ポケモンXY
ぽけっともんすたーえっくすわい
概要
ポケモンシリーズのゲームであり、世代では第6世代にあたる。
「XY」、「ポケモンXY」と略される。
2013年1月8日に「ニンテンドーダイレクト」の形式でインターネット上で放送された動画において任天堂の岩田社長(当時)から発表された。なお、ポケモンの最新作がこのような形で発表されたのは初めて。
本作のディレクターは『ダイヤモンド・パール』、『ブラック・ホワイト』に引き続き増田順一が務めている。
ハードはニンテンドー3DSへと移行し、ゲーム画面はシリーズ初の3Dポリゴンとなっている。ただしポケモンは「ポケモン全国図鑑Pro」のようなリアルさを追求したような3Dではなく、公式イラストを膨らませたような見た目となり、アニメーションも行われる。
なお、海外ではこれまで日本よりも遅れて発売されていたが、本シリーズでは初めて世界で同時期に発売された。海外を意識してか、本作の第二報(日本で2013年1月15日に解禁された分)以降は公式の情報解禁が特にアメリカ地域向けの英語版が日本国内向けより早い。
(pixiv百科事典内の本作に関係する項目の内容は基本的にフラゲで成り立っていたが、こういった事情も一因だったりする)
また、本シリーズの発売に合わせてアニメや映画は新シリーズへと移行し、ポケモン情報番組である『ポケモン☆サンデー』→『ポケモンスマッシュ』も大半のキャストを一新して『ポケモンゲット☆TV』へと移行した。
ゲームシステム
今作も追加要素が多く含まれていつつも、原点回帰をしている部分もある。
着せ替え
今作から主人公の本格的なキャラメイクが可能となった。
性別と肌の色は最初に選んだタイプで固定だが、ブティックやヘアサロン、カラーコンタクトを使用して自分好みのコーディネイトができる。
トレーナーカードやPSSで表示されるアイコンも着替えた姿が反映される。
ブティックごとにアイテムの傾向が異なり、商品のラインナップは曜日ごとに入れ代わる。一部の店舗は条件を満たさないと入店できない。
着替えが行えるのはポケモンセンターに常設されているフィッティングルームかブティックの試着室。
帽子は外すことができない。(ヘアサロンで髪形を変える際に帽子を取った姿を見ることは可能)
女主人公はプロモの撮影の時のみメイクをすることが可能。
登場ポケモン
新ポケモン(いわゆる第6世代)の総数は72種と歴代最少(この数にメガシンカポケモンは含まれていない)。歴代最多であった第5世代とは対照的である。
ただし、第5世代最初の作品であるBW1と違い、旧作のポケモンも含め多くが登場する。
地方図鑑も「セントラルカロス」「コーストカロス」「マウンテンカロス」の3つのグループに分かれておりそれぞれに150種ほど、合計457種とこちらは歴代最多である。
また、今作から18番目のタイプとなるフェアリータイプが登場し、ラルトスやブルーなど一部のポケモンはタイプの追加や変更が行われた。新しいタイプの追加はGSC以来、およそ14年ぶりとなる。
なお、XYになって旧作全てのポケモンの鳴き声が変更された。これによりリザードンとサイホーンのように「どこが違うんだ?」と指摘されがちだった鳴き声のポケモンも大きく差別化されている。その中でもピカチュウはなんとアニメでお馴染みの大谷育江ボイス。
増田順一氏と景太将太氏はこれについてコメントしており、グラフィックがドットから3Dになったことで、今までの電子音よりも生物感のある鳴き声に変更した方がいいという考えで行なったとコメントしている。
また、XYで捕獲したポケモンのステータス画面には「カロスマーク」と呼ばれる青い五角形のマークがつくようになっている(これは次作のORASも同様)。
殿堂入り後に行けるようになるキナンシティのフレンドサファリでは、3DS本体のフレンドコードを交換したユーザーのIDに則したタイプのフレンドサファリが選択できる。
フレンドコードを登録した相手が殿堂入りしているかどうかで出現するポケモンの種類の数に差があり、殿堂入り前や未プレイのユーザーなどは2種、殿堂入り済み且つPSSでログイン確認後では3種+夢特性持ちが出現するようになる。
ホウエン地方とポケモンのやりとりが出来ないならば、普通にプレイしていても出てこないポケモンはここで捕まえるしかない。
ただし、その性質上、自分のフレンドコードでどんなポケモンが出てくるのかは確認が難しく、沢山のコードを登録しても出現するサファリの内容が被ることも多い。望んだサファリやポケモンが出なかったからといって邪険に扱わないこと!
ちなみに、第5世代からのポケモンの転送は「ポケモンバンク」と呼ばれるネットサービスのアプリケーションである「ポケムーバー」を使う必要がある。なお、ポケムーバーは一方通行であり、XYに送ったポケモンをBW1・BW2へ戻すことは出来ないので注意すること。
ポケモンバンクは有料(年500円)だが、最初の一ヶ月は無料で利用できる。また、ポケムーバーは無料でダウンロードできる。
ポケモングローバルリンクと連動したポケマイルでのアイテム交換やポケモン交換の閲覧は次回作での影響で、ORAS共々2016年11月1日以降はできなくなるので注意。GPSでのポケモン交換や対戦は継続可能。その前の月の時点でホロキャスターの更新も終了し、いつのまに通信の登録を続ける理由もなくなっている。
くさ: ハリマロン
ほのお: フォッコ
みず: ケロマツ
メガシンカしたポケモン
メガシンカポケモンの記事を参照
本作で初登場する第六世代のポケモン一覧
それ以外はポケモン一覧を参照
No. | 名前 | No. | 名前 | No. | 名前 | No. | 名前 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
650 | ハリマロン | 668 | カエンジシ | 686 | マーイーカ | 704 | ヌメラ |
651 | ハリボーグ | 669 | フラベベ | 687 | カラマネロ | 705 | ヌメイル |
652 | ブリガロン | 670 | フラエッテ | 688 | カメテテ | 706 | ヌメルゴン |
653 | フォッコ | 671 | フラージェス | 689 | ガメノデス | 707 | クレッフィ |
654 | テールナー | 672 | メェークル | 690 | クズモー | 708 | ボクレー |
655 | マフォクシー | 673 | ゴーゴート | 691 | ドラミドロ | 709 | オーロット |
656 | ケロマツ | 674 | ヤンチャム | 692 | ウデッポウ | 710 | バケッチャ |
657 | ゲコガシラ | 675 | ゴロンダ | 693 | ブロスター | 711 | パンプジン |
658 | ゲッコウガ | 676 | トリミアン | 694 | エリキテル | 712 | カチコール |
659 | ホルビー | 677 | ニャスパー | 695 | エレザード | 713 | クレベース |
660 | ホルード | 678 | ニャオニクス | 696 | チゴラス | 714 | オンバット |
661 | ヤヤコマ | 679 | ヒトツキ | 697 | ガチゴラス | 715 | オンバーン |
662 | ヒノヤコマ | 680 | ニダンギル | 698 | アマルス | 716 | ゼルネアス |
663 | ファイアロー | 681 | ギルガルド | 699 | アマルルガ | 717 | イベルタル |
664 | コフキムシ | 682 | シュシュプ | 700 | ニンフィア | 718 | ジガルデ |
665 | コフーライ | 683 | フレフワン | 701 | ルチャブル | 719 | ディアンシー |
666 | ビビヨン | 684 | ペロッパフ | 702 | デデンネ | 720 | フーパ |
667 | シシコ | 685 | ペロリーム | 703 | メレシー | 721 | ボルケニオン |
登場キャラクター
主要キャラクター
今作では主人公の性別を選択した後に、さらに容姿を3つの中から選択できる。
主人公の友達。セレナとカルムは選んでいない性別の方が友達として登場する。
基本的に友達が全員もしくは友達が2名以上いるとカロス5人組のタグが使われる。
敵対勢力
その他
- このXYと次作のORASを利用すれば、全国図鑑を完成させることが出来る。ただ、第6世代になってまだ配信されていない幻のポケモンを図鑑に登録したい場合はポケムーバーを利用して連れてこなければならない。なお、ORASからの移送の際には、新規追加されたわざを覚えたグラードン、カイオーガ、レックウザ、フーパ(とそれらをスケッチしたドーブル)や、新たに追加されたメガストーンを持っている状態のポケモンは送れないので注意(一部、例外が存在するが)。
- 2016年冬、第7世代であり完全新作のポケットモンスターサン・ムーンの発売が決定。シリーズ初のマイナーチェンジなしのポケモンとなってしまった。マイナーチェンジ版のZの発売が期待されていたが劇中で解決しなかった謎や伏線は、現段階では何一つ語られぬまま闇に葬られてしまう結果となった。(このことに関する公式からの言及は現在のところ皆無。…と言うより完全黙殺である。)
- 何とサトシこと松本梨香さん(ゲーム内ではミニスカートのリカ)やポケモンスマッシュ!のメンバーがゲーム内で戦える一般トレーナーとしてゲスト出演していたりする。