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日本面(軍事面・1950-)の編集履歴

2024-08-27 20:29:33 バージョン

日本面(軍事面・1950-)

にほんのぐんじめんげんだいしへん

日本が軍事・防衛においてやらかした数々の奇行のうち、GHQから警察予備隊として再軍備の指示を受けて以降現在に至るまでを扱う。

ヒャッハー!! 2発程度で諦めるようなヤツは日本人じゃねぇー!!

かくて歴史は繰り返される……


ここには、日本面のうち、軍事・防衛に関するもので、

自衛隊の原点である警察予備隊の設置された1950年から現在に至るまで

に関するものを記載しています。

日本面についての概要と、その全般については「日本面」を、

鉄道に関するものは「日本面(鉄道)」を、

企業や文化など、その他は「日本面(その他)」をご覧ください。


注意

これより以下の項目にはそれぞれすべてに「誇張表現」が含まれている可能性があることをお忘れなきよう願います。近年、自衛隊に対し好意的な認識が増えておりますが、その中で根も葉もない出所不明の「自衛隊アゲ」情報もあります。くれぐれもそのような情報に踊らされないように気を付けましょう。


なお、(困ったことに)ウソみたいな本当の話もあったりします。


陸上自衛隊

世界有数の錬度を誇る陸軍(的組織)。多国籍の戦車部隊で演習した時、1発外しただけでお通夜状態になったり(よその国の命中率は大体9割くらい)、米軍との山岳訓練で吹雪に襲われ、米軍は死者まで出したのに自衛隊の方は予定合流地点で雪合戦してたりと結構な勢いで頭のネジが吹き飛んでいる。因みに第1空挺団はこれをはるかに超えるキチガイの集団。ちなみに狙撃職人振りも旧帝国陸軍から受け継いでいるとのもっぱらの噂。

  • 戦車関係:戦車のくせに火山の災害派遣を経験したり、原発の瓦礫撤去の災害派遣を経験したり、町興しに呼ばれたり
    • 60式自走無反動砲:現 代 版 豆 戦 車。試作車はもっと独特な外観。
    • 61式戦車:変速機周りに問題があり、ギアチェンジに失敗するとシフトレバーが操縦手に襲いかかった。この戦車が下り坂に差し掛かったら近づかないようにと言われていた。日本版ヴァリアント
    • 74式戦車:陸上自衛隊の第二世代主力戦車。日本特有の山がちな地形に対応するため他国の戦車では採用例の少ない油気圧サスペンションを採用しており、前後左右に自在に車体を傾斜させられる。また、雲仙普賢岳の噴火では高い防御力や赤外線暗視装置を買われ戦車にもかかわらず災害派遣を経験している。2024年3月中に全車退役。ファンに惜しまれつつ半世紀にも及ぶ現役期間に幕を閉じた。
    • 90式戦車:陸上自衛隊の第三世代主力戦車。セラミック複合装甲という日本得意の小型軽量化で他国の第三世代主力戦車よりも10t近い軽量化を実現。ただしそれでも日本国内での運用には制約が大きく、北海道にしか配置されていない。高性能かつ分厚いセラミック複合装甲を備えており、正面の防御力はM1A1エイブラムスを若干上回るともいわれている。
    • 10式戦車データリンクに対応し74式並みに小型・軽量化した90式。お値段は更にお安くなっている。ハイテン鋼などの新素材も惜しみなく導入され、一部高精度部品は職人の手作り。また全体重量こそ90式から軽量化されているが、装甲そのものの重量はむしろ90式より増えているという話も。さらに、砲身の先にワインを注いだグラスを置いた状態で砲塔を旋回させてワインを一滴もこぼさなかったという規格外の安定性を誇る。豆腐の配達をさせる気か
    • M4A3E8中戦車M24軽戦車:供与された米国戦車。安保闘争での対デモ隊戦に備え、砲塔上部に放水銃を搭載して放水戦車に改造された。でも急ごしらえなので水タンクは小さいし、火炎瓶でガソリンエンジンに引火しそうとかで現場の評判は悪かったらしい。また、M24に64式対戦車誘導弾を4発搭載したミサイル戦車も試作されたが、制式採用とはならなかった模様。
    • 73式装甲車:浮上航行能力を持つ、陸上自衛隊の装甲車。ただし各部隊で行われた浮上航行実験では「沈没」という結果を数多く残してしまっており、実用性のない名ばかりの能力となってしまっている。しかし災害派遣では活躍しており、同期の74式戦車とともに退役が進む現在も、九州の部隊に火山の噴石対策で配備が続いている。
    • 将来性の無い車両:第2世代、第3世代MBTを改良して長期間使い続けるのが主流の現代において陳腐化しても改良せず、新型に移行する。これは開発時に必要最低限の性能を最低価格で調達できるよう設計する為将来性を削っているという説と、台数が少ない為改良より新規開発した方がコストパフォーマンスが良いという説がある(かつて74式戦車の改良が検討されたが、コストに見合わないと中断された)。また、装輪装甲車のようにベース車から派生型を開発するファミリー化ができるものでも専用開発するので高コストになってしまう。ただし改良にも限界がある事や世界情勢の変化により、近年(2023年現在)日本以外でも新規開発の動きがある。

  • 川崎 OH-1:陸上自衛隊の偵察ヘリコプター。日本版ブルーサンダーとも言える性能の機体。手放しホバリング、機首の角度が80度での急降下、宙返り、後ろ向き宙返り、バレルロールなどの変態飛行が可能。開発チームは優秀なヘリコプター開発者に送られる権威ある賞「ハワード・ヒューズ賞」をアメリカ以外で初めて受賞した。
  • 自衛隊の機関銃全般:変態的技術に強い日本だが、戦後の機関銃なはなぜか「何らかの技術的欠陥を抱えているもの」的な意味で英国面を発揮している
    • 62式機関銃:戦後初の国産機関銃。試行錯誤の結果通称「言うこと聞かん銃」「ない方がマシんガン」と呼ばれる駄っ作に。30口径の銃にしてはやたら細い銃身は、製造元の日特金属工業(現・住友重機械工業)が64式小銃を開発した豊和工業の助言を聞かなかったせいなんだとか。日本版L85、または和製ショーシャ。なお、さすが陸軍の血を引いているというか、魔改造して狙撃銃に仕立てたりしてる。
    • 9mm機関けん銃:歴史は繰り返す。端的に言うと、MAC10に大型のフラッシュサプレッサーとバーティカルグリップを付けただけの代物。その癖にコストの掛かる削りだし加工で生産される為、生産少も加わって89式小銃(28万円~35万円)より高い40万円以上。しかも登場はP90よりも遅い。
    • ライセンス生産の機関銃全般:ライセンス品のミニミ軽機関銃ブローニングM2重機関銃はオリジナルより質が劣ると長年噂されていた。そして2013年に過去40年間でライセンス生産を請け負っていた住友がインチキして粗悪品を納入していたことが判明(国産の74式車載機関銃もインチキしていた)。結果、機関銃類は輸入に変更された。
  • 64式小銃:陸上自衛隊ともに歴史を歩んできた戦後初の国産自動小銃。アサルト(バトル)ライフルとして見るとかなりの変態銃。まず、バレルの強度が軽機関銃並みにあり、ボルトより耐発数が多い。当然重くなる。フルオート射撃を制御性を高めるために連射速度を抑える工夫が色々されているが、「重い撃鉄」が曲者で、セミオートで撃つ際にはロックタイム(引き金を引いてから発射までの時間)が長く、撃発の衝撃が大きくなるため、命中精度が落ちてしまうという問題を抱えている。これらの特性からセミ基本のアサルトライフルにとしてみると駄作に見えるが、低連射速度でフルオート射撃の安定性が高く、二脚を使用した防御的、もとい分隊支援火器的な運用すればなかなか良好。この他に、部品点数が多いという問題点があり、長年の摩耗も重なって部品がよく無くなる(どんなに小さい部品でも無くせば数日かけて捜索させられる)。このため、64式を運用する際はビニールテープで脱落を防止するのが当たり前となっている。セレクター(スイッチ)も安全性重視が行き過ぎた結果、セレクターを引っ張って回すという使いにくものとなっている。どう見ても玄人向きの銃だが予備自衛官の主装備………ゑ?なお狙撃仕様は2023年時点でも陸自で現役、空自に至っては89式どころか一つ世代が進んだ20式が登場した今でも主力の個人火器である(飛行場は開けてる分交戦距離が長い為、射程の長い7.62mm弾を好むという側面もある)。

武器以外

  • 野外炊具1号:いわゆるフィールドキッチンと呼ばれる調理器具。見た目は諸外国に配備されているものとさほど変わらないが、最大で600人分の米飯を炊く機能が付いているのは日本ならではといえよう。人間よりも自然の脅威と戦う事のほうがずっと多いお国柄ゆえ、陸自の装備品の中でもっとも活躍した装備品の一つとなっており、阪神・淡路大震災・中越地震・東日本大震災で大いに活躍した。近年さらに改良された1号改・2号では火力の調節が可能になり、煮る・焼く・蒸す・炊くなんでもござれの大規模万能調理機と化している(ただ、構造上の都合で一度に炊飯できる量は1号より減ってしまった)。
  • 野外入浴セット2型:陸上自衛隊が所有する装備の一つ。移動式の野外入浴設備。この装備が自衛隊に投入された切っ掛けは、日本航空機事故史上最悪の死傷者数を出したあの日本航空123便墜落事故に対する災害派遣である。この際、製作会社からボランティア提供を受け試用したところ、隊員の士気維持・向上に有効であったとされ、制式採用に至った。コチラも阪神・淡路大震災、中越地震、東日本大震災等、西日本大豪雨の災害で水が断水していた地域において、大いに活躍している。風呂好きな日本ならではの装備であろう。
  • 浄水セット 逆浸透型:陸上自衛隊の後方支援部隊に配備されている水道施設の無い場所での飲料水の造水を行う需品科装備である。前述の野外炊具1号や野外入浴セット2型、後述の野外手術システムと併せて使用すれば大きな相乗効果を発揮する。…つか野外炊具1号からここまで見ても、凄いというか力の入れどころを間違っているというか。もっとも、餓島もといガダルカナル、インパールで戦前に兵站で痛い目を見たのだからこれぐらいは当然という意見も多数ある。(戦場において食料・水、そして娯楽による士気の維持が重要かは昨今の戦争を見れば一目瞭然だろう。無論、こんな高度・重い設備が最前線で使えるか!という意見もなくはない)
  • 野外手術システム:…で、こんなもんが出来ちまった。名前の通り医療施設の無い場所での外科手術を行うことが出来るシステム。陸自に合計10基が配備されている。最大の特徴はこの設備はコンテナ化されており、通常は大型トラックに車載されて使用されるが、コンテナ部分を切り離すこともできる。災害支援やPKOでよく活用される。またおおすみ型輸送艦の甲板上に設置する事により、おおすみの医療設備を拡張し、病院船としての運用が可能な様になっている。
  • 陸上自衛隊の建設隊の過剰なこだわり:もちろん海自・空自も共犯。これに関してはもはや「反省ってなぁに?」のレベルで反省していない。どういうことかというと、「人力でちんたらやっていたから悪いんだ、それなら重機・建設機器を大量に集中投入して同じ水準のものを半日で造っちまえばいいってことだろ!!」。これが原動力の一つとなって日本の建設機械技術は世界に冠たるレベルにまで成長したが、違う、そうじゃない
  • 陸上自衛隊の輸送艦配備計画ほーら懲りてなかった



海上自衛隊

世界有数の錬度を誇る海軍(的組(ry。他の国は知らんが日本では菊花紋章を持ってない艦は軍艦じゃない。イイネ? アッハイ。カレーに対するこだわりは誰にも負けない。

  • ひゅうが型及びいずも型護衛艦:書面上は「ヘリコプター搭載護衛艦」。対潜ヘリコプターの運用が主な目的であるが、甲板を耐熱化することによりV-22オスプレイF-35B戦闘機の運用が可能と他国から指摘されている。何をおっしゃる、経費削減のためにあらかじめ拡張性をもたせておくのは常識ですよ?……と言いたいが、ひゅうが型は2013年にオスプレイを、いずも型は2021年にF-35Bを発着艦させることに成功した。本当にやるやつがあるか!
  • こんごう型護衛艦:何気に米海軍以外で初のイージス艦。書面上は「ミサイル護衛艦」だが、排水量はタイコンデロガ級巡洋艦と同じである。巡洋艦と同じ排水量であるお前のような護衛艦がいるか。しかも後続のあたご型護衛艦まや型護衛艦はさらに排水量増えてるんですが……え、隣国にもっとデカいのが居る
  • イージス・システム搭載艦(12,000トン型護衛艦):イージスアショア導入がおじゃんになった代案で現在計画されている新イージス護衛艦。基準排水量12,000トン、全長190m、全幅25m、かの米海軍のズムウォルト級駆逐艦や中国海軍の055型駆逐艦すら凌ぐ、世界最大のイージス艦として計画中。完成したらこれよりデカい現役の水上戦闘艦がキーロフ級ミサイル巡洋艦だけになるとかいうバグ。この期に及んでまだ「護衛艦」を嘯くのは白々しすぎるんですが、それは……
  • 護衛艦「わかば」:あ……ありのまま かつて起こったことを話すぜ!「日本に『海上自衛隊』という形で海軍組織が再度設立されたと思ったら、沈没した旧海軍時代の船を引き上げた上でレストアして護衛艦として使っていた」……
  • はるかぜ型護衛艦:戦後初の国産護衛艦。対潜水艦用にと、艦首に時代錯誤(?)の衝角(ラム)を装備していた(と言っても、衝角が突き出たような形状ではなく艦首自体は普通の形状)。大戦中には実際に駆逐艦が潜水艦に衝突・撃沈した例もあり、原潜がまだ一般的でなかった時代には有効な手段であったかも知れないが、当然、実戦の経験も戦果もない。ちなみに、旧海軍は巡洋艦“春日”と“吉野”の不幸な衝突事故を契機に、世界に先駆けて衝角を廃止しており、何とも皮肉な“先祖返り”となった。ちなみに設計の基礎は朝潮型駆逐艦の流用。つまり特型にはじまる日本型外洋駆逐艦の命脈は途切れる寸前で継承されたのだ。そして、戦後国産護衛艦として初めて進水した艦のその名は『ゆきかぜ』であった。おかえり、雪風。
  • 新明和 US-2:名機二式大艇の血脈を現代に受け継ぐ傑作飛行艇。メインエンジン4基の他に低速での失速を防ぐ境界域制御装置用の5つ目のエンジンを持ち、離陸・水距離290m、着陸・水距離300m、100km/h以下の超低速飛行が可能。一方で操縦のフライ・バイ・ワイヤ化、キャビンの与圧化によりさらに作戦遂行能力がアップ。2015年6月には着水限界を越える4mの波間に着水し、エンジンの故障に見舞われつつも被災者を救助。反重力装置でも積んでいるとしか思えないその飛び方(これも先代US-1から受け継いだもの)に人々はうなる、お前の飛び方はおかしいと。
  • 海上自衛隊のハイテク魚雷お待たせしました後日談です。水上対水上の戦闘での魚雷の有用性が薄れる一方で、潜水艦の性能の飛躍的な向上によりそれに対抗する水上艦艇の攻撃手段も投げ込むだけの爆雷だけでは間に合わず、誘導装置を搭載した対潜魚雷が主役の一角を占めるようになった。
    • 89式魚雷:そんな中で開発されたこの魚雷。カタログスペック上は同盟国アメリカのMk.48魚雷の同等品とされるが、実は設定を弄ると雷速70ノットに達するキ○ガイ魚雷と言われている。これが真実ならロシア海軍が開発に成功したと言われるスーパーキャビテーション魚雷以外では最速である。つうか潜水艦相手にこんな雷速は必要ない
    • 18式魚雷:89式の真偽のほどはいまだにはっきりとはしていないが、その後継として開発されたさらにぶっ飛びのキチ○゙イ魚雷。その内容とは……「爺さんたちは酸化剤を純粋酸素にした、俺達は爺さんを超える」とでも言わんばかりの水素燃料魚雷。つまり排気は水である。旧海軍の酸素魚雷開発者が聞いたら喜ぶだろうか、それとも驚くだろうか。一方で誘導装置は現代日本お得意の高度な自ら音響を画像化してデコイと実態を区別するアンチデコイホーミングアクティブ磁気近接信管を搭載している。推進方式であるが、世界的には大戦時の主流である往復熱機関の一種である「斜板機関」が主流の中、18式魚雷の機関はタービン式
  • ましゅう型補給艦補給艦は一般に積載量と燃費を重視しディーゼルエンジンを採用するのが普通だが、何を血迷ったか戦闘艦艇用のガスタービンエンジンをそのまま載せてしまった変態補給艦。4万馬力のガスタービンエンジンをぶん回し、2万トンを超えるタンカー型の船体が24ノット護衛艦の第3戦速に相当)で爆走する。かの米海軍ですらそんなぶっ飛んだ補助艦艇は存在しない。一般に補給艦は戦闘の危険がない後方海域で待機しているものだが、周辺国との距離が近い上に専守防衛に徹しなければならない日本に安全な後方海域など存在しない。先の大戦時に無防備な輸送船を片端から沈められたトラウマもあり、いざ有事となった際には現場に急行する護衛艦隊に守られながら洋上補給を行う、究極の艦隊随伴型補給艦として設計された。だが平時においては「燃料を補給する船なのに自分自身が燃料をバカ食いする」という残念なことになっている。
  • 対潜水艦戦への異常な執着:かつての太平洋戦争中、潜水艦による通商破壊作戦で海上輸送路をズタズタにされて追い込まれたトラウマから、日本は潜水艦の対策に多くの資源と時間を費やし、世界屈指の対潜能力を鍛え上げている。例えば対潜哨戒の主力となるP-3対潜哨戒機は、開発国の米国すら運用数200機なのに100機導入、冷戦時代から米国と旧ソ連以外ではほぼ整備されていなかった水中固定聴音機を近海に大規模に展開(しかも米軍の類似システムSOSUSと連接しているとも)、国際的な対潜水艦演習でも近年は大体上位か優勝、etc.……また潜水艦そのものについても、原子力潜水艦こそ持たないがそうりゅう型潜水艦たいげい型潜水艦などの通常動力潜水艦の建造能力は世界一とも謳われている。
    • たいげい型潜水艦たいげい:2022年に就役したばかりの最新潜水艦。世界で初めてリチウムイオン蓄電池搭載を前提に建造されるなど新機軸を盛り込んだ高性能艦だが、就役2年目にして試験潜水艦に種別変更。潜水艦技術の研究開発に携わることになり、まだまだ使えるどころか一線級の潜水艦を余裕で試験用にするあたりに日本の対潜水艦戦への異常な執着が垣間見える。

航空自衛隊

世界有数の練度を誇る空軍(的(ry。演習時にF-104T-2F-15をスコア的に撃墜した猛者が居たり、事故ではあるが世界で唯一物理的にF-15を撃墜しちゃったり(ただし同士討ち)など数々の伝説を持つ。

  • 三菱 F-1:戦後の日本で初めて開発された国産戦闘機……なのだが、退役するその日までチャフ・フレアといった自己防衛手段を一切装備していなかった。一応自己防衛手段に関しては、エアブレーキの間にチャフを挟み込むという原始的手法で対処している。それとは別の話だが、アドーアの悲劇(個別記事参照)も忘れてはならない。
  • 三菱 F-2:日本版ブリティッシュファントム。と言ってもエンジンを積み替えただけのあちらとは魔改造のケタが違う。もともといろいろあってF-16ベースの日米共同開発になってしまったのだが、そこで終わらせないのが三菱の開発陣。エアインテークの形状を変更し(そら豆型のF-2のほうが効率が良いと本家に認めさせる)、各部の大型化による重量増加は各種複合素材の採用で抑え込み、対艦ミサイルを四発も積めるなど、航続距離がやや短めな以外は「パッと見の外観以外全てが違う」第4.5世代戦闘機水準の単発戦闘機として完成。F-22以外で唯一M61A2機関砲も装備。だがお値段が高い。高すぎる。
  • F-4EJ改F-4ファントムの近代化改修の例は他国にも存在するが、EJ改はその先駆けとも言うべき存在であり、レーダーなどの電子機器を中心に魔改造、操縦系統にHOTAS概念を取り入れるなど使い勝手も改善し、本国アメリカのファントムライダーをして「何でF-16のコックピットが付いているんだ!?こんなのファントムじゃねぇ」と言わしめるほどの性能向上を果たす。2020年一杯をもって全機退役が決定するまでの約50年間日本の空を守り続けた(亡命事件のことはもう許してやれ)。
    • ちなみに魔改造魔改造と持て囃されているが、F/A-18のレーダー載せてAIM-120を運用できるようにしたドイツのF-4F ICEや、アメリカと決裂したのに独力で補修部品製造して中国製対艦ミサイルまで搭載したイランのF-4、自国製エンジン積んだらコストが倍増したご存じ英国のブリティッシュファントム、そしてAIM-120どころかAGM-130やレーザー誘導爆弾まで搭載できるようにしたギリシャのF-4E PI2000などなど、世界中にはもっと魔改造されたファントムがごろごろ居るのは内緒だ!(でもギリシャとイラン以外は退役したんですがね)
    • ちなみにF-4自体は総生産機数5000機を超える大ベストセラー機だが、本国のマクドネル・ダグラス以外で生産が認めらたのは、生産ライセンスを取得した日本の三菱重工のみである。ついでに言うと最終号機も三菱重工で製造された機体である。
  • F-15JF-35:どちらも米国で開発された戦闘機で、F-15Jは今現在の空自の主力、F-35は今後の空自の主力である。主力というからにはそれなりの数を揃えているのは分かると思われるが、なんと空自は米国以外で一番F-15が配備されている(200機以上運用中)+米国以外で一番F-35が配備されようとしている(140機以上予定)。
  • 川崎 C-1:中型戦術輸送機。もとは日本飛行機製造(NAMC)に発注され、YS-11の後継機として旅客機転用も想定していたが、いろいろあって満載8t時の航続距離が1,500km(岐阜県を中心にすると、北は北海道、南は九州程度)という微妙な性能に。ただしカワサキ技術陣の変態魂あってか、ブルーインパルス顔負けの変態機動が取れる「動けるデブ」となった。その短距離離着陸性能はSTOL実験機飛鳥の開発と実機運用試験に遺憾なく発揮された。
  • 川崎 C-2:で、C-1の後継機である「中型戦術輸送機」…のはずもこいつも「貨物搭載時の航続距離6,000km程度」という要求事項がある上に「M0.82で民間航路を飛行可能」(旅客機のボーイング787エアバスA350と同程度の速力)という項目まで加わっている。もちろんC-1の変態機動も受け継いで健在だ。戦術輸送機とはなんだったのか。
    • ちなみに戦術輸送機ながら不整地離着陸を想定していないという致命的な問題があったのだが(戦術輸送機とは(以下略))、強度上は可能と目されており、2020年に試しに不整地離着陸をやってみたら成功した。なんで???
  • 機動衛生ユニット:航空自衛隊が所有する医療ユニット。本格的な手術室である陸自の野外手術システムと違い、あくまで重症患者を運ぶための集中治療室となっているが、コンテナ一つで完結している上にC-130輸送機に2基搭載可能。
  • 有害鳥獣駆除:なんとトドを駆除するのにF-86で機銃掃射していた事がある。さぞかし駆除できたのだろう……と思いきや、海に潜られて何頭駆除できたのかはっきりしなかったとか。しかしトドたちもしばらくは帰ってこなかったとのことで、漁協の要請もあって毎年恒例行事のようにやり続けた。が、環境変化などによりトドが激減、保護対象となったことで終焉した。


その他

  • 自衛隊のイベント時における奇行の数々:軍事組織且つ公務員という点でお堅い人々と見られがちな自衛隊員であるがイベント時にはその印象をぶち壊すには十分すぎるほどの奇行を恒例行事と言わんばかりにやらかす。例を挙げれば原付バイクを改造して航空機風に仕立てあげた「ミニ航空機」シリーズ(しかも陸海空+ブルーインパルス全てがやらかしている)、子供に人気のアニソンを演奏する音楽隊陸自の痛ヘリ基地祭のBGMでアニメソング連発(よく宇宙戦艦ヤマトや流行りのアニメを演奏している。特に新田原基地が有名)、ニコニコのイベントに米軍と参加し演奏したり、その合間に楽んだりあろうことかコスプレエリアに現れたり、ミサイルのスペック表記に「射程距離:よく飛ぶ」「発射数:いっぱい撃てる」「命中率:よく当たる」と書く、タイヤを3つ並べて「最新型ステルス機」と言い張る、護衛艦の装備に対する奇天烈な解説など。まあ海自の源流である帝国海軍は師がイギリスである上に「ユーモアを解せざる者は士官の資格なし」の伝統があったこと、陸自の源流の一つである帝国陸軍が手本としたドイツ陸軍の戦車部隊には「戦車乗りたる者ユーモアを理解すべし」の伝統がこれまた受け継がれていること、空自の師であるアメリカ空軍はいい意味でのノリの軽さに定評があるなどを考えればわからないでもないが。 …え?自衛隊に限らないだろって?
  • 海上自衛隊・航空自衛隊の初等練習機:自衛隊創設期。アメリカから手に入れたレシプロタンデム副座練習機、T-34メンターのライセンス生産を富士重工業が請け負った事から全てが始まった。東南アジアに売り込む為に4/5座席に改造したメンターを富士重工が作ってみたところ、陸上自衛隊が連絡機LM-1として1956年に採用(ちなみに、東南アジアへの売り込みは失敗した)。さらにLM-1のエンジン強化型を海上自衛隊が初等練習機KM-2として採用し、続いてKM-2をタンデム副座に戻したT-3を航空自衛隊が初等練習機として採用した。その後、LM-1は三菱機LR-1に道を譲って退役するが、海上自衛隊はKM-2をターボプロップ化し、キャビンと垂直尾翼を一新したT-5をKM-2の後継機として採用。航空自衛隊もT-5をまたタンデム副座に戻したT-7をT-3の後継機として採用し、現在に至る……と、海自・空自は60年以上前の練習機の改良型……もとい魔改造型を半世紀以上にわたって延々使用し続けている。1947年から現在にいたるまで生産され続けている名作軽飛行機ボナンザから産まれたメンターがベースになっているとはいえ、後発の高性能ターボプロップ練習機が世界で増えている中、こんな事をしているのは日本くらいのもの。
  • 対艦ミサイル狂:かつての仮想敵が旧ソ連海軍極東艦隊、現在の仮想敵も中国海軍とどちらも主力戦闘艦がバカみたいに多いせいで、自衛隊もその対策に対艦ミサイルの整備に力を入れるあまり、対艦ミサイルバカになってしまった。まず陸海空全自衛隊が対艦ミサイル装備済み。さらに例を挙げると……
    • ASM-1:1980年代初頭に国産された初の空対艦ミサイル。模擬標的に15発発射予定であったものが直撃弾の続出で標的が破損、1発余らせて終了したり、実艦標的に実弾3発を発射予定だったものが初弾で撃沈してしまったりと、開発側も想定していないほどの高性能で、自衛隊の国産装備の性能が世界基準から遅れていた当時、コイツだけ世界基準からリードしていた
    • 88式地対艦誘導弾:続いてASM-1をベースに開発された地対艦ミサイル。前作から倍となった100kmもの射程にプラスして巡航ミサイルに装備すべき地形回避飛行能力を対艦ミサイルとしては唯一持たされていた。しかもコイツを大量装備した地対艦ミサイル連隊を日本全国に配置する徹底ぶり。それどころか特科団と呼ばれる事実上の砲兵旅団まで編成している。
    • ASM-2:1990年代に実用化された空対艦ミサイル。赤外線画像誘導によりチャフや電波妨害はともかくフレアも含め、ほとんどの妨害手段が効かないという凶悪なミサイルとして完成。しかも制御翼にはステルス性まであり、撃墜も困難。しかもF-2戦闘機はこいつを4発も搭載できる。当時対艦ミサイルを4発も搭載して戦える戦闘機は西側には存在しなかった(搭載自体はF/A-18などもできるが、搭載できるだけで実用的ではなかった)。
    • ASM-3:2010年代に実用化された空対艦ミサイル。飛翔速度マッハ3という西側にしては珍しい超音速対艦ミサイルとして完成……したのだが、ここに来て中国軍やロシア軍の海軍艦が急激に高性能化したことから、まだ足りないとばかりに「ASM-3(改)」の開発を開始。こいつは射程400km超を目指している
    • 12式地対艦誘導弾能力向上型:2020年代に既存の12式地対艦誘導弾を改良して開発を進めている地対艦ミサイル。だが、こいつは射程1000kmの事実上の巡航ミサイルを目指している
    • この後も様々な対艦ミサイルを実用化しているが、2024年現在実用化したものだけで7種類の対艦ミサイルを国産している。これは西側諸国としてはトップレベルの数で、これに並べるのはハープーンミサイルの艦上発射型、空中発射型、潜水艦発射型やトマホークミサイルの対艦型を開発した米国か、東側諸国ぐらいである(その米国も地対艦ミサイルは現状実用化していない)。
    • なお、自衛隊には対地攻撃用の兵器が無いと度々指摘されているが、その理由は「自衛隊の対艦ミサイルは対地攻撃に転用できるから」という噂がある。例えばASM-1はレーダー誘導なので対レーダーミサイルに転用でき、ASM-2は赤外線画像誘導なので理論上は建物や地上施設をロックオン可能、88式地対艦誘導弾の地形回避能力など巡航ミサイルの技術自体もあり、中間誘導にGPSを用いる対艦ミサイルならGPS誘導ができる……などなど。もっとも2020年代から敵基地攻撃能力として各種巡航ミサイルの導入が決まったため、本当に対艦ミサイルで対地攻撃する可能性は少なくなったと思われるが。そしてしまいには………
  • 島嶼防衛用高速滑空弾こんな物ができてしまった。2025年配備予定の極超音速兵器。ロケットによって打ち上げたのちに滑空体が切り離され、弾道飛行を経て滑空飛行に移り、終末航程では急降下(ダイブ)によって極超音速で目標に突入する。………ここまで読んでわかっただろう、こいつは事実上の弾道ミサイルである。初期製造型のブロック1は300-500キロ程度の短距離弾道ミサイルだが、ブロック2以降については射程2500km前後のIRBM(中距離弾道ミサイル)である。島嶼防衛用とはなっているが、射程からして普通に敵地攻撃能力にも使えるスペックである。ちなみに潜水艦発射型まで検討されている
  • 防衛省技術研究本部(TRDI)防衛省にかつて存在した研究開発部門。他国からすれば文字通りありえねーというしかない低予算で「今週のビックリドッキリメカ」を次々と生み出す防衛版JAXA。彼らを支えるのは秋葉原と国内の優れた民生品でもある。2015年10月1日、新たに『防衛装備庁』が発足し、それに統合される形で廃止されたのですこしはマシに……たぶんなってない。DARPAといいコイツらといい、研究開発をするところにはどこも頭おかしい(褒め言葉)連中が集まるのかもしれない……。
    • タネ明かし:いやいくらなんでもこんな予算でできねーだろというものが日本では作れてしまう……のは、実は一般的な先進国と日本で予算の組み方が違うという一面があったり。宇宙開発にも言えることだが、まず日本の場合、基礎技術開発を行い、技術が得られた時点でそれを組み合わせて最終的な目的に至る、という職人の積み重ね根性的なプロジェクトの進め方が今でも官民問わず一般的なのだが、この為最後につくる目的物の予算というのは基礎技術がすでにあることが前提で組まれているのである。一方、アメリカを始めとする多くの軍事先進国はまず目的ありきで基礎技術開発から予算枠を作成する。つまり、日本の場合「目的物の予算」から「基礎技術開発予算」がすっぽ抜けているので異常に安く見えるという面があるのだ(それにしたって安すぎるのも事実だが)。もちろんそんな日本が持ったら一番危ないだろうなーというものを安易に認めてんじゃねーよアメリカ。一方アメリカのやり方は日本の泥臭いやり方からするとスマートで豪快にも見えるのだが結構な割合でその結果行き着く先が→米国面
    • 球形飛行体:上記TRDIが生み出した「リアルあんなもの」。二重反転プロペラで無いが、カウンタートルクはセンサーと動翼で打ち消す壁に張り付く転がって移動する急停止・急発進する。部品調達はほぼ全て秋葉原の電気街で、お値段は7台で11万円なんだとか。
  • 防衛装備庁(ATLA):上記防衛省技術研究本部の後継として2015年に誕生した。技術研究本部時代からの頭おかしい技術力は健在だが、早速何をやらかしたかと言えば……
    • 世界初のレールガン洋上射撃試験:2023年、海上自衛隊と共同でレールガンを世界で初めて洋上で射撃。やりやがった!!マジかよあの野郎ッやりやがったッ!! しかもレールガンの課題となる急速な砲身摩耗も今のところ問題なしとのことで、レールガン開発で世界に一歩リードした形となる。なお、このとき使用したレールガンの砲身には見栄えする青いラインが入っていたが、このラインの正体はなんとただのデザインとのこと。
  • 前面装備の強さにばかりこだわり、兵站を軽視する姿勢:最新技術の粋を尽くした戦車や護衛艦や戦闘機などを配備する傍ら、基地の警備に最新小銃が行きわたっていなかったり、そもそも小銃の実射訓練がなかなかできなかったり、旧軍時代に建てられたオンボロ兵舎が未だに使用されていたり、全力で戦うとすぐに底を付いてしまう程度しか燃料・弾薬の備蓄がなかったりと、旧軍時代の病気が未だに治っていないどころか、むしろ近年は悪化している面も見られる。というのも、特に小泉純一郎政権以降の「政治主導」が影を落としており、予算編成に現場の声が届きにくくなっているからである。特に2013年以降防衛費は増加しているにもかかわらず、米国からの装備購入費が予算を圧迫(もちろん元凶はこの人)した結果、自衛隊の貧乏化に拍車がかかり、「陸自ではトイレットペーパーを自腹で購入している」という問題が国会で取り上げられる事態になった。もっとも、政府だけの責任ではなく、「様々な迷彩は侵略軍の現れだから研究するな」「(領空侵犯した敵戦闘機だとしても)空港は警察の領分なので自衛隊は関わるな」「船舶の燃費改善やドローン技術は軍事研究なので即刻中止せよ」という頓珍漢な理由が(現代でも)跋扈しているように、極端な軍アレルギーのせいで官民ともにこの問題に向き合ってこなかったせいでもある。
    • ただ、2022年のウクライナ侵攻発生後から防衛費が大きく増やされたこともあり、これらの問題にも多少の改善がみられつつある。特に弾薬備蓄に関しては、2024年までに弾薬整備費だけで3倍も増額された。……ただ、今まで不足していた分に一気に予算が投下された結果、使いどころが決まらず1400億円の予算を余らせてしまった、という何とも本末転倒な事態も起きたりしている。
  • 自衛隊の物品に対する異常なこだわり:。上記の兵站軽視の結果、『たまに撃つ 弾が無いのが 珠に瑕』と揶揄される有様で、昔みたいに弾薬をバカスカ使えない(え? はバカスカ使ってたなんてのは幻想? なんのことやら)。だが練度は何とか保ちたい。そんな訳で考えた自衛隊はこうやった。たとえ機関銃の射撃訓練でも単発もしくはバースト射撃で行う、使い終わった空薬莢を全部拾う、薬莢が一つでも見つからなかったら300人体制で探す、小銃か紛失した日には駐屯地の人員総出で捜索。とても経済大国の軍事組織がやることとは思えない……。また、89式小銃に黒ビニールテープが巻かれている画像がよく見られるが、あれは滑り止めのためではない。部品が脱落しないように補強しているだけである。理由は訓練が厳しいので部品の摩耗が激しいらしく、しかも予備部品を申請しても中々届かない。ビニールテープ代は隊員の自費という有り様。とても経済大国の軍事組織が(ry
    • 小銃なんか紛失した日には大騒ぎってのは日本に限ったこっちゃない。現代の先進国じゃあどこでも大騒ぎになる。特に犠牲者が2桁で済まないほどの銃乱射事件が年数回起きる某国じゃ。2010年から2020年の間に銃器1100挺どころかグレネードランチャーにロケットランチャーまで紛失してた米軍ェ……
    • 因みに岸壁に宙吊りになった遭難者2名(それもすでに死亡している)の遺体を下ろすために陸自普通科の射撃でロープを切ろうという話になり、この1件だけで3000発弱ぶっぱしている。その発想がすでにおかしいんだけどな?
    • アメリカは軍事大国だし予算もじゃぶじゃぶ使えるんだろうなー羨ましいなー…………あの装甲車、ガムテープで補修してね?
    • ぶっちゃけ空薬莢を無視して訓練できるのはアメリカ軍とかロシア軍ぐらいな超大国レベル。ロシアらが使う旧ソビエト製の弾丸はただの軟鋼製なので拾う意味がない(速攻で錆びるのでむしろ開封即時利用が必須)。


番外編:海上保安庁

日本の海を守る、海の警察兼消防。軍隊(的(ry。そもそも軍隊じゃないし軍事組織でもないが、日本海軍の後身たる第二復員省より人員と任務を直接受け継いだため「日本海軍の伝統を受け継ぐ直系の組織」ともいわれる連中。2024年4月1日時点で、海自の1/3に近い人員と警視庁以下の予算で、海自の艦艇数を4倍近く上回る454隻の船艇を保有している。凄いんだか悲しいんだか……。

  • しきしま型巡視船:総トン数7000トンの巨大巡視船。核燃料であるプルトニウムの輸送船を護送すべく建造されたためこんごう型護衛艦に匹敵するサイズを誇り、竣工当初は世界最大の巡視船だった(現在は中国海警局の海警2901と海警3901に越されている)。しかもフランスから日本までを無補給で航行するため、航続距離2万海里という桁外れなスペックを持つ。日本の巡視船で初めて軍艦構造を採用した船級でもあった。
    • 1番船「しきしま」は2024年4月付けで退役したが、準同型船の「あきつしま」は現在も活動中。さらに「あきつしま」をベースとした準同型船れいめい型巡視船も5隻の建造が計画され、続々と竣工しつつある。ちなみにいずれもサイズは「しきしま」若干上回る模様
  • 30,000トン型巡視船(多目的巡視船):海保が建造を予定している巨大巡視船。何をトチ狂ったか、しきしま型どころか海自のいずも型護衛艦をも上回る総トン数3万トンの巨船である。尖閣諸島周辺での対応を念頭に、有事に離島から避難する民間人を1000人以上収容する輸送力や、ヘリコプター3機と高性能の小型ボートを多数搭載できる設計らしい。完成すれば海保は再び世界最大の巡視船を保有する、が……お前のような巡視船がいるか!!2029年度に実用化予定。
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