「きりゅりりゅりしぃぃ!」
基礎データ
全国図鑑 | No.0384 |
---|---|
ホウエン図鑑 | RSE:No.200 ORAS:No.209 |
ローマ字表記 | Rayquaza |
ぶんるい | てんくうポケモン |
タイプ | ドラゴン / ひこう |
たかさ | 7.0m |
おもさ | 206.5kg |
せいべつ | 不明 |
とくせい | エアロック |
タマゴグループ | タマゴみはっけん |
他言語版での名称
英語・イタリア語・スペイン語・フランス語・ドイツ語 | Rayquaza |
---|---|
韓国語 | 레쿠쟈 |
中国語 | 烈空坐 |
概要
初登場は『ルビー・サファイア』だが、『エメラルド』ではパッケージを飾り、またリメイク版『ORAS』でストーリーの鍵となっているポケモン。また、初の禁止級伝説の3匹目でもある。
語源は恐らく、「裂空(レックウ)+斬もしくは座(ザ)」。
もしくはサンスクリット語で『宝』を意味するKozaと掛けているのかもしれない。
前足はあるが、後ろ足はなく、羽らしきものは見当たらず、とぐろを巻きながら飛んでいる。また、全身にカイオーガやグラードンのような独特の黄色い模様がある。
ドラゴンらしいオーソドックスなデザインに加えて、色違いがリザードンなどと同じ黒色なことからかなり人気の高いポケモンである。
ドット絵はとぐろを巻いているしポケダンでもとぐろを巻いたまま移動する。若干シュールな絵面だがそうなった理由は単純にまっすぐになると画面に入りきらないからだろう。
レックウザに限らず体の長い蛇系のポケモン自体が何かしらのポーズで収めなくてはいけないのだが。
全身を無理に画面に収めなくて良いポケモンカードやアニメではウネリはあるがまっすぐ飛ぶ。
今でも過去の名残でレックウザはとぐろを巻いているが、3D作品になりサイズの制限も無くなったメガレックウザはとぐろを巻かなくなった。
オゾン層の中を飛びながら空気中の塵と水分を食べて生きているという、フォルムに似つかわしくないエコでストイックな生態を持つ。伝説のポケモンと呼ばれるだけはあり、年齢は億を超えているらしい。
オゾン層や宇宙空間に棲息して地上に降下することも珍しくないので、重力・電磁波・電気・熱・冷気などには耐性があると思われる。が、対戦では…
メガレックウザ
同格であったカイオーガ・グラードンがORASにてそれぞれゲンシカイキと呼ばれる新たな力を手に入れた一方、レックウザはメガシンカを入手する事となった。さらに、「メガシンカの謎に関係している」と言う新たな設定が追加された。
体内に「ミカド器官」という内臓を持っている。成層圏に住むレックウザは本能的に宇宙から飛来する隕石を食べ続けており、ミカド器官は体内に溜まった隕石とレックウザのエネルギーを融合させ、メガストーンと同じ力を生み出すという(ストーリー中ではこの隕石は「いんせき」の名称で登場し、ORASで登場した際にはある時はキーストーン、またある時はメガストーンの特性に変化するという設定が与えられた。主人公や古代人の祈りでメガシンカできたのもこれが理由である)。
ミカド器官によって自らメガシンカしたレックウザはゲンシカイキした超古代ポケモンをも退ける力を発揮し、古代から2匹の争いを鎮めてきた。この姿を見た古代の人々が進めた研究は、現在のメガシンカの理論に繋がる。
ちなみに、レックウザの図鑑の説明も、古代人たちの伝承を元に編集されたものらしい。流れ星の正体はレックウザと考えられていた時期もあったのだとか。
ゲームでの特徴
第3世代
- 『ルビー・サファイア』では殿堂入り後、「そらのはしら」に出現する(殿堂入り前は塔自体が存在せず、あるはずの場所は深い海になっているが周囲は岩で塞がれている。これはギラティナ同様)。
- 『エメラルド』では、復活しルネシティで暴走するカイオーガ・グラードンを止めるべく、主人公が「そらのはしら」へと向かい、レックウザを目覚めさせる事となる。目覚めた後は暴走する2匹を抑える役割を果たした。この時のムービーはGBAと侮るなかれ、一見の価値ありの名映像。この一連のイベント終了後から捕獲にチャレンジできる。Lv.70なので、成功すれば相当心強い。
第4世代
- 『HGSS』では、出現・入手に以下の条件が必要となる。
第6世代
- 『ORAS』では、クリア後の「エピソードデルタ」のなかで強制捕獲となる。そのため、任意だったHGSS以前とは異なり、捕獲率係数に上方修正が掛かっている(BWのレシゼク及びXYのゼルネアス・イベルタルと同程度)。
第7世代
- 『ポケモンUSUM』では、カイオーガとグラードンを両方手持ちに入れた状態でウルトラワープライドで赤いワープホールへ入ると出現する。
第8世代
- 『ポケモン剣盾』DLC第2段『冠の雪原』では、両方のバージョンでダイマックスアドベンチャーのボスとして登場する。
- 『BDSP』では、ハマナスパークで捕獲できる。BDでは三犬・SPでは三鳥捕獲後に「てんくうのせきばん」が交換ができる様になり、それを持った状態で「てんくうのへや」に入ると出現する。
性能
- 調停者という立ち位置故に合計種族値が2匹より10高く、グラードンと同等の「こうげき」とカイオーガと同等の「とくこう」を持つ。また素早さは2匹よりも速い。配分的には通常のキュレムに近い。
- 技はりゅうせいぐん・げきりん・じしん・オーバーヒート等の高火力技を習得出来る。積み技に恵まれない禁止級ドラゴンの中では珍しくりゅうのまい・つるぎのまいを覚えることが出来る。また、禁止伝説としては珍しく先制技であるしんそくも習得できる。その為、アタッカーとしてはとても優秀なポケモンである。攻撃・特攻の高さから物理型・特殊型・両刀どれでもこなす事ができるが、高速アタッカーとしての宿命か、耐久面は低め(あくまでも禁止級の中での話であり、H105,BD90と最低限は確保されている)。
- しかし、禁止級初のドラゴンタイプという事から、後に登場した禁止級ドラゴンと比べると力だけに特化したレックウザはあまり目立てないという難儀も抱えており、(特に豪雪が吹きかかった第5世代では)お世辞にも使用率は高いとは言えなかった。
- 更に600族に自身と全く同じタイプであるカイリュー、ボーマンダがおり、役割の違う前者はともかく後者の存在は特に大きく、禁止級の枠を割くのであればレックウザより速い上に他の禁止級との同時採用も出来るボーマンダで良いという状態が(メガレックウザ登場後も)永らく続いていた。
- おまけに外伝作品「ポケモンコロシアム」と「ポケモンバトルレボリューション」においても最強格のトレーナーであるムゲンダイやミステリオの手持ちからも外されており、レックウザの代わりにステータスでは劣るはずのボーマンダ、ラティアス、ラティオスが選ばれるという憂き目にあっている。(一応コロシアムではもう1人の最強格トレーナーのムゲンサイは使用する他、本シリーズのラティ系には当時ぶっ壊れのこころのしずくが対応するインチキ仕様となっており両者共にラティオスに持たせている)
- 更に特性の役割対象であるカイオーガ、グラードンに対してもそれぞれれいとうビーム、ストーンエッジで対処されてしまう為、2匹の調停者としての役割も果たせないというあまりにも不憫な立ち位置であった。
- 第8世代
- 第9世代
- 2023年5月30日にポケモンホームがポケモンSVと連携開始したことにより解禁。
- レックウザのネックであった4倍弱点をテラスタルで消すことが可能になった。また幅広く技を覚えるので、テラスタルの候補は多数あり、それも強みと言える。例としてはカイリュー等と同じノーマルテラスしんそくやガリョウテンセイを威力を上げるひこうテラスなどがある。
- さらにとくせいのエアロックはノーてんきと同じく晴れで発動するこだいかっせいやひひいろのこどうを阻害出来るため、古代パラドックス相手にも戦いやすい(ただしこだいかっせいは先に晴れで効果が発動していると意味がない)
- ちなみに連射コン金策適性とレッツゴー適性のバランスから対戦以外においても利用価値がある。
使用キャラクター
ゲーム版
アニメ版
- いにしえの冒険者(LR)
番外作品
詳細はレックウザ(番外作品)にて
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
このシリーズでのレックウザは『非常に扱いが悪い』事で有名であり『サトシ達の目の前に現れては問題を起こすトラブルメーカー』という扱いが多い。
- 劇場版『裂空の訪問者 デオキシス』
- 外伝『最強メガシンカ』
- 劇場版『光輪の超魔神フーパ』
- サン&ムーン編
- 79話「メテノとベベノム、星空に消えた約束!」:終盤にて、メテノ達が夜空へと消えていく中で登場している。
- 124話「斬れ味バツグン!カミツルギ見参!!」:例によってデオキシスを攻撃するが、デオキシスがディフェンスフォルムにチェンジして弾いた攻撃がヌイコグマ流星群の一つに直撃し、隕石によるアローラの危機を引き起こした(声はパルキアの流用)。
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- いにしえの冒険者のレックウザ
- 本シリーズにおけるキーポケモンである黒いレックウザ。本編第6話でリコが持つペンダントとロイが持ついにしえのモンスターボールの共鳴によりボールから飛び出し、りゅうせいぐんを放ってどこかへ行ってしまった。
- 詳細はこちらとこちら
- 前作とは打って変わって主役クラスの待遇となっている。
『ポケモンジェネレーションズ』
『ポケモンエボリューションズ』
- エピソード6:ザ・ウィッシュに登場。エピソードデルタでのシーンをアニメ化している。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
本作ではグラードン・カイオーガ同様に巨大怪獣並みの大きさで描かれている。
- 第4章
- 第6章
- 紅色の宝珠と藍色の宝珠のように、レックウザを操るための媒介としてポケモン協会が人工的に「宝珠」を作り出そうとしていた事が判明。計画は失敗した後、後の7・8章主人公プラチナ・ベルリッツの母親ヤナセ・ベルリッツによって核となる宝石が川に捨てられたが、これが6章主人公エメラルドが拾い、この宝珠の力で「さいはてのことう」の土による鎮静作用が増幅されてフロンティア中の暴れまわるポケモン達を一度に静める事となった。
- 第13章
- 上述の事件は幼いルビーが偶発させたものであるとされていたが、実はボーマンダは野生ではなくヒガナの手持ちであり、もともとレックウザの解放自体が目的だったことが判明。
- また、事件前にレックウザと絆を結んでいた流星の民で正統な伝承者シガナがうずもれのとうでデポンが行った「レックウザ捕獲作戦」による事故で命を落としてしまった事で、激しい怒りを抱いている事も判明した。
- 本編では、ジョウト地方に向かって飛んでいったというおばば様の目撃情報をもとにポケモン協会の研究施設跡地に向かったルビー達の前に姿を現し、フーパのリングを通ってホウエン地方に帰還し怒りにまかせてルビーを害そうとするが、説得されて落ち着きを取り戻し新たに絆を結ぶ。
- 120番道路に落下してきた小隕石を破壊してからはしばらく姿を消していたが、グランメテオΔの接近を感じ取ってルネシティに現れルビー・サファイアを連れて宇宙に向かい、12個のキーストーンの力を借りてメガシンカを果たす。習得した「ガリョウテンセイ」でグランメテオΔを砕き、その中で実はサカキに復讐しようと隕石を操っていたデオキシス(個体・壱)も倒してルビー・サファイアと共に宇宙から帰還、「ゆうかんな性格」と見抜いたルビーからお礼の激辛ポロックを受け取って去っていた。
余談
設定について
- 伝説上ではカイオーガとグラードンの調整役であったが、時代が進むにつれ新しい設定がどんどん追加されていき、現在では上記2匹の調整の他にも地球に接近してくる隕石(とその中に潜んでいるポケモン)の処理やオゾン層の維持等地球に必要かつ大変な役割をワンオペで担っているという事がネタにされる。
その人気
- オーソドックスながらもカッコいい外見から人気は高く、
- 2012年「歴代ゲーム ポケモン総選挙」1位
- 2016年「ポケモン総選挙720」7位
- 2020年「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」8位
- と、禁止級伝説ではトップを記録(特に後者は準伝説・禁止級・幻のポケモンを含めても伝説ポケモントップをマークしている)しており、アニポケスタッフの度重なるヘイト行為に負けず未だに高い人気を誇る。
配信
- 「歴代ゲーム ポケモン総選挙」1位を記念し、その時にもらえるレックウザの覚えているわざは……まさかの「Vジェネレート」であった。なんとビクティニしか覚えられなかったはずのあの強力技「Vジェネレート」を覚えたのだ。因みに相性の悪いこおりタイプや技の通りが悪いはがねタイプに対して有効なので相性は良い。
- その直後、今度はポケナガ発売記念で色違いのレックウザ(ノブナガの黒いレックウザ)配信まであった。
- 2015年「次世代ワールドホビーフェア '15 Winter」においてまたもや黒いレックウザの配信が決定した。今度はカロスマークと色違いを両立するので意味はある。2015年3月には月刊コロコロコミックのタイアップでも黒いレックウザが配信された。
- 2016年、7月の東京スカイツリータウンへのポケセンオープンでも黒いレックウザが配信された。ただしガリョウテンセイ持ちなのでORAS限定。
グッズ
関連イラスト
関連タグ
0383.グラードン/ゲンシグラードン→0384.レックウザ/メガレックウザ→0385.ジラーチ
第3伝説
世代 | ポケモン |
---|---|
第3世代 | レックウザ(メガレックウザ) |
第4世代 | ギラティナ(アナザーフォルム/オリジンフォルム) |
第5世代 | キュレム(ブラックキュレム/ホワイトキュレム) |
第6世代 | ジガルデ(10%フォルム/50%フォルム/パーフェクトフォルム) |
第7世代 | ネクロズマ(たそがれのたてがみ/あかつきのつばさ→ウルトラネクロズマ) |
第8世代 | ムゲンダイナ(ムゲンダイマックス) |