文豪にして、剣豪!!
物語の結末は、俺が決める!
曖昧さ回避
- 仮面ライダーシリーズの作品の一つ。本項で詳述。
- 1で登場する主人公が変身するライダーの名称。詳細は「セイバー(仮面ライダー)」を参照。
- 1におけるエンディングテーマの曲名。詳細は「仮面ライダーセイバー(楽曲)」を参照。
もしかして:仮面ライダーセイヴァー→鎧武外伝に登場する名前が酷似した仮面ライダー。
概要
『令和仮面ライダーシリーズ』の第2作目になる特撮番組。公式のタイトル名は「セイバー」だが、タイトルロゴには漢字表記で「聖刃」と書かれている。英語表記は"KAMEN RIDER SABER"。
2020年7月29日に作品概要が発表された。同年9月6日から2021年8月29日まで放送。
メインスタッフとしてプロデューサーが高橋一浩、メインライターが福田卓郎という『仮面ライダーゴースト』のコンビが再びタッグを組むことになった。
パイロット版監督は柴崎貴行で、ライダーでは初の担当となる。
あらすじ
はるか昔より、森羅万象を司ってきた1冊の本があった。その本には神話、物語、生物、科学技術の源、そして人類の歴史などありとあらゆるものが刻まれ、そこに記された知識と力によって人類は進化し、文明は発展してきたのだった。
本は聖剣と選ばれし剣士によって守られ、世界の均衡は保たれていた。だが数千年前、その書物を奪おうとする輩が現れ、本は世界に散らばって消失。その後も戦いはひそかに続いていた…。
時は流れ現代。小説家・神山飛羽真は、剣士が魔物と壮絶な戦いを繰り広げ、謎の少女が飛羽真に助けを求める…という同じ夢を見続けていた。
その夢を見るたびに「なにか大切なことを忘れている」という感覚にとらわれる飛羽真だったが、その正体はさっぱり分かっていなかった。
そんな中、街の一部が突如消失し、不思議な世界に転移する事件が発生。飛羽真や担当編集者の芽依も巻き込まれてしまう。
だがその世界は飛羽真が大切にしている飛び出す絵本と酷似した景色が広がっており、さらに夢と同様に魔物が現れ街を破壊しはじめた。
本によって新たな世界を創造すると語る魔物に対し、飛羽真は「本の力は人を幸せにする力だ」と憤る。
「オレは絶対に街を元の世界に戻す!」
飛羽真のその思いに呼応するかのように、突然、炎の剣が出現する。その剣を手にした瞬間、ドラゴンの力を身に纏い、飛羽真は炎の剣士となって――。
作風・特徴
年間を通じて10人以上の仮面ライダーが登場と初報時点から告知され、多人数ライダー制が導入され、前作かつ令和ライダー第1作目の仮面ライダーゼロワンではテクノロジーやAIとの共存をメインテーマとしていたのに対し、今作では「物語」や聖剣、ドラゴンといった、メルヘンチックな設定をベースにしたファンタジーな世界観を強調した作品となっている。
後述のコロナ禍での撮影による影響から、内容や撮影体制の変更を受けたという背景がある一方で、飛羽真をはじめとするキャラクター達が苦難を乗り越えていくという一貫して比較的明るい作風となっている。また、撮影手法に関してもCGをこれまで以上に使用するなど制作面において挑戦的なことを行っている。(ただ、予算にムラがありすぎてクオリティが低いものもあったが。)
実際、こういった明るい作風が評価された為か、海外の動画投稿サイトで演者たちがインタビューを受けるなど、中国をはじめとする国外からの人気も博するようになった。
元々中国には「約束を守る」という文化があったことによる大ヒットだったようで近年の仮面ライダー作品の中で特に傑作であるという高い評価を受けている。
そのおかげもあってか日本で後に金型を流用して究極大聖剣として発売されたサイズが拡大化された聖剣の玩具も発売される程の玩具展開も優遇されている。
登場人物
詳細は「仮面ライダーセイバーの登場人物一覧」を参照。
主要人物
- 神山飛羽真 / 仮面ライダーセイバー…演:内藤秀一郎
- 須藤芽依…演:川津明日香
- 新堂倫太郎 / 仮面ライダーブレイズ…演:山口貴也
- 富加宮賢人 / 仮面ライダーエスパーダ / ???…演:青木瞭
- ルナ…演:岡本望来(子供) / 横田真悠(大人)
ソードオブロゴス
ノーザンベース
サウザンベース
- 神代玲花 / 仮面ライダーサーベラ…演:アンジェラ芽衣
- 神代凌牙 / 仮面ライダーデュランダル…演:庄野崎謙
- マスターロゴス(イザク) / 仮面ライダーソロモン…演:相馬圭祐
先代剣士
- 上條大地 / 仮面ライダーカリバー…演:平山浩行
- 富加宮隼人 / 仮面ライダーカリバー…演:唐橋充
その他の剣士
メギド
- ストリウス / ???…演:古屋呂敏
- レジエル / レジエル・フォビドゥン…演:高野海琉
- ズオス / ズオス・プレデター…演:才川コージ
- デザスト / ???…CV:内山昂輝
- カリュブディスメギド…CV:岩崎諒太
その他
登場仮面ライダー
太字は本編中の変身者。
☆は本編未登場。
仮面ライダー | 変身者 | 聖剣 | 初登場 |
---|---|---|---|
仮面ライダーセイバー | 上條大地 → 神山飛羽真 | 火炎剣烈火 | 第1章 |
仮面ライダーブレイズ | 長嶺謙信 → 新堂倫太郎 | 水勢剣流水 | 第2章 |
仮面ライダーエスパーダ | 新閃恭一郎☆ → 富加宮賢人 | 雷鳴剣黄雷、月光雷鳴剣黄雷 | 第5章 |
仮面ライダーバスター | 亀巳川寿和☆ → 尾上亮 | 土豪剣激土 | 第3章 |
仮面ライダー剣斬 | 鏡天祢☆ → 緋道蓮 | 風双剣翠風 | 第6章 |
仮面ライダースラッシュ | 大秦寺哲雄 | 音銃剣錫音 | 第9章 |
仮面ライダーカリバー | 富加宮隼人 → 上條大地 → 富加宮賢人 → ソフィア | 闇黒剣月闇 | 第1章 |
仮面ライダー最光 | ユーリ | 光剛剣最光 | 第16章 |
仮面ライダーサーベラ | 神代玲花 | 煙叡剣狼煙 | 第25章 |
仮面ライダーデュランダル | 神代凌牙 | 時国剣界時 | 第29章 |
仮面ライダーファルシオン | バハト → デザスト → ???/???/???☆ | 無銘剣虚無 | 劇場短編/第34章 |
仮面ライダーソロモン | マスターロゴス/イザク | - | 第36章 |
仮面ライダーストリウス | ストリウス | - | 第44章 |
仮面ライダータッセル☆ | タッセル(ダークワールド) | 無銘剣虚無 | ファイナルステージ |
仮面ライダーデザスト☆ | デザスト | 黒嵐剣漆黒 | アウトサイダーズ |
各話リスト
サブタイトルは「○○、◻︎◻︎。」という構成になっている。
また、平成以降のライダーシリーズとしては初めてアイキャッチが導入されている。
章 | サブタイトル | メギド/新型メギド、その他怪人 | アイキャッチのライドブック | 放送日程 |
---|---|---|---|---|
1 | はじめに、炎の剣士あり。 | ゴーレムメギド | ブレイブドラゴン | 2020年9月6日 |
2 | 水の剣士、青いライオンとともに。 | アリメギド、キリギリスメギド、シミー | ライオン戦記/アリかキリギリス | 9月13日 |
3 | 父であり、剣士。 | ハンザキメギド、ゴーレムメギド | 玄武神話/ピーターファンタジスタ | 9月20日 |
4 | 本を開いた、それゆえに。 | ハンザキメギド(強化態)、デザスト | ジャッ君と土豆の木/ニードルヘッジホッグ | 9月27日 |
5 | 我が友、雷の剣士につき。 | ピラニアメギド | ランプドアランジーナ/ストームイーグル | 10月4日 |
6 | 疾風の如く、見参。 | ピラニアメギド、デザスト | こぶた3兄弟/猿飛忍者伝 | 10月11日 |
7 | 王の剣、アヴァロンにあり。 | メデューサメギド、デザスト | ジャアクドラゴン/天空のペガサス | 10月18日 |
8 | 封印されしは、アーサー。 | メデューサメギド | キングオブアーサー/西遊ジャーニー | 10月25日 |
9 | 重なり合う、剣士の音色。 | アヒルメギド | ヘンゼルナッツとグレーテル/ブレーメンのロックバンド | 11月8日 |
10 | 交わる剣と、交差する想い。 | アヒルメギド、ハクチョウメギド | キリンの恩返し/トライケルベロス | 11月15日 |
11 | 乱れる雷、広がる暗雲。 | ゴブリンメギド | 封神仮面演義/ジャオウドラゴン | 11月22日 |
12 | 約束の、あの場所で。 | 〃 | ジャオウドラゴン/ランプドアランジーナ | 11月29日 |
13 | 俺は、俺の、思いを貫く。 | 〃 | ワンダーワールド物語 火炎剣烈火/ドラゴニックナイト | 12月6日 |
14 | この思い、剣に宿して。 | - | ドラゴンアランジーナ/キングライオン大戦記 | 12月13日 |
15 | 覚悟を超えた、その先に。 | デザスト | キングライオン大戦記/ドラゴニックナイト | 12月20日 |
16 | 世界を救う、一筋の光。 | イエティメギド | クリムゾンドラゴン/金の武器 銀の武器 | 12月27日 |
17 | 古の使者は、光か影か。 | イエティメギド、メデューサメギド、ゴブリンメギド | 金の武器 銀の武器/ドラゴニックナイト | 2021年1月10日 |
18 | 炎の執念、メギドを討つ。 | イエティメギド | キングライオン大戦記/金の武器 銀の武器 | 1月17日 |
19 | 炎と光、剣と剣。 | 王様メギド | ヘンゼルナッツとグレーテル/ドラゴニックナイト | 1月24日 |
20 | 牙城を崩す、剣の意志。 | 王様メギド、デザスト | 猿飛忍者伝/デザスト | 1月31日 |
21 | 最高に輝け、全身全色(フルカラー)。 | カリュブディスメギド、ゴーレムメギド、ハンザキメギド、アヒルメギド | ワンダーワールド物語 光剛剣最光/エックスソードマン | 2月7日 |
22 | それでも、人を救いたい。 | カリュブディスメギド | エックスソードマン/エックスソードマン(パワフル) | 2月14日 |
23 | 荒れ狂う、破壊の手。 | - | エックスソードマン(ワンダフル)/プリミティブドラゴン | 2月21日 |
24 | 父の背中、背負った未来。 | - | 玄武神話/プリミティブドラゴン | 2月28日 |
25 | 煙をまといし、真紅の刺客。 | - | 昆虫大百科/プリミティブドラゴン&ブレイブドラゴン | 3月7日 |
26 | 深き闇、剣と共に。 | - | ジャアクドラゴン/プリミティブドラゴン&ブレイブドラゴン | 3月14日 |
27 | 哀しみを、笑顔に変えて。 | レジエル・フォビドゥン | プリミティブドラゴン&ブレイブドラゴン/エレメンタルドラゴン | 3月21日 |
28 | 記す過去、描く未来。 | カリュブディスメギド | エレメンタルプリミティブドラゴン/ジャオウドラゴン | 3月28日 |
29 | その時、剣士が動いた。 | - | オーシャンヒストリー/エレメンタルドラゴン | 4月4日 |
30 | 絆、切り裂かれても。 | ネコメギド | エレメンタルドラゴン/キングライオン大戦記 | 4月11日 |
31 | 信じる強さ、信じられる強さ。 | 〃 | エレメンタルプリミティブドラゴン/ブレイブドラゴン&ライオン戦記 | 4月18日 |
32 | 僕の想い、結晶となりて。 | ズオス・プレデター | タテガミ氷獣戦記 | 4月25日 |
33 | それでも、未来は変えられる。 | デザスト | タテガミ氷獣戦記 | 5月2日 |
34 | 目を覚ます、不死の剣士。 | - | エターナルフェニックス | 5月9日 |
35 | そして私は、神になる。 | - | エモーショナルドラゴン | 5月16日 |
36 | 開かれる、全知全能の力。 | - | オムニフォース | 5月23日 |
37 | 未来を変えるのは、誰だ。 | - | エレメンタルドラゴン | 5月30日 |
38 | 聖剣を束ねる、銀河の剣(つるぎ)。 | - | エターナルフェニックス/ブレイブドラゴン(クロスセイバー) | 6月6日 |
39 | 剣士よ、信じる道を行け。 | カリュブディスメギド | 昆虫大百科&オーシャンヒストリー/クリムゾンセイバー | 6月13日 |
40 | 輝く友情、三剣士 | - | オムニフォース/フィーチャリングセイバー | 6月20日 |
41 | 二千年、綴られた願い。 | カリュブディス・ハーキュリー、デザスト | エターナルフェニックス/カリュブディス | 6月27日 |
42 | 始まる、美しい終わり。 | デザスト | デザスト/クロスセイバー | 7月4日 |
43 | 激突、存在する価値。 | カリュブディスメギド、デザスト | 猿飛忍者伝/クロスセイバー | 7月11日 |
44 | 開く、最後のページ。 | 四賢神/ロード・オブ・ワイズ | グリモワール/グリモワール | 8月1日 |
45 | 十剣士、世界を賭けて。 | ロード・オブ・ワイズ、シミー | ジャアクドラゴン/グリモワール | 8月8日 |
46 | さようなら、私の英雄。 | ロード・オブ・ワイズ | グリモワール/クロスセイバー | 8月15日 |
最終章 | 終わる世界、生まれる物語。 | ストリウス、ロード・オブ・ワイズ | グリモワール/フィーチャリングセイバー | 8月22日 |
増刊号 | 新たなページが、開くとき、 | バッタ・デッドマン、オルテカ/ダイオウイカ・デッドマン | ワンダーオールマイティ/レックスバイスタンプ | 8月29日 |
映画公開記念合体SP
本作と『機界戦隊ゼンカイジャー』のクロスオーバー。ゼンカイジャーからのゲストとして、ゾックス・ゴールドツイカー/ツーカイザーが登場。また、同日放送のゼンカイジャー第20カイには神代兄妹の2人が客演。
章 | サブタイトル | 怪人(ワルド) | アイキャッチのライドブック |
---|---|---|---|
特別章 | 界賊来たりて、交わる世界。 | オリヒメワルド | スーパーヒーロー戦記/ゼンカイジュウギア |
音楽
OP・ED共に作詞作曲等を東京スカパラダイスオーケストラが担当、OPの歌唱はゲストボーカルとして[Alexandros]の川上洋平が担当する。
OP
作詞:谷中敦 作曲:川上つよし
ED
- 『仮面ライダーセイバー』 (第1章〜43、45、特別章)
作詞:谷中敦 作曲:加藤隆志 歌:茂木欣一
- 『The Story never ends』(第44章)
作詞:藤林聖子、山下康介/歌:知念里奈
挿入歌
- 「Rewrite_the_story」(第38章、第39章、第40章)
作詞:藤林聖子/作曲:tatsuo/歌:内藤秀一郎・山口貴也・青木瞭
- 「Will_save_us」(第43章)
作詞:渡部紫緒、上堀内佳寿也/作曲:鳴瀬シュウヘイ/歌:川津明日香
イメージソング
- 「BOOK OF POWER」
作詞:藤林聖子/作曲:tatsuo/歌:小林正典
- 「Timeless Story」
作詞:瀧尾沙/作曲:山下康介/歌:歌人三昧サマディ
- 「ABC Song ~えいごでメギド~」(短編活動萬画集)
作詞:井上テテ/歌:ストリウス・レジエル・ズオス(CV:古屋呂敏・高野海琉・才川コージ)
- 「Rock Scissors Paper」(短編活動萬画集)
作詞:井上テテ/歌:ストリウス・レジエル・ズオス(CV:古屋呂敏・高野海琉・才川コージ)
関連作品
劇場版
2020年12月18日公開。短編ではあるものの、本作では唯一の単独映画。
『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』と同時上映。
2021年7月22日公開。本作と『機界戦隊ゼンカイジャー』をメインとした仮面ライダー50周年×スーパー戦隊45作記念作品。
『劇場版 仮面ライダーリバイス』と同時上映。
2021年12月17日公開。本作と次作『仮面ライダーリバイス』をメインとした仮面ライダー50周年記念作品。
Vシネクスト
2022年1月28日より劇場公開、同年5月11日にDVD&Blu-rayが発売。
テレビシリーズから8年後の世界が舞台となる。
スピンオフ
TELASAにて配信。全4話。
ソードオブロゴスに所属するブレイズ、エスパーダ、バスター、剣斬、スラッシュの5人のライダーに焦点を当てた作品。
テレビ本編では描かれなかった、15年前のメギドと先代の剣士たちの戦いを描く作品。本作のBlu-ray第1巻・第2巻に特典映像として同封。
2021年5月25日よりTTFCにて配信。『仮面ライダーゴースト』とのクロスオーバー作品。
セイバーが他作品のライダーと映像作品で共演するのはこの作品が初となる。
2021年6月27日よりTTFCにて配信。上記の『セイバー×ゴースト』の続編。
各作品の2号ライダーであるブレイズとスペクターを主軸とした作品。
2022年8月7日よりTTFCにて配信。『仮面ライダーリバイス』のスピンオフドラマ。
本作から神代玲花/仮面ライダーサーベラが登場。
2022年11月20日よりTTFCにて配信。神代玲花/仮面ライダーサーベラと神代凌牙/仮面ライダーデュランダルが主役のスピンオフドラマ。
2022年10月よりTTFCにて配信。『仮面ライダーゲンムズ』の正統続編となるスピンオフドラマ。
ep2(2023年4月配信)の主役として、本作から緋道蓮/仮面ライダー剣斬とデザストが登場。更に、デザストが新たに仮面ライダーデザストへと変身する。
2023年6月18日よりTTFCにて配信予定。『仮面ライダーギーツ』のスピンオフドラマ。
本作から仮面ライダー剣斬が登場。
超バトルDVD
- 『てれびくん超バトルDVD 仮面ライダーセイバー 集え!ヒーロー!!爆誕ドラゴンてれびくん』
てれびくん2021年5月号の応募者全員サービスDVD。
ショートアニメ
TTFCにて配信の本作のショートアニメ。全6話。
漫画
TTFCにて連載の電子書籍の漫画作品。尾上亮が仮面ライダーバスターになるまでの物語を描く。時系列は高校時代を描いた「最強の青春編」、6年前の戦いの後日談を描く「最強の子育て編」の順に進んでいく。
また、オリジナルメギドとしてスパイダーメギドが登場。
玩具・商品展開
DX商品
『OOO』を思わせる3つものコレクションアイテムと連動出来るDX聖剣ソードライバーは、ブックとの連動や幅広い必殺技遊び、エンブレムの変更でブレイズやエスパーダ等の別ライダーにも変身可能と多彩なプレイバリューを誇る玩具に仕上がっており、それぞれの強化ライドブックも例年に負けず劣らずのアイデア満載な変形を楽しむことができた。
また、変身者の台詞がリアルタイムで更新されていく『DX火炎剣烈火 サウンドアップデートエディション』の限定販売という挑戦的な試みがなされている。変身者のセリフが組み込まれた玩具は近年では定番となっているが、後から音声を追加できるシステムは、仮面ライダーシリーズのみならず特撮作品の玩具として見ても異例である。
放送終了後には劇中フロップにサイズ感を近づけた大型商品「究極大聖剣」が発売。いわゆるCSMシリーズとは別枠ではあるものの、単独で武器アイテムが劇中準拠の大きさで発売されたのは大きな話題となった。後に海外では日本より先行して闇黒剣月闇、無銘剣虚無も商品化されている。
なお、売上は新型コロナウイルスの影響や聖剣など巨大アイテムの多さからやや前作や前々作から調子を落としているが、同期に当たる『魔進戦隊キラメイジャー』、『機界戦隊ゼンカイジャー』の4倍以上の記録を残している
フィギュア関連
先に言ってしまうと、フィギュア関連はかなりの苦戦を強いられた。ボーイズトイフィギュアでは「RKF」シリーズが引き続き商品化がされていた…のだが、途中のドラゴニックナイト、キングライオン大戦記を最後に実質的な打ちきり状態となり、後半のパワーアップ形態やサウザンベース関連のキャラクターは軒並み商品化がストップされてしまった。
理由は定かとなっていないが、ギミックよりプロポーション重視のRKFシリーズがやや年を経るごとにマンネリ化による売上低下を招いた、ラインナップ豊富さや値段的意味で装動にやや押され気味になった、昨今の物価・人件費高騰による煽りを受けた…などの説が有力視されているが、仮面ライダークロスセイバーなどの最終形態もRKF化されることはなかった。
高級フィギュア商品のS.H.Figuartsシリーズでは主にノーザンベースの剣士達をメインに商品化が展開されているがやや発売ペースは緩やかな傾向にあり、『セイバー』のアーツ数は前作の『ゼロワン』や『ジオウ』の作品群と比べやや少なく十数体前後(物自体の造形クオリティは非常に高い…が、こちらも初期は塗装面を中心に不備が見受けられた)。
2023年6月現在ではセイバーのパワーアップ形態商品もプリミティブドラゴンに留まっている。
余談
- また、ゼロワンでは仮面ライダーWEB上で毎週劇中に登場しないアイテムの組み合わせで変身したフォームの設定画が公開されていたが、本作ではそれが無くなっている。その代わりなのか、ワンダーライドブックの組み合わせでオリジナルフォームを作り上げる事の出来るシミュレーターが公開された。
- 意識したかは不明だが、本作に登場するライダーは総数13種類と、奇しくもかの円卓の騎士の席の総数と同じ。また、聖剣の総数も13本となっている。
- 2021年に行われたNHK主催の「全仮面ライダー大投票」では作品部門でランクインを逃したが、仮面ライダー部門では主人公セイバーの第58位を筆頭にエスパーダ、剣斬、デュランダル、最光、ブレイズ、サーベラと多くのライダーが51~100位圏内にランクイン、音楽部門では主題歌ALMIGHTY〜仮面の約束 feat. 川上洋平が第24位となった。
- 第19章の放送日である2021年1月24日、具体的には日本時間午前9時10分頃。南極付近でマグニチュード7.3の地震が起きたとテロップが入った。実際に地震が起きたのは8時37分頃であったが、サウザンベースは南極にある。この時、サウザンベースに集まっていた、新堂倫太郎・尾上亮・緋道蓮・大秦寺哲雄は『本棚が倒れるなどの被害が起きて、地震の後始末に奔走しまくった直後』であっても不思議ではなく、椅子に座ったり柱にもたれかかっていたのは『力仕事の後の疲労困憊』だというネタになる。
コロナ禍による変遷
本作は COVID-19 の影響を強く受け初期構想と本放送の内容が大きく変更されたことが明かされている。
初期構想においては主人公である神山飛羽真が修行の末に剣士として強くなり、様々な場所を旅していろいろな事件や人物と出会うロードムービー風な作品として製作がスタートしていたが、第一話と第二話の原稿が刷り上がり撮影に入る段階になって撮影体制やキャラクターの設定およびキャストの調整のみならず番組の構成そのものなどが急遽変更され、現場には大きな混乱が起こったとされる。
その他にも、企画当初はセイバー、ブレイズ、エスパーダの3人が「聖剣士」と呼ばれる特別な剣士であり、お互いがギスギスした関係でライドブックを奪い合う予定だったらしいが、コロナ禍の影響により発生した自粛警察等の悪化した人間関係を連想させてしまうため、その設定を廃止し、3人を普通の剣士に戻した上で賢人を飛羽真の幼なじみ、倫太郎を戦いの中で飛羽真と友情を育んでいく組織の剣士へと変更した。
特に、屋外撮影が行い辛い状況に陥ったことで撮影の大半を撮影所内で行う事となり、初期構想の旅する剣士という主人公像から、古本屋を経営する小説家へと大きく変更を強いられることになった。
放送開始前のPVで本放送と一致するシーンが殆ど無かったり一部のキャラクターの口調も異なるのも、予定変更の影響だと推測される。
また上記の理由から、元々の予定にはなかった撮影された映像への背景のリアルタイム合成技術が導入された。
本作ではエンディングテーマとアイキャッチが復活しているが、本編の時間を短くして撮影部分を減らすための措置でもある。
2021年2月に例年の如く『超英雄祭2021』で『魔進戦隊キラメイジャー』とともにキャストのトークショーやライブを行う予定だったが、二度目の緊急事態宣言が発令されたことに伴い中止された。
また、コロナ禍の影響で『REAL×TIME』の公開が延期になり、かつ2021年の夏映画は『スーパーヒーロー戦記』になったので、本作は『仮面ライダーアギト』以降恒例だった長編の単独映画が2022年時点で製作されていない(Vシネクストは除く)。
関連イラスト
関連動画
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セイバー坂:テレビ放送第35章で起こったある展開の通称。
仮面ライダーゼロワン → 仮面ライダーセイバー → 仮面ライダーリバイス