イーブイ
いーぶい
基礎データ
全国図鑑 | No.0133 |
---|---|
カントー図鑑 | No.133 |
ジョウト図鑑 | No.180 |
シンオウ図鑑 | No.163 |
イッシュ図鑑 | No.091 |
コーストカロス図鑑 | No.077 |
アローラ図鑑 | No.153 |
ガラル図鑑 | No.196 |
ヒスイ図鑑 | No.025 |
パルデア図鑑 | No.179 |
ローマ字表記 | Eievui |
分類 | しんかポケモン |
タイプ | ノーマル |
高さ | 0.3m |
重さ | 6.5kg |
性別 | 87.5%♂・12.5%♀ |
特性 | にげあし/てきおうりょく(第4世代以降) |
隠れ特性きけんよち | |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版の名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | イーブイ | evolution(英語で「進化」)の頭2文字 |
英語・スペイン語・イタリア語 | Eevee | evolution(進化) |
ドイツ語 | Evoli | evolution |
フランス語 | Évoli | évolution(進化) |
韓国語 | 이브이 | 日本語名の音写 |
中国語 | 伊布※ | 日本語名の音写 |
ヘブライ語 | איבי・איווי | 英語名の音写 |
ヒンズー語 | ईवी | 英語名の音写 |
ロシア語 | Иви | 英語名の音写 |
タイ語 | อีวุย | 日本語名の音写 |
トルコ語 | Evri | evrim(進化) |
- ※:第5世代までは香港のみ「伊貝」表記であった。
ピカチュウなどと同じく世界共通の命名……ではない。
これは元は希少な一般ポケモンに過ぎなかった出自と、例えば英語圏では「V」は「ブイ」ではなく「ヴィー」と発音するため、表記を揃えたところで「イーヴィー」としか読まれないという事情からと思われる。
なお、後述する肉声ボイスについては"evolution"に由来すると思われる「エヴォ!!」という発音で統一されている。
進化
登場時より
第2世代以降
第4世代以降ら
第6世代以降
第8世代以降
※同時に複数の条件を満たしていた場合
リーフィアorグレイシア > ニンフィア > エーフィorブラッキー
の優先度で進化する。
概要
うさぎのような長い耳が特徴的な哺乳類型のポケモン。増田順一氏によると「イーブイのモデルはイーブイ」とのことで、特段何かを意識したデザインではないらしい。
体毛は茶色を基調とし、首の周りは襟巻きのような白い毛で覆われて特に毛量が多くなっている。
また尻尾の先端にも白い部分がある。主役を務めた『ポケモンLPLE』以降、♀はこの境目がハートマークのようになるという設定が追加されている。
名前や「しんか(進化)ポケモン」の分類名が示すように、多用な進化を遂げることを最大の特徴とする。
初代では唯一の分岐進化であり、その後も上記のように増え続けて現在8種類のポケモンへ進化出来る。これは一貫して全ポケモンで最多であり続けている。
周囲の環境の影響を受けやすい極めて不安定な遺伝子を有するためとされ、鉱石や天体・精神から発せられる放射線により容易に突然変異し、様々なタイプのポケモンへ変わることで、各地の厳しい環境へ適応しているといわれている。
後年特性「てきおうりょく」を得たのもその一環かもしれない。
それ故「ポケモン進化」というメカニズム自体の秘密を解明するカギとして、昔から注目している研究者も多い。
当初は個体数が極めて少ない絶滅危惧種のような扱いがされており、直ぐ別ポケモンへ変わってしまうので「イーブイとしての姿を見た者はほとんどいない」とまでいわれていた。
しかし、後述するように徐々に登場の機会が拡大する傾向にあり、この設定に関しては現在では失われつつある。理由も特に言及されていない。
ピカチュウと対となる存在として
初代において、『ピカチュウ』版でライバルの手持ちに抜擢され、さらにはアニポケ1期でも原作を再現する形でシゲルが使用しピカチュウに勝利するということがあった。
が、これ以降は寧ろ続々と増えて行く進化形の方にスポットライトが当たり、イーブイ自身はあくまでその進化前である一般ポケモンといった扱いが続くこととなる。
転機が訪れたのが第7世代であり、進化形8種類を差し置いてイーブイ自身がピカチュウ同様、専用Zワザを獲得。
進化後が存在する「進化前ポケモン」で専用Zワザを獲得したのはピカチュウとイーブイの2種のみとなった。
さらに同世代『Let's GO』ではピカチュウと共にパートナーポケモンを務めることとなり、SEではなく声優によるボイスが吹き込まれる等、ますますピカチュウと同格という扱いが強まる。
この傾向はアニメ、次世代の剣盾でも持続しており、第6世代までとは異なり、イーブイはピカチュウと匹敵する程の存在感を有するポケモンといっても過言ではないところまで来ている。
各作品の特徴
赤・緑・青・ピカチュウ / FRLG
タマムシマンション裏口から入れる最上階の部屋にイーブイ入りボールが置かれており、1匹のみ入手するれることが出来た。
ちなみに『赤』『緑』のみ目付きが悪かった。
『ピカチュウ』ではライバル(グリーン)の最初のポケモンに抜擢された。
その後、ゲームを進めて行くと当時存在していたシャワーズ・サンダース・ブースターのいずれかへ進化するが、その際戦績によってどのポケモンとなるかが変わるという仕様があった。
ちなみにこの設定は翌年(1999年)以降アニメ版にも反映されており、シゲルがオレンジ諸島編のラストで唐突にイーブイを繰り出しサトシとのバトルに勝利している。
ダイヤモンド・パール・プラチナ / BDSP
ボックス管理人のミズキから貰えた。『ダイヤモンド』『パール』では殿堂入り後だが、分布が見直された『プラチナ』ではストーリーの途中でも入手できるようになった。
その際「イーブイいる?」と聞いてくるので、「要る / 要らない」ではなく「居る / 居ない」と捉えてしまったプレイヤーも多かったとか。
「じまんのうらにわ」でランダムに野生出現することもあったが、主人のウラヤマが取り寄せたものを放っていたに過ぎないようである。
『BDSP』は基本的にリメイク前の扱いに準じるが、『ソード・シールド』の後の発売なので後述する肉声ボイスが付いていた。
ただし、「DSプレイヤー」をオンとするとBGMと共に鳴き声も往年の電子音へ戻る仕様になっていた。
BW2
ヒウンシティ下水道を抜けた先に広がる草むらに野生出現した。これが人間の手を介さない形で登場した初の事例となる。
殿堂入り後にヒウンシティにいるボックス管理人・ショウロより隠れ特性「きけんよち」のイーブイを貰うことも出来た。レベルは10。
第6~7世代
Let's Go! イーブイ
本編系では初のパートナーポケモンとなった。この個体については「相棒イーブイ」記事で解説する。
また、野生出現も若干あった。
対になるピカチュウ(CV:大谷育江)に合わせてか、鳴き声が電子音声から声優による肉声に変わっている。担当声優はアニメ版アイリスでお馴染みの悠木碧。
ソード・シールド
キョダイマックスをしたことが最大のトピックであった。これについては冒頭でも触れた通り「キョダイマックスイーブイ」の記事で解説する。
ただし、野生種は非常に稀少なものとなっていた。
前作に引続き、肉声ボイスや♀個体のハートマーク状の模様が採用されている。
LEGENDSアルセウス
各マップ特定ポイントへ低確率で、あるいは時空の歪みから出現した。
時代背景的なものか、ピカチュウ共々鳴き声が電子音に戻った。
各マップのイーブイはとても警戒心が強く、遠くからもプレイヤーに気付いて一目散に逃げ出してしまう。草むらへ隠れたり、「ひそやかスプレー」や「めかくしだま」等を駆使して慎重に近付く必要があった。
時空の歪みで出現するイーブイは一転してかなり獰猛。プレイヤーへ気付くと「スピードスター」や「すてみタックル」等でダイレクトアタックを仕掛けて来た。
今作特有「オヤブン個体」は、出現はランダムであるがイーブイにも設定された。基本的に出現場所が限られているため輪を掛けて出会いにくかったが、運良く捕獲出来れば下のイラストのようなことが出来た。
スカーレット・バイオレット
続投はしたが、鳴き声は電子音のままであった。
今作では比較的序盤から出現し、オープンワールド化で進化アイテムも自由に取りに行けるようになったことから、「旅パ」へ組込もうとしたプレイヤーも多かった模様。
また、新システム「テラスタル」と「テラバースト」によって、一時的にではあるがイーブイのまま様々なタイプとなることも可能であった。
ただし、テラスタルの仕様上、初期状態ではノーマルタイプで固定されてしまった。
テラスタイプの変更はストーリーの途中でも可能であったが、それに必要な「テラピース」50個は通常プレイではそうそう集まる数でなく、相当な寄り道が必要であった(DLCで多少改善したが)。
ついでに、進化形も野生出現があり、それらは各々のタイプに対応したテラスタイプを有していたため、イーブイから育てることに拘りが無いなら始めからそれらを狙った方が手っ取り早いという「しんかポケモン」の意義を覆しかねない珍事も発生していた。
発売直後はイーブイのピックアップレイドが開催され、あらゆるテラスタイプのイーブイを入手出来たため、ここでお目当てのテラスタイプをゲットしてから残りのストーリーをクリアしたというプレイヤーもいた。
2023年11月にも「最強のイーブイ」としてイベント対象となっていた。こちらについてはリンク先の記事を参照のこと。
対戦での評価
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
初代 | 55 | 55 | 50 | 65※ | 65※ | 55 | 280 |
第2世代以降 | 55 | 55 | 50 | 45 | 65 | 55 | 325 |
※第2世代以前の「特攻」「特防」は「特殊」へ纏められていた。
進化前なので基本的に対戦での強さを求められるポケモンではないのであるが、進化形各種を扱う上で長年避けては通れない道であったことから、いわゆる「ポケモン廃人」からの注目度は高かった。
なお、野生出現の有無はさほど重要な問題ではなかった。例え進化形を直接捕獲できる機会があったとしても、「個体値」や「タマゴ技」の仕様から、野生個体を対人戦に投入するなどあり得ないこととされていたためである。
その際、パートナーポケモンと同じ♂:♀=7:1という性別比率を問題視する意見もあった。
これも「個体値」や「タマゴ技」仕様から、特定性別組合わせでないと遺伝が効かないという事態がしばしば発生していたためである。
加えて、「廃人」の中には特に理由がない限り手持ちを♀で統一する、少なくともエーフィ・グレイシア・ニンフィア辺りは外見的に♀で揃えたいという一種の縛りプレイを課している者も多く、「厳選」を一層長期化させた。
また、進化先にもよるが、「めざめるパワー」があって当たり前とされた種族も多く、タイプも威力も不定のこの技を「厳選」項目へ含める「廃人」も決して珍しくなかった。
そこに色違いまで加えた日には、何千、何万というタマゴをひたすら孵して鑑定し続ける必要があり、遊んだ時間よりその準備へ費やした時間の方が遙かに長いということも普通にあり得た。
ちなみに、進化先によって有用な「タマゴ技」や「めざめるパワー」は異なり、性格調整も変わって来たため、原則1種ごとに遺伝からやり直す必要もあった。
マジカル交換(旧・ミラクル交換)が実装された第6世代以降は、「厳選」より漏れた個体の体が良い処分場となり、コイキング・ヒトカゲ・ケロマツ辺りと並んで交換の常連とになっていた。それだけ多くの「厳選」が行われていたということである。
この頃になると「オシャボ」にも入れられるようになっており(同時に「厳選」項目が増えたということでもある)、希少なガンテツボールに入った個体なども当たり前に手に入れられるようになった。
素人目には十分実戦級に見える個体も日常的に流れていたが、流されたからには何らかの瑕疵があったということであり、「廃人」間では自分を棚に上げて邪険に扱われることも多々あった。
真のガチ勢ならば「特殊型のA0厳選(※)」などはしないと舐めプ位の感覚があったため、ただの「5V(※)」程度で妥協することを良しとしなかった。そうして結局、自力での「厳選」を重ねたのであった。
※:特殊技で戦うポケモンは「攻撃」ステータス(「廃人」用語で「A」)を用いないので、本来ならばこの部分の「個体値」を「厳選」する必要はない。しかしながら、「イカサマ」ダメージ計算を考えると、寧ろ極力低く抑えておくことが望ましくなる。よって、他の「個体値」が全て最高(5V)であっても、「A」が「0」でなければ採用に値しないという評価となった。
近年は育成難度低下傾向が顕著となっており、最早野生個体直接投入も現実的な選択肢となって来ているが、こうした歴史から愛憎入り交じった目でイーブイを見る「廃人」は未だ多い。
イーブイ自体のステータスはかなり低く、進化前提ということかノーマルとしてはかなり技範囲が狭くもあるため、そのまま戦わせるのはかなりの上級者向けといえる。
変化技は豊富であるが、進化後へも引継げてしまうので、敢えてイーブイでやる意味は薄い。
どうしても実戦級としたいなら、ノーマル技強化となる「てきおうりょく」に「こらえる」と「じたばた」を組合わせて、「カムラのみ」などで先手を取れるようにすると最高威力400を叩き出せる。
あるいは技を「まもる」と「とっておき」の2つだけとすることで、完全に一芸特化するという方法もある。
第5世代で「しんかのきせき」が登場したことに伴い、少しだけ選択肢が増えた。
第7世代
イーブイのみ使用出来るZワザ「ナインエボルブースト」が実装されたことで、一躍ガチ勢間でも考察対象となった。
そのまま戦ってもそれなりに強かったが、イーブイは「バトンタッチ」を使えた。これで能力上昇をより強い後続へ引継ぎ、全抜きも可能なほどの爆発力を与えるという究極バトン要員としての運用が主であった。
使用トレーナー
ゲーム版
- グリーン:初代ライバル※1
- ハウ:SM・USUMライバル
- カゲトラ:イーブイ使い
- カケル:LPLE男主人公※2
- アユミ:LPLE女主人公※2
- シン:LPLEライバル※3
- アオイ:イーブイマスター
- アオイ:ポケモンごっこ/マックスレイドバトルNPC
- セキ:コンゴウ団リーダー
- カイ:シンジュ団リーダー
- リュウト:ポケモンXD主人公
- ポケナガ主人公:ハジメの国のブショー
- リーフ:ポケモントレーナー
- イブ:ポケモンごっこ(ポケモンマスターズ)
- ※1:『ピカチュウバージョン』
- ※2:『Let's Goイーブイ』
- ※3:『Let's Goピカチュウ』
アニメ版
- タイチ(無印40話)
- シゲル
- サクラ(無印183話)
- ハルカ
- ウララ(DP174話)
- バージル(BW)
- セレナ
- グラジオ(SM)
- イリマ(SM)
- カゲトラ(SM65話)
- スイレン
- コハル
- カイリ(新無印63話)
- ハルヒ(新無印79話)
- ホノカ(新無印98話)
- ビリー(新無印98話)
- リサ(みんなの物語)
- GOTCHA!の女の子
漫画版
番外作品
- ポケモンXDやポケモン+ノブナガの野望では主人公のパートナーへ抜擢されたり、ポケモン不思議のダンジョンシリーズ等でも主人公候補とかなり活躍する。
- 詳細はイーブイ(番外作品)を参照
漫画編
『ポケットモンスターSPECIAL』
- レッドのブイ
- 性別:♂️・特性:てきおうりょく
- 性格:おっとり・個性:とても几帳面
- タマムシシティでエリカから依頼され捕獲。
- ロケット団研究によって「相手のポケモンタイプに応じて3種類のいずれかに進化、もしくは元のイーブイへ退化する能力」を持っているが、無理な実験の副作用で乱用すると負荷が掛かる。
- 第2章では「伝説の石」を使う事によってその能力を自在に操った。
- プテ(プテラ)の加入により控えになるが、2章でピカ(ピカチュウ)が抜けた手持ちを埋めるために加入し、シバとの戦いでは前述の能力でレッドを勝利に導いた。
- 第3章でエーフィに進化し能力を失うが、その負荷もなくなった。
〈レッドの手持ち〉 |
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ニョロ(ニョロモ→ニョロゾ→ニョロボン♂️) |
フッシー(フシギダネ→フシギソウ→フシギバナ↔️メガフシギバナ♂️) |
ピカ(ピカチュウ♂️) |
ゴン(カビゴン♂️) |
ギャラ(ギャラドス♂️) |
プテ(プテラ♂️) |
ブイ(イーブイ)↔️シャワーズorサンダースorブースター)→エーフィ♂️) |
ディグ(ディグダ♂️) |
サン(サンド♂️) |
ドリ(ニドリーノ♂️) |
オニドリル |
ウツボット |
ニドキング♂️ |
- ワイのぶいぶい
- 性別は♀️。旅途中でワイが捕獲した。当初はワイへ全く懐いていなかったが、ポケパルレを模したミニゲームに参加して行く内に絆を深めて行き、ゲームへ乱入して来たフレア団のヌメイルとの戦いの最中にニンフィアへと進化した。
〈ワイの手持ち〉 |
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ヤコちゃん’ヤヤコマ→ヒノヤコマ♀️) |
さいさい(サイホーン♂️) |
けろけろ(ケロマツ→ゲコガシラ→ゲッコウガ♂️) |
ぶいぶい(イーブイ→ニンフィア♀️) |
そるそる(アブソル↔️メガアブソル♂️) |
ぜるぜる(ゼルネアス) |
- 3章ではカリンの手持ちのブラッキーが登場。マスクド・チルドレンの時から連れており、この時はまだイーブイであった。
『DP物語』
- ヒロイン・ミツミの手持ちにリーフィアとグレイシアがいるが、もう1匹かわいがっていたイーブイがいる。しかし、アカギにより人質に取られてしまい(後にプルートの入れ知恵と判明)、やむを得ずギンガ団幹部として主人公ハレタと戦う事となってしまう。その後は解放され、ミツミは爆破するギンガ団のアジトと運命を共にしようとしたが、双方ともにジュンに救われ再会を果たした。
プロジェクトイーブイ
2017年11月21日、11=イー+21=ブイで「イーブイの日」として、「様々な活動を通してイーブイを応援する」プロジェクトが公式に発足した(参考)。
XやInstagramを中心に情報を発信しており、Xでは午前11:21、もしくは午後11:21をイーブイタイムとし、毎日画像付ツイートを投稿した。
2足歩行するイーブイの着ぐるみも作られ、『おはスタ』への出演を皮切りに、協賛企業を訪問したり、先に作られていたピカチュウと共に大行進をしたり競技対決をするなどもした。
2018年エイプリルフールには様々な企業とコラボした嘘ニュースをXで発信した。
続く4月21・22日には、ポケセンメガトウキョーとポケモンセンターオーサカにおいて、60秒間、イーブイをもふもふしたり記念撮影出来る「もふ会」が開催され、これが大好評を呼び2018年10月6日(土) - 11月4日(日)の土・日に全国10店舗のポケモンセンター(10月6・7日:スカイツリータウン、フクオカ 10月13・14日:トウホク、ヨコハマ 10月20・21日:トウキョウDX、ヒロシマ 10月27・28日:トウキョウベイ、キョウト 11月3・4日:サッポロ、ナゴヤ)で「もふもふ会」としてパワーアップし開催された。
6月にはプロジェクトイーブイのテーマソングとして『イーブイマーチ』が制作。その振付で「ダンスコンテスト」が行われたり、イラスト募集企画で「プロジェクトイーブイイラストコンテスト」が開催された。
そして11月21日が「イーブイの日」として日本記念日協会から正式に認定された(参考)。
約1年間イーブイを広める活動を行っていたプロジェクトイーブイであるが、発足から13ヶ月後の12月21日に「活動期間満了」として活動の終了を明らかにした。プロジェクトイーブイのアカウントはその後、イーブイ関連情報を発信していく形に変わっている。
余談
プロジェクトイーブイの一環として、プロレス団体「新日本プロレス」とのコラボレーション企画で、プロレスラーとしてデビューしたことがある。
格闘?かくとうタイプ相手には不利なイーブイであるが、名前が似ている怪奇派レスラー・EVIL相手とのデビュー戦では大健闘。相手の必殺技を封じた上で、尚且つ引分けにまで持ち込んだ。しかし新日本プロレスには、身長180cm以上という入団条件が存在する。僅か30cmしかないイーブイは、泣く泣く退団することとなった。
……というのは勿論作り話である。これもまた2018年エイプリルフールの嘘ニュース企画の一環として、新日本プロレス側から発表された記事であった(参考)。
とはいえ、色々と細かなネタを拾った記事は、プロレスファンならずとも一見の価値アリである。
2019年にはピカチュウを差し置いてたまごっち化もされた。
余談であるが、『たまごっち』から派生し、ポケモンに対抗して成長したコンテンツが『デジモン』であり、こちらも環境に合わせて姿を変える「進化」を主軸としているという縁がある。