曖昧さ回避
- 中華人民共和国の略称。PRC(People's Republic of China)。
- 中華民国(いわゆる台湾)の略称。ROC(Republic of China)。ただし2との区別のため中華を略称とする事も多い。
- 東アジアの大陸に存在した歴史上の王朝(中国王朝)、及びそれらが栄えた地域・文化圏(中華圏)の総称。本稿で記述。
- 日本の一地方。Chugoku District。→中国地方
- 日本神話における地上世界「葦原中国」の略。この場合に限り「なかつくに」と読む。
王耀(ヘタリア)や紅美鈴(東方Project)など関連キャラクターについては、本「中国」タグではなく、各キャラクターの名前をつけることが推奨されている。
概要
歴代中国王朝が栄えたユーラシア東方の地域。チャイナ(China)・支那と同義。狭義では漢民族の歴史的居住地域である中国本土(現在の中華人民共和国統治地域から満洲〈満州〉、南モンゴル〈内蒙古〉、チベット、東トルキスタン〈ウイグル〉を除いた地域)を指す。
中国とか中華(夏、華夏とも)という語は古くからあるが、『世界の中心で栄えている場所』といった意味で、漢民族(漢族)の文明を至高のものとする世界観(中華思想)を表す言葉だった。古来、中国人は漢字や漢文、儒教、農耕、箸の使用などの中国文明の風俗を文化のバロメーターとし、漢民族とは著しく異なった風俗を持つ遊牧民(モンゴル人など)や胡人(ペルシア人など)といった異民族を夷狄として蔑んだ。
中華思想は一種の選民思想ではあるが、排外的な色彩は薄い。隋・唐の王室をはじめ中国を支配した勢力は遊牧民族出身者も多いが、彼らは中国文明を身につけようとし、王朝を築いた時にはすでに漢化していた。外国人が宮廷で登用されることも多く、彼らも漢族に吸収されていく。その中にあって、遼・金・大元(モンゴル帝国)・清朝の4王朝は、遊牧民族のアイデンティティを保ったまま中国を支配したことから征服王朝と称されるが、(大元を除く)征服王朝の支配層は代を経るごとに漢文化に馴染んでいき、中華文明に吸収されていったという見方がある。
中国が政治的概念の国家を表すようになったのは、近代に中国が西洋文明の衝撃を受け、「西洋や日本に対抗できる漢族の共和国を築くべき」とする漢民族ナショナリズムが勃興してからである。
関連キャラクター
Fateシリーズ
ドールズフロントライン
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