「じじ じじじ」
基礎データ
概要
『剣盾』のDLC第2弾「冠の雪原」で新たに登場した伝説のポケモンで、所謂レジ系に分類される。
電球の様なシルエットを持つその体は、殆どが電気エネルギーで構成されており、自身も電子を吸収して生きている。
そのためか、でんきタイプのポケモン随一の威力で電気技を放つことが出来るとされ、枝分かれしたヒラヒラの腕の内側には、光る大量の電気エネルギーが溜まっている。
体には電気を通さない特殊な器具のようなものが取り付けられており、恐らく各部を縛る青いバンドがそれだろう。この器具は、レジエレキが撒き散らす雷電に苦しめられていた古代の人々が、その力を制限するために施した物ではないかという説が出ている。
なお、レジギガス以外のレジ系で一番でかいレジドラゴとは対照的に、レジ系の中で最も小さい。バトルモーションでも小さな足でぴょんぴょん飛び跳ねており、どことなく無邪気な子供じみた印象を与えている。
入手方法
剣盾DLC「冠の雪原」
- 「カンムリ雪原」の「三つまたヶ原」に存在する「定めの遺跡」にて、レジドラゴと共に眠りについている。 遺跡の扉を開けるには、まず他の遺跡でレジロック・レジアイス・レジスチルを全て捕獲し、次にレジロック・レジアイス・レジスチルを手持ちに加えた状態で、扉を調べる必要がある。
- 最後に遺跡内部の床にあるスイッチを、レジエレキの顔の点字の形と同じになるように踏んで光らせ、石像を調べると戦える。 ただし、1度戦うとスイッチが固定化されてしまう都合上、同じロムではレジエレキしか入手できなくなる。1度戦うまではスイッチは固定化されないので、捕獲する前によく考えよう。
- ちなみに、捕獲するまでは倒しても逃げてもスイッチを光らせるたびに復活するので、色違いを厳選する場合は覚えておこう。
性能
H | A | B | C | D | S | T | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
レジエレキ | 80 | 100 | 50 | 100 | 50 | 200 | 580 |
レジドラゴ | 200 | 100 | 50 | 100 | 50 | 80 | 580 |
マルマイン | 60 | 50 | 70 | 80 | 80 | 150 | 490 |
特筆すべきは素早さ200という脅威的な種族値配分。
過去最速のデオキシス(スピードフォルム)すらも超え、全ポケモン中最速の地位に躍り出た。ちなみにこのポケモンの登場で、でんきタイプ全体の素早さ平均が3も上がり、全タイプ最速のタイプとなった。他の能力はレジドラゴ同様に火力が並程度あり、耐久はレジ系では初の100未満であり、しかも、一般的に見てもかなり低い。
素早さ無振りでも実数値220と最速ドラパルトより速く、素早さを1段階上げたギャラドスまでなら抜けてしまう。準速なら1舞ボーマンダ、最速なら雨下キングドラより速い。
特性「トランジスタ」はでんきタイプの技を放つ時こうげき・とくこうが1.5倍になるという、シンプルながらも強力なもので、「10まんボルト」の火力は『サン・ムーン』時代のカプ・コケコを僅かに上回る。「ダイサンダー」なら言わずもがな。
強化された「ボルトチェンジ」は耐性の無い相手には非常に厄介なものであるため、パーティにいるだけでもゾロアークのように相手の選出を縛ることが出来るだろう。
専用技「サンダープリズン」は、相手にバインド効果とスリップダメージを与える。
耐久が不得手なレジエレキとの相性は悪く、普通に殴るだけなら「10まんボルト」「ワイルドボルト」の方が威力・命中共に安定している。
総じて誰にも先制を許さない素早さと、そこから放つ強力無比な電気技でガンガン圧力をかけていくという、明確な強みと運用法を持つポケモン。
その反面、習得技の範囲が電気・ノーマル・飛行・「ダメおし」「げんしのちから」のみと非常に狭く、使い勝手の良いサブウェポンを全く覚えないという明確な弱点も備えている。
その為、電気技が効く相手には滅法強いが、逆にじめんタイプを始めとした電気が通じない相手には非常に弱いという、かつてない程に役割が明確化したポケモンでもある。
運用としてはでんきの超火力を活かしたアタッカーや、「リフレクター」や「ひかりのかべ」を貼り、「でんじは」や「かいでんぱ」を撒きつつ「ボルトチェンジ」で交代する起点作り型などがある。ダブルバトルにおいては「エレキネット」で相手の機動力を下げつつ場を展開するサポート運用が非常に強力。
シンプルゆえに型は読まれやすいが、素早さ200というロマン故にこちらを捕獲するプレイヤーが(今のところ)多い。
当然、こだわりスカーフを持たせた最速型も存在する(ネタに見えるが相手のスカーフ持ち及びタイプ一致ダイジェッターに対しての牽制になる為、有効な戦略である)。
また、ダブルバトルではいたずらごころ持ちのポケモンを横に据え、すりかえでねらいのまとを相手のじめんタイプに押し付けたうえで強行突破するという荒業も編み出されている。
あくタイプ併用でいたずらごころ持ちの変化技が通用しないワルビアルや、ドラゴンタイプ併用のせいで半減で受けてくるガブリアスの存在が重い(ただ、かみなりやダイサンダーであれば消し飛ばす事も可能)が、ひこうタイプ併用のランドロスに刺さるのは大きい。
シングルでもレジエレキに化けたゾロアークでじめんタイプを呼び、そのままトリックをして本物に繋ぐという戦法も可能。
使用率はシングルでは30位以内、ダブルに至っては1位経験有りという目覚ましい戦績を残した。当然、シングル、ダブル双方共にレジ系ダントツである。
「でんきタイプの準伝説は強い」という事を、このポケモンも例外なく証明したと言える。
当初は特殊型が大半であったが、禁級伝シングルでは次第に「とつげきチョッキ」持ちや特殊耐久ベースのポケモンに強い「ワイルドボルト」「ダメおし」両刀型も登場し、環境がさらに進むと物理一刀型も珍しくなくなった。
幻有のレギュレーションとなるシリーズ13環境でも、史上全盛となる「でんじは」環境とある中での「でんじは」無効アタッカーということでそこそこ善戦。このレギュレーションにおいてスイ-パーとして活躍していた最速「こだわりスカーフ」ビクティニの素早さ実数値250を、準速レジエレキが252と抜けていたのも大きい。
第9世代
使用トレーナー
アニメ版
アニメ版
『アニポケ』
ゴウのレジエレキ
- 新無印113話で野生の個体として初登場。プロジェクト・ミュウにおける最後のトライアルミッションの一つとして捕獲を課せられたゴウ達と対決。
- 先手で出したゴウのフライゴンの前では、相性の不利関係無く伝説に相応しい強さで追い詰めたが、最後はゴウのエースバーンとシゲルのカメックスの連携プレーを前に敗れ、ゴウに捕獲された。捕獲後はそのままゴウのポケモンとなっており、準伝説系としてはスイクンに次ぐ二匹目となる。
- 新無印本編においては、ゴウが最後にゲットしたポケモンでもある(最終話でもポケモンゲットの描写があるが、何のポケモンか映されていない)。
- 136話でも少しだけ登場し、OPにも登場している。
- なお、原作では片方しか入手出来ないのだが、アニメでは2人でそれぞれ同時にスイッチ操作をしたことでレジドラゴと共に出現している。
関連イラスト
関連タグ
0893.ザルード→0894.レジエレキ→0895.レジドラゴ
レジ系
準伝説
世代 | グループ | ポケモン |
---|---|---|
第1世代 | 三鳥 | フリーザー/サンダー/ファイヤー |
第2世代 | 三犬 | ライコウ/エンテイ/スイクン |
第3世代 | レジ系 | レジロック/レジアイス/レジスチル |
ラティ兄妹 | ラティアス(メガラティアス)/ラティオス(メガラティオス) | |
第4世代 | UMAトリオ | ユクシー/エムリット/アグノム |
ヒードラン、レジギガス、クレセリア | ||
第5世代 | 聖剣士 | コバルオン/テラキオン/ビリジオン |
四神/コピペロス | トルネロス(けしん/れいじゅう)/ボルトロス(けしん/れいじゅう)/ランドロス(けしん/れいじゅう) | |
第6世代 | - | - |
第7世代 | タイプ:ヌル→シルヴァディ | |
カプ神 | カプ・コケコ/カプ・テテフ/カプ・ブルル/カプ・レヒレ | |
ウルトラビースト | ウツロイド/マッシブーン/フェローチェ/デンジュモク/テッカグヤ/カミツルギ/アクジキング/ベベノム→アーゴヨン/ツンデツンデ/ズガドーン | |
第8世代 | ダクマ→ウーラオス(いちげきのかた)(れんげきのかた)→キョダイマックスウーラオス(いちげきのかた)/れんげきのかた | |
レジ系 | レジエレキ/レジドラゴ | |
ポス馬 | ブリザポス/レイスポス | |
ガラル三鳥 | ガラルフリーザー/ガラルサンダー/ガラルファイヤー | |
四神 | ラブトロス(けしん/れいじゅう) | |
第9世代 | 四災/災厄ポケモン | ディンルー/パオジアン/チオンジェン/イーユイ |