ピカチュウは すでに しんかした ポケモンである! byウツギ博士
基礎データ
※せいでんき:直接攻撃の技を当ててきた相手を30%の確率で「まひ」状態にする(バトル時)。手持ちの先頭にいるとでんきタイプの野生のポケモンと会いやすくなる(フィールド時)
※ひらいしん:自分以外の全てのポケモンのでんきタイプのわざの攻撃対象が自分になる。またその際、わざを無効化し、自分の「とくこう」ランクが1段階上がる。
進化
ピチュー → ピカチュウ(なつき進化) → ライチュウ(かみなりのいし)
リージョンフォーム
ピチュー → ピカチュウ(なつき進化) → アローラライチュウ(アローラ地方でかみなりのいしを使用)
※通常種と進化条件は同じ。
図鑑解説
ソフト名 | 図鑑内容 |
---|---|
金、LG、HG | まだまだ電気を溜めるのが下手。驚いたり笑ったりするとすぐに放電してしまう。 |
銀、FR、SS | 小さくても大人をビリビリさせるほどの電撃を放てる。ただし自分も驚いてしまう。 |
クリスタル | 電気を溜めこむのが下手。何らかのショックを受けるとすぐに放電してしまう。 |
R | 雷雲が出ている時や空気の乾燥した日は電気が溜まりやすい。パチパチ静電気の音が鳴っているよ。 |
S | 仲間と遊んでいる時お互いの電気がショートして火花を出すことがあるぞ。火花にびっくりすると泣きだしてしまうよ。 |
E | 電気を溜めておくことがまだ下手。びっくりすると思わず放電してしまう。成長すると上手になっていく。 |
D | ほっぺたの電気袋がまだ小さいので電気をたくさん溜めれない。 |
P | 仲間と尻尾の先を合わせて火花を飛ばす遊びをする。度胸試しをしているらしい。 |
tBWBW2 | 頬の電気袋は小さく ちょっとでも電気が溢れると 自分自身が痺れてしまう。 |
S | まだ電気を扱うのがヘタ。ちょっと目を離すと 自分の電気でしびれていることも。 |
M | 可愛いけれど一緒に暮らすなら 電気ショックでビリビリにされる 覚悟をしなければいけないのだ。 |
US | まだまだ電気を使うのが下手。驚いたり気持ちが高ぶると すぐに放電してしまうのだ。 |
UM | ほっぺに電気袋がある。充電できているときは 元気いっぱい遊びまわる。 |
概要
『ポケットモンスター 金・銀』(第2世代)で初登場したポケモン。
ピカチュウの進化前。
第2世代に初登場したタマゴシステム及び、ベイビィポケモンを象徴するポケモン。
じゅうぶんなついている状態でレベルアップするとピカチュウに進化する。
冒頭の台詞はウツギ博士が実際に発表した研究結果で、『金銀クリスタル』『HGSS』のワカバタウンでNPCから聞くことができる。
正式名は「ピチュー」であるが、誤表記として「ピチュウ」がある。また、「ピチューン」とは関係ない。
体はピカチュウと比べると身長は10㎝小さく体重は3分の1だが、ピカチュウよりも大きな耳と黒く短い尻尾が特徴。身体の色と電気袋はピカチュウよりやや薄い。色違いの個体はピカチュウと同じ色をしている。
大人でも痺れさせる電気力を持っているが、感情が昂ると放電してしまうことや自分も痺れてしまう等、まだまだ扱い方は上手くない。
また頬にある電気袋はまだ小さいので、たくさんの電気を貯める事が出来ない。
仲間同士で、尻尾の先を合わせて火花を散らす遊びをする。本人たちは度胸試しのつもりらしい。
元々ピカチュウも40㎝しかないのでピチューはその身長がさらに10㎝も小さいと聞くと結構な差なのだが実際にはそこまで劇的な差はなく、恐らく耳は身長に含まれていないのかもしれない(耳を含めるとシーンによってはピカチュウの頭よりも高いので)
2016年に行われたポケモン総選挙では64位、2020年のポケモン・オブ・ザ・イヤーではジョウト19位・総合114位。
上がアニメや映画などで知名度の高いポケモンであることを考えるとかなり健闘したと言える(自身もかつて映画に出てはいたが)。
ゲームでの特徴
基本的にタマゴからでしか入手できないポケモンであったが、『DPt』から野生のピチューが登場するようになった。また『サン・ムーン』では通常出現はピチューのみとなる(ピカチュウは呼び出さないと出てこない)。
『エメラルド』以降、預けた親が「でんきだま」を持っている場合にタマゴから生まれたピチューは系統専用技「ボルテッカー」を覚えている。ピカチュウは第7世代教え技でも覚えられるようになったが、ピチューは現在でもこの方法でしか覚えられない。
ピチューのまま育てることで「あまえる」「てんしのキッス」「わるだくみ」を覚えられる。特に「わるだくみ」は進化させた後も役に立つので残しておくこと。
ただし進化前のベイビィポケモン達の例にもれず戦うには適してない超低ステータスに加えまともな攻撃技も乏しいので進化させずにこのまま戦うことは殆どない。
交換することも出来ず進化することも出来ずポケモンボックスにも送れない特別仕様の上配信限定の為正真正銘HGSSにだけ存在する幻のポケモンになってしまった。
カウンター、がむしゃらなど相手に負担をかけられる技を覚えるが、教え技や配布が旧世代限定のため、ポケモン剣盾では使用不可能。
対戦では
ポケモン | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ピチュー | 20 | 40 | 15 | 35 | 35 | 60 | 205 |
特性は「せいでんき」(通常)と「ひらいしん」(隠れ)
デオキシスアタックフォルム未満の耐久を誇り、全ポケモン中最低の耐久力である。特有の強みがないためネタプレイ以外では使われない。
2022年には公式大会ピカチュウ対戦チュウ!が開催。使用できるポケモンが限られているため、本格的に考察された。
変化技のあまえる、リフレクター、こらえる、ねがいごとなどが使えるので、相手のダイマックスターン枯らしや味方の補助として使われた。
使用トレーナー
ゲーム版
- ハウ:SM・USUMライバル
- ローガン:伝説のトレーナー
- ナツヤ:ポケモンレンジャー
- ミナミ:ポケモンレンジャー
アニメ版
- アンジュ(無印179話)
- ショウ(DP74話)
- ウラヤマ(DP84話)
- リム(XY16話)
- サトシ※一時的
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
第2世代組の先行実装として2016年12月13日に実装され、タマゴから孵すことでのみ手に入るポケモンとして設定されている。
……のだが、ピカチュウが対象のイベントに当然こいつも巻き込まれ、特別な帽子や色違いといった要素を持ったピチューが手に入ることがある。
そしてこいつはタマゴ孵化限定ポケモンである。
よってピチューはタマゴを延々と割り続けなければ珍しい姿のピチューが手に入らないというコンプリートの最大の壁となってしまっているのだ。
タマゴは運要素が多分に大きいため、ガチャ要素を極力排したにもかかわらず実質ガチャのような状態になっているのはいかんともしがたいところである。
特別な帽子+色違いともなると最早伝説級である。
『大乱闘スマッシュブラザーズ『』
第2作『大乱闘スマッシュブラザーズDX』にピカチュウのモデル替えキャラとして参戦。
その後は長らく出番が無かったが、最新作『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』で17年ぶりの復活を遂げた。
その調整は(色々な意味で)常軌を逸しており、「電気を帯びるワザを使用すると、無条件に自分が反動ダメージを受ける」など、これでもかというほど欠点が多く盛られている。
しかし、モデル替え元がピカチュウであるため機動力が高いこと、復帰力は縦横共にかなり高いこと、使いこなせれば強力なワザがいくつかあることなどから、少なくともただ弱いだけのファイターではないのは事実である。
特に『SP』では発生の早さ・持続の長さ・後隙の小ささがピカチュウよりも優れている。
ちなみにスマブラで使用している技の殆どはゲーム本編では覚えられない。
詳しい解説はピチュー(ファイター)を参照。
『ポケモンレンジャー光の軌跡』
シリーズ最初期から登場し続けているキャラクターだが、本格的な活躍が与えられたのはこの作品からである。
ブッカーに作ってもらったウクレレを携えた「ウクレレピチュー」が主人公のパートナーとして登場。ピチューのアイコンが出ている際にアイコンをタッチするとポケアシストが発動する。攻撃方法も最初は音符を直線上に発射するという非常に地味なアシストしかしてくれないが、ストーリーを追うごとに音符を拡散→ほうでん→かみなりと徐々にアクションが増えて行くようになる。
なお、通信協力ミッションでは現地でパートナーを調達、空中ではラティ兄妹のみがポケアシストの対象となる為、使用不可。
HGSSのギザみみピチューといい、当時はピチューのバージョンを増やすことが流行っていたのかもしれない。
アニメ版
ピチュー兄弟
2000年に短編映画『ピチューとピカチュウ』でデビュー。この時のピチュー兄弟がかなり人気だったため、後に続編となるビデオが作られている。
ギザみみピチュー
CV.中川翔子
また2009年公開の『アルセウス 超克の時空へ』で出演している。
無印(ジョウト)編
- 無印179話ではお腹を空かせたピチュー達がアンジュの果樹園で盗みを働いていたが果物を狙ってきたロケット団をピカチュウと共に撃退した後はアンジュに引き取られる事となった。
- 劇場版『セレビィ時を超えた遭遇』
AG編
- AG180話
DP編
- DP74話ではショウのポケモンとしてライチュウと共に登場。
- DP84話ではウラヤマの所に3匹登場している。
- その他……DP190話
- 劇場版『ミュウと波導の勇者ルカリオ』ではミュウがピチューにへんしんしていた。
XY編
- XY16話ではちょっとした手違いによりポケモンセンターでリムがユリーカのデデンネをピチューと間違えて連れていってしまう。なお、ユリーカと一緒にいたピチューは終始不安そうだったのに対してデデンネはユリーカと離れてそこまで深刻そうにはしていなかったりする。
- その他……XY1話
SM編
- 6話・12話・26話・40話・45話・60話・64話・81話・82話・86話・90話・103話・115話・119話・128話・136話・140話・141話
新無印編
サトシのピチュー
新無印1話にて、サトシのピカチュウの幼少期として登場。元々は1匹のピチューだったのだが、ガルーラ親子に拾われ我が子のような扱いを受けていた。しかし、時が経つにつれ、ガルーラの子供もピチューも大きくなって母親の負担が増えてしまった事でガルーラ親子に迷惑をかけまいと自ら出て行くことを決意(尤も、母ガルーラはそんなこと望んではいなかった)。ピカチュウに進化し新しい出会いを求めて旅立ち、やがてサトシと出会う事になる。
新無印90話ではディアルガとパルキアによる時間の歪みの影響でピチューに退化。いつもはサトシ肩に乗っているが、この時はサトシの上着のポケットに入れられていた。最終的にタマゴにまで戻ってしまうが、なんとか元に戻る事ができた。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
ゴールドのピチュ
・性別:♂️ ・特性:せいでんき ・性格:やんちゃ
- レッドのピカとイエローのチュチュのタマゴからゴールドが孵化させたため、図鑑はゴールドがピチュのトレーナーと認識している。名付け親はイエローで、ニックネームの由来は「ピカとチュチュの子供」だから。ゴールドのトレーナー能力の影響か、ゴールドのように前髪がはねているのが特徴。
- 3章終盤でライコウから電気エネルギーを貰ったことで『超(スーパー)ライジングサンダー』(元ネタはポケモンカードの「R団のライコウ」の技)という特殊な電気技を繰り出し、更にレッド達図鑑所有者とスイクン・エンテイ・ライコウの援護射撃もあって黒幕に捕獲されたセレビィのボールを破壊した。後にこの技がシロガネ山での修行で電気の究極技「ボルテッカー」である事が判明しており、つまり図鑑所有者で最初に究極技を覚えたポケモンでもある。
- 第6章でピカ・チュチュと共に「海の魔物」を水中から引きずり出し、3匹で繰り出したボルテッカーで打ち倒す決定打となった。
- 第9章ではセレビィに協力し、ウバメの森でギザみみピチューと共にサカキの病を治す為の薬の材料集めをしていた。
『ゴールデンボーイズ』
育て屋夫婦がウツギ博士に渡すようにとゴールドに預けた卵からかえったポケモン。その後はウツギ博士に渡す機会がなくゴールドと一緒に旅をする。このピチューが怪我をした時にゴールドのピカチュウが半透明となり、ミナキが「タイムパラドックスによって未来から来たピカチュウが存在できなくなった。」と推測したことから、このピチューがのちにピカチュウに進化して未来から送られてくるということが分かる。
関連イラスト
ファンの間では10月2日が「ピチューの日」とされており、毎年その日にイラストが大量に投稿される。
構想段階
関連タグ
ギザみみピチュー ピカチュウカラーのピチュー(色違い)
電気袋組
世代 | 電気袋組 |
---|---|
1/2 | ピチュー→ピカチュウ(キョダイマックスピカチュウ)→ライチュウ(アローラライチュウ) |
3 | プラスル・マイナン |
4 | パチリス |
5 | エモンガ |
6 | デデンネ |
7 | トゲデマル |
8 | モルペコ |
9 | パモ→パモット→パーモット |
同でんき単タイプ
ビリリダマ/マルマイン エレキッド/エレブー/エレキブル サンダース