ティガ(ウルトラマン)
うるとらまんてぃが
概要
3000万年前の超古代の戦士で地球の守護神とされている存在。異星人であるかつてのウルトラマンたちと違い出身地は不明である(作中で超古代人のユザレが「光の巨人たちの精神体は星雲へと帰った」という旨の発言をしている。このことから、少なくとも宇宙からやってきたようだ)。
GUTSの隊員 マドカ・ダイゴがスパークレンスを手に掲げて変身する。
他にも外伝で2人、その後の客演作品で5人が変身しており、実は意外と変身者が多い。しかも内1人はダイゴの実の息子というのも異例で(ただし光の意志が弱かったため20メートルにしか巨大化できないなど不完全な状態になったが)、ウルトラマンに変身する役を演じた俳優としては、全員最年少記録の更新歴がある。
また『劇場版X きたぞ!われらのウルトラマン』では『X』の世界にもティガの石像があることが判明している。作中ではデマーガを封印した光の巨人(公式サイトなどでは虹の巨人)についての言及があるが、それがティガだったのかは現状は不明である。
2021年現在において、闇の巨人と光落ちの両方を経験した唯一のウルトラ戦士である。
ぐんぐんカットは複数用意されており、青い背景のバージョン(前期版と後期版があり、「超8」では回転を掛けながら巨大化する)や赤い背景のバージョン、ティガ部分が専用の人形ではなくCGになっているタイプが確認されている。同様に変身ポーズも複数存在する。変身の際の効果音も前期では巨大化の際の点滅効果音が付いていたのに対し、後期はそれがなく、のちの玩具に変身音が収録される場合は後期をベースにしている。
等身大に変身する際にはスパークレンスを胸の前に掲げる事で、スパークレンスがそのままプロテクターとカラータイマーに変形するというプロセスが描かれている。
それまでのウルトラマン達と違い肉体と精神が分離しており、器としての肉体に人が宿る形で登場した。TV本編中には個人としての「ティガ(先代?ティガ)」は登場しない。
データ
- 出身地:不明(宇宙)
- 身長:ミクロ〜53メートル
- 体重:4万4千トン
- 活動時間:3分間
- 担当声優:真地勇志(TV版、劇場版ダイナ、劇場版ガイア、古代に蘇る巨人、決戦!ウルトラ10勇士!!(掛け声のみ)、劇場版X、ウルトラマンオーブ)、長野博(TV版(台詞のみ)、劇場版ティガ、超ウルトラ8兄弟)、村上ヨウ(決戦!ウルトラ10勇士!!(台詞のみ))、関俊彦(ウルトラマンTV)
- 人間体:マドカ・ダイゴ、マドカ・ツバサ、アムイ、イクル、礼堂ヒカル(ギンガスパークによる変身)、渡会健太(ギンガライトスパークによる変身)、久野千草(ウルトライブシミュレーションでの変身)、玉城ユウト
- スーツアクター:権藤俊輔、中村浩二(TV版)、岡部暁(ウルトラマンオーブ)
容姿
いままでのウルトラマンと違って頭部が削られた意匠があり、スマートなイメージとなっている。カラーリングも従来の赤・銀主体のカラーリングではなく、赤・青紫・銀の複雑な模様である。
ティガはウルトラシリーズ初の「タイプチェンジ」を取り入れたウルトラマンであり、ベースのマルチタイプ(画像中央)から素早さを重視した青紫のスカイタイプ(画像左)、力を重視した赤いパワータイプ(画像右)にチェンジして、臨機応変に戦うことが出来る。
最初からモードチェンジを駆使して戦う特撮ヒーローはウルトラマンティガが初めてであり、後のウルトラシリーズや平成仮面ライダーシリーズにも大きな影響を与えている(仮面ライダーシリーズに関しては、ティガよりも前に仮面ライダーストロンガーや仮面ライダーBLACK RXがいるが、こちらは後から習得したもので最初から有していたものではない。特撮ヒーロー全体で見ればレインボーマンもいる)。
ちなみにティガとはインドネシア語で3を意味する言葉であり、正しく3形態の姿を持つウルトラマンにふさわしい名前と言えるだろう。
なお、パワー系のタイプが赤、スピード系のタイプが青(ティガの場合厳密には紫だが)という配色は、以降のウルトラシリーズのタイプチェンジにおいても連綿と踏襲されていくことになる。
主な技
ゼペリオン光線
マルチタイプの必殺技。両腕を前方で交差させた後、左右に大きく広げてエネルギーを集約し、L字型に腕を組んで放つ白色の超高熱光線。3タイプ主要必殺光線の中では最強の技で、この技を使うために一度マルチタイプに戻ることもある。
ランバルト光弾
スカイタイプの必殺技。両腕を胸の前で交差させたあと瞬時に左右に伸ばしてから上にあげてエネルギーを集約。両手を左腰に置いてから右腕を胸の前で水平に伸ばして、爆発力の高い光弾を敵めがけて撃つ。
ゲーム作品である『Fighting Evolution Rebirth』では、一度に5発連続で放っていた。また光弾という技名だが光線タイプのランバルト光弾を使用したこともある。
デラシウム光流
パワータイプの必殺技。両腕を左右から上にあげ、胸の前に高密度に集めた超高熱の光エネルギー粒子を相手に向かって放つ。
ティガの魅力
彼は初代ウルトラマンのような神秘性・秘匿性が高く、多くのデータが謎に包まれている存在だが、本編後半と映画で過去を知ることが出来る。
詳しくはティガダークを参照のこと。
過去・現在を踏まえると実に多くの姿を持つが、何といっても最終回の姿は圧巻である。
詳しくはグリッターティガを参照のこと。
その後のシリーズでの活躍
平成ウルトラマンの記念すべき第1作ということもあってか、その後のシリーズでも割と重要な役どころで登場することが多く、他の平成ウルトラマンと比べてかなり優遇された扱いを受けている。特に新世代ヒーローズの全員が使用する力には何かしら関わっているため、『ウルトラマンギンガ劇場スペシャル』以降の劇場版ウルトラマンでは劇場版R/Bまで必ず姿を見せている。
今や、ウルトラマンダイナと並ぶ平成ウルトラマンの「顔」とも言える存在である。
なお、ティガというキャラクターが登場しても、光の国のウルトラマンのように別人かパラレル世界のダイゴが変身するなど、原典世界の本人とは限らないという描写をされる事が多い(ただし、超時空の大決戦(と後日談の「超時空のアドベンチャー」)や決戦!ウルトラ10勇士!!は原典世界から連れてこられた本人という扱いである)。
これは原典のダイゴが変身能力を失っているという描写によるところが大きい。つまり先ほど挙げた作品では物語の途中から連れてこられた…という解釈が自然となる。
『劇場版ティガ&ダイナ』
アスカ「光よおおぉぉぉっ!!!」
ヒビキ「あっ、あれは…」
イルマ「ウルトラマン、ティガ…!」
もともとウルトラマンティガの続編であるウルトラマンダイナでは、ティガはかつて世界を救った伝説のヒーローとして語り継がれており、アスカ・シンをはじめとしたこの時代の多くの人間の記憶に残っている。
映画中盤、モネラ星人の侵略によって避難を強要されたススム少年が持っていた人形として初登場。このススム少年との交流でティガに興味を持ったアスカはティガのことを調べ、これをきっかけにデスフェイサーに敗北して以降の落ち込み具合から奮起することになる。
続く映画終盤、デスフェイサーは撃破したものの続いて現れたクイーンモネラに捕縛されて敗北したダイナ。それを見ても希望を諦めなかった人々から、かつてのガタノゾーア戦のごとく光が溢れ出し、本物のウルトラマンティガとなってダイナを救出した。
現れたティガはスーパーGUTSの援護を受けつつ、ダイナとの共同戦線によってクイーンモネラを撃破する。戦いの後、ティガは人々の希望の光をダイナに譲渡し、消えてしまった(第49話で初代マンがティガにエネルギーを分け与えたシーンと併せると「光」を継承していくかのような流れになっている)。
ネオフロンティアスペースを舞台としつつもダイゴは登場しなかったものの、ティガ最終回を彷彿とさせる演出はクライマックスを大いに盛り上げた。また、ダイゴ自身はダイナ本編にも登場を果たしている。
『超時空の大決戦』
キングオブモンスたちによる世界の破滅が進行するなか、最後まであきらめないという勉少年の願いを赤い球が聞き入れる形でダイナと共に召還、ここに映像作品としては初のTDG作品出身のウルトラマンが集結することとなった。
本編では海底でスキューラと激突、その強力な大顎に苦しめられるも一瞬の隙を突いてゼペリオン光線で撃破、勉少年たちの世界を救った。
『超時空のアドベンチャー』
「人として、やれることをやるだけだ!」
時系列的には『THE_FINAL_ODYSSEY』辺りのティガが登場。映画と同様カミーラと熾烈な死闘を繰り広げていたのだが、とある乱入による一瞬の隙を突いてカミーラに自力で勝利した(つまり、この世界線でのティガはデモンゾーアと戦っていないという差違がある)。
その後、別世界で怪獣軍団に苦戦するガイアを救うために赤い球から呼び出されたGUTS隊と共にダイゴが変身したティガが参戦、スカイタイプにチェンジしてサイコメザードと激しい空中戦を見せた後にランバルト光弾でカオスジラーク共々メザードを倒す。
続くデーモンギラレス14世相手にはパワータイプに変身して挑むも、デラシウム光流をギラレスの楯に防がれた挙げ句反撃を受けて大ピンチに陥るが、アートデッセイ号とクラーコフ、ゼペリオン光線、ソルジェント光線、フォトンストリームの同時攻撃で撃破。その後は自身の光を後々受け継ぐことになるアスカに思いを馳せながら、ワームホールで元のネオフロンティアスペースへと戻っていった。
『大決戦!超ウルトラ8兄弟』
「この世界を…僕が守る!ティガアアァッ!!」
別の世界で、ウルトラマンとして戦っていた自身の記憶が宿ったマドカ・ダイゴがスパークレンスで変身。ダイナ、ガイアやウルトラ兄弟(初代マン、セブン、ジャック、エース)と共に、スーパーヒッポリト星人一味や、彼らを裏で操っていた黒い影法師と戦う。
『ウルトラマンギンガ』
平成を代表する戦士として割と重要なポジションのキャラとして登場。
ただし、一体誰をベースにしているのかは公式でも明かされておらず、全くの不明である。
ダークルギエルによって引き起こされたダークスパークウォーズに参戦し、怪獣たちと戦っていたが、ルギエルの手によってほかのウルトラ戦士や怪獣たちと共にスパークドールズにされてしまう。
その後、ドールズとなった他の怪獣・ウルトラ戦士と共に地球へと落下するが、ルギエルによって憑依されたある人物によって回収されてしまう。第6話ではダークライブさせられてティガダークとなり、礼堂ヒカルと一条寺友也らに襲い掛かる。
第7話では闇のエージェントの1人だったバルキー星人と共にギンガを追い詰めるが、一条寺友也がジャンナインに搭乗してギンガに加勢した事で形成逆転してしまい、敗北。
スパークドールズはヒカルたちに回収され、劇場スペシャルにてヒカルがウルトライブしタイラントと戦った。TV本編第10話では渡会健太がライブし、久野千草のライブした初代ウルトラマンと石動誠一郎のライブしたウルトラセブンと共に、スーパーグランドキングに立ち向かった。
ダークルギエルがギンガに敗れた後は、他のドールズと共に地球を去っていったが、その後の消息は語られていない(後述する劇場版で登場したティガと同一の存在だったのかは公式でも明言されていないため不明)。
『決戦!ウルトラ10勇士!!』
本編開始時には既にエタルガーに敗れ去っており、時空城に他の平成ウルトラマン共々幽閉されていたが、UPGの活躍によって救出される。
最終決戦の際には、ダイナ、ガイアと共にファイブキングのエタルダミーと戦う。一進一退の攻防を繰り広げるが、最後はパワータイプへとチェンジし、デラシウム光流とダイナのレボリウムウェーブ、ガイア・スプリーム・ヴァージョンのフォトンストリームの合体技でファイブキングを撃破。最後は他の戦士と共にクロスオーバーフォーメーションを発動、必殺光線の発動により時空城を破壊した。
決着後はゼロや他のウルトラ戦士たちと共にヒカルたちに別れを告げ、元の世界へと帰還していった。なお、前作でヒカルが所持していたティガのスパークドールズについては言及されていない。
『劇場版ウルトラマンX』
「これこそ…奇跡だっ…!」
「ユウト、しばらく見ない間に…大きくなって…」
映画パンフレットによると「Xの世界のティガであり、オリジナルのティガとは異なる」とのこと。
上述の通り、『X』の世界に存在する古代遺跡「芭羅慈遺跡」にて石像が発見される。その状態で眠りについていたが、変身アイテムであるスパークレンスの化石を偶然発掘、所持していた少年、玉城ユウトの「母を思う気持ち」に共鳴して復活。
ユウトが変身しエックス、ウルトラマン、Xioと共にザイゴーグら怪獣軍団との決戦に臨む。
変身者こそダイゴではないものの、ティガが持つ「人は誰でも光になれる」というテーマを表した展開と言えるだろう。
なお、戦い方は子供が変身しているにしては動きが洗練されている為、ユウトの意識とは別にティガの意識もあるものと思われるが、詳細は不明。『ティガ』1話でも初戦からダイゴがタイプチェンジを無我夢中で使いこなしていたという事例もあるので、変身者に関わらずある程度の戦力を発揮できるということだろうか。
『ウルトラマンオーブ』
かつてオーブの世界の地球に降り立ち、光の国のウルトラ戦士たちと協力して魔王獣を封印したとされる(ティガは様々な世界で登場しているが、どの世界のティガだったのかは不明)。彼の残した力の一端は、後に主人公:クレナイ・ガイ(=オーブ)の手に渡り、彼の戦力として使われることになる。
なお、ガイは第1話冒頭(物語開始の108年前)の時点で既にティガのカードを所持していたが、第4話のジャグラーの所持カードから、ティガの封印した魔王獣は闇ノ魔王獣マガタノゾーアであったらしいことが判明し、後に完全超全集にて紀元前1800年にマガタノゾーアを倒して手に入れたことが確定した。
ちなみにTV本編に登場しているフュージョンアップ形態メンバーの中では唯一、M78ワールドの光の国出身ではないウルトラマンである。
また、ゲームの『フュージョンファイト』においてはダイナ・フラッシュタイプとフュージョンアップしたゼペリオンソルジェント、ストロングタイプとフュージョンしたパワーストロングが登場した。
さらにスカイタイプのカードとマックスのカードを組み合わせたスカイダッシュマックスと、スペシウムゼペリオンも含めればティガ由来のフュージョン形態が4種も公開されるという中々の優遇ぶりを見せつけた。
『ウルトラマンR/B』
「纏うは風、紫電の疾風!」
第5話で湊イサミがユウハのアドバイスを受けて見つけ出した『風』のクリスタルとして登場、そのまま湊兄弟の第3戦力であるブルウインド・ロッソウインドの獲得へと繋がった。ぶっちゃけティガってそんなに風要素ないよねとは割と発表時から突っ込まれていたが、何故か『水』のクリスタルへ割り振られたギンガの謎が注目されてしまったお陰で現在ではあまり話題にはなっていない。一応素早さに長けたウインドの能力から察するに、『風』のクリスタルはスカイタイプの力が全面に生かされていると思われる。
『ウルトラマンZ』
ハルキ「変幻自在、神秘の光…」
今作では光の国から強奪されたゲネガーグから飛散したウルトラメダルの一枚として登場。8話にてファイブキングに苦戦するゼットたちへとある人物が形勢を逆転させるべくメダルを譲渡、共に渡されたダイナ、ガイアのメダルとウルトラフュージョンすることでガンマフューチャーへ変身可能となった。
ティガ本人もガンマイリュージョンによる幻影として何度か登場しており、22話ではパワータイプへのチェンジも見せている。
『ウルトラマントリガー』
シズマ会長「かつて、勇敢に戦い…運命を切り開いた者がいた…」
メインビジュアルにも描かれており、公式からもトリガーと何かしらの関係があることが示唆されている。第1話にもシズマ・ミツクニが言及する形で登場しており、第9話ではシズマ会長の真実が明かされると同時にGUTS-SELECTメンバー全員にその存在が伝えられた。
またガンマフューチャーの変身バンクでも引き続き登場している。
外伝作品
ウルトラマンFER
前作に引き続きプレイアブルキャラとして登場。ウルトラモードでも登場する。
ダイナが不在な為、この作品がダイナ最終回以降の話(コスモス最終回以後なので2009年以降なのは確実)なのではないかと言われるが、その場合、ティガは一体誰が変身しているのか?という問題が発生する。
大怪獣バトルULTRAMONSTERSNEO
アーケード版ストーリーモードと漫画版にて登場。
一応変身者はマドカ・ダイゴ本人であるものの、テレビシリーズのティガとは別の歴史を辿っており、ガタノゾーア撃破後も怪獣や宇宙人と戦っている設定。なお、この作品の主人公であるアサマ・アイは光となってグリッターティガとして戦った子供の一人である。
プレイヤーが撃破したはずのグローザムをゼペリオン光線で倒すなど実力は高いが、なんと復活したガタノゾーアを倒すために変身したグリッターティガがEXゼットンに敗れるなどやはりテレビシリーズとは異なる歴史を辿っているためか、グリッターティガの設定にも差異がある(なお、グリッターティガはあらゆる攻撃が効かない設定である)。
最終決戦では初代ウルトラマン、ウルトラセブンと共に主人公の元に駆けつけたあたり、敗北しただけでなんとか無事だったようである。
なお、無印からGLまでの作品ではスーパーコンボカードをスキャンして召喚、ないしはNEO第三弾より実装されたウルトラストライカーという形のあくまでサポートキャラという役割であったが、RRからは本格的にプレイアブルキャラとして参戦している(RR稼働当時はスーパーコンボカードをスキャンしてもプレイアブルとして扱うことができた)。
ウルトラマン超闘士激伝
ダークベンゼン編に登場。ウルトラ一族の伝説に伝わる遺跡に石像の姿で眠っていたが、孤軍奮闘するゼアスの勇気に応えて石像から復活した。スパークルランスを装着し、剣で武装した姿が「闘士ウルトラマンティガ」と呼ばれる。
なお、エンペラ軍との戦いから数年後を描いたウルトラマン超闘士激伝新章では存在が全くといっていいほど触れられずに終わった。
AnotherGenesis
小説第7話に登場。
この小説に登場するキャラクターの中では数少ない、後藤正行チックにアレンジされているものの大きなデザインの変更はないキャラクターとなっている。
かつては多くの命を奪ってきたが、光の国の欠片を手にしたことで理性「ルナ」を選択。生きる目的を自分の犯した罪の贖罪に変更する。
かつての自分と同じ境遇を持つミラーマスターに応戦するも自分の本質を見抜かれた末、ミラーマスターの作った鏡の中に現れた過去の自分によって闇の牢獄の中へ引きずり込まれていった。その後の消息は不明。
ウルトラヒーローからのメッセージ《SPECIAL LIVE MOVIE》
ウルトラマンのソフビ人形を持つ少女を守るべく、TDG世代代表としてガゾートと戦った。
子供達へはインドネシア語…ではなくスペイン語でメッセージを送った。(主題歌がユーロビートだったからであろうか?)
DARKNESSHEELS-Lili-
第2話のカミーラの回想シーンでダーラムやヒュドラと共にシルエットとして登場。
『THE FINAL ODYSSEY』の回想内でも描写された超古代における光と闇の勢力の戦いの中、あくまで闇の戦士としての道を貫く彼女と、光の戦士としての道を歩むことを決めたティガとの決別の様子が断片的にではあるが描かれた。
なお、この直前にはカミーラがパン屋を営む若いカップルの様子にかつてのティガと自分とを重ね合わせてやや感情的になるシーンも盛り込まれており、彼女が現在でもティガとの失恋を引き摺っているらしいことが描写されている。
TDG THE LIVE ウルトラマンティガ編 in 博品館劇場
一人称は「私」だが、少なくとも地獄の門やキリエル人、闇の巨人達の事は知っている為、恐らくティガ本編のティガあるいはそれに近い歴史を辿った世界の存在ではないかと思われる。
ナイスやダイナ、ゼットについても認知している模様で、ナイスに対しては敬語で話す。
怪獣軍団に襲われていたナイスを助けに登場し、再生怪獣軍団の出所を調査し、キリエロイドが黒幕だという事を突き止める。ゼットを人質に取られ、あわや生贄に捧げられる寸前の所でナイスの活躍によって助かり、観客からのウルトラチャージを浴びて復活するが、地獄の門に囚われてしまう。
地獄の門の世界で光の力を吸い取られた挙句、カミーラ達によって敗北に追い込まれてしまうが、ナイスが最後のエネルギーを分け与えた事で復活。イーヴィルティガの協力で闇の三巨人を撃破し、地獄の門から脱する唯一の方法としてカミーラから託されたブラックスパークレンスを掲げ、実体化したティガダークと戦い、現れたトリガーの協力を受けてこれに勝利。
地獄の門から脱出を果たし、ウルトラチャージによってグリッターティガに転身、キリエロイドの野望を打ち砕いた。この戦いで共闘したイーヴィルティガを「仲間」だと認め、光を求める彼の問いに対し、いつか光を手に入れる事ができるのだと肯定する。
ロストヒーローズ2
ロストヒーローズシリーズにおいて光の国以外のウルトラマンが参戦するのはこれが初。
人格ベースはGUTSの存在を仄めかしている事からマドカ・ダイゴとなっているが、諸事情でボイスは真地勇志氏の掛け声のみ。ガタノゾーアの存在を知っている事から、少なくとも最終回を経ているものと思われる。
世界がキューブに分かれた際に石像と化してしまい、デビルガンダムの生体ユニットに適任と見なされてNEVERによって「ウィズダム・キューブ」に囚われの身となるが、ヒーローたちによって救出され、彼らの仲間となった。デストロイ・キューブでのガタノゾーアとの戦いで再び石像と化すが、「光遺伝子コンバーター」やヒーローたちの心の光が結集してグリッターティガとして復活を遂げる。
ティガスライサーやスラップショット、ウルトラヒートハッグなど細かな原作再現がなされている一方で、基本3タイプの必殺技のなかでランバルト光弾だけが唯一使えない…どうしてこうなった。
タロウは存在を認知しているという設定である一方、メビウスはティガに対してタメ口で話している(『大決戦!超ウルトラ8兄弟』で対面済みだが、そちらでは敬語で話していた)。
バトルスピリッツ
コラボブースター「ウルトラヒーロー大集結」にてXレアとして実装。
召喚コストは8とかなり重いが、タイプチェンジ再現により、レベルによって異なる効果を持つ。
レベル1の状態では最もコストの高い相手スピリットの破壊し、レベル2の状態では青のシンボルを追加しつつ最高レベルでない相手スピリット/アルティメットのブロックを無視してライフを確実に割り、そしてレベル3ではコスト8以上の相手を全て破壊してしまう。
それぞれパワータイプ、スカイタイプ、マルチタイプを意識しており、状況を見極めてレベルを増減をして行く判断力の求められるカードである。
BPは最大20000とそれなりに高いが、あまり直接的な殴り合いには向かない。というのも近年はBPインフレが激しくなっている為。特にBPの高い仮面ライダーオーマジオウや仮面ライダーオーディン相手には真っ向から挑まず、レベル3効果で除去すべきだろう。
ちなみに、あまり現実的とは言い難いが、系統が闘神なので「オリオンパワー」でデッキ破壊効果を付与し、レベル2で相手ライフとデッキを確実に破壊しに掛かるのも良いかもしれない。
パラレル版はゼペリオン光線を撃つティガが描かれている。これとは別に「ゼペリオン光線」もカード化済みであり、こちらはウルトラマン版「ストロングドロー」といった感じのカードになっている。
タグとして
従来のウルトラシリーズとは異なり、タイプ名が「キャラクターとしてのウルトラマンティガ」用のタグとして機能しているため、あえて本タグを使う必要は無いかもしれない。ただ、マルチタイプとティガダーク以外はあまり使われてないので、余裕があれば本タグを併用するのも有りかもしれない。
余談
当初、ピラミッドの中に眠る巨人像は当初5体で、壊された2体分の巨人からタイプチェンジ能力を得たという設定だった。
スーツアクターのopクレジットは前期では昭和ウルトラマン同様にティガ役と怪獣役は個別にクレジットされていたが、後半からは怪獣役と一括されて「特技アクション」となる。
当初は体色が1クールごとに変わったり、鎧を着た状態から本来の姿に変わる案も検討されていた
なお、放映当時のスーツはプロテクター下部に隙間があり、超8で使用されたスーツにはプロテクター下部の隙間がない為、賛否両論になる事も少なくない。一方でウルトラマンクロニクルZヒーローズオデッセイで使用されたスーツには隙間が存在している。