「HAHAHAHA!今日もお前たちの作戦は失敗だぁ!」
総統「う~ん、まさかこの声は!!」
デラックスファイター「そうだ、デラックスファイターだぁ!」
「ヒーローと言えばかわいい女の子がつきものだろ!なんでオレにはいねえんだよ」
「どこの世界に悪の組織の秘密基地にあがるまえに律儀に玄関でかっぱを脱ぐ正義の味方がいるんだよ」(鷹の爪10室内向け世界征服より)
プロフィール
フルネーム | アンソニー・ファイター・デラクシス・ショスタコヴィッチ(劇場版第9弾『DCスーパーヒーローズVS鷹の爪』より) |
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年齢 | 42歳 |
誕生日 | 7月4日(蟹座) |
出身国 | アメリカ合衆国 |
好きな食べ物 | 水羊羹 |
嫌いな食べ物 | プリン |
CV | FROGMAN |
人物像
『秘密結社鷹の爪』に登場するキャラクター。
オチ担当。
一応は世界の平和を守るヒーローなのだが、非常にがめつく、図々しい守銭奴で登場して即座に後述の必殺技「デラックスボンバー」を繰り出して解決してしまうなど言動は非常に世俗的。
それでも最初期の頃は世界征服を企む鷹の爪団や、世間の風紀や治安を乱す悪人をデラックスボンバーで懲らしめ、大衆からもそれなりにヒーローとして尊敬・賞賛され、世界を(何らかの形で)救った際には盛大な凱旋パレードが催されるなど、VIP級の扱いをされていたが、回やシリーズを重ねる毎に理想的なヒーロー像からはかけ離れた俗悪な本性が顕になり、それに伴って次第に人々からは鼻つまみ者・ならず者のような扱いをされる様になって行き、最新作の『ゴールデンスペル』ではとうとう子供達からは「セアカゴケグモ以上に嫌われている」ことが明らかになった(そのあまりの嫌われ具合に吉田君は「アイツどんだけ嫌われてんですか」と呆れていた)。
頻繁に鷹の爪団相手にカツアゲを繰り返しているが川崎のヒモヒーローとは異なり、実はDXカンパニーという会社の社長でもある。だが、そこでも重役相手に金儲けの事しか考えていない商品のアイデアを提案したり、ワガママを言うなどして困惑させている。
総統曰く「昔は正義の味方らしいヒーロー」だったのだが、今では鷹の爪団に対して、金をせびるわ、(しかし小遣いは重役から毎日1000万円以上渡されている)腹が減ったと言っては飯を食いに来て偶に食べる機会に恵まれたご馳走を横取りしたり冷蔵庫の中身を食い荒らすわ、彼らの造った新兵器をすぐに破壊するわ……でやりたい放題。
阿武隈バイオ研究所がオープンしてからは日、火、木、土曜日は阿武隈バイオ研究所、月、水、金は鷹の爪団の秘密基地を訪れて金品などを要求している。
そして極めつけは下記の数々のヒーローとは思えない(…というよりも下手な悪役よりも悪ど過ぎる)行動を平然と行っている。
ヒーローらしからぬ悪行の数々
- マトモな対決や世界征服活動の最中はもとより、プライベート(食事、娯楽、入浴、睡眠)の時間もお構いなしに鷹の爪団の下を訪れては嫌がらせ感覚でデラックスボンバーを撃ち込む。
- 鷹の爪団のアジト(秘密基地)のあるアパートの部屋の入口に鍵が掛かって閉まっている際は、デラックスボンバーで鍵ごと入口のドアを破壊して無理矢理侵入する。
- 大家さんに箒で殴られたり等、気に入らない事が有ったら鷹の爪団に対して八つ当たり兼ストレス発散の為にデラックスボンバーを撃ち込む。
- 鷹の爪団を筆頭に、悪の組織や犯罪集団を『懲らしめる』名目で金品を巻き上げたり、目溢しを引き換えに賄賂を受け取る。
- 例としてある話で銀行強盗を起こした3人組に対して奪った金品の半分と引き換えに見逃していた。
- その事でデラックスファイターに憧れて田舎から上京して自身のアシスタントを志望した新米ヒーロー志望の若者(ファストファイター。通称ファスト、サブ)に目撃された際は「正義ってのは、先に正義って言った者勝ちなんだよ!」という自身の信条を語った事で失望させた。
- 更にファストファイターが新米ヒーローの採用試験に不合格になりかけた際は、試験中の面接官をデラックスボンバーで脅迫して強制的にファストファイターを採用させた他、前述の信条が、「誰にも流されない自分の正義が正しい」と言う意味だったと聞かされ、それに感化され「人の意見に左右されない自分だけの正義(=他人の話などは全て無視し自分だけが全ての正義)」を見つけたいと、誤った正義を決意させてしまった(一方デラックスファイター自身はその面接官達に対して現金をちゃっかり脅し取っていた)。
- (レオナルド博士の発明品の影響下とはいえ)一般人相手にデラックスボンバーを撃ち込む。
- 自分が気に入らない人間であれば子供、老人に対しても躊躇いなくデラックスボンバーをぶっ放す。
- せっかくいい雰囲気になったり、穏便に事が解決しようとしたりしている時に、空気を読まずに「定番のオチ」という理由で終盤にとりあえずデラックスボンバーを放つ。
- 自分の要求が通らないと、デラックスボンバーで脅す。
- 鷹の爪団に対してカツアゲした上で、宇宙ステーションで行われる自身を含む世界中のVIPが集まるパーティーへ行く為の費用も立て替えると言う理由だけで、彼等に融資を渋った銀行に対してデラックスボンバーで脅迫して110万円を強制的に融資させる。
- 当然、その110万円を自身の口座に振り込ませた後の手数料も鷹の爪団に立て替えさせる。
- 自動販売機の下に小銭が落ちていないか探してみるも、落ちていなかった場合逆ギレ(八つ当たり)して自動販売機にデラックスボンバーを放って破壊した挙句、その結果飲み物が大量に出た際はちゃっかり全部持って行く。
- 「カフェオレ」と言う名前の犬がトラックに轢かれてしまった際は、助けずに「これで新しいのを買いなさい」とカフェオレの飼い主の女性に札束(厚さから推測するに約200万円程)を渡してそのままカフェオレを見殺しにする(なおカフェオレの飼い主の女性は悲しんだり恨んだりせず、むしろ喜んで金を貰ってデラックスファイターに感謝していた事から、カフェオレに対する愛情は皆無である事が窺える)。
- VOXで静岡県の浜名湖に旅行に行った際はデラックスボンバーで水切りをして遊ぶ。
- 社会的地位の高い人物や頭が上がらない人物(主に国家の長や大物政治家などの権力者やその家族、ヒーローを格付けするガイドブックの覆面調査員、自身の母親や祖父、等)を相手にする時や、テレビに出演する際には、表の顔を作って紳士的に振舞う等、媚び諂ったり、誠実なヒーローを装い、その為には鷹の爪団に頼んで八百長を仕組んだり自作自演をする事さえも辞さない。
- 反面、媚び諂っていた大物政治家のドラ息子に対し、父親が多額の賄賂を受け取っていた事が判明し逮捕されて後ろ盾を失い、取り巻きの三人組からも見限られた途端に「正義の味方ツアー代1000万円払え」と高圧的に接する(しかも、この後ドラ息子がボコボコになった姿で鷹の爪団の秘密基地に来た様子から暴力にまで及んだ模様)等、状況による掌返しが酷かったり、地球を狙う宇宙人の艦隊への対抗を日本の首相から依頼された際には真っ先に拒否する等、自身が進退窮まる状況に追い込まれると保身を最優先する行動に出る。
- 上述の覆面調査員に自分の悪行の一部始終を確認され、フランスの本部に報告されそうになった為に、口封じを謀り、その調査員(と一緒にいた鷹の爪団)に対してデラックスボンバーを放って証拠を隠蔽した。
- 老人ホーム「こうじの里」への慰問活動をした際、その老人ホームに住む老婆の文代さんが突如発作で倒れ、文代さんがデラックスファイターに託そうとした遺産である預金通帳の残高20億円を受け取ろうとした際、テレビでその慰問活動の番組(その番組は生中継だった)を視聴して一部始終を見ていた鷹の爪団が(レオナルド博士が開発した)「どんな病気でもたちまち治してしまう上に軽く150歳まで長生きするビーム」で文代さんの病気を完治(+延命)させた事で遺産を手に入れる事が出来なくなった為、逆恨みで(テレビで生中継されているのにも拘らず)鷹の爪団に対してデラックスボンバーを放った。
- 利害一致した場合、鷹の爪団と手を組むも自分だけ安全な場所に待機して、鷹の爪団だけ危険な場所に向かわせようとする。
- 敵の策略で追われる身になりながらも、辿り着いた村で食料などを食い荒らしまくる。
- 癪に障る事が続くなどしてストレスが臨界点を越えると、場所もわきまえずに暴れまくって当たり散らす。
- 子供を買収した挙句、「金が全て」と洗脳した上、人格までも変える。
- 自分よりも弱い相手(鷹の爪団など)としか戦おうとしない。さらにタチが悪い事に、デラックスファイター自身もそれを認めてしまっている。
- 自分の知らない相手や、気分が乗らなかったり、真正面から戦っても明らかに自分の力では勝てそうでない相手はすぐに無視したり、逃げようとする(本人は「知らない奴やっつけるのは気が引ける」「意外にシャイだから」と言う理由で誤魔化しており、総統は「人見知りかよ!」と突っ込んだ)。
- 既に倒れている敵に追い打ちをかけて甚振る。
- 目の前で万引きやひったくり、立てこもりや詐欺などの犯罪が発生したり、知らせを受けても、「機嫌が悪い」「気候が熱いせいでやる気が起きない」「今日は休みだから」「小腹が空いたのでこれからコンビニに行くから」というしょうもない理由から無視したり、無下に断る。
- 因みにコンビニに行こうとした際には、八百屋の親父から商品のグレープフルーツ5個を貰った為、それと引き換えに仮病を悪用して食料品を色々な店から騙し取っていた鷹の爪団を倒そうとした……ものの、実は八百屋の親父から貰ったグレープフルーツは本当に腐っていた(実際に八百屋の親父がその話で登場した際は「安いよ安いよ〜全部腐ってるから大根もキュウリも安いよ〜」と言っていた。因みに八百屋の親父は「グレープフルーツだけに、気(木)にはなっていた」らしい)為、それを食べた鷹の爪団だけでなくデラックスファイターも食中毒による腹痛を引き起こし、その結果怒りの矛先が変わって八百屋の親父に対してデラックスボンバーを放つ事となった。
- 金に物を言わせてお祭りの射的の景品を銃の代わりにデラックスボンバーで倒す(本人は「童心に帰った」と語っており、総統は「お前最低な子供時代だったんじゃな…」と呆れていた)。
- テレビのインタビューに出演した際(レポーターの女性がタイプだった為)見栄を張って「話し相手が欲しいので連絡下さい」と言った結果、肝心の話し相手や助けて欲しいと相談してくる相手が65歳の一人暮らしの男性ばかりだった為、「可愛いヒロインが欲しい」という理由で(自分には妻が既に居るのにも拘らず)女性しか助けない正義のヒーローになろうと決意する。(項目二行めの台詞はその際のもの)
- 片想いをしている女性を影から見つめる上、途轍もなくセンスの悪い服や気味の悪いポエムを贈り付ける。
- 助けを求めている一般人や、助けた一般人から見返りとして金品を要求する。
- 例としてある中年女性からバッグを盗んだひったくり犯を捕まえた際は、その女性の有り金の3割を要求し(その時はクリスマスイブの夜なので3割を要求したが、普段なら半分を要求する模様)、電柱から降りられなくなった猫を助けて欲しいと頼まれた際は2万円を要求していた。
- ひったくり犯を捕まえた際にその女性に金の支払いを拒否された際は、「黙って3割よこさないなら全部よこせ!」と肩を掴み無理矢理支払わせようとしていた(要するに唯のゆすりである)。
- 一日警察署長を「ビックリワールドを観たい」と言う理由で鷹の爪団に任せ、自分はサボる。
- 他のヒーローグッズと差別化するためとは言え本当に使えないダメアピールのグッズ(変身アイテムを生魚にして繰り返し買わせる等)を提案・発売する。
- 報酬目当てに、地上げ屋や悪徳企業、テロリスト等に加担する。
- 更に依頼人が狙っているターゲットが依頼人以上の報酬や見返りを用意するから依頼人を倒して欲しいと約束した場合、即座に依頼人を裏切る。
- 『善』でも『悪』でもなく『金』が大事であると宣言する。
- ヒーロー達にとって憧れの存在であるジャスティスリーグへの加入を希望したものの、バットマンから断られた為、その腹いせと意趣返しとして彼の映画のレビューに酷評を書きまくる、ブルース・ウェイン邸のトイレで用を足した後そのまま流さない等の地味な嫌がらせを行う(当然その事でバットマンとは犬猿の仲となった)。
- 敵に捕まった際や劣勢になった際にはヒーローとしてのプライドをあっさり捨てて敵に寝返る。
- 小児科病院などの慰問活動を“自分から”売り込む。勿論、そのギャラはきっちり要求する(要するに唯のたかりである)。
- さらにその慰問の目的は「子供達を洗脳して、(自分関連の)グッズを買わせる」ため。
- 発明王ニバン・センジが開発した「全自動でシマネッツォ量産できるマシン」を無断でコピーしてシマネッツォの人気を横取りする。
- SNSで誹謗中傷を書き、鷹の爪団のアカウントを炎上させて周囲の失墜を目論む。
- その後一般人を誹謗中傷して損害賠償を請求される。SNSのアカウント情報を開示された際、書き込みがバレるとは思っていなかったため、号泣したらしい。
- (TV放映版とはパラレル扱いだが)「週刊!DXタイム」でジェネリック医薬品に関する記事を取り上げる際、ネットでの不確かな情報を繋ぎ合わせて、読者の不安を煽らせる。
上記のとおり、やっている事が最早ヒーローどころか、そこらの三下の半グレ、チンピラも同然であり、総統や吉田君から「人間のクズ」、「テレビに映るのが目的の俗物」、「金で靡くクソ野郎」、「絶対に地獄に堕ちる」、「洒落にならないくらい最低な奴」、「金髪豚野郎」、「最凶最悪の怪人よりも最凶最悪」、「インチキヒーロー」、「役に立たない正義の味方」、「本当に性根の腐り果てたゲス野郎」、「コイツと同じ空気を吸うくらいなら豚の尻を吸った方がマシ」、「強欲変態仮面」、「一目見ただけで胸の悪くなる底意地の悪いゴミムシみたいな顔つき」、「自称正義の味方の水色筋肉」等と悪態をつかれ、鷹の爪団の大家さんからも「アンタほんと酷い奴だね」とドン引かれ、森田コウイチからは「本当に正義のヒーローなのかよ?」と呆れられ、デラックス母からは「バカ息子」と怒られ、一般市民からも「ダメなヒーローだぜ…」「アンタ最低なヒーローね!」「酷いヒーローだ!」等と悪態や罵倒を浴びせられる等まともな評価を得られないばかりか、悪徳企業の黒光産業社長から「とんでもないハイエナ」とまで評されたり、劇場版最新作では世界最狂の悪役にすら「ただのクズ」と言わしめる事となった。
そのような性格のせいか、偽デラックスファイターが街で騒ぎを起こしていると悪評を聞いた際にはその内容(他人の家に上がり込んで、冷蔵庫の中身を食い荒らしたり、金品を強奪したりする、等)を聞いて思わず「それ(本当に)偽物?」と自分で自分を疑ってしまっていた。
また、『ゴールデン・スペル』4話ではデラックスカンパニー重役の弁で「デラックスファイターはヒーローという立ち位置にあったからこそ、辛うじて内に秘めた悪の部分を抑える事が出来ていたのであって、大っぴらに悪をやらせたら歯止めが利かなくなる」という本末転倒な事実が隠されている事が明らかになり(その事実を聞いた森田は「どう言う正義の味方だよ!?」と突っ込んだ)、実際同話ではとある理由で総統から総統の座を奪ったデラックスファイターが『デラックスの爪団』と名乗って悪の大軍勢を組織して、瞬く間に数千〜数万の暴徒を結集し、銀行強盗や破壊行為などを起こしたり、警察や自衛隊駐屯地を次々に制圧する等で大暴れした挙句、暴徒達と共に国会議事堂に集結し、日本政府へ直接攻撃を仕掛ける一歩手前まで追い込んだ。
『EX』7話でも上記の自身の売名の為に鷹の爪団に八百長の銀行強盗をやらせるも、武器が箒だけとあまりにも貧相(吉田君は「(まともな装備を買ったり作ったりする為の資金は)お前が全部脅し取るからだろうが!」と突っ込んでいる)だった為、ヤケになって自分で直接銀行強盗を行って現金を脅し取った挙句、その金で一機につき陸軍一個師団分の戦力を持つ高性能ロボットや、海に投げ込めば24時間以内に全ての海洋生物が死滅する毒薬が入ったタンクをレオナルド博士に作らせ本気で世界征服をしようとする等、正義の味方としての自覚を完全に忘れ去っていた。
要するに正義の味方よりも悪党の方が圧倒的に水の合った人間なのである。
こんな調子で『ヒーローの面汚し』を地で行く人物であるが、これでもテレビ放送版の各シーズン最終回(後半は出番が無かったゴールデン・スペルを除く)や一部の劇場版などでは、最終的に鷹の爪団に助力したり、正義の味方らしい活躍を果たす事もあるにはある。
とは言っても、それらも半ば超偶発的な事(酒を飲んで泥酔して寝ていた状態で放ったデラックスボンバーがサイボーグ化して復活したフェンダーミラー将軍に偶然当たり(結果的に)倒す(THE MOVIE1)。フィリップに向けて発射したが幽体化され回避されたデラックスボンバーの流れ弾が巨大な岩を破壊した結果、温泉が噴き出た事で島根県の資産価値が急上昇し、敵が目論んでいた日本の買収&転売計画を潰す(THE MOVIE2)。鷹の爪団のアジトの冷蔵庫の上に置いてあった敵の乗る巨大ロボットの安全装置(ボタン一つで島根県が飛んで来て巨大ロボットに突撃して破壊する、所謂遠隔自爆スイッチ)を偶然押す(THE MOVIE3)。「俺のサインやるよー」と言った寝言が菩薩峠に聴こえて敵兵器の生体ユニットとなっていた菩薩峠がキレてその敵兵器を破壊する(EX37話)。等)か、何らかの見返り(専ら金である)を狙ってこそのもので、純粋な正義感だけで積極的にヒーローらしく働いた事は、最初のTVシリーズ『THE FROGMAN SHOW』やNEO、MAXの各最終2話やMAX30話やEX9話、THE MOVIE4、鷹の爪GOなど、本当に数えられる程度しかないばかりか、現在ではほぼ皆無で有る。
更に劇場版に至っては基本的に鷹の爪団の足を引っ張ったり、場を掻き乱す様な事をしたり、最悪敵に与して鷹の爪団の前に立ちはだかるなど、完全なお邪魔虫・トラブルメーカー的存在となっている。
プライベート
このような性格の為、今では世間からのヒーローとしての人望は殆ど皆無だったり、事ある毎に何かと誤解されたりしてバッシングを受けるばかりか、プライベートでもデラックスファイターが『友人』と信じた者達からは(携帯電話の連絡先を削除されるなど)軒並み縁を切られている事が窺えたり、果ては家族関係さえも冷え切っていて上手く行っていなかったり(妻のデラックスヨメとは仮面夫婦状態で、娘のデラックスドウターや息子のデラックスサンともコミュニケーションが取れてない上、映画を観に行く際に自分だけ除け者にされる等、「完全に家族カーストの最下位」になっている)と、私生活があまり充実していない為、鷹の爪団一同は彼の数少ない理解者として仕方なく相手をしてあげているが、基本的にその優しさに付け込まれてしまい「トイレに落ちたケータイを拾いに来い」などどうでもいい理由で呼び出されたり、ヒーロー活動の代役・祖父の介護など殆ど使用人や下請け同然に扱われている。
なお、NHK放送版でケータイの新機種(ポイポンシリーズ)を買いに行くのに並ばせると、確実にぐしゃぐしゃに壊されるお約束が出来た。
実際、デラックスファイターは鷹の爪団と、少年時代に出会った初恋人のキャシーくらいしか友達が居ないらしく、鷹の爪団が活動を休止したと思い込んだときは本気で泣いていた。要するにかまって欲しかったのである。
NEO第8話では正義の味方は「あくまでボランティア」でそれ程大きな権力は持ってはいないらしく、警察に運転中の通話で違反切符を切られたり、愛車のデラックスモービルをレッカー移動されたりしている。
.jp第78話では完全に自身のアンチテーゼ(金は一切貰わず、世界の人々を無償で助け、笑顔になればそれで良い一面があり、募金活動も行っている)と言える正義のヒーロー、パーフェクトベストマンが現れてからは完璧に人気が落ちてしまい、自作自演で鷹の爪団に銀行強盗の襲撃をやらせ、デラックスファイターが解決しようとするが、鷹の爪団が襲撃した銀行には本物の銀行強盗が既に襲撃しており、自分も人質状態となり、パーフェクトベストマンに助けられた後、海岸にてヒーローを廃業して喫茶店を経営しようかと考えていたが、総統の説得によってヒーローの廃業を撤回した。
戦闘能力
必殺技はは手の平から高威力のビームを放つ「デラックスボンバー」。
鷹の爪団のアジトを崩壊させるなど、作品の半分くらいはこれがオチ。非常に強力な必殺技だが、これ以外に特に突出した部分や他の必殺技等はなく、それどころか見た目はマッシブにもかかわらず腕っ節もさほど強くなく、最新型ヘルシータイガーに挑んだ際には数日間入念にトレーニング(ヘルシータイガーの顔写真を貼り付けたサンドバッグを相手にパンチング練習、ジョギング、米俵運び、引っ越しの手伝い、etc.)して強化した状態で、やっと三段階の強さ(弱、中、強)の内、『中』モード状態のヘルシータイガーと互角に渡り合える程度であり、耐久面に至っては非常に打たれ弱い。
とどのつまり、デラックスボンバーが効かない相手には基本勝てないという、人格だけでなく能力的にも弱い相手を甚振り、強い相手に媚び諂うのに特化し過ぎているのである。
その為、フェンダーミラー将軍からは「デラックスボンバーが使えなければただの男」、吉田君からも「(デラックスボンバーが使えなかったら)ただのオッサン…いや、変なヘルメットを被ったクレーマー」と評されている。
鷹の爪団は過去に何度かデラックスボンバーを防御、若しくは跳ね返している(巨大化した吉田君と怪人ヘルシータイガー、怪人ブラック・エグゼクティブ。騙されて買った蟻塚が偶然にも土嚢代わりになった事で防げたこともある)。
利き腕が封じられた状態でも反対の腕、さらに足の裏から放つことも可能。威力の調整も可能で、専用のスナイパーキット(サプレッサー状の筒とスコープ)を使う事で遠距離からの狙撃を可能としたり、「低騒音デラックスボンバー」という、発射と爆発音を抑えて撃つ事も可能。
また、100万円の報酬目当てに協力した悪の組織から提供された新装備を使い、一発で山をも吹き飛ばせる程威力を上げた「スーパーデラックスボンバー」を撃った事もある。
他にも新型コロナウイルスが大流行した折にはソーシャルディスタンスの為に「ボンバーイーツ」と称して、専用のリュックにデラックスボンバーを撃ち込んで、鷹の爪団の秘密基地へ社員に届けさせた事もある。
映画館で総統の後ろから席が軽く揺れる程度のデラックスボンバーで嫌がらせをしていた事もある。
怪人ヘルシータイガーにデラックスボンバーを防がれてボコボコにやられた時(指示したはずの鷹の爪団すら見てて気の毒になるくらいボコボコに殴られた)は一時期トラウマになり満足に撃てなくなっていたが、DXカンパニーの重役と鷹の爪団との特訓を経て再び撃てる様になった。
なお、デラックスボンバーは初期の頃はデラックス一族の体内に備わった「ボンバー腺」で作られるとされていたが、現在ではコツさえ掴めば誰でも撃てるらしく、家出した吉田君や怪人「後輩とその彼女」の後輩に撃ち方を教えて撃てる様になっている(吉田君は未遂)。また、後のシリーズではヒーロー免許講習の実演を受けに来た女性は専用の装置を装着した上でデラックスボンバーを撃った他、(想像の場面であるが)子供が持ったデラックスファイターのソフビ人形がらデラックスボンバーが発射される描写がある。
一応飛行能力も持つが、本人曰く「疲れる」上、滅多に使用しなかった(長距離を移動する際は専らバスや電車と言った交通機関やデラックスモービルを使用していた)ため劇場版第5作目までは1メートル浮くのがやっとな程能力が衰えていた(一応NEO8話で特訓を受けている。その時のコーチから「将来は飛行機なしでアメリカまで行けるように」と言われている)。
劇場版第5作目では1000kmを3時間で飛び、デラックスボンバーを20倍に増幅することができる強化スーツをレオナルド博士に発注してもらったが、飛行出力が強すぎた為制御できずに島根まで飛ばされてしまい、そこで出会ったムササビの夫婦と共に暮らした事で野生化し、人一人を背中に乗せて空を飛べるようになっており、以降EXの「CHAN-BA-LAジャスティス伝説」等の一部のエンディングでは空高く飛びながら登場する場合もある。
人間関係
鷹の爪団の総統。作中から23年前、鷹の爪団が竜の爪団だった時より更に前身組織である「黒い爪団」を組織し、四谷でディスコ「YOKOANA TOKYO」を資金集めの為に経営していた頃に、当時19歳のデラックスファイターと出会い、総統と出会う1週間前にアメリカから来日し東京で暮らしていたデラックスファイターは、ディスコ内では現在と同様のマナーの悪さで周囲に迷惑をかけおり、総統とカルパッチョが取引する筈だったMadowsの基本ソフトがプログラムされた4枚のMOディスクを破壊し、更に取引の金である2000万円とディスコの権利も脅し取って以降、デラックスファイターは「正義の味方は金になる商売なんだな…」と味を占めて金を脅し取るヒーローとなった。(鷹の爪ビギンズ)
デラックスファイターに対しては基本ツッコミ役をしており、デラックスファイターの弱点が現金で有る事もメンバーの中で一番理解している。
上記の通り、「金髪豚野郎」と罵倒して嫌っており、殆どの場合デラックスファイターのツッコミ役と化している。鷹の爪団はアジトが破壊されてしまうことを防ぐため、示談交渉でデラックスボンバーを回避しようとしているが、腹黒く貪欲な性格であるデラックスファイターは提示された金額や特典に納得がいかない場合デラックスボンバーで脅迫することも厭わない。
しかし、大抵の場合吉田君の余計な一言が原因で鷹の爪団はデラックスボンバーを喰らう羽目に遭っている。
本来は敵同士だが、実は密かにヒーローで有るデラックスファイターに憧れており、それが原因で一度鷹の爪団を解雇させられた事がある(.jp57話でも未だに正義のヒーローの夢は諦めきれずにいる)。
カウントダウン最終回では大家さんを上空を飛行中の夜逃げマシーンから産婦人科まで連れて行く事を(国土交通省に手続きを出して申請しなければならないのと、12月31日の上空ゆえに外が極めて寒いので)嫌がっていたデラックスファイターに対し、フィリップはDXカンパニーの大株主と言う立場を上手く利用し、デラックスファイターに命令を出して大家さんを産婦人科まで連れて行く命令を出す事に成功した。
「金払いがいい」という理由でデラックスファイターからの仕事(鷹の爪団が苦しまずに一瞬にして死ぬ事が出来る兵器が搭載された自家用車「デラックスモービル」や長距離デラックスボンバー発射装置等)を請け負っている。
デラックスファイターから関連グッズ(変身セットやサイン等)をプレゼントされるなどすると、文字通り怒気極まる表情を浮かべる程に、鷹の爪団員の中では最もデラックスファイターの事を蛇蝎の如く嫌っている。また、デラックスファイターも彼の強力な超能力を恐れている為、鷹の爪団の中でも彼の事だけは怒らせない様にいつも細心の注意を払っている(その割には毎度他の団員と一緒にデラックスボンバーを浴びせているが…)らしい。
鷹の爪団のアジト(秘密基地)であるアパートの大家さん。デラックスファイターに対しては基本的に中立的な立場を取っているが、主にシリーズ終盤や劇場版に発生する世界の危機に際しては鷹の爪団やデラックスファイターに加勢、彼らに劣らぬ活躍をするパターンも有る。
エリカ様
鷹の爪団のアパートの大家さんの娘。沢尻エリカを子供にした様な外見をしている。
菩薩峠同様デラックスファイターの事を蛇蝎の如く嫌っている。
阿武隈バイオ研究所の所長。
鷹の爪団にデラックスファイターを紹介された為に、彼のたかりの対象にされてしまっている。
阿武隈バイオ研究所で生み出された超動物。
大家さん同様にデラックスファイターに対しては基本的に中立的な立場であるが、時に鷹の爪団と共にデラックスファイターの横暴に巻き込まれる事も珍しくない。
デラックスカンパニー重役×2
その役職に反して、劇中では専らデラックスファイターのお守り役またはツッコミ役のような立ち位置であるが、時にデラックスファイターのヒーローらしからぬ振る舞いに苦言を呈したり、鷹の爪団をはじめとする他者との架け橋的役割を担う。
未放映話で有る1stシリーズ第10話「クリスマス大作戦」にてコフィーとダニエルと共にソリに乗って初登場(ダニエルはソリに手綱でぶら下がった状態になっている)。
元アメリカ特殊部隊で、アメリカ最大のマフィア「カルボナーラ・ファミリー」を3日で全滅させ、家族まで皆殺しにした挙句、ソファーに牛乳をぶちまけ植木鉢を全てひっくり返した冷酷無比な凶悪な殺人マシーン(犯行現場の警察官談)とされる銀行強盗犯に総統と吉田君が捕まり、人質状態になってしまい万事休すの状況の中、突如上空に飛来し、中の人(小さい人の遺体)を強盗団のリーダーの頭に落とし、その隙に総統達は逃走に成功し、デラックスファイターはデラックスボンバーで強盗犯を倒し確保する事に成功した。
その後もNEO、MAX、EX、DO、GTでも再登場しており、MAX33話ではA5級の国産黒毛和牛のプレゼントをデラックスファイターに用意していたが、デラックスファイター自身は上述の通りクリスマス・イヴの夜に中年女性からバッグを盗んだひったくり犯を捕まえたものの、その女性に見返りとして有り金の3割を要求した為、デラックスファイターにプレゼントを渡すのをやめていた(なお、その黒毛和牛はデラックスファイターが鷹の爪団に迷惑をかけた事へのお詫びに鍋をする為サンタクロースにリクエストしたものの、その時はクリスマスから既に半月経っていた為腐っていた)。
鷹の爪団の知恵と努力、そして心技体が一体となり出来上がった最高傑作の怪人にして、鷹の爪団史上最強の怪人と呼ばれている。
極めて高い腕力と、不意打ちのデラックスボンバーが効かない耐久力を持っている事からデラックスファイターはこの怪人が完全なトラウマになっており、敗北後は(重役や鷹の爪団も協力したセラピーで回復して以降も)この怪人との戦闘は徹底して避けている。
また、鷹の爪団の間でも「デラックスファイターを確実に倒せる対抗策」として作戦会議の際に名前が挙がる事は度々有るも、「デラックスファイターが手も足も出ない程ボコボコにされ、咽び泣く姿があまりにも惨めすぎて気の毒になるから」という総統の同情心から、いずれの場合も実戦投入は見送られている。
偽デラックスファイター
『NEO』に登場したデラックスファイターの偽物。
上記で述べた通り勝手に人の家に上がり込んで冷蔵庫の中の物を食い荒らすわ、金品を強奪するわと本人そっくりの行動をしている。
デラックスファイターは評判が落ちるのを防ぐ為、鷹の爪団にその事を相談した結果、「昨日の夜遅くトランプゲームで遊んでいたら、デラックスファイターが冷蔵庫の中に入っていた菩薩峠のプリンを平らげた」と話し、プリンが大嫌いな上菩薩峠は絶対に怒らせない様に気を付けているデラックスファイターはその矛盾点を見抜き、今夜待ち伏せして鷹の爪団と一緒に懲らしめようと決める。
その夜、再びやって来た偽デラックスファイターを台所の冷蔵庫を漁っていた所で本物のデラックスファイターと鷹の爪団は発見したものの、その顔は本物とは全然似ていない(…どころか似てない以前の問題でヘルメットすら被っていない)上、服装もただの水色の短パンとTシャツ等、本物のデラックスファイターは「どうして見間違えるんだー!!!!」と総統にツッコミを入れながらデラックスボンバーで偽物諸共吹き飛ばした。
その後、偽デラックスファイターの服が破けて体が金属で出来ていた事から正体はロボット(アンドロイド)で有る事が判明。すると目が赤く点滅し、先程のデラックスボンバーで気絶して逃げ遅れた総統を巻き込んで自爆した。
この時は正体は不明だったが、後に九条晋平が制作した量産型ロボットで有る事が判明した。また、ゴールデンアイ工業本社ではどっかのスペースオペラの兵士の様な白いアーマーと光線銃を装備して本社に侵入してきた本物のデラックスファイターと大家さんを包囲しようとしたり、人質に取った菩薩峠に対し銃を向けていたが、それでも耐久面はそこまで高くなかった為、デラックスボンバーや目が覚めた菩薩峠の超能力でアッサリ破壊されていた。
なお、後の『MAX』8話では鷹の爪団もこれとは別に本物そっくりの偽デラックスファイターを作っている(こちらは性格を本物と100%完璧にコピーし過ぎたり、鷹の爪団の言う事を上手く聞かなかったり、登場するタイミングが悪かったりと、AIに難が有る失敗作ばかりで有り、最終的に本物のデラックスファイターに作っている事がバレて破壊された)。
鷹の爪団の団員達のモチベーションを上げる為、レオナルド博士が作った人造動物。
作中では気に入ったデラックスファイターが、鷹の爪団から強引に取り上げて連れて帰った。しかし重役達に飼うのを断られた為、一度は夜中に捨てる事にしたが、拾おうとした家族が鍋物の具材にして食べる気だったので結局は自分が飼う事となる。
ちょろぽんに癒されやる気が充実したデラックスファイターは、珍しく純粋な正義感で正義の味方らしく活動して行ったが、仕事をした分ちょろぽんと会える時間が減って行き、最終的に衰弱して死んでしまった。
その後、レオナルド博士に頼んで10匹程予備の個体が量産され、2匹目の別個体は最終話にてデラックスファイターと散歩中の所、バックミラーのゾンビウイルス騒ぎに巻き込まれ、現在残された戦力は自身を除き、総統、吉田君、森田、そしてデラックスファイターの4人とレオナルド博士が作った大型ロボット「ドゲカネー」一台のみと、戦力差が絶望的な状況下で弱音を吐く4人に「やれない理由見つけんじゃねえよ 今やれる可能性に賭ける時だろうが!!」「良いかお前ら“進むも地獄 退くも地獄”どっちも地獄なら役立たずのクズ野郎のお前らなら進んで地獄を選んだ方が世の為人の為ってもんだろうが!!」と活を入れ、やる気を起こさせた他、バックミラーの秘密基地のダムを特定したり、秘密基地に攻撃をして大活躍したものの、最期はバックミラーの活性酸素砲の砲撃でドゲカネー毎爆死してしまった。
ルールメーカー
『DO』の「さらば愛しきロクデナシ」に登場した、今世紀最悪と言われる悪の秘密結社「シルバーマスク」の総帥。100万円の報酬でデラックスファイターに一発で山でも吹き飛ばせる程の威力を持つ強化スーツを提供して自身の思想に賛同しなかったヒーロー達や鷹の爪団を吹き飛ばす様に命令したものの、鷹の爪団に「じゃあ(向こうが100万ならこっちは)101万円出すからやっつけちゃって!」と買収されたデラックスファイターに即座に裏切られ、スーパーデラックスボンバーで自身の乗った要塞空母ごと撃沈させられた。
家族関係
マスクは風呂以外では取ってはいけないのがデラックス家のルールなのだが父親が家に居ない時は、嫁と子供はマスクを脱いでいるらしい。
またデラックス母(後述)曰く「デラックス家の人間は、生まれながらにして弱きを助け強きを挫き、世界の平和を守る宿命を与えられている」らしい。
デラックスヨメ
デラックスファイターの妻。第1期の6話にて初登場。36歳。ユニフォームの色はピンク色。
遊興癖があり、いつも家を空けている。デラックス家に嫁いで来たためデラックスボンバーは撃てない。
いつも夫と子供たちを放置して友達(主に海外に居る)と遊び歩いているため常に行方不明。
公式ムック本によるとフランス系ナイジェリア人で、モロッコのカサブランカにある白く美しいテラスに佇んでいたデラックスヨメを一目見て、デラックスファイターが恋心を抱いたのが二人の恋の始まりだったとされている。
デラックスドウター
デラックス夫妻の長女。第1期の6話にて初登場。16歳。ユニフォームの色は緑色。
ポニーテールが特徴。デラックスボンバーは撃てる。反抗期を迎え、ユニフォームを着るのを拒否するなど父親に反発していたが後に和解する。
しかしそれでも反抗は続いているらしく、劇場版第4作目ではデラックスファイターに何の相談もせずに無断でペット(ティーカッププードル)を飼っていたり、.jpでは家出する事が度々ある。
デラックスサン
デラックス夫妻の長男で、ドウターの弟。12歳。ユニフォームの色は黄色。
周囲に無関心で常にテレビゲームに興じているが、第1期の最終回で正義に目覚め鷹の爪団と共闘して父を救い出そうとする。
デラックスボンバーが上手くコントロール出来ずにいたが、カウントダウン第5話において第二次性徴に伴い撃てるようになった(その際の最初の標的は父のデラックスファイターであり、家庭内ボンバーをしてしまっている)。
劇場版第4作目ではさらに成長し声変わりを経て、父親のデラックスファイターとほぼ同じ声になった。また、初めてヘルメットの下の素顔が明らかになったが、しばらく息子を見ていなかったデラックスファイター曰く「スノボの日本代表選手みたい」になっている。
.jpでは家に寄り付いていないらしい。
GT47話では帰って来た父親がデラックスドウターとデラックスヨメが何処に居るのかと聞いて来た際は「ああ? 俺が姉貴やお袋の居場所を知ってる訳ねぇだろ?」と言ったり等、姉と同じく父親との付き合いが上手く行ってない事が窺える。
デラックス父
デラックスファイターの父親。NEO9話に名前のみ登場。故人。72歳没(1932〜2004)。
作中ではデラックスファイターのイメージで墓石のみの登場だった為、容姿や性格等は一切不明。
デラックス母
デラックスファイターの母親。NEO9話に登場。アメリカで1人暮らしをしている。ユニフォームの色は紫色。
手からではなく口からデラックスボンバーを放つ。
作中ではデラックスファイターが鷹の爪団に上記の八百長の悪党退治を演出するが、デラックス母にはお見通しで、最終的に息子の愚行に「ちゃんと世界の平和を守らんかい!バカ息子がぁ!!」と怒ってデラックスボンバーで吹き飛ばして制裁した(ついでに何故か鷹の爪団もとばっちりを喰らった)。
尚、デラックスファイターがデラックスビームをデラックスボンバーに改名して欲しいと許可した際の相手もデラックス母である。
デラックス祖父
デラックスファイターの母方の祖父。.jp第9話に登場。ユニフォームの色はオリーブ色。
作中では正義の味方は介護保険適用外の為ヘルパーが雇えないと言う事で、鷹の爪団が面倒を見る事となった。
老人らしく振舞うも、内面はデラックスファイターよりも強かな面を見せた。
余談
「アットホームな悪の組織と敵対するチンピラじみたヒーロー」という共通点から「天体戦士サンレッド」のサンレッドとは共に話題に出されることが多く、それをネタにしたイラストもある。
ただしあっちは粗暴な言動や私生活のだらしなさこそ目立つものの案外ヒーローとしての本分は弁えている人物で、ポジションは近くても人格にはかなり差がある。
ヘルメットをつけているが、素顔を見せることになんの抵抗もなく、鷹の爪団のメンバーと温泉に入浴した時には堂々と素顔を見せている。が、その髪型はドリー・ファンクJrっぽく、頭部の生え際が後退しているのが目撃されている。服を脱ぐとビルダーのごとく鍛えられた筋肉質の肉体を確認できる。でもメンタルはガラス張り。
FROGMANが普通に喋ったときの声にもっとも近いキャラ。
公式ムック本によるとベルトのバックルの「D」はデラックス家の紋章である他、ウエストポーチになっており、財布や印鑑、預金通帳、クレジットカード等の全財産が入っているとの事。
実は番組初期の設定ではデラックスファイターの正体は地球を侵略してきた蛇型宇宙人という設定だったが、フェンダーミラー将軍が登場した時にはこの設定はすっかりなかった事にされている(公式ムック本によれば、1シリーズ限りのラスボスとして使い捨てるのがもったいなくなり、代わりに登場したのがフェンダーミラーだったらしい)。
初期デザインでは戦隊ヒーロー風のデラックスファイターのデザイン画が存在する。
また、FROGMANによると一見すると悪人だが実際は善人である鷹の爪団とは対極なキャラクターにする事や物質主義で自分の正義を押し付けるアメリカ人のメタファーとして現在のデラックスファイターのキャラクター像が完成したらしい。
関連イラスト
関連タグ
人間のクズ 偽善者 お前のようなヒーローがいるか 金の亡者 小悪党 俗物 まさに外道 やべーやつ 憎めない悪役 ツンデレ 愛すべきバカ 愛すべき外道 外道勇者:以上が、デラックスファイターに当て嵌まっている言葉。
鷹の爪団:(一応)宿敵
ヘルシータイガー:天敵