曖昧さ回避
本稿では1について解説する。
基礎データ
全国図鑑 | No.0162 |
---|---|
ジョウト図鑑 | No.020 |
セントラルカロス図鑑 | No.110 |
英語名 | Furret |
分類 | どうながポケモン |
タイプ | ノーマル |
高さ | 1.8m |
重さ | 32.5kg |
特性 | にげあし / するどいめ / おみとおし(隠れ特性) |
タマゴグループ | りくじょう |
進化
初期 | 最終 | |
---|---|---|
オタチ | → | オオタチ(Lv.15) |
概要
『金銀』で初登場したオタチの進化系。
ムササビ然とした進化前から一点、茶色とクリーム色の縞模様を持つ、細長いイタチの様な体型となった。
可愛い顔に反して肉食獣で、すばしっこく動き回って、主な獲物であるコラッタを襲う。『ポケットモンスターSPECIAL』第460話にロケット団の手持ちとして登場した際には肉食獣に相応しい凶悪な表情を見せていた。
その一方で外敵相手には臆病であり、「NEWポケモンスナップ」では雪原にも生息する事や、グラエナが天敵である事も判明した。
手足は短いが、細かく動かす事で草の上から雪の上まで機敏に動き回る事ができ、オオタチはこの脚を狩りや逃走に役立てている。
身長は(尻尾込みで)1.8m、進化前も胴体だけでライチュウと同じ0.8mと、意外にも序盤ノーマルポケモンの中ではダントツでデカく、たびたびネタにされる。一方細長いためか体重はわずか32.5kg。
頭から尻尾まで凹凸が全く無い寸胴体型なため、研究者にも胴体と尻尾の境目がどこなのかは分かっていない。だが見た感じ尻尾は全体の半分くらいを占めており、普通に後ろ足で立った状態だと人間の腰くらいの高さ。ゲーム内図鑑の高さ比べやアニメを見ると分かりやすい。
しかし細長く自在にくねる身体は、並大抵の小型ポケモンも通れない狭い隙間を容易く通り抜ける事が出来、木々の間や倒木、小さい洞窟といった場所に逃げ込む事で、生き抜く術を見出だしている。
作る巣もその体型に合わせた、他の生物が入れない構造になっており、中も奥に進むほど入り組んだ迷路状になっている模様。
毛に覆われた体はモフモフであり、マフラーのように巻き付けて子供達を寒さから守るなど、子煩悩な一面もある。
実際、ポケモンレンジャーのジャッキーもオオタチの群れに命を救われたらしく、とても暖かったらしい。
毛深いながらも、泳ぎは得意らしく、なみのりが使える。同じく毛深いムーランドがなみのりを使える辺り、水辺でも動きやすい毛質なのだろう。
HGSSのサファリゾーンでもみずべのもりやしつげんに生息しているあたり、それなりに湿気対策はされているということか。
2019年2月15日にまさかの等身大ぬいぐるみの発売(受注生産)が発表された際は、そのあまりの大きさから全国のトレーナーに衝撃を与え、Twitterでは「オオタチ」がトレンド入りを果たしている。
また等身大とはいかずとも、大型のぬいぐるみを自作する猛者は以前から存在している。
色違いは茶色がピンク色に変わり、また違った可愛さを見せている。
ゲームでは
主な生息域はジョウト地方序盤のエリアだけなど案外狭く、進化前のオタチと同様、朝と昼の時間帯限定で出現する昼行性。
生息しているのはカントー地方の1番道路のみだったが、クリスタルでは43番道路にも出現するようになった。
HGSSでの出現場所はリメイク前の金銀と同じだが、条件を満たせばサファリゾーンにも出現する。
性能
種族値比較
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
オタチ | 35 | 46 | 34 | 35 | 45 | 20 | 215 |
オオタチ | 85 | 76 | 64 | 45 | 55 | 90 | 415 |
増減 | +50 | +30 | +30 | +10 | +10 | +70 | +200 |
著しく低かったHPと素早さが大きく上昇。進化が早いこともあって、シナリオ攻略の中盤までは活躍が見込める。
それ以降は、豊富な習得技を活かして秘伝要員を兼ねると良いだろう。
「おみとおし」個体なら、「どろぼう」を用いたアイテム収集にも役立てる。
対戦においては、「おみとおし」「トリック」「こだわりスカーフ」を組み合わせて、相手の行動を妨害するサポートが得意。
不利と判断すれば「とんぼがえり」で退くこともできる。
一応いかりのまえばからの3色パンチで殴ることもできなくはないが...
ただし、『XY』以降は上位互換にあたるオンバーンが登場したこと、「トリック」が不発に終わるメガストーンやZクリスタルが登場したことで、この型の価値は相対的に落ちた。
一方、『SM』から「こうそくいどう」「とぐろをまく」を習得したことで、「バトンタッチ」を活かした積みバトン型が強化された(第8世代では同タイプのノコッチも同様のコンボが可能となった)。
地味に入手しにくかった隠れ特性が、『金銀』(VC版)の登場によって、手軽に量産出来るようになったのも追い風。
しかし、『剣盾』では無慈悲にもリストラを食らった。
そして『ダイパリメイク』にて再登場したのだが3色パンチ没収など技範囲が激減した。
…だが、2023年6月21日のニンテンドーダイレクトにおいて第9世代にて遂にオオタチの内定が決まった。
(オタチの姿が確認されたため、自ずとオオタチも内定することに)
使用トレーナー
ゲーム版
※1:ポケモンスタジアム金銀
アニメ版
- サブロウ(無印266話)
- ヨーコ(AG53話)
漫画版
- ロケット団女性部隊(ポケスペ)
番外作品
『ポケモンスタジアム金銀』
- 「オオタチのピョンピョンボール」というミニゲームがあり、降ってきたモンスターボールを自分のゴールに入れて制限時間内に最も得点が高かったものが勝利となる。
- スーパーは2点、ハイパーは3点、マスターは5点。得点が高いボール程見た目も大きい。
『ポケモンGO』
- 2017年2月17日にジョウト地方のポケモンが解禁された当初から入手可能になった。
- 原作通りステータスは高くないが、どういう訳か「はかいこうせん」を覚えていることがある。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- サブロウのオオタチ
- 無印266話にてジョウトリーグ・シロガネ大会の選考会でサブロウ(CV:岸尾だいすけ)のオオタチがピカチュウと対決し、敗れている。
- ヨーコのオオタチ
- AG52話ではヨーコのポケモンで、牧場の番犬代わりもしている。ハルカのエネコの初陣の相手でもある。ムサシのハブネークを一撃で倒すなど見かけによらずかなり強い。
その他
無印 | 250話 |
---|---|
AG | 11話 |
DP | 10話・14話・28話・141話 |
XY | 1話・9話・18話・21話・60話・105話・127話・136話・141話(神話) |
新無印 | 9話・33話 |
めざポケ | 1話・8話 |
劇場版 | 時を超えた遭遇・七夜の願い星(ジェットコースター)・蒼海の王子・ディアルガVSパルキアVSダークライ・氷空の花束・超克の時空へ・神速のゲノセクト_ミュウツー覚醒・破壊の繭とディアンシー・みんなの物語 |
短編 | ピチューとピカチュウ |
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- 1話:セキエイ学園のモブ生徒の手持ちで登場し、ブラッシングされていた
- 5話:オタチと共にイメージで登場。オタチごっこ
- 8話:町のポケモンで登場
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
3章で育て屋の庭でオスメスの番がイチャイチャしていた。
9章ではロケット団女性部隊のポケモンで登場する。
余談
ネーミング講座
名前の由来は大きいオタチの略、または体型から尾+オタチではないかと思われる(中国語名でもそのまんま「大尾立」と表記)。
モチーフはイタチで間違いないと思われるが、海外では解釈が分かれているようである。
ドイツ語版は「Wiesenior」。Wiesel+Seniorで老いたイタチという意味合いなので、日本と同じような解釈である。
一方で英語名はフェレットに由来しており、顔の模様からフェレットを連想したのだろう。
フランス語では「Fouinar」、これはFouine(ムナジロテン)に由来する…なにはともあれ、イタチの仲間が由来という事は共通している模様。
関連イラスト
関連タグ
序盤ノーマル一覧
No. | 初期 | No. | 中間 | No. | 最終 |
---|---|---|---|---|---|
0019 | コラッタ(アローラコラッタ) | 0020 | ラッタ(アローララッタ) | - | - |
0161 | オタチ | 0162 | オオタチ | - | - |
0263 | ジグザグマ(ガラルジグザグマ) | 0264 | マッスグマ(ガラルマッスグマ) | 0862 | タチフサグマ |
0399 | ビッパ | 0400 | ビーダル | - | - |
0504 | ミネズミ | 0505 | ミルホッグ | - | - |
0506 | ヨーテリー | 0507 | ハーデリア | 0508 | ムーランド |
0659 | ホルビー | 0660 | ホルード | - | - |
0734 | ヤングース | 0735 | デカグース | - | - |
0819 | ホシガリス | 0820 | ヨクバリス | - | - |
0831 | ウールー | 0832 | バイウールー | - | - |
0915 | グルトン | 0916 | パフュートン | - | - |
同ノーマル単タイプ
- コラッタ/ラッタ ニャース(キョダイマックスニャース)/ペルシアン ベロリンガ/ベロベルト ピンプク/ラッキー/ハピナス ガルーラ/メガガルーラ ケンタロス メタモン イーブイ/キョダイマックスイーブイ ポリゴン/ポリゴン2/ポリゴンZ ゴンベ/カビゴン(キョダイマックスカビゴン)
- エイパム/エテボース ノコッチ/ノココッチ ヒメグマ/リングマ オドシシ ドーブル ミルタンク
- ジグザグマ/マッスグマ ナマケロ/ヤルキモノ/ケッキング ゴニョニョ/ドゴーム/バクオング エネコ/エネコロロ パッチール ザングース ポワルン(ポワルンのすがた) カクレオン
- ビッパ ミミロル/ミミロップ ニャルマー/ブニャット レジギガス アルセウス
- ミネズミ/ミルホッグ ヨーテリー/ハーデリア/ムーランド タブンネ チラーミィ/チラチーノ バッフロン
- ホルビー トリミアン
- ヤングース/デカグース タイプ:ヌル/シルヴァディ ネッコアラ
- ホシガリス/ヨクバリス ウールー/バイウールー
- グルトン/パフュートン ワッカネズミ/イッカネズミ