概要
鳴き声の使い回しは、特撮作品で頻繁に行われる事情である。
特撮作品における怪獣の鳴き声の製作方法は多種多様であり、楽器の音を加工したもの(ゴジラ、アンギラス等)、実際の動物の鳴き声を加工したもの(ゴメス、テペト等)、人間の声を加工したもの(ジャミラ、ライブキング等)などがある。
しかし、これらは一度録音するだけでも相当な手間がかかるのである。
そこで、既存の怪獣の鳴き声を使い回し、頻度を抑えるという手段が存在する。
既存の怪獣の鳴き声を流用または加工をすれば、予算の節約にもなり、また新たな鳴き声を生み出すこともできるのだ。
代表的な例として、メイン画像のマタンゴ→バルタン星人がある(他にもケムール人などに流用されている)。
このほかにも鳴き声はSEとして扱われるため、特撮だけでなくアニメで流用されることもある。マジンガーZやポケットモンスター、さらにはあのチャージマン研!にもゴジラシリーズの怪獣の鳴き声が使用された。また天空の城ラピュタの竜の巣の竜の鳴き声にはレッドキングが使われている。
鳴き声の流用が多い作品として、レッドマンやウルトラマンレオ、ウルトラマンネクサスなどがある。
主な使いまわし
関連項目
着ぐるみ使い回し:こちらも特撮で行われる使い回し
バグバズン:ガクマとゴジラを含め、総勢7体の怪獣の鳴き声が流用されている。おそらく最多。
怪獣(SSSS.GRIDMAN):今作の怪獣の鳴き声は新条アカネ役の上田麗奈(ヂリバーのみアンチ役の鈴村健一)の特定の台詞をアレンジして鳴き声にしている。