概要
2008年9月13日に公開された、八木毅監督、長谷川圭一脚本の特撮映画。横浜開港150周年記念映画である。
特撮番組『ウルトラマンメビウス』の番外編として作られた物語だが、この物語の主人公は本来『ウルトラマンティガ』の主人公だった、長野博演じるマドカ・ダイゴである(冒頭で「主人公の彼(ダイゴ)もまだヒーローではありません」とナレーションが入っている)。そのため、『ティガ』の劇場版作品側面も持っている作品だと言える。
当初、登場するウルトラマンはティガと前作『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』にも登場したメビウスとダンディー4(ウルトラマン・セブン・ジャック・エース)のみだったが、長谷川がウルトラマンダイナとウルトラマンガイアも登場させることを提案し、8人のウルトラマンが登場することになった。
ティガ、ダイナ、ガイアは(短編映画を除いて)世界観の相違から光の国のウルトラマン達とは相容れない存在だったが、本作品では後述の世界観により初共演が実現。更に、ダイゴ、アスカ、我夢が3人揃って変身前の姿で共演するのも初となった。
平成ウルトラシリーズ全般を指揮していた円谷一夫が製作に関わった最後の作品でもあり、2021年現在、TBS系列局が製作に関わった最後のウルトラシリーズの作品でもある。本作ではハイコンセプト・ウルトラマンと『ULTRASEVENX』を制作したCBCが製作委員会に参加(ただし、円谷作品全体に範囲を広げると、10年後に『ティガ』から『コスモス』までの制作局であるMBSがSSSS.GRIDMANに参加、TBS系列局が円谷作品の制作に本作以来10年ぶりに関わっている)。
劇場版ウルトラマンは本作より従来の35mmフィルム撮影からHD24P(ハイビジョン)による撮影に切り替っている。
ティガの起用について、プロデューサーの鈴木清は「ティガは多くの伝説と記憶を残した作品。ウルトラシリーズの総決算の作品を目指す」と語った。
主題歌は「LIGHT IN YOUR HEART」で、長野が所属するV6が『ティガ』本編以来に担当。
本作に出演した二瓶正也は2021年8月21日に亡くなったため、ウルトラシリーズの出演としては最後の作品でもある。
あらすじ
横浜にすむ少年、ダイゴ・アスカ・我夢の三人は、ウルトラマンが大好きだった。少年たちはそれぞれ宇宙飛行士、野球選手、宇宙船を作る立派な科学者になる夢を抱いていたが、ある日彼らは赤い靴を履いた謎の少女と出会う。
時は流れ、夢破れたダイゴは横浜市役所で働いていた。ある日、横浜の空に浮かんだ蜃気楼を見ていたダイゴはいつしか並行世界にワープしてしまい、ウルトラ兄弟の神戸での戦いを目の当たりにするが、すぐに現実世界に戻る。
蜃気楼発生後、幾度となくウルトラマンの夢を見ることとなったダイゴだったが、そのことを話して以来、アスカや我夢もウルトラマンとして闘う夢を見るようになった。そんなある日のこと、いつものように横浜で外国人観光客相手に熱弁を振るうダイゴは、いつしか並行世界に飛ばされてしまい、怪獣キングゲスラと戦うウルトラマンメビウスの姿を目の当たりにする。ダイゴは昔TVで見た知識を元にメビウスに助言し、無事メビウスはキングゲスラを撃破。ミライの姿に変身したメビウスはダイゴに感謝するが、直後にダイゴとミライは元の世界に戻ってしまう。
ミライは横浜の街で暮らすハヤタやダンに声をかけるが、彼等はウルトラ戦士ではないただの人間であることに愕然とする。ミライはダイゴに「この世界を救うには7人の[者が目覚める必要があると『赤い靴の少女』から聞いた」と告げるが、ダイゴは自分たちの世界ではウルトラマンは架空の存在であると答える。しかし、直後に怪獣[[キングパンドン]]が現れる…。
世界観
本作は、今までのどのウルトラシリーズともつながらない並行世界に、メビウスが飛ばされたという物語である。
この世界では『超時空の大決戦』などと同じく『ウルトラマン』が特撮番組として放映され(※)、怪獣などは出現してこなかった。そのため防衛組織も自衛隊や軍隊しか存在しない。
マドカ・ダイゴ、アスカ・シン、高山我夢の3人は、原作なら光の力を受けてウルトラマンに変身するスーパーヒーローなのだが、本作では一般人として登場する。また、本来宇宙人であるはずのモロボシ・ダンや南夕子も、この世界では一般市民扱いである。彼らが変身できた理由は別世界の記憶が流れ込んだ事による補正である。よってこの世界のウルトラマンはメビウスを除き、別世界の記憶を元に誕生した純地球産という事になる。
そのためもあり「人として出来ること」を精一杯やっていかなければならない(ただし、ダンディー4は高速移動を行うなど元から人間離れしていたが)。
なお、この世界では平成ウルトラマンは放送されていないらしい。
(※) 『昭和41年』と明言されているが、矛盾する箇所も多い。例えば、『ウルトラマン』放送時に小学生だったダイゴ、アスカ、我夢の3人は、劇中の描写から『ウルトラマン』第1話放送から少なくとも40年以上が経過していると思われる時間軸においても30代前後の青年にしかなっていない。まあ、現実世界ではないし、もしくは再放送を見ていたというオチだったり、この世界の元号史とミライの元いた世界の年に十数年ほどの差が出ているということも考えられるので、ここまでツッコむのは野暮というものだろう。
登場人物
主役
原典では超古代人の血を引く地球防衛軍TPCの精鋭部隊:GUTSのエリートパイロットだったが、本作では横浜市役所観光課で働く青年。30歳。遅刻や居眠りの常習犯らしい。同僚のレナに憧れ、横浜市役所に就職したため、実際はまだ宇宙への夢を諦めていない。また、彼の母親は「シュシュっと参上する、『水が舞い波が踊る忍者』に変身する人」のそっくりさんだったりする。
ちなみに課長はムナカタリーダーである。
元ネタでは宇宙飛行士を目指す(あれ?)熱血パイロットだったが、本作ではプロ野球選手になる夢を背負い、甲子園の決勝まで登りつめるも、スタンドプレーに走った結果、自滅。夢を諦めきれずに横浜スタジアムのボールボーイを務めている。正史ではダイゴの後輩だったが、本作では同い年。
原作では北斗もかくやというような熱血おバカだったが、この映画では割とまとも。スプーンでセブンの真似をやっていたが。
クライマックスで別世界ではあるが、リョウに投げかけた「ただいま」という台詞に涙したダイナファンは多かったことだろう。なお、偶然か否か次回作の映画では正史のアスカが生存報告をする事になった。
天才科学者なのは元ネタと変わらない(本作においてパラレルワールドを「多次元宇宙論」という量子物理学の観点から科学的に解説した最初の人物てもある)が、現在は周囲からの重圧に耐えかねて横浜ミュージアムの職員をやっている。
ちなみに、正史の高山我夢も『ガイア』が特撮番組として放送されている並行世界に飛ばされたことがある>超時空の大決戦]]。
宇宙警備隊
遠く輝くM78星雲から僕らのためにやってきたスーパールーキー。本作において、唯一原典の登場人物とまったく同一の存在。並行世界ではウルトラ戦士が架空の存在であることを知り、戸惑いながらも怪獣たちから地球を守るために勇敢に戦う。
なお、この映画の時系列はメビウスの世界で言うと『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』から第29話までの間とされる。要するにまだインペライザーや暗黒四天王とも戦っていない時期の話である。
ちなみにスーツは『メビウス』本編で使用されたものではなく新規造形。
この映画を最後に『メビウス』当時のミライが登場する事が無くなった(以降のシリーズは『ウルトラギャラクシー』以降の設定で登場する為)。
ダンディー4
妻のアキコと共に自転車屋を経営する中年男性。レナの父親であり、ダイゴとも親しい。
ちなみに演じた黒部進氏は『ウルトラマンレオ』第30話でゲスト出演し、自転車屋役をやっている。
原典ではM78星雲人が人間に変身した姿だったが、本作ではごく普通の人間。もちろん薩摩次郎ではない。妻のアンヌと共にレストランを営む(また、レストランのコンセプトがハワイアンレストランなのだが、奇しくも『セブン』はハワイで放映された事があったりする)。
ちなみに演じた森次晃嗣氏は現在カレー屋を営んでいる。また、ダンディー4の中で唯一実子がいない(次回作映画にセブンの息子が登場する事になるが)。
妻のアキと共に自動車整備工場を経営する大柄な中年男性。夢のレーシングカー「流星1号」を完成させるのが夢。
ミライには「ジャック兄さん」「新マン兄さん」「帰りマン兄さん」などと何度も別の名前で呼ばれるなど、異名がたくさんあることを(公式に)ネタにされている(ダイゴがウルトラマンジャックの呼称を使っている辺り、『ウルトラマンZOFFY』は公開された世界線だと思われる)。
なお、流星1号は帰ってきたウルトラマン第1話に登場する『流星号』が元ネタで、郷が死亡した際に送り火として燃やされた。郷の蘇生後は2号機の開発が進められていたものの、坂田兄妹がナックル星人に殺害され、計画は頓挫となった。なお、この世界でも坂田健は故人となっている模様。
ちなみに娘のメグを演じた松下恵女史は坂田アキ役の榊原るみ女史の実娘。
妻の夕子と共にパン屋を開いている中年男性。正史同様、勇敢で気が短い。
ミライからは結婚指輪をウルトラリングと勘違いされてしまう。ちなみにパン屋という職業は正史の世界において、北斗がTACに就職する前の職業であったりする。
また、南夕子は看護師資格を持っているが、これは正史の世界におけるTACに就職する前の職業が看護師であることに則ったもの。
ちなみに娘の七海を演じた紫子女史は南夕子役の星光子女史の実娘。
その他豪華な脇役
ハヤタの愛娘。横浜市役所の女性職員。演じた吉本多香美氏がハヤタ役の黒部進氏の娘であることからこの配役となった。
また、上司にシンジョウ・テツオがおり、妹のマユミはこの世界ではニュースキャスターとなっている。
著名なSF作家らしい。TVで横浜に現れた蜃気楼について考察していた。もちろん、一平ちゃんもチョイ役で出ているぞ!
本来のスーパーGUTSの隊長ではなく、熱血な横浜ベイスターズの監督。
学界の第一人者。我夢の友人で学生時代はライバル的存在だった。既婚者。今回はあくまでタイトルが『超ウルトラ8兄弟』なのでウルトラマンアグルには覚醒せず、ウルトラマンガイア以外での変身は9年5ヶ月後の『THE_ORIGIN_SAGA』まで待たねばならない。
また、妻の吉井玲子で出演した石田裕加里女史は、リアルの方でも藤宮こと高野八誠氏の奥様だったりする。この事からあくまで役名こそ藤宮博也だが、実際はあくまで『高野八誠』としての出演という見方もできる。
怪獣に蹂躙される都市で人々の救護に努める医師。看護師の資格を持っていた南夕子と、娘の七海の支援を受けた(これは、南夕子がTACに就職する以前に看護師をしていた事から来たネタである)。
元ネタは劇場版『ウルトラマンコスモスTHE_FIRST_CONTACT』、『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』に登場していた人物なのだが、この映画にコスモスや春野ムサシは登場しておらず、『超ウルトラ8兄弟』にしては珍しい、原典世界のウルトラマンが登場していない作品からのキャラクターである(次回作の映画にはパラレルワールドのムサシが登場する)。
横浜スタジアムのプロ野球公式戦で、始球式を務めた女性。
別の世界では凶悪なエイリアンを相手にするエージェントをやっていたとかないとか。
主役3人が子供の頃に通っていた駄菓子屋の主人で、『ウルトラマン』第1話が放送開始を知ると、何やら嬉しそうな顔をしていた。
- 横浜市長
当時の横浜市長であった中田宏氏その人が本人役で出演。
現実にも勝るとも劣らない毅然とした態度で、事態収拾に奔走する。
この他、横浜北高校野球部監督役に稲川誠を据えるなど、特撮とは別の意味でのレジェンドキャストが出演する本気っぷりである。
回想シーン(というより、ダイゴが一時的に別世界に迷い込んだという方が近いか)で登場。なお、元々はタロウを主役にした映画をやる予定だったとか。
ウルトラマン達の活躍を見守る3人組。元ネタの世界ではそれぞれスーパーGUTSの隊員と、TPCの参謀であった。
元ネタではTPC初代総監であった。この世界では国連事務総長を務める。
かつて『ウルトラQ』や『ウルトラマン』で初代ナレーターを務めた石坂浩二氏が担当している。
- 鈴木清/満田かずほ
シリーズを支えたレジェンドスタッフ。鈴木清プロデューサーはセレモニー出席者として、満田氏はモブとしてゲスト出演した。
- マドカ・ヒカリ
原作にも存在しているダイゴとレナの娘。
エピローグ時点で10歳ほど。つまり、ラストから10年以上は経っている(この映画の舞台を2008年と仮定するならばこの時点で2018年あたり。ちなみにダイゴが実際にウルトラマン放送当時に小学校高学年だったと仮定するとこの時点でのダイゴの年齢は50代ほどとなる。30歳設定に倣うなら40代となる)。
登場怪獣
かつてウルトラ兄弟を苦しめたヒッポリト星人の同族。邪魔なウルトラ戦士のいないこの世界を乗っ取るため、横浜に強化怪獣たちを送り込む。キングパンドンを倒して疲労したメビウスを襲撃し、ブロンズ像にしてしまった。キングゴルドラス&キングシルバゴンと共に横浜市街を破壊して回るが、ウルトラマンの力に覚醒したダイゴとの空中戦に敗れ、ゼペリオン光線を受けて爆発四散する。
残忍で傲慢な性格は、かつて地球を訪れたヒッポリト星人譲りである。
なお、この映画以降は、同族のヒッポリト星人もスーパーヒッポリト星人と同じ姿で登場する機会が多くなった。
かつて東京湾に出現したゲスラの強化怪獣。この世界で初めて出現した怪獣で、横浜の赤レンガ倉庫を滅茶苦茶に破壊し尽くす。ウルトラマンメビウスを毒で苦しめるが、『マン』第6話を見ていたダイゴの助言により弱点のヒレをむしられ、メビュームシュートで倒される。
かつてセブンを苦しめた火を吐く大怪獣、パンドンの強化怪獣。ネオパンドンと同じくオルトロスのような姿に強化されている。火焔のほかに光線技も持つ。ウルトラマンメビウスの連続攻撃の前に敗れ去る。
獅子鼻樹海で猛威を振るった剛力怪獣シルバゴンの強化怪獣。顔がメチャクチャ強面に改造されている。470万馬力(マンの4.7倍)の馬鹿力と青色火炎弾「デモリッション・フレイム」を使い、ビル街を廃墟に変える。兄貴分のキングゴルドラスとタッグを組んでティガを苦しめるが、ダイゴと同じくウルトラマンの力に目覚めたアスカのソルジェント光線を浴びて絶命する。
時空を歪める超能力を持つ超力怪獣ゴルドラスの強化怪獣…なのだが、元ネタにあった数々の反則のような能力は息をひそめ、キングシルバゴン同様の[脳筋キャラになっている。そのせいか体もムキムキマッチョで、長く伸びた角からは「ゴルトニック・サンダー」という稲妻を放つ。弟分のキングシルバゴンと組んでティガを圧倒するが、ウルトラマンの力に目覚めた我夢の[[フォトン・エッジ]]の前に砕け散った。
該当項目参照。
該当項目参照。
頭にカチューシャを付け、白い服装をした、その名の通り童謡の『赤い靴』を思わせる少女。
どの時代どの場面も、子供の姿のままで登場しており、歳を取っている様子が全く見られない。
ウルトラマンメビウスことヒビノミライをこの世界に呼び寄せた張本人であるが、劇中では一切の説明が無いため人間なのか怪獣なのか正体は全くの不明。
黒い影法師とは対の存在であるという説、童謡の赤い靴の少女本人であるという説など諸説ある。
なお、童謡の『赤い靴』は『ウルトラマンタロウ』第45話の元になった歌である。
余談
もともとは前述の通りウルトラマンタロウが主役になる映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟2』というタイトルだったらしい。没設定ではヤプールがヒッポリト星人と手を組み、光の国に戦争を仕掛けると言った内容で、長谷川圭一が執筆したプロットには、タロウの他にメビウスや本作にも登場する4兄弟(ウルトラマン、セブン、ジャック、エース)、前作に登場しなかったウルトラの父、ウルトラの母、ウルトラマンレオ、アストラ、ウルトラマン80、ウルトラマンヒカリ、『メビウス』のレギュラー(CREW GUYSのメンバー)、そして成人している設定で『ウルトラマン』のホシノ・イサム、『帰ってきたウルトラマン』の坂田次郎、『ウルトラマンA』の梅津ダン、『タロウ』の白鳥健一が登場。酉澤安施によるペギラ、バードン、アストロモンス、タイラント、グランドタイラント(タイラントにゴモラ、エレキング、ツインテール、バキシム、アストロモンスが合体した強化版)のデザイン画も完成していた。しかし、『メビウス&兄弟』同様の路線とすることに懐疑的な意見が多く、この案は不採用となった。
合体した強化案の設定の一部はギガキマイラへと受け継がれた。
また、第1稿の脚本段階ではベロクロン、アーストロン、ゴルザ、ガンQの登場も予定されていた。
前作『メビウス&兄弟』は前評判が好調だったことから、公開前の2006年夏の時点で次作品についての検討が始められた。その中で、『メビウス&兄弟』では神戸とタイアップを行ったことが制作や宣伝に効果的であったことから、本作品では2009年に開港150周年を迎える横浜市を舞台とすることが提案され、同年秋に映画製作が正式に決定された。
上記の経緯もあり撮影に際しては横浜市が全面協力しており、通常では映画撮影が難しい横浜中華街や横浜公園においてもロケが行われた。
また劇中の横浜市観光課においては主人公のマドカ・ダイゴと課長のムナカタ以外は本物の横浜市役所の公務員が演じている。
本作はCBCが制作に携わったため、TDG三部作の主人公ウルトラマンもCBC制作の作品に出演することになり、CBCによる専用サイトも制作され、TDG三部作とハイコンセプト・ウルトラマンの全ての作品のサイトがCBCにより作られたことになる。これらのサイトは現在も閲覧でき、そこから本作のサイトを経由して『ネクサス』、『マックス』のサイトにも移行することができるほか、円谷プロ公式サイトからも各6作のサイトに移行することが可能。ちなみに、『メビウス』では昭和ウルトラマンが客演したため、CBCは2021年現在、アニメ作品である『ザ☆ウルトラマン』、放送時期が独立した『ウルトラマンコスモス』を除く当時全てのTVシリーズの主人公ウルトラマンが登場した作品を制作した制作局となる。
なお、内山まもる氏のコミカライズは流れが少し異なっていて、主な差異は次の通り。
- メビウスがキングパンドンとキングゲスラを同時に相手にしたかのような導入になっている。
- 若干言い回しが典型的なヒーローっぽく、技名を叫ぶ(内山先生の作品ではよくあること)。
- キングシルバゴンがフォトンエッジ、キングゴルドラスがソルジェント光線で倒されている。
- 黒い影法師が存在しない為、ギガキマイラはスーパーヒッポリト星人の意思で合体している。
- 横浜上空での戦いでギガキマイラに対して発射している技や着弾した部位が異なる
しかしながら、内山氏がTDG三戦士を同時に活躍させる漫画はこの作品だけであり、内山ファンは読んで損はない(特に内山氏の描くガイアはこの作品にしか登場しないのである)。
関連項目
ジェットビートル ウルトラホーク1号 MATアロー TACアロー
ウルトラ作戦第一号 - 冒頭でダイゴ・アスカ・我夢の三人が視聴している。
ウルトラマンマックス - マックス本人こそ出てこないが、ラストシーンが『マックス』最終回に少し似ている。
バンダイビジュアル/エモーション:ロゴが作中に登場。気になる人は是非探してみよう。
ウルトラマンクロニクルZヒーローズオデッセイこちらで一部が放送された際にはティガの声がTVシリーズと同じ真地勇志氏のものに差し替えられている。ただしギガキマイラに攻撃するシーンの中で一瞬だけ長野氏の声になっているシーンがある。