概要
『デジモンペンデュラム』シリーズの第2弾のタイトルで、ゲーム機としては1999年9月頃に登場。
トイアグモンやコクワモン、ハグルモンなど機械系デジモンが育成できるのがウリであり、『テイマーズ』での活躍で知られるサイバードラモンのデビュー作でもあった。
2018年発売の『デジモンペンデュラムVer.20th』ではオリジナルシルバーブラックにネイチャースピリッツ、ナイトメアソルジャーズの三勢力と共に収録。
2020年発売の『デジモンペンデュラムZ』ではリメイクされて登場。収録内容を一新し、ジャンクモン系が新たに登場した。
2021年8月には『バイタルブレス』にて令和版とも言えるdimカードセット第三弾「ハーミットインザジャングル&ニューメタルエンパイア」が発売され、ブルーフレアとバリスタモン系のデジモンが育成できるように。
勢力としての概要
フォルダ大陸の峡谷に存在する、工業地帯に栄える“鋼の帝国”。略称はMEでシンボルマークは歯車。
その名の通り、メタルグレイモンやアンドロモン等のマシーン型デジモンやサイボーグ型デジモンが主に所属するが、実際は鋼要素が無いデジモンや奇跡のデジメンタルで進化したアーマー体も多数所属している。
デジモンストーリー的に言えば「キカイ・ヘンイ」種族であり、通常はアンノウンに属する突然変異型デジモンや汚物型もこの勢力である。
嘗ては小規模な組織だったが、技術の進歩から強力なデジモン達が生み出される様になり、現在ではロイヤルナイツにマークされる程の一大大勢力へと成長を遂げた。
『デジモンクロスローダー』では天空都市に拠点を構える勢力となっており、オメガモン、メタルティラノモン、ブラックセントガルゴモン、メタルシードラモン、ダークドラモン、タクティモンが各軍団を統率しており、カオスドラモンがコードマスターを務める。
ウィルスバスターズやナイトメアソルジャーズと並び、シリーズ黎明期から登場した強力なデジモンが多く所属する勢力であるので、ファンからの人気も高い。
その歴史
草創期には既存のデジモンを改造したサイボーグデジモンが主だったが技術の未熟さ故、アンドロモンの思考回路やボルトモンの暴走、メタルグレイモンの肉体の腐敗等の多くの問題が堆積しており、決して幸先の良いスタートアップでは無かった。
だが、その後の研究者達の努力によりそうした諸問題は克服され、負荷に耐えて腐敗しなくなったメタルグレイモン、思考回路の問題を解決したハイアンドロモン等、肉体や頭脳の安定したデジモンを生み出す事に成功する。
其処からやがてマシーン型、サイボーグ型デジモンが徐々に世界中に広まって行き、“帝国”と呼ばれる程の勢力へと成長。その矢先に突然の転機が訪れる。
意図は不明だが四大竜が接触し、自陣に竜型デジモンのデータを提供して来たのである。
これを受けてメタルエンパイアは、「竜と機械の融合」と言う技術革新を迎えた。
こうして生み出されたのが対空迎撃用のメガドラモンとギガドラモン、対地迎撃用のメタルティラノモン、そして水中迎撃用のメタルシードラモンが開発され、これら陸海空のサイボーグ型デジモンによる兵力を背景に急激に勢力を拡大。
そこからやがて、当時の科学の粋を集めた最高傑作としてムゲンドラモンを生み出すに至った。
尚、最近では進歩した技術を活用してカオスドラモン、ギガシードラモン等、既存のデジモンの強化体を生み出している。
デジモンウェブの「デジモンペンデュラムZフォルダ大陸レポート」によれば、ミノタルモンが整地、ガードロモンやジャザモンは資材の運び出し、ロコモンは労働力の運搬、ジャンクモンはスクラップから生成した線路を敷設することで勢力を拡大している事が判明。これとは別にリベリモンはタンクモンやマッハモンを率いて破壊活動も行っており、これまた一枚岩の勢力という訳ではないようである。
クラックチーム/D-ブリガードとの関係
クラックチームとD-ブリガードとはミリタリー風のデジモンで構成される集団であり、ほぼ全員がメタルエンパイア所属となっている。
特にクラックチームはメタルエンパイアで作られたデジモンやそれらの改良型を多く率いる集団であり、密接な関係にあると思われるが、詳細は不明。
所属デジモン
初めてメタルエンパイアとしてカウントされた作品を基準に記述する。
デジモンペンデュラム5
幼年期
成長期
成熟期
完全体
究極体
デジタルモンスターカードゲーム
※プレミアムバンダイで展開されたシリーズを含みます。
成長期
- アグモン(通常種/X抗体)
- ガブモン(通常種/X抗体)
- ギルモン
- クリアアグモン
- コクワモンX
- コマンドラモン
- ズバモン
- ソーラーモン
- テリアモン
- テントモン
- トイアグモン(ウィルス種)
- ネーモン
- ハグルモンX
- ハックモン
- ブイモン
成熟期
- アンキロモン
- オメカモン
- ガルルモン(通常種/X抗体)
- グラウモン
- グレイモンX
- クワガーモンX
- サンダーボールモンX
- シールズドラモン
- ズバイガーモン
- ティラノモン
- トレイルモン
- バオハックモン
- ブラックガルゴモン
- ライノモンX
- ラプタードラモン
- ワスプモン
アーマー体
完全体
- アサルトモン
- インセキモン
- オオクワモンX
- ギガドラモン
- キャノンビーモン
- ギロモン
- グレイドモン
- セイバーハックモン
- タンクドラモン
- チャツラモン
- テッカモン
- デュラモン
- ナノモン
- パイルドラモン
- バルブモン
- パンダモン
- ブラックメガログラウモン
- ブラックラピッドモン
- ボルケーモン
- マクラモン
- マメモン
- メガログラウモン(通常種/X抗体)
- メガログラウモン(橙)
- 初代メタルグレイモン
- メタルグレイモンX
- メタルティラノモン(通常種/X抗体)
- メタルファントモン
- メタルマメモン(通常種/X抗体)
- もんざえモン
- ロコモン
- ローダーレオモン
- ワーガルルモンX
究極体
- アルティメットブラキモン
- インペリアルドラモン(ドラゴンモード/ファイターモード/ドラゴンモード(黒)/ファイターモード(黒)/パラディンモード)
- ウォーグレイモンX
- エンシェントボルケーモン
- オメガモン(通常種/X抗体)
- カオスドラモン(通常種/X抗体)
- ガンドラモン
- キャノンドラモン
- キングエテモン
- クーレスガルルモン
- グランディスクワガーモン
- グランドロコモン
- クロスモン
- ジークグレイモン
- ジャスティモン
- セントガルゴモン
- タイガーヴェスパモン
- デュークモン(通常種/X抗体/クリムゾンモード)
- デュランダモン
- ハイアンドロモン
- バイフーモン
- パイルボルケーモン
- ファンロンモン
- ブラックウォーグレイモン
- ブラックセントガルゴモン
- ブラックメタルガルルモン
- ブリッツグレイモン
- プリンスマメモン
- ベルゼブモン
- ボルトモン
- メギドラモン
- メタルガルルモンX
- メタルシードラモン
- メタルティラノモン(通常種/X抗体)
- ライジンモン
- ライデンモン
- ラストティラノモン
ハイブリッド体
デジタルモンスターカードゲームα
※DCDの『バトルターミナル』シリーズを含みます。
成長期
成熟期
完全体
究極体
ハイブリッド体
デジモンクロスローダー
アーマー体
完全体
究極体
デジモンストーリーサイバースルゥース
成長期
デジモンペンデュラムZ
幼年期
成長期
成熟期
完全体
究極体
超究極体
ハイブリッド体
バイタルブレス ニューメタルエンパイア
幼年期
成熟期
完全体
デジモンアドベンチャーにおけるメタルエンパイア
本作のメタルエンパイアはダークマスターズの1体ムゲンドラモンが率いるサイボーグ型デジモンや機械系のデジモンで構成された軍団で砂漠の奥に存在するアメリカやフランスなどの各国の特徴が混じり合った都市のエリアを支配している。
この都市は人間世界の住居や施設がまるまる再現されており、無人ではあるものの、人間にも使用できる医薬品が病院に陳列されているなどのデジタルワールド特有の不条理さも備える。
都市の各部にはメガドラモンたちが発進するためのゲートがあり、メガドラモンとギガドラモンは偵察と爆撃、タンクモンとメカノリモン、ガードロモンは陸戦を担当。
また、情報戦を得意としており、指令室からインフラを通しての逆探知を行ったりと選ばれし子供たち側のブレーンである泉光子郎と頭脳戦を繰り広げた。ハグルモンはムゲンドラモンの補佐を行っている。
その他の抵抗勢力には汚物系デジモンやアンドロモンなどがおり、ワルもんざえモンが捕らえたヌメモンを奴隷のようにこき使っている。
主な構成員
ボス
配下
関連タグ
はがねタイプ:ポケモンで例えた場合。