概要の前に
親子ライダーとは、親と子の組み合わせで仮面ライダーをやっている事を意味する。
シリーズの長期化に伴い、仮面ライダーを演じた俳優達が親となり、成長した子供が仮面ライダー俳優となるケースが出てきているが、本項目では取り扱わないので注意してほしい。
概要
親子ライダーとは、親と子の組み合わせで仮面ライダーをやっている事を意味する。(大事な事なので三回言った)
親もしくは子供単体(ほとんどこれ)で仮面ライダーとなっているケースは多々あるが、親と子が同時登場するのには、親役のライダーと子役のライダー間に必要となる年齢差(法的には18歳にならないと結婚できない)や周りのライダーとの兼ね合い(親ライダーの方がベテラン俳優の傾向になる)、作品の世界観の調整などの細かい制約がある為、全作品の中でも登場回数は少ない。
のだが、平成二期、具体的に言うとゴースト最終話から毎年登場している為、着々と増えている。
本項目は、それぞれの代で登場する親子ライダーと登場理由を記載するものとする。
加筆訂正随時募集中。なお、記事作成当時の最新ライダーなど、放映中の作品については、親子仲が確定するまで自粛を要請したい。
生物学的血縁関係のあるもの
親ライダーと子ライダー、あるいは義父義母ライダーと配偶者の間にれっきとした血縁がある者による親子ライダー。
昭和ライダー組
50年前の本郷猛は、中の人が親子というだけなのでカウントしない。これ大事。
本編後の可能性を描いた公式のif小説『MASKED RIDER SHIN EDITION -終わりの始まり、始まりの終わり-』の設定。
昭和ライダー・完全新生系
ネタバレ直結、閲覧に注意。
平成一期
親子ライダーの例は、『キバ』関連に限られるが、『電王』の良太郎(電王)と幸太郎(NEW電王)は、祖父と孫の関係にあたり、さらに桜井悠斗(ゼロノス)は、義理の兄にあたるため、『電王』の味方ライダーは全員血族だったことになる。
シリーズ初の親子ライダー&義理の親子ライダーが登場。
本作は現代編と過去編(22年前)の事件がリンクする形式を取っており、作中でも現代=過去の話が入れ替わることでストーリーが進行する。
過去編に登場する親世代は、子供達が活躍する現代編では登場しない為(二回ほどタイムワープしたが)、親子ライダーとしての共演は無い。
……かと思われたが、最終話で現代編の更に22年後の未来から子供(孫)ライダーが登場。
ちなみに、キバの登場人物はだいたい片親不明という謎のお約束がある。(麻生母子は父親不明、紅正夫は母親不明など)
平成二期
義理の親 | 義理の息子 |
---|---|
鳴海荘吉(仮面ライダースカル) | 照井竜(仮面ライダーアクセル) |
鳴海壮吉の一人娘が照井竜と結婚した為に義理の親子関係が成立した。
劇中の人間関係の主軸となっている。
なお、モデルにした『人造人間キカイダー』など、他作品の設定をふまえるなら、ロイミュードたちも子供と呼べるかもしれないが、今回は省略する。
本編で明かされなかった。
息子のアユムは最終話で親子関係を匂わせる程度のみ。後にファイナルステージにて『未来から来た息子』である事が判明した。キバの紅正夫と同じ流れだが、単発で終わった彼と違い、こちらはそのままファイナルステージへ流れる内容である。
致し方ない状態だったとはいえ、再会早々の親子喧嘩が発生。最終的には仲直りできた。
妹は仲直りの数年後に仮面ライダーとなった為、親子三人でのライダー共演は無かった。
父親 | 子供 |
---|---|
檀正宗(仮面ライダークロノス) | 檀黎斗(仮面ライダーゲンム) |
バグスターの関係も含めるため複雑にはなっているが、一応、この二人の関係性は血縁関係のある親子関係となっている。
父親 | 子供 |
---|---|
鏡灰馬(ライドプレイヤー) | 鏡飛彩(仮面ライダーブレイブ) |
作中に大量登場する量産型ライダーの中にメインライダーの父親がいたケース。お父さん、何やってんですか。
何気に平成期までのライダーシリーズにおいて、変則的方法でも裏技使用でもなんでもなく、ナチュラルに父と息子が本編中に登場した初のケース。
父親がライダーとして登場した回は奇しくも檀正宗が仮面ライダーとして初登場した回である為、鏡親子・壇親子がメインライダー親子・モブライダー+メインライダー親子の初登場を独占するという状況であった。
※ バグスター関連は、下の血縁関係無しを参照。
とにかく状況説明が必要不可欠
注・ネタバレオンステージの為、そうとう端折って説明する。
①諸事情で父親が行方不明となり、隠れている最中にライダーシステムを作成。ハザードレベルを上昇してビルド一号になる。
➁子供1が父親の残したデータを元に、本編開始前のどこかのタイミングでハザードレベルを上げてビルド二号になる。
③子供1が○○○○になる。紆余曲折を経て子供1から息子2が独立してビルド三号になる。
詳しい事は本編を見よ。
※ エボルト関連は、厳密には遺伝的関係があるが、下の血縁関係無しを参照とする。
令和ライダー
五十嵐の父ちゃん | |
---|---|
五十嵐元太(仮面ライダーデストリーム) | |
五十嵐の長男 | 五十嵐の次男 |
五十嵐一輝(仮面ライダーリバイ) | 五十嵐大二(仮面ライダーライブ) |
五十嵐の長女 | |
五十嵐さくら(仮面ライダージャンヌ) |
6人家族中、幸実と幸四郎以外の4人が仮面ライダーという、最強家族。
これ以上の説明はネタバレが多すぎるので、割愛する。
血縁以外の関係性
いわゆる普通のホモサピエンス的生殖関係以外の方法で親子関係であるライダー。
該当する作品を見ていないと何のことかわからないだろうが、親子と言う概念が年々複雑化して行き、作品ファンとしては含めておきたい。
が、『エグゼイド』や『ゼロワン』など、親子関係の定義がと説明が飛躍した為、こちらに分割する。
仮面ライダーBLACK
血縁的には赤の他人の二人を、五万年の一度の周期で発生する日食の日に生まれた=創生王の後継者=自分の子供=実の兄弟という力技をぶちこんだ。
それは、代々の創世王は五万年の一度の周期で発生する日食の日に生まれた二人の子供にキングストーンを埋め込んで仮面ライダーに改造して戦わせるという風習?から来るもので、創世王自身も先代のブラックサンかシャドームーン。
つまり、こいつらは親子で仮面ライダーである。(文句はゴルゴムまで)
仮面ライダーエグゼイド
新解釈親子関係+正統派親子関係=コズミック・カオス
新種のウィルス《バグスターウィルス》の生態の都合上、人間を宿主=親とする関係性と、そのバグスターウィルスからバグスターを開発した男が『バグスター全てワタシの子供だから認知する』と宣言したせいで、該当ライダーの親子関係が複雑化する。
ケース①
父親?の永夢が8歳の時にゲームウイルスに感染。18歳になった時に体内で成長したウイルスを除去。それが子供?のパラドである。
親が人間、子供がウイルスという変則的な関係であるが、劇中ではよくある間柄。
ケース➁
父親 | 母親 |
---|---|
檀正宗(仮面ライダークロノス) | 檀櫻子(仮面ライダーポッピー) |
子供 | |
檀黎斗(仮面ライダーゲンム) |
まず、父親が55歳。母親は故人だが、その母親から摘出されたウイルス=生まれ変わったのが図の人。そして子供が30歳。
平成期までのライダーシリーズにおいて、変則的方法でも裏技使用でもなんでもなく、ナチュラルに父と息子がメインライダーで本編中に登場した初のケース。
ちなみに、父子の親子喧嘩は令和まで継続したが、無事?に仲直り。
ケース③
父親 | 子供 |
---|---|
檀黎斗(仮面ライダーゲンム) | ポッピーピポパポ(仮面ライダーポッピー) |
子供は母親の生まれ変わりだが、その誕生に息子が関与している。
つまり、母親であると同時に娘でもあると言う立ち位置。息子も息子で、母親の生まれ変わりに対して親として接している。
実に混乱する説明だが、劇中ではこれで通用している。
このノリで…
超バトルDVD『仮面ライダーパラドクス』によれば、幻夢コーポレーションは(三代目までは)親子間によって継承されている。との事。その理由は、檀黎斗はバグスターの生みの親=親であり、天ヶ崎恋は黎斗の子供の様な存在と宝生永夢が真顔でコメント。
結果、バグスター=親子の図が出来上がる。
祖父 | 祖母 |
---|---|
檀正宗(仮面ライダークロノス) | 檀櫻子(仮面ライダーポッピー) |
親 | 長男の親? |
檀黎斗(仮面ライダーゲンム) | 宝生永夢(仮面ライダーエグゼイド) |
長男 | 妹 |
パラド(仮面ライダーパラドクス) | ポッピーピポパポ(仮面ライダーポッピー) |
弟 | |
九条貴利矢(仮面ライダーレーザー) |
檀黎斗自身が親であると宣言=子供の認知をしているので、クレームは彼にヨロシク。
仮面ライダービルド
父親? | 子供? |
---|---|
エボルト(仮面ライダーエボル) | 万丈龍我(仮面ライダークローズ) |
ギリシャ神話に登場する、獅子の頭・山羊の体・蛇の尾を持つ怪物。
二つ或いはそれ以上の遺伝子を掛け合わせる事で誕生する人造生命体がキメラと呼ばれる由来でもある。
突然何を言い出したかと思われるだろうが、ビルド親子以上のネタバレとなる為、上記説明で勘弁してください。
仮面ライダーゼロワン
母親不在がデフォ=シングルファザー=父子家庭。
親ないし子の殆どがヒューマギアなので、年齢差と言う概念を完全に取り払らえる…のだが
親子というものの概念がバグスター並みかそれ以上に複雑化している。
父親 | 子供 |
---|---|
飛電其雄(仮面ライダー1型) | 飛電或人(仮面ライダーゼロワン) |
生後すぐに両親を失った孫へ、祖父が男性型ヒューマギアを孫の「父親」として作成したのが親子関係の始まり。
厳密には養育ロボという関係だが、息子は「自分はヒューマギアの父に育てられた」と自慢している様子から窺えるように、両者の間には種族の垣根を超えた親子の絆が存在する。
なお、孫が孤児になったと同時に作ったと言う内容から、実際は父親の方が若干年下(鉄腕アトムの親子関係に近い)。
ライダーシリーズ初のロボット親子。本編時点で父が十代で精神年齢何万歳、息子約12歳で中身が五歳児だったが、とりあえず成人した。
年齢差含め、二人の親子関係については色々と考査されているが、とりあえずVシネマが続いているのであいまいにしておく。
なお
息子は上記人物を『僕のおにいちゃん』と認識しており、公式ウェブの仮面ライダー図鑑などで、家族構成『滅(父)/雷(兄)』と公言している為、親の方が息子であると認識すれば、ビルド親子に続く、父親+子供二人の仮面ライダーとなる。
劇中描写から雷はアーク完成よりも前に誕生した可能性があり、デイブレイクタウン出身の滅よりもかなり高い確率で製造年月日が上=年上=滅亡迅雷.net全メンバー最年長。
さらに
復活したボディの関係で、迅はソルド達を自分の弟・妹であると宣言した。
この子がこれ言った瞬間、滅は義理の息子・娘、雷は義理の弟と妹がダース単位でできた事になる。
実父?で義父(現在は解消) | |
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天津垓(仮面ライダーサウザー) | |
実子? | 養子みたいな何か(現在は解消) |
亡(仮面ライダー亡) | 不破諫(仮面ライダーバルカン) |
デイブレイク発生直後、他の企業が来る前にデイブレイクタウンの何処かで倒れていた亡を天津が見つけ、自分の手元に置いていた。その際に『親は子に従う者』という概念をラーニングさせた。
天津は亡の製造に関わっていた事から親子と表現してもよいのかもしれないが、途中から、亡のボディとして不破の肉体を使用した為、『養子みたいな何か』となる。
だが、父と呼ぶには天津があまりにも毒親だった為、子供らは「ふざけんなバカ!」(超・意訳)と出て行った。二人は今も、天津の事が嫌いらしい。
年齢差については、元子供らよりも二十歳近く年上。
仮面ライダーギーツ
英寿が叶えた世界によって、ツムリも交えて家族になった。改変された世界の基準では血縁関係があるかもしれないが、本当の意味での親子というわけではない。
お父様 | 私の娘だ |
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鞍馬光聖(仮面ライダーギャーゴ) | 鞍馬祢音(仮面ライダーナーゴ) |
誘拐された祢音を救うため、英寿が運営するデザイアグランプリに参加することを決めた光聖は変身することになった。
生物学的には親子だか、誕生の経緯から本当の親子では無い。しかし、2人の間にある愛は本物。