「おっはよー!無敵の三冠ウマ娘目指して、今日も頑張るぞーっ!」
プロフィール
キャッチコピー | 無敵でキュート!天真爛漫ホッピン少女 |
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誕生日 | 4月20日 |
身長 | 150cm |
体重 | 増減なし |
スリーサイズ | B77・W54・H76 |
靴のサイズ | 左右ともに22.0cm |
学年 | 中等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | 誰とでも友達になること |
苦手なこと | お医者さん |
耳のこと | 称賛と会長の声は絶対に聴き逃さない |
尻尾のこと | 注目されると、興奮してふぁさふぁさ振る |
家族のこと | 試しにパパママ呼びをやめたら泣かれた |
マイルール | 調子のいい時はハチミツ!悪い時もハチミツ |
スマホ壁紙 | カイチョーとのツーショ(気分で変わる) |
出走前は… | 屈伸、ストレッチ!膝を重点的に |
得意科目 | もちろん全部!! |
密かな自慢 | CMに出演した大型テレビが大ヒット! |
よく買う物 | はちみードリンク、ウェットティッシュ |
ヒミツ | ①歴代トップの前屈記録保持者 / ②小さい頃は海辺でよく遊んでおりみんなから『浜の帝王』と呼ばれていた |
自己紹介 | やっほー、トウカイテイオーだよ!無敵の三冠ウマ娘になるボクのこと、ぜーったいに見逃がさないでよねっ! |
CV | 伊波杏樹(2016年発表時点でのクレジット)→Machico |
抜群のセンスと才能を持つ、明朗快活なウマ娘。
生徒会長である皇帝シンボリルドルフに憧れ、レースを志した。自分が1番になることを疑わない無邪気な自信家で、その奔放さは誰からも愛される。
独特の柔らかい歩様は「テイオーステップ」と呼ばれる。
(公式ポータルサイトより)
(リニューアル前)
明朗快活。輝くような笑顔がまぶしいウマ娘。身軽でフットワークが軽く、跳ねるような独特の走り方をする。“皇帝”シンボリルドルフに強い憧れを持ち、自分は“帝王”になるため、無敗の三冠制覇を目指している。
ソロ曲
明日? やだね、今すぐ! Step it!
『恋はダービー☆』
作詞:Cygames (corochi) 作曲:Cygames (本田晃弘) 編曲:中西亮輔
なおアニメ版においてはカラオケ店で配信されているらしく、本人が歌っている。
理想通りの夢じゃなくても 願いをカタチにしよう
『願いのカタチ』
作詞・作曲:原田篤(Arte Refact)
概要
メディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するウマ娘の一人。実在する競走馬である「トウカイテイオー」をモデルとしている。
学業でもレース面でも優れた才能を発揮する多彩な才能の持ち主。一人称は「ボク」。基本的に競走者として卓越した才能を持つ人物で何事にも適応力の高いハイスペック少女だが、何かを待つことにはやや抵抗があるらしく釣りなどはあまり性に合わない模様。
性格面でも明朗快活、無邪気で感情豊かだが、一方で強気で生意気な自信家としての面も持っており、負けを素直に認めない意地っ張りな側面を持っている。とはいえ、間違ったことに気づけばきちんと謝れる素直な心な持ち主でもある。
史実で親子関係にあったシンボリルドルフに強く憧れており、無敗の三冠ウマ娘を目指している。
容姿・デザイン
前に白いメッシュを一房垂らし、鹿毛のロングヘアーをピンクのリボンでポニーテールにまとめた小柄なウマ娘。モチーフとなったトウカイテイオー号は牡馬であったため、右耳に耳飾りを付けている。
史実で親子関係にあったことからか、その容姿はシンボリルドルフと似通ったものとなっている。
- 勝負服
アプリゲーム版名称は「トップ・オブ・ジョイフル」。
「帝王」の名に相応しい白を基調とした皇族をイメージさせるものとなっており、テイオー号の左前脚にのみ白斑が無かった事から、足元は白のロングブーツ、手袋は右手が白色、左手が紺色の色違いとなっている。
- 勝負服(アニメ版 Season2)
アプリゲーム版名称は「ビヨンド・ザ・ホライズン」。
ケガからの復帰というエピソードに合わせてか、元のイメージから大きく変更された不死鳥をイメージさせる赤と羽の意匠を組み込んだ物となり、白斑は反映されてない。ポイントにゴールドを配しているため、若干ゴージャスに見えるのが特徴。
イベントストーリー第30弾『秋さびて、想ひ綴る』に登場する、駿大祭で行う神事芸能「奉納劇」で扱う胡蝶役としての姿。ゲーム版では3着目の勝負服(一応スペも含めれば5人となる)。
藤紫と白をメインとした色合いの袖付き服で、同じ胡蝶役のツヨシとはニコイチ。髪型はお団子アレンジされており、本人には「動きやすい」と好評。
- 私服(アニメ版Season1)
アニメ版に登場する私服の一つで、白いパーカーを着ているラフな格好。服にピンク色の星が描かれているのもポイント。
- 私服(アニメ版Season2)
アニメ版に登場した私服の一つ。登場した際には年明けであったため、ゲーム版よりも厚着で手袋を身に着けているのも特徴。劇中ではほぼトレセンかレース会場にいるのでほぼ制服か勝負服しか着ていないが。
- 私服(アプリゲーム版)
アプリゲーム版に登場するオフショルダーのTシャツに短パンの姿。テイオーらしい独特なカラーセンスでかなり話題にされがちなファッションであるが、どうやらお小遣いを貯めて買ったらしい。こちらの世界のテイオーはよくゲームセンターにも遊びに行っているので、動きやすい服な方が都合が良いのだと思われる。
- 仮装服
アニメ版で登場したハロウィンの仮装。モチーフは赤ずきん。「ウマ箱」の設定資料では、ずきんを外したバージョンも見せている。ウマ娘用なのでずきんには耳カバーも取り付けられている。
- テイオー・オー・オー!!!
イベントストーリー17弾『鉄翼蒸気奇譚』にてVRウマレーターの力で一度だけ使えるEXジョブチェンジにより登場した姿。
- 比翼のワルツ
イベントストーリー第24弾『されば君、かなし』にてマックイーンと「リーニュ・ドロワッド」におけるデートを組んだ際の衣装。
本人は窮屈過ぎると不満を抱いていたが、服そのもののデザインには好意的だった。
- 執事服
アニメ版Season3第10話のトレセン学園地域合同イベントにて着ていた服。Season1のルドルフを意識しているらしく、ゲーム版のドロワ用の衣装とはデザインも変えられている。
- ドレス衣装(ウマ箱1版)
Blu-rayBOXこと「ウマ箱」のために描き起こされた新規衣装であり、テイオーらしく水色と白の清涼感あるカラーリングのドレスとなった。腰には青色のリボンが巻き付いている。
- ドレス衣装(ウマ箱2版)
本作では主役作のSeason2ということで、前作と打って変わって赤のシースルーがメインのドレスへとなった。
- エンディング衣装(アニメ版Season3)
アニメ版Season3のエンディングで着ているチアガール衣装。なお、アニメ時空のテイオーなので「SPICA」の文字が刻まれている。
- Ring Ring ダイアリー
アニメ作品『うまよん』のエンディング曲「Ring Ringダイアリー」映像に登場する衣装。「なんか文句ある?」でお馴染み。
- 幼少期
Season2の1話にのみ登場する幼少期の姿。本格化前かつトレセンの入学前ということで背丈も今より小さく、この頃に日本ダービーを制覇したルドルフに憧れを抱き「会長を超えるウマ娘になる」ことを目指した。
マンガ版
STARTING GATE!
「『皇帝』って呼ばれてるカイチョーみたいに…それがボクの夢…目標なんだ!」
スペシャルウィークらと並んでメイン格で登場。性格的にはアニメ版season1とゲーム版のテイオーを足して2で割ったような塩梅。
こちらの世界でもやっぱりルドルフとは仲がいいらしく、オグリキャップを初め先輩ウマ娘にも詳しい。普段は天真爛漫でふざけているようにも見えるが、時折持ち前の勘の鋭さを見せることも。
今作ではあまりマックイーンと絡むことはないが、1期同様スペの良き友人の一人として活躍していく。『STARTING GATE ! 』にはチームスピカは存在しないが、ウオッカやダスカ(スカーレットとも)とはプライベートでも遊ぶ仲である。
コミックス2巻収録の第13レース(第13話)では、雨が降りしきる中で「カタツムリ捕まえる」とか言って植え込みの所から全然動かず、「豊作だ~!!」とか言いながら高速で手を動かしまくって大量に捕まえまくっていた。…小学生男子かお前は。
しかもそれで時間を食ったせいで、トレーニングルームでは他の生徒達がどの器具やマシンも使用中状態になり、スペ・スカーレット・ウオッカ・テイオーの4人は使えずじまいになった…のだが、それで本人は反省するどころか、「あっ もしかしてスカーレットもカタツムリ欲しかった?ホラ。」と右手に乗せて差し出しており、当のスカーレットからは「ギャアアア!!要らないわよ!!!」と悲鳴をあげられて全力で拒否されていた…。
うまむすめし
第22話でゲーム版の私服で登場。ツルマルツヨシのパンケーキをご馳走してもらえた。
第30話においては1コマだけ登場。限定和栗ケーキに興味を抱いてはいたが、遠征トレーニングで現場には行けなかった。
ウマ娘シンデレラグレイ
131話にまさかの登場。ゲームやアニメ同様、ルドルフに懐いてる。
少なくとも二階以上に存在する生徒会室のある廊下からグランドに飛び降りたためマルゼンスキーを驚かせた。まだデビュー前の為、詳しい事は明かされなかった。
アニメ版
TVアニメシリーズ
明るくて活発、そして輝くような笑顔が眩しい美少女ウマ娘。身軽で跳ねるような独特のフットワークは"テイオーステップ"と呼ばれている。性格は勝気でちょっとナマイキ。プライドが高く、すぐにカッとなるところがあるが、レースに対する情熱は誰よりも強い。"皇帝"と呼ばれ、トレセン学園の生徒会長を務めるシンボリルドルフに強い憧れを抱いていて、その意思を継ぐ"帝王"となるのが将来の夢。そのための条件として"無敗の三冠制覇"を挙げている。
(アニメ公式サイトanime-umamusume.jpより)
Season1
小柄で快活なボクっ娘。高い志とそれに見合う才能を兼ね備えながら、愛らしさも全開のマスコット系。
学園に転入してきたスペシャルウィークの案内役として登場し、後にスピカトレーナーの依頼を受けて、ウイニングライブでダメダメなチームメンバーに歌とダンスの指導をすることになる。
劇中で見せる軽やかなボックスステップや美しいアラベスクは、持ち前の柔軟性の賜物。
チームへの所属については決めかねていたものの、スピカの面々と時間を共にするうちに感化され、出し抜けに入部を宣言して一同を驚かせた(この辺りは外伝であるボイスドラマ:サイドストーリーにて明かされている)。
メジロマックイーンをライバルと公言しており、合宿では楽しげに張り合う様子も描かれている。season2ではマックイーンに対して憧れの感情も抱いていることも明かされた。OPアニメで走る姿は、1993年の第38回有馬記念における復活劇が元ネタ。
OVA『BNWの誓い』
駅伝の案を無理があるじゃないといい、それがルドルフ会長の案だと知ると、手のひらを返した。
Season2
スペシャルウィークに続いて主人公の座につき、夢である無敗の三冠ウマ娘を目指して本格的に邁進することになる。
しかし、足の柔軟性が皮肉にも招いた度重なる骨折や自身が拠り所としていた連勝記録の途絶、三冠の獲得という子供時代からの目標が自身の故障の連続で泡と消えるといった多くの挫折に見舞われ、生来の天真爛漫な性格に影が差していく。それでも応援してくれるライバルたちのおかげで、宝塚記念にまでリハビリを終え、復帰することを誓う。
※2期終盤のネタバレ注意(ネタバレが嫌な人はブラウザバック)
だが練習の最中に3度目の骨折を発症してしまう。
更に、3度目の骨折はそれまでより重度の故障だったのか全盛期の速力は完全に彼女の肉体から失われた事を医師から宣告され、残酷な宣告に打ちのめされたテイオーはもう会長のようになれないと半ば放心状態に陥り、引退を決断してしまう。
「ぼくはもう、あんな風には、走れないんだ。」
だが、引退ライブのステージにて、テイオーは自分の復帰を最後まで願うキタサンブラックの姿に、ルドルフに憧れていた頃の自分を思い出し、今や自分がかつてのルドルフのように、誰かの夢を背負い、夢を見せる側に転じていたことに気づかされる。
さらに引退を引き止めんとするトレーナーやマックイーンたちの説得、そしてターボの身体を張った「諦めないことの大切さ」への叫びが好を奏し、再びゼロからやり直そうと復活を目指すべく立ち上がることになる。
チームカノープスの面々とは比較的仲も良いようで、ネイチャとはたまに食事を共にする位の付き合い。
イクノやタンホイザとも度々会話していたが、ターボに対しては良くも悪くも"よく突っかかってくる子"止まりだったのか会うたびに「ダブルターボ」、「ダブルジェット」と名前を間違えていたのだが、自身の引退を止めようと「レースに絶対勝つ」ことを有言実行して見せた後には態度を改め「ツインターボ師匠」と何故か師匠呼びに変わった。
そして、レースのためにリハビリを続けるテイオーだった。その途中お世話になった人達にありがとうを言うがマックイーンのみ恥ずかしくて言えなかったが、ハロウィンデートでようやく言えた(なおたい焼きのカスタードをカスケー…と言いかけている)。が、今度はこれまでテイオーを支え続けていたマックイーンが繋靭帯炎を発症、次の天皇賞どころかもう走ることすら叶わない難病を患ってしまう。
自分が再びテイオーと走るには、それこそ「奇跡」でも起こらない限り無理だと泣きじゃくるマックイーン。だからこそ、テイオーは今まで支え続けてくれたマックイーンに報いるため、彼女を元気づけるために有馬記念へ出走して「奇跡を起こす」ことを決意する。
タイムも不調、レースは1年ぶり、しかも前回は11着と重なる悪条件の中で、それでもテイオーは有馬記念での勝利をマックイーンと約束した。
スピカメンバーたち総出でサポートを受け、有馬記念には無事に出走。
出走メンバーにはネイチャやタンホイザ、春天でマックイーンを破ったライスシャワー、前回の有馬覇者メジロパーマー、新世代最強トリオBNWのダービーウマ娘ウイニングチケット、同じくBNWの一角にして菊花賞でレコードを叩き出して大勝した現行最強の中長距離ウマ娘との呼び声も高いビワハヤヒデも参戦。14人中GⅠウマ娘が7人という実力者揃いのレースであった。
有馬記念の人気投票では第4位と復帰戦としては中々の順位で衰えぬ人気を見せていたものの、あくまでもテイオーのレース復帰に対する同情票・応援票に過ぎず、勝てるとは思っていない者も多かった。
レースまでに、速力を全盛期の状態に戻すことは叶わなかったが、スピカメンバーの応援を受けて遂に1年越しの復帰を果たした(同期のウマ娘たちもテイオーの復帰を暖かく出迎えており、ネイチャも"テイオーがどんな状態だろうと関係ない"と前置きしつつ「おかえり」と声をかけた)。
そしてついに始まった有馬記念の本番。
有馬二連覇を目指すパーマー、菊花賞の雪辱を果たしたいチケット、祝福の声の下での勝利を欲するライス、自分の実力を証明したいネイチャとタンホイザ……参戦した全てのウマ娘たちの「絶対に勝つ」という意地と意地がぶつかり合い、レースは全員が10バ身以内にもつれ合って進む大激戦となる。
第4コーナー、ビワハヤヒデが圧倒的な超加速を仕掛け、パーマー、ネイチャ、ライス、チケット、タンホイザたちを次々と引き離してトップへと踊り出る。
まさに豪脚。やはり今のビワハヤヒデに勝てるウマ娘はいないのか……。
しかし次の瞬間、人々は信じられない光景を目の当たりにする。
実況「トウカイテイオーが来た!…えっ?トウカイテイオーが来たぁ!?」
それはビワハヤヒデの加速に、ただ一人食らいついて行くテイオーの姿だった。
「肺が苦しい…けど破れたって関係ない…!」
「足が重い…でもまだ動く…!」
テイオーは、何度も挫けてきた。3冠の夢が破れた時も、無敗の夢が破れた時も、マックイーンとの勝負が果たせずにいた時も。
全てのウマ娘に「勝ちたい」という想いがある。全てのウマ娘に「負けたくない」という意地がある。
それでも、この場で誰よりも『勝ち』を望んでいたのは、紛れもなくテイオーだった。
テイオー「絶対に譲らない…!!絶対に…!絶対に…!『絶対』はボクだああぁぁぁっ!!」
マックイーン「…っ!行け…!」
トレーナー「行け…!」
ルドルフ「行けっ…!走れっ…!!」
テイオー「勝負だあああぁぁっ!!!」
最後の直線、全身全霊の力で地面を踏みしめてスパートを仕掛けたテイオーは、ハヤヒデに最後の勝負を挑む。
全盛期の優雅さやスタイリッシュからは程遠い、ただがむしゃらに、少しでも速く前を目指す不恰好な走り方で。
スピカの面々も、キタサンブラックたち観客も、会長シンボリルドルフも、そして駆けつけたマックイーンも応援する中、遂にビワハヤヒデを押さえて1着。
これまで数々の「運命の意地悪」に振り回されてきたテイオーが、 誰もが無理だとあきらめた「奇跡の復活」を成し遂げたのだ。彼女の勝利への執念が、精神が肉体を超越した瞬間だった。
レースの終了後もテイオーコールが会場に響く中、仲間たちやライバルから祝福の言葉を受けるテイオー。ウイニングライブの最後にはとびきりの笑顔を観客に届けた。
奇跡の有馬から何度目かの春。桜の花びらの舞う学園のレース場で、誰かを待ちながら模擬レースの準備をするテイオーがいた。
そこに現れたのは……。
競争結果(下記の3期含む)
話数 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 枠番/馬番 | 着順 | 1着ウマ娘(2着ウマ娘) |
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s1 10話 | ? | ? | ? | 芝?m | ? | 1着 | (?) |
s3 2話 | 中京 | ? | ? | 芝?m | ? | 1着 | (?) |
s2 1話 | 中山 | 皐月賞 | GI | 芝2000m | ? | 1着 | (?) |
s2 1話 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2400m | 8/20 | 1着 | (リオナタール) |
s2 4話 | 阪神 | 大阪杯 | GI | 芝3000m | 2/2 | 1着 | (?) |
s2 5話 | 京都 | 天皇賞(春) | GI | 芝2000m | 8/14 | 2着 | メジロマックイーン |
s2 6話 | 東京 | 有馬記念 | GI | 芝2500m | ? | 11着 | メジロパーマー(?) |
s2 13話(S1 13) | 東京 | 有馬記念 | GI | 芝2500m | 3/4 | 1着 | (ビワハヤヒデ) |
s1 13話 | 東京 | ウィンタードリームトロフィー | GI | 芝2400m | 7/13 | ? | ? |
全競走成績:9戦6勝(2着①3着⓪着外①)
Season3
「キタちゃんが今、何に悩んでるかは聞かない。でも、きっと大丈夫だよ。そういう消えない"何か"、キタちゃんも持ってると思うから」
本作ではSeason2時代からより性格が落ち着いており、ドリームトロフィーリーグに移籍したことが明かされた。
新たにスピカに入部したキタサンのトゥインクル・シリーズでの戦いを暖温かく見守る。以前の経験もあってか、ドゥラメンテに対し複雑な感情を持つキタサンに対して敢えて静観する立場に。本作では前作主人公として、Season2時代のギャグ的な部分は抑えられシリアスな立ち位置となる。
なお、第2話ではメイクデビュー時代の彼女の映像も確認できる。劇中では「はちみーのうた」を歌っていたりオープニングでは相変わらずはちみーを飲んでいる辺り、根っこの性格は健在である。
第8話では大きな目標を見付けられないキタサンに何故何度も夢を折られても前へ進めたのかを聞かれ、夢と誇りを背負った者、目標になってくれた者、「諦めるな」と叫んだ者、自分を信じてお守りをくれた者、沢山の人に支えられたからこそあの有馬を勝てたこと、そしてまだ皇帝ことルドルフを超えたい思いからドリームトロフィーリーグに進んだことを告げた。
RTTTシリーズ
Road to the Top
シルエットでの登場だがトップロードが皐月賞について語るとき歴代の皐月賞ウマ娘の一人として登場した。
新時代の扉
台詞は一切ないが、冒頭に登場する歴代ウマ娘として一瞬だけ登場する。
その他のアニメ
うまよん
第2、5、12回に登場。
また、アニメ版2代目主題歌(5~8話まで)としてシンボリルドルフ、エアグルーヴ、ヒシアマゾン、フジキセキと共に「Ring_Ring_ダイアリー」の歌唱を担当・登場している。
うまゆる
第6話で某見た目は子供頭脳は大人の名探偵になり、スカーレットのティアラを盗んだ犯人を推理しようとしていた。
ゲーム版
『熱血ハチャメチャ大感謝祭!』
「ふっふーん♪ボクがいるんだもん、なんの心配もないよね〜。テイオー様の快進撃、みんなにもみせてあげるよ!」
本作でも勿論プレイアブルキャラクターとして参戦。今回はパーソロン系メインのキャラ構成であるチームローズのメンバーとして活躍する。
本作では実質チームローズの主人公的な役回りであり、憧れのルドルフやツヨシらと共に「ハチャメチャGP」優勝を目指す。その高い身体能力はレース以外でも遺憾なく発揮されており、バスケ競技などでもツヨシやキングヘイローに感心される場面がある。
ゲーム中におけるプレイヤーの自由でカスタマイズできる部室でははちみーもアイテムとして売られており、実際に部室にはちみーを置いておくことも可能。部室にテイオーを入れておくと、「カフェテリアでもはちみーを置いてくれれば良いのに」と言及することがある。本人曰く「はちみードリンクは硬め濃いめ多めが決まり」だとか。
テイオーのはちみー好きは周囲のウマ娘にも周知されているらしく、ツヨシは「はちみーはちみーはちみー♪のヤツ!」、シービーには「テイオーの?置きっぱなしだ。怒られちゃうぞ。」、マックイーンには「テイオーさんのものかしら…?」とコメントされる。しかもテイオー本人がいなくても部室の反応を見られるので、普段の彼女のはちみー愛好家ぶりが見て取れる。
なお、チームローズではマックイーンと並んで事実上のツッコミ役であり、今作ではアニメ版以上にゴルシとの会話が多い。劇中ではチーム名を巡って何度か彼女と口喧嘩をすることがあった(テイオーは「シンボリルドルフとトウカイテイオーの絶対最強ウルトラチーム」という名前を提案していたが、なんだかんだでローズの名前に定着したようだ)。
ゴルシとは本作では何かと張り合う場面が多く、劇中では風船を付けられて一度宙に浮かされてしまうという場面もある。
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
「無敵のテイオー伝説、いよいよスタートだー!」
初期実装の育成ウマ娘として、最高レアである星3[トップ・オブ・ジョイフル]が、後にアニメ2期コラボとして新勝負服である星3[ビヨンド・ザ・ホライズン]が実装。それぞれ固有スキルが異なるほか、初期ステータス、成長率、勝負服イベント、覚醒Lvでの習得スキルが若干異なる。
サポートカードは初期よりガチャ産のSSR・Rとウマ箱2の特典に付くSSRがある。
ウマ娘ストーリーや育成ストーリーではアニメ版のテイオーと比べると更に勝気な性格となっているのが特徴。
自身を「無敵のテイオー様」と称する程の自信ぶりを見せており、時に一人称が「ワガハイ」になったりとやや無邪気な面が強くなっているが、それは彼女自身の才能と努力に絶対的な自信を持っているが故のものである。
が、少々慢心しておりウマ娘ストーリー初期では「走るのは自分なんだからトレーナーなんて誰でも同じ、居てもいなくても関係ない」と公言して憚らない。
こちらでも怪我を負う点は同様だが、ある程度無気力な状態にはならずにリハビリを続けるなどメンタル面の強さはアニメ版以上のものを持つ(一応怪我の直後は友人曰く陰で泣いていたらしいが)。反面、一度気が動転してしまうとかなり脆い部分は変わっておらず、無理な練習をトレーナーに叱られた際には、
「ぐすっ…なんだよぉ……。怖い顔しないでよぉ……!」
と溢す場面も見られる。
また、当然の如くルドルフに対しては強い信頼と憧れの感情を寄せているが、当初はややアニメ版以上に会長に妄信的になっている節もあり、トレーナーには「もったいない」、当のルドルフ本人には「頂きを目指すウマ娘としてあまりに不幸」と自らの可能性を狭めてしまっている部分を危惧されていた。
実際、ルドルフとレースで敗北しても「やっぱりカイチョーはすごい」と悔しさすら湧かない場面もあるが、これはウマ娘にとっては致命的な悪癖(負け癖)であり、ハルウララやウイニングチケット等「勝ちたいと思えない」「勝つ事が二の次」「負けても悔しくない」の心理状態に陥ってしまったウマ娘は全員勝てなくなったり伸び悩んでいる。
その後、ルドルフに再び敗北したことやトレーナーと会ったことを切っ掛けに心境に変化が起こり、自身が本当になりたいのは「会長でさえ自身を認めて歓声を送りたくなるウマ娘」と気づき、ルドルフに直接「"皇帝"を越える"帝王"になる」と宣言。主人公を自身の専属トレーナーとして指名した。
なお、会長のダジャレに関しては苦言を呈している。
とはいえその内容が「テイオーのていをなす」というダジャレだったため自分の名前で遊ばれたのが不満だったという可能性もあるが。これが本当の親父ギy(
実家は執事(本人曰くじいや)がいるくらいの裕福な旧家らしい。家族は両親がいる。
お嬢様らしく利き紅茶が得意という意外な一面も。
ホーム画面の会話にてスペシャルウィークの1学年下であることが語られている。
幼少期は海辺でよく遊んでいた(アニメ2期12話の砂浜トレーニング同様、史実において1992年の有馬記念直後の放牧が砂浜でトレーニングを行う鹿児島県の山下牧場で行われていたことに由来すると思われる)ため「浜の帝王」というあだ名がつけられていたらしい。これは幼名の「ハマノテイオー」(「ハマ」は生産牧場の長浜牧場に、「テイオー」は父・シンボリルドルフの異名である『皇帝』から連想した「帝王」にそれぞれ由来)から取ったと思われる。
また、ダンスゲームが一番の趣味らしく、「こんなに無敵で素敵な遊びは他にないよ」と称する程気に入っている。ゲームセンターの音ゲーではスコア62万点と恐らく相当な記録を打ち立てたが、ストーリーにおいては最高記録の99万9999点のカンストを達成する偉業(?)も成し遂げた。
なお、ダンスゲームが一番というだけでゲーム全般満遍なく得意らしく、リズムゲームは十冠、レースゲームは七冠、パズルゲーやFPSも何でもござれとジャンルを問わない純然たる天才ゲーマーである。ルドルフはチェス、史実では遠戚になるシリウスシンボリもビリヤードが得意と明かされているので、分野は違えどそれぞれゲームが好みなのは血筋なのかもしれない。
ナリタタイシンの育成イベントでは作中でも結構なゲーマーとして知られるタイシンに何度も苦渋を味あわせている。ちなみに、同じ二冠ウマ娘のエアシャカールにも対戦では一枚上手の様子。
プレイヤー名は「ワガハイちゃん」で通っており(タイシンの育成イベントが初出。しばらくして実装されたサクラチヨノオーのイベントではテイオー本人が自ら名乗っている)、ゲーム版一周年記念に追加された『Make a new track!!』でも名が言及されるほどトレセン学園内でもそこそこ有名のようだ(本人は別に隠す気はなさそうだが)。
育成ウマ娘
- ☆3[トップ・オブ・ジョイフル]トウカイテイオー
- 究極テイオーステップ
最終直線で前と差が詰まると華麗な脚取りで速度がすごく上がる。
- 厳密な発動条件は、最終直線で2位or3位の状態かつ、前方のウマ娘の1バ身以内に近づく。
中距離と先行に適性があり、スピードの成長が大きいのが特徴。
育成中の目標で長距離レースを3回走る必要がある為、因子で長距離適性を上げないと苦しくなる。
スタミナの確保も課題なので育成難易度は意外と高め。下準備の仕込みが大事なウマ娘である。
クラシック三冠を目指しているが、菊花賞でスーパークリークあたりにタイトルを奪われる可能性もあるので注意を。
覚醒スキルが位置取り系に偏ってるのも特徴であり欠点、サポカや継承で有用スキルを引っ張っていかないと思わぬ苦戦を強いられるので注意。
なお「無敗で皐月賞で1着になると特殊実況が発生」する。また、春シニア三冠を達成すると特別イベントが発生、一部ステータスが大きく上昇する。しかし、達成に必要な天皇賞(春)に出走してくるマックイーンが半ば信じがたいほど強く、春シニア三冠達成はかなり難しいといえる。
- ☆3[ビヨンド・ザ・ホライズン]トウカイテイオー
ストーリーイベント「Brand-new Friend」の開催と同時に実装された★3育成ウマ娘。
詳細は該当記事を参照。
- ☆3[紫雲の夢見取り]トウカイテイオー
ストーリーイベント「秋さびて、想ひ綴る」の開催と同時に実装された☆3育成ウマ娘。
詳しくは該当記事を参照。
固有二つ名
帝王
育成でGⅠを7勝以上したウマ娘から想いを継承し、GⅠで1番人気を4回以上、無敗で皐月賞、日本ダービーで勝利し、有馬記念(シニア級)で勝利する。
- 継承の時点から仕込みが始まっている、忘れがちなので注意。
- 無敗で皐月賞と日本ダービーを勝利が難しいが、そこさえ超えれば後は楽勝。
サポートカード
- SSR[夢は掲げるものなのだっ!]トウカイテイオー
リリース初期よりサポートカードガチャで入手できるSSRサポート。タイプはスピード。
- SSR[ふたつのノーブルライト]トウカイテイオー
アニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season2』のBlu-rayBOX、『ウマ箱2』の第1コーナー(第1巻)特典として登場したSSRサポート。タイプはパワー。
- SR[Step! Smile! Wink!]トウカイテイオー
2022/5/10にレジェンドレース「天皇賞春」の開催と同時に実装されたSRサポート。タイプはスタミナ。
- SSR[テイオー・オー・オー!!!]トウカイテイオー
2022/8/29にストーリーイベント「鉄翼蒸気奇譚」の開催と同時に実装されたSSRサポート。タイプは賢さ。
性能自体は賢さカードとして無難なものだが、なんと取得可能なレアスキルがあの「弧線のプロフェッサー」となっている。これだけでも強力なのだが、なんといってもキタサンブラックにこのスキルを取得させられる唯一の手段となっており、これがこのカードの真髄と言える。キタサンは逃げを得意とするため賢さカードというのも上手く噛み合っている。
自身を慕っていたウマ娘を支えるかの如く相性抜群なのは、偶然かはたまた…。
- SSR[比翼のワルツ]トウカイテイオー
ストーリーイベント「されば君、かなし」にて報酬での配布として登場したSSRサポート。タイプはスピード。
- SSR[開催☆ハチャメチャGP!]トウカイテイオー
ゲームソフト『ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭』早期購入特典として登場したSSRサポート。タイプはスピード。
ぱかチューブっ!版
度々ゲスト出演しており、ジェスチャーゲームやイラストを描いたり、ゴルシと入れ替わってたりを行っている。
はっちゃけ具合がゴルシに負けず劣らずで、時にはゴルシが振り回される一面も。
ゴルシ主催のゲーム企画では「STIFLED」というホラーゲームに挑戦。
当初はプレイしていたがVR酔いでリタイアした為ゴルシに交代。
観戦者の立場だったが、途中で驚かしていたずら心を発揮。普段驚かす側のゴルシが突っ込むと言う貴重な場面に。
キング・マヤノと共に参加した際には「GangBeasts」という対戦ゲームをすることに。
マヤノに初手で狙われたり、キングの圧倒的な腕前にボコボコにされた。
キャラの選出にマントキャラを選んだのは、会長を意識してのことらしいが、そのため、ゴルシにしばしばヒーロー扱いされることとなる。
エレベーター回では、マヤノ・キングへの挑発を繰り返した挙句足を踏み外して落下。
ゴルシの叫びが舞うことに(実はよくよく見るとうっかりゴルシが突き飛ばしてしまったのは内緒)
外部出演
グランブルーファンタジー
コラボイベント『蒼空に響くファンファーレ』で参戦。
スペシャルウィーク、サイレンススズカと共にチームとしてプレイアブル実装された。
Shadowverse
『シャドウバース × ウマ娘 プリティーダービー』コラボにて「ロイヤル」クラスのリーダースキンとして登場。
また、クレイモアマスターというカードのイラスト違いプレミアムカードとしてトウカイテイオーも登場した。
関連人物
尊敬を寄せる相手にして最大の目標。史実では実父であり、種牡馬としてのルドルフの代表産駒がトウカイテイオーである。
無敗の3冠を達成した偉大な「皇帝」に対し絶対の尊敬と憧れを抱き、度々ルドルフには「カイチョー」と呼び慕っている。ルドルフにとっても自身によく絡んでくれるテイオーは可愛い存在で、日々彼女の成長を見守っている。ゲーム、アニメ、漫画と絡みは非常に多い。
アニメ版におけるライバルにして友人。実は両者が史実で共に走った回数は数える程度のため、アプリ版ではやや絡みは控えめだったりもする(このため、アニメ版では「テイオー」、アプリ版では「テイオーさん」と呼ばれ方が微妙に異なる)。元々は同学年でトレセンに入った者同士で、学園に入学してすぐからマックイーンのことは意識していたらしい。
大体のメディアではスペにとってスズカの次に友人になったウマ娘となる。トレセンを案内する内にいつの間にか仲の良い友人になったようだ。内心ではスペのことを想像以上に食い意地のある子扱いしているそうな…間違いではないが。
同じシンボリルドルフ産駒繋がり。憧れが同じなので話が合うらしく、ちょくちょく体調を崩しがちな彼女の姉貴分的な存在として振る舞っている。ルドルフと三人でトレーニングすることもあるらしい。『ハチャウマ』ではルドルフを含めた3人でお祭りに行く約束もしていた様だ。
アニメ版のオープンキャンパスからキタサンから「帝王」として尊敬されており、テイオーにとっては可愛げのある後輩。実は通常版の勝負服だと成長率が同じ(スピード20%、スタミナに10%の補正)だったりする。
アニメ版Season3ではキタサンはテイオーが所属するチームスピカに入部することになる。
史実では何度か対決している関係。ネイチャには「キラキラ主人公」と羨望の目を向けられているが、テイオーはネイチャのことを警戒すべき強敵として認識している。ネイチャの育成ストーリーではテイオーと幾度に渡り激突することになる。
ターボには一方的に「終生のライバル」と呼ばれているが、あまり当の本人には意識されていないらしく「ダブルターボ」、「ダブルジェット」とよく名前を間違えられている。どうやら模擬レースでのテイオーの圧倒的な走りにターボが惚れ込んだことが因縁のキッカケらしい。何よりもテイオーの諦めない姿勢がターボに気に入れられている。アニメ版やターボ本人のシナリオより関係が軟化したイベント第17弾『鉄翼蒸気奇譚』では友人として「ダブルジェット」呼びは名前間違いではなくからかい目的のイタズラで呼ばれるなど、両者の仲も改善している。
路線こそ違うが同期のウマ娘。ゼファー曰くテイオーは「青嵐」と呼ばれる爽やかさがあるらしい。ゼファーの育成シナリオにおいてはテイオーも重要キャラクターとして登場することになる。同じ高すぎる憧れを持つ者としてテイオーにもシンパシーを感じられているそうだ。
ムームメイトにして気の合う友達。アニメ版Season2のopでは寝ている彼女をよそに早めに登校するテイオーの姿がよく見られる。というかアニメ版だとほぼ絡みがないので事実上両者の会話する姿はゲーム版のみとなる。
競走馬『トウカイテイオー』
91年、日本ダービー
七冠の父のプレッシャーに勝ったトウカイテイオー。
「帝王は、皇帝を越えたか。」
帝王の帰還
我ここにあり。
高らかな宣言とともに
帝王は帰ってきた。
大きな夢はかなわなかったが
かわりに新たな輝きを身につけて
帝王は帰ってきた。
試練を乗り越えることで
人々に希望を与え続ける
奇跡の存在としての歩みが
ここから始まる。
1988年(昭和63年)生まれの鹿毛の牡馬(91世代)。父シンボリルドルフ、母トウカイナチュラル、母父ナイスダンサー。
父のシンボリルドルフは言わずもがな、中央競馬史上初の無敗クラシック三冠馬にしてGⅠ7勝を挙げた「皇帝」。本馬はその初年度産駒であり、種牡馬として初のGⅠ馬にして代表産駒である。
叔母のトウカイローマンは1984年優駿牝馬(オークス)の勝ち馬。競走馬としてのトウカイテイオーの記事にもあるが、当初はトウカイローマンにシンボリルドルフを種付けする予定だったが流れ、代わりに妹のトウカイナチュラルに種付けを行ったという経緯がある。もし当初の予定通りトウカイローマンに種付けをされていたら、トウカイテイオーはこの世に存在しなかったかもしれない。
また、母系の血統を辿ると、史上初めて牝馬として日本ダービーを制した名牝・ヒサトモ(牝馬でダービーを制した競走馬は他にクリフジとウオッカがいる)に行き着く。ヒサトモの血統はかつて競走成績も優れず風前の灯だったが、テイオーの馬主で「トウカイ」冠名で知られる内村正則氏(ゴム製品メーカー創業者)が自身の基礎牝馬として積極的に保護した。
その甲斐あってトウカイローマン、そして本馬・トウカイテイオーが現れたことで復興に成功し、現代にもその血脈は続いている。
1990年(平成2年)10月、安田隆行(騎手引退後に調教師としてロードカナロアやカレンチャンなどを管理)を背にデビューし、2戦2勝して3歳(現:2歳)シーズンを終える。
明けて1991年(平成3年)も若駒ステークス、若葉ステークスをそれぞれ快勝して無敗のままクラシック戦線に乗り込むと皐月賞、日本ダービーを制し親子2代で無敗の二冠馬となるが、菊花賞は骨折で出走できず親子2代無敗の三冠馬の夢は絶たれてしまった(後にディープインパクト・コントレイル親子が達成)。
1992年(平成4年)、安田隆行の調教師転向に向けた準備に伴い(この時点では引退しておらず、大阪杯ではネーハイビクトリーに、天皇賞・春ではボストンキコウシに騎乗している)、父シンボリルドルフの主戦だった岡部幸雄が手綱を握ることになった。復帰戦となった産経大阪杯(当時GⅡ、現在のGⅠ:大阪杯)を圧勝し、史上初の無敗の天皇賞制覇を賭けて天皇賞(春)に参戦し、史上初の天皇賞(春)連覇に挑むメジロマックイーンと対戦する。「TM対決」と称される二強対決として大きな注目を浴びるも本番では5着に敗れ、さらに骨折が判明して秋まで休養することとなる。
秋は天皇賞(秋)で復帰するものの、38度を超す熱発で調教を休むアクシデントが起きて調整に狂いが生じ、レースでは「バカ逃げコンビ」と言われた2頭、メジロパーマー(鞍上・藤田伸二)とダイタクヘリオス(鞍上・岸滋彦)による暴走を3番手で追走した結果、ゴール前失速し7着に終わる。
続くジャパンカップは前走の大敗や世界各国から強豪が集ったこともあり5番人気と人気を落としていたが、ここでは本来の実力を発揮し、ナチュラリズムとの叩き合いを制し優勝。ジャパンカップ初の親子2代制覇となり、父以来となる日本馬の制覇も成し遂げた。
しかしその後、ファン投票1位・単勝一番人気で挑んだ有馬記念でまたしても不運に見舞われる。岡部幸雄が騎乗停止となり、鞍上が田原成貴に乗り替わった上、体調不良が祟って11着に敗れてしまった。しかもスタート直後に脚を滑らせ左中臀筋を痛めてしまい、1993年(平成5年)も度重なる故障と休養でレースに出走出来ない状態が続いた。
それでもファン投票で選出され93年有馬記念に出走。岡部はビワハヤヒデに騎乗する為、前年も騎乗した田原成貴騎手を再び鞍上に迎えた一年振りのレースで、ビワハヤヒデ以下を下して優勝。前回の出走から中363日でのGⅠ勝利は長期休養明けGⅠ勝利の最長記録となっており、この記録は現在も破られていない(直近ではウマ娘化もされたデアリングタクトが中384日での復帰戦として2022年ヴィクトリアマイルに挑むも、残念ながら6着に敗れて記録更新とはならなかった)。
田原成貴騎手は検量後のインタビューで「日本競馬の常識を覆した、彼自身の勝利です」と涙ながらに称賛した。フジテレビの実況の堺正幸アナも「奇跡の復活!!」と称えた。ちなみに彼がラストスパート時に実況で叫んだ「ダービー馬の意地を見せるか⁉︎」という台詞は、アニメでも「ダービーウマ娘の意地を見せるか⁉︎」と引用されている。
1994年(平成6年)も現役を続行したが故障と休養でレースに出走できない状況が続き、天皇賞・秋を引退レースと決めて調整したが復調できず出走を断念。引退が決定され、10月23日に引退式が行われた。引退式が行われた東京競馬場は前日に重賞レースが行われていたが、引退式当日は前日を大幅に上回る10万人以上が詰めかけたという。ちなみにその日のメインレースだった東京スポーツ杯を制したのは、皐月賞でテイオーの2着に敗れ、以降も3年以上勝ち鞍に恵まれなかった同期のシャコーグレイド(父:ミスターシービー)だった。
引退後は翌年から種牡馬となり、トウカイポイント、ヤマニンシュクル、ストロングブラッド がGⅠを制している。母父としては豪GⅠを2勝したブレイヴスマッシュ、2019年の中山大障害を制したシングンマイケルの他、近年では2023年セントライト記念など重賞2勝馬のレーベンスティールを輩出している。
2013年(平成25年)8月30日、現役種牡馬のまま、心不全のため社台スタリオンステーションで死去。25歳没。その年の種付けシーズンを終えて元気に過ごしていたが、同日に放牧地から戻った後に息を引き取ったという。
- 後継種牡馬
上述のように三頭のG1勝ち馬を出して、成功と言える種牡馬成績を収めたのであるが、トウカイポイントが騸馬、ストロングブラッドが種牡馬にならず引退後去勢ということもあり、後継には恵まれていない。
2021年現在でトウカイテイオーの血を引く直系種牡馬はクワイトファインのみである(同じパーソロン系で、オルフェーヴルやゴールドシップの母父として名を残すメジロマックイーンと違い、傍系でもオーストラリアで種牡馬入りしたネオユニヴァースの孫のブレイブスマッシュの母の父に名を残す程度)。クワイトファインは地方競馬で142戦6勝という成績で、本来ならば到底種牡馬になれるような馬ではなかったが、有志のクラウドファンディングで種牡馬になった。
2020年から2022年までに血統登録された馬は2頭、しかもどちらも牝馬ということでパーソロン以来続く、日本競馬の至宝といえるこの血統は残念ながら存続が非常に厳しい状況である。
余談
デザイン
元ネタのトウカイテイオー号は小顔で貴公子然としたノーブルな顔立ち、流星の形状も美しい所謂「グッドルッキングホース」(要はイケメン)として知られており、その美形ぶりは日本競馬史でも一二を争うと言われる。前髪にメッシュとしてデザインされている流星は、血縁を意識してかシンボリルドルフと同じになっている(なお現実のルドルフ号は流星ではなく星)。
テイオーステップ
アニメではパドックや本バ場入場時に披露し、ゲーム版ではスキル名となっている「テイオーステップ」だが、これは実際のトウカイテイオーの独特な歩様(「ほよう」馬の歩き方)が元ネタである。
ステップを踏むような可愛らしい歩き方だが、本来であればこれは「鶏破」(けいは)と呼ばれる異常な歩様であり、このような歩き方をする馬は普通、故障を疑われてもおかしくはない。
それでもトウカイテイオーが走り続けられたのは、その身体の柔軟性にあり、その証拠に4回目こそは復帰できなかったものの、4度の骨折はいずれも軽微で済んでおり、競走能力を失うことなく現役を続けていた。あの有馬記念の奇跡を起こせたのもこのトウカイテイオーの柔軟性にあると言えるだろう。
ウマ箱2
アニメ版Season2を収録したBlu-ray『ウマ箱2』第1コーナー(第1巻)の発売日は2021年5月26日だが、この日はトウカイテイオーが勝利した1991年の第58回日本ダービーからちょうど30年後の節目の日であった。なお第58回日本ダービーは20頭立てで、テイオーは8枠20番の単枠指定で勝利しているが、アニメでは同年秋の馬番連勝導入・単枠指定廃止・最大18頭立てに合わせるため、2人省いて18人で再現し(回想シーンのルドルフのダービーも18人で再現した)、18番枠で優勝した。
「重い」ウマ娘?
アプリゲーム版の育成中のイベントなどでは他のウマ娘をたまたま見ていたトレーナーに対して
「もー、ダメダメ!キミはボクのトレーナーでしょ!しょーがない!今日は追加で1周だけ走ってあげてもいいよ!
__見るべきはほかの子か、ボクか。その目でちゃんと確かめてよ。」
と言及したり、「3年間、一緒に走ってきてわかったよ。ボクには今のトレーナーしかいないって。」という割と湿っぽい台詞と捉えられる発言も所々あり(シナリオ的には「トレーナーへの信頼」というシンプルな説明だと思われるが、一部のプレイヤーにはトレーナーに対するヤバめな重い感情として解釈されることもあった)、一時期Twitterのサジェストでは「テイオー」と入力すると、
- テイオー ヤンデレ
- テイオー 重い
- テイオー 怪文書
- テイオー 湿度
といったワードが羅列されることもあり、アプリ版リリース直後とアニメ版でのテイオーが骨折した回の時期が重なったこともあってか実は闇が深いのでは?と一部で話題となった。
そんな事情もあってか、Twitterやpixivにおいては一部でもヤバめな方のテイオーのイラストが投稿されたりとトレーナーや会長に対する依存度が高い所が強調してクローズアップされることも多い。
無論、アプリやアニメにおいても基本的には明朗快活な元気っ娘である場面が大半であるし、あくまでも匂わせであって必ずしも「そういう」感情をルドルフやトレーナーに向けていると断定した台詞はない上にこういった二次創作などでの話題を好まないプレイヤー(視聴者)も存在するので、発言する際は一定のマナーと配慮を持つことも注意しよう。
一番安全なのは、これを必ず見れば大丈夫です。なので投稿する前に、必ず応援してくださっているファンの皆さまにご注意いただきたいこと - ウマ娘プロジェクトを熟読してから投稿すること!いいな!
東海ステークス・帝王賞・大井の帝王
トウカイテイオーのダート適性はG・マイル適性はEで、育成目標にもダート・マイルレースは皆無であるが、因子継承によりダート・マイル適性を引き上げ、テイオーの名前にちなんで東海ステークス(GⅡ・中京ダート1800m)や帝王賞(JpnⅠ・大井ダート2000m)に出走したり、大井レース場で開催されるGIレースに4勝して「大井の帝王」の二つ名を取得するトレーナーも存在する。なお『Make a new track!!』の登場に合わせて追加された称号「トウカイテイオー全冠」を目指す場合、ダート・マイルよりも適性が低いダート・短距離の重賞も獲得する必要がある。
パートナーも
YouTube東スポチャンネルのインタビューに答えた田原成貴元騎手も、ウマ娘でトウカイテイオーが再び注目されている事を知っており、「テイオーに携われた事を幸せに思う」と語っている。
ちなみに田原騎手は、ウマ娘は見た事はないものの、興味津々なご様子。
ハンカクテイオーダモンニ!!
彼女を演じるMachico氏の特徴的な声色から、台詞が半角カタカナで表記されることが多い、例えばアニメで注射されるときの「ワケワカンナイヨー!!」とか、ゲームの海に行ったときの「ウェミダー!」とか(なんか聞いたことあるような)、一着を取ったときの「ツギモイッチャクトルモンニ!」等、また「〜ね!」という語尾を「〜ニ!」と書かれることがしょっちゅうある。言われてみればそう聞こえてくるから不思議である。あれ、そういえば似たようなものがあったような……
また、上記の重いテイオーネタと合わせて、
「アレ?トレーナー、ナンデマダココニ── ……ッテホカノコヲミテタノ?ボクトトレーニングシタバッカナノニ!? モー、ダメダメ!キミハボクノトレーナーデショ! ショーガナイ!キョウハツイカデイッシュウダケハシッテアゲテモイイヨ!
__見るべきはほかの子か、ボクか。その目でちゃんと確かめてよ。」
と言うように普段のセリフを半角カタカナ(通称「ハンカクテイオー」)、いきなり重い台詞を吐く時に全角に戻して表す事もある(「全角テイオー」)。
初期設定
初期設定が強烈だったウマ娘と比較して、彼女は比較的現行設定との乖離が少ないが、「STARTING GATE 05」では親友であるマックイーンとの関係は完全に敵対であり、ウオッカとスカーレットを落ちこぼれ扱いしたマックイーンに対して言い返している。(テイオーもテイオーで「マックイーンと喧嘩できる方」に味方したいという思考回路でこのような行動をとっているのでどっちもどっちだが)
なお、ドラマCDの時点で既に現在の声優に変わっているため地味に忘れられがちだが、2016年の発表時点ではダイワスカーレットやオグリキャップ同様キャストが異なっており、伊波杏樹がクレジットされていた。ところが伊波は、ウマ娘、Aqours、Tokyo 7th シスターズとしての活動と舞台女優との両立が困難であることを理由に伊波が降板を申し入れ、現在の声優であるMachicoへの交代へと至る。
旧家の出身
本文やモデルの競走馬の解説で少し触れたが、競走馬・トウカイテイオーの牝系(母系)を遡っていくと初の日本ダービー牝馬のヒサトモにたどり着く。そのヒサトモの母は下総御料牧場の基礎輸入牝馬の一頭・星友である。御料牧場は宮内庁(当時宮内省)の管轄するやんごとなき牧場であったため、ウマ娘において旧家という設定が導入されたものと考えられる。ちなみに同じく下総御料牧場の基礎輸入牝馬の子孫のうち、ウマ娘に登場した競走馬には星旗の子孫・ゴールドシップ(幼ゴルシも参照)や種正の子孫・バンブーメモリーとイナリワンがいる。
立体化
バンダイスピリッツのプラモブランド「Figure-rise Standard」にて立体化が発表。2022年9月発売。
疾走ポーズ再現のために変わった股関節構造(かつて登場したモエバインやSMPダイターン3を彷彿させる腿上げ可動)を採用している。
翌年2023年3月には「30ミニッツシスターズ」とのコラボ版が発売された。⇒トウカイテイオー(30MS)
「Figure-rise Standard」同様[トップ・オブ・ジョイフル]をベースとしつつ、メカ風のアレンジが加えられている。
関連イラスト
関連項目
トウカイテイオー:モデル。
天才はいる。悔しいが。:JRAのCMで使われたキャッチコピー。ウマ娘でもアニメ2期で使われている。
血縁関係
シンボリルドルフ(ウマ娘):史実の父
ツルマルツヨシ(ウマ娘):テイオーと同じシンボリルドルフ産駒(98世代)
シュガーニンフェ:水色リボンのウマ娘。モチーフが史実産駒ヤマニンシュクル。
91世代の同期
・ナイスネイチャ(ウマ娘):直接対決4回(2勝2敗)。生涯獲得賞金額がテイオーに次ぐ世代2位
・ツインターボ(ウマ娘):対戦経験無し。有馬記念などで対戦する機会はあったのだが、ケガで回避したり療養中などで悉くニアミスに終わっていた。
・ヤマニンゼファー(ウマ娘):主に短距離・マイルを主戦場としたため対戦経験は無し。しかし、ゲームではルドルフと同じく『皇帝』と呼ばれたウマ娘を慕うことにシンパシーを感じる場面がある。
・シダーブレード:シャコーグレイド。直接対決3回(3勝)。テイオー引退式のメインレースで復活勝利
・ブレスオウンダンス:イブキマイカグラ。直接対決3回(2勝1敗)。テイオーに先着した同期はネイチャとこの馬だけ
その他関連ウマ娘
メジロマックイーン(ウマ娘):1世代上。天皇賞(春)で対決。アニメ2期の主人公コンビ。
ミホノブルボン(ウマ娘):1世代下。皐月賞とダービーの無敗二冠同士(『BNWの誓い』では、それぞれ違うチームに在籍)。1992年ジャパンカップで対戦予定もブルボン出走回避で実現せず。
マヤノトップガン(ウマ娘):栗東寮の同室。史実では共に田原成貴騎手騎乗で有馬記念を制覇。ちなみにマヤノも育成シナリオにて他のウマ娘を見ていたトレーナーに嫉妬する場面がある。
スイープトウショウ(ウマ娘):育成シナリオに関わり、エキストラボスとして対戦もする。
カレンチャン(ウマ娘)・トランセンド(ウマ娘):安田隆行繋がり。調教師としての代表格。
スティルインラブ(ウマ娘):松元省一厩舎繋がり。