CV:悠木碧
プロフィール
誕生日 | 9月13日 |
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年齢 | 15歳→16歳→17歳 |
血液型 | O型 |
身長 | 157cm |
スリーサイズ | B84(E)W58H86 |
人物像
数奇な運命によって天羽奏の纏っていたシンフォギア「ガングニール」を受け継ぎ、シンフォギア装者として戦うことになった少女。
趣味は人助け。好きな食べ物はごはん&ごはん。ちなみに彼氏いない歴=年齢である。
私立リディアン音楽院高等科に通うが、これは自身がリディアンに通う風鳴翼のファンであったことと、幼馴染みの小日向未来が同校に進路希望を出したため。
未来とは学園の寮ではルームメイト。部屋に二段ベッドが備えられていても同じ段のベッドで添い寝する程仲が良い。
明るく前向きだが周りに流されやすい性格の持ち主であり、環境適応力は高く仲間や友人を作るのが得意だが、逆に嘘や隠しごとが下手。学業は今ひとつで、その猪突猛進な性格も相まって雪音クリスには度々「バカ」呼ばわりもされている。
また何かと不幸やトラブルに見舞われる事が多く、その度に「私、呪われてるかも」と口にしつつも「へいき、へっちゃらッ!」と笑い飛ばす。
しかし、その一方で困った人がいたら放っておけない強い正義感の持ち主でもあり、自分の身より他人を助けようとする。だがその在り方は危険を承知で簡単に生命を賭けたり、誰かを助けるために一切の躊躇を見せない歪んだ自己犠牲精神の現れでもあり、翼からは「前向きな自殺衝動」とも例えられている。
シンフォギア装者として戦うことになった当初はアームドギアを発現できず、また戦う覚悟を伴わなかったこともあり、戦場では二の足を踏むことも少なくはなかった。その後風鳴弦十郎の下で戦闘訓練を受け、八極拳などの卓越した中国武術を獲得し、それを用いて戦うようになり、次第に一人前の戦士として成長していく。
彼女が戦うのは「自分が帰るべき日常を護る」ためであり、それを成すべく日々ノイズと戦っている。一方で過去のトラウマの一件で人の黒さを嫌というほど味わったせいか人間同士の戦いには悲観的。また親しい人間や自分の居場所を失うのを極端に恐れ、それによって戦う決意を揺さぶられることも多い。
しかし、その一方で過去の教訓から「誰も傷つけない」という信念や、そのために命を張ることすら厭わない覚悟、敵を前にしても戦う前に話し合いを求むひたむきさから、翼、クリス、フィーネ、調などの敵味方も感化させ、改心させるなど影響力を持つ。
来歴
戦姫絶唱シンフォギア (第1期)
「ツヴァイウィング」のコンサートに観客の1人として参加するが、そこに出現したノイズの襲撃に巻き込まれ、天羽奏に助けられるが彼女の装着していたシンフォギアの破片を胸に受けて重傷を負う。
辛うじて一命を取り留めた彼女であったが、リハビリ後日常生活に復帰した彼女を待っていたのは、事故当時の状況がきっかけとなった誤解が産んだ迫害であった。
彼女に対する追及は家族にも及び、それに伴う父親の蒸発など、身に余る理不尽に苛まれる日々を過ごすことになる。が、そのような荒波に屈することなく、2年後に奏が遺した「生きることを諦めない」という一言を糧に、リディアンへと入学を果たした。
そして運命の悪戯から再びノイズと遭遇したとき、体内に摘出されずに残っていた「奏の置き土産」である聖遺物「ガングニール」が起動し、シンフォギアを纏う戦士としての道を歩むことになる。
当初は戦う意味を見出せず、また元々の性格のせいもあり、気弱な姿勢で戦いに挑むこともあった。
しかし、雪音クリスとの戦いで防人としての覚悟を見せた翼が絶唱を発動させたことによって重傷を負って戦線を離脱してからは、翼の気持ちを考えずに軽率な行いをしてきたことを反省。「奏の代わり」としてではなく一個人として彼女を支えることを決め、風鳴弦十郎の下で修行を行い、自分の守るべきものを守るために戦う決意をする。
そのひたむきな姿勢が、奏のガングニールを受け継いだことに当初は反発していた翼や、敵対していたクリス、そして黒幕たるフィーネの心をも掴んでいった。
戦姫絶唱シンフォギアG
ルナアタックによって生じた月の落下という極大災厄を回避するべく世界を敵に回したマリア・カデンツァヴナ・イヴ達「フィーネ」と敵対。
その最中に「フィーネ」側の装者である月読調に自身のやってきたことを「偽善」と伐り刻まれた事で、過去の心の傷を抉られる。
「フィーネ」が保有する完全聖遺物「ネフィリム」との戦闘中では左腕を喪失する重傷を負う。直後に暴走し左腕を再生した事で五体満足のまま生きて帰ることは出来たが、これによって彼女が戦い続ければ彼女とガングニールの融合が深刻化する事実が明るみとなる。危険を承知してでも響は懸命に戦おうとするのだが、結果的にそれを見かねた翼や弦十郎達によって戦闘を禁じられる。
だが、「フィーネ」に誘拐・洗脳された未来を助けるために制止を振り切って救出に臨み、未来の纏った「神獣鏡」を解除するためにガングニールを纏い、聖遺物殺しの力を振るう神獣鏡の光の中に未来と共に飛び込んだ。
結果、これによって未来を神獣鏡から解放するのみならず、響の体内のガングニールの破片も体内から除去されることになり、命の危険は回避された。が、彼女はその代償に一切の戦闘能力を喪ってしまう。しかしそんな中でも自分に出来ることを探して「フィーネ」の計画の要となるフロンティアへと飛び込みマリアと対峙。
ウェル博士によってフロンティアの区画ごと月へと飛ばされたナスターシャ教授の仇を取ろうとするマリアの手を止め、彼女のガングニールを気合と根性で自らへ適合させ装着する。
再び戦う力を得た響はマリアの願いを聞き届け、一連の事件に決着を着けるため戦ったのだった。
戦姫絶唱シンフォギアGX
フロンティア事変後は、リディアンの学生として青春を謳歌する一方で、災害救助がメインの活動となった二課改め『S.O.N.G.(Squad of Nexus Guardians)』の指揮の元で人命救助に邁進。
一方、正規の形でガングニールの適合者となったことから、シンフォギアが人助けの力であるということをより重く受け止めるようになる。
しかし、そこに世界の解剖を目論むキャロル・マールス・ディーンハイムと彼女率いるオートスコアラーの襲撃に遭い、彼女との対話を試みるが、キャロルからその姿勢を拒絶され、一時的にガングニールを纏うことが出来ない程に精神を揺さぶられてしまう。
戦いの最中、未来の言葉によって戦う理由を思い出し、ガングニールを纏うが、ミカ・ジャウカーンとの戦闘に於いてガリィ・トゥーマーンの策略によってガングニールを破壊され、自身も意識不明の重傷を負う。
意識を取り戻し、エルフナインによって強化・改修されたガングニールを纏い戦線に復帰。エルフナインが持ち込んだ魔剣ダインスレイフを用いたイグナイトモジュールの力を以ってキャロルを遂に撃破。が、敗北した彼女に手を差し伸べたものの拒絶されるのみであった。
さらに休暇中に蒸発した父・立花洸と再会し、自己中心性極まりない人物へと変わり果ててしまった彼と接したことで、「壊れてしまったモノは元には戻らない」という諦めの感情を抱いてしまう。
しかし世界解剖の要である「チフォージュ・シャトー」を伴い再びキャロルが現れる。キャロルから身を挺して響を守ろうとする洸の姿と、彼の教えてくれた「へいき、へっちゃらッ!」の言葉がこれまでの自分を支えてくれていたのを思い出し、改めてキャロルと対峙。決戦の最中、遂に誰かと繋ぐための「手」をアームドギアとして顕現させる。さらには呪われた力であるイグナイトモジュールを以ってキャロルの心を救う。
戦いが終わった後は父を伴い実家のある町へと帰郷。過去を償いやり直すことを願う洸と、その姿に戸惑う母の間に立って手を繋ぎ、失った家族の絆を取り戻した。
戦姫絶唱シンフォギアAXZ
引き続きS.O.N.G.の一員として『アレキサンドリア号事件』をはじめとする超常の事件に立ち向かう一方、リディアンの学生として夏休みを全力で満喫する。立花家と洸の関係も幾分改善され、充実した日々を送る彼女であったが、その一方で史上最大の敵・夏休みの宿題にはまるで歯が立たずにいた。
登校日になっても提出課題が片付かず、やむなく未来と協力して課題に取り掛かろうとしたところをクリスらにより招集される。アルカ・ノイズを戦力とする政府の武装勢力を制圧すべくバルベルデ共和国へと降り立つ。そこでサンジェルマン以下3人の錬金術師と遭遇し、新たな戦いへとその足を踏み入れていく。
やがてサンジェルマンらのファウストローブ完成によるイグナイトモジュールの無効化という危機に陥るも、サンジェルマンらと手を取り合えるのではないかという思いに至る。
「G」で未来を救い出した際に響の体内から生えてきた鉱石状の物質が事態打開の鍵となるのではというエルフナインの見立てもあり、鉱石状物質は海底から回収される。
ファウストローブのラピス・フィロソフィカス(賢者の石)に対抗するものということで「愚者の石」と名付けられてしまった。
「愚者の石」の力でイグナイトモジュールの効果を守ることに成功。切歌と連携し、サンジェルマンに打ち勝つ。
続けざまにティキが変化したディバインウェポンに攻撃されるも、サンジェルマンの助力と神殺しの力で撃破。しかしその際にアダムが得ようとしていた「神の力」がなぜか響の体に宿ってしまい、彼女は女性型巨人・ディバインウェポン(公式では「破壊神ヒビキ」とも呼ばれる)の中に取り込まれてしまう。サンジェルマンの協力とAnti_LiNKER注入、未来の呼びかけにより中で気を失っていた響が覚醒して巨人の中から生還する。
米国が放った反応兵器を消すため命を焼却したサンジェルマン達の力を得て、「黄金錬成」と呼ばれる全身金色の姿になり、最終決戦形態に変貌したアダムを撃破した。
戦いが終わり平穏な生活に戻ったかに見えた彼女だが、その一方でエルフナインにより、「神の力」が宿った理由が「G」での神獣鏡の光を浴びたせいではないかという推察がされていた。
破壊神の力に興味を抱く風鳴訃堂の思惑も動き始めており、知らずして響の周辺は不穏な雲行きになっていく。
戦姫絶唱シンフォギアXV
季節は冬に。南極で聖骸が収められた巨大な「棺」との死闘があったものの、友人や仲間達と比較的平和な日常を送る。
翼のライブ襲撃事件を起こすなど、殺戮・暗躍するノーブルレッドが出現。
総力戦に於いてダイダロスの迷宮に閉じ込められてしまうが、サンジェルマンの遺した技術で『アマルガム』を起動。
ノーブルレッド3人を単身で圧倒するも追い打ちはかけず、ヴァネッサと対話に臨み手を繋ごうと伸ばす。ところがその直後、日本政府による「査察」という名目の横槍が入ってしまう。
思わぬ形で休暇が舞い込んだ響は、未来と翼、エルフナインを誘って街へ遊びに行くことに。ところが、傷心している翼に対する響の迂闊な対応に未来が激怒。口論の最中、アルカノイズが出現。やむなく翼と迎撃に向かうが、戦闘終了後、避難したはずの未来とエルフナインが安否不明になったと聞かされる。
未来とエルフナインが捕らえられているチフォージュ・シャトーに「神の力」が出現。仲間達と共に攻撃を仕掛けるも、負傷してしまい一時撤退を余儀なくされる。
その後、エルフナインと復活を遂げたキャロルの活躍により未来奪還のチャンスが訪れると、ケガを押して臨場。仲間の援護を受けつつ神の力の破壊を試みる。ところが時すでに遅し。アヌンナキの1人であるシェム・ハによって未来の体は乗っ取られていた。
久々に洸に会い、「物事を呪いと取るか祝福と取るかなんて気の持ちよう1つだ」というアドバイスを受け、次の戦場である種子島へ。
探査ロケット防衛戦中、アクシデントでノーブルレッドと共に月遺跡へテレポートする。
クリスと連携しヴァネッサを戦闘不能に追い込む。ようやく響達の歩み寄りが実を結びかけるが、ヴァネッサの体をシェム・ハがハッキング。懇願され、慟哭しながらもヴァネッサを攻撃するが間に合わず、シェム・ハによる月遺跡の掌握・爆破を許してしまう。
幸いにもノーブルレッドの助力で地球近辺まで帰還しつつ、ノーブルレッド3人の最期を看取る。大気圏突入中に仲間の装者5人を鼓舞して絶唱し、バーニング・エクスドライブを稼働。味方になったキャロルも加え、7人でシェム・ハとの最終決戦に臨む。
しかし呪われた自分の拳でシェム・ハを倒すと、未来ごと殺してしまうと迷いに喘ぐ。窮地に陥る中、キャロルから「(未来に)手を伸ばし続けろ」「呪いと呪うそいつも『呪い』」と激励を受け奮起。
神殺しの効果で生体端末化を免れ、シェム・ハと一騎打ちに。自分の未来への気持ちで「神殺し」の概念を変化させ、正気に戻った人々の想いを集め、殴るのではなく開いた繋ぐ手で抱擁。シェム・ハの魂を追い出し、未来の奪還を果たす。
惑星環境改造装置・ユグドラシルシステムの破壊直後、シェム・ハに対し未来と共に「神様も知らないヒカリで歴史を創っていける」と宣言。こうしてシェム・ハに認められ、「みんなが繋いだ未来(あした)の世界」を迎えるのであった。
使用ギア:ガングニール
戦姫絶唱シンフォギア | ||
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通常ver. | XD ver. | |
戦姫絶唱シンフォギアG | ||
通常ver. | XD ver. | |
戦姫絶唱シンフォギアGX | ||
通常ver. | IGNITE Module ver. | XD ver. |
戦姫絶唱シンフォギアAXZ | ||
通常ver.(GXと同一) | IGNITE Module ver.(GXと同一) | Rebuild ver. |
Rebuild ver.2 | 黄金錬成ver. | |
戦姫絶唱シンフォギアXV | ||
通常ver.(AXZのRebuild ver.と同一) | Amalgam(cocoon)ver. | Amalgam(image)ver. |
Burning XD ver. | ||
シンフォギアシステム第3号。メインカラーは黄色(オレンジの部分もあるが事実上黄色)。
奏のギアの欠片を胸に受けた際に、心臓付近に刺さったため摘出されずに体内に残されていたもの。ちなみに傷跡は音楽記号のフォルテに似た形となっている。
四肢にはパワージャッキが搭載されており、徒手空拳を基本とする響の戦闘スタイルを、攻撃に移動にと幅広くサポートする。
また、起動する毎にギアと響の身体との融合が進み、次第に人間と聖遺物の融合体となっていく。
それ故に人の身と聖遺物との間に生じるバックファイアは少なく、絶唱使用時のリスクも他の装者と比較して低い。
このような特異性から「融合症例第一号」と呼ばれ、同じガングニール装者である奏やマリアのそれとは違い、正規の適合者同様にギア装着の時間制限は無い。
しかし、その特異性故か、精神が揺さぶられたり完全聖遺物たるデュランダルを手にすると凶暴化してしまう一面も見られる。
あくまでギアとの融合体であり、通常の適合係数については調べられていなかったのだが、フロンティアにてマリアのガングニールを強奪・装着したことによって、真の意味で「ガングニールの適合者」となる。
マリアのガングニールを装着した場合も、ギアの形状はマリアのものではなく、融合時の響のものと同じである。
起動聖詠は奏やマリアの物とは異なる「Balwisyall Nescell gungnir tron(バルウィシャル ネスケル ガングニール トローン)」。
当初はギアの使い方も分からず、更に無意識下で戦うことを忌避していたことから、武器となるアームドギアを発現することもできずにいた。しかし、後に弦十郎から体術を学び、これを駆使して戦うことになる。
アームドギアを発現しないためか響はシンフォギア装者の中で名称を持った技や必殺技を持たないが、アームドギアのエネルギーを拳に乗せパイルバンカーの要領で叩きこむ技を編み出しており、その一撃は絶唱に匹敵する威力を有する。
その後は本人の心境の変化により、「その手に何も持たないからこそ、他人と手を取り合える自身の手、すなわち拳を己がアームドギアとした」ため、武器を手に取ることなく体術を主体に戦い抜く。
高レベルのフォニックゲインによりシンフォギアのいくつかのロックが外れた限定解除(エクスドライブ)状態では、外見が白色の部分の比率が増えオレンジ色の部分が金色(黄色)に変化した。単にエネルギー総量が増えただけではなく背中のマフラー状のウイングによる飛翔や、アームドギアエネルギーの腕部からの射出などが可能となる。
その後は再びギアにリミッターがかけられたが、限定的なリミッター解除によってマフラーは残っており、ギア自体も各部パーツを大型化させて攻撃力の底上げをするなど、エクスドライブ前と比較してパワーアップを遂げている。
アニメ第1期でのルナアタックにてエクスドライブの発現を経たためか、第2期では通常モードがすでに以前とは違う形に変化した状態で登場した。第3期では第2期での形態変化と同様に、基本的な形状はそのままだがカラーリングも含んで細部に違いのある形での登場となり、臍部を露出したデザインとなった。
また、最初期の頃は脚部がハイヒール状になっていたのだが、1期序盤の戦闘中に「ヒールが邪魔だッ!」と踏み砕いてしまい、2期以降は最初からヒールのないデザインになっている。
ガングニールとの融合が深刻なレベルにまで進行して以降は、響の身体や戦闘スタイルにも大きな変化を生じさせ、ギアを纏わずともノイズに接触できるようになり、変身すれば、その身に触れただけでも余剰エネルギーによる熱で対象を炎上させるほどになっていた。
しかし、この極端なパワーアップは人間の領域から逸脱してしまったことの表れでもあり、戦闘中の響の顔は、その反動がもたらす苦痛に歪められていた。
モチーフとなったのは北欧神話の主神オーディーンの持つ、投擲すれば必ず敵を仕留められると呼ばれた槍「グングニル」。
『AXZ』においては、かの聖者の死を確かめるため、ケントゥリオが用いた槍――俗にロンギヌスの槍と呼ばれるものと、同一の存在として扱われている。
もっとも本来ならば、それでどうなるというわけでもなかったのだが、この逸話が「神にとどめを刺したもの」と曲解され、「神を殺せる」と2000年に渡って信じられてきたことから、後天的に呪われた「神殺し」の哲学兵装へと変容してしまったという背景を持つ。
アダム・ヴァイスハウプトによれば、哲学兵装の呪いは安易に使える特殊効果などではなく、使えば使用者自身の身にも降りかかるものであるとのことだが……
デュランダル
EUが財政破綻した際に不良債権の一部肩代わりを条件に日本が確保した剣型の完全聖遺物。第5号聖遺物にナンバリングされている。
特異災害対策機動部二課本部最奥区画「アビス」にて厳重に保管されていたが、ノイズの多発に伴う移送計画の際に響の歌声に反応して起動した。
その名には「不滅不朽」の意味があり、起動後には、圧倒的なエネルギーを無尽に生み出す剣として機能する。
戦いの最終局面においてフィーネによって奪われ、カ・ディンギルの動力源とされるもクリスと翼によって奪還され、全力の一振りでネフシュタンと共に対消滅した。
元ネタは「聖剣デュランダル」。様々な聖者達の遺骸の欠片が柄に収められた、ご利益迸る剣。
敵の手に渡るのを恐れて岩に打ち付けて折ろうとしたところ、逆に岩が砕けた逸話を持つ頑強な剣。
ミョルニルギア
ギャラルホルン編最終章で登場した響専用デュオレリックギア。第2章で早々入手できた聖遺物「ミョルニル」を入手できたが暴走を引き起こしクリスと未来の2人がかりでかろうじて押さえつける。その後、世界蛇の黒幕ベアトリーチェが変貌した最終形態「マザー・ヨルムンガンド」に大苦戦を強いられる中、太陽の三撃槍で使ったソルブライトギアとなった響がデュオレリックを決行。そしてこれまでの戦いで見てきた翼やクリス、マリア達だけでなく命を落としながら生きていけた奏やセレナ、肩を揃えて共に戦った未来、敵対関係ながらもお互いの想いを知り本当の意味でわかりあうことが出来たフィーネ、キャロルやサンジェルマン達などお互いに手を取り合い人と人がわかりあう気持ちが答え具現化した。
背中にコイルのような物が付き強大な放電攻撃を放つ鵜ことが出来るほか、必殺技「UNLIMITED BEAT」発動時には背中のコイルが合体してミョルニルを象徴するハンマーの姿になり敵を粉砕する。
使用技
他のメンバーとは異なり、単独では殴る蹴るの格闘が主で、ギアの機能を使った技に名が付くことが殆どない。その代わり誰かと共に放つ連携技の方が多く、常に他者との繋がりを求める彼女らしいスタイルといえる。
単体技
- インパクトハイク:脚部のパワージャッキで発生させた衝撃波で空気を蹴り込むことで、空中での挙動を行う。消耗が大きく、コストとリスクがかかる。
- TESTAMENT:第4期最終決戦にて発動した技。散っていった錬金術師たちの理想を纏ったかのような黄金の姿で、「オラオラオラオラァ‼」と叫びつつ連続パンチで空中に持ち上げ、とどめに両手のバンカーバスターで胴体に風穴を開ける。
- ゲームでの再現必殺技では、人型の相手だとアングルの問題で顔を殴っているように見えてしまうが、アダム(正体)のような巨大な相手ならちゃんとボディに見える。
- METANOIA:第5期最終決戦にて、バーニングエクスドライブで発動した技。自分の未来(みく)への気持ちや人々の未来(みらい)への想いを手に集め、殴るのではなく抱擁する。強い思いで「神殺し」の呪いを祝福に反転し、未来(みく)を傷つけることなく、彼女に憑依していたシェム・ハの魂を追い出した。
- 攻撃ではなく憑依解除に特化した技なので再現が難しかったが、ゲームでは響が飛んでいった先に未来が待機しており、ふたりが抱き合うと球形の爆発が起こり、二体までの敵がそれに飲み込まれるという仕様になっている。
- それを見たファンからはひびみくを見て尊死してる俺らじゃねぇかと言われることも。
連携技
- 双星ノ鉄槌-DIASTER BLAST-:漫画版にて披露。翼とのコンビネーション技。元々は奏と翼のコンビ技だが、戦う決意を固めた響を翼が認め、この技を即興で完成させて見せた。
- S2CA・トライバースト:第2期にて披露されたスパーブソングコンビネーションアーツ。翼・クリスと共に絶唱を詠唱し、その力を響が調律・制御することで放つ必殺拳。負担は響に集中するが、聖遺物との融合体である響だからこそそれを御することが出来る。
しかし融合症例では無く翼達と同じ適合者となった今では身体が持たないようである。実際ゲームでS2CAを使った後響は疲れきって疲労が体に回って倒れてしまったGXでもキャロルの絶唱をs2CAでと言った途端翼があの威力立花の体が持たない!と制止したことから融合症例でなくなった今では、そう簡単に使えないものとなった
- S2CA・ツインブレイク type-A(アロー):クリスとの絶唱の二重詠唱。
- S2CA・ツインブレイク type-B(ブレード):翼との絶唱の二重詠唱。
- S2CA・ヘキサコンバージョン:翼、クリスに加えマリア、調、切歌の6人の絶唱によるS2CA。ガングニールによって受け止めた力をアガートラームによって制御・再配分する。
- Synchrogazer:ガングニールとデュランダルの共鳴により引き出されたエネルギーを込めた一振りを翼・クリスと共に放つ。
- Vi†aliza†ion:響のガングニールとマリアのアガートラームの合体技。第2期で披露。2人のギアのパーツが巨大な黄金の右手と白銀の左手に変化し、巨大な敵を突き破る。ネフィリム・ノヴァを「バビロニアの宝物庫」へと封じ込んだ響達が脱出するために使用し、その出口に立ちはだかるネフィリム・ノヴァを突き破って脱出に成功する。そのエネルギー量は、ネフィリム・ノヴァを一挙に臨界点に到達させて大爆発で自壊させるほどの膨大さを誇る。
- Glorious Break:魔法少女事変に於けるXDモード発動時に披露した技。仲間達5人の全フォニックゲインを、自らの「拳」という名のアームドギアにて束ね、巨大な豪腕を形成。諸共に突撃する技である。
- TRINITY RESONANCE:イグナイトモジュール使用中、翼・クリスと共に発動した合体技。巨大化した翼の剣にクリスのミサイルが合体してカタパルト状の飛翔体を形成。飛び立った飛翔体の上から撃ち出された響の蹴撃が敵を貫き、更に飛翔体そのものも続けて敵に突き刺さる二段構えの大技。第4期で披露。
歌唱曲
撃槍・ガングニール
作詞:上松範康 / 作曲・編曲:藤田淳平 / 歌:悠木碧
私ト云ウ 音響キ ソノ先ニ
作詞:藤林聖子 / 作曲:俊龍 / 編曲:菊田大介 / 歌:悠木碧
FIRST LOVE SONG
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:藤間仁 / 歌:悠木碧・水樹奈々・高垣彩陽
正義を信じて、握り締めて
作詞:上松範康 / 作曲:藤田淳平 / 編曲:藤田淳平 / 歌:悠木碧
Rainbow Flower
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:岩橋星実 / 歌:悠木碧
始まりの歌(バベル)
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:喜多智弘 / 歌:悠木碧・水樹奈々・高垣彩陽・日笠陽子・南條愛乃・茅野愛衣
RADIANT FORCE
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:藤間仁 / 歌:悠木碧・水樹奈々・高垣彩陽
限界突破 G-beat
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:藤田淳平 / 歌:悠木碧
RADIANT FORCE (IGNITED arrangement)
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:藤永龍太郎 / 歌:悠木碧・水樹奈々・高垣彩陽
リトルミラクル −Grip it tight−
作詞:上松範康 / 作曲・編曲:藤田淳平 / 歌:悠木碧
限界突破 G-beat (IGNITED arrangement)
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:末益涼太 / 歌:悠木碧
激唱インフィニティ
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:末益涼太 / 歌:悠木碧・水樹奈々・高垣彩陽
負けない愛が拳(ここ)にある
作詞:上松範康 / 作曲・編曲:藤間仁 / 歌:悠木碧
激唱インフィニティ (IGNITED arrangement)
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:藤永龍太郎 / 歌:悠木碧・水樹奈々・高垣彩陽
必愛デュオシャウト
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:菊田大介 / 歌:悠木碧・茅野愛衣
花咲く勇気
作詞:上松範康 / 作曲・編曲:母里治樹 / 歌:悠木碧
アクシアの風
作詞:上松範康 / 作曲:上松範康・藤間仁 / 編曲:藤間仁 / 歌:悠木碧・水樹奈々・高垣彩陽・日笠陽子・南條愛乃・茅野愛衣
ALL LOVES BLAZING
作詞:上松範康 / 作曲・編曲:藤田淳平 / 歌:悠木碧
六花繚乱
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:菊田大介・笠井雄太 / 歌:悠木碧・水樹奈々・高垣彩陽・日笠陽子・南條愛乃・茅野愛衣
花咲く勇気 Ver. Amalgam
作詞:上松範康 / 作曲・編曲:母里治樹 / 歌:悠木碧・寿美菜子
PERFECT SYMPHONY
作詞:上松範康 / 作曲・編曲:藤田淳平 / 歌:悠木碧・水樹奈々・高垣彩陽・日笠陽子・南條愛乃・茅野愛衣・水瀬いのり
Xtreme Vibes
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:藤田淳平 / 歌:悠木碧・水樹奈々・高垣彩陽・日笠陽子・南條愛乃・茅野愛衣・井口裕香
備考
彼女の元ネタについて
彼女の纏うガングニールの直接のモチーフは、シンフォギアシリーズの脚本を担当する金子彰史がかつて手がけたゲームに登場する「ガングニールHAG35」。
また、彼女の人物像には、金子氏の過去作「ワイルドアームズ セカンドイグニッション」の特徴が色濃く受け継がれており、特に、戦う理由やシンフォギアのリスクなどは、同作の主人公であるアシュレー・ウィンチェスターのそれと似通っている(槍型の武器と融合しているという意味ではジェイナス・カスケードに近い部分もある)。
また、彼女の一部(へいき、へっちゃらッ!等)の台詞や歌の歌詞は、リルカ・エレニアックの台詞から引用されたセルフパロディでもある。
なおLiNKER適合者である奏やマリアに対しての彼女はシンフォギアの設定も合わせてクルースニク・アートレイデに対するジュード・マーヴェリック及びハウザー・ブラックウェルを思わせる物である。
ちなみに「G」第1話で披露した大型バンカーによる突撃は、監督の過去作で使われていた動作のセルフオマージュである。
イメージカラーについて
主人公には比較的珍しい黄色(オレンジ)というイメージカラーだが、これは「最初は未熟だから赤や青では印象が強すぎる」「太陽をイメージしている」といった理由がある…というのは建前で、実際は「金子のおっさんがゲッター3が好きだから」という超個人的な理由によるものである。(参考ツイート)
危うい優しさ
周囲から当人に非の無い理由で迫害された人物は多々いるが、響の場合はじめは同情していた周囲から掌を返されており、なお達が悪い。
それでも親友と母、祖母を心の支えに人に絶望せず、迫害を受けている状態にもかかわらず人助けをする等、その器の大きさ…あるいは危うすぎるほどの自己犠牲精神が覗える。
仮面ライダーとの関係
元々特撮番組からのパロディを多用する金子のシナリオにおいて、狙っているか不明なものの苗字が立花で名前が響、誕生日が9月13日、しかも担当声優の悠木自身も幼少時に「主要人物の少女時代」として顔出し出演していたり、それから12年後には中の人として出演していたりするなど仮面ライダーに関するネタが多い。
なお音楽と月が作品に関係し「周りに流されやすく、気弱な部分がある」「戦法が格闘主体」「体が人外である異端の存在」「暗い過去を持ち、迫害を受けた」「変身後は全ての力が発揮される覚醒形態になる」「敵側に自分の鎧の黒バージョンの鎧を使用する者がいる」など『仮面ライダーキバ』の紅渡との共通点が多い(ちなみに渡も劇中で暴走したことがあり劇場版では高校生活も送っている)。
また「体内の変身ツールで変身するが、暴走すると人間ではなくなるリスクを負う」点は、仮面ライダークウガの五代雄介、仮面ライダーOOOの火野映司、仮面ライダー鎧武の葛葉紘汰を思わせる部分がある。
また、AXZのラストバトルでは黄金色の最強フォームという点で仮面ライダーエグゼイドのムテキゲーマーを連想した視聴者も多かった。余談ではあるが金色の最強フォームと言うとキングフォームやエンペラーフォームもその類ではある。
不穏な空気と「主人公補正」
劇中において、響は少女の身でありながら数奇な運命をたどり、血を流しては大小様々な傷が付くことが多い。そして、不穏な空気を醸し出す演出が多く見受けられる。
第1期
第1話では「響の墓前で泣き崩れる小日向未来(ここでは単に「未来」と記述した場合、人名的な意味での「みく」も時系列的な意味での「みらい」も文の内容的にどちらとも含まれており正確な読解が困難になる恐れがある為、敢えてフルネームで表記する)」が描かれていた。
そもそも当初は「風鳴翼と天羽奏が主人公」との触れ込みで響が本当の主人公であることは第1話の放送で明かされたため、この段階での響の印象は「ノイズの被害に巻き込まれて犠牲となったモブキャラ」程度にしか思われておらず、この場面だけ観れば小日向未来の描写が「ノイズの被害に巻き込まれて犠牲となった友人の墓前で涙する少女」とも解釈出来てしまう(一方で、第1話での響の描写から「墓のシーンがある以上、響は最終的に死ぬのでは?」などと考察し懸念した視聴者も一定数は存在している)。
しかし、終盤で響は「機密保持のために隠密行動を強いられていた」ことが発覚し、生存が確定しており、従って第1話の描写は厳密には「響の墓前で泣き崩れる小日向未来」ではなく「(終盤の展開を先に見せ)事情を知らない小日向未来が誤解して泣き崩れている」と表現するのが適切であり、倒錯モノの原理で「序盤で『響の墓前のシーン』を提示し、それ以降はそこに至る経緯を示す」という構成となっている。
第2期
「G」の開始前の時点て「喪失――融合症例第一号<さようなら――ガングニール>」と宣伝されており、先述した「人間と聖遺物の融合体」との絡みから「響が死ぬのと同時にガングニールも消滅するのではないか」と曲解したり懸念を抱いた視聴者は多く、あたかも「(今度こそ)立花響に死亡フラグが立った」とも解釈出来る展開だったが、こちらも「響の『体内の』ガングニールが消失した(その後、先述した様にマリアのガングニールを成り行きで半ば強奪してギアを復活させた)」だけで、死んだ訳ではなかった。
結果的であるが、この「九死に一生の生還劇」でスタッフは響をダシに「死亡フラグを逆手に取った死ぬ死ぬ詐欺」を一度ばかりか二度も視聴者に見せたことになる。
第4期
「AXZ」では原罪を抱える者が使うことのできない神の力を吸収し、光の巨人あるいはディバインウェポン「破壊神ヒビキ」へと変異してしまう。
この経緯により(やはりというべきか今さら実感したというべきか)響にも『主人公は選ばれた存在』であるという枷…平たく言うなら主人公補正があったことが発覚したが、その(「愛」よりも重い)枷や苦境から決して逃げない言動こそが(作品内外問わずに周囲の人々に影響を与える)「立花響という人柄」たる所以ではなかろうか。
そして…
彼女の抱える想いについて
明るく振る舞う人物像のために分かり難いが、彼女にとっての「ひだまり」である未来に対する想いが非常に強く、彼女の台詞や描写だけでなく、彼女の歌からもこれが表れている。このため、「実は未来以上に愛が重いのでは?」と評されることもある。なお「ひだまり」である未来は、彼女を自身にとっての「太陽」と評している。
スマホアプリゲームにて
テレビシリーズを通して、完全聖遺物を使用した時や仲間と協力した時などの例外は別として、全装者の中で唯一必殺技及びカットイン演出を持たなかった彼女ではあるが、2017年夏に配信されたスマートフォン用ゲームアプリ『戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED』では、何と彼女にも固有必殺技及びオリジナルカットインフレームが用意されている。また、蹴り技を含めた近距離攻撃や遠距離攻撃系の必殺技も多数実装されている。
技名については基本的に「我流」の冠がついた漢字による命名がなされており、カットインフレームは龍虎が相搏つような絵柄になっている。
※情報出典⇒「シンフォギアXD公式ブログ第3話」
※カットイン例⇒「YouTubeでのサンプル動画」
プリキュアとの関係
シンフォキュアなるタグも作られているように、シンフォギアと接点が意外に多いのがプリキュアシリーズである。このシリーズは伝統的に月読調と同じピンクカラーが主人公を務めているため、響のイメージカラー(黄色や橙色の暖色系。もっとも、主人公に限定しなければその手のプリキュアも少なくない)とは一見全く異なっている。しかしながら歴代の主人公の特徴と響を照らし合わせてみると、
- 肉弾戦における圧倒的なパワーを誇る美墨なぎさ/キュアブラック
- 一癖も二癖もある仲間を導くカリスマ性、ラスボスとも話し合いで和解できる器の大きさを持つ夢原のぞみ/キュアドリーム
- いざ戦闘になれば雄々しさ全開、他者を思いやる気持ちが強いが故に傷つきやすいが、友情を信じ抜いてかつての敵を許し友達になれた桃園ラブ/キュアピーチ
- 下の名前が同じ響で、夫婦に例えられるほど仲のいい親友がいる北条響/キュアメロディ
- 敵の娘をも改心させ友情を育む度量の大きさを持ち、幼馴染から身をすり減らしているとすら心配される程に人助けに精を出す相田マナ/キュアハート
- 人助けに精を出す余り、人助けをしないことができないという響に似た危うさを持つ愛乃めぐみ/キュアラブリー
- 寮を共にし自分を影から支えてくれる親友を持ち、如何なることにも投げ出さず、心折れることがあっても再び立ち上がる精神力を持つ春野はるか/キュアフローラ
- 過去に凄惨ないじめを受けていた野乃はな/キュアエール
と、シンフォギアが始まる前、始まった後問わず大なり小なり響と似た特徴を持った主人公が多く登場した。一概には言えないが、上述の特徴を併せ持って生まれたのが立花響と言える。
しかしながら、彼女たちと響の最大の共通点は、どんな困難が待ち受けようと心を折られかけようと、絶対に諦めずに必ず成し遂げる意志の強さであろう。響は作中で1度完全に心が折れたことがあるが、それでも復活して立ち上がり、不可能と言われたことを可能にしてみせたのである。
そして2019年12月26日、プリキュアシリーズの新作、ヒーリングっど♡プリキュアの主人公花寺のどか/キュアグレース役に響役の悠木碧が選ばれた。そののどかだが、第1話の時点で既に、
- 病弱で入院経験あり
- 身体が弱いのにもかかわらず困っている者を放っておけず怪物が暴れる危険地帯に平然と突っ込む
という初期の響以上に危うさ全開なキャラとなっている。ある意味では響の後継者と言えるだけに今後も目が離せない。
関連イラスト
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戦姫絶唱シンフォギア 戦姫絶唱シンフォギアG 戦姫絶唱シンフォギアGX
グレ響:スマフォ向けゲーム作品『戦姫絶唱シンフォギアXD』内イベントクエスト『翳り裂く閃光』にて登場する並行世界の立花響。
アイリス:元気な性格かつ三木眞一郎ボイスの悪役と敵対している中の人繋がり。
ボラー:同じく中の人繋がり。『XD』のイベント『夢を唄う英雄』にて共演した。
鹿目まどか:中の人繋がりかつ主人公キャラ同士だが、こちらは神(ともいえる概念的存在)となることで世界を救った。神殺しで世界を救った響とは手段が対照的である。
光牙:神殺しの力と闇の力を持ち、拳技を中心としたファイトスタイルの戦士という共通点。仲間に「バカ」呼ばわりされる繋がりでもある。
上条当麻:自分で不幸と言っていたり、自分の近くにいる存在にCV井口裕香がいたり、いじめられていたことがあったり、入院経験があったり、仲間にバカ呼ばわりされたり、拳を闘いにつかうことが大きな意味を持っていたり、名前に「殺し」が付く力を使ったりとかなり共通点が多い。
結城友奈:誰かの笑顔を守るためなら自分の犠牲を厭わないステゴロバトルヒロイン繋がり(クウガ系女子)。こちらは神の力を借りて戦う。
スバル・ナカジマ:いわゆるクウガ系女子としての共通点が多い。レスキュー隊に所属した後の彼女は、ある意味で響が当初の自殺衝動を抱えたまま、成長してしまった姿と言えるかもしれない。また、彼女も響のように大食いである。
高町なのは:上述した二人同様、人助けの為なら自分を二の次にする危うさを持ち、「敵対している相手とまずは話し合いでの解決を試みるが、上手くいかなければ実力行使して和解に持ち込む」という戦いに対する心がけが共通する。
竜騎将バラン:助けた人々に掌返しをされた人物。彼は支えてくれる人がいなかったこともあって人に絶望して悪に落ちたが、彼が普通である。
中島敦(文豪ストレイドッグス):自分に非のない理由で人格が歪んで然るべき凄惨な迫害を受けながら、危うい程の自己犠牲の精神を持った善良な人物であり、敵対者すら救い、あるいは友情を築いている。
成瀬荊:人々の悪意を受けても誰かのための行動を貫き通した危うい自己犠牲精神繋がり。折れかけることはあってもぶれることはなく、敵対した者達とも和解し協力しながら世界の危機を救った。
徳川家康(戦国BASARA):素手で戦い、他者との絆を重んじ、争いを好まない者繋がりでイメージーカラーも共に黄。ただし苦難を乗り越えて(完全ではない時もあるが)ハッピーエンドを勝ち取っている響に比べると、彼は恩人を手にかけたり、親友と死に別れたり、望まぬ修羅の道を進まなければならなかったりと、ビターエンドが多い
九十九遊馬:響のような凄惨な過去を持つわけではないが自己犠牲精神を持ち、自分を騙し、裏切った相手をはじめ、敵ともわかり合った。また彼も周りから親しみ半分でバカ呼ばわりされている。
獣神サンダー・ライガー:『XD』を運営するブシロードが、子会社として有するプロレス団体・新日本プロレスのレスラー。公式ツイッターアカウントが連載する4コマ漫画にて、響がこのレスラーのコスチュームを着用したことがある。