類似・曖昧さ回避
女性の馬人についてのタグとして「馬娘」があるが、こちらには馬頭やケンタウロス型のイラストも存在する。
本作のウマ娘たちに似た姿のキャラクターやその種族は他作品にも登場例がある。
- 競走馬擬人化の別名称。→競走馬擬人化
- Cygamesからリリースされた競走馬擬人化の作品の略称。→ウマ娘プリティーダービー
- もしかして→サラブレッド(けものフレンズ)
- もしかして→サラブレドール(優駿乙女サラブレドール)
- もしかして→ケンタウロス娘
- あまりもしかしない→ウマ仮面(天誅戦士ウマ仮面)
概要
通常のヒト族とは少し異なる種族。
作中でプレーヤーは指導教職員たるトレーナーとなり、陸上競技に該当するレースの選手として育成していく事になる。
競馬史に実在する競走馬をモデルとした約60人(後に追加がされている)がデザインされており、アニメ版でも無名の生徒や一般市民などで多くのモブキャラが描かれている。女性のみの種族で、男性の「ウマ息子」は存在しない。
この世界では現実のウマ目ウマ科であるところの「ウマ」が存在せず、「馬」にあたる漢字は、ウマの四本脚に由来する下部の四つの点が二つ点になった外字(架空の漢字)が存在している「バ身(馬身)」などカタカナに置き換えられる事も多い。
なお、ファンから考察の話題に挙がる点として、伝承における馬の要素を持つ神獣や妖精の類はどのような扱いになっているのかは不明だが、上述の世界観設定からやはりウマ娘に置き換わっているのではないかと思われる。(ペガサスやユニコーンなどは容易に想像が付くが、最初から人馬一体であるケンタウロスや通常のウマ娘の体躯では描き表せない八本足のスレイプニルの扱いは気になる所。)
身体
外見は、頭の上のウマ耳と腰から伸びる尻尾を除けばヒトそのもので、基本的に眉目秀麗かつ人間よりも遙かに身体能力のある神秘的な種族とのこと。
耳
耳は立ったり萎れたり伏せたりと感情の変化に応じてよく動き、普段使いに耳覆いを着用するウマ娘もいる。
耳にはリボンをはじめとした装飾品がデザインされているが、右耳のそれはモデルとなった競走馬が牡馬であること、左耳なら牝馬であることを意味している。
ヒトの耳が存在するはずの側頭部は基本的に頭髪やアクセサリーで覆われているため、ヒト族のような耳の有無は判然としない。中には眼鏡やサージカルマスクなどの着用を根拠に、四つ耳解釈をとる声もある。
電話にヒト用の受話器を使う際は話す時(口元)、聴く時(ウマ耳)で受話器を上下させなければいけないらしく、彼女らがスマートフォンで通話する際はスピーカーを使うのが一般的。ウマ娘用の施設に備え付けられた電話の受話器は長さが2倍くらいになっており、サイズそのままの本体とのアンバランスさは些かシュール。
尻尾と衣装
衣服には尻尾を通すための穴が設えられているが、コミカライズ版ではウマ娘用の市販品も出回っている様子が窺える。格付け最上ランクのG1レースには「 勝負服 」と呼ばれる特注の衣装を纏って挑む(どんなにかさばりそうな勝負服だろうと、走りに影響するどころか力が漲ってくるらしい)。
レース用のシューズには蹄鉄が打ち付けられており、ウマ娘自身が調整するのが当たり前となっている。なおG1以外のレースで着用する体操服についても、モデルの馬の性別によってクォーターパンツ(牡馬)とブルマ(牝馬)とで区別されている。
身体能力
基本的な身体能力はヒト族より優れている部分も多く、特に最大の持ち味とも言える走力は時速60キロをゆうに超え、自動車との並走も朝飯前で、筋力は人の数倍はあるという。
実際可憐な少女の姿にも関わらず十枚はある瓦を拳の一撃で叩き割ったり体の数倍の大きさがある超巨大重機のタイヤを引きずったりと規格外のパワーの描写には事欠かない。
ただし現実の人間やウマ同様、全力疾走による身体の負荷を十全に支えきれている訳ではなく、高速時に転倒しようものなら深刻な大怪我を負うリスクも高いらしい。
トレーニングの手段にトライアスロンが用いられる等、持久力はサラブレッドより優れている様子。そのためか1000メートル以上1400メートル未満が短距離とされていたりする等、レースの長さも現実の競馬と同様となっている。
食性
食性はにんじんを好む娘が多いという傾向はあるが、ヒト族と同様に雑食で、たこ焼きやウィンナー、天ぷら、鍋料理、各種スイーツ等々、よく食べる。食事量については個人差が激しく、ヒトの一人前並みでじゅうぶん足りる者、数人前を毎食たいらげる者など様々で、中には体重管理に失敗してレースでやらかす者もいる。
なお、実際のウマがニンジンを好む理由は「主食の牧草より甘い」からであり、主食ではなくあくまでもおやつの位置づけである、欧米では馬が好きな食べ物はリンゴを好むとされ、角砂糖や蜂蜜など甘い物なら基本的に何でも好む。このことを反映してか、トウカイテイオーが蜂蜜ドリンクを頻繁に買ったり、レースの商品が高級スイーツ一年分と聞いて目の色を変えたメジロマックイーンなど、甘い物に関する話題は事欠かない。
社会生活
ウマ娘にもアニメ版で二人のウマ娘の子供を育てる専業主婦が出たり、ゴールドシチーのようにモデルとして活躍していたり、ウマ娘の格闘技団体が存在するなど、職業選択の自由や自動車を保有し運転免許を取得したウマ娘がおり、一般の人間と同じように人権が保証され、社会制度の下で暮らしているようであるが、ウマ娘達にとって永遠の憧れと言える、花形の職業はトゥインクルシリーズに出場するウマ娘であろう。
なお、トゥインクルシリーズに出場するウマ娘たちの進級事情や育成するウマ娘の生徒達の実年齢などについては明かされておらず、曖昧な点も多い。
トゥインクルシリーズ
中高生が選手として出場するレースのリーグが存在し(実際の競馬の機構をモチーフにしている)、国民的興行スポーツにもなっている。また、ウマ娘の格闘技なども存在する。
参加を希望するウマ娘は日本各地の専門の育成機関でチームに所属し、トレーナーの下で鍛錬を積んでいく。なお転校については頻繁に行われているようである。
そんな身体能力と容姿に恵まれやすい事もあり、輝かしい実績のあるウマ娘はスターやアイドルのような存在として認識されている。日本においてもスポーツ・エンタテイメント「トゥインクル・シリーズ」を駆け抜けるアスリート兼アイドルのような立ち位置で、レースではファン投票も行われている。
ウイニングライブ
日中に行なわれるレースで勝利したウマ娘は、すべてのレースが終了した夕方以降、勝者のみが立てるステージでファンへの感謝を込めたウイニングライブを披露できる。このために歌唱力やダンススキルも磨かなければならない。ただしアニメやコミックで描かれたように、地方から来たウマ娘の中には走りには光るものがあるが、ライブのほうは(トレーナーの指導不足も含めて)当初はさっぱりという者も少なくない。
婚姻と出産
異種族とはいえ同じ人間同士であるのでヒト族の男性との婚姻も可能で、そのため彼女達はウマ娘の母親・ヒト族の父親から生まれると思われる。ゲーム版では姿は描かれないものの、一部ウマ娘のセリフ等でヒト族らしき「父親」について存在が言及されている。
ただし、アニメ第1話冒頭のナレーションと映し出される壁画調の絵では、「別世界(「馬」のいる現実世界)の馬の魂が名前と共に母親の胎内に宿り生まれてくる」とも解釈できるような演出がされている。
ウマ娘の所属チーム
チームスピカ
※1 チームリギルより移籍
※2 アプリ版ではチームシリウス所属
チームリギル
チームカノープス
チームシリウス
※3 アニメ版ではチームスピカ
ウマ娘の一覧
キャラクター名とプロフィールが正式に公開されたウマ娘(67人※1)
※1 公式ポータルサイトのキャラクターに掲載されていないウマ娘も含む
※2 2代目、初代は相坂優歌(2020年交代)
※3 2代目、初代は今村彩夏(2018年引退)
ウマ娘シンデレラグレイ
ウマ娘名 | 声優 | ウマ娘名 | 声優 |
---|---|---|---|
ベルノライト | 根本京里 | ルディレモーノ | 西川舞 |
フジマサマーチ | ノルンエース | ||
ミニーザレディ | サウスヒロイン | ||
セカイトーハー | ベーテシュガー | ||
ジョイメーカー | ウルトライチバン | ||
オーカンメーカー | ロイヤルチェリー | ||
ウォークダンサー | ディクタストライカ | ||
サクラチヨノオー | メジロアルダン | ||
ブラッキーエール | ヤエノムテキ | ||
メイクンツカサ | クラフトユニヴァ | ||
ゴッドハンニバル |
PV版
馬番 : 競走馬名 | 声優 | 絵師 | 当該馬番だったレース |
---|---|---|---|
1 : サイレンススズカ | 高野麻里佳 | 巻 | 新馬戦、1998年天皇賞(秋) |
2 : ブエナビスタ? | 水瀬いのり | 岡田学彌 | 2010年天皇賞(秋) |
3 : ウオッカ | 大橋彩香 | 香川太郎 | 2007年日本ダービー、2009年安田記念 |
4 : トウカイテイオー | 伊波杏樹 | 巻 | 1993年有馬記念 |
5 : ディープインパクト? | 青木瑠璃子 | 虫麻呂 | 2005年日本ダービー |
6 : マルゼンスキー | Lynn | LM7 | 1976年朝日杯3歳ステークス |
7 : キングカメハメハ? | 前田玲奈 | ツネくん | 2004年神戸新聞杯 |
8 : オグリキャップ | 竹達彩奈 | 久方綜司 | 1990年有馬記念 |
9 : タイキシャトル | 大坪由佳 | ぽんず | 1998年マイルチャンピオンシップ |
10 : シンボリルドルフ | 田所あずさ | 虹原 | 1984年皐月賞、日本ダービー |
11 : エルコンドルパサー | 高橋未奈美 | ヘスン | 1998年ジャパンカップ |
12 : ヒシアマゾン | 巽悠衣子 | さいとうなおき | 1995年ジャパンカップ |
13 : スペシャルウィーク | 和氣あず未 | 巻 | 1999年ジャパンカップ |
14 : オルフェーヴル? | 松井恵理子 | まよこ | 2011年菊花賞 |
15 : メジロマックイーン | 大西沙織 | irua | 1991年天皇賞(春) |
16 : テイエムオペラオー | 徳井青空 | 巻 | |
17 : ナリタブライアン | 相坂優歌 | Teddy | 1994年日本ダービー |
18 : ダイワスカーレット | 上坂すみれ | MEL | 2007年桜花賞 |
ウマ娘と出演声優の発表順は、PV内での馬番(ゼッケン番号)と一致する模様。
当初は馬名は発表されず、馬番はモデルとなった競走馬を予想する材料にもなった。
このPVでモデルとなった競走馬の獲得賞金総額は約151億円とのこと。
2016年8月21日、「Cygames NEXT 2016」で新情報が公開され、公式サイトもリニューアル。
これにより14頭がモデル確定に至り、合計獲得賞金は約107億円。
2番ブエナビスタ(13億8643万円)、5番ディープインパクト(14億5455万円)、7番キングカメハメハ(4億2973万円)、14番オルフェーヴル(13億4408万円)という見立てで賞金総額もおおむね合致する。この4頭は馬主から馬名使用の許可を得られなかったと見られている。
主役格の3人以外の馬番は五十音順。一部のウマ娘と声優に変更があった(変更箇所は太字)。
※声優変更については開発中のキャラ画像にファンが馬名と声優名を当てはめた画像を参考にしている可能性が高い。
馬番 : 競走馬名 | 声優 | 絵師 |
---|---|---|
1 : スペシャルウィーク | 和氣あず未 | 巻 |
2 : サイレンススズカ | 高野麻里佳 | 巻 |
3 : トウカイテイオー | Machico | 巻 |
4 : ウオッカ | 大橋彩香 | 香川太郎 |
5 : エアグルーヴ | 青木瑠璃子 | |
6 : エルコンドルパサー | 高橋未奈美 | ヘスン |
7 : オグリキャップ | 高柳知葉 | 久方綜司 |
8 : グラスワンダー | 前田玲奈 | |
9 : ゴールドシップ | 上田瞳 | |
10 : シンボリルドルフ | 田所あずさ | 虹原 |
11 : タイキシャトル | 大坪由佳 | ぽんず |
12 : ダイワスカーレット | 木村千咲 | MEL |
13 : テイエムオペラオー | 徳井青空 | 巻 |
14 : ナリタブライアン | 相坂優歌 | Teddy |
15 : ヒシアマゾン | 巽悠衣子 | さいとうなおき |
16 : フジキセキ | 松井恵理子 | |
17 : マルゼンスキー | Lynn | LM7 |
18 : メジロマックイーン | 大西沙織 | irua |
※変更点
- トウカイテイオー (CV:伊波杏樹 → Machico)
- オグリキャップ (CV:竹達彩奈 → 高柳知葉)
- ダイワスカーレット (CV:上坂すみれ → 木村千咲) [※1]
- 青木瑠璃子 (ディープインパクト? → エアグルーヴ)
- 前田玲奈 (キングカメハメハ? → グラスワンダー)
- 松井恵理子 (オルフェーヴル? → フジキセキ)
- 水瀬いのり (ブエナビスタ?) → 上田瞳 (ゴールドシップ)