曖昧さ回避
キャラクターとしてのウルトラセブン→ウルトラセブン(キャラクター)
概要
円谷プロダクション制作による空想特撮シリーズ第3弾にして、ウルトラシリーズ第4作目(よく勘違いされるがウルトラシリーズの3作目は『キャプテンウルトラ』である)。
1967年(昭和42年)10月1日から1968年(昭和43年)9月8日までにTBS系で毎週日曜日19:00~19:30に全49話が放映された特撮テレビ番組。
宇宙の侵略者から地球を守るウルトラ警備隊及び、地球人に協力するヒーロー・ウルトラセブンの活躍を描いた物語である。
制作当時は、前作『ウルトラマン』との関わりはないという体で作られていたため、以降のウルトラシリーズと比べると異色な内容が多い(ウルトラマンと明らかに異なるウルトラセブンのデザイン(胸にカラータイマーがないなど)、「ぐんぐんカット」(巨大化シーン)が存在しない変身シーン、自然現象の一部としての怪獣ではなく明確な侵略の意図を持った宇宙人が敵となる軍事色が強いストーリーなど)。また、個々のエピソードもドラマ性が重視され、今なおウルトラシリーズ最高傑作との評価も高い。
こうした経緯から、この『ウルトラセブン』単体で、ウルトラシリーズとは別の時間軸で進むシリーズ(俗に平成ウルトラセブンと呼ばれる)がTVスペシャルやオリジナルビデオとして制作され続けている。さらに2007年には深夜番組として『ULTRASEVEN X』が放送された。
あらすじ
人類が宇宙への進出を始めた近未来、宇宙では遊星間侵略戦争が激化し、地球侵略を企む宇宙人が次々と地球へ飛来した。人類は国際組織「地球防衛軍」を結成し、宇宙からの侵略者と戦い始めた。
日本にも地球防衛軍極東基地が建設され、富士山麓の広大な地下基地で300名の隊員が日夜宇宙からの侵略に目を光らせていた。この極東基地には各部署から選抜された精鋭隊員による特殊部隊「ウルトラ警備隊」が置かれ、地球防衛の最前線に立っていた。
クール星人による人間蒸発事件とそれに続く京浜工業地帯爆撃事件で、モロボシ・ダンと名乗る風来坊の青年がウルトラ警備隊に協力し、事件解決の功績を認められてウルトラ警備隊に入隊する。
彼こそM78星雲からやってきた正義の宇宙人、ウルトラセブンであった。彼は侵略の危機に晒される地球を守るため、超能力を駆使して侵略宇宙人やその刺客である宇宙怪獣と戦っていく。
登場人物
モロボシ・ダン/ウルトラセブン
友里アンヌ隊員
以下の人物についてはウルトラ警備隊の記事を参照の事。
フルハシ・シゲル隊員
ソガ隊員
アマギ隊員
クラタ隊長
ヤマオカ長官
タケナカ参謀
マナベ参謀
放映リストと登場した怪獣、宇宙人
※1:書籍によっては本体と怪獣形態を分け、本体をアンノン星人、活動できる姿を単なるアンノンとして紹介しているものもある。
※2:名称は円谷プロ創立50周年記念で販売された「円谷プロ全怪獣図鑑」より
※3:裏設定の宇宙人のため劇中では勿論、後に発売された数多くの文献でもその名称が言及される事はあまりない
その他の媒体に登場する怪獣たち
前述したように当初は『ウルトラマン』との関わりはないという体で作られていたものの、企画時から『ウルトラマン』と同一世界観とする案はあり、未発表脚本には『ウルトラマン』の登場怪獣が再登場するものもあった。
(漫画『ウルトラマン 一峰大二版)
(公式外伝漫画『COMIC'S★ウルトラ大全集 ウルトラマン-古都に燃ゆ-』)
(公式外伝小説『ウルトラセブン VOL.1 -狙われた星-』
(私が愛したウルトラセブン)
(フィギュアのみの存在)
※ボツシナリオで漫画などメディア化されたものや公式外伝に登場するものやフィギア化されたオリジナル怪獣のみを掲載。
(外伝小説『変身障害』)
カプセル怪獣
普段はダンが持つカプセルの中に収納されており、ダンが何らかの事情で変身できない時に彼らを使役して戦わせることで場をしのぐ。本編ではあくまで時間稼ぎ要員だが、その後ベムスターなどの強敵を倒すほど成長した模様(セブンがカプセル怪獣の特性を勉強したのかもしれない)。
カプセルは6本確認できるが、判明しているのはこの三体のみ。
他には、カプセル怪獣と少し違うが怪獣ボールというものに入ったセブンガーもいる。
主題歌
- ウルトラセブンの歌
作詞:東京一/作曲・編曲:冬木透/歌:みすず児童合唱団、ジ・エコーズ
挿入歌/イメージソング
- ウルトラ警備隊の歌
作詞:東京一/作曲・編曲:冬木透/歌:東京マイスタージンガー
ウルトラ警備隊のテーマソング。劇中ではインストゥルメンタル版を使用。
- ULTRA SEVEN
作詞:東京一/作曲・編曲:冬木透/歌:ジ・エコーズ
ウルトラセブンのテーマソングだが、実質的にウルトラ警備隊のテーマソングでもある。
- ウルトラ少年の歌
作詞:東京一/作曲・編曲:冬木透/歌:みすず児童合唱団
劇中未使用。
関連イラスト
関連タグ
ウルトラマン ウルトラマンゼロ ウルトラマンレオ ULTRASEVENX
ウルトラマン→ウルトラセブン→帰ってきたウルトラマン
ウルトラマンタイガ - “異星人との交流or攻防”というストーリー展開が本作と共通する(さすがに軍事色はそこまで強くはないが)。また、同作の主人公であるタイガはセブンとは親戚関係にある。
セブンきゅ~ぶ - 2012年のウルトラセブン45周年のタイアップ企画として円谷プロの公認漫画。
主なゲスト出演者
穂積隆信(第8話)
町田政則(第16話) ※ノンクレジット
山口奈々(第24話)※フルハシ隊員の妹・マナ役。
外部リンク
ネタ
ウルトラアイ
よく盗難にあう。油断して奪われたのが4回、無くしたのが1回、ポインターに置き忘れたのが1回。合計6回も命の次に大事な変身アイテムを紛失しているのは……。マンや以降のウルトラマンも変身アイテムを敵に奪われたりして不所持となることがあったが、ここまでではない。しかも奪われるときは女性絡みなど、大変アレな理由である。
最近息子も同型の変身アイテムを得たが、アイテムは普段ブレスレットに収納しているため、親父と比べて紛失するリスクは低くなっている(ただし『ベリ銀』ではとある事情からアイテムを奪われたことがあった)。
ウルトラマンセブン
興味の無い人が、だいたい四分の一くらいの割合で言い間違える。
ネット上でこれを言い間違えようものなら、もう罵詈雑言の嵐。
興味の無い皆様も覚えておきましょう。
ウルトラセブンです。
ウルトラファイト
ウルトラファイトで怪獣達と喧嘩している。そのファイトスタイルははっきり言ってヒール。
大人の事情によりスーツもアレなので異様さが際立つ(元々本編でもカプセル怪獣をわざと不利な相手にぶつけて敗北させた後勝って調子に乗っている相手を叩き潰したりしていた(ように見える)のだが)。
……だがこれが後にウルトラ熱を再燃させるきっかけになったのだった。
ゾフィーのことなんかいいよ
※当該項目を参照。
親馬鹿
2009年の『ウルトラ銀河伝説』にて、実の息子ウルトラマンゼロが登場した。情報公開当初は「セブンの息子」という設定に激しく賛否が分かれたが、「セブンの息子」に恥じない活躍ぶりやゼロ自身のキャラの良さもあり、結果として「セブンの息子」は受け入れられ、セブンにも父親属性が加わることとなった。父と似ているが目つきが鋭い容姿からして、「『ULTRASEVENX』時代につくった子ではないか?」とネタにされることもあった(ゼロとセブンXのデザインはどちらも後藤正行氏が担当)。
なお、母親はアンヌではなく、彼女を演じたひし美ゆり子氏も否定している。実際はブルー族の女性科学者とのことだが、詳細は未だ不明らしい。ゼロが活躍している時期は『メビウス』から数千年が経過しており、すでに地球人はいくつもの惑星を開拓し、(『キラーザビートスター』では)リゾート地まで築くほどの文明を築いている。従って、すでにアンヌはこの時代には存在していない。前述のセブンX本編が他の作品とどうつながっているかも不明である。
平成セブンのDVD-BOX同梱のブックレットでは、5900歳であるゼロとアンヌが同じ時代に生きていたような文面がされており、『アンヌとは結ばれなくて正解だったのでは?』と語る記述があるが、ゼロが活躍する大怪獣バトル以降の時代背景から考えると無理があり、またこの記述だとセブンがガチの浮気者みたいになってしまうので、正しい情報ではないと見るべき。
ちなみに平成セブンでは、アンヌはセブンが去った後地球人の男性と結婚しダンという名前の子供を儲かっている。
そういえば女難の相は本編で出ていた。
四月馬鹿では親馬鹿が炸裂。ゾフィーの危機も完全無視で息子とのBBQに夢中。ゾフィーのことなんか(ry とにかく息子が可愛くて仕方がないようだ。その優しさの万分の一でも弟子に向けてやれないものだろうか。