ブレイブドラゴン!
聖刃抜刀!
「変身!!」
刃王剣クロスセイバー!創世の十字!
煌めく星たちの奇跡とともにー!
気高き力よ、勇気の炎!
クロスセイバー!クロスセイバー!クロスセイバー!
交わる十本の剣!
概要
『仮面ライダーセイバー』の主役ライダー・仮面ライダーセイバーの最強フォーム。
ブレイブドラゴンワンダーライドブックを聖剣ソードライバーに装填し、新たな聖剣・刃王剣十聖刃を抜刀することで変身する。第38章より登場。
英語表記は「CROSS SABER」では無く「XROSS SABER」であり、これは刃王剣十聖刃の方も同じ。
容姿
シルエットはブレイブドラゴンとほぼ同じで、殆どが色違いと言って差し支えない(実際に公式からも色違いと言われている)。ボディは夜空をイメージした青紫、または紺色がベースで、所々に星の意匠が成されている。
また右手の掌は白く、指の先が黄色くなっている他、頭部の剣「ソードクラウン」が火炎剣烈火を模した形状から刃王剣十聖刃を思わせる大型の「ハオウソードクラウン」へと変化している。
スペック
身長 | 223.0cm |
---|---|
体重 | 98.5kg |
パンチ力 | 64.7t |
キック力 | 110.8t |
ジャンプ力 | 117.8m(ひと跳び) |
走力 | 0.6秒(100m) |
数値スペックは今までのセイバーの全強化形態を遥かに上回る数値となっている。
また、歴代最強フォームの中でも上位であり、特にパンチ力は前作のゼロツーを上回る。
ただ、セイバー内のライダーと比較すると意外にもソロモンのオムニフォースとはキック力以外僅差でこちらが上、キック力は僅か0.1tだが下であると、実際の戦闘力は段違いだが、数値的にはほぼ互角である。
能力
神獣「ブレイブドラゴン」と刃王剣十聖刃の力を宿しており、変身者の勇気と創造力を糧として強大な竜の力を齎すとされている。
銀河の色に染め上げられた甲冑・ハオウソードローブは、聖剣から流れ込む叡智の奔流、そして変身者の創造力によって満たされており、限界を超えた能力を発揮する事が可能。
右腕のコスモバーンガントはブレイブドラゴンと同じ能力に加え、聖剣の発する光輝を纏う事で、あらゆる剣技の威力や特殊効果を想定外の領域へと引き上げる能力を持つ。
複眼のハオウバイザーはソロモンと同じく自身を取り巻くあらゆる力の流れを視覚情報として捉えることが可能で、創造力豊かな変身者であれば、刃王剣十聖刃によって全知全能の書を制御し、万物に宿る無限の可能性、ひいては新たな物語の創造へと繋がるヒントを見出すことも出来るとされる。
また、刃王剣十聖刃の持つ絶大な力により世界規模での能力行使や、世界の書き換えて修復と言った強力な能力を使う事が出来る。
第42章では、ワンダーワールドの侵食を防ぐ事が出来る事も判明。
この能力自体は他の聖剣でも使用可能(5年前は上條大地が烈火で使用して侵食を止めた)だが、刃王剣は更に大規模の侵食であっても他の聖剣と力を合わせ、巨大結界陣を敷く事で防ぐ事が出来る。
第43章では、敵の放った攻撃を狼型のエネルギー体に変換して反撃を仕掛ける技や、隠されていたストリウスのアジトへの道を開く能力を披露した。
因みに、刃王剣の能力で他の聖剣を複製する事も可能な為、クロスセイバーの状態でも烈火は引き続き使用可能で、劇中でも刃王剣と火炎剣の二刀流を披露している他、複製した聖剣を他の剣士達にシェアさせる場面もあった。
但し、攻撃を吸収した上で自分の技に出来るカリュブディスの様な相手は自分の技が吸収される上に相手の手数が増えて千日手になってしまう可能性がある為、相性が悪い(実際に劇中でもそれに近い事を言われている)。その場合は刃王剣十聖刃を使用しない戦法を取らなければならない(劇中では、刃王剣の聖剣召喚能力によって時国剣界時を召喚して対処した)。
他にも、世界の書き換え以外は基本的にそれぞれの剣士達の聖剣及び剣技を(底上げして)使用する戦法であり、飛羽真が他の剣士と比べて「剣の実力」が未熟である為、自身の技を把握している相手や自身と同じ技を使う相手、純粋に剣の実力が高い相手も相性が悪い。その為、カリュブディスの吸収に似た能力に加えて、現在の剣士達の技を作り出した祖であるロード・オブ・ワイズ(しかもクロスセイバーが戦ったクオン以外も剣士の技のトレースが出来る)は相性最悪とも言え、相手にした4体の内の1体にすら殆ど手も足も出ない状態だった。
必殺技
- 刃王創星斬
刃王必殺読破!
聖刃抜刀!刃王一冊斬り!
セイバー!
バックルに刃王剣十聖刃を納刀、トリガーを引いてから抜刀して発動。
刃王剣十聖刃を振り回し、刀身から放出された虹色の光で様々な事象を引き起こす。
第38章では破壊された街を世界を書き換え、新たに創造し直す事で元に戻している。
攻撃技としては星雲の様なオーラを帯びた斬撃を繰り出す技となっており、衝撃の余波だけでもソロモンを吹き飛ばす威力を見せた。第40章では星の様に輝く斬撃波を放ち、ソロモンが最光と月闇で作り出したブラックホールの様な物を破壊した。
映画公開記念合体SPでは、ツーカイザーとの同時攻撃でオリヒメワルドを撃破した。
ガンバライジングでは相手の背後に斬撃を飛ばすと、空間が開き吸い込む。
元ネタはビッグバンか。
- 銀河大爆発
刃王必殺読破!
刃王一冊撃!セイバー!
バックルに刃王剣十聖刃を納刀、トリガーを2回引いて発動。ライダーキック技。
青く煌めくエネルギーを右足に込めて飛び蹴りを放つ。
ガンバライジングでは派生形態に連続変身して攻撃を叩き込み、通常形態に戻ってライダーキックを叩き込む。
元ネタは刃王創星斬と同じくビッグバンか。
- クロス斬り
○○!既読!
○○!クロス斬り!
エンブレムのスライド操作によって聖剣の力を読み込んで発動。
読み込んだ聖剣を模したエネルギー体を生成し、それぞれの特性に応じた攻撃を行う。
また、刃王剣十聖刃自体に聖剣の能力を投影して使用することも可能。
1度の発動で1~10本の聖剣の能力を使用でき、同種の聖剣であれば複数同時に召喚出来る他、1本ずつであれば実物大の分身を召喚してそれぞれの剣士に使わせる事も出来る。41章ではバスターとスラッシュにそれぞれの聖剣の分身を渡し、二刀流を実現した。
下記の「星烈斬」系の技は選択した聖剣の力を全て同時に発動するが、この技では順番に1本ずつ使用される。また、この時召喚した聖剣は能力が拡大解釈されている節があり、明らかに1聖剣が持てるスペックの限界を超えている。
聖剣 | 能力 | 使用章 |
---|---|---|
火炎剣烈火 | 複数の烈火を周囲で回転させ攻撃を防ぐ | 38章 |
“ | 炎を纏った斬撃を放つ | 40章 |
水勢剣流水 | 剣に水流を纏わせ攻撃を受け流す | 39章 |
雷鳴剣黄雷 | 大量の黄雷から雷を降らせる | 38章 |
土豪剣激土 | 巨大な激土を召喚し切り裂く | 38章 |
“ | 激土を召喚 | 41章 |
“ | 激土を召喚し、敵の攻撃を受け止めつつカウンターで斬り付ける | 42章 |
風双剣翠風 | 手裏剣モードの翠風が途中で二刀流モードに分離し、左右から挟み込む | 38章 |
音銃剣錫音 | 銃奏モードの錫音から極太のビームを発射 | 38章 |
“ | 錫音を召喚 | 41章 |
闇黒剣月闇 | - | - |
光剛剣最光 | - | - |
煙叡剣狼煙 | - | - |
時国剣界時 | 界時を召喚 | 43章 |
- 星烈斬
刃王必殺リード!既読三聖剣!
刃王剣必殺読破!星烈斬!
エンブレムを押し込んだ後にスライド操作によって三聖剣を力を読み込んで発動。
烈火、流水、黄雷の力を使った斬撃を繰り出す。
第39章と『スーパーヒーロー戦記』で使用。
- 刃王星烈斬
刃王必殺リード!既読六聖剣!
刃王必殺読破!刃王星烈斬!
エンブレムを押し込んだ後にスライド操作によって六聖剣の力を読み込んで発動。
炎・水・雷・土・風・音の六聖剣の属性を帯びた斬撃を連続で放つ。
発動時、セイバーの背後には六聖剣の幻影が浮かぶ。
- 刃王クロス星烈斬
刃王必殺リード!既読十聖剣!
刃王必殺読破!刃王クロス星烈斬!
エンブレムを押し込んだ後にスライド操作によって十聖剣の力を読み込んで発動。
巨大な十聖剣の幻影を宇宙空間まで飛ばし、全知全能の書の儀式と同様の陣形を構築。
巨大な剣士の幻影が各聖剣を振るう形で一斉に攻撃を行う。
世界7か所の大都市に遍在した「巨大なる終末の書」を同時に消滅させる等、威力・手数・射程距離・効果・適応力の全てに優れた大技である。
「星烈」は「整列」とかけていると思われ、元ネタは惑星直列もしくはグランドクロスか。
第44章では全ての聖剣を召喚して射出するパターンと、聖剣を重ね合わせてバリアを形成するパターンを見せた。
第46話では上記の「クロス斬り」の様な使い方をした他、刃王剣を突き立ててワンダーワールドの浸食を食い止めた。
先述の連続クロス斬り方式で使った内容は以下の通り。
聖剣 | 能力 |
---|---|
火炎剣烈火 | 十聖刃との二刀流で敵の攻撃を弾く |
水勢剣流水 | 黄雷との二刀流で水を纏った斬撃を繰り出す |
雷鳴剣黄雷 | 流水との二刀流で雷撃を纏った斬撃を繰り出す |
土豪剣激土 | 激土を盾として敵の攻撃を防ぐ |
風双剣翠風 | 手裏剣モードで敵の攻撃を防ぐ |
音銃剣錫音 | 剣盤モードで音の斬撃を放つ |
闇黒剣月闇 | 最光との二刀流でブラックホールの様な物を発生させる |
光剛剣最光 | 月闇との二刀流でブラックホールの様な物を発生させる |
煙叡剣狼煙 | 大量の煙を発生させて目眩しを行う |
時国剣界時 | カイジスピアを上空から突き立てる |
- 烈火居合
烈火居合!
読後一閃!
ソードライバー必冊ホルダーに火炎剣烈火を納め、抜刀することで発動。
「刃王創星斬」との同時攻撃という形で使用し、燃え盛る火炎剣烈火と銀河の輝きを放つ刃王剣十聖刃による滅多切りを放つ。
『ビヨジェネ』にて使用。
形態
最終形態としては拡張性が高く、ワンダーライドブックによって更なる派生形態がある珍しいタイプの最終フォーム。聖剣が変わる事も踏まえ、新たな基本フォームとも言えるだろう。
形態名は正式には「仮面ライダー」から始まるがここでは省略する。
通常形態
ブレイブドラゴンワンダーライドブックを使用した基本形態であり、ここから様々なライドブックを介して派生形態へと分岐する。
クリムゾンセイバー
ブレイブドラゴン、ストームイーグル、西遊ジャーニーで変身する形態。
こちらは元のセイバーにおけるクリムゾンドラゴンに相当する形態で、元々特化していた炎属性に加えて刃王剣の属性攻撃も健在である為、通常のワンダーコンボのそれを遥かに凌駕する能力を発揮出来る。
フィーチャリングセイバー
ブレイブドラゴンにブレイズのライオン戦記、エスパーダのランプドアランジーナを組み合わせた特殊形態。
クロスセイバーの派生形態の中でも最も強力で、一時的にではあるが全知全能の書の一部を使用しているオムニフォースワンダーライドブックを丸ごと焼き焦がし燃えカスにする程の攻撃力を持つ。
非常に強力である一方で、倫太郎と賢人が安全な状況である(且つ本人が変身出来ない程度に弱っている?)必要もあるからか、本編登場は第40章の一度だけのレアな形態。
(ハイブリッドセイバー)
ブレイブドラゴンとキングオブアーサーで変身する形態。
クロスセイバー版のドラゴンアーサーに当たる形態であり、恐らくキングエクスカリバーと刃王剣の二刀流を主軸としたファイトスタイルを取ると思われる。
玩具のパッケージにはこの組み合わせで紹介されていたが本編未登場に終わった。その為、上の画像はあくまでもイメージ。
活躍
- 第38章「聖剣を束ねる、銀河の剣。」
「俺達の思いが!未来をつくるんだ!!」
剣士達の未来を創る強い想いが反応した事で10本の聖剣が光り、全知を司る聖剣・刃王剣十聖刃が誕生し初変身。
巨大な剣士達の幻影を放ち、仮面ライダーソロモンが世界中に展開していた「巨大なる終末の書」を一撃で破壊、破壊された街を一気に修復した。
さらにソロモンが放った大量のキングオブソロモンをクロス斬りの連続発動で次々に破壊、必殺技「刃王創星斬」の一撃でソロモン諸共纏めて撃破した。
- 第39話「剣士よ、信じる道を行け。」
ストリウスのけし掛けたカリュブディスメギドをブレイズ・タテガミ氷獣戦記に任せ、自身は仮面ライダーソロモンと一騎打ち。
オムニフォースによる多彩な攻撃をものともせず終始圧倒、逆に「刃王星烈斬」でダメージを与える。
更にクリムゾンセイバーに強化変身してワンダーワールドを模した空間を作り出して繰り出すソロモンの攻撃をも悉く捌き、「刃王爆炎紅蓮斬」で巨大カラドボルグ毎ソロモンを斬り裂いて無傷で変身解除まで追い込んだ。
- 第40章「輝く友情、三剣士。」
ブレイズ、エスパーダと共に、オムニフォースの力でユーリもろとも光剛剣最光と闇黒剣月闇を手にしたソロモンと激突。今回はイザクが本気になった事もあり、ソロモンから初のダメージを受けるが、抜群のコンビネーションでソロモンを追い詰め、「銀河大爆発」、「レオ・ブリザード・カスケード」、「オーロ・ボンバルデーロ」のトリプルライダーキックを叩き込み変身解除させた。
しかし、一瞬の隙を突かれオムニフォースの力でブレイズとエスパーダが操られてしまう。
ワンダーライドブックの力を通じた肉体操作はクロスセイバーには通じなかったが仲間を攻撃する事は出来ずに防戦一方に追い込まれてしまう。
しかし、イザクの暴挙に怒りを燃やした2人はオムニフォースの力を振り切り、直後に放たれた月闇での攻撃も意識を取り戻した光剛剣=仮面ライダー最光によって無効化。
更なる派生形態・フィーチャリングセイバーへと強化変身し、「銀河友情蹴烈破」で今度こそソロモンに引導を渡した。
- 第41章「二千年、綴られた願い。」
デザストの力を得て強化復活したカリュブディス・ハーキュリーに苦戦するバスターとスラッシュの元に今回は最初からクリムゾンセイバーに変身して登場。刃王剣の力でバスター、スラッシュと共に二刀流を披露し、必殺技の連続攻撃で撃破した。
- 第42章「はじまる、美しい終わり。」
ワンダーワールドの侵食を止めるために奔走する最中、デザストの襲撃を受ける。流石のデザストと言えどクロスセイバー相手には真っ向から打ち負かされ、デザストの攻撃に対してはカウンターの激土クロス斬りを浴びせる。
しかし、ダメージを受けてもすぐさま修復されるはずのデザストの身体は治らず…
- 第43章「激突、存在する価値」
取り込まれてしまった人々を解放する為、パワーアップしたカリュブディス・ハーキュリーと再度激突。
様々なメギドの力を操るカリュブディスと一進一退の攻防を繰り広げるが、あらゆるモノを喰らうカリュブディスには相性が悪い為、デュランダルとサーベラが主体の戦法に切り替え、連携攻撃でカリュブディスを攻め立てる。
カリュブディスをあと一歩の所まで追い込んだその時、突如としてストリウスが現れて始まりの5冊の本で攻撃を放つ。
セイバー達が怯んだ瞬間になんとストリウスは自分をカリュブディスに捕食させてしまう。
崩れ落ちるカリュブディスの体から現れたストリウスの手には新たなライドブックが握られており…
- 特別章「界賊来たりて、交わる世界。」
『スーパーヒーロー戦記』直前スペシャル。並行世界からやって来たゾックス/ツーカイザーとブレイズ、エスパーダと共に共闘しオリヒメワルドと激突。「刃王創星斬」と「ツーカイザーゴールドスクランブル」の同時攻撃で見事に撃破した。
- 第44章「開く、最後のページ。」
仮面ライダーストリウス、そして彼の能力によりロード・オブ・ワイズとして蘇った四賢神と交戦。
クロスセイバーの基本戦法が剣士達の技を使う物だった為、その剣技の祖である賢神には攻撃は通じず、「刃王クロス星烈斬」ですら返されてしまう。
更に追撃に放たれたストリウスの巨大エネルギー弾(これ程の力でありながら何と必殺技ですら無い)を同じく「刃王クロス星烈斬」で生み出したバリアで受け止めようとするが、そのパワーを受け止め切れず遂に初敗北を喫した。
- 第45章「十剣士、世界を賭けて。」
最上階にいるストリウスを目指して滅びの塔を突き進む剣士達。塔の4階に到達すると、そこには最強の賢神であるロード・オブ・ワイズ クオンが立ち塞がっていた。
ゴールデンアランジーナへ変身したエスパーダと共に立ち向かうが、その強力なカウンター能力の前に再び変身解除にまで追い込まれてしまう。
しかし、その後蓮が救助に駆けつけ、彼とバトンタッチした飛羽真はストリウスとの最後の戦いに挑む。
- 第46章「さようなら、私の英雄。」
ボロボロになりながらも遂に最上階にたどり着いた飛羽真。互いの信念を賭けてストリウスとの最終決戦が始まる。
前回のリベンジとばかりに一進一退の攻防をストリウスと繰り広げるが、やはりストリウスの力は強大で全ての聖剣をフルに活用した「刃王クロス星烈斬」も決定打にはならず、ストリウスの必殺技「ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド」によって世界の崩壊が更に加速してしまう。
すぐさま「刃王クロス星烈斬」を発動、刃王剣を投擲して崩壊を食い止めるが、ストリウスの強烈な一撃を火炎剣烈火では防ぎ切れずに直撃して変身解除されてしまい、飛羽真は深い大穴の中に突き落とされてしまう……
アスモデウスとの決戦にて変身。
ゼンカイザーと共に連続攻撃でアスモデウスを追い詰め、「星烈斬」と「ゼンカイフィニッシュバスター」の同時攻撃でトドメを刺そうとするが、弾き返されてしまう(ここで特筆すべき点はクロスセイバーの「星烈斬」も本作で初めて通用しなかったのだが、ゼンカイジャー共通の必殺技「ゼンカイフィニッシュバスター」も本編では撃破率100%を叩き出した超強力な必殺技である)。
その後、謎の2人のライダーが現れアスモデウスを撃破し巨大化する。ゼンカイザーを取り込んだワンダーライドブックでスーパーヒーロー戦記へとフォームチェンジし、他のヒーローと共にアスモデウスを撃破した。
挿入歌
余談
- デザイン面に関しては平成ライダーの最強フォームに多かったてんこ盛り路線を避け、初期フォームを発展させた形態と言う事になり、この点は平成ライダーの最強フォームとの差別化であるシンプル路線を継承したと言う事で概ね好評。
- その一方で、大胆に色を変えたとは言え新規に造形された頭部以外は初期フォームの全ての造形を再起用したデザインとなっており、この点に関しては元々「強化形態前提の不完全なデザイン」と言う事からやや批判の声もある。
- 公式では最強フォームのルーツとしてパワーアップして色のみが変わったチャージアップを挙げており、クロスセイバーもこの先祖返りとしている(チャージアップは強化で角が増大し、クロスセイバーはこの点も踏襲している)。
- ネット上では当初「ブレイブドラゴンのスーツのリペイントなのでは」と言う意見も見られたが、宇宙船ver.173にて新規造形スーツである事が判明。
- ベーススーツにはアップ、アクション兼用の物の他にフォームチェンジ用の物まで新造されている。
- 通常フォームと同型と言う一見シンプルな造形だが、その実態は「宇宙柄がマスキング塗装で描き切れないので、殆ど職人による手描き(もはや人物大アート)」、「柄のせいでグリーンバックの色が映りこみ抜けてしまう危険性」等、かなりの苦労の上で製作されている。
- 同柄の派生形態が複数ある事も踏まえるとその苦労はかなりの物だと予想され、公式サイトでも「普通に全部のせパワーアップをさせた方がよっぽど簡単だったのでは」と評されている。
- 食玩フィギュア「装動」においても相当な労苦を生み出しており、グラデーションを出す為の素体の塗料の配分、シールの使用率は愚か、極初期の試作モデルではラメ入りのクリアモデルの作成等と、艱難辛苦となっていた。
- 更にSOFVICSでは設定を見た段階で担当から「SOFVICS化するのは絶対に不可」と判断されてしまい、それでも何とか再現しようと全身フル塗装にした結果、コストが掛かり過ぎて赤字になってしまっている。
- また、一部視聴者の間でクロスセイバーの影響でソロモンのスーツが低コストになったのではないかと邪推される事も。
- 特別章にてツーカイザーと共闘し、オリヒメワルドのトジルギアを粉砕したクロスセイバーだが、この話の影響で必殺技の威力が戦隊ロボクラスと言うイメージを持たれている。
- だが、これは間違いで実はトジルギアが破壊されずにダイワルドになるのはワルドが倒された時点でトジルギアは限界の状態で只単に破壊されるまでに少し時間が掛かるだけである事と、(作劇の都合上)クダイテストが絶妙なタイミングでトジルギア粉砕までに間に合うからであり、クダイテストが間に合わなければ戦隊ロボ戦を行わずとも普通にゼンカイジャーの必殺技だけで破壊出来る事は序盤の時系列である『赤い戦い』で判明している為、必殺技の威力に関しては関係無かったりする。
- 実際に、『ゼンカイジャー』本編でもゼンカイジャーがヒドケイワルドを倒した際にも普通にトジルギアの破壊に成功しており、ゾックスはその事を知らないだけだった様である(この事実はゾックスはどちらのケースでもその場に居合わせてなかった為知る余地が無い)。
- もっとも、知らないとは言え百戦錬磨の戦士であるゾックスが素直に感嘆を述べている時点でクロスセイバーの力も相当なモノであるのは確かではあるが。
- 更に、その後の『ゼンカイジャー』本編ではゲゲに乗っ取られたステイシーによってギアトジンガーの銃撃のみで破壊されている為、どうやらトジルギア自体の強度はそこまで高くない様子。
- この為、トジルギアの強度はクダックが取り込んでいる事も関与している可能性がある。
- 最終フォームで専用武器を持つのはインフィニティースタイル以来である(令和ライダーとしては初)。
- 既存の強化アイテムでの他形態への変身が可能かは不明だが、少なくとも玩具的には対応していない。「ブレイブドラゴン・ライオン戦記・ランプドアランジーナの組み合わせ」、「レジェンドライダーライドブックのみの組み合わせ(冊数は問わないが、別ライドブックが混ざると不可)」のみを例外として、後は何冊ライドブックを差したかのみによって決定される(よって変身音は、4形態+レジェンドの5パターン)。
※比較動画
- 仮面ライダーの企画案の1つに「クロスファイアー」があるが、奇しくもセイバーの主人公は火属性である。
- 第38章のあとがきでは「同じ形状のパーツを持った別の仮面ライダー」と書かれている。これは『セイバー』においては「仮面ライダー=聖剣に選ばれ変身する戦士」であり、ソロモン以外の基本形態のモチーフは本よりも聖剣の要素が大半を占める為、新たな聖剣を使用して変身するクロスセイバーはセイバーとは別のライダーであると言う理屈だと考えられる。
関連イラスト
通常形態
クリムゾンセイバー
フィーチャリングセイバー
関連キャラクター
オールマイティセイバー:最終章に登場する最終形態。こちらは「全てのワンダーライドブックの力を結集した形態」であり、「全ての聖剣の力を結集した形態」であるクロスセイバーとは対の関係であると言える。
ファンタスティックライオン:銀河に関する『仮面ライダーセイバー』に登場する形態。配色も似ている。星の意匠を持つことも一致。
タテガミ氷獣戦記:2号ライダー・ブレイズの最強フォーム。基本フォームからカラーが大幅に変更される(セイバーの場合 白黒赤→紺、ブレイズの場合 青→白)ことと、属性が変更される(セイバーの場合 火→銀河、ブレイズの場合 水→氷)ことが共通している。
チャージアップ:ルーツにして元祖最強フォーム。強化によって角が大きくなるのもクロスセイバーと同様である
装甲響鬼、グランドジオウ:似たような命名の仕方のの最強フォーム。特にグランドジオウは今までの力を纏めた形態であることも共通点。ただ、こちらは纏めている数が2倍となっている。
ウォズギンガファイナリー:従来の形態に無かった宇宙要素を持ち、尚且つ複数の派生形態に変身する最強フォーム。
タイプトライドロン、ゲイツリバイブ:複数の形態を持つ最強フォーム。
インフィニティースタイル:専用武器を持つ最強フォームの先輩。更に、最強フォームをベースに更なる強化形態を持つという共通点もある。
メテオフュージョンステイツ、メテオなでしこフュージョンステイツ、仮面ライダーギンガ:スーツが酷似。
フォーゼ コズミックステイツ:ガンバライジングのレジェンドクロスキャンペーンでチームを組んだライダー。共通点は「青い銀河の最強フォーム」。また、それまでに登場したアイテムの力で更なる派生形態(正確に言うと派生形態と言って良いか微妙だが)を生み出せるという共通点も持つ。
関連タグ
仮面ライダーセイバー セイバー(仮面ライダー) ブレイブドラゴン
最強フォーム 最終フォーム てんこ盛りフォーム 強化フォーム
ジーニアスフォーム:仮面ライダービルドの最強フォーム。物語の展開で最終回前に変身用アイテムを失って変身不可能になった最強フォーム繋がり。
シャイニングフォーム:前世代ライダー2番目の主役ライダーの最強フォーム。
グランドクロス:占星術において惑星が十字に並ぶ現象のこと。凶兆とされ、終末論にも結び付けられた。
ツーカイザー、キュアラメール:同期・ラメールは同時期に登場する戦士。
スーパーゼンカイザー&スーパーツーカイザー、エクセレン・トロピカルスタイル:ニチアサ同期に登場する強化形態。
最終フォーム&最強フォーム
仮面ライダーゼロツー←仮面ライダークロスセイバー→アルティメットリバイ&アルティメットバイス
本編終了後の活躍(ネタバレ注意!)
※ここからは本編終了後の情報になりますので拝見される際にはご注意をお願いします。
- 『仮面ライダーセイバー ファイナルステージ』
最終章にて新たなワンダーワールドの守護者となった刃王剣十聖刃だが、飛羽馬の想いに呼応して飛来。
変身し、アスモデウスにより甦らされた仮面ライダーストリウスと交戦。撃退するも、現れた仮面ライダータッセルに刃王剣を奪われ、カリュブティスに吸い込まれ変身解除させられてしまった。
「仮面ライダーリバイス」第13話のOPにて登場が判明する。
本編ではソードオブロゴスの剣士達や仮面ライダーリバイスのライダー達の想いからブックゲートを通じて刃王剣十聖刃が飛来する。リバイスの新たなゲノムチェンジ・ネオバッタゲノムと完全体となった仮面ライダーセンチュリーと共にディアブロと激突する。
何気に活躍こそすれど、ラスボス相手には一歩遅れをとる事が多かったクロスセイバーだが、今作では(複数人での討伐とはいえ)初めてラスボスを圧倒した上で倒した作品となった。