基礎データ
全国図鑑 | No.0362 |
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ホウエン図鑑(RSE) | No.172 |
シンオウ図鑑 | No.207 |
ホウエン図鑑(ORAS) | No.180 |
アローラ図鑑(SM) | No.247 |
ウラウラ図鑑(SM) | No.119 |
アローラ図鑑(USUM) | No.324 |
ウラウラ図鑑(USUM) | No.145 |
ガラル図鑑 | No.080 |
カンムリ雪原図鑑 | No.029 |
ヒスイ図鑑 | No.206 |
パルデア図鑑 | No.358 |
キタカミ図鑑 | No.173 |
ローマ字表記 | Onigohri |
ぶんるい | がんめんポケモン |
タイプ | こおり |
たかさ | 1.5m |
おもさ | 256.5kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | せいしんりょく/アイスボディ(第四世代から)/ムラっけ(隠れ特性) |
おとしもの | ユキワラシのけ |
タマゴグループ | ようせい/こうぶつ |
各言語版での名称
英語 | Glalie |
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ドイツ語 | Firnontor |
フランス語 | Oniglali |
韓国語 | 얼음귀신 |
中国語 | 冰鬼护 |
進化
ユキワラシ ┬→ オニゴーリ(Lv.42) → メガオニゴーリ(メガシンカ、オニゴーリナイト)
概要
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』(第3世代)に初登場した炎では溶けない氷の装甲を持つ、非常に強面な頭だけのポケモン。
名前の由来はおそらく「オニ(鬼)+ゴーリ(氷)」と思われる。
ブラックゲッターか真ゲッター1に似ているがユキワラシからの進化を考えるとモデルはおそらく秋田県の「なまはげ」。また、鬼ごっこの発展系の遊びである『凍り鬼』も元ネタであろうか。
氷を自在に操る能力を持ち、空気中の水分を瞬時に凍らせることも可能。獲物を凍らせて動けなくなったところを捕食するという。また、バニプッチが好物なんだとか。
また、この能力の作用でオニゴーリの周りには常にダイヤモンドダストが発生するらしい。
なお、ユキメノコ同様に元人間だったという説があり、オニゴーリの場合は登頂に失敗した登山家の生まれ変わりなのだという。
図鑑には「いわの からだを こおりの よろいで かためた」とあるが、いわタイプはついていない。代わりにタマゴグループが「鉱物」になっている。
後になっていわ・こおりタイプの後輩が誕生した。
ゲーム上の特徴
第3世代
第7世代
- 『サン・ムーン』ではラナキラマウンテンでユキワラシの仲間呼びで出現していたが、『ウルトラサン・ムーン』ではラナキラマウンテンで普通に出現するようになった。
第8世代
- 『ソード・シールド』では、10ばんどうろ、ワイルドエリア、DLC『冠の雪原』のカンムリ雪原に出現。また、9ばんどうろでは1匹だけシンボルエンカウントの個体がいる。
- カンムリ雪原のマックスレイドバトルでは隠れ特性のユキワラシとオニゴーリは出現しない。が、隠れ特性のユキメノコはワイルドエリアでも出現する。
- 『LEGENDSアルセウス』では純白の凍土に出現する。また、ストーリーではシンジュ団のキャプテンであるハマレンゲがユキメノコと共に使用してくる。
第9世代
- 『スカーレット・バイオレット』では、ナッペ山・北1番エリア・北3番エリア・オージャの湖の雪原地帯に出現する。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
80 | 80 | 80 | 80 | 80 | 80 | 480 |
第5世代まで
- ゲームにおける能力はフィオネと同じで、種族値が全て80という微妙なポケモン。普通に戦闘で扱うのは難しく、見た目の差もありユキメノコへのオファーのほうが(グッズも含めて)多かった可哀想なポケモン。
- この世代からオニゴーリの代名詞とも言える特性「ムラっけ」を活かした戦術が登場した。「ターンの終わりに能力のどれかが2段階上がる代わりに別のどれかが1段階下がる」という博打要素満載の効果で、かつオニゴーリは所有者の中で最も素早い。オニゴーリ自身能力低下を無視できる「こおりのいぶき」や「ぜったいれいど」を習得できるので、「みがわり」や「まもる」でターンを稼ぎながら戦うことで無限戦法かつ運ゲーという一癖も二癖もある戦術が成り立つ。
- しかしながら第五世代まで切断に関するペナルティが非常に小さかったことにより、このような確率論に基づく戦術は害悪のレッテルを貼られ、対面すると切断されてまともに相手をしてもらえない空気感が存在しており、真剣に研究されることもなかった。
第6世代~
- 第6世代で「切断すると切断したほうが負け」となるペナルティが追加、ポケモン対戦の空気感が大きく変わる。確率論も立派な戦術として受け入れられる(受け入れざるを得ない)状況となり、「ムラっけ」にも注目が集まり戦術が開拓されることになる。
- 上昇する能力は完全ランダムとはいえ戦術としてはバカに出来ない物があり、なんとさかさバトルのレーティングバトルにおいては使用率TOP12位の中に入るレベルになった。
そのためかタイプ相性が劣悪になってしまう通常のシングルバトルでもそれなりに見かけるようになった。
第7世代
- この特性は弱体化されることなく留まり続け、目下シングルバトル要注意ポケモンとして名が知られるようになった。
- 「まもる」や「みがわり」を使ったターンで1回でも回避率上昇を引こうものなら突破がかなり難しくなる。「すばやさ」上昇も先制「みがわり」で攻撃を防がれる可能性を残すためかなり危険で、「みがわり」が残ってしまえば後は「ぜったいれいど」を撃ち続けるのみ。
- 対策としてはみがわり貫通の「すりぬけ」や上昇値無効の「てんねん」、「ハイパーボイス」等の音技が優秀。それがなくても「はどうだん」や「スマートホーン」等の必中技や、「ロックブラスト」等連続攻撃技、「ほえる」や「ほろびのうた」等の流し技で無理やり引かせる等の手段などがある。
- みがわりも貫通する「スキルスワップ」で「ムラっけ」自体を奪ってしまうのも効果的で、上手くいけば逆に相手をハメてしまうこともできる。使用者がゴーストタイプに限るが「みがわり」を貫通・必中の「のろい」も効果的で、どれだけ能力が上がろうが毎ターン1/4減らせるので引く選択を迫る事も可能。
- 第7世代以降は「ぜったいれいど」がこおりタイプに無効になり、こおりタイプの突破は厳しくなったのでパルシェンやアローラサンドパンで積みの起点にしたり、高速再生技を持ち、「くろいきり」で能力をリセットできるフリージオ等をぶつけるのもあり。
- 貴重なこおり単タイプで、ゲッターロボっぽいデザインが一部で(ネタとして)人気だったが、ORASにおいてまさかメガシンカが可能になるなんて誰が思ったか(プリムのポケモンでメガシンカさせるとすればこいつかトドゼルガしかいなかったのは事実だが)。
第8世代
- …と、流石に「ムラっけ」型の悪名が高くなり過ぎた為か、第8世代にてバトルディレクターの森本氏直々に弱体化が施されることが確定した。因みにバトルディレクターからその強さについてコメントが出されたポケモンは他にミミッキュやカプ・テテフ等がいるが、オニゴーリの強さのベクトルは方向が違うので何とも違和感が…。
- 「ムラっけ」で変化する能力から回避率と命中率が抹消された。当初こそこの調整は微妙扱いされた(回避率に関しては問題ないが上がるのも下がるのも外れ枠だった命中率も抹消されたことで他の能力上昇が狙いやすくなった為)ものの、数ターンで化けることが少なくなり安定しなくなった他、TODの復活等環境の向かい風もあり個体数を大きく減らした。これによりこのポケモンは元のギャンブルポケモンへと戻ることとなった。
- 因みにこの型に対して数少ない好感を持てる要素として受けループ対策の適性が挙げられていたが、そちらに関しては時間を掛けることが多い故むしろ強化されている。果たして今後はプレイヤーからどのような評価を得ていくのか…。
第9世代
- テラスタルを獲得。酷い耐性で知られるこおりタイプをテラスタルによって捨てることができ、ある程度救済されたと言える。また、テラバーストの獲得によって技範囲も強化され、「ぜったいれいど」に依存しない戦い方ができるようになった。
使用トレーナー
ゲーム版
- プリム:四天王(ホウエン)※1
- ヤナギ:ジムリーダー(ジョウト)※2
- スズナ:ジムリーダー(シンオウ)※3
- ハマレンゲ:キャプテン(ヒスイ)
- ミモザ先生:パルデア教員
- ヒナコ:テラレイドバトルサポートトレーナー
- ブランシェ:チームミスティックリーダー
- ※1:2体。ORAS強化版では1体減るがメガシンカする。
- ※2:HGSSの強化後
- ※3:BW2のPWT
アニメ版
- サトシ
- 密猟者(DP116話)
- ドラゴ(BW140話)
- コジロウ(オーロラからのメッセージのロケット・ガチャット)
- ジャービス(ボルケニオンと機巧のマギアナ)
- サンゴ(LR)
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
- 2017年12月22日、第3世代ポケモン登場の第2弾として実装。野生のオニゴーリがごくごく稀に存在するようだが、基本的にはユキワラシを進化させることで手に入れることになる。12月前後に発生するイベントで入手できるが、そうでない期間で手に入れようとなるとかなり難しい。天候ブーストも雪なので冬でないと厳しい。
- ただし進化前のユキワラシがレイドボスに選ばれることがある(★)上、最近ではフィールドリサーチのタスク報酬にもなっているため、これらを利用して高個体を狙いがてら少しずつ集めるのも手。また進化前共々色違いが実装されている。とはいえ、ユキワラシと比べると目が赤くなる以外の違いがあまりなかったりするが。
- 原作通り能力は平坦で、これといった特徴はない。だが貴重なこおりタイプなのでこおり技を覚えさせればドラゴン退治に役立ってくれる…かもしれない。また、CP値があまり高くないことを利用してトレーナーバトル(CP値に上限のあるハイパーリーグやスーパーリーグ)で活躍させてあげるのも良いだろう。
- ちなみに2019年2月2日にユキメノコが実装された事に伴い、進化に必要なアメの数が従来の50個から100個に増えてしまっている。アメの数が減った例は幾つかあるものの(例:追加進化が実装された事に伴うタッツー→シードラ等)、アメの数が増えた例は今回が初である。
『ポケモンマスターズ』
- プリム&オニゴーリ
- プリムのバディで実装。バディーズ技後メガオニゴーリへとメガシンカする。
- 味方全員にリジェネ効果を付与する「ジワナオールG」、ヘイトを自分に集めつつ特攻全体バフを撒くトレーナー技「お相手いたします」を有するサポート。
『ポケパークWii』
- アイスゾーンにて登場。ゾーンマスターのエンペルトのもとに行く為にはマンムーの力が必要なのだが、そのマンムーが湖の奥に凍りづけにされてしまっており、救出の為にはヒメグマいわくユキメノコの力を借りる事となる。
- ヒメグマと会話後にオニゴーリが来るのだが、喧嘩したのか「ユキメノコがいなくなってしまった」とへこんでおり、ユキメノコが戻ってくるように主人公ピカチュウに「こおりのブロック」の調達を頼みつつ、こおりの家を建てる事となる。家が完成した後、ピカチュウに頼んで事でユキメノコが戻って来る。
- オニゴーリとは「ちからくらべ」でバトルに勝つと友達になってくれる。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
〈レギュラーの手持ち〉
〈ゲストなど〉
- 劇場版『ミュウと波導の勇者ルカリオ』
- アバンのみ登場
- DP116話
- ドラゴのオニゴーリ
- BW140話で道場破りのドラゴのポケモンで登場し、ポッドとコーンの回想でコーンのヒヤップを倒している。
- 外伝『最強メガシンカAct2』
- イメージのみ登場
- 劇場版『ボルケニオンと機巧のマギアナ』
- SM60話
- ポケゾリに複数参加
- SM126話
- サトシを探していたピカチュウ達の前に登場
- 新無印47話
- 大食い大会に参加
- 新無印64話
- 複数登場。フエンタウンの火山に迷いこんでしまったユキワラシを匿う為に周囲を凍らせ、結果として温泉が源泉から凍ってせき止められていた事が判明。図らずもアブソルが誤解されてしまう原因になってしまっていた。事件解決後はユキワラシと共に氷風呂に入っていた。
- 新無印番外編「オーロラからのメッセージ」
- ロケット・ガチャットの排出ポケモンとして、コジロウが使役した。
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- サンゴのオニゴーリ
- ライジングボルテッカーズと敵対するエクスプローラーズの構成員の1人・サンゴの手持ちで24話から登場。彼女を頭の上に乗せている。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
関連イラスト
「オニゴーリ擬人化」として「頭がオニゴーリの人間」が描かれることが多々あり、擬人化という言葉を疑うことも多い。
関連タグ
0361.ユキワラシ→0362.オニゴーリ/メガオニゴーリ→0363.タマザラシ
同こおり単タイプ
- アローラロコン
- ポワルン(ゆきぐものすがた) レジアイス
- グレイシア アルセウス(つららのプレート)
- ガラルダルマッカ/ガラルヒヒダルマ(ノーマルモード) バニプッチ/バニリッチ/バイバニラ クマシュン/ツンベアー フリージオ
- カチコール/クレベース
- シルヴァディ(アイスメモリ)
- コオリッポ(アイスフェイス/ナイスフェイス) ブリザポス
- アルクジラ/ハルクジラ
関連ポケモン等
- 種族値完全同値仲間
その他
- ブラックゲッター 真ゲッター1 ゲッターロボ
- ギニュー
- ギアッチョ/ホワイト・アルバム
- こおりおに:(恐怖の!こおり鬼。『それいけ!アンパンマン』に登場する氷の怪物)
- OsakaMetro400系:見た目が似ているのではないかと一時期ネットで話題となった。