概要がまもなく発車します。
鉄道車両は、100年ほど前は木造、50年ほど前でも鋼製の車体が主流であり、錆止めや腐食防止のためにも塗装を施す必要があった。その塗色は当初は蒸気機関車の煤煙対策で黒やぶどう色といった渋い色が中心であったが、その後地域ごと、路線ごとに異なるものとなった。これを地域色といい、国鉄、JRにおいて大きく広まった。
なお、地域色には地域に根付いた色とりどりの塗色や、コストをカットするための1色塗装などがある。特にJR西日本の単色化を通称末期色と呼ぶことがある(実際は広島・下関・岡山地区の黄色1色のことを指すことが多い)。
また、ステンレス車やアルミ車には塗装が不要だが、ステンレス車でも地域感を出すために帯を貼り付けたりラッピングを行ったり、アルミ車でも酸化被膜で光沢を失うためにラッピングを施したり塗装したりされる。中には京急1000形17次車のようにステンレス車でありながら塗装を施した車両も存在する。本記事はそのラッピングを含めて紹介する。
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