概要
肥満化とは、痩せていてスタイルが良いキャラクターを太らせる描写・シチュエーションで、漫画やアニメなどでギャグ展開やダイエット回の導入でこの表現が用いられる事がある。
類似するモノで「デブ化」というタグがあるが、ほとんどの作品は本タグを用いている。また、海外では「BBW」「SSBBW」「USSBBW」というタグが用いられている。
肥満化の主な対象は版権作品または絵師オリジナル(看板娘か即席のオリキャラ)の女性キャラクターであるが、男性キャラクターも対象になる事があり、その場合は「男の肥満化」というタグが用いられる。また、ケモノなどの人外キャラの肥満化作品には「太膨」というタグが用いられる。
対象キャラが太る要因は主に以下のモノが挙げられる。
- 大量の食べ物を食べる。
- 食っちゃ寝をするだけの怠惰な生活。
- 幸せ満点な生活
- 流動食等を飲ませて強制的に肥育。
- 肥満化の魔法や呪いを掛けられる。
- 「太った姿が美しい」と認識を変えられる。
- 太っていく自分の姿に興奮し、何かに目覚める。
- 太った人物と肉体が入れ替わる。
- 異世界転生したら太った人物に転生した。
基本的に肥満化した後はダイエットをする事になるのだが、場合によってはダイエットに挫折したり痩せてもリバウンドしてまた太ってしまう事がある。また、第三者による強制肥育や自分の意思で太ろうとしている場合は永遠に太り続けていったり、魔法や呪いによる場合は魔法・呪いを解かない限り太ったままという事もある。
ギャグ展開で太った場合は場面転換や話数を跨いだ際に何事も無かったかのように元通りに痩せていたりする。
スポーツ女子やバトルヒロインなど、身体能力が高いキャラクターが対象の場合、体重増加と体力減少により太る前の能力を発揮できない弱体化状態に陥る事が殆どであるが、稀に卓越したポテンシャルなどによって太った姿でも高い能力を発揮できる「動けるデブ」になる事がある。
肥満化した際の姿は描き手の好みや匙加減、作品のシチュエーションによって肥満の程度が異なり、そのふり幅は全体的・お腹周りに薄っすら肉が着いた「むちむち」「マフィントップ」レベルからシルエットが丸くふっくらした「ぽっちゃり」レベル、それ以上の大量の脂肪と分厚い贅肉を纏って大きく肥えた「巨デブ」レベル、そして自立生活と歩行が不可能なほど規格外に肥大化した「肉塊」レベルにまで及ぶ。
- 【むちむち・マフィントップ▶▶▶ぽっちゃり▶▶▶巨デブ▶▶▶肉塊】※右スライド閲覧注意
・・・まぁ、一般層の人達から見れば「全部デブじゃん。」って話ではあるが。
他のアブノーマル・特殊性癖のジャンルにも言える事であるが、この肥満化というジャンルは対象キャラや肥満の程度、作品のシチュエーションに関わらず、肥満化趣向を持たない一般層のユーザーや、対象になった版権作品キャラのファンに不快感と嫌悪感を与えてしまう可能性が大いにある。
そのため、作品を投稿する際は「版権キャラが対象の場合、キャラの名前と登場作品のタグを付けない」「作品名、キャラ名をタイトルとキャプションに記載する際は暈す(例:島/風(艦/こ/れ)、愛〇(艦〇れ))」「漫画機能を使い1ページ目に成分表と注意書きを置く」「R-18、R-18G設定をする」などをして、一般層のユーザーへの配慮をなるべく心がけよう。
関連キャラ・アイテム
- 寝肥(絵本百物語、ほか):たぶん日本最古の肥満化キャラクターである妖怪・または怪異。
- 惑星「なまけものの鏡」の人々(銀河鉄道999):機械によって身の回りの事全てがオートメーション化した惑星「なまけものの鏡」に住む人間たちは堕落し、ただブクブク肥え太り続ける存在へと成り果てており、多くの人々が住宅を破壊するほど巨大な肉塊にまで肥大化している。
- 悪玉コレ捨テロール(ビックリマン2000):第44話「ポーチのふくらむ夢!のウワサ」に登場した悪魔軍の魔守。触れた者を太らせる「脂ボール」を放つ能力を持ち、これで町に住む天使属やタケルたちを太らせてしまう。
- ヂェーン (ジャングルの王者ターちゃん)
- デラ・モチマッヅィ (たまこまーけっと)
- 氏部凪(競女!!!!!!!!)
- 白百合アンヌ (青春兵器ナンバーワン):かなりの大食いで、よく食べ過ぎては激太りし、すぐ元の体型に戻る。
- NNネレンコ (激走戦隊カーレンジャー):高カロリーで太るスプレーで以下のヒロイン2人を含めたブルーレーサー以外のカーレンジャー達を肥満化させた。
- 八神洋子 / ピンクレーサー (激走戦隊カーレンジャー):太りやすい体質でありながら高カロリーで太るスプレーの最初の直撃を受け、浴びていた時間も僅かとは言え最も長かったために4人の中で最も太った身体になってしまった。腹はもちろん胸も爆乳化しその後も1人だけ写る度に明らかに太り続けてながらもがき苦しんでおり、その姿を観ていたテレビの前の多くの少年達の性癖をねじ曲げてしまった。
- 志乃原菜摘 / イエローレーサー (激走戦隊カーレンジャー):同じく太るスプレーを浴びたヒロイン。洋子と比べて話題に出ることは少ないが、服のファスナーが音をあげながら下がって大きな腹が露になる場面にフェチを植え付けられた人も多い。
- バズガス(星獣戦隊ギンガマン):バルバエキスによってギンガマンの男性陣を肥満化させた。
- ガノン (ゼルダの伝説 神々のトライフォース):泉の女神の一人を肥満化させている。
- ブタナミン(天才バカボン)
- 娘(プリンセスメーカー5):巨乳化するアイテムを調子に乗って使いすぎると爆発するらしい(テキストでしか表現されない)
- マダム・アペティ(天外魔境第四の黙示録):彼女が量産するクッキーを食べてしまうと急激に太ってしまう。なんと劇中のアニメシーンで表現されているので興味のある人は是非。
- ベティちゃん(ベティ・ブープ):この動画の後半から急に太って登場する。
- 佐竹美奈子(アイドルマスターミリオンライブ!):登場アイドルの一人、実家が中華料理店。いわゆるデブ専でプロデューサーをとにかく太らせようとする。カロリスト。
- カシウス(グランブルーファンタジー):2022年2月初頭のイベント「カシウスのらぁめん旅行記」でラーメンの食べ歩きの楽しみに取り憑かれ、方々を飛び回って様々なラーメン(およびスイーツや居酒屋の酒・つまみなど)を回数・量・期間ともに常識はずれに食べ続けた結果、仲間からもガチで生活習慣病を心配されるレベルのメタボ体形に…(ただし戦闘兵士として生み出され、消化器官の強度やカロリー消費・代謝も空の民とは段違いである月の民であるため、数日程度激しい運動を続けただけで元の引き締まった体格に戻ったが)
- マルコ・ロッシ/ターマ・ロビング / フィオ・ジェルミ/ エリ・カサモト(メタルスラッグ2):ステージ中で出てくる食品系アイテム(取ると得点が入る)を取りすぎるとプレイヤーキャラが肥満体になってしまい、動きが鈍重になり、ショットも発射される弾の弾体や連射の形などが変化する、被弾死するときは体が風船みたいに破裂する。
- ウマ娘たち(ウマ娘プリティーダービー):種族として人間よりもカロリー消費が激しい分健啖家が多く(食の細さ太さにはそれでも個人差があるが)、一度に大量の食事を摂取することで食べたものの消化までの間、妊婦と見まごうほどに腹が膨れてしまうギャグ描写があちこちでよく発生する。なおそれとは別に、あからさまにビジュアルが変わる変化ではないが体重計に乗って愕然とする(普通に太ってしまう)ことも普通に発生する為ダイエットに四苦八苦することも。そうした要素も加味し、ゲームアプリでもバッドステータスとして「太り気味(罹患中、トレーニングで上がる「スピード」の値が強制的にゼロになってしまう)」が実装されている。
- モンキー・D・ルフィ(ONEPIECE):序盤から常人を遥かに超える身体能力や戦闘力を備えている分、エネルギー消費や食事量も半端ではないため上述のウマ娘の健啖家上位陣以上によく食べよく飲む。そのうえゴム人間体質ということもあってか、完食後に体がゴム風船のように大きく膨張するギャグ的描写も頻繁に発生(なおエネルギー消費とその補給に対応する為、消化器官や代謝能力も非常に強く、食べたものが消化されたらやはりすぐ元通りに)。さらにこうした「飲食での体の膨張」をガチの戦闘に利用した例すら存在する。
- ウソップ(ONEPIECE):シャボンディ諸島でのバーソロミュー・くまとの戦いで麦わらの一味全員が世界中のあちこちに離散させられた際、ウソップは偉大なる航路のボーイン列島にある、おいはぎの森「グリンストン」に飛ばされ、そこでその森特有の超高カロリーな果実などを食料として食べ続けた結果、戦闘にも重大な支障が出るレベルで激太りしてしまった(その後そこで出会ったヘラクレスンに介護されつつ、入手した新聞に掲載された頂上戦争の顛末やルフィの『3D2Y』のメッセージを受け一念発起して己を鍛え直し、一味離散前よりも強靭かつ引き締まった体躯と新戦法を手に入れた)。
- ワリオ(ワリオランドアドバンス):一部の敵が投げる食べ物を食べることで元から太っていた身体が更に太った「デブワリオ」へと変化する。スピードもジャンプ力も大きく落ちるが、敵を触れただけで弾き飛ばしたり、普通のヒップアタックで壊せないブロックもジャンプで壊すことができると悪いことばかりではない。そしてしばらく運動し続けていれば元に戻る。
- フィリップ(仮面ライダーW):TVシリーズ本編の「ニセ仮面ライダー事件」が終結した第16話ラストシーンで、日課の検索で新たに「餅」の項目にドハマりし、思いつく限りの種類の餅やその味付け・食べ方を網羅しようと多種多様な餅を用意して食いまくり、(直前に「減量」の項目にドハマりし計量に臨むボクサーばりにエグい減量行為をしていた反動もあって)翔太郎と亜樹子に発見されたときには顔も胴体も膨れた餅のように丸々と太っていたというギャグオチを披露した。こうしたケースに陥った時のフィリップは、欲求の源泉が「空腹の解消や美味を欲する『食欲』」ではなく「知らない知識を満たそうとする『知識欲』」であるため、しばしば肉体・健康面上の限界を度外視してしまうのである。
- テツ(モナ・リザの戯言):作品の性質上、役者に近い。男性悪役陣の中でも特に大食いで食い意地が悪く、冷蔵庫の中にあるものを全て平らげてしまうほどの大食漢。動画によっては盗み食いをしでかしたりと食がらみでトラブルを起こしている他、悪役陣営の中でもニートの役を多く演じているため、当チャンネルの中で最も激太りすることの多いキャラである。また、テツの他にワサビや(動画によって異なるが)ヒサメ、エンジもかなりの大食いであり、クロハとゲンは何かと食にうるさい美食家気取りな役が多いが、いずれもテツと比べると激太りすることはあまりない。
- ドキンちゃん(それいけ!アンパンマン):大食らいなばいきんまんと共に激太りすることがよくあり、痩せるシューマイだと思って食べたら痩せすぎの人のためのものだったり、だいふく和尚のところへしばらく過ごしていた際、ばいきんまんと共に食っちゃ寝生活を繰り返してた結果太ったことも…(その後ばいきんまんは元に戻るもドキンちゃんは余計に激太りしているので是非とも見てほしいところだ。)
- 花岡ユズ/才羽モモイ/才羽ミドリ/天童アリス(ブルーアーカイブ):ゲーム開発部の4人にスポットを当てた公式スピンオフ漫画「ゲーム開発部だいぼうけん!」の第5話にて、大ヒット料理ゲーム「クッキング 海女」にあやかり、あわよくば経費で食費が取れるとして料理ゲームを作ろうとするが、肝心の料理が誰もまともにできなくて困っていたところ、お目付け役の早瀬ユウカが料理できると知り、泣きついて料理作りをお願いする事に。そしてできたユウカの手料理が美味しいと開発部の皆に褒められた事で調子づいたユウカは毎日沢山の料理を開発部に振る舞うようになり、その結果、ゲーム開発部全員(アンドロイドであるアリスも含め)が激太りしてしまう。このままではマズいので料理ゲーム開発を中止し、ダイエットをしながらゲーム開発をするという事でフィットネスゲームの開発に着手。そしてできたのが第6話の「FITNESS FANTASY」の体験版である(ちなみに開発部のダイエットは成功している)。
- アナーキー・ストッキング( パンティ&ストッキングwithガーターベルト):第7話にてとある事情により肥満化・・・というより巨大化。通称「太ッキング」。
- ダイヤモンド・クイーン(怪盗ジョーカー):とあるエピソードで敵の罠によって丸々と太ってしまう事があった。
- 絵留札(エルフさんは痩せられない。):異世界から現代世界へ来たエルフで、フライドポテトにドハマりした結果太ってしまい異世界へ帰れなくなってしまう(来た時と同じ質量(体重)でなければ転移門を通れない)。一度は痩せて異世界へ帰るが、再び現代世界へ来て太ってしまう。彼女以外にも現代世界へ来て太ってしまい、ダイエットをする事になってしまった異世界人が多数登場する。中には元々太っていたが現代世界で痩せた事により異世界へ帰れなくなったという者達もいる。
- 大関小結(アリス・ギア・アイギス):アリスギアを纏って戦うアクトレスの一人。普段はスタイル抜群だが、大食いなうえに太りやすい体質であるため油断するとすぐ太ってしまうらしく、作中何度か太ったり痩せたりしている。
- アラクシュミ(厄いよ!アラクシュミ):疫病神でかつてはヒョロガリであったが、不幸が過多になった現代社会の影響により神としての力は強くなったが、身体はブクブクに太ってしまい、医術の神・アシュヴィンからこのままだと命に係わると言われたため、人間界へ降りて人々を不幸から救い、善業を積んでダイエットをする事となった。
- ブリトニー・ハークス(転生先が少女漫画の白豚令嬢だった):婚約破棄のショックで前世の記憶を思い出した転生者。物語開始時の体重は80㎏。悪役令嬢であるが、大ボス悪役令嬢の取り巻きといういわゆる中ボスポジションで、このまま進めば大ボス悪役令嬢に罪を擦り付けられて処刑されてしまうという未来が待っている事を前世の知識で知っていたため、それを回避するためまず初めにダイエットを始める。
- レツェ(魔のものたちは企てる):漫画版第7話にて一国のお姫様を巡って魔王軍の各部署の魔物たちが交渉のため様々なお土産を持って憐罠卿のもとを訪れ、そのお土産の処理をレツェ一人でした結果、ぽっちゃり体型になってしまった。
- 七海音色(ちえりの恋は8メートル):ヒロイン・大峰ちえりと同じ身長8mの巨大少女。第36話にて最近オープンした巨大少女カフェのスイーツを食べ過ぎてお腹周りがプニッて来ているのをちえりにバレたストレスから暴食してしまい、第37話で目に見えるレベルにまで激太りしてしまう。その後、ちえり、夢路、涼、須堂先生の4人と一緒にダイエットして痩せる事に成功するのだが、今度は筋トレにハマり、久々にちえり達に合った時には筋肉ムキムキの筋肉娘になっていた(以降の話では元の姿に戻る)。
- ロロライナ・フリクセル(レスレリアーナのアトリエ):スタミナ回復のアイテムであるパイを受け取らないでいると体型がふくよかになる。詳しくはゲムぼく。氏のブログ記事を参照。
- アーネスト・フレイミング(英雄教室):魔剣アスモデウスの力を影響で食欲旺盛になり、お菓子の食べ過ぎで太ってしまう。
- 桃子姫/鬼姫(モモキュンソード):第弐話にて、饅頭の大食い対決をした際に両者とも太ってしまうが、ギャグ演出なので次の場面では元通りに痩せている。
- ケナンジ・アベリー(機動戦士ガンダム 水星の魔女):前日譚である「PROLOGUE」では細身のイケメンであったが、「PROLOGUE」から21年後である本編で再登場した時には恰幅の良いオッサンへと変貌しており、多くの視聴者を驚かせた。
関連イラスト
関連タグ
対象別
男の肥満化:文字通り男性キャラの肥満化。
太膨:ケモノなどの人間要素が少ない人外、またはモンスター系のキャラの肥満化。
シチュエーション別
肉タワー:何人かの肥満化キャラを積み重ねるシチュ。
併用して用いられる要素
醜女化/美点喪失:多くの肥満化作品の対象キャラは可愛げが有ったり、体臭・不衛生さが描写されていない事が多いが、「可愛い・美しいキャラが醜く汚らしい存在に変化する」という無様シチュ・無様エロを好む一部の絵師によって デブスや汚デブとして描かれる事がある。
女相撲/力士化:肥満化に加えて力士姿にし、洗脳等で対象キャラが本来やらないであろう四股や相撲をとらせる無様シチュの一種として一部の絵師によって作品が描かれている。
熟女化/マダム化:肥満化に加えて年齢を加算させ、若い女性を中年女性くらいに変化させるパターンがある。マダム化はそれに加えて複数個の豪華なアクセサリーや厚化粧を施して「金持ちおばさん」なスタイルに変化させる。
低身長化:体重・質量をそのままに圧縮、もしくは低身長化と同時に肥満化させてチビデブにするパターンがある。
獣化/transfur:細身の人間をデブケモ化させるパターンがある。
類似性のある表現
対義語
版権作品キャラの肥満化タグ
東方肉タグ一覧:東方Projectのキャラクター達の肥満化タグを纏めた記事。
肥マミ:魔法少女まどか☆マギカの登場人物・巴マミの肥満化タグ。
デブべえ:魔法少女まどか☆マギカの登場人物・キュゥべえの肥満化タグ。
ブタマリア・ポーク:空耳から生まれた機動戦士ガンダムSEEDDESTINYの登場人物・ルナマリア・ホークのタグ。
太波さん:新世紀エヴァンゲリオンの登場人物・綾波レイの肥満化タグ。
ぽちゃm@s:アイドルマスターのキャラクター達の肥満化タグ。
ポチャキュア/プニキュア:プリキュアシリーズのキャラクター達の肥満化タグ。
戦隊フトイン:スーパー戦隊シリーズのキャラクター達の肥満化タグ。
肥少女戦士:美少女戦士セーラームーンのキャラクター達の肥満化タグ