概要
集英社が発行する日本の週刊漫画雑誌。
毎週月曜日発売。紙版の場合、月曜日が祝日の場合はその翌日の火曜日に発売される。かつては土曜日に発売される地域もあり、集英社もその状況を黙認していた時代もあったが、インターネットが発達してネタバレ防止が急務となった結果、2020年頃から月曜日発売に統一されるようになった。
主な競合誌は
「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)
など。
特徴
「友情・努力・勝利」をテーマにし、少年漫画らしい「熱い王道バトル展開」をジャンルにした作品が多い。
舞台は「ONE PIECE」「NARUTO」のようなファンタジー世界か、「僕のヒーローアカデミア」「呪術廻戦」のような現実に近い世界が多い。
少数だが「ニセコイ」「僕たちは勉強ができない」のような学園ラブコメ、「SLAM DUNK」「ハイキュー‼︎」のようなスポーツ漫画、「チェンソーマン」のような「友情・努力・勝利」を真逆に連想させるような作品などが存在する。
一方で、推理モノ系が何故か短命に終わるというジンクスがある。
犯人と探偵の心理戦が展開されるサスペンス系で十巻以上続いた作品はDEATHNOTEがあるが、犯人やその動向を追い求めるミステリータイプの漫画は、『心理捜査官 草薙葵』が全三巻&『人形草紙 あやつり左近』が全四巻&『少年探偵Q』が全二巻と2桁に届いたタイトルは一つもない。
『魔人探偵脳噛ネウロ』は「推理ものの皮を被った単純娯楽漫画」と作者本人が明言しているのでこれも異なる。
他紙とは違い新連載は必ず表紙&巻頭カラーで掲載される一方、後述する短命で打ち切る可能性が高い。
掲載漫画
公式においては「連載作品」が存在せず全ての作品が「読み切り」扱いとなっている。
これは創刊時のサンデーとの兼ね合いからと言われており、各話の終わりに「第○話/○○の巻・終わり」と書かれているのはこのため。
またそれに関連してか、初期には「ぜんぶ漫画・ぜんぶ読切」のキャッチコピーもあった。
連載中の漫画
※連載開始時期順
※アニメ化予定又はされた作品には⭐︎マークを付与
ONE PIECE⭐︎ | HUNTER×HUNTER⭐︎ | 夜桜さんちの大作戦⭐︎ |
---|---|---|
1997年34号 | 1998年14号(不定期掲載) | 2019年39号 |
アンデッドアンラック⭐︎ | 僕とロボコ⭐︎ | SAKAMOTO DAYS⭐︎ |
2020年8号 | 2020年31号 | 2020年51号 |
逃げ上手の若君⭐︎ | ウィッチウォッチ⭐︎ | アオのハコ⭐︎ |
2021年8号 | 2021年10号 | 2021年19号 |
あかね噺 | キルアオ | 鵺の陰陽師 |
2022年11号 | 2023年20号 | 2023年24号 |
カグラバチ | 超巡!超条先輩 | 願いのアストロ |
2023年42号 | 2024年11号 | 2024年20号 |
悪祓士のキヨシくん | ひまてん! | 魔男のイチ |
2024年30号 | 2024年32号 | 2024年41号 |
しのびごと | 白卓HAKUTAKU | シド・クラフトの最終推理 |
2024年42号 | 2024年43号 | 2024年51号 |
他誌に移籍した漫画
※連載開始時期順。
※現在も継続中の作品のみ記載。
キン肉マン | ジョジョの奇妙な冒険 | BASTARD!!-暗黒の破壊神- |
---|---|---|
週プレNEWSに移籍※1 | ウルトラジャンプに移籍 | ウルトラジャンプに移籍 |
1979年22号 | 1987年1・2合併号 | 1988年14号 |
D.Gray-man | 重機人間ユンボル | ワールドトリガー |
ジャンプSQ→ジャンプSQ.CROWNに移籍 | ウルトラジャンプに移籍※2 | ジャンプSQに移籍 |
2004年27号 | 2007年3号 | 2013年11号 |
ブラッククローバー | BORUTO | トマトイプーのリコピン |
ジャンプGIGAに移籍 | Vジャンプに移籍 | 少年ジャンプ+に移籍 |
2015年12号 | 2016年23号 | 2017年45号 |
チェンソーマン | ルリドラゴン | |
少年ジャンプ+に移籍 | 少年ジャンプ+に移籍 | |
2019年1号 | 2022年28号 | |
※1本誌連載分で完結の筈だったが再開された
※2「ユンボル」に改題の上で新規連載
漫画の掲載が終了した作品
連載終了作品については、「週刊少年ジャンプ連載終了作品の一覧」の項目を参照。
歴史
ここでは創刊から現代まで独断と偏見の元、有名だと思われる作品を取り上げる。
1968年創刊~1970年代前半 | 1970年代後半 |
---|---|
1980年代前半 | 1980年代後半 |
1990年代前半 | 1990年代後半 |
2000年代前半 | 2000年代後半 |
2010年代前半 | 2010年代後半 |
2020年代前半 | |
特色
専属契約
ジャンプでデビューした新人は原則専属契約を結ぶ。
連載がなくとも定期的に金が支払われる他、様々なサポートを受けることができるが、契約期間中は打ち切りが決まった後でも他誌と交渉する事は出来ない。
時折ハシラに載っている「〇〇先生の作品が読めるのはジャンプだけ!」という文言はこの制度によるもの(〇〇先生とは専属契約を結んでいます。という同業他社へ向けたメッセージでもある)。
ある程度ベテランになると専属契約を解除してフリーになる作家も少なくない。作家を飼い殺しにしているとして批判されがちだが、この専属契約はもともと新人を育てるための制度であった。
ジャンプがまだ先行の週刊少年サンデー・週刊少年マガジンを追いかけていた時期においては、漫画家界は基本的にトキワ荘組、特に手塚治虫とその弟子の一派が主流と見做されており、例外は松本零士ぐらいだが、この松本も自身の派閥を持っていた(松本-新谷かおる-ゆうきまさみ)。「マガジン」は『W3』絡みの騒動で手塚との軋轢を生んだ結果水木しげるを発掘しているが、水木はこの時点で貸本業界で経歴を重ねていて、“新人”とは言い難かった。また「サンデー」は例外的に高橋留美子を見出しているが、一方で成功した高橋に新人をアシスタントとして師事させている(椎名高志が代表格)。
つまりは漫画雑誌として最後発であったため、既に人気のある作家を囲い込むことができなかったのである。
後に一気に人気雑誌へとのし上がるきっかけとなった『リングにかけろ』、そして両誌を圧倒することとなった『ドラゴンボール』を発掘することになるのであるが、それ以前は今と比べ物にならないくらい弱小な編集部であった。当時のジャンプは、何とかして新人を発掘し、育てる必要に迫られていた。その結果誕生したのがこの制度なのだ。
つまり漫画家を自社の契約社員として扱い、集英社が最低限の収入や、漫画執筆に必要なサポートを行うことにしたのである。例えば「取材旅行」など、漫画に限らず作家と言うのはまず自費で行うものである。しかし集英社は、旅費や必要な機材を自社から提供し、さらには担当編集者を補佐役として同行までさせた。Dr.マシリトにはじまる“編集者イジリ”も、集英社が震源である。それまでは編集者と作家の関係と言うのはドライなビジネス関係でしかなく、よほどの「大物」ではない限り、このような例は出てこなかった。(このような金銭や資料的なサポートは上記の師弟(派閥)関係で行われる事が多かった)
何にも功罪双方の面がある。
後に「ジャンプ」が漫画どころか漫画以外の他週刊誌をも圧倒する寡占シェアとなったことで負の面ばかりをクローズアップされてしまいがちであり、またそういった部分も無いとは言い切れないのもまた事実であるが、もちろん実際には新人に対する正の面もあり、むしろ日本の漫画誌に与えた影響はそちらの方が大きいのである。
余談だが、かつて本誌で連載を持っていた次原隆二が、自らも取締役となっている出版社で刊行していた青年誌で元編集長の西村繁男の本を原作とした80年代の本誌編集部を題材とした漫画を執筆した際にも、当時の本誌の雰囲気を再現させるために「次原先生の作品が読めるのはバンチだけ!」の文言を欄外で使用していた。
アンケート至上主義と打ち切り
ジャンプでは連載作品に見切りをつけるタイミングが早く、そのため漫画雑誌の中でも特に打ち切り作品が多い。おおむね「読者アンケートの順位=掲載順位」であり、アンケートの結果が芳しくない作品はどんな大御所の作品であろうと、“アニメ化している”、“単行本発行部数単巻50万部突破”のいずれかの条件を満たしてない限り単行本の売り上げ部数にかかわらず容赦なく連載を打ち切られる。逆に言えば、デビューしたての無名の新人であってもアンケートの結果が良ければ扱いを良くしてもらえるとも言うことができる。
この制度については、『アストロ球団』などで知られる漫画家・中島徳博の「大御所というだけで人気もない漫画が載っているのはおかしい。アンケートの結果を1週で出すようにして、サバイバルにせよ」という提案が切っ掛けであるといわれている(この提案をした中島も後にアンケート結果の影響を食らっているが)。
掲載順については例外もあり、『王様はロバ』や『ピューと吹く!ジャガー』や『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』など掲載順が巻末に固定されているギャグ漫画作品の存在(通称「巻末ギャグ枠」)や、執筆が遅れるなどの作者の都合で下位に来る作品(作者の病気が原因で掲載順が下がっていることが公式に明言されている『ワールドトリガー』など)もある。
いわゆる打ち切りの最短ラインは10週(単行本2巻相当、極稀に極厚1巻限りもある)と言われるが、実際は展開や編集などの都合で数週ずれることがあるため、実際は10週ではないことがほとんどである(概ね10週以上15週以下が実際のラインだが、話数1桁台で打ち切られた作品も存在する)。ただし先述したとおり、アニメ化している最中は打ち切りの危険から逃れられる。そのため、各作家や作品のファンにとっては贔屓作品の掲載順位は胃の痛い問題でありアニメ化もしておらずかつズルズルと順位が下がって行く状態に陥るとまさに処刑台の階段を上るが如しである。元編集長の西村繁男は「アンケートが2位以下の作品は全て打ち切り候補」と言い切るほどである。
ただし、一部例外なものもかつて存在しており(打ち切りライン以下だったものの子供人気が高く継続したところ、後に大ヒットした『キン肉マン』がその代表格。この他『サーキットの狼』なども該当)、 近年は週刊少年ジャンプの代名詞となっていた10週打ち切りも少なくなっており、新連載の出だしアンケートが不調でもある程度の猶予が置かれる傾向になった。また、巻末を走り続け打ち切りになった作品でも、ある程度長期にわたったり、売り上げなどで実績を上げた作品はキレイに終われるように猶予期間が設けられたり、完結編を系列誌に載せてもらえるなどの温情措置が取られる場合が増えてきている。なお、10週打ち切りは2013年付近から復活しているが、全盛期と比べれば数は少ない。また、週刊連載は非常に漫画家にとってスケジュールやアイデアの捻出で負担が大きいこともあり、ヒット作を出した次の作品で打ち切りに遭ってしまうパターンも少なくない。
ただし、ジャンプの場合は短期で打ち切りに遭っても作家にとって純粋な収入源となる単行本は必ず出版する方針のため作家としても、そしてファンにとっても救いがある部分である(出版社や編集方針によっては、儲けの見込めない作品は単行本化しないところもある。これが行えるのはジャンプが雑誌単体のみで黒字になっているためである)。
ねじれ現象
ただ、ファンの中には週刊誌は読まず・買わずでコミックスだけ集めているという人も少なくなく、更に所謂“大きいお友達”(特に男性)はアンケートはがきを出すことが少ない為、一概に「アンケート結果の良し悪し=人気の有無」とは言えず、「“アンケートでは下位”なのに“休載後に(深刻なレベルではないとはいえ)部数減”となり、一方で打ち切り作品は“コミックスがバカ売れ”」というねじれ現象を起こすこともあった。
その中でも際立った例が『武装錬金』である。本作は本誌連載時から編集部でもねじれ現象を起こしていることが認識されていた(なにせ、アンケートでは最下位に近いにもかかわらず、コミックスの販売部数は他社も含めて常に上位を窺うのである。気づかない方がおかしかった)ようで、その終了にあたっては非常に苦労した様子が窺える。
最近の傾向
2010年代に突入してからはデジタル機器やSNSの発達によりインターネット上での発売前のネタバレ行為も横行している。当たり前だがこれは著作法違反に該当する犯罪である。中学生だろうが容赦なく御用になるのでご注意を。
他の週刊誌程ではないものの、近年の少子化の傾向を受け発行部数はやや低下傾向にある。
またこれは昔から言われていたことだが「ジャンプで連載をしていると、どんなものだろうがそのうちバトル漫画になってしまう」とよく言われる。バトル物は一定の人気があるが故、別ジャンルで始まった作品がバトル物的な内容の展開へ転向するのは人気低迷の対策として行われる常套手段であり、実際にバトル物への転向で人気を博した漫画も少なくない。
冒険ものから転向したドラゴンボール、人情ものから転向した幽遊白書、ギャグから転向したキン肉マンなどがこれに当てはまる。特にドラゴンボールはジャンプに当てはまりがちな要素(先述した「他ジャンル→バトルものへの転向」、「トーナメントの開催」、「パワーインフレ」、「人気のための連載引き延ばし」)を全て兼ね備えているが故に、この要素を議論する際には必ず引き合いに出されがちであり、そのような意味でも良くも悪くも「ジャンプ」という雑誌の傾向を代表する作品と言える。
特別企画
1990年代には社会問題である「学校でのいじめ問題」や「太平洋戦争」を扱った真面目な作品が連載された事がある。いじめ問題については少年誌であるジャンプとしても見過ごす事ができない社会問題として読者からのアンケートや経験談を募り、問題提起として『元気やでっ!』の連載と専用のコーナーを用意していた。
戦後50周年(1995年)の際は太平洋戦争をテーマに北条司による短編として、神風特攻隊を扱った『蒼空の果て』・捕虜収容所から脱走したアメリカ人フルート奏者と少年達の友情を描いた『少年たちのいた夏』・沢村栄治をモデルにした『American dream』が掲載された。
なお、特別企画ではないが広島原爆について描いた『はだしのゲン』の初出は草創期のジャンプであった。読者アンケートでは打ち切りライン以下で、オイルショックの煽りでたびたび休載になっていたものの、当時の編集長がプロテクトをかけていたとのことだが、その編集長が栄転したことをきっかけに単行本化もされないまま打ち切られてしまった。
しかし、打ち切られたあと朝日新聞の記者が作品を見つけて取り上げたことにより注目を集め、連載誌を変えて再開。作品は「原爆被災の惨劇を描いた異色作」から「戦後広島を描いた大作」へと展開していくことになる。
記録
連載年数・巻数
おそらくであるが、少年漫画雑誌で単行本100巻という大台に初めて突入したのは『こちら葛飾区亀有公園前派出所』である。1996年に到達した。連載中にこの記録を成し遂げたのはこの作品が初。約40年間無休で連載を続け、後に200巻まで達成した。
2021年には『ONEPIECE』がコミックス巻数100巻を達成した。連載年数も25年を超え、連載年数・巻数共に週刊少年ジャンプ史上『こち亀』に次いで2位となった。
ただし、掲載誌が変わった『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの巻数が130巻を超えており、連載年数も35年以上の為、それを考慮する必要がある(尚、ジョジョシリーズが100巻を達成したのは、ウルトラジャンプ移籍後の第7部「スティール・ボール・ラン」第20巻である)。
単行本発行部数
漫画作品の国内における歴代の累計発行部数において、部数が1億部を突破している作品の内11作品がジャンプ作品で、当然これは漫画雑誌の中でも最多である。
順位 | 作品 | 巻数 | シリーズ累計 | 一冊平均 |
---|---|---|---|---|
1 | ONEPIECE | 110巻 | 5億部 | 458万部 |
2 | ドラゴンボール | 全42巻 | 2億6000万部 | 619万部 |
3 | NARUTO | 全72巻 | 2億5000万部 | 347万部 |
4 | スラムダンク | 全31巻※ | 1億7000万部 | 548万部 |
5 | こちら葛飾区亀有公園前派出所 | 全200巻 | 1億5650万部 | 78万部 |
6 | 鬼滅の刃 | 全23巻 | 1億5000万部 | 650万部 |
7 | BLEACH | 全74巻 | 1億3000万部 | 175万部 |
8 | ジョジョの奇妙な冒険 | 135巻 | 1億2000万部 | 88万部 |
9 | 北斗の拳 | 全27巻※ | 1億部 | 370万部※ |
10 | 呪術廻戦 | 全28巻 | 1億部 | 357万部 |
11 | 僕のヒーローアカデミア | 全42巻 | 1億部 | 243万部 |
『漫画全巻ドットコム』“歴代発行部数”参照
※初代単行本の巻数とそれによる計算
雑誌発行部数
1980年代後半から90年代前半にかけて、『ドラゴンボール』を筆頭に人気連載を多数抱えた頃の発行部数は最大で653万部を達成した。この記録はギネスブックにも掲載されており未だ破られていない。
連載を終了した漫画
(ただし、pixivへの投稿作品かピクシブ百科事典の記事のどちらか及びその双方が存在している作品のみ)。
原稿料と専属契約料
2023年11月時点で読切・連載ともに
モノクロ1p → 18,700円(税込)以上
カラー1p → 28,050円(税込)以上
であることが公開された。
また、2024年25号にて連載作家のみならず、読み切りを掲載したり増刊号でデビューした作家についても研究生専属契約料が半年更新で30万、つまり年60万支払われること。
研究生は2024年4月時点で約100名居ること。
初連載時には連載準備金50万が出ること。
連載作家の初契約料は年100万であること、更に連載が続けば契約料も原稿料も上がること。
などが明らかにされた。
歴代編集長
- 長野規(1968〜1974、後に専務就任)
- 中野祐介(1974〜1978)
- 西村繁男(1978〜1986、ジャンプ黄金期を築き、スーパージャンプの初代編集長も担当)
- 後藤広喜(1986〜1993、初の生え抜き編集長)
- 堀江信彦(1993〜1996、売り上げ低迷を受けて更迭)
- 鳥嶋和彦(1996〜2001、切り札として就任。)
- 高橋俊昌(2001〜2003、ジャンプを再び首位の座に返り咲かせるも就任中に急死)
- 茨木政彦(2003〜2008、後にジャンプスクエアを創刊する)
- 佐々木尚(2008〜2011、「バクマン。」に編集長として本人役で出演)
- 瓶子吉久(2011〜2017、こち亀、ナルトなど最終回を迎えた作品が多い時期だった)
- 中野博之(2017〜2024、ネットコンテンツを中心にジャンプを拡充)
- 齊藤優(2024~現在)
ちなみに
シンボルマーク
シンボルマークである海賊マークは創刊から50年以上正式な名前がなく、便宜上「ジャンプパイレーツ」と呼ばれていたが、『おはスタ』にて名前の公募がなされ、2022年27号(6月6日発売)でジャーニーと名付けられた。名前の由来はジャンプの「ジャ」に『おはスタ』MC・木村昴の愛称「スバにぃ」の「にぃ」、そして英語で「長旅」を意味する「journey」から来ており、編集長の中野博之は「ジャンプ漫画の主人公のような“冒険”を感じさせるところがすばらしかった」と説明した。
このジャンプパイレーツを左に90°傾けると女の子の横顔になると前々から言われていたが、このマークをデザインしたデザイナーも作成時に気付いていたらしいがあくまで最初から意図していたわけではなく偶然の産物とのこと。この90°傾けたものも2018年4月4日にジャンプ ジェイ ブックス25周年のイメージキャラクターとなり、ジェイミーと名付けられた(プロモーション動画のCV:佐倉綾音)。(つまりジェイミーの方がジャーニーより先に命名されている。ちなみに2018年時点で(命名前の)ジャーニーは50歳、ジェイミーは25歳という設定である)
プレミア
後に有名になる作品の初掲載号はその手の業界ではプレミアが付けられており例としては1984年12月3日発行(昭和59年) ドラゴンボール 新連載号170円 が50000円前後で取り引きされているという。
また、秋本治が当初名乗っていた「山止たつひこ」名義の初期のこち亀の単行本の初版もややプレミアがついているとされる。
グラビア
意外と現在の少年誌では例えるならば講談社の週刊少年マガジンを基準にして考えると、ジャンプはアイドル等のグラビアが無い珍しい部類に入る。一時期確かに存在した事はあったが定着はしなかった。その一方、掲載作品の関連記事で巻頭カラーを充実している。
F1スポンサー
1990年から92年にかけてF1チーム「マクラーレン・ホンダ」のスポンサーを務めており、スポンサー契約時のチームマシンのフロントノーズ先端にジャンプロゴを配していた。ちなみにスポンサー料は1億円だった。
その他
打ち切りから連載再開にこぎ着けたのは「よろしくメカドック」「ライジングインパクト」、連載そのものがなかったことにされたのは「シャーマンキング」となっている