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ミュートスレプリロイドの編集履歴

2024-08-28 22:33:31 バージョン

ミュートスレプリロイド

みゅーとすれぷりろいど

ネオ・アルカディアに所属する、レプリロイドの一種。こちらの記事にはその一覧を記載。

概要

ロックマンゼロシリーズに登場する、ネオ・アルカディアの中でも特に地位の高いレプリロイドの総称。

その立ち位置上、Xシリーズにおけるイレギュラーハンターとほぼ同意義の存在だが、ゼロシリーズにおける「イレギュラー」の立ち位置はレジスタンス(シエル)及びそれに加担するゼロの方である為、四天王や一部の大型メカニロイドと並んで、所謂同作の「ボスキャラクター」に相当する存在にあたる(ただし、ゼロ1とゼロ2においては従来の「8ボス」概念と扱いが少々異なり、それぞれ6体ずつしかいない。これについては余談を参照)。

故に、いくつかの個体はゼロによって倒されている他、ドクターバイルに改造されて「(Xシリーズの)本来の意味に近いイレギュラー」に成り果ててしまった者達もいる。


基本的にはロックマンゼロ1ゼロ2に登場する四天王配下のレプリロイド達を指すが、ゼロ3及びゼロ4に登場するバイル八審官アインヘルヤル八闘士等の無所属の者も含まれる。

また、バイル八審官は司法関係者という役職上、動植物型の「戦闘形態」とは別に「人間形態」が備わっている。

ちなみに、四天王の名称も神話が由来であり、コピーエックスにも天使の意匠が含まれているが、彼らはエックスを基にした存在(クローン)である為、ミュートスレプリロイドとは別に扱われている。

更に言うと、中ボスや大ボスのメカニロイドのモチーフにも伝承上の生物が関わっていることもある。


デザイン

デザインは「ミュートス(神話)」の名前を取っているように、その個体のほとんどはXシリーズのレプリロイド(8大ボス)に多かった動植物モデルに加え、神話などの登場人物(英雄)、伝説上の幻獣神獣(架空生物)などのモチーフを混ざたデザインになっている。

なお、元々の架空生物が現実世界の動植物モチーフであれば、動植物の方のモデルもそのままな場合も多い(+ガネーシャ+ペガサスなど)。

これらのデザインの特徴はメタ的には「今までのシリーズボスとの差別化」の部分があるのだが、設定的には「人々が新たなる信仰を求めた結果」というような理由もある。


必ず四肢が存在していた8大ボスのレプリロイドとは異なり、モデルの生き物に忠実な造形になっているのが特徴(ただし、完全に地上での活動を諦めたような形状の者達もいる後続作品フォルスロイドと違い、基本的にはある程度二足歩行ないしそれに近い物が可能な形状にされているのは今までと変わらず)。

それ故、見た目はエックスゼロ達と同様に、Xシリーズから大きく様変わりしているように見えるが、前者の二人については「世界観の変更に伴うもので設定的に見た目は変わっていない」と公式で明言されている。

したがって、ミュートスレプリロイド達も本来はXシリーズのようなフォルムなのかもしれない。


ちなみに、シリーズが一新して時代的にもかなり離れた世界観になっている為か、ブリザード・ヴォルファングフェンリー・ルナエッジボルト・クラーケンテック・クラーケンなど、Xシリーズとモチーフが同じ(或いは近い)ボスもいる。


ネーミング

個体毎の命名規則は「〇〇・〇〇」とXシリーズの8大ボスと同様だが、Xシリーズとは逆に「(モチーフを捩った生物または架空生物の名前)+(能力名)」という順に名付けられることもある。

また、そもそも3つ以上の単語で形成されていることも少なくない上に、モチーフ名や能力名が前後で分割されることもある。よって、順番については規則性は無くXシリーズとしては異質とされた名前を持つ「メタルシャーク・プレイヤー」のような存在がザラにいると考えて良いだろう。

更には、「アステファルコン」や「ハヌマシーン」などのように名称に中点()が入っていなかったり、正式名称にまで漢字が含まれている「アヌビステップ・ネクロマンセスⅢ世」のような、型破りなネーミングの者達もいる。


異名についてもXシリーズに引き続き健在。ただ、「ミュートスレプリロイド以外の四天王やメカニロイドなど8ボス以外にもしっかり付けられている場合がある」と言う、Xシリーズとしてはやや異なる部分もある。


各作品毎の一覧

※ネオ・アルカディア全体を含めた所属の一覧は「ネオ・アルカディア」の記事に存在する為、こちらは登場作品毎の所属順に記載し、その他のボスは一部詳細省いての記載。太字は最終ミッションのボスラッシュ時に再戦する者。


ロックマンゼロ1

名称属性モチーフ備考
裂空軍団
稲光る極鳥 アステファルコン電気ハヤブサ(グリフォン)OPステージ2のボスの為再戦しないが、次回作で姿だけ再登場。
ライトニングビートル ヘラクリウス・アンカトゥス電気ヘラクレスオオカブト(ヘラクレス+雷神?)最初に戦うのは終盤になるのだが、ボスラッシュでも再戦する。
塵炎軍団
冥界の聖掃王 アヌビステップ・ネクロマンセスⅢ世 ※1ジャッカル(アヌビス)一時的な加入であり、本来は無所属。
冥海軍団
剛球大魔神 マハ・ガネシャリフ ※1ゾウ(ガネーシャ)機密情報を扱う為か、1出身のミュートスレプリロイドで唯一再登場を果たしていない。
絶対零度鹿王 ブリザック・スタグロフヘラジカ(不明) ※2
斬影軍団
知恵の超猿 ハヌマシーンサル(ハヌマーン)

※1…いずれも属性耐性から推測した属性であり、基本的には無属性の攻撃しかしないことから属性や弱点があるのは救済処置と思われる。現に、本来は無属性と思われる上に炎攻撃も使用するラスボスも、第二形態にのみ弱点属性が設定されている。

※2…明確なモチーフが判明していない為、ウェンディゴトラゲノフイホウンデーなど他にもいくつかの候補が推測されている。


ロックマンゼロ2

名称属性モチーフ備考
裂空軍団
雷霆の黒豹 パンター・フラクロス電気クロヒョウ(フラウロス)前半ボス。
挟撃の風神 クワガスト・アンカトゥス電気クワガタムシ(風神) ※1中間ミッションのボス。再戦時は……。
塵炎軍団
幻惑の炎帝 フェニック・マグマニオントリ(フェニックス)前半ボス。斬影軍団から移籍。
冥海軍団
氷刃の熊将 ポーラー・カムベアスシロクマ(不明) ※2前半ボス。
斬影軍団
幽林の忍蛇 ヒューレッグ・ウロボックルヘビ(ウロボロス)前半ボス。
樹陰の門番 バーブル・ヘケロットカエル(ヘケト)後半ボス。

※1…モチーフは電気使いの兄の存在からの推測。

※2…ナヌーク或いはカムイと推測される。


ロックマンゼロ3

名称属性モチーフ役職備考
バイル八審官(バイルナンバーズ)
神死慟瞑ヘルバット・シルト電気コウモリ(ドラキュラ)右雷審官前半ボス。
曼荼羅火砕竜ブレイジン・フリザードエリマキトカゲ(サラマンダー)左炎審官前半ボス。
凍葬の死兎チルドレ・イナラビッタウサギ(因幡の白兎)左氷審官前半ボス。
殺刃祈祷師デスタンツ・マンティスクカマキリ(死神)副審官長及び月光審官前半ボス。
能鰻雷神ヴォルティール・ビブリーオ電気ウナギ(トゥナ)左雷審官後半ボス。
百念の狐毒キュービット・フォクスターキツネ(九尾の狐)右炎審官後半ボス。
超球氷覇王グラチャー・レ・カクタンクサボテン(完全にモチーフ不明)右氷審官後半ボス。
咬哭の守護トレテスタ・ケルベリアンイヌ(ケルベロス)審官長及び冥闇審官後半ボス。
復活ボス(1からの再登場)
知恵の超猿 ハヌマシーンRサル(ハヌマーン)中盤ボス。
絶対零度鹿王 ブリザック・スタグロフRヘラジカ(不明)中盤ボス。
冥界の聖掃王 アヌビステップ・ネクロマンセスV世電気ジャッカル(アヌビス)中盤ボス。復活にあたり名称と属性が変更された。

※いずれも四天王失脚により、バイルの配下となっている。また、3体を撃破するとコピーエックスMK2と直接戦いに行くミッションが追加される。ちなみに、8ボスと同じく撃破時にチップ及びEXスキルが取得可能。


ロックマンゼロ4

名称属性モチーフ備考
アインヘルヤル八闘士
天翔ける神槍ペガソルタ・エクレール電気ウマ(ペガサス)元ネオ・アルカディア所属。
熱愛の蝶姫ソル・ティターニャンチョウ(ティターニア)元ネオ・アルカディア所属。
凍月軍狼フェンリー・ルナエッジオオカミ(フェンリル)妖精戦争時代のレプリロイドであり、厳密にはミュートスレプリロイドには含まれないと思われる。
崩蝕の樹婦人ノービル・マンドラゴマンドラゴラ元ネオ・アルカディア所属。マンドラゴラは現実にも伝説上の植物としても存在する植物であり、両方側のモチーフの名称が一致している唯一の例。
双極の角頭王ミノ・マグナクス電気ウシ(ミノタウロス)元ネオ・アルカディア所属。
回天の死聖ヒート・ゲンブレムカメ(玄武)元からクラフトの部下であり、正式にミュートスレプリロイドかは不明。
深淵なる怪嘯テック・クラーケンイカ(クラーケン)斬影軍団所属であり、ゲーム中で唯一ネオ・アルカディア内での元の所属が明示されている。
鶏眼なる賢蛇プープラ・コカペトリニワトリ(コカトリス)元ネオ・アルカディア所属。

ミュートスレプリロイド以外のボス

※体力ゲージが表記される物のみ記載。/○○はモチーフまたは名前の由来。異名が存在する者もおる為、彼等の異名についてはネオ・アルカディアの記事参照。




余談

なお、一覧を見れば薄々分かるかもしれないが、差別化を図りたかったのかゼロシリーズは従来のシリーズと比べると「8ボス」の概念が薄く、今までのロックマンシリーズと比べると例外が多い(特にミュートスレプリロイドが6体しかいないゼロ1とゼロ2が顕著)。


ゼロ1

  • ロックマンシリーズ恒例の選択方式のミッションがそもそも9つあり、登場するボス系統(ミュートスレプリロイド・四天王・メカニロイド)に統一性が無い。
    • 上記の通り、一部のミュートスレプリロイドが選択方式以外のミッションにも登場する。
  • ミッションクリア後の獲得報酬もまばらで、武器・エレメントチップ・サイバーエルフのいずれかもしくはそれら複数を入手する。
  • これまたシリーズ恒例のラストステージの再戦ボスラッシュも特殊で、「アステファルコンとハヌマシーンを除いた4体のミュートスレプリロイド+四天王」という形式。
    • また、選択ミッションにはいなかった終盤ボスの1番手(レジスタンス襲撃を含めると2番手、中ボス含めると4番手)も含まれている。彼の登場ミッションはこのミッションの2つ前であり、再戦タイミングが異様に早い。
      • 補足するとゼロ3やZXAと言った能力が奪えるボスが多い作品や終盤ステージの少ない一部のXシリーズでは、「2つ前のステージボスがボスラッシュに出ること」自体は少なくない。しかし、彼らはあくまで「選択ミッションで選べる相手の1体」に過ぎず、終盤ステージの1ボスとして現れた者がボスラッシュにも現れる例は現状彼のみ。
    • ちなみに、「ミュートスレプリロイドの中だけ」と「(弱点属性からそのまま推測した)属性だけ」という条件付きで見るなら、ゼロ1は「電気・炎・氷が各2体ずつだけで無属性はなし」とバランス自体は良かったりする。上記の通りアステファルコンは通常プレイでは弱点を突けないが、後の作品の「Zチェイサー」モードではほぼフル装備で彼に挑める為、アイスチップの攻撃がしっかり弱点であることが確認できる。

ゼロ2

  • 選択ミッションは8つになったが、後半のミッションは他のミッションが全員四天王の中、無属性担当は1体だけミュートスレプリロイドが務めている
    • これに関しては前作の展開による影響もあるのだが……。
  • 獲得アイテムは前半の属性持ちミュートスレプリロイド3体からエレメントチップ・他の8ボスからもEXスキルが手に入るようになったが、選択ミッションにはいないボス2体(合計10体)からもEXスキルが手に入る。
    • 内1体はミュートスレプリロイドである為違和感は少ない(そのせいで代わりにハルピュイアのEXスキルが無属性になってはいる)が、もう1体はなんと終盤ボスの1体であるレインボーデビルMk-Ⅱからなので初見は驚くことであろう(属性や所属、登場タイミングからしての代わりなのであろうか)。
  • ゼロ2でもボスラッシュは特殊な形式であり、復活ボスが(案の定選択ミッションにいない彼含めた)ミュートスレプリロイド6体しかいない。属性バランスも無×2・炎×1・氷×1・電気×2と歪。
    • ゼロ1と逆に四天王が相手にいないのは、ここに来るまでの間に別の機会で既に再戦しているからである為と思われる。というか、厳密には6体どころか実質合計7体と戦う羽目になり、そうなると電気属性は3体ということになる

ゼロ3

  • 選択ミッションが合計12個。
    • なお、構成は「バイル八審官+上記再生ボス4体(コピーエックスMK2は実質一択だが)」な他、かつ全てのボスからエレメントチップ含めたチップとEXスキルを1つずつ入手できる仕様で、再戦ボスも八審官だけである為、前二作より違和感はかなり軽減されている。

なお、こうした傾向はシリーズが進む毎に落ち着いて行き、最終作のゼロ4ではほぼ完全に初代やX時代の「8大ボス」らしく、最初から8体のボスから選んで戦える(及び再戦できる)方式となっている。


また、後のシリーズであるロックマンゼクスアドベントは「前作と同じような探索形式」と「従来のミッション選択方式」が混ざった形にはなっているが、能力を獲得出来るボスが(8ボスという概念自体はしっかりあるが)13体とかなり多くなった為か攻略順がある程度固定されている上、同時に選べるボスの傾向も属性や系統がバラバラになっている為、ある種ゼロ1に近い形となっている(OPステージ2で戦う8ボスが炎属性で、後半ボスの属性が電気とまばらになるのも特徴的)。


関連タグ

ロックマンゼロ レプリロイド

ネオ・アルカディア ネオ・アルカディア四天王 コピーエックス ドクターバイル

バイル八審官 アインヘルヤル八闘士

神話 伝説 架空生物


プロメテ/パンドラ/ヘリオス/アトラス/テティス/シャルナク後続作品シリーズに登場するロックマン達。彼等の名前も神話が由来であり、四天王と似たような立ち位置にいる(追加メンバーである後者4人に関しては、そのまま四天王のライブメタルを使う為、偽四天王などと呼ばれることもある)。


歴代8ボス

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