4種類のみだが、武器によって付属される特技が異なる。
防具は従来のものと異なり一つの製作で全パーツを作る。そのため、いわゆる「混合防具」という概念は無い。防具によって属性耐性やスキルが異なるのは従来と同じ。
これらの武器・防具は主に必要素材を指定ポイント分納品して生産・強化していく。その点はクロスの強化システムに似ている。
テレビシリーズ
本作をベースとしたアニメの構想が2015年TGSの頃に明らかになった。
「モンハン」シリーズでは''地上波初の''アニメとなる。
…あれ?TOKYOMX及び毎日放送で放送された「ぎりぎりアイルー村」はどうなっちゃうの??
そして、2016年10月から、「モンスターハンター ストーリーズ RIDE ON」というタイトルでフジテレビ系列の一部にて放送が開始された。放送日時は日曜8:30-9:00(※CM込みでは31分の枠)。
該当時間帯は前番組の「新報道2001」からローカルセールスのため、放送自体を見送った系列局も少なくない。それでも、テレ東系のある地域はいずれも放送地域となっており、日曜8時30分のアニメとしてプリキュアやデュエルマスターズと同じ時間帯に3本のアニメが並ぶ事となった。
主題歌は関ジャニ∞の「パノラマ」。後発番組と同じく主題歌はOPテーマのみ。
番組連動データ放送では、モンスターをパワー、スピード、テクニックを駆使して放映時間内に撃破すれば限定グッズ当選に必要なキーワードを取得出来る。
主力モンスターを変更したい場合は四色ボタンで変更可能だが、別売りカードダスの表記表示で知り得ていないモンスターも簡単に呼び出せる。
さらにスマホアプリ「メディアトリガーPlus」との連動もある。ただ、そのせいか遅れネットが一切無い。
放送地域外の地方民には一応放送終了後のオンデマンド配信やBlu-layもあるのだが…。
文庫版では外伝 絆のかたち と、TVシリーズ挿話が2巻刊行されている。
そして、『黒の凶気編』以降、新たな展開を迎える…
登場人物
本作のキャラクター達はムービーシーンで架空言語をフルボイスで喋る演出が取られている。
そのため、過去のモンハン以上の言語体系が確立されており、「モンハン語」と呼ばれるようになった。
主要人物
ハクム村の隣村出身の新米ライダー。12才。
ライダーで無い時にリオレウスを孵化させて懐かせるなど、
ライダーとしての高い素質を持っている。外の世界に興味を持ち、
相棒のナビルーと一緒に冒険する事になる。
リュート
アニメ版の主人公。
正確な生年月日は不明。
両親は高名なライダーだったが赤ん坊の時に他界、
5歳の時にシュヴァルの家に引き取られ、現在まで7年間育てられた。
その生い立ちからか、絆をとても大切にしている。
少年漫画王道の、元気で無鉄砲な熱血漢。
あまり空気が読めず、友達とケンカをすることも多いが
根は優しいので基本すぐに仲直りできる。
ちなみに、ゲームにおいては既存のモンハンシリーズと同様、名前・性別・容姿・声を変更することが可能。TVシリーズでの名前である「リュート」は、おまかせ入力することで一番最初に表示される(リュートはキャラクターメイク時に一番最初に表示されるデフォルトの容姿・声を元にしている)。
声:M・A・O
主人公の相棒となるオスのアイルー。
モンスターの攻撃傾向や地理などに詳しく、各種ナビゲーションをしてくれる頼れる存在。
他のアイルー族とはかなり異なる容姿をしている。出自についても「よく覚えていない」と語り、時折悲しそうな表情を浮かべるなど、謎めいた部分も多いが……
声:高橋未奈美
ハクム村出身の活発な女の子。主人公と同じく外の世界に興味を持っている。
書士隊のシモーヌに憧れと尊敬の念を抱いており、後に見習いとして参加する。
ゲーム版では、幼馴染み3人組のリーダーで、
主人公とシュヴァルを連れ回して遊んでいた。
レウスの名付け親となる。
アニメ版では、妹がおり、ゲーム版と比べてやんちゃさは少し無くなっている。
食料アイテム調合が好きで、作ったアイテムは、リュートを始めとした仲間たちに
ほぼ強制的に飲ましている(シモーヌは毎回、奇跡的に回避している。)。
主に作るのは元気ドリンコで、その味は頭が沸騰してしまうほどの苦さだが、
作った本人には美味しく感じるらしい。所謂味オンチである。
(だが後に、ミルがリリアの特製レシピ通りに作ったドリンコを飲んだときは
とても不味がった。何故だ…。)
味はともかく、効果はちゃんとあるようだ。
大金があったなら調合の書物が欲しいそうだ。
声:逢坂良太
ハクム村出身の長髪赤髪の少年。主人公とリリアとは幼馴染の関係。
元々は大人しくて臆病な性格だったが、物語の冒頭でとあるショッキングな目に遭ってしまい、これを境に性格が豹変、徐々に冷酷で攻撃的な面を見せていくことになる。
アニメ版ではゲーム以上に主人公達と仲が良い描写があり、
彼の父親とリュートの父親は親友同士であることがわかった。
声:牧野由依
主人公たちとは別の村出身の少女ライダー。オトモンは「ヒョウガ」という名のベリオロス。
洞窟で気を失っていたところを主人公に助けられる。ツンデレの猫好き。
ちなみにVer.1.2.0から、上記3名やアニメオリジナルのキャラになりきる装備が追加されている。
その他
声:???(ゲーム版) / 水樹奈々(アニメ版)
王立古生物書士隊に所属する女性研究者。モンスターの生態に詳しい。
一見すると冷徹な雰囲気を漂わせた女性だが、実際は……。
声:???(ゲーム版) / 岡本信彦(アニメ版)
物語の途中で主人公と知り合う、その名の通りの太っちょな少年。
ライダーに強い憧れを抱いている。
声:杉田智和
アルブラクス村出身のハンターで、現在は大都市ギルデカランを拠点としている。
使用武器は太刀(一虎刀)。
ガサツな性格で大の虫嫌いときているが、実は高い狩猟技術と洞察眼を持つ頼れる男である。
実は料理が得意という意外な一面も持つ。本人の好物はキノコ類らしい。
その性格や容姿、使用武器、中の人のこともあり、どこぞの何でも屋の主人を連想させるという声も。
登場モンスター
太字はオトモンに出来ることが判明しているモンスター。
※1:敵としては登場しない
※2:オトモンにできるのはVer.1.2.0以降
※3:DLCおよびVer.1.2.0以降
余談
- 「モンスターとハンターが協力して敵と立ち向かう」という内容のルーツは、ドスの「大闘技会」にまで遡る。また本作の企画が立ち上がったのと同じ時期(2010年頃)には、“モンスターとハンターがタッグを組んで敵と戦う”というコンセプトに共通点のあるアーケードゲーム『モンスターハンター スピリッツ』(2015年6月よリ稼動中)の企画も上がったらしい。
- 実は、ハンターがモンスター(とはいえ主に飛竜だが)に乗る…という設定は以前から存在し、「竜操術」とその使い手である「竜操騎兵」というものがある。
- ファンの間でも、「もしモンスターに乗れたらどうなるのか?」と想像を膨らませていた者は多く、pixiv上でもそうしたイラストがしばしば散見される。
- 絵柄がこれまでのものとは大きく変わり、レベルファイブのもののような児童層にも受け入れられそうなものになっている。(全年齢対象化に伴い流血や部位破壊などの残虐表現もバッサリ削られ、モンスターのデザインも元のデザインを踏襲しつつも随所に児童向けのゆるさやコミカルさが散りばめられている)特に気味の悪いモンスター筆頭でもあったフルフルは口が笑っているような形にもなるようになりキモ可愛さが強化された。その一方、ナビルーがアイルー族としてはこれまでとは全く異なる独特のデザインであったため、ファンの間では衝撃が走った。
- 特に、初報PVではナビルー以外のアイルーが登場しなかったため、「今作のアイルーは皆この見た目なのか」というあらぬ誤解を起こした。