運がいいとか悪いとか
人は時々口にするけど
そうゆうことって確かにあると
あなたをみててそう思う
さだまさし『無縁坂』より
弱かったり
運が悪かったり
何も知らないとしても
それは何もやらない事の言い訳にはならない
概要
不運と幸運のバランスが極端なだけでなく、不運ばかりが続いて幸運に恵まれる兆しを全く感じさせない薄幸または不幸な人物を指す。
構成
故事に曰く「禍福は糾える縄の如し」(幸福と不幸は2本の紐を縒り合わせて出来た縄のように交互に訪れる)とするように、吉凶運勢もまた陰陽一対・表裏一体であり、不運に傾けばその分だけ幸運が、幸運に傾けばその分だけ不運が顔を覗かせる流動的な事象と定義し、従って不運も幸運も永遠に続くものではないとしている。
しかし、意志の有無に関わらず生物として生存していく上で何故か好事に働かない場合が圧倒的に多く、しなくても良い苦労や傷病など身の危険に常時苛まれる「幸運欠乏症」、これが不幸体質である。ただし、単に不幸体質と言ってもその傾向は多様であり、後述の関連人物に対する解説に詳しい。
関連人物
本人曰く「生後6ヶ月でマンションの9階から落ちたのを皮切りに、一通りの乗り物に轢かれ、一通りの食べ物に中り、大体の試験に落第し、ほとんどの災害を経験し、ジャンケンに勝ったことはおろかあいこにすらなったことがない」という生きているのが不思議に思えるほど壮絶な不幸体質であり、付いた異名が『不幸の女神』(小学校~高校時代)、『堕天使』(警察学校時代)。この後、実に3回も殺人事件の容疑者となった経験(このうち被告の立場で出廷2回)まで持つ。
次々と襲い来る不運を乗り越えてようやく婦警となったものの、早々に同僚の殉職に遭っただけでなくその事件の容疑者として裁判に臨む羽目になり、成歩堂龍一の活躍によって無罪宣告を受けたとは言え肩身が狭くなった結果、止む無く依願退職の形で警察を去った。
幾つかの職を転々として創作フレンチレストラン『吐麗美庵』(とれびあん)のウェイトレスに落ち着いた矢先、またしても殺人事件の容疑者として立件されたが、今度は遂に有罪判決を受ける事態に直面し、こちらも薄氷を踏むような成歩堂の弁護により逆転無罪となったが、程無く吐麗美庵を退職した。
再び職を転々とした末に地方検事局の警備員に就くも、落ち着く間も無く上級検事室の一室で起こった不可解な殺人事件の容疑者となり、御剣怜侍の推理から疑いこそ晴れた一方で職務上の失態を問題視した警備室長から免職を言い渡された。とことん救いがない。
「大小様々の不運に襲われるのが日常茶飯事」「不運が雪だるま式に膨れ上がる」という度外視の不幸体質であり、付いた異名が『不運大魔王』。
医療用包帯の確保・洗浄、トイレットペーパーの管理・補充、忍術学園生徒全員の検尿・検便の差配、調薬に伴う悪臭発生の苦情処理など、これら日の目を見ない活動内容の都合で率先した成り手がおらず「不運委員会」とすら揶揄される保健委員会に所属し続け、6年生となった今ではとうとう委員長の座に就いてしまった保健委員会の生き字引。
先に挙げた須々木が「己一人に強烈な不運を呼び寄せる」タイプと例えるならば、伊作は「軽重に関わらず己の不運を他者にまで伝染させる」タイプに分類され、被害者は同室の食満留三郎を筆頭に保健委員会所属委員にまで及び、誰にも優しく素直で前向きな学園屈指の人格者である伊作を無碍に出来ないだけになおさらタチが悪い。
DIOに雇われた殺し屋の1人。その筋ではかなり有名であるらしく、モハメド・アヴドゥルも面識こそ無かったが名前と凄惨な手口は聞き知っていた。
先に述べた2名の不幸体質とは根本的に異なる「自らの意志で不幸を招き入れる」タイプであり、これは怨恨を原動力とする異質のスタンド『エボニーデビル』の特性に起因する。恨みの大きさに比例してスタンドパワーが上昇する性質上、標的となる相手からある程度の致傷を受ける必然性を伴う諸刃の剣だが、それによって標的への恨みが膨れ上がれば遠隔操作型スタンドでありながら近距離パワー型スタンドに匹敵する戦闘能力すら発揮する上、無作為に手にした凶器に深い恨みを根源とする精神力を流し込めば現実世界の物質でスタンドそのものにダメージを与える事も可能(スタンドは霊体のような存在であり、現実世界の物質に干渉する事はあっても干渉される事は無いため)。
短絡的な野心や身の丈に合わない欲望が仇となった身から出た錆で無惨な返り討ちに遭う、あるいは無自覚のうちにコントのような連鎖的不運に巻き込まれる。
ささやかな幸運が訪れてもそれを上回る不運が倍速で襲い掛かる確率の高さは尋常ではなく、そのせいで何度も重篤な打撲・骨折・飢餓・遭難・焼身・窒息など絶命の危機に直面するが、それと同じ数だけ奇跡的生還を果たしているだけでなく骨も皮膚も自己再生・修復している。つまり、「生命維持が危ぶまれる限界点に立たされた時のみ人智を超越した幸運が発動する」という特異な不幸体質と言える。
不幸になるべくして不運な日時(仏滅・13日の金曜日)、不運な場所(ボットン便所)、不運な状況(母親である追手内伊八代の排便中)でこの世に生を受けた、自称『日本一ついてない中学生』。
不運続きの総決算とばかりに「地球侵略に訪れた宇宙人のUFOに潰される」という目も当てられない不運に見舞われて13歳の短い生涯を終えるも、宇宙一の幸運を持つヒーロー『元祖ラッキーマン』の力で蘇り、ラッキーマンに変身するきっかけとなった。変身中に訪れる稀有の幸運に反比例して日常生活上の不運に「日本一 → 世界一 → 宇宙一(第3小宇宙一) → 大宇宙一」と拍車が掛かったが、最終話で元祖ラッキーマンと分離した後は「日本一ついてない」に戻った。結局、日本で右に出る者の無い不幸体質からは抜け出せていない。
日本アニメ史でも指折りの不幸体質。
家族や知人を偶然に接触した宇宙生命体に寄生・洗脳され、自身も宇宙生命体の寄生で強制的に人間をやめさせられて寿命が余命半年になり、洗脳された家族や知人を殺す運命を背負わされ、目の前で洗脳された弟に唯一無事だった妹を殺され、ボロボロになった肉体の限界を超えるために「ブラスター化」というパワーアップを果たして寿命問題を解消するも今度は寄生体の細胞が脳に集中したせいで記憶が消滅する副作用が発生し、最後はすべて決着を付けた代償にすべての記憶を失って廃人同然になる。
主人公なのに救済のない珍しい例。もっとも続編ではどうにか復活し、小説版の後日談では最愛の人と結ばれるなど、どうにかフォローは為されている。
作中曲の『永遠の孤独』の歌詞は、彼の過酷で悲壮な運命を謳ったものとしてはあまりに出来すぎている程のシンクロ率を叩き出す。
背中に2頭の竜(ギョロとウルルン)に取り憑かれた事を不運に感じており、当初は取り除こうとしていたが、その心優しい性格ゆえ2頭を苦しめるのを嫌い、結局断念している。
優れた紋章剣士であるが、ゲーム中のLUCが異常に低く設定されている。アニメやコミックス版でも不幸体質として描かれ、何かと貧乏くじを引かされたり、とばっちり受けたり、他の仲間から置いてけぼりにされたりと散々。しかし剣の腕は立ち、主人公のクロードがいない状況で強敵シンに果敢に挑み仲間を守ろうとするなど、クロードに劣らぬ活躍ぶりを見せる。
元々はアルザーノ帝国第2王女だったが、3年前に魔術とは違う超回復能力を使用できる異能者であることが発覚し、王国の威信を守る為心を鬼にした女王(実母)に追放され、世間では病死扱いとなり、システィーナの家に預けられた。それ以降は異能に目を付けた悪人達(特に天の智慧研究会)の標的となり、何度も拉致され痛めつけられている。なお、魔術競技祭では首にネックレス型爆弾を付けられていて仕方なかったとはいえ、女王に反逆者扱いされて処刑命令を下され、帝国軍の兵士に刺殺されそうになったところをグレンに助けられた。
どちらかと言うと苦労人だが。
常に災難に見舞われている典型的な不幸体質。続編にあたる作品には後継者も存在する。(こっちは多少マシにはなっているが)
その能力ゆえか、「不幸だ・・・」を口癖にするほどの不幸体質。ただしそこそこのフラグを立てている程度には幸運を持っている。
キャラクター設定として不幸体質。もっとも、所属事務所が何度も潰れてきたという過去は十分に不幸だが。
キャラクター設定として不幸体質。
毎回不幸な目に合う度に怪獣を作り出しているが、最終的に改心している。
- あんハピ♪の幸福クラスの生徒全般
設定上「不幸な生徒を集めた」というだけあってほぼ全員が不幸体質。
特に、不幸タイプが「不運」の花小泉杏は「動物に出会うと襲われる」「川があったら落っこちる」「雷に撃たれる」等々、登場したらまず不幸な目に遭うのがお約束となっている。
バイク事故から奇跡的に生還するものの、その機に仮面ライダーギルスに覚醒した事をきっかけに世話になっていた水泳部のコーチや恋人といった大切な人達からは悉く排斥され、父親を亡くして望まずして得た変身能力は肉体を蝕み、味方陣営に属する筈の人達からも度々命を狙われるなど不幸が相次ぐ。さらに心を通わせかけた女性を2人も敵に殺害されており、ラストシーンでも天涯孤独ぶりが強調された。
トラブルやアクシデントによく巻き込まれる。しかし本記事冒頭の台詞にある様に、彼はそんな自分の不幸体質と上手く付き合う方法を本編開始前から探している。
ちょっとしたダメージ(物理的なダメージだけでなく、精神的なダメージでも)ですぐ死んで灰となり復活するを繰り返す、クソザコ吸血鬼。
全国指名手配されている危険な高等吸血鬼で、元々は自分の魂を分霊体(ぶんれいたい)という人形に移していたことで不死身の肉体を有していたが、あるトラブルでその分霊体を失ったために弱体化し、不死身ではなくなってしまう。それ以来、登場する度にまともに吸血もできないほどの散々な目に遭うようになる。
元は上級天使だが、天使の輪を無くして以降は段ボールハウス生活になり、常に金欠でまともな食事にありつけず、アルバイト先はブラック企業ばかりで、何故かパワハラ連発の嫌味な同僚もそれぞれのバイト先で再び同僚になっている。また、普段より多く貰った給料を入れた袋が転んだ拍子に募金箱に入って一瞬で無くなり(しかも相手は募金詐欺だった)、挙句の果てに元部下に本気で殺されかけるなど常に悲惨な目に遭っている。
ステータス上に明記されている分かりやすい不幸体質の例のひとつ。よくある例に自害させられたりと大体不憫な目に合される。尤も、Fateシリーズこそ歴史や伝承上の英雄・偉人達を基にされている為、元からの不幸体質とも取れる。
嫌いなものはガキとケダモノと跳ねっ返りの強い女。その2人&1頭と一緒の船で過ごすことになる。
ろくでもない両親に借金を押し付けられたり、面倒な奴等に絡まれたり、大金を貰ってもトラブルなどですぐにパーになったり、結構モテたりする不幸だらけの借金執事。
見た目は普通の女の子だが周りを巻き込むレベルの超絶不幸体質の持ち主。
幼少期から周りの人間が死にまくる環境で生かされたほどの不幸体質。劇中でも何かと貧乏くじを引く事が多く、特に腹パンを三度も食らっているのはこいつだけである。その不幸体質から自身を死神に例えている。
持ち前の不幸体質から堕天使と自称する。アニメでは死に設定になったかと思いきや二期で健在だったことが発覚した。
実はフランシュシュのメンバーで唯一伝説を持っていないにもかかわらずメンバー入り。努力家で、容姿も身体能力もステージ度胸も人並みはずれたものがあり、アイドルとしての素質は充分あるのだが、それらをすべて無にする不幸体質。
極めつけは不幸体質に嘆くのを止め、前だけを向いて生きようとした結果横から来たトラックに気づかずに死んだことであり、ここまで「運も実力のうち」という事実を体現する存在も珍しいのでは…
幼い頃に両親と死別する、様々なハプニングに遭って怪我が絶えなかったせいで友達がいなかった等生まれながらの不幸体質で、謎の光に与えられた力で魔法少女となり魔石集めをしていた頃はギャグ描写でなければ死んでいるレベルのあり得ないハプニングにの数々に遭遇していたが、ジャヒー様に諭されて魔石集めを辞めてからは改善し、交友関係も広がった。
「初陣で潜水艦から魚雷一発を受けて轟沈」という史実に基づく。本ゲームで最も運の数値が低く設定されている。
最早生きていることすら奇跡レベルの不幸体質。もう自然災害レベルで彼女の身の回りでいろんなことが起きており、商店街で散歩中に、アーケードの天井が崩落してきたことすらある。また非常に体が弱く、中学の頃まで難病で伏せっており、何度も生死の境を彷徨った(未だに青白く血色が良くないのと、血流を良くする食べ物との相性が悪いのはこのため)。そのせいかもはや「痛みを感じる」ことでしか生きている実感を得られなくなり(このすばコラボストーリーで初めてこの事実が語られ、玲やプレイヤーたちを仰天させた)、ややこしい家系の事情も重なってしまい、彼女のぶっ飛んだドマゾな人格が形成される要因になってしまった。
Youtubeチャンネル「ヒューマンバグ大学」の登場人物。
毎度のように病気や寄生虫、事故や事件に巻き込まれたりと波乱万丈な人生を送っている。
正確に言えばトラブル体質。しかし本人は、持ち前のポジティブで対処したり受け入れたりする。
初登場時からGMのミスにより留年となるはずが学年が下がってしまい、その後もシナリオの都合や問題解決のためにレベルが下がる、年齢が下がるといった事がたびたび起き、更には任務の為に強制連行されて録に登校できず、未成年なのに指名手配された際にはフルネームと顔写真が公開、(ゲームデザイナー自らが作成した)世界観ぶっ壊しキャラを押し付けられるといった数々の不幸に見舞われている。しかし、当人は不幸と思っておらず、驚かれている。
神経科学・分子力学・物理学のエキスパートだが経験不足と判断され、現在は先輩研究者の助手という立場で落ち着いている。また、職務はヘッドリサーチアシスタントで、配属先はサイト17を中心とした必要とされる場所とされている。財団に雇用されてから最低でも63回は負傷しており、彼の運転スキルはJokeとはいえSCPとされている。詳細はこちら。SCP-666 J
物語中では豊臣秀吉の下で天下を手に入れようというあからさまな野望を石田三成と大谷吉継に危険視され、九州の穴蔵へと追いやられた。両手は手枷によって不自由になっている。あらゆる物事も見通す優れた慧眼を持っているが、相当な凶運によって必ずチャンスが逃げてゆく星巡りの下に生まれている。そのため「不運がうつる」と忌み嫌われ、人望もそれほどない気の毒な身となっている。
天使たちの次代を担う若神子の一員であり紛れもないエリートだが、その生涯は不幸の塊。
神帝にパワーアップしたと思ったら洗脳されて悪魔化し(その結果ヘッドになったのは一番早かったが)、仲間たちと戦う羽目に。それで半ば流れ弾のような形で復活した物の、かつての影響からか仲間たちのようにメイドン天使を産み出す事ができず。
すっかり代替わりしたはずの新ビックリマン時代では乗り物の姿として、ひとり生き長らえ続ける孤独を味わわされることに。それでもまあ主人公たちのために戦う姿は幸せな部類に入っていると言える。
だが、オリジナル最終シリーズと言うべきパンゲ編でまたも大転落。
12人がかりで次代の王者として二度目の悪落ちを強いられ、かつての同僚の末裔たち(約二名付き従っているが)との同士討ち状態に(しかもそのきっかけ自体まったくの無駄討ち)。その結果、仲間たちが作った大地を亀になって支える事に。
祝(ハピ☆ラキ)ビックリマンではそのせいか先祖の影響からかわからないが疑心暗鬼と被害妄想の塊になり、盗賊にまで落ちぶれていた。そしてある程度立ち直ったら立ち直ったで、猫オタクに振り回されっぱなし。
で、決戦前にずっとお前が好きだったんだと告白した相手は男と、どこまでも不幸続きと言わざるを得ない(まあこの世界線では最初の悪落ちは避けられているが)……。
タケルの実の妹だが、一族の女性が代々鬼として生まれ男性に殺されるという草薙家の呪われた血筋により鬼として生まれ、歴代でも最強最悪の能力を持って生まれたためタケルの父ですら殺せず、生まれてすぐ蔵に幽閉され、5年前まで兄の存在を知らず、タケルと打ち解けて数か月後に鬼の力が暴走し、その様子に呆然と立ち尽くしたタケルとはぐれた後本人の意思に反して1つの集落を壊滅させ、異端審問会に囚われて対魔導学園の立ち入り禁止区域に監禁され、世界を滅ぼさないためという大義名分の下、理事長且つ黒幕である鳳颯月の指揮により常人の致死量の数百倍の毒薬投与、暴走しそうになった際は常人の致死量を遥かに超えた電撃を与える等の過酷な仕打ちを受け続け、その間にこれ以上人を殺さないため兄に自分を殺してほしいと願うようになった。実際鬼が自身の潜在意識をもとに行動するため、この願いによりタケル以外には殺せない事実上の不死身となっており、上記の仕打ちを受けても死んでは甦るを5年もの間繰り返していた。
その後タケル達の活躍によって5年ぶりに外の世界に出て自由な時間を手に入れるも再び異端審問官によって囚われ、コールドスリープ中に護送命令を無視した霧ヶ谷京夜に射殺されそうになる、ホーンテッドに襲撃されたタケルの姿を見て錯乱・失神し鬼の力が5年前と同レベルに暴走する等の不幸に見舞われる。アニメではその後数時間で事態が収拾し、気絶したままの彼女を抱いたタケルがこれからもキセキを守り続けると誓うシーンで終了する。
キャラ説明の最初に「とんでもない不幸体質なでんこ」と書かれる。通常時の台詞でも存在に気づいてもらえない・遭難とロクな目に遭っていない上にスキルも「一定確率で獲得スコアが減少して攻撃力が微量アップ、もしくはスコア上昇」という両極端なもの。
フィルム(着せ替え衣装)を装着するとカオス度に磨きがかかり、家を出た瞬間突如発生した落とし穴に落ち、学校に到着後鞄ごと忘れ物をしたことに気づく(制服)、海賊ごっこをしていたら7回落水(パイレーツ)、海で蟹に襲われる(水着。一応解説すると、でんこは人間よりも遥かに小さい)、おみくじを引きまくるが全部大凶(晴れ着)、転倒し、手作りチョコレートを台無しにしかける(バレンタイン。ちなみにチャイナフィルムでも小籠包で同じことをやらかし、こちらは未遂では済まなかった)、勉強に嫌気が差し脱走しようとするがバレる(RPG)、敵兵かと思ったら熊に遭遇(ミリタリー)など、更に散々な目に……。
極めつけは5周年記念イベントで開催されたすごろくでハズレマスの「5マス戻る」にあてがわれてしまったこと。それでも彼女の根はポジティブなため、何度不幸が降りかかろうと、今日もなるはめげずにマスター(プレイヤー)に求婚する。
まずその出生が不幸。当時女子高生だった母親がある日、目つきの悪い男に衝突し、殴られたあげく、彼の強姦によって妊娠してしまい誰からも望まれないで生まれてきたのが彼。
ゆうなの両親(あさひの祖父母)が死亡し、実父が家庭内暴力を振るうようになってから、実母と生まれてきたしおを守るために自宅に一人残り、3人での幸せな暮らしができることを夢見て、実父の虐待に一人耐え続けていた。その5年後に実父は死亡、実母としおを迎えに行こうとしたが、実母がしおを外に置き去りにしたことから、それを果たすことができなくなりその後、実母と離れて行方不明になったしおを探し続けている。
捜索中、偶然ぶつかった不良たちにリンチにされたり、妹を誘拐した松坂さとうにその捜索の妨害を受けつつも、偶然出会ったさとうの親友飛騨しょうこの協力とさとうに協力しあさひに騙そうとした三星太陽を捕え・脅迫して得た情報からしおの居場所を特定・救出に向かうも・・・
敵が一般人を人質にとるプリキュアシリーズとしては、珍しく5回(絶望の檻に4回、絶望の額に1回)敵に囚われるという「敵組織に囚われたプリキュアの一般人」としてのぶっちぎりのワースト記録を持ってしまっている。
しかし、48話では絶望に抗い続けた挙く、プリキュアの助けによらず自力で檻を破壊して脱出するのが唯一の救いだったりする。
まず出生が不幸で、父親が侵略の証としてどこかの世界から拉致した母親を、無理矢理己の嫁の一人にした結果生まれた望まれない子供。そしてその後は父親に母子纏めて捨てられた挙句、その結果母親は死んでしまい、それ以降は頼る相手もおらず天涯孤独で半生を生きてきた。
そして最愛の母を死に追いやった父親への復讐の為に、敵組織の実験兵士となって自身の地位向上の為にゼンカイジャーと幾度となく激戦を繰り広げる事になるのだが、ゼンカイ脳溢れる彼等によって翻弄され続けたり、せっかくの初陣では歌って踊る変な界賊に突然強襲されて散々な目にあったり、実父を含めた敵組織からはその出生もあって徹底して侮蔑されて名前通り捨て石のように扱われたり、ようやく見つけた心を許せる相手は悉く最も嫉妬するライバルである主人公の身内で主人公と自分の差を見せつけられたり、おかしな存在によって身体を乗っ取られて無意識の内に利用されたりと、公式からもネタにされるレベルで本当に碌な目に合わない。
しかし、第47話で遂に自らの本心を最も慕っていたヤツデに打ち明け、彼女から受け止められた事で、ようやく本当の意味でトジテンドという呪縛から解放され、ゼンカイジャー達と和解して本当の仲間となる。そして第48話では遂に憎むべき父親を仲間達と共に撃破して全てのしがらみを断ち切り、最終回では新たに得た多くの仲間達と共に「キカイトピアを復興する」という新たな道を歩み始めた。
幼い頃に両親を亡くし、貧乏にな中、弟二人を育てることになる。ゲーム版の時点ですぐ転ぶことが多いが、アニメ版だと仕事先でトラブルが連発するともっとひどくなっている。
家を出てからたった7秒で石につまずき、車のエンジンの煙を浴び、カラスの糞をよけた直後に空き地に転んだりと不幸体質の持ち主。
もちろん、彼の両親が天然であるため、自身の天然さも相まって災難は絶えない。
式守さんと出会ってからは彼女に守られているのだが、それ以降も彼の不幸はまだ終わらない。