ロコン
ろこん
基礎データ
全国図鑑 | No.0037 |
---|---|
カントー図鑑 | No.037 |
ジョウト図鑑(GSC) | No.125 |
ホウエン図鑑(RSE) | No.153 |
ジョウト図鑑(HGSS) | No.127 |
イッシュ図鑑(BW2) | No.248 |
ホウエン図鑑(ORAS) | No.160 |
アローラ図鑑(SM) | No.253 |
ウラウラ図鑑(SM) | No.125 |
アローラ図鑑(USUM) | No.330 |
ウラウラ図鑑(USUM) | No.151 |
ガラル図鑑 | No.068 |
ヒスイ図鑑 | No.168 |
キタカミ図鑑 | No.037 |
ローマ字表記 | Rokon |
ぶんるい | きつねポケモン |
タイプ | ほのお |
たかさ | 0.6m |
おもさ | 9.9kg |
せいべつ | 25%♂・75%♀ |
特性 | もらいび |
隠れ特性 | ひでり |
おとしもの | ロコンのけ |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ロコン | 六+コン(キツネの鳴き声) |
英語 | Vulpix | vulpes(ラテン語でキツネ)+Vulcan(ウルカヌス)+six(6) |
ドイツ語 | 〃 | 〃 |
スペイン語 | 〃 | 〃 |
イタリア語 | 〃 | 〃 |
フランス語 | Goupix | Goupil(フランス語古語でキツネ)+six(英語で6) |
韓国語 | 식스테일 | six(英語で6)+tail(英語で尻尾) |
中国語 | 六尾 | 六(liù)+尾(wěi) |
ロシア語 | Валпикс | 英語名の音写 |
ヒンズー語 | वलपिक्स | 英語名の音写 |
タイ語 | โรคอน | 日本語名の音写 |
リトアニア語 | Vulpiksas | 英語名より |
鳴き声
「ふぉろ!」 | エンジンシティにいる |
概要
初出は第1世代『ポケットモンスター 赤・緑』で、いわゆるバージョン限定ポケモンとして登場した狐ポケモン。
名前の由来は恐らく「ロク(数字の6)+コン(キツネの鳴き声)」。
茶褐色の胴体を持ち、先端がカールした進化後のキュウコンに劣らない魅力のある6本の尻尾をもっている、ダークブラウンの瞳と小さな口、正三角形に近い丸っこい耳を持つ。頭の上にも尾と似た毛が3本生えており、尾と同様の橙色をしている。腹部は薄黄色であるほか、4本の足は半分より下側が胴体よりも濃い茶色をしている。見た目がかわいらしく、イラストの題材としてほのおタイプでは初代からヒトカゲと共に人気が高い。
ポケモン図鑑によると生まれたときは尻尾が一本しかないようで、一本の白い毛から成長すると6本に増え、進化の直前に赤く燃える。……が、タマゴから孵った時点で既に尻尾は六本ある。ポケモン図鑑にはよくあること。
色違いは尻尾と頭の毛が橙色に毛並みが薄い金色に近い様な色になっている為、わかりやすい。
この美しい毛並みも放置するとボサボサになってしまうのでブラッシングが必要。人にあまり懐かないとされる狐にしては珍しく、小さい頃から育てれば人間にちゃんと懐く可愛らしいポケモンである一方、敵に襲われると傷ついた振りをして逃げる狐らしい強かさも併せ持つ。
体の中では炎が常に燃えており、常に体温が高いものの、体温が高すぎると危険な状態になる為か偶に口から発散して体温を下げる事がある。この火が火の玉に見える事から、鬼火や人魂の伝承が生まれたと考えられる。
なお、生まれた時の尻尾は白いという点から、先祖は真っ白い個体で、アローラの姿は寒い環境に身を置く内に先祖返りを起こしたのではないかと考察するファンもいる
- 2018/10/11 (株)ポケモンと北海道が包括連携協定を結びロコンとアローラロコンは北海道だいすき発見隊として、これから大活躍する予定(北海道で有名なキタキツネから選ばれたと推測)。だいすきクラブの記事うどん県として有名な香川県と、ヤドン(のうたのセリフから)の連携に続く2例目。
ゲームでの特徴
いわゆるバージョン限定ポケモンとして登場し、第1世代はもちろん、以後の世代でも片方のバージョンにだけ出ることが多め。しかし、両方のバージョンに出ることもあるし、バージョン限定かと思ったら実は極低確率でもう片方にも出る事もある。
ガーディは第1世代におけるバージョン限定ポケモンの片割れで、プレイヤーからは対の関係だと思われている。外見も対照的で、気が強そうな外見のガーディに対しロコンは気弱に見えるが、実際に剣盾やLEGENDSアルセウスでのシンボルエンカウントの際、プレイヤーを発見すると近寄ってくるガーディに対し、ロコンはプレイヤーを発見すると逃げていく行動パターンをとる。性別比もガーディが♂:♀=3:1に対してロコンは♂:♀=1:3となっている。
当初は都市部で出現していたが、霊的な場所近くに生息することが多くなってきている。
初代・FRLG・ピカブイ
『緑』『リーフグリーン』では7ばんどうろ・8ばんどうろ・ポケモン屋敷に生息。『ピカチュウ』ではタマムシシティのロケットゲームコーナーでコイン1000枚と交換で入手。『Let's Go!イーブイ』では5ばんどうろ・6ばんどうろ・7ばんどうろ・8ばんどうろに生息する。
初代『ピカチュウ』のみ、最初の2戦で一度でも負けた場合にライバル(グリーン)の手持ちに加わる。
『Let's Go!イーブイ』ではロコンを持っていればタマムシシティのポケモンセンターでNPCのボーンアイスからアローラロコンを交換で入手可能。
ソード・シールド
ワイルドエリアに生息するが、ソード版では目立つところに多数出現するのに対し、シールド版ではそうでないために片バージョン限定と誤解する者が多いが、ワイルドエリアの天候が「にほんばれ」の時限定でシールド版でも遭遇可能。嘘だと思ったら図鑑の分布説明の箇所を見直してみると良い)。
ストーリーにおいては、エンジンスタジアムのジムテストにおいて、1匹だけ捕獲する事も可能。ちなみにジムリーダーのカブは進化後のキュウコンを使ってくる。
スカーレット・バイオレット
DLC『碧の仮面』で内定。キタカミの里で舞出山道等に生息。また、ストーリーにおいては主要人物であるゼイユの手持ちでも登場する。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 38 | 41 | 40 | 65 | ※ | 65 | 249 |
第2世代から | 38 | 41 | 40 | 50 | 65 | 65 | 299 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。また、アローラロコンも性能は同じ。
「とくこう」及び「とくぼう」は平均的だが、「HP」が低く、「こうげき」と「ぼうぎょ」は下位20%に入る。「ほのおのいし」を使うことでキュウコンに進化する。石を使って進化する他のポケモンと同様、進化後はレベルアップしても新しい技を覚えない。
番外作品
ポケモン不思議のダンジョン
ポケダン空では新たな主人公・パートナー候補となっている。相手を長時間行動不能にする「ふういん」のおかげで、いざというときに頼りになる。
ポケモンマスターズ
報酬で貰えるタマゴからロコンが孵化する事があり、主人公のバディにする事が出来る。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
〈レギュラーの手持ち〉
- ユキ↔️タケシのロコン(一時的)
〈ゲスト等〉
- 無印100話
- マンダリン島のヤンベラの町に暮らすラルフとエミリが飼っている。
- 無印267話
- モエの手持ちとして登場。ロケット団に奪われたがサトシに助けられる。
- AG150話
- カラザのポケモン農場にて、ロケット団に奪われそうになったものの取り返せたタマゴから生まれたポケモンで登場。
- オーキド校長のロコン
- 新無印67話
- 電気窃盗の疑いが晴れて特別捜査官に任命されたピカチュウとその手伝いをする事になったサトシとゴウ。一人の少年からロコンの捜索を頼まれる。居なくなった場所へ駆け付けてみるとクチバに野生のロコンが大量発生しており、紛れ込んで自分のロコンが分からなくなった模様。
- なお、その少年のロコンは「尻尾がハート型」…つまり一部の尻尾が分かれる途中であり、初登場20年以上経ってようやく図鑑説明通りの生態の描写がなされた。
その他
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
- 3話:ある女の子のパートナーで登場。バトルでケガをし、ポケモンセンターに担ぎ込まれ治療を受けた。
漫画版
ポケットモンスターエメラルド 挑戦!!バトルフロンティア
- 主人公エンタの相棒ポケモン。バトル初心者のままバトルフロンティアにやってきたエンタの主力として、ロコンのまま各施設を攻略していく。