同名の映画作品は、ウィキペディアのこちらを参照の事。→ヒーローショー(映画) ウィキペディア
概要
版権キャラのエピソードの番外編として、着ぐるみなどを地方の会場に貸し与えて行う演劇のこと。ちびっ子の集客には一番手っ取り早い方法であることから、デパートや大型ショッピングモール、住宅展示場などで行われることが多い。かつてはデパートの屋上や遊園地の設備(ジェットコースターなど)で行われていたこともあるが、昨今は安全面から禁止・自重している場所がほぼすべてである。
また、大人の遊び場であるはずの競馬場や競輪場などでも行われることもある。これは家族連れでも楽しんでもらえるようにという事らしいが・・・。
基本、原作設定を完全無視して行われる(前作品のキャラが何の説明もなく登場するなど)荒唐無稽な代物が多いが、近年ではウルトラシリーズのように原作設定にメチャクチャこだわったヒーローショーもあり、ちびっ子だけではなくお父さんお母さんも楽しめる物もある。中には没設定を拾ったものだったり、ここでしか見られないオリジナル怪人やヒーローが登場する。
特によみうりランド(東京都)やひらかたパーク(大阪府)、グリーンランド(熊本県)のヒーローショーは原作を踏まえた演出に定評がある。
ヒーローショーを題材とした創作作品も一部で存在するがバトル的な物が多く、本物のヒーローと思われていたのが実は作りものだったと言う見せ方はお約束だろうか。
(変化球としてローカルヒーローのヒーローショーを題材としたアクションヒロインチアフルーツの様な事例もある)
中には、ヒーローショーのようなイベントを劇中で行う様な作品も存在する。しかし、このイベントを実際に行った作品では、着ぐるみやCG的な物ではなく本物だったという展開が待っている訳だが……。
ヒーローショーで原作を踏まえた演出等例
仮面ライダーシリーズ
- 人造人間キカイダー登場!
- 仮面ライダー王蛇がハカイダーやシャドームーンと手を組んで大暴れ
- リュウタロスVSバッシャーフォーム
- 甦ったシャドームーンとブラックRXの大決戦!主人公のフォーゼ置き去り!!
- 悪いことはとりあえず財団Xの仕業
- 「グリーンで」「ランドだ」
- 鎧武「嘘だそんなこと!! 俺は仲間を本当に裏切りたくねえ! ぶっ殺してでも止めてくれ!」
- もしもインベスと人類の立ち位置が逆だったら
- 放送当時、斬月の正体やミッチとの関係性は視聴者以外は知らないはずなのに、お互いに本名で呼び合うアーマドライダー達。
- 『ドライブショー』でダークライダーとして描かれた元主人公
- 『スーパーヒーロー大戦GP』で全然出番が無かったモモタロス面目躍如ショー
- の設定を急に変えた仮面ライダーオーガショー(演者:泉政行の急逝への追悼)
- ハロウィンを舞台に暗躍する怪人に対抗し、吸血鬼と魔法使いが幽霊に協力
- 生き残ったフェムシンムに立ち向かうゴーストの前に現れた助っ人を「以前会ったことがあるはずだぜ」と教えるDJサガラ
- ゴーストVS閻魔大王
- 復活したGOD機関
- ゴーストショーのはずが、途中から完全に仮面ライダー剣11years Afterなストーリーに
- ゴーストショーのはずが、ゾルダと王蛇が龍騎本編でついに叶わなかった決着を着ける
- 魔化魍に取り込まれた仮面ライダーゲンムと戦う轟鬼、戦い済んで疲れ気味な響鬼に「あとは安達先生に任せよう」とやけに嬉しそうなエグゼイド
- いまだにディケイドを恨んでいたディエンド、スナイプの口車に乗せられマイティアクションXガシャットを「この世界のお宝」とつけ狙う
- 本来、オリジナルかリマジライダーを再現した存在を召喚するディエンドのカメンライドだが、例によって召喚された存在がオリジナルのディケイドだった。
- ディケイドは当初アギトにカメンライドしていたが、ベルトまでオリジナルに似せていた。。
- 「オレは教師目指してるからな!」(ゴーストショー)→「新人の『先生』同士頑張ろうぜ!」(エグゼイドショー)
- ネビュラガスで暴走したキバを止めるため、名護さんがフェイクフエッスルでガルルを呼び、更に天国から助っ人が…。
- 「じゃあな渡、正夫を可愛がってやれよ。あいつは俺に似て、いい男になるからよ」※仮面ライダーグリスが発表された直後のショー
- 名護さんの活躍を記した事典の名前が『素晴らしき青空を取り戻すまでの193』(タイトルの193は戦とイクサをかけた誰もが思ったダジャレ。)ちなみに付属DVDにはイクササイズが収録されている。
- 10年もの時間をかけて再生した『三島さん』の復讐に加担するザビーゼクター。その動機が『変身者が全ていなくなった』(と言うより自分を捨てて、ガタックゼクターを手にした加賀美への恨み)という滅茶苦茶なもの。田所さんはどうした田所さんはという突っ込みはなしで。
- もちろん最後はカブトたちに成敗されたわけだが、ザビーゼクターが破壊されたかどうかについては不明。パーフェクトゼクターどうするんだよ。
- ビルドが物理学者と言う設定を踏まえてか、タキオン粒子の単語が登場する。
- 所々に滲み出るカブト節。(特に食べ物関係)
- 復活したゴ集団のグロンギがスマッシュだけを狙ったゲゲルを慣行、バラのタトゥの女に「リントは変わった。リント同士で殺し合うほどに」と嘲笑する
- そしてクウガは紫の力だけでそのグロンギを倒し(「仮面ライダービルドショー」なのに、終始「ギベェ!」「うおりゃあ!」だけしか交戦台詞が無い!)、爆発する瞬間に金の姿になって全エネルギーを自ら受け止め仲間を守る
- ロード怪人が神の代弁者になっており、今回はビルドの罪を洗い流しにやってくるが、※1ビルドにお節介だと返される。偶然なのかロード怪人は見るからに牛をモチーフとしているようだ。ちなみに牛といえば両作品にはある共通点があったりする。 ※1(なお、ビルドは「創造」、ディケイドは「破壊者」と対照的な存在になっている。)
- ショー終盤、ビルドと共に舞台端からやって来たアギトに「やあ翔一くん、久しぶり」と語りかけるフレンドリーさ
- まさかの巧…ではなく琢磨くん復活で、相変わらずのヘタレぶりを披露。どうやら幸せな余生を過ごせた様子。久しく上の上の力を発揮する。が、やっぱり倒されてしまった。
- 琢磨くんと入れ替わって復活したたっくんの記憶が最終回時点のものになっている。(仮面ライダー4号での事件解決し、歴史が元に戻った後の話と思われる為、仮面ライダー大戦や4号に関する記憶もない。)が、今回絡むのはなんとドクターライダーの一人仮面ライダーエグゼイドである。
- 三原修二こと仮面ライダーデルタがバジンたんを引き連れ援護に駆けつける!(三原修二が修理したとの事。)この時、観客席からは\うわぁっ!三原やん!/と歓声が上がっている。
- ガシャットから作られた偽ファイズが「どっかで本物のファイズも元気にしてるだろ」と言いつつ階段に寝そべる
- 安定の草加イズム。あれ、これって555ショーだっけ…。
- 真理がいる世界を守る事を決意する草加。
スーパー戦隊シリーズ
- ショーごとに変わるオリジナル組織設定(悪しき魂→宇宙帝国傘下→宇宙帝国残党→ボルドスにより復活した組織→宇宙の闇)
- 『ゴーバスターズ』のヒーローショーなのに、完全に主役がゴーカイジャーとレジェンド戦隊
- 牙鬼軍団と血祭ドウコクが結託!
- ジュウオウジャーを助けるためにはせ参じたガオレッドとガオシルバーの会話が「ザンギャック以来だな」
- 歴代鳥っぽいレッド大集結ショー
- カーレンジャーが客演するショーにワンパーが登場したが、白だけ登場していない。
ウルトラシリーズ
- ウルトラ星人の日。「ビラ星人」というキャラチョイス。
- ウルトラマングレートショー
- ティガ&ダイナ登場。その際に流れるBGMは「SHININ' ON LOVE」。トドメはTDスペシャル(ご丁寧に、その際のソルジェント光線は溜めポーズをとる強化ソルジェント光線)
- ミクラス、ゴドラ星人、ウインダムのスーツは平成セブンに登場した時のデザイン。
- 「だいたいなんでセブンと21にだけマンがないのだ」
- ここぞとばかりにリアル円谷ッターを始める80先生。
シリーズを超えたクロスオーバー
- ヒーローのモチーフなど共通点のある敵との対決(例:キョウリュウジャーvs恐竜グリード、鎧武&バロンvs血祭ドウコク)※シリーズの隅々どころか書籍などの他媒体まで目を通さないとわからない繋がりも…。
- 三大特撮ヒーローフェスティバル:殆どがオリジナルキャスト。ご丁寧に鎧武とトッキュウ1号が面識あり。さらに、『また共に戦おう。』というテンプレ発言が後の映像作品で実現。それどころか、ショー以外のイベントそのものも充実している。(これ、スーパーの万代プレゼンツなんだぜ…?信じられるか?)
SEは録音であり、チープな演劇を盛り上げるために適所で流され、爆発などと一緒に行われることで銃をぶっ放したり火を吹いたりする演出を盛り上げる。
BGMもわりと本格的なところが多く、原典のBGMを原曲で使用したりする場合も多いため、原典を意識した描写や展開とともに流れると盛り上がる場面も多い。かつての視聴者がちびっ子と見に行ったら、当時のBGMが流れてちびっ子そっちのけで盛り上がったり感極まって泣いているお父さん、お母さんも。
ライトなどの処理は場所によって異なるが、光線などの技の描写のためには不可欠な存在で重要。
またバックスクリーンがあるステージではそれを利用した演出も豊富で、原典の映像が使われたり、中には当時ゲームオリジナルキャラクターだった存在がCGで登場したりもする。
大概司会は若い女性で、ヒーローが登場したり怪獣に襲われたりすると「会場のみんなも力を貸してぇー!! せーの!! がんばれーーーっ!!!」と言ったりするのはもはや様式美。ストーリーによっては悪役に襲われたり、それをヒーローがかばった結果ヒーローサイドが大ピンチになったりとストーリーにも綿密に絡むことも。
悪者をやっつけた後にはシャッターチャンスとしてヒーローがカッコいいポーズをとって終わるのがいつものパターン。
一部のショーでは、終わった後にヒーローと一緒に写真を撮れたり、サインをくれたりするものもある。