路線データ
路線名 | 有楽町線 |
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区間 | 和光市(Y01)~新木場(Y24) |
路線距離 | 28.3km |
軌間 | 1,067mm(狭軌) |
駅数 | 24駅 |
開業 | 1974年10月30日 |
電化区間 | 全線(直流1,500V) |
線路数 | 全区間複線 |
閉塞方式 | 速度制御式(新CS-ATC)・ATO |
運転指令所 | 東京メトロ総合指令所 |
最高速度 | 80km/h |
第一種鉄道事業者 | 東京メトロ |
概要
埼玉県和光市の和光市駅から東京都江東区の新木場駅までを結ぶ東京メトロの地下鉄路線である。1974年10月30日開業。路線の記号はY、ラインカラーはゴールド。和光市~小竹向原間は副都心線と線路を共用(正式には有楽町線区間に副都心線が乗り入れる形)、小竹向原~池袋間は副都心線と二層複々線で併走する。
有楽町線系統の列車と副都心線系統の列車は小竹向原で同一ホームの接続をする。
和光市駅から東武東上線森林公園駅まで、小竹向原駅から西武有楽町線経由池袋線飯能駅まで、及び狭山線西武球場前駅まで相互直通する。
1994年から2008年まで支線として小竹向原~池袋間の複々線となる有楽町新線が存在したが、現在これは副都心線に取り込まれる形で有楽町線の支線としては廃止されている。
運行形態
有楽町線内
運行開始時は5両編成だったが、現在は全車が10両編成で運行されている。副都心線で運用される8両編成の車両は運用では乗り入れない。
種別は基本的に各停。平日朝夕のみ西武線直通の座席指定列車「S-TRAIN」が運行される。過去には準急も運行していたが、クレームが多かった為に廃止された。
線内行き先はA線で新木場行き、B線で和光市行きと池袋行きが設定されている。
S-TRAINについてはA線は豊洲止まりとなっている。
西武線との直通形態
先述の通り途中駅の小竹向原から西武有楽町線を経由し練馬から池袋線へ直通する。
石神井公園行き、保谷行き、清瀬行き、所沢行き、小手指行き、飯能行きが設定されている。
直通種別は各停の他準急、快速、快速急行が設定されている。有楽町線からの直通は主に各停と準急が多い。有楽町線からの快速急行は平日2本しか存在せず、レア種別と化している。
同線内で折り返す列車がほとんどだが、夏期を中心に西所沢から分岐して同社狭山線の西武球場前まで直通する便もある。
両社の車両が互いに乗り入れており(相互乗り入れ)、西武の車両が一旦新木場まで行き、折り返しが和光市行きになる事がしばしばある。原則として、西武の車両は東上線内には乗り入れない(西武車が東武線に対応していないため)。
2017年3月からは平日ダイヤに限り座席指定列車「S-TRAIN」が設定されている。有楽町線内では小手指行きは乗車専用、豊洲行きは降車専用。停車駅に池袋が含まれていないのも面白い点。
東武線との直通形態
東上線内では全て普通になる。副都心線では東上線内急行や東上線内Fライナーの快速急行の2種の優等種別が設定されているが、有楽町線には現在ない。ただし、ダイヤ乱れ時には本来副都心線直通のFライナーが快速急行新木場行きに置き換えられて運転されることがある。和光市駅での東上線池袋発着の列車は向かい側ホームに停まるので、急行などの優等種別への乗り換えは楽である。
森林公園行きは本数は僅かなので、川越市から先へ行く際、小川町、森林公園行きの優等種別への乗り換えは最低1回必須と考えて良い(日中は基本的に急行が森林公園か小川町まで運行する。日中の時間帯の有楽町線直通電車は途中駅の緩急接続はせず和光市、川越市まで先着電車となる、日中は下りの東上線の直通電車は和光市での急行の乗り換えは不可能、日中以外だと和光市駅での混雑緩和のためか上り電車は急行など優等列車→地下鉄直通電車、下りは地下鉄直通→急行に乗り換えられない場合があったりする(志木やふじみ野で接続するダイヤになっていたりする場合もある)。西武線同様、東武鉄道の車両がメトロへ乗り入れる相互乗り入れである。
主要沿革
- 1974年10月30日:池袋~銀座一丁目間開業、7000系運用開始。当初は5両編成。
- 1980年3月27日:銀座一丁目~新富町間開業。
- 1983年6月17日:10両編成化開始。同年7月9日までに全車完了。
- 1983年6月24日:池袋~営団成増間開業。
- 1983年10月1日:西武有楽町線新桜台までの直通運転開始。
- 1987年8月25日:営団成増~和光市間開業、東武東上線森林公園までの直通運転開始。東武9000系使用開始。
- 1988年6月8日:新富町~新木場間開業、全線開通。
- 1993年3月18日:07系運用開始。
- 1994年12月7日:有楽町新線開業。また、西武有楽町線の直通を練馬まで延長。西武6000系使用開始。
- 1998年3月26日:西武有楽町線経由で西武池袋線飯能までの直通運転を開始。
- 2004年4月1日:営団民営化、東京メトロに継承。営団成増、営団赤塚をそれぞれ「地下鉄成増」「地下鉄赤塚」に改称。
- 2006年9月1日:10000系運用開始、07系4編成が東西線へ転属。他2編成も翌年10月までに撤退。
- 2007年6月18日:東武50070系使用開始。
- 2008年5月3日:小田急電鉄の特急ロマンスカー60000形を使用した臨時特急「ベイリゾート」の運用開始。
- 2008年6月14日:準急列車運転開始。副都心線開業により様々な変更(詳細は「副都心線開業による変容」を参照)。
- 2009年3月6日:準急を廃止。
- 2011年9月25日:ロマンスカー運用休止(後に正式廃止)。
- 2012年9月10日:副都心線と東急東横線直通に先立ち乗務員訓練のため東急5050系4000番台が運用開始。
- 2013年3月16日:副都心線と東急東横線の直通運転開始、5050系4000番台の定期運用終了。
- 2015年3月28日:和光市~小竹向原間でワンマン運転開始。
- 2017年3月27日:西武40000系使用開始、西武線直通の座席指定列車「S-TRAIN」運行開始。
- 2021年2月21日:17000系運用開始、7000系の廃車を再開。
- 2021年10月30日:7000系運用終了。
- 2022年8月6日:全線でワンマン運転開始。
副都心線開業による変容
副都心線は開業時点から有楽町線と車両を共用する予定となっていた。このため有楽町線では副都心線開業に先立って副都心線対応型の新型車両10000系を導入した他、7000系の一部(01~05,09,10,15,16,18~20,27~34編成)にワンマン対応工事・帯色変更・一部8両化などの副都心線対応工事を施工。対象外となった編成は10000系によって2010年までに玉突き廃車となり、改造後の8両編成は有楽町線で使用されない関係上副都心線への転属となった。10両のまま残ったのは僅か6編成のみとなり、有楽町線から7000系は34本体制から一気に減少した。
また、副都心線では開業当初からホームドアの設置が予定されており、ホームドアとドア位置が合わない07系と東武9000系9101編成は2007年の小竹向原駅ホームドア設置によって運用不可能となり、07系は東西線への転属、9101編成は東上線地上専用車化というそれぞれの形で有楽町線から撤退している。
副都心線で導入されたシステムの一部は後に有楽町線にも取り入れられており、2023年現在全駅のホームドア設置が完了した上、全線でのワンマン運転を行っている。副都心線で開業時からワンマン運転を行っている関係上既に全車がワンマンに対応していたため、スムーズな導入となった。なお、S-TRAINは引き続き車掌が乗務している。
駅一覧
現行
和光市駅~小竹向原駅間は副都心線と線路を共用する。
乗り換え路線は車内の乗り換え案内放送に準ずる。社名表記のない路線は東京メトロ路線。
- 座席指定列車S-TRAIN:●は停車、レは通過、※は運転停車。平日ダイヤのみ有楽町線へ乗り入れ
- (注):S-TRAIN停車駅の飯田橋駅と有楽町駅は、豊洲行きは降車専用、小手指行きは乗車専用になるので注意すること
駅番号 | 駅名 | S-TRAIN | 乗り換え路線 | 備考 |
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↑東武鉄道東上線森林公園駅まで直通運転 | ||||
Y01 | 和光市 |
| 東武管理駅。駅西に和光検車区が位置 | |
Y02 | 地下鉄成増 | 副都心線(F02) | 東武東上線成増駅が至近 | |
Y03 | 地下鉄赤塚 | 副都心線(F03) | 東武東上線下赤塚駅が至近 | |
Y04 | 平和台 | 副都心線(F04) | ||
Y05 | 氷川台 | 副都心線(F05) | ||
↱ | 西武有楽町線経由池袋線飯能駅・狭山線西武球場前駅まで直通運転→ | |||
Y06 | 小竹向原 | ※ |
| 副都心線線路共用区間終了 |
Y07 | 千川 | レ | 副都心線(F07) | 千川と要町は副都心線と二層複々線 |
Y08 | 要町 | レ | 副都心線(F08) | |
Y09 | 池袋 | レ | 当駅始発あり | |
Y10 | 東池袋 | レ | (※1) | |
Y11 | 護国寺 | レ | ||
Y12 | 江戸川橋 | レ | ||
Y13 | 飯田橋 | ●(注) | ||
Y14 | 市ヶ谷 | レ |
| 南北線との連絡線あり |
Y15 | 麴町 | レ | ||
Y16 | 永田町 | レ | 開削工法とシールド工法が混在 | |
Y17 | 桜田門 | レ | 千代田線霞ケ関駅付近との連絡線あり | |
Y18 | 有楽町 | ●(注) | 折り返し可能 | |
Y19 | 銀座一丁目 | レ | 銀座線/丸ノ内線/日比谷線…銀座駅(G09/M16/H09)(※5) | |
Y20 | 新富町 | レ | 日比谷線…築地駅(H11)(※5) | |
Y21 | 月島 | レ | 都営大江戸線(E16) | |
Y22 | 豊洲 | ● | ゆりかもめ(U16) | 2・3番線休止中で実質1面2線 |
Y23 | 辰巳 | |||
Y24 | 新木場 | 1番線降車専用。駅東に和光検車区新木場分室が位置 |
※1:東京都交通局(都電)荒川線の東池袋四丁目停留所への乗り換えが可能で、駅には周辺施設として案内があるが、車内で正式な案内はされていない。
※2:別駅ではあるが、半蔵門線ホーム経由で改札内連絡。
※3:別駅で改札外だが、地下連絡通路で乗り換え可能。
※4:この他、同社の京葉線東京駅への乗り換えも可能だが、東池袋駅と同じく周辺施設としての案内のみで車内での正式な案内はされていない。
※5:改札外・地上乗り換え。
この他、東京メトロ線でも池袋駅の丸ノ内線と副都心線、飯田橋駅の東西線は改札外乗り換えとなっている。
建設中
使用車両
現在の使用車両
全車10両固定編成。
東京メトロ車
西武鉄道車
- 西武6000系0番台:1994年より使用。6000系のステンレス車区分。現在は6109編成~6117編成までの9編成のみが直通に対応している。
- 西武40000系0番台:2017年より使用。「S-TRAIN」対応のデュアルシート車区分。
- 西武40000系50番台:2019年より使用。一般列車用のロングシート車区分。
東武鉄道車
- 東武9000系9000型:1987年より使用。2008年に直通非対応となった9101編成(後述・廃車済)を除く7編成を使用中。今後数年内での置き換えを予定している。
- 東武9000系9050型:1994年より使用。輸送力増強用に製造されたマイナーチェンジ車区分。こちらも今後数年内での置き換えを予定している。
- 東武50000系50070型:2007年より使用。
副都心線共用区間
和光市~小竹向原間に乗り入れる副都心線系統の車両。有楽町線の列車としては運用されないが便宜上記載。このうち10両編成の車両は有楽町線運用の代走に対応している。
東京メトロ車
- 17000系80番台:17000系の8両編成区分。17000系は全21編成中15編成がこちらに属している。
東急電鉄車
- 東急5050系:東急東横線の8両編成。
- 東急5000系:東急東横線の8両編成。東急田園都市線からの転属車。
- 東急5050系4000番台:東急東横線の10両編成。副都心線と東横線の直通開始前は乗務員訓練のため有楽町線の定期運用に就いていた過去がある。
- 横浜高速鉄道Y500系:みなとみらい線の8両編成。
相模鉄道車
- 相鉄20000系:相鉄線の10両編成。東急5050系4000番台同様直通開始前に乗務員訓練で有楽町線に入線したが、定期運用はなく試運転のみ。代走については東武と西武に対応していない関係上線内運用のみの対応となる。
過去の使用車両
運用の都合上、有楽町線に入れないものは編成単位で記載。
東京メトロ車
- 07系:1993年に本数増便の為導入された車両。先述の通り、客扉の間隔が小竹向原駅のホームドアと合わないため運用不可能となり、2007年までに全ての編成が有楽町線から撤退、順次改造の上2009年までに全車東西線へ転属した。一部編成のB修繕工事が新木場CRで施工された為、車両基地に限るが有楽町線に一時帰省したことも。
- 7000系:1974年に導入された初代有楽町線車両。10000系による一部置き換え廃車や副都心線対応工事を経て副都心線開業後も残存したが、老朽化のため有楽町線からは2021年までに撤退。副都心線共用区間を走る8両編成も2022年4月に運用を終了した。現在は和光検車区新木場分室に7101編成が動態保存されている他、一部はKRLジャボタベックへ譲渡されている。
東武鉄道車
- 東武9000系9000型9101編成:1987年より使用。客扉間隔がホームドアと合わず、2007年の小竹向原駅ホームドア設置と同時に直通から外された。副都心線開業後に一度だけ有楽町線直通の代走に就いた後地下鉄直通機器が外され完全に撤退、以後東上線地上区間専用車として使用された後2023年に廃車された。現在は北館林荷扱所に先頭車2両が留置されている。
西武鉄道車
- 西武6000系0番台6103~6108編成・50番台:1998年より使用。40000系50番台導入拡充に伴い2024年までに撤退し、0番台は西武新宿線系統へ、50番台は西武池袋線地上線区運用へそれぞれ転用された。
- 小田急60000形(MSE):地下鉄対応型ロマンスカーで、有楽町線では2008年から臨時特急「ベイリゾート」として運用。2011年にホームドア設置によって休止となったままベイリゾートの運用が終了したため撤退、小田急線内特急や千代田線直通特急などの任に戻っている。
発車メロディー
2008年から2013年にかけて全駅に発車メロディーが導入された。ただし、東武管理駅の和光市駅については2012年12月を以て使用を中止しており、現在は東武鉄道のメロディーが使用されている。
以下は曲名一覧。1方面で複数ホームがある場合は番線を付記する。
駅名 | A線(新木場方面) | B線(和光市方面) |
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和光市 | 東上D(※1) | 西新井A(※2) |
地下鉄成増 | 電車ライト | はらり |
地下鉄赤塚 | レッツトレイン | 始まるよ |
平和台 | 輪になって | こおろぎ |
氷川台 | もう来ます | ワクワク電車 |
小竹向原 |
|
|
千川 | スター車両 | さわやかステーション |
要町 | 休みながら | 電車へステップ |
池袋 | bright | OK! |
東池袋 | マイルド電車 | 時のスパイラル |
護国寺 | 冒険電車 | かざぐるま |
江戸川橋 | 星の舞踏会 | 風香る駅 |
飯田橋 | ラブリートレイン | 星のゆくえ |
市ヶ谷 | common | 電車でウキウキ |
麴町 | キューティー電車 | きらめき電車 |
永田町 | サムライ電車 | パピヨン |
桜田門 | 雪景色 | 地下鉄が好き |
有楽町 | 一緒に | アンブレラ・ワルツ |
銀座一丁目 | 花時計 | Rolling |
新富町 | 雨が上がれば | 目覚めの電車 |
月島 | 江戸の街 | 旅の前日 |
豊洲 | たんとんとん |
|
辰巳 | スキップ車両 | 駆け込み禁止 |
新木場 | (降車専用のためなし) | 明日はきっと |
(※1):東武鉄道の汎用メロディー。2012年までは「きらめくホーム」、2012年から2023年までは発車ベルを用いていた。
(※2):東武鉄道の汎用メロディー。東上線直通列車のみで扱われる。
(※3):2019年よりホームごと使用休止中。
その他
- 車両基地・留置線など
有楽町・副都心線で使用されるメトロ車両は、全車和光市駅奥に位置する和光検車区に所属している。また、新木場駅奥にも和光検車区新木場分室が存在し、主にこの二か所に車両は留置される。それぞれの基地は駅から距離があり、その間の線路に留置されることもしばしば。
池袋駅の要町方にも1本留置線があり、池袋止まりの列車はここで折り返す。
飯田橋〜市ヶ谷間には過去存在した飯田橋検車区用の線路が残っており、現在も留置線として活用されている。また、下記の南北線との連絡線も隣接。
小竹向原〜千川間にも留置線があるが、こちらは主に副都心線の池袋止まりの列車が折り返すために使用している。
車両の全般検査については千代田線北綾瀬支線の北綾瀬駅奥に位置する綾瀬検車区で行っている。
- 連絡線
市ヶ谷駅付近に南北線との連絡線、桜田門駅付近に千代田線霞ケ関駅付近との連絡線が存在する。これは有楽町線と南北線の車両の全般検査を千代田線の綾瀬検車区で行う為の回送線であり、通常旅客列車は使用しないが臨時列車(上記のベイリゾートなど)がこの連絡線を使用した実績はある。臨時列車には千代田線6000系などが使用されたことも。副都心線との直通開始前に東横線へ車両を貸し出す際にも使用され、この時には副都心線所属の8両編成を南北線と東急目黒線経由で元住吉検車区まで送り込んでいた。
また、新木場CRへの入場や回送の為に上記の2線の車両以外にも半蔵門線の8000系や08系、南北線と相互直通している埼玉高速鉄道の2000系、果ては南北線と一部区間を共有する都営三田線の6500形までも入線実績がある。
今後の予定
- 豊住線・東京直結鉄道
豊洲駅から分岐して東西線東陽町駅・半蔵門線住吉駅を経由し、亀有駅方面へと延伸する計画が立てられており、豊洲駅や住吉駅もそれを見越した島式2面4線のホーム構造となっている。現在建設が決定しているのは豊洲駅~住吉駅間で、2024年(令和6年)11月5日、南北線(品川駅〜白金高輪駅間)と同時に工事着手し、2030年代の開業を目指す。住吉駅~亀有駅間は実現の目途はたっていない。
2021年の東京オリンピック輸送に伴うスペース確保のため、一旦豊洲駅の内側2線は鉄板で蓋をされ、ホームドアも一部を除いて開放され架線も撤去されているが豊住線整備に際し復元するとされている(ついでに既存の新木場方面行き線路の外側にホームを増設して混雑解消も図る予定)また、住吉駅の未使用線は現在柵で覆われ回送列車の留置に使われているが、こちらも乗降用ホームとして整備される見通し。なお、住吉駅~押上駅間は豊住線の一部として以前から計画されていたが、半蔵門線の一部として"先行開業"している。
なお、周辺自治体では更につくばエクスプレス八潮駅・武蔵野線越谷レイクタウン駅・東武野田線野田市駅を経て関東鉄道常総線下妻駅方面に至る延伸構想もなされているものの、「東京メトロが郊外線建設に消極的」「並行するつくばエクスプレスの投資効果に影響を与える」などの理由から未だ調査段階に留まっている。むしろ八潮駅~野田市駅間を先に作ってつくばエクスプレスに乗り入れてしまおうという構想すらあり、こうなると有楽町線の延伸区間というよりも完全新規路線と化す可能性すらある。