概要
2015年7月から2018年3月まで放送されたテレビアニメ。
公式ヒストリーにおける「宇宙の神々編」を描いたストーリー。全131話。
時期列は魔人ブウ編後から、原作最終回までの間にある空白の10年間にあたる。
本作のストーリーは原作漫画を補完するシナリオである「神と神」「復活の「F」」と一部設定が異なるが、一方で映画と原作とで矛盾している部分を解消している部分もある。
他にもアニメオリジナルの要素や話なども多数追加されており、劇場版を見た者もそうでないものでも楽しめるようになっている。
原案及び監修は原作の作者鳥山明。
2018年3月のTVアニメ終了にあたり鳥山先生は「テレビアニメは一旦終わってしまいますが、大人気のとよたろう先生の描く「DB超」の漫画はこのままずっと続きます。テレビアニメや映画とはまた違った展開もあると思うので、楽しみにしていてください。」とコメントしている。
また制作・放送局であるフジテレビも「シリーズが終了するわけではない」と説明しており、制作元である東映アニメーションも「ドラゴンボール」シリーズを主とする部署「第三映像企画部」を新設している。
2018年7月1日から“未来”トランクス編に登場した未来のトランクスとマイのその後を描いたゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』監獄惑星編がPRアニメ化。TVアニメではなくネット配信される。
こちらは鳥山先生の関りは薄く、悟空達の衣装が『超』本編と異なっている他、『Z』の劇場版からクウラ、『GT』から超サイヤ人4、ゲームオリジナルキャラクターとして孫悟空:ゼノやフュー、カンバーなどが登場する。
2018年12月14日には『超』としては初となる劇場版「ブロリー」(シリーズ第20作目)が公開。
内容はアニメ最終章となった宇宙サバイバル編のその後の物語で、テーマは「宇宙最強の戦闘民族・サイヤ人」。『Z』とは異なった時間軸で描かれるブロリーとの出会いと戦い、そして悟空、ベジータ、ブロリーという3人のサイヤ人の運命のいく果てと、そこに大きくかかわるフリーザ軍とサイヤ人の新たな関係が描かれる。
なお2019年4月時点では2期の予定はなく、東映アニメーションの林田師博氏は「まだ何も決まっていない。少なくとも我々東映アニメーションは何も聞かされていなし、いつ始まるとも聞いていない。皆さんと同じで(再開を)楽しみにしている。」とコメントしている。(ソース)
アニメ版終了後も漫画版は連載が続いており、「銀河パトロール囚人編」や「生残者グラノラ編」など漫画版独自のストーリーが展開されている。
2022年には新作映画『スーパーヒーロー』が公開予定。「神と神」「復活の「F」」「ブロリー」と同じく原作者・鳥山明が脚本・キャラクターデザインを務める。氏曰く「意外なキャラ」が活躍する内容で、またドラゴンボール室の室長である伊能昭夫は2019年の時点で「(ブロリーとは)全然違う方向になる」と語っている。
あらすじ
神と神(破壊神ビルス編)【第1話~第14話】
魔人ブウとの壮絶な戦いから4年後。ドラゴンボールの力によってブウの記憶は人々から消え去り、地球は平和を取り戻していた。生き返った悟空とベジータは更なる強さを求め修行に明け暮れていたが、その地球に伝説の戦士「超サイヤ人ゴッド」を求め破壊神ビルスとその付き人ウイスが現れる。そして同時に地球周辺では次々に星が消える不思議な現象が起こっていた…。
復活の「F」(フリーザ復活編)【第16話~第27話】
ビルスとの戦いから半年以上経ったある日。フリーザ軍の残党であるソルベとタゴマという二人の宇宙人が軍の再起の為にドラゴンボールでフリーザを蘇らせようと地球に舞い降りた。そしてその願いは叶えられ蘇ったフリーザは自分を地球の地獄に追いやった悟空達に復讐するべく修行に励む。四か月後、パワーアップし新たな形態を手に入れたフリーザは1000人の兵士達と共に地球に襲来。地球を守るべく兵士達と戦う悟飯やピッコロ達、そしてウイスの元で修行した悟空とベジータは再びフリーザとの宿命の対決へと挑む。
破壊神シャンパ編【第28話~第41話】
再びウイスの元で修行を続けていた悟空とベジータの前にビルスの兄弟で第6宇宙の破壊神であるシャンパが現れた。グルメな星・地球を欲するシャンパはお互いの宇宙から5人の選手を選出し戦わせる破壊神選抜格闘大会の開催を宣言。そしてその報酬には地球と超ドラゴンボールが選ばれた。ビルス達はシャンパ率いる第6宇宙チームに対抗すべく第7宇宙チームを結成。第6宇宙・第7宇宙、2人の破壊神のプライドをかけた戦いが今始まる。
“未来”トランクス編【第47話~第67話】
第6宇宙との格闘試合終了後、未来から青年姿のトランクスが再びタイムマシンに乗ってやって来た。なんと悟空そっくりの謎の戦士「ゴクウブラック」の手によって、未来の世界がまた窮地に陥ってるという。悟空とベジータは未来の世界を救うべくゴクウブラックの正体を追うが、次第に別宇宙の神々の思惑が交錯している事が発覚。後に破壊神や全王さえも巻き込む大事件に発展していく…。
宇宙サバイバル編【第77話~第131話】
未来の一件が解決した後、悟空の呼びかけにより全王が主催する宇宙規模の武道大会“力の大会”が開催される事になった。しかし、それは宇宙消滅をかけた戦いの幕開けだった。敗北した宇宙は全王の手によって消滅させられるというルールが設けられたのだ。悟空は自らの宇宙である第7宇宙を守るべく大会に出場する最強の10人チームを結成する。果たして悟空達は第7宇宙を守り切れるのか!?
ブロリー(BROLY)【劇場版 第1作】
力の大会後の平和な地球。宇宙にはまだまだ見た事のない強者がいると分かった悟空は、ベジータと共に修行に明け暮れていた。そんなある日、力の大会の功績で蘇ったフリーザが“ブロリー”と“パラガス”という名の2人のサイヤ人を連れて地球にやって来た。惑星ベジータの消滅とともに殆ど全滅したはずの“サイヤ人”がなぜ地球に?全く違う運命をたどってきたサイヤ人達の出会いは、壮絶な闘いへと発展していく…。
銀河パトロール囚人編【漫画版オリジナル】
ブロリーとの死闘から少し経った後、睡眠中の魔人ブウが謎の宇宙人達に誘拐される事件が発生した。サタンからの連絡を受け、悟空とベジータが駆け付けるが、2人も強力な麻酔で眠らされ連れ去られてしまう。2人が目を覚ますとそこにいたのはジャコ達、銀河パトロールであった。彼らを連れ去ったのは銀河パトロールであり、誘拐に関わったエリート隊員・メルスはその訳を話す。銀河刑務所から凶悪犯「星喰いのモロ」が脱獄してしまい、彼を再び捕まえるにはブウに関わるある人物の力が必要であったのだという。そしてその人物とはブウの中で眠る大界王神であった…。脱獄した謎の囚人を追い、悟空達の新たな冒険が今始まる!
生残者グラノラ編【漫画版オリジナル】
かつてサイヤ人がフリーザ軍の配下として活動していた時代、シリアル人という民族が彼等の手によって滅ぼされていた。唯一の生き残りであるグラノラは、現在ヒータ軍の請負人として日々仕事をこなしていたが、ある日フリーザが復活した事を知り復讐を誓う。そしてフリーザを超える力を手に入れるべくグラノラが頼ったのはシリアル星に眠るドラゴンボールの力であった。一方その頃、モロを倒した悟空とベジータは更なる高みを目指して、それぞれの進むべき道を歩んでいたが、その裏で予言魚はある予言をしていた。「第七宇宙の…バランスが変わる…。間もなく…誕生するぞ……宇宙一の戦士が…。」
スーパーヒーロー【劇場版 第2作】
超としての劇場版第2作。これまで同様、鳥山明が脚本・キャラクターデザインを務める。あらすじなどはまだ公表されていないがパンが幼稚園に通う年齢までに成長している事からウーブと出会う原作最終回近くまで時間が進んでいると考えられる。続報を待て!!
登場人物
主要キャラクター
悟空の仲間達
「破壊神ビルス編」からのキャラクター
「フリーザ復活編」からのキャラクター
「破壊神シャンパ編」からのキャラクター
「“未来”トランクス編」からのキャラクター
「宇宙サバイバル編」からのキャラクター
※登場人物が多すぎる為、個別記事がある者を抜粋。
- 人造人間17号
- ユーリン
- ジレン
- トッポ
- ディスポ
- カーセラル
- カリフラ
- ケール
- ケフラ
- リブリアン
- ベルガモ
- バジル
- ラベンダ
- ホップ
- ソレル
- ニグリッシ
- マジ=カーヨ
- アニラーザ
- ガノス
- シャンツァ
- イワン
- ヘレス
- モスコ
- キテラ
- アラク
- リキール
- シドラ
- ラムーシ
- ベルモッド
- ジーン
- モヒイト
- クス
- マルカリータ
「ブロリー(BROLY)」からのキャラクター
「銀河パトロール囚人編」からのキャラクター
「生残者グラノラ編」からのキャラクター
漫画版
Vジャンプで掲載されている『超』の漫画版。現在第15巻まで発売中。
作者はとよたろうで、監修はアニメ版同様、鳥山明が務める。
『超』の漫画版ではあるもののアニメ版のコミカライズというわけではなくアニメの脚本家の手が入る前の鳥山明氏が作成したプロットを元にとよたろう氏独自の設定や展開が組み込まれたストーリーとなっている。その為、超サイヤ人ゴッドを使うベジータや界王神に弟子入りした未来トランクスなどアニメ版と設定や展開が一部異なっている。
また、それらのとよたろう氏独自の要素は原作者である鳥山明氏の「とよたろう先生のオリジナルな部分が加わるともっとおもしろくなりそう」という考えもあり組み込まれているとのこと。基本的にはネームの段階から鳥山明氏のチェックが入っているため、それらの要素はアニメ版とはまた違った公式の設定の一つとなる。
話の構成は破壊神シャンパ編からをメインにしている為、破壊神ビルス編(神と神)は簡略化され、フリーザ復活編/復活の「F」)はまるまるカットされている。(ただし、とよたろう氏による『復活の「F」』が存在していない訳ではなく、映画公開前に宣伝としてVジャンプに映画途中までの話が短期連載されていた。)
また同じく劇場版である「ブロリー(BROLY)」の話も1ページでカットされており、こちらはアニメ版にはない新章「銀河パトロール囚人編」の連載が始まっている。
用語
第7宇宙 第8宇宙 第9宇宙 第10宇宙 第11宇宙 第12宇宙
関連タグ
ドラゴンボール ドラゴンボールZ ドラゴンボール改 ドラゴンボールGT
Dr.スランプ・・・別作品だが43話で一瞬だけ則巻アラレが登場。更に69話にてアラレ・則巻千兵衛、Dr.マシリトが登場。アラレ・千兵衛は悟空と面識有りでマシリトは故人の設定。
孫悟空(超):今作に登場する悟空に使われるタグだがあまり使用されてはいない。
物語の流れ
魔人ブウ編→神と神(破壊神ビルス編)→復活の「F」(ゴールデンフリーザ編)→破壊神シャンパ編(旧:第6宇宙編)→“未来”トランクス編→宇宙サバイバル編→ブロリー(BROLY)→銀河パトロール囚人編→生残者グラノラ編→スーパーヒーロー(SUPER HERO)→平穏な世界編(原作最終回)