神奈川県
かながわけん
概要
関東地方南西部、相模湾と東京湾にのぞむ県。北西部は丹沢山地が占め、
その南には西から箱根山地、酒匂川の足柄平野、秦野盆地と大磯丘陵が続く。
大阪府を抜いて、東京都に次いて日本で2番目に人口の多い都道府県となり、また県庁所在地である横浜市も大阪市の人口を抜き、日本で唯一人口が300万人を超えた自治体となった。
但し、近年は人口増加率では愛知県や埼玉県に後塵を拝しており、特に湘南地区等の県南部で人口減少が激しい傾向があり、人口増加には県央地区と川崎市の影響が大きい。(横浜も南部の減少が激しい。)
しかし、2017年3月31日に足柄下郡真鶴町が過疎地域に指定された。これにより、過疎地域が存在しない県が消滅した(隣接する東京都は島嶼部と奥多摩町等の西多摩地区の一部が過疎地域に指定されている。また、大阪府も2014年に千早赤阪村が過疎地域に指定されるまで過疎地域に指定された自治体が存在しなかった)。ただし、過疎地域の数は大阪府と共に最も少ない。一方、真鶴町以外でも局地的に過疎地域の問題に直結している地域がある(箱根町は人口減少が著しいが、幸いな事に財政が豊かであることから過疎地域の指定を免れている状況である。他には三浦市や南足柄市など。)。
交通
鉄道
基本的に東高西低の鉄道の状況であり、横浜や川崎よりの地域は鉄道が充実している一方、県西部は小田原周辺を除き基本的に、小田急小田原線とJR東海道線が命綱になっている。
南北を縦断する鉄道としては南武線、横浜線、相模線がある他、東京都や大阪府を除いた県では最も多くの大手私鉄が通っている。
南北を通る鉄道以外は基本的には小田原駅、横浜駅か東京都心を通る路線が大半である。
県内のJRの在来線は全てJR東日本だが、御殿場線は関東で唯一のJR東海の在来線である。
南北を縦断する鉄道では国鉄時代は単線区間が多く、南武線が1937年頃から開始した複線化も30年かかってようやく1966年には全線複線化し、
後に横浜線が1968年頃から複線化が始まり、70年代頃は町田駅まで、80年代後半は相原駅まででスローペースながらにも、分割民営化後の1988年に全線複線化となった。
1991年3月までは相模線が県内唯一の非電化路線だったが、電化したことによりJR私鉄共に全路線が電化している。
道路
こちらも東高西低であり、国道129号から東は基本的に片側2車線以上の道路が多く、利便性として非常に高い。
但し、国道246号や国道16号相模原市内区間は非常に混雑するので注意が必要となる。
一方、県西部は東名高速道路や小田原厚木道路などの有料道路を除いて基本的には片側1車線の道路であり土休日になると非常に混雑する。
又、山間部を通る区間もあるので勾配も激しい。(国道412号、国道413号等)
県内の運転は右折レーンが渋滞する傾向がある他、都内と異なり右折信号が赤になっても車が進むので注意が必要となるが右折信号の点灯時間は他県より長め。
但し、埼玉県内や都内に比べると信号間の距離が長めとなっている(信号機のある交差点数だと都内や埼玉の方が多く1万以上、大して神奈川は1万未満。)。
信号機メーカーの状況
アルミ灯器が入る以前は京三製作所と小糸工業が大半を占めており、日本信号は丸形以前の灯器は存在しない。
アルミ灯器参入後に日本信号、薄型灯器参入から星和電機と信号電材が本格的に参入してきた。
薄型信号の傾向として、京三製作所・コイト電工・日本信号の順に多く、信号電材や星和電機はまばらとなっている。
但し、電材灯器は低コスト灯器を含めて京三製作所や星和電機のプレートも貼ってあるので注意が必要となる。
薄型信号機は他県と異なり歩灯・車灯共に、標準庇が主力となっている。
西日対策は日本一消極的な県で昭和50年代からブツブツレンズを導入し、LEDも薄型になるまでプロジェクター式が主流で、薄型後も面拡散型が主流となっている。
又、古くから30cmレンズ灯器に積極的に神奈川県で現存する車両用信号は低コスト灯器以前の灯器は基本的に30cmレンズのみが採用されている。
音響用信号機は嘗て、故郷の空や通りゃんせが採用されていたが、21世紀に入ると擬音式に次々と切り替わり、2015年(平成27年)度には音楽式は絶滅し、現在は擬音式のみとなっている。
又、音楽式・擬音式共に警告音が付いているのも特徴となっている。
警告音は
- コイト電工 (ピーポー、ピーポー)
- 京三製作所 (プップッ、プップッ)
- 日本信号 (プープー、プープー。)
となっている。
尚、日本信号の警告音に関しては擬音式以降に導入されたため、音楽式は存在しない。
又、京三製作所は警告が2種類あり、警告音の関係で主道が故郷の空→かっこう、従道が通りゃんせ→ピヨピヨになっている。
元々、主道がピヨ、従道がカッコウを入れる予定だったので、一部交差点には従道がかっこうで主道がピヨをなる交差点もある。
データ
※人口、人口密度、世帯数は神奈川県ホームページより引用
関連タグ
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地名
海老名市 厚木市 小田原市 茅ヶ崎市 平塚市 伊勢原市 座間市 大和市 三浦市 逗子市 綾瀬市 秦野市 南足柄市 葉山町 愛川町 清川村 寒川町 箱根町 大井町 山北町 真鶴町 湯河原町 大磯町 二宮町
名所
グループ・団体
音楽
サザンオールスターズ TUBE(厚木市・座間市) LUNA SEA(秦野市) いきものがかり(厚木市) キマグレン(逗子市)
神奈川県を舞台とする作品
(50音順)
小説(ライトノベルを含む)
- 青の炎(湘南)
- 太陽の季節(逗子市)
- ビブリア古書堂の事件手帖(鎌倉市)
- 流星の絆(横須賀市)
- 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない(藤沢市)
ドラマ
漫画
アニメ
- TARITARI(藤沢市)
- つり球(江の島周辺)
- 南鎌倉高校女子自転車部(鎌倉市)
- はいふり/ハイスクール・フリート(横須賀市)
- RELEASE_THE_SPYCE(川崎市)
神奈川県出身(もしくは出身と思われる)キャラクター
- 相沢栄子、相沢千鶴(侵略!イカ娘、鎌倉市)
- 梓川咲太、梓川かえで(青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない、藤沢市)
- 天海春香(アイドルマスター、二宮町)
- 荒木比奈(アイドルマスターシンデレラガールズ)
- 桜坂しずく(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、鎌倉市)
- 川添珠姫(バンブーブレード)
- 坂井和奏(TARITARI)
- 桜木花道(スラムダンク)
- 桜野音羽(スカイガールズ)
- 茂野吾郎(メジャー)
- 佐藤寿也(メジャー)
- 真田ユキ(つり球)
- 沢渡楓(たまゆら)
- 沢村正治(美鳥の日々)
- サンレッド(天体戦士サンレッド、川崎市高津区)
- 瀬田宗次郎(るろうに剣心)
- 橘一夏(うた∽かた)
- 星野明日香(センチメンタルグラフィティ)
- 宮沢雪野(彼氏彼女の事情)
- 山村喜三太(忍たま乱太郎)
- 皆本金吾(忍たま乱太郎)
- 海常高校男子バスケットボール部(黒子のバスケ)