ウルトラマンギンガ(キャラクター)
うるとらまんぎんが
「未来は、変えることができる。良いようにも、悪いようにも…それを成すのは君たちだ」
『ウルトラーイブ! ウルトラマンギンガ!!』
ヒカル「ギンガァァァァ!!!」
データ
CV | 杉田智和(ギンガ本人/ヒカルと分離時)/根岸拓哉(ウルトライブ時 礼堂ヒカル役と兼任) |
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身長 | ミクロ~無限大 |
体重 | 0~無限大 |
飛行速度 | 測定不能 |
出身地 | 不明 |
人間体 | 礼堂ヒカル |
デザイン | 後藤正行 |
初登場 | 『ウルトラマンギンガ』 |
テーマ曲 |
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概要
ウルトラマンタロウすらその存在を知らなかった正体不明のウルトラマン。
序盤では最初から変身できるとは限らず、ヒカルが勇気を示すとギンガスパークの中からスパークドールズが出現し、初めて変身可能になるという流れであった(そのため、ヒカルはその間他のスパークドールズをライブして戦う必要があった)。
本編中盤の時系列である『劇場スペシャル1』以降は他のシリーズと同様、最初からギンガに変身できるようになった。
なお、巨大化シーン(所謂ぐんぐんカット)は『ギンガ』、『S』以降で変わっており、『ギンガ』ではスパークドールズを胸元でリードした直後のポーズを維持したまま変身するからか両拳を胸の前で突き合わせた状態でぐるぐる回るというものであったが、『ギンガS』以降は直前にギンガスパークを掲げるようになったからかおなじみの右腕を上げるポーズを取るようになった(ただし拳は握らない)。
容姿に関しては、光の国のシルバー族に近い配色のスリムかつマッシブ(細マッチョともいう)な体型と、額、耳、胸部、両肩、両腕、両脚についたクリスタル状の発光体が特徴。使用する技によって発光する色が変わる。
また、タロウ以来久々の、技名を叫ぶウルトラマンであり(ゼロが技名を叫ぶようになったのは『ウルトラゼロファイト』から)、以後のシリーズにも受け継がれていく。ただし、タロウと違って技名を叫んでいるのはヒカルであってギンガ本人かどうかは微妙である。
第6話にてタロウ同様意思が存在しており、会話できることが判明。
ただし序盤においてはヒカル以外と会話する機会がなく、性格や素性などは殆ど不明であった。
これはよく喋り素性が明確なウルトラマンゼロとの対比のためだったそうで、続編である『ギンガS』、ゲスト出演した『X』等でもほとんど会話しない。一応、『新ウルトラマン列伝』のナビゲーターとして登場した時は解説担当のためか、それなりによく喋ってくれる。ウルトライブは基本的に変身者の意識が強く優先される為、客演作品での人格は大抵ヒカルベースで登場する。(ロストヒーローズ2では最初から人格はヒカルベースとなっている。)
番宣の為に登場した『ウルトラマンフェスティバル2013』では明らかにヒカルではない荘厳さを感じさせる口調でゼロと会話している為、ベースはギンガ本人だと思われる。その為、この時点でキャラクター設定がそれなりに固まっていたと思われる。
なお、掛け声は一体化時はヒカル役の根岸拓哉氏が担当しているが、無印と『S』以降ではエフェクトのかかり方が異なっている。分離時の杉田智和による掛け声は現在、番外編(と、一応『新ウルトラマン列伝』第154・155話のナビゲーターパート)、ウルトラマンフェスティバル2016のライブステージでのみ披露している。
本人が喋らないという意味では、ギンガ個人の情報で不明なことが多いこともあって、歴代でもトップクラスの神秘性を持っている戦士でもある。
基本打撃技はそれそれ「ギンガハイパーパンチ」、「ギンガハイパーキック」、「ギンガハイパーチョップ」となっている。また、銀河状のバリア「ギンガハイパーバリア」を張り敵の攻撃を防ぐことが可能。従来のウルトラマン同様飛行能力もあるが、その際は腕を前に伸ばした体勢ではなく後ろに伸ばした自由姿勢で飛行する。
第1話ではサンダーダランビアの雷撃を掌で軽く受け止めて防御してみせたり、第7話では無数に分身する技を披露した。
この他にも超高速移動やテレポート(ダークザギ戦では時空を超えているような描写をされた)、数十人に分身する能力、ジャンキラーの体を透過し、コックピットにあったダークダミースパークだけを破壊する能力、ヒカルの意識をダークライブしている対象の精神世界に送り込む能力など多彩な能力を持つ。ただし、ヒカルの意識を他者に送っている間は無防備になってしまう。
これら不可思議な能力の賜物か、戦闘能力はかなり高く、召喚された宇宙人やダークライブした怪獣たちを終始圧倒していた(あのダークザギ相手でもカラータイマーがなっていない)。前述の通り変身条件が厳しかった無印では、ダークライブしたウルトラ兄弟と戦うまでは時間切れ以外で敗北する事がなかった。しかしながら、卑怯な手段を取られた場合や、複数体での同時攻撃、初見殺しな能力持ちの敵を相手にした時には苦戦することも少なくはなく、全くの無敵というわけではない。逆をいえばコンディション次第ではとことん強いという事でもある。何かとあの最強最速の戦士であるウルトラマンマックスと似たようなところがある。
それでも、これまでに戦ってきた相手が全てのウルトラマンと怪獣を人形に変えた闇の支配者のダークルギエルや、ティガダーク、ダークザギ、セブンダーク、スーパーグランドキング、ダークルギエル、ファイブキング、ハイパーゼットン、ビクトルギエル、エタルガー、ヤプール、スーパーグランドキング・スペクター、グア軍団、グア・スペクター、ウルトラダークキラーなど、闇堕ちしたウルトラマンや歴代のウルトラマン達が苦戦した強敵揃いであり、ニュージェネレーションヒーローズの基本形態では戦闘力はトップクラスと見ていいだろう。
その強さの秘密としてあまり設定として知られてないがギンガはカンフーを身につけており、ギンガ本人かライブしてるヒカル本人が身につけたものかは定かでは無いが、カンフーの敵の攻撃をいなしてその隙に攻撃を叩き込むファイトスタイルで上記の強敵達に勝ってきた事でニュージェネ最強と言われている。
加えて詳細は各項目に譲るが、この戦闘力の高さは強化形態に変身すると更に飛躍的に向上する。
ウルトラマンギンガストリウムに変身すればウルトラ6兄弟の必殺技に加え、宇宙最強の光線コスモミラクル光線が発射可能になり、ウルトラマンギンガビクトリーに変身すれば合体しているビクトリーの怪獣の力を装備できるウルトランスやウルトラ10勇士の必殺技が使用可能となる。
このように多彩かつ強力な技を持つため無敵に見えるが弱点も存在する。
それは「光線を吸収する相手には滅法弱い」ということである。
本来は近接技のギンガセイバーすら飛び道具として使うヒカルの戦い方とベムスターやガンQは致命的に相性が悪く、かなりの苦戦を強いられていた。
現にファイブキングには(直前の戦いでエネルギーを消耗していたとはいえ)それが原因で一度負けてしまっており、劇場版でヒカルがティガにライブしたときもタイラント相手にゼペリオン光線を吸収されすぎて劣勢に陥った。
この点はギンガセイバー以外にも物理武器であるギンガスパークランスで補っているが、ファイブキング戦ではランスを弾き飛ばされてしまい光線技の直撃を受けてしまっている。
また光線技の効き辛い相手も苦手とするようで、ビクトルギエルやエタルガーなどタフネスや防御力を自慢とする相手にも敗北している。
時間制限も他のウルトラマンより厳しく、どれだけギンガのエネルギーが残っていようと3分たてば変身が解除される(どこだろうと容赦なく解除されるため、ヒカルは一度高高度の空中で変身が解除されて死にかけたことがある)。
これはウルトライブにはとてつもない負荷がかかるためであり、ビクトルギエルに対して連続変身を繰り返しすぎたために残り変身回数が一回になってしまうという事態に陥ったこともある。
一応、『ギンガS』やファイトビクトリーの描写からシェパードンのビクトリウムによる補給などで時間を延ばすことが可能なようであるが……。
最終話にてタロウの時代の光の国には存在しない、未来から来たウルトラマンであることが明らかとなった。そのため、『ウルトラマンギンガ』の主人公でありながら、ウルトラマンギンガの世界出身でないウルトラマンとなる。
ただし、出自について判明したのはこれだけであり、彼がタロウなどと同じくM78星雲の出身なのかどうかははっきりしていない(DXエクスデバイザーのクイズでは少なくとも光の国出身ではないとされている)。
宿敵ダークルギエルを倒した後は宇宙を旅していた(番外編で一時帰還している)が、『ギンガS』でヒカルの呼びかけに応えて地球に戻り、再び彼と共に戦うこととなった。
敵がダークライブした素人から、戦闘を得意とする宇宙人達となったため、ゾアムルチ戦など苦戦も増えているが、依然違わぬ高い戦闘力とウルトラマンギンガストリウムというパワーアップ形態で活躍し勝利を収め続けた。
そしてウルトラマンビクトリーやUPG、ビクトリアン、そしてマナの協力でビクトルギエルとなったルギエルを今度こそ完全に滅ぼすことに成功した。
しかし、それは一方で宇宙に散らばったスパークドールズの呪いが解けるということでもあり、再び現れるであろう怪獣や宇宙人たちの脅威から地球を守るため、現在もヒカルと共に地球に留まっている。
最終回で地球を去ったウルトラマンが後日談や客演回などで一時的に地球に戻ったり主人公と再び一体化したりする例は数あれど、主人公と分離せず地球にずっと留まり続けるというのはビクトリー共々ウルトラ戦士としてはかなり異例である(ギンガの場合は一度地球を去っているが)。
ちなみに番外編で登場していることからわかるように、ギンガが単体で行動する場合はギンガスパークは必要ない。
ニュージェネレーションスターズでは、変身者の精神力によって力が増すと説明されている。
クリスタルが様々な色に発光し、その色によって違った技が使える(玩具では『クロスチェンジ!DXギンガブレス』や『超発光!DXウルトラマンギンガ』にて再現された)。
使用の際はヒカルが技名を叫ぶ(ギンガが単体で使う場合は叫ばない)。
ギンガクロスシュート
クリスタルが青く発光した際の技で、いわゆるスペシウム光線系統の必殺光線。
左腕は右肘に拳を当てる構えになっているのが特徴。(ガイアのクァンタムストリームに近い構えだが、左肘の位置は右肘の内側ではなく外側。
初使用以降、ザラガス、ウルトラセブンダーク、ダークザギなどと多くの強敵を撃破している。
非常に高い威力を誇るものの、ベムスターに吸収されたこともある。
『S』ではギンガがギンガストリウムになって戦うことが増えたため、第1話以降では若干空気気味だったが、『ウルトラファイトビクトリー』では再び活躍する。
発射の際には右手に銀河状のエフェクトが発生する(主に『S』以降。『ロストヒーローズ2』ではチャージ時に銀河状のエフェクトが体から発生する)。
この手の必殺光線にしては珍しく登場はかなり遅い方だった。
ギンガサンダーボルト
クリスタルが黄色く発光した際の技。
雷雲から電気のエネルギーを吸収し、右腕から銀河に似た電撃を放ち相手を空中に打ち上げ爆破する。
同じく電撃を武器にするサンダーダランビアやエレキングを倒せるほど強力。
記念すべきギンガ最初の決め技で『S』でも必殺技の中で最初に使われ、その後もビクトルギエル・スーパーグランドキング・スペクター・グア・スペクター戦でも使用されている。
決め技となった回数は使用回数に比べると少ないもののギンガの代表技と言え、エックスとのフュージョンアップ形態は電撃技を得意とするライトニングアタッカーとなっている。
ちなみに列伝ブログによると『ギンガS』の監督である坂本浩一氏のお気に入りの技らしい。
ギンガファイヤーボール
クリスタルが赤く発光した際の必殺技。
燃え盛る隕石を出現させ、誘導ミサイルのように操って相手を爆撃する。
威力も高いようでギンガの技では使用頻度は多い方。
主に空中や宇宙空間を飛びながら放たれるが、地上でも使用可能でインペライザーやエタルガー相手には近接で使用した。なお、チャージもオートで行えるのか、『運命の衝突』では格闘中に合わせて発動している。
ギンガスラッシュ
クリスタルが紫色に発光した際の切断光線。
頭部のクリスタルから、それを象った光刃を放つ。
名前に反し切断技ではなく、命中すると爆発する。
唯一敵を仕留めた事の無い技であるが『S』でも登場し、ビクトルギエルに使用した。
ギンガサンシャイン
クリスタルがピンクに発光した際の必殺光線。
両手を合わせ先端から破壊光線を放つ。闇の力を持つ相手に対しては絶大な効果を発揮する。『S』では唯一未使用の技となった(ギンガエスペシャリーも単独では使われていないが)。
劇中ではスーパーグランドキング戦で石動美鈴と融合した際に発動、一撃で撃破する威力を見せた。
なお、この時の「今のギンガは最強!いや超最強!!」というセリフは『ロストヒーローズ2』ではギンガ(=ヒカル)単独のセリフになっており、ギンガクロスシュート発射時に述べる(美鈴が登場しないので仕方がないが)。
その後、『X』にてモルド・スペクターに対してギンガスパークランスを支えに片腕で使用した。『運命の衝突』ではベムスターに対して使用したが、吸収されてしまった(なお、今回で初めて無効化されている)。
ギンガエスペシャリー
クリスタルが7色全てに発光した際に放たれる、ギンガ最強の必殺光線。
全身から虹色の光線を放つ大技。ダークルギエルシュートとの鍔迫り合いに勝利し、ダークルギエルを撃破した。
『S』ではビクトリーと共にストリウムブレスの力を合わせてコスモミラクルエスペシャリーとして使用した。
ギンガセイバー
クリスタルが白く発光した際の必殺技。
右腕から光の剣を出現させる。この手の技には珍しく、刃先が先に出現してから生成される。
初使用時は、これを地面に突き刺すことでエネルギーを流し込んで地割れを起こし、敵の足元から溶岩を噴出させ焼き尽くすという戦法を見せた。もちろんちゃんと接近戦でも使える(『ロストヒーローズ2』ではすれ違いざまに敵に無数の斬撃を浴びせる技となっている)。
なお、全身のクリスタルが白く光るのは前述の攻撃法をとったときのみであり、通常の剣として近接戦で使う際や、剣を出現させる際はクリスタルは通常色のままである。
劇中では使用しなかったが、二本生成する事ができるようで、ウルトラマンフェスティバルライブステージ第2部では七色に輝くギンガセイバーを二本生成してみせた。ウルフェス2014では火炎を纏った「ギンガファイヤーセイバー」を発動。こちらは手持ち武器となっている。
またUGFニュージェネレーションヒーローズでは、ダークネスによって疲弊していたエックスとジードを襲撃するダークルギエルとの戦いで、ギンガファイヤーボールの後に使用。果敢に近接攻撃を行い善戦した。
ギンガコンフォート
クリスタルが緑色に発光した際の必殺技。
相手の頭上に光の粒子を降らせ沈静化させる。ギンガの数少ない非攻撃技。
完全に沈静化させればスパークドールズと分離させることが可能。闇の力の鎮静化も可能である。
ギンガビクトリーアルティメイタム
『オーブ』の劇場版『絆の力、おかりします!』に客演した際に使用。自らのギンガスパークランスとビクトリーのシェパードンセイバーから合体光線を放つ。
超銀河クロスシュート
ロストヒーローズ2で使用。コズミックステイツとのクロスオーバー技で、『ライダー超銀河フィニッシュ』をギンガクロスシュートで強化した必殺技。
発射後はフォーゼと友情の印を決める。
パワーアップ形態
それぞれ『ギンガS』、劇場版が初出。
何気に『ギンガ』では強化形態なしである(話数の問題もあるかもしれないが)。
ウルトラマンギンガストリウム
ギンガに力を!ギンガストリウム!!
ウルトラマンタロウの化身であるストリウムブレスをギンガスパークでリードすることによって誕生したウルトラマンギンガの強化形態。
タロウは事前にウルトラ5兄弟から力を授かっていたため、ウルトラ6兄弟の光線技が使用できる。
タロウと別れた『S』最終回以降は登場しない……
……と思われたが、ニュージェネレーションヒーローズにて久しぶりに登場した。
詳しくは個別記事を参照。
ウルトラマンギンガビクトリー
ウルトラフュージョンブレスによってウルトラマンギンガとウルトラマンビクトリーが融合したウルトラ戦士。
しかし実際はウルトラマンティガからウルトラマンゼロまでの平成ウルトラマンから授かった力も加わっているため、2人合体なのに力は10人分というよくわからない仕様になっている。
厳密に言えば強化形態ではなく、公式ではCMで「新たなヒーロー誕生」と謳うなど全く別のウルトラマンとして扱われている(同じような例としてウルトラマンレジェンドやウルトラマンサーガが存在する)。
客演・後の作品での影響
本項目では礼堂ヒカル本人の姿が登場した作品を◎、ヒカル自身の姿ではないがヒカル役の根岸拓哉氏がギンガの声を担当した作品を●、台詞無しの登場は〇を表記する。登場こそしていないが何かしらの影響を与えた作品では△と表記する。
『ウルトラマンX』◎
「お前が待ってる奴らは、俺が倒してきたぜ!!!」
第13話「勝利への剣」の終盤から続く第14話「光る大空、繋がる大地」にかけてゲスト出演。たった1人でグア軍団の大軍勢を壊滅させるというアンドロメロスもびっくりの戦果を挙げたほか、ビクトリーとエックスがグアに押される中一人だけ武器のリーチを生かして異様に圧倒するなど相変わらずの強さを見せつけた。
最終決戦ではギンガビクトリーに変身してグア兄妹を一方的に叩きのめし、エクシードXのエクスラッガーショットとゼペリオン光線の同時攻撃で遂に撃破した。
『きたぞ!われらのウルトラマン』●
他のウルトラマンとともにサイバーカードの力によって召喚され、アメリカ・ダラスでツルギデマーガの1体と戦い撃破した。終盤に他の戦士たちと合流している。また、ゼロ、エックス以外では唯一台詞が存在する。
『絆の力、おかりします!』●
「行くぜぇ、ショウ!!」
宇宙で起こった異変の調査中、ムルナウに囚われてビクトリーと共に宝石化されてしまっていた。物語終盤でエックスも宝石化されてしまい、オーブも変身解除されてしまう大ピンチに陥る中で、SSPの諦めない心に呼応するように力の一部をオーブリングに授け、オーブトリニティ変身のきっかけを作った。復活後はテンペラー星人バチスタとヒッポリト星人カリストをビクトリーとの合体技・ギンガビクトリーアルティメイタムを撃破した。
『ウルトラマンジード』△
ゼロ「俺に限界はねぇ!!!」
第8にてウルトラマンヒカリが思念体を通じてゼロとレイトにライザーとギンガ、エックス、ビクトリー、オーブのウルトラカプセルを譲渡。4人のウルトラマンの力がネオ・フュージョンライズで結集されたゼロの新形態、ウルトラマンゼロビヨンドの誕生に繋がることになった。
ギンガカプセルはオーブと融合させたニュージェネレーションカプセルαを担当する。これは、ビクトリーカプセルとだとギンガビクトリーに、エックスカプセルだとライトニングアタッカーの組み合わせになってしまうという都合があるためと思われる。
『ウルトラマンR/B』△
「纏うは水、紺碧の海!」
湊兄弟が始めに入手したルーブクリスタルの一つとしてギンガのものが登場、ウルトラマンブルの基本形態であるアクアへの変身に用いられていく…のだが、多くの視聴者にぶっちゃけギンガは水属性じゃないだろという素朴な疑問を抱かせた。
あくまでもルーブクリスタルはこれまでのアイテムと比べるとウルトラマンの「力だけ」が反映されていることを踏まえると(タロウなら炎、エックスなら雷といった具合)、一口にギンガのクリスタルと言っても彼の能力が全て込められている訳ではないことも原因かもしれない(それにしたってどうせ水属性にするならアグルとかもう少し適任はいただろとは現在でも指摘されているが)。
『ウルトラマンタイガ』●
「もう諦めろ、お前の野望もここで終わりだ!」
第1話冒頭、ニュージェネレーションヒーローズの面々と共にウルトラマントレギアとの決戦に挑む。
トレギアを追い詰めるも、罠によって大ダメージを負う。その後は仲間達と共にタイガ達トライスクワッドに自らの力を宿すウルトラタイガアクセサリーを与え、後を託した。ギンガ~ロッソ・ブルまでのニュージェネレーションヒーローズ全員が参戦していたが、ギンガはその中で唯一、オリジナルキャストであるヒカル役の根岸拓哉氏が声を担当していた(他のウルトラ戦士の声はすべてライブラリ音声が使われている)。
ニュージェネレーションヒーローズ第一号であること、タイガの父親であるタロウとの関わりが深いことなどが理由と思われる。(また、スーツアクターも今はニュージェネシリーズで殺陣師をしている寺井氏が担当している。)
『ウルトラギャラクシーファイトニュージェネレーションヒーローズ』●
「流石にお前を相手にするなら、気合入れねぇとな!」
ニュージェネレーションヒーローズの実質的リーダーとして活躍する。
本編では第4話にて、夕日の惑星サンダウィンでダークルギエルに襲撃されていたエックス・ジードの救援に駆け付ける。
その後、グリージョとゼロ救出のために敵地へ乗り込んだ先で、復活したルギエルとエタルガーにビクトリーと共に相対、ロッソとブルを先に行かせた。そしてゼロへの思いで奮起しビクトリーと合体、ギンガビクトリーになると、ワイドゼロショットて二体まとめて撃破する。
続くウルトラダークキラーとの決戦ではタロウから力を借りて再びギンガストリウムになりニュージェネレーションヒーローズの仲間達と共に攻撃、トドメにはストリウムブレスに集めたニュージェネレーションヒーローズの力でニュージェネレーションダイナマイトを発動し、城ごと爆砕した。
『ニュージェネクライマックス』◎
「おーし…行こうぜぇ!!」
タイガ本編最終回にて、トレギアがタイガに倒された瞬間、トレギアの中から邪神が抜け出すのを宇宙から観測、自分達の変身能力と引き換えに邪神を封印した事で、半年間もタイガ世界の地球での生活を余儀なくされる事になった。
ヒロユキと合流しギンガレットを返却され変身能力を取り戻す。
今作でもニュージェネ勢のリーダーとして登場し、要所要所でタロウを気遣う場面も見られた。決戦時にはビクトリーと共にヘルベロスと対決する。
ヘルベロスら怪獣軍団はギンガビクトリーに合体しての総攻撃で楽々と怪獣軍団を撃破したが、グリムドが真の力を取り戻した際にはウルトラフュージョンシュートすら微動だにしない敵の強さに大苦戦を強いられるも、最終的にはタロウの指示によりニュージェネレーションズのリーダーとして真っ先にタイガのウルトラホーンにエネルギーを預けることを後輩に呼び掛け、ウルトラマンレイガへの変身に貢献。戦いを終えた後はビクトリーと共に宇宙へ飛び立った。
『ウルトラマンZ』△
リク「集うぜ、キラ星!!」
第6話でペガが(ヒカリから経由してリクに授けた)ウルトラゼットライザーとギンガ、エックス、オーブのウルトラメダルを組み合わせたジードのウルトラフュージョン形態であるギャラクシーライジングが登場。パっと見あまりギンガの特徴は分からないものの、レッキングフェニックスの発動時にギンガクロスシュートのポーズが入るなどの小ネタがある。
『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』●
「『真っ直ぐ前に進む力こそが希望』…昔、タロウに言われた言葉だ」
岩の惑星ペノルにて、ショウと共にデビルスプリンターで凶暴化したベムスターと対決、ベリアルの力で強化された上にヒカル最大の天敵であるベムスターに苦戦するが、駆けつけたタイガの援護やギンガストリウムの力で協力して撃破。
相変わらずニュージェネレーションズのリーダー格として仲間たちの先陣を切ってアブソリュートタルタロスと激突。格闘戦からのギンガファイヤーボールによる牽制など、ある程度タルタロス相手にも対抗はできていた。
しかし、流石に相手が悪くギンガビクトリーやルーブの力をもってしてもタルタロスを倒すことはできず、完全復活を遂げたグア・スペクターに対抗するため再びウルトラマンレイガへと融合変身した。
『ウルトラマンニュージェネレーションスターズ』◯
第1話から登場。
ゼロから(複製された)ディメンションナイザーを転送されゼットに「調子はどうだ?」と通信するが、ゼットの性格上ちゃんと説明書も読まずゼロの話もちゃんと聞かずにディメンションナイザーが自分だけの元に来てると思ってたゼットに呆れつつも、「まぁ頑張れよ!こっちはこっちでやっとくから」と激励し通信を終わらせた。
第2話ではヒカルが初めてギンガに会った時の事と、その時共に戦った幼馴染の事を振り返っている。
第3話では友也と共に戦い、別次元でゼロがジードと共に戦い倒したタイラントの回想に続く形でビクトリーとの共闘を振り返った際、自分の手元にあるナイザーが作動。意図せずしてビクトリーの記憶を読み取ってしまった。
同じ任務に当たっているショウの手柄を取ってしまい、流石にまずいと思ったのか彼に通信を入れて詫びると案の定怒られてしまったようである(この時、ビクトリーの台詞は無い)。その後、ビクトリーとの合流へ向かった。
事態と説明を理解していなかった為呆れていたゼット程ではないが、そこそこのうっかりミスである。しかし、記憶は取り戻されたので結果オーライだろう(手柄を取られたショウは穏やかではないだろうが、いつものノリで解決するものと思われる)…。
ここ数年の客演ではニュージェネ組のリーダーとして常に先陣を切って後輩達を引っ張っていた事からかっこいいイメージがついていたため、このうっかりさを見た視聴者からは「お前も人の事言えねぇじゃねぇか!」や「ショウとのやり取りが懐かしい」と言った感想が見受けられる。
他媒体での登場
『フュージョンファイト』
ガイ「眩い光で未来を示せ!」
ゲーム作品の『フュージョンファイト』にてエックスとフュージョンアップしたライトニングアタッカー、メビウスとフュージョンしたメビュームエスペシャリーなどの形態が登場。メビウスとはタロウと深い繋がりのある戦士という共通点がある。
ライトニングアタッカーも展示用のスーツが実際に制作されたほか、後にこのスーツがアクション用に改造されたものが『ウルトラファイトオーブ』にて実際に登場している。
TCGバトルスピリッツ
コラボブースター『ウルトラヒーロー大集結』で登場(CB01-036)。属性は青で系統は闘神。
ウルトラマンのBPを+3000する恒常効果を持ち、Lv3アタック時には手札を1枚破棄する代わりに2ドローする簡易ストロングドローのような効果を持つが、レベル3にするには維持コストが5と重いのが欠点。
青属性のウルトラマンデッキでは高い汎用性を発揮し、特にウルトラマンオーブオーブトリニティ(CB01-X06)を最大限活かすには必須となるカードの一つである。
『ウルトラヒーロー英雄譚』では「新世代(ニュージェネレーション)ウルトラマンギンガ」(CB18-006)の名称で、赤属性のスピリットとして登場。
コストと軽減コストは属性以外は全く変わっていないが、アタック時効果は3枚オープンしたカードの中から『ウルトラマン』を手札に加えるというものに変更された。
加えてレベル2以降の攻撃性能が強化され、指定アタック&重装甲/超装甲以外の防御系効果を無視するというストレングスを得た。
余談
デザイン画では太腿にもクリスタルが備わっていたが、素材の伸び縮みが激しい部分のため、外れたり切れたりする可能性が高いため、スーツでは省略された。
新生代ヒーローズの第1号ということもあり、ティガと共に姿だけなら新世代ヒーローズの劇場作品で客演数が一番多い(ニュージェネクライマックスにてティガのビジョンが登場しなかったため、現在ギンガがトップとなる)。ビジョンではなく変身している本人ということを考えるとティガを抜いて現在トップである。また、出自・変身者が全て違ったティガと違い『絆の力、おかりします!』までの連続出演ですべてヒカルが変身したギンガでもある)。
未来から来たウルトラマンである為、掛け声の『シャオラッ!』は将来、『デイヤッ!』はday+yearに由来している。
なお、彼をモデルにしたたまごっちが存在しており、『Tamagotchi P’s』に『なりきり出馬』ギンガナイトっちがそれ。姿形はギンガの意匠の入ったナイトっちとなっている。
ちなみに本家でナイトの称号を得たのはギンガではなくビクトリーの方だったりする。
タイガ以降新世代ヒーローズの面々のリーダー格を担っているが新世代ヒーローズというチーム名が初めて明記されたウルトラギャラクシーファイトシリーズの監督を務める坂本浩一監督によると、設定的には最年長者であるオーブもリーダー候補であったが、風来坊気質などの要素からリーダーという立場があまり似合わないこともあり、やはりここは分かりやすく放送順でギンガと決めたそうな。
ギャラファイ1の収録の時根岸氏は最初ギンガSの時のヒカルと同じテンションで演じたためNGを出され坂本監督にニュージェネのリーダーっぽく演じてと録りなおしになったと言う裏話を語っている。
監督のインタビューによると、回想シーンでのダークスパークウォーズの描写にて、ダークルギエルの周りにあるスパークドールズ化された怪獣やウルトラマンたちは怪獣やウルトラマンたち本来のそのままのサイズであるらしく、未来のギンガ、ルギエルとその他の怪獣やウルトラマンたちとでは人間とソフビほどのサイズ差があったということらしい。現在のギンガは未来のギンガよりも力が弱っているとされるため、未来のギンガの強さがうかがえる(おそらくこれがギンガの身長がミクロ~無限大になっている理由だろう)。