概要
思えば本郷猛こそ、ショッカーの最初の犠牲者だった。(立花藤兵衛)
1971年4月3日に放送開始した仮面ライダーシリーズが、1975年12月27日、「仮面ライダーストロンガー」最終回をもって終了したことを受け、翌76年の正月特番として制作・放送された。
制作スケジュール上は「ストロンガー」の派生番組にあたり、ストーリーの大枠も「ストロンガー」の後日談であるが、その内容は、いったん完結した「仮面ライダーシリーズ」全体(今日で言う「栄光の七人ライダー」の軌跡)を振り返ることがメインとなっている。
「仮面ライダー(スカイライダー)」の放送開始により、仮面ライダーシリーズが再開するのは、この番組の3年後の1979年である。
ちなみに本放送の時のオープニングはレッツゴー‼ライダーキック。
ソフト収録版では、オープニングはレッツゴー‼ライダーキックからアマゾンライダーここにありまでのインストゥルメンタル(メロディー入りカラオケ)、仮面ライダーストロンガーのうたのイントロとアウトロを編集したメドレーとなっている。
あらすじ
子供たちと一緒に後楽園ゆうえんちのライダーショーを見に来た立花藤兵衛は、そこで本郷猛からアマゾン(山本大介)に至る6人のライダー戦士と再会、歴代ライダーの戦いを共に振り返る。
ところがその「ライダーショー」の怪人たちは、暗黒大将軍率いる、ブラックサタン・デルザー軍団の再生怪人(その場に駆け付けた城茂いわく「本物の怪人」)であり、終盤は、茂ことストロンガーも加えた7人ライダーと、暗黒大将軍ら怪人軍団の戦いが展開してクライマックスを迎える。
登場キャラ・キャスト
本編(新撮)シーン
- 立花藤兵衛(小林昭二)
- 本郷猛/仮面ライダー1号(藤岡弘)
- 一文字隼人/仮面ライダー2号(佐々木剛)
- 風見志郎/仮面ライダーV3(宮内洋)
- 結城丈二/ライダーマン(山口暁)
- 神敬介/仮面ライダーX(速水亮)
- 山本大介/仮面ライダーアマゾン(岡崎徹)
- 城茂/仮面ライダーストロンガー(荒木茂)
- ナレーション:中江真司
敵側
- 暗黒大将軍(堀田真三)
- 狼長官、奇械人アリジゴク *以上2人は暗黒大将軍の副官的地位らしく、彼の玉座の両脇に立っていた。
- 奇械人メカゴリラ、サメ奇械人、奇械人アルマジロン、カニ奇械人、奇械人ブブンガー、ヘビ女
回想(流用)シーン
- 本郷猛/1号ライダーの声: 納谷六朗 *本放送時に納屋が藤岡の代役を務めた対コブラ男・ゲバコンドル・トカゲロン戦のシーン。
- 滝和也(千葉治郎)
- 野原ひろみ(島田陽子)
- ユリ、マリ(山本リンダ)、ミチ
- 石倉五郎
- ナオキ、ミツル
- ヨッコ、チョコ
- 岡村まさひこ(松田洋治)
- モグラ獣人(槐柳二)
- 岬ユリ子/電波人間タックル(岡田京子)
敵側
- ショッカー首領の声: 納谷悟朗
- ゾル大佐→狼男(宮口二郎)
- 死神博士(天本英世)→イカデビル(二見忠男)
- 地獄大使(潮健児)→ガラガランダ(峰恵研)
- コブラ男、ゲバコンドル、トカゲロン、カニバブラー、ドクガンダー、バラランガ、イモリゲス、ベアーコンガー
- ブラック将軍(丹羽又三郎) *ヒルカメレオンへの変身態は登場せず。
- ガニコウモル、エイドクガー、ナメクジキノコ、ショッカーライダー、ガラオックス、サボテンバット
- ドクトルG(千波丈太郎)→カニレーザー(沢りつお)
- キバ男爵(郷鍈治)→吸血マンモス(峰恵研)
- ツバサ大僧正(富士乃幸夫)→死人コウモリ(辻村真人)
- ヨロイ元帥(中村文弥) *ザリガーナへの変身態は登場せず。
- カメバズーカ、プロペラカブト、イカファイア、マシンガンスネーク、ハンマークラゲ、ノコギリトカゲ(*声はナイフアルマジロのもの)、オニヒトデ、シーラカンスキッド
- アポロガイスト(打田康比古)
- キングダーク(和田文夫)
- パニック、ヘラクレス、イカルス、ジンギスカンコンドル、ガマゴエモン、サソリジェロニモ、カブト虫ルパン
- 十面鬼ゴルゴス(沢りつお)
- ゼロ大帝(中田博久)
- カマキリ獣人、ヘビ獣人、ワニ獣人、黒ネコ獣人、イソギンチャク獣人、モモンガ―獣人
- 一つ目タイタン→百目タイタン(浜田晃)
- ジェネラルシャドウ(柴田秀勝)
- デッドライオン(辻村真人)
- カマキリ奇械人
- 鋼鉄参謀、荒ワシ師団長、ドクターケイト
特記事項・トリビア
- 藤岡~荒木までの7人ライダー主演俳優全員が共演したのは前年12月放送のストロンガー最終回である第39話に続く2度目であり、両番組の撮影は同時並行して行われた。
- 残念ながら、藤岡演じる本郷は7人全員集合のほうではスケジュールの都合か途中でいなくなってしまい、素顔の7人揃い踏みにはならなかった。
- ライダー1号・2号の特徴については「技の1号・力の2号」が公式の表現であるが番組中藤、藤兵衛は「力の1号・技の2号」と表現している。
- 回想シーンの合間でのライダー戦士たちとの会話で藤兵衛は本人にとって、トラウマである事柄をあえて尋ねている(風見志郎に対してハサミジャガー、結城丈二に対してヨロイ元帥)
関連タグ
仮面ライダー 仮面ライダーV3 仮面ライダーX 仮面ライダーアマゾン 仮面ライダーストロンガー
10号誕生!仮面ライダー全員集合!! 1984年の正月特番。ゼクロスをメインキャラに1号~スーパー1の歴代ライダーが共演。