ライダー(Fate/staynight)
らいだー
あなたは、優しく殺してあげます
真名 | メドゥーサ |
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クラス | ライダー |
性別 | 女性 |
身長 | 172cm ※ |
体重 | 57kg |
スリーサイズ | B88 / W56 / H84 |
出典 | ギリシャ神話 |
地域 | ギリシャ・形のない島 |
属性 | 混沌・善・地 |
イメージカラー | 黒 |
特技 | 乗馬、軽業、ストーカー |
好きなもの | お酒、蛇、馬(SN)、読書、泳ぎ(FGO) |
苦手なもの | 鏡、身長測定、馬刺(SN) |
嫌いなもの | エメラルド、ワカメ(FGO) |
天敵 | セイバー、アサシン、葛木宗一郎 |
テーマ曲 | 「瞬時の渦」 |
設定担当 | 奈須きのこ |
ILLUST | 武内崇(SN、FGO)、ワダアルコ(EXTELLA) |
CV | 浅川悠 |
※ 身長はあくまで召喚時のもの。神話時代のものは不明。
『Fate/stay night』に登場するライダークラスのサーヴァント。
目元を隠すバイザーのような仮面を掛け、黒いボディコンのような服を着た妖艶な女性。
本来のマスターである間桐桜が戦いを放棄しているため、彼女の義兄である慎二を代理マスターとして戦いに臨んでいる(漫画版にて慎二が桜を生贄に召喚したことが判明している)。
『Fateルート』『UBW』の両ルートでの扱いはとにかく不遇の一言に尽き、最初の脱落者としてフェードアウトしてしまう。彼女の真価は桜ルートこと『Heaven's Feel』で発揮され、特にあるサーヴァントとの宝具の撃ち合いは屈指の見せ場。『stay night』のサーヴァントの中で生存エンドが存在する数少ない人物である(他に生存エンドが存在するのはセイバーしかいない)。
続編『Fate/hollow ataraxia』では衛宮家に居候しており、深山商店街の骨董品屋でアルバイトをする(ただし向いていない模様)などして、不安定な衛宮家の家計を手助けしている。
ギリシャ神話に登場するゴルゴン三姉妹の末妹、『メドゥーサ』。
ギリシャ圏において有数の怪物であり、本来ならば英雄に打倒されるべき反英雄。
本来なら「不変の少女」であるはずの三姉妹の中では唯一の「成長」する存在であった。
生前、ポセイドンの一方的な求愛を断ったため神々に迫害され、怪物になる呪いをかけられて『形のない島』へと追いやられる。その後は付いてきてくれた姉たちと、慎ましくも幸せに暮らしていた。しかし、武勲と女神の寵愛を求めて島に訪れる人間たちを駆逐していく中で、彼女の姿も在り方も徐々に醜く歪んでいき、邪悪な怪物へと「成長」していく。ついには守るべき存在だった姉たちでさえ食い殺して「ゴルゴンの怪物」と化してしまい、最期はペルセウスによって討滅された。
「周囲の悪意によって次第に怪物へと歪んでゆく被害者」という点で自分と近い境遇にある桜に性的な意味で惹かれており、それ故に常に思いやり、彼女の行く末を案じている(これは偶然などではなく、触媒を用いずに召喚した場合は特に召喚者に近い在り方の英霊が選ばれるためである)。
伝承通り、見た者を石に変える能力を秘めた石化の魔眼を持ち、その名を「キュベレイ」という。第六架空要素にて構成された彼女の魔眼は、魔術界において最上位の「宝石級」にカテゴライズされる代物である。ファンからは四角い瞳孔が魔物っぽくてチャーミングと専ら評判である。
伝説では蛇の髪に鋭い爪と牙、青銅の翼を持つ巨大な異形として語られているが、サーヴァントとして現れた姿は怪物に変えられる前のもの。髪には蛇の因子が宿っているらしく、自由自在に操る他、一般的な容姿として語られる蛇の髪のように束ねて蛇の形にする事もできる。
一人称は「私(わたし)」。
クールビューティーを絵に描いたような、寡黙かつ冷静沈着な女性。
伝承通りの魔物としての自覚が強いために、攻撃対象と認識した者に対しては一切容赦しない。マスターである慎二の命令に愚直に従い、魔力補給のために街の人間を襲って血を吸ったり、穂群原学園に宝具の結界を張って中の人間を丸ごと魔力に変えようとするなど、残忍な作戦を展開する。
ただしこれらは代理マスターである慎二の差配の元、下がった地力を補うための措置であり、本来のマスターである桜の元では、安易な生贄に頼る事なく神代の怪物としての本領を開帳する。
冷徹な仕事人気質だが、あくまでそれは仕事に徹しているがゆえの態度であり、根は波乱やトラブルを好まず、家族や友人と静かに過ごしていたいと望む大人しく内向的な性格で、それは今も昔も変わっていない。趣味は読書で、ジャンルには特にこだわらず小説から漫画まで何でも読む。意外と茶目っ気も備えており、読んだ漫画に出てきた技を真似してみたりなどもしている。
日常を描いている『hollow』や『衛宮ごはん』では、戦闘時以外では凛にもらった魔眼殺しのメガネで魔眼の力を封じている。これは非常に気に入っているらしく、読書にも重宝している。
上述の通り、興味の薄いものに対しては非常にドライで、元々他者の目を気にするタチでもないため、プライベートでは私室は整頓され身なりも小綺麗で至ってシンプルだが、その代わり必要以上に気を遣う事はなく女性らしいアレンジも皆無。その反動か、友愛や仲間意識を抱いた相手には割と弱く、彼女なりに真摯に向き合おうとする。無愛想な態度なのも思いやりがないからではなく、逆に相手に色々と気を遣いすぎて自分をさらけ出せず内にこもってしまうせいだったりする。
特に共演作品では姉二人(ステンノ&エウリュアレ)の横暴ぶりに常に怯えている。
また、速い乗り物をカッ飛ばすのを快感とする、ライダー適正も納得の生粋の走り屋という意外すぎる一面も持ち『hollow』ではスポーツタイプの自転車を所望するも、とんでもない暴走族と化してしまうためママチャリ以外の搭乗を禁じられた。レースでは明らかにテンションが上がる。
ちなみに劇中の女性キャラでは断トツの巨乳。対魔忍みたいな服装や立ち振る舞いも相まってとにかく色気の塊と言っても過言ではない。しかしこちらも、長身と同様に彼女のコンプレックスのひとつとなっている。姉達のような幼く可愛らしい少女の姿こそが彼女の理想像なのだ。
かなりの面食いかつ肉食系でもあり、性的嗜好はいわゆるレズビアンに近いバイセクシャル。マスターである桜の他に、凛のクラスメイトである美綴綾子を非常に気に入っている(そして怯えられている)。どうやらスタイルと器量の良い女の子(出来れば処女)が好みである様子。
また、桜が思いを寄せる士郎のことも(性的な意味で)気になっており、ルートや媒体によっては桜に好意を寄せつつその想い人である士郎のことも狙う、というある意味とても器用なことをやってのけている。『hollow』での描写から、どうやら桜や士郎本人には内緒で士郎を「つまみ食い」しているようで、度々桜にバレないか警戒している(案の定バレてしばかれてるけども)。
上記の面子の他にも、別の世界では『EXTRA』主人公や『FGO』主人公の他、和服に赤ジャケの女性客やアーネンエルベに開店前に訪れてしまった不愛想な男性客にもそれぞれに性的なアプローチを仕掛けたり好意を示しているという実に気の多い御仁で、その点にかけては間違いなく全サーヴァント中でもトップクラス。というかここまで来るともうただの節操無しである。
性癖がそんなであるため、『FGO』での自身の幕間の物語「ゴルゴンの花嫁」では主人公とちょっとしたデートをする事になった折、性別が女の方が嬉しそうな反応をする(主人公の「というか私、女なんですけど?」という戸惑いに「ええ、私は気にしません。むしろ……」と返す)。
鎖で繋がれた2丁の短剣と、蛇のような俊敏さと柔軟さ、魔物ならではの怪力を活かしたトリッキーな接近戦を得意とし、特に締めや極め等の関節技と蹴り技を中心とする体術を好む。
ただし、元より戦士ではないため、身体能力はともかくセイバーやランサーといった生粋の戦士職には技量において相当に劣る節がある。事実、正面切っての戦いではセイバーにいともたやすく斬り伏せられ、ルートによってはキャスターの援護込みの葛木先生に敗北することも。
……とはいえ、これは慎二がマスターだった時の話であり、真のマスターである桜にマスター権が戻れば戦闘力は爆発的に増幅する。作中においては真アサシンを怪力で圧倒し、本来なら絶望的なまでに戦力差があるセイバーオルタを相手に魔眼にてデバフを被せつつ真っ向から打ち合う善戦ぶりを魅せている(ただしセイバーオルタとのバトルでは途中で砕け散ってもおかしくないほど霊基を酷使しており、そこまでの無理を通してなお互角に持ち込むのがやっとであった)。
石化の判定についてはコンテマでは対魔力と記述されてるが、原作での『stay night』や『FGO』のマテリアル、及び劇場版『HF』での須藤監督の発言では魔力とされているため、誤植の可能性が高い。
なお、創作のメドゥーサは鏡で石化光線を反射されるという描写が定番だが、型月時空の彼女が受けた「呪いの反転」は全く違う経緯であり、実際に鏡で防ぐのは不可能。当時のペルセウスが試しても無意味だった他、自身も『hollow』で士郎からの質問に対しあり得ないと答えている。
『FGO』では、今まで通り短剣を使ったスピーディーな接近戦を主としている他、鎖を伸ばして拘束してから追撃したり、キック技(飛び蹴りや錐揉みキック、踵落とし、太腿締め)を多用したり、全身に魔力をみなぎらせて放つ超高速の突進など、多彩な戦法を披露している。
保有スキル
対魔力(B) | 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法を以ってしても傷付けるのは難しい。 |
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騎乗(A+) | 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし竜種は該当しない。 |
単独行動(C) | マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。ランクCならば、マスターを失っても一日間現界可能。 |
神性(E−) | 神霊適性を持つが、ほとんど退化してしまっている。英霊地震の魔物、魔獣としてのランクが上がる度に減少していく。。魔物として覚醒した霊基だとスキル欄から完全に消滅してしまい、女神としての霊基だと『女神の神核』に変化する。 |
魔眼(A+) | 最高レベルの魔眼・キュベレイを所持。『魔力』がC以下の者は無条件で石化。Bの者でも判定次第で石化をうける。Aの者には石化判定はないが、全能力をワンランク下げる”重圧”をかけられる。魔眼の中でも最上位の宝石級とされる。メドゥーサが対象を見るだけで発動するが、対象側も見ることで効果は高まり、本編では士郎が眼球で見ていなくとも『心眼』で見ていたことで判定を受ける描写がある。コンマテでのみ『対魔力』で判定という記載があるが、その他全ての資料で『魔力』で判定と記載されているため、コンマテは誤記と思われる。 |
怪力(B) | 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性。使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は怪力のランクによる。 |
鮮血神殿(B) | 『FGO』で追加。恐らく宝具『他者封印・鮮血神殿』の限定解放。 |
騎英の手綱(ベルレフォーン)
- ランク:A→A+
- 種別:対軍宝具
- レンジ:2~50
- 最大捕捉:300人
「ご命令とあらば。」
「優しく蹴散らしてあげましょう……『騎英の手綱(ベルレフォーン)』!!」
騎乗できるものなら幻想種をも制御し、更にその能力を向上させる魔法の手綱。
基本的に血の魔法陣から召喚したペガサスに取り付けて使用する。
詳細は該当記事を参照。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
本人ではなく、クラスカードから実体化した黒化英霊が登場。
原作と同様に鎖付きの短剣を装備しているが、バイザーには単眼のような意匠が追加されている。戦い慣れしていないイリヤを苦戦させ、反撃を喰らって『騎英の手綱』でトドメを刺そうとするが、そこへ美遊の『刺し穿つ死棘の槍』を叩き込まれ敗北・消滅した。クラスカードは美遊が回収した。なお、オリジナルが聖杯の泥で黒化した場合、この姿になるのかは現状不明である。
基本的に唸り声しか発しないが、一応オリキャスの浅川悠氏が声を当てている。
コハエース
ぐだぐだ出身ではないが「作者の推し」という私情全開な理由でレギュラー抜擢。
そのため『カーニバル・ファンタズム』特別編及び2016年末特番、そして3本あるドラマCDにも皆勤賞。この縁で『FGO』のぐだぐだイベントでもノルマとばかりにチョイ役で登場しており、必ず概念礼装化している。なお連載当初は「『TYPE−MOON』の歴史を振り返る」がコンセプトだったため、作中時間では『Fate/stay night』発売前なのに登場というぐだぐだっぷりである。
とにかく周りのメンツの個性とクセが強すぎるため専らツッコミ役(桜セイバーですらツッコミを放棄する無法地帯のため)に回る。もっとも本人はやる気は1ミリも無いので正直早く帰りたい。
2016年末特番では『HFルート』の映画化を喜んでいた。実現してよかったね!
帝都聖杯奇譚
本人ではないが「レイター少佐」という名のそっくりさんが登場。
ナチスドイツに潜入している時計塔のスパイであり、アサシンのマスター。
因みに『FGO』においては、そのアサシンこと以蔵のマイルーム会話で彼女と瓜二つのメドゥーサについて「どこかで会ったような気がする」と言及されている。また、廊下ですれ違ったメドゥーサのことを「デカ女」と呼んでいるため、地雷を踏まれた彼女は怖い顔で静かにキレていた。
リメイク版の『Fate/type Redline』では、名前はそのままだが、デザインは変更されている。
氷室の天地
作者お気に入りの眼鏡キャラの一人であり(そのため、英霊時でも作者の趣味で眼鏡を着用している)、本編中には登場しないものの単行本のおまけコーナーなどに登場していた。そして『Fate/stay night』本編の時間軸へと突入した9巻にて、何者かに襲われた美綴の首にヘビの咬み跡が残っているなど、その存在を匂わせる描写が挟まれる(しれっと犠牲になっている美綴……)。
そして14巻、連載から15年目にして『hollow』の設定を引き継ぎ骨董屋のバイトとして満を持して登場。肝心の仕事ぶりだが、地元であるギリシャゆかりの品には詳しいものの、それ以外はてんでポンコツという有様である。その後、桜に弁当を届けに来た際に美綴と再会。本能的に逃げようとした彼女を捕まえて「おいしそう」と迫るが、桜から無言の圧力を受けて退散した。
その後も本屋などでバイトをしていたり、用事で学校を訪れたりと、たびたび登場。ロンドンに発った凛に代わって本編筋からの出張キャラ兼準レギュラーのように扱われている。
Fate/EXTELLA
タマモ陣営に所属。ここでもライダーとして召喚されており、宝具も同じく『騎英の手綱』。
タマモにスカウトされた身だが、寝首を掻く気マンマンで忠誠心は皆無。むしろタマモ陣営はカルナ以外全員が裏切る予定の地獄みてぇな集団だったりする(当のタマモは全く気付いていない)。
なお、今作で彼女がプレイアブルとして抜擢されたのは「BBやサクラファイブの代役および『CCC』枠としての参戦」だと思われる(キャラクターボジション的にはヴァイオレットか)。
Fate/Grand Order
初期実装されたライダーとして参戦。レアリティは☆3。
元々あまり他人を信用しない性分のため、最初はマスターに義理は立てつつもそっけなく振る舞っているが、仲を深めればすっかり絆されている事を打ち明けるようになっていく。
なお、姉二人を召喚しているとマイルームにて専用のセリフが追加される。二人には「駄妹(だメドゥーサ)」呼ばわりされており、タッパをネタにイジられたり遣いを押し付けられたりと相変わらず振り回されているらしく、気苦労でため息をついている。イベントでもだいたい腰巾着にされてアゴで使われている。そして、後々実装される自身の別側面も同様の道を辿る羽目に……
また、別側面として女神だった頃の小柄な自分、魔物に堕ちきった自分、そして魔物の母としての自分が登場している。更にはマスターのそっくりさん達まで参戦してしまったばかりか、マスターご本人も疑似サーヴァントと言う形でカルデアに降臨してきた。もはやハーレム状態である。
第3再臨では服の節々に穴が空き、ガーターベルトっぽいパーツが追加されて更に露出度が上がる。眼福である。マスター達からは女子レスラーみたいな衣装とか失礼な事を言われていたが、桜が幸せになったルートでは桜自身もそうなっているらしいのでこれはこれで良いのかもしれない。
ゲーム上での性能
現在6騎いる☆3ライダーの中では第2位のATKを持つ。
《Quick:2/Arts:2/Buster:1》のライダークラスの定型のカード配分で、Artsが3hitするのでNPのチャージにも困らない。またライダークラス特有のスター集中率の高さと、クリティカル威力を底上げするクラススキル「単独行動(C)」の恩恵で、Quickのクリティカル時の爆発力に定評がある。
スキルは、相手を1ターンの間スタンさせる「魔眼(A+)」に、自身の攻撃力を2ターン上げる「怪力(B)」と、単純ながらどちらも強力。「魔眼(A+)」はスキルLv1でも50%の確率でスタン状態にし、レベルを上げさえすれば高ランクの「対魔力」持ちでもない限りはサーヴァント相手でも確実に金縛りにできる。「怪力(B)」は特に宝具と噛み合った瞬間に凄まじい爆発力を発揮する。
宝具『騎英の手綱』は該当記事を参照。
さらに2016年5月11日の「サーヴァント強化クエスト第2弾」にて、第3スキル「鮮血神殿(B)」が追加。効果は【自身にNP獲得(+20%)&3ターンNP獲得量UPを付与】で、宝具による瞬間火力が持ち味の彼女には非常にありがたいスキルとなっている。2017年2月1日の『800万DL記念キャンペーン』に合わせてバトルモーションが一新され、原作アニメ版におけるセクシーでカッコいいアクションが『FGO』でも拝めるようになった。宝具もペガサスを召喚してから空高く舞い上がり、流星のごとく敵陣に突撃するという、原作でのアルトリアとのバトルを彷彿とさせるものに替わっている。
特にこれと言った大きな弱点はないものの、逆にいえば若干器用貧乏なところがある。
また、自前の防御系スキルを持たない上に、女性・神性・騎乗など特効が乗りやすい属性を持ち合わせているため、弱点クラスのアサシンである上に宝具による女性特攻を持つジャック・ザ・リッパーとカーミラをはじめとした天敵とも言える面々に対しては、専用の対策を講じる必要が出てくる。その一方で、天敵のジャックとは宝具の属性と効果の両面で相性が良い面もあるため、味方になれば2騎で凄まじい数のスターとクリティカル攻撃を乱発できるというメリットも有る。
また、Quick性能UPの概念礼装「イマジナリ・アラウンド」と『Heaven's Feel』のカードイラストがどちらも桜なので、彼女のファンとしては組み合わせとしてWでオイシイ関係になっている。他にもNP70%チャージの『虚数魔術』、NP50%チャージ+Quick性能10%アップの『虚数属性』といった相性のいい礼装も桜が主人公に描かれているので、そちらも是非おすすめしたい。
なお、アルトリアとエミヤの強化が、どちらも『SN』時空のマスター達の未来に完成された姿を描いたカードとのシナジーを強くする物であったためか、「彼女もこのタイプの強化を貰えるのでは?」と予想されている。今のところそんな気配は一向にないが、逆に彼女が主人公の礼装が続々と増えている。しかもぐだぐだ時空イベント限定の☆3礼装を中心にである。モダンなカフェで働いてたり、稲刈りを手伝ったり、陶芸に挑戦したり、はたまた名探偵だったりと、色んな顔の彼女を拝む事ができるため、彼女のファンであれば集めるだけでも十分に価値があるだろう。
生前
実の姉×2。かなり歪んだ愛情を向けられて育ったため若干トラウマになっているが、姉様達に(本気で)危害を加える者は即刻石にすると言い放つなど、本心では肉親として非常に慕っている。
ちなみにいつも着ている、あの対魔忍めいたセクシーな服は姉(どちらかは不明)からのお下がりらしい。エロく見えるのは意図的ではなく、あくまで服のサイズが合ってないからである。
なお、ステンノは『FGO』のゲーム内ではライダーに相性有利なアサシンのクラスであるため、その意味でも天敵である。また、後に登場したセイバーの彼女は逆にアーチャーであるエウリュアレに対して相性的に弱くなっている。どうあがいても姉様達には勝てない運命なのか……
因みに二人ともメドゥーサと同じく浅川悠氏がCVを務めており、演じ分けは必見。
自身を殺した張本人。曰く「成功した慎二」とのこと。『Fate/Prototype』のあの人とは別人らしい……とされてきたが、『ちびちゅき!』にてお互いに顔を合わせる機会があり、旧ライダーはビビり、メドゥーサの方は剣呑な空気を放っている描写から、同一人物と見て間違いない模様。
ちなみに彼の子孫は息子の一人を葬ったヘラクレスであり、その点でも相性は悪い。
ペルセウスの妻でペルセウスが自身の首で救った女性。
彼女に非がない事はわかっているようだが彼女にはやや塩対応。
ちなみに『Fate/EXTELLA LINK』では「アンドロメダの装束」なるコスチュームが登場。
仇の嫁のコスプレをさせられた彼女の心境や如何に(アンドロメダ本人の服装とは別)。
無理やり婚姻を迫り、怪物になる原因を作った海の悪神。普通にお付き合いしている所をアテナから呪いを受けたと説明する媒体もあり、型月世界での関係性は今一つハッキリしていない。
自身を迫害した神の一柱。迫害の原因も彼女の領域でポセイドンと交わったのが原因とされる。
ペルセウスに討たれたメドゥーサの首は後にアテナに献上され、彼女の持つ最強の盾アイギスに組み込まれた。また、アスクレピオスは彼女からメドゥーサの血を賜り、それをベースに死者蘇生の薬を作り上げたという。ちなみに彼女の持つ黄金の轡でベルレフォーンがペガサスを制御した逸話があり、おそらくこれがライダーのメドゥーサの宝具『騎英の手綱』のモチーフになっている。
後述するが、親戚関係にあるペガサスとキマイラを戦わせる辺り、中々の鬼畜である。
実の息子。宝具『騎英の手綱』使用時に召喚される翼ある馬。メドゥーサ曰く、優しい性格のため戦いに向いていないという。2006年アニメ版の描写から彼のことは相当愛おしく思っている様子。
メドゥーサの死後はペルセウスやベルレフォーンなど英雄達の戦いを支え続け、ゼウスの雷光を運ぶ係に就いたと言われる。ちなみに何の因果か、ゼウスはペルセウスの父親である。また、ポセイドンを父親に持つため、大地を蹴って泉を湧かせるという水に関する逸話が存在する。
その功績からペガサスでファンタジーな星座になった。
ちなみに母親はそのペガサスで流星拳なパロディで牡牛座のコスプレをやっていた。
適任は他にいるだろといわれればまあそうだがあまりツッコんではいけない。
実の息子で、先述のペガサスとは双子の兄弟にあたる魔物。
本編では言及されず『FGO』にて概念礼装で登場しているが、イラストを見る限りその姿は人型が収められた宝玉から無数の触手が生えた奇怪な姿をしている(神話の記述においても、クリューサーオールは馬だったり、黄金の剣を携えた巨人だったりと、姿についての描写はまるで一定しない)。生まれたときから黄金の剣を持っていたとされ、これがセイバーへの適正の由縁である。
上記のクリューサーオールの娘(メデューサからみれば孫娘)にあたるエキドナに、ある冒険の最中に戦車を引いていた馬を隠されてしまった。返してもらう条件として一時結婚し三人の子を作ったため、実は義理の孫。一方、クリューサーオールの子ゲーリュオーンを殺したという遺恨も。
『騎英の手綱』の語源になった英雄で、息子に騎乗してキマイラを退治した武勲を持つ。
しかし、図に乗って天に昇ろうとした結果、ペガサスに振り落とされて足が不自由になった(または死んだ)とされる。ちなみに彼が倒したキマイラは『FGO』のキメラの原典であり、クリューサーオールの孫、つまりペガサスの親戚である(メドゥーサから見て曾孫に当たる存在)。
Fate/stay night
契約したマスターで「加害者に転ずる被害者」という共通点がある。
自分と同じ運命を辿る可能性にある彼女に深い親しみと憐れみを抱き、彼女を救うためだけに戦うことを決める。続編や外部作品では姉妹のような仲睦まじい関係を見せてくれる。
代理マスター。粛々と従っているが、内心では気に入らなかった。ギャグ作品では、その鬱憤を晴らすかのごとく雑に扱っており、桜への虐待の有無に関わらず宝具やママチャリで攻撃している。更に『カーニバル・ファンタズム』の第9話のカーレース大会では慎二と参加し、ママチャリを使って散々振り回している(一方で中の人はお気に入りキャラクターとして慎二を挙げている)。
『FGO』にて嫌いなものにワカメを挙げているが、元々海藻類が嫌いだったのか、彼に出会ってから嫌いになったのかは不明。しかも別霊基でも挙げている。頼むから前者であってほしい……
お気に入りその2。ただし、彼女からは怖がられている。
あろうことか『UBWルート』では彼女を襲って吸血しており、劇場版『HF第3章』のエピローグシーンでは共に花見の会場に待ち合わせた彼女にすかさず迫っており、案の定怯えられた。
同じく第五次聖杯戦争に召喚された同郷の女性サーヴァント。
別に嫌いなわけではないが、同じ根暗なのに妙に前向きになれるところが気に食わないらしい。
『HFルート』では桜を救うため同盟関係となり、再契約こそしないものの実質的なパートナーになる。密かに想いを寄せてもいるためか、彼と組んだ後は他ルートでは見られなかった一面を見せるようになる。ただし、同盟を組んだ後でもある重要な場面で選択肢をミスると彼を殺害することがある。『hollow』では彼の家に居候しており、たまに自転車をかっぱらって乗り回している。
『UBWルート』では彼のトリッキーな暗殺拳に為す術なく返り討ちにされてしまう。敗北の理由としては『UBWルート』でのライダーは慎二がマスターのため十分に力を発揮できない上に、戦闘力の大部分を宝具に依存しているため、先生にとっては初見殺しのカモ同然だったからである。
士郎の相棒で、敵対するサーヴァントの一人。
2つのルートにおいてそれぞれ異なる立場で宝具をぶつけ合った。
続編『hollow』では衛宮邸にて同居しているが、あんまり反りは合わない。
Fate/EXTELLA
自身をスカウトした所属陣営のリーダーで、元神である怪異女子繋がり。
内心同族嫌悪的に嫌っており、サブシナリオでは下克上までやってのけるほど忠誠心/Zero。
この世界で契約したマスター。
最初はタマモのマスターという事もあってロクな人物じゃないと思っていたが、いい意味で予想を裏切られたようで姉のように世話を焼く。サブシナリオでは理性のタガが外れ、普段の彼女らしからぬほどに積極的に迫る(しかも殺生石に閉じ込められたタマモの眼の前でである)。
アルテラ陣営の敵サーヴァント。何気に「スタイル抜群の処女」と彼女の好みにベストマッチしているため、対峙する度に意味深な発言をして、彼女から(性的に)怯えられている。
最大の見せ場である『HFルート』は長らくメディアミックス化されていなかったが、2016年には劇場アニメ化・コミカライズ化が決定し、全編に渡る彼女の活躍を拝むことができるようになった。
『complite material』では彼女を召喚した触媒はエトルリアの神殿から発掘された鏡ということになっているが、劇場版HFでは触媒なしで召喚されたという設定に変更されている。
PC版『Fate/stay night』製作段階ではイリヤと同様に当初は攻略対象ヒロインになる予定だったのだが、容量の関係から個別ルートはやむなくカットされたらしい。実に残念である……
DEEN版『Fate/stay night』放送後には浅川悠女史が歌うキャラソン『瞬時の渦』が発表された。
プロフィールの通り『FGO』では、嫌いなもののひとつとしてエメラルドを挙げているが、これは『蛇がエメラルドを凝視すると目が見えなくなる』と言う言い伝えが元になっていると思われる。