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仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER

かめんらいだーへいせいじぇねれーしょんずふぉーえばー

仮面ライダーの劇場作品『MOVIE大戦』シリーズの第10作。『平成ジェネレーションズ』シリーズの第3弾。正式な作品名は『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』。

平成を生きた、すべての人たちへ。

憧れ、夢、希望・・・彼らはすべての想いを背負って時代を駆け抜けた。

「皆に笑顔でいて欲しいんです!だから見てて下さい……俺の"変身"!」

「皆、自分の場所にいる時が一番幸せなんだと思う。だから……そういうみんなの場所、俺が守れたらいいなって。」

「少なくとも俺は、モンスターと戦うために変身する。誰かを守るためだけに変身するから。」

「俺には夢がない。でもな、夢を守ることはできる!」

「俺の体を動かすのは、義務とか使命なんかじゃない。そこにいる人を守りたいという想い…そうだ!人を愛しているから俺は戦っているんだ!」

全ての戦いが、憧れを掻き立てた。

「生きていくってことはさ、なくすことばっかりじゃないぜ。」

「俺は世界の中心、ならば世界は俺が救ってやる。」

「人助けとかそんなんじゃなくて、できることがあったらやるだけなんだ。」

「僕は僕の音楽を見つけたい…。そうすればもっと強くなれると思うから…。そして、僕の音楽でみんなを幸せにしたい……。」

「人は誰でも自分のいるべき世界を探している。そこは偽りのない陽の当たる場所。そこへ行くために人は旅を続ける。」

この平成に、彼らは生きた。

「俺はこの街で誰一人泣いてて欲しかねぇんだ。」

「君の優しさが必要だ、翔太郎。それがもし弱さだとしても僕は受け入れる。」

「手が届くのに手を伸ばさなかったら、死ぬ程後悔する。それが嫌だから手を伸ばすんだ。」

「俺のダチは全員俺が守る!」

「前に進むには、今を受け入れるしかないだろ。俺たちが何者だろうと、今を生きようぜ。」

「みんなバラバラで違うからこそ一人では気付かない新しい可能性が生まれるんだ!」

時は今、動き出す。

「右も左もズルい奴でウンザリする事ばっかりだ…。だが、だからこそ真っ直ぐ生きてる人が光って見える。」

「心があるから人は悩み、悲しむ。でも、楽しみを知り、笑顔になれる!」

「未来に希望があれば人は笑顔になれる!笑顔でいれば人生は救われる!僕はそう信じてる。」

「愛と平和を胸に生きていける世界を創る。そのために…この力を使う!」

時代が終わる。すべてが始まる。

「世界を全部良くしたい。皆幸せでいてほしい。そう思ったら、王様にでもなるしかないじゃないか!」

仮面ライダーを愛してくれたあなたへ

概要

2018年12月22日公開。

仮面ライダージオウ』と『仮面ライダービルド』のコラボ作品にして「MOVIE大戦」シリーズの第10弾、平成ジェネレーションズの第3弾タイトル。平成最後の仮面ライダーコラボ映画である。

これまでは新旧主要ライダーの名前が付いたタイトルが多かったが、本作では記述はない。

監督は山口恭平、脚本はジオウのメインライターである下山健人が担当。脚本監修として『電王』メインライターであった小林靖子も参加している。

主題歌は浅倉大介の編曲により、歴代平成ライダー20曲の主題歌をリミックスした「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER メドレー D.A. RE-BUILD MIX」。

また今作では全歴代平成主役ライダーが集結するのだが……?(後述)

(クウガからWまでのライダーが平ジェネシリーズ初登場)。

世界観

『仮面ライダービルド』

TVシリーズの後日談として位置付けられており、新世界の戦兎達が登場する。ちなみに『仮面ライダージオウ』本編で先に登場していた戦兎と龍我は、新世界とは異なる世界線の二人であった為、新世界の住人である今回の二人は本作でソウゴ達と初対面を果たす。

『仮面ライダージオウ』

一応TVシリーズの第12話と第13話の間の出来事とされているが、Twitterにてプロデューサーの白倉伸一郎「本映画のジオウはアタルの観た『仮面ライダージオウ』という番組のイメージであって、特にTVシリーズとはリンクしていない所か、パラレルワールドですら無い完全な別物である。」と語っている。その為、本編では似たような出来事があった程度の扱いとなっており、本作で新たに手に入れたライドウォッチも異なる経緯で入手したものとされている。

ストーリー

仮面ライダー達の世界に異変が生じていた。仲間たちがまるで別人と入れ替わるように記憶を失っていくのだ。さらにソウゴと戦兎の前にスーパータイムジャッカー・ティードが現れる。ティードはアナザーW・アナザー電王を差し向け、とある少年・シンゴを追っていた。

シンゴを守る戦いの中、ソウゴは「仮面ライダー好き」の青年アタルと出会う。一方単身ティードに挑んだ戦兎は洗脳され操られてしまい…

強大な敵を前に、シンゴを救おうともがくソウゴ達。そんな中、アタルはある衝撃的な告白をする…。

「仮面ライダーは、現実の存在じゃない」

何故、いつから「仮面ライダー」は虚構<フィクション>の存在となってしまったのか?

謎が深まる中、ソウゴと戦兎が追うティードの姿は初代平成ライダー誕生の地・九郎ヶ岳遺跡にあった…

登場キャラクター

仮面ライダーW』より

常磐ソウゴにダブルライドウォッチを託した。

今作オリジナル

久永アタル…演:福崎那由他

久永シンゴ…演:斎藤汰鷹

物語のカギを握る人物たち。

仮面ライダー達(声の出演)

ここで出演したキャストは、公開と前後して全員ジオウ本編にも出演している。

仮面ライダーアギト』より
仮面ライダーアギト…CV:賀集利樹
新技としてライダーチョップを使用した。
仮面ライダー龍騎』より
仮面ライダー龍騎…CV:須賀貴匡
基本形態のバイクが自走不可能である為か、終盤ではドラグレッダーに乗り登場している。
仮面ライダーディケイド』より
仮面ライダーディケイド…CV:井上正大)
バイクでの全員集合シーンでは何時もの台詞やディケイドも何時もの如くこの世界に通りすがったとも思える様な特別なカットがある。
仮面ライダーゴースト』より
仮面ライダーゴースト…CV:西銘駿)
新たに竜巻を起こす新技を披露した。

その他の仮面ライダー達

仮面ライダークウガ
出番は終盤でこそある物の、今回のキーパーソンとも言えるライダーであり、マイティキックやバイクアクション等見所は多い。
仮面ライダーファイズ
変身前の姿が出ないライダーの中では唯一アクセルフォームにフォームチェンジしている。また、オートバジンに乗ったままフォトンブラッドを展開しながら走行すると言う新技も披露している。
仮面ライダーブレイド
今作では久々にブルースペイダーのラウズを使用している。
仮面ライダー響鬼
今作ではバイクに乗らずに巨大化したアカネタカに登場している。
仮面ライダーカブト
今作ではお馴染みのファイズと新たにドライブも加わったクロックアップによる高速戦闘を披露する。
仮面ライダーキバ/キバットバットⅢ世
新技として鎖状のエネルギーを放つ技を披露する。そして、キバにとって欠かせない相棒であるキバットも喋る。
仮面ライダーW
全員集合前のシーンでは何故かハードボイルダーのライトが点いている為、妙に目立つ。
仮面ライダーオーズ
登場シーンで相棒メダルに触れるシーンがある。
仮面ライダーフォーゼ
お馴染みロケットモジュールを駆使して敵を倒していく。今回のライダーロケットドリルキックは攻撃した場所が場所だったので「エグい」とも言われた。
仮面ライダーウィザード
今回は久々に基本形態で上級魔法を使用。キバとのライダーキックは演出的にも人気があり、ガンバライドを知ってる人であればニヤリとするシーンになっている。
仮面ライダー鎧武
今作でも縁が強いドライブと息の合った連携を披露する。
仮面ライダードライブ/ベルトさん
上記のファイズとカブトと共に高速移動が出来るライダーとして連携を披露する。またお馴染みトライドロンで敵を蹴散らす。
仮面ライダーエグゼイド
原典の「HIT!」の演出は健在。
仮面ライダーレーザー
サブライダーでは唯一平成ジェネレーションズシリーズ皆勤賞。登場時に変身音声が鳴っている他、瞳も付いている為、少なくとも爆走バイクガシャットによる召喚では無いと思われる。

キャストクレジットが記載されていない仮面ライダーは音声ライブラリによるもの。つまりクウガからジオウまでの全ての平成ライダーが当時の役者本人の声で登場している。

関連動画

余談

ライダー登場の組み合わせについて。

フータロスの力で歴代平成ライダーが人々の前に次々登場、怪人達を蹴散らしていくのだが、よく見るとそれぞれ法則性のある組み合わせとなっている(単体での登場となったクウガとW、電王を除く)。

  • エグゼイド、ゴースト

・主役の一人であるビルドと(比較的)直近作品(更に前作において共闘している)で、共に「命」がメインテーマの一つとなっている上、『ジオウ』本編にも両者がオリジナルキャストで登場している。

  • キバ、鎧武

・マントを着けた輝く最強フォーム(それぞれキバが金、鎧武が銀)、キバが演奏で鎧武はダンスと、音楽の要素がある点が共通。

  • アギト、龍騎、ウィザード

・ドラゴンライダー繋がり。なお、アギトと龍騎は連続する作品である。

  • カブト、ディケイド、フォーゼ

・記念並びに周年作品、宇宙と地球が作中に映った作品繋がり。

  • ファイズ、ブレイド、響鬼

・直近作品、何かしらの形で肉体が変質している(してしまった)ライダー繋がりであり、響鬼以外は変身者が既に怪人になっているか怪人化している(響鬼は『ディケイド』版が該当する)。

  • オーズ、ドライブ

・最後、相棒と別れ別れになる主人公と、戦いの中で散っていった仲間を蘇らせようと奮闘するキャラクターがいる繋がり。

レジェンドキャスト登板にあたって

本作では佐藤健が『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』以来実に10年ぶりとなる仮面ライダーシリーズ出演を果たしたが、佐藤氏の出演は公開当日まで徹底して秘匿されていた。

(ちなみに、本来はもう一人レジェンドの登板が検討されていたのだが、当人のスケジュールの都合上、今回はあえなく見送りとなったという。ちなみに劇中のあるシーンはその名残とされることが、本作の監督・山口恭平のツイートからも察せられる。)

まず、平成ライダーのコラボ映画は大抵の場合、予告映像公開時点でレジェンドのキャストが明かされるのだが、今回は予告の時点でも誰一人明かされていなかった。

公式や主演キャスト、多媒体からも情報の明言は一切なし。

主役が全員映ったインパクトのあるポスターも平ジェネシリーズでは初の「変身後の姿のみ」であり、公式サイトのキャラクターの欄にもジオウ&ビルド勢・本作初登場の怪人やアーマーしか出ていない。

試写会も一切行われておらず、プレミアムイベントの大きな発表も今作の主題歌とジオウ&ビルドのメインキャストのインタビューのみであり、今までの平成ライダーのコラボ映画とは色々と一線を画していた。このイベントに招待された者のみ、公開日初日まで公表禁止のプレスシートをもらったらしい。

更に撮影面でも情報統制が敢行され、プロデューサーの白倉伸一郎によれば、台本にも当該シーンを印刷せず、撮影スケジュール表にも載せず、音楽録音もダミー映像で演奏……といった具合に徹底していたとのこと。

ニュースサイトによれば、撮影場所となった建物には目隠しが貼られ、その撮影場所には地下から車で入るほどであったらしい。

劇場パンフレットでもクレジットのページ自体が削られていた。

そして本作は公開日初日に見に行く事が推奨されていた。

それらの甲斐あってサプライズは功を奏し、公開初日に鑑賞した人々やニュースサイトからの情報によれば佐藤の登場シーンでどよめきが起こり、泣く者も現れ、とある劇場ではエンドロール時のクレジットで観客から拍手が起こったようだ

また、今回U良太郎での登場となったのは「今の歳で良太郎を演じたらみんなの夢を壊してしまう」「10年経って良太郎が成長しているのはいいことだが、一方それは夢を壊すことでもある」という佐藤の意向であったことも語られた。

「本企画の根本」

2023年1月、白倉のTwitterにて本作には「消化しきれ」なかった「根本」となるテーマがあったことが明かされた。詳細はアナザーWを参照。

関連タグ

平成ジェネレーションズ

仮面ライダージオウ 仮面ライダービルド

仮面ライダークウガ 仮面ライダーアギト 仮面ライダー龍騎

仮面ライダー555 仮面ライダー剣 仮面ライダー響鬼

仮面ライダーカブト 仮面ライダー電王 仮面ライダーキバ

仮面ライダーディケイド 仮面ライダーW 仮面ライダーOOO

仮面ライダーフォーゼ 仮面ライダーウィザード 仮面ライダー鎧武

仮面ライダードライブ 仮面ライダーゴースト 仮面ライダーエグゼイド

仮面ライダーレーザー:今作でエグゼイドが乗るレーザーには瞳があり、九条貴利矢が変身したと思われる(エグゼイド公式ツイッターや監督のツイッターでほぼ明言されている)。台詞こそないが登場時に爆走バイクの変身音が鳴っており、エグゼイド以前のサブライダーでは唯一の参戦となった。

星プロ:本作とのコラボレーションとしてWEBコンテンツを公開している。ちなみに星プロのキャラクターの一人「ドニマル」役の新田真剣佑は過去に劇場版仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャーにて泊エイジ役として出演していた。

言霊使いの罠:どこか本作に通ずるテーマを持つ作品。こちらは題材がライダーではなく、妖怪となっている。

超時空の大決戦大決戦!超ウルトラ8兄弟:本作と同様、「当該シリーズがフィクションとして存在する世界」を主な舞台とした劇場作品。

スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム:公式から公開初日に観る事を勧められた作品繋がり。

プリキュアオールスターズF:プリキュア20周年記念作品であり、Fから始まる繋がり。

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平成ジェネレーションズFINAL仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER(平成最後の作品) →令和 ザ・ファースト・ジェネレーション

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