「頑張れ炭治郎頑張れ!! 俺は今までよくやってきた!! 俺はできる奴だ!!」
「そして今日も!! これからも!! 折れていても!! 俺が挫けることは絶対に無い!!」
プロフィール
CV | 花江夏樹、佐藤聡美(幼少期) |
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演 | 小林亮太 (舞台)、阪本奨悟(舞台《二代目》)、大槻裕一(能 狂言) |
階級 | 癸(みずのと)→ 庚(かのえ)「遊郭編以降」→ 丙(ひのえ) |
誕生日 | 7月14日 |
年齢 | 物語開始時13歳 → 修行後(鬼殺隊入隊時)15歳 |
身長 | 物語開始時156cm → 修行後(鬼殺隊入隊時)165cm |
体重 | 物語開始時53kg → 修行後(鬼殺隊入隊時)61kg |
出身地 | 東京府 奥多摩郡 雲取山(現:東京都西多摩郡雲取山)(注1)(注2) |
趣味 | 頭突き、掃除 |
好きなもの | タラの芽、梅昆布おにぎり |
注1:公式には当時の住所、現住所ともにこのように表記されているが、『奥多摩郡』という行政区分は未だかつて存在した事がない。そもそも『奥多摩』という単語自体、昭和の初めにできたもので、当時は存在しない(当時は『多摩川上流地方』と呼ばれていた)。より現実に即して当時の住所、現住所を表記するなら『東京府 西多摩郡 氷川村 日原 雲取山(現:東京都西多摩郡奥多摩町日原 雲取山)』となる。
注2:実際には当時の雲取山東京側はあまりに人里から離れすぎており、人は住んでいなかったと考えられ、この設定に関しては様々に解釈できる。
①狭義の雲取山ではなく広い意味での雲取山山系でもっと人里に近い山に住んでいた。
➁『鬼滅の刃』の世界では雲取山はもっと人里近い場所にある。
③本当に現実通りの雲取山に住んでいたなどが考えられる。
概要
遍く万象を照らす日輪を心に宿した少年。
竈門家の長兄として、父である竈門炭十郎亡き後の家族の大黒柱となって家業である炭焼きを営み、つつましくも幸せな生活を送っていた。
しかしある日、いつものように麓の町へと炭を売りに降り、いつものように山の家へと帰ろうとした夕暮れ、知り合いの老人である三郎爺さんに引き止められる。
老人曰く、「日が暮れると人喰い鬼がうろつき出す」と。
孤老が寂しさ故に御伽噺を口にして自分を引き止めたのだと思い、素直にその家に泊まった翌朝。
その後炭治郎の家族は惨殺され、唯一身体に温もりを残していた妹の禰豆子は人喰い鬼へと変貌させられていた。
妹を人間へと戻すため、また家族の仇を討つため。
血風吹き荒ぶ中、今宵もまた炭治郎は鬼滅の刃を振るう──。
人物
泣きたくなるような 優しい音がする
長男としての責任感を強く持ち、非常に心優しく、また生真面目にして快活。
炭焼きを営んでいた頃から麓の町人たちに信頼され親しまれていた。
鬼狩りの剣士となった後もその優しさは変わらず、出会ったばかりの我妻善逸が空腹と知れば一つしかないおにぎりを差し出し、藤の家で何かと挑発する嘴平伊之助に鷹揚に譲り、師である鱗滝左近次にも礼儀正しい。
他の鬼殺隊士にも言える事であるが、基本的に相手が悪人であろうと人間は殺さない主義であり、(鬼にそそのかされたとはいえ)自分を殺そうとした者ですら例外ではない。
許婚者を鬼に殺された一般人の憤りを受け止めたことがあるが、炭治郎自身もわずか13歳にして、母と弟妹たちを、たった一人その手で埋葬した過去を持つ。
その人食い鬼に対しても元は人間だったことを重んじ、刀を振るうが命を奪うことを軽く考えず死に際の悔恨と悲哀には慈悲をもって接し、鬼を「醜い化け物なんかじゃない、鬼は虚しい生き物だ、悲しい生き物だ」と説く等、『罪を憎んで人を憎まず』を体現した人物と言える。これは鬼を「~匹」ではなく「~人」と数えることなどからも窺える。
そんな思いやりが強すぎる故にやや決断力に欠ける面があり、鱗滝からも当初より指摘されていて、炭治郎本人も自覚している。
その優しさや純粋さを示すように心象風景は一面に広がる青空を鏡のように映す大平原となっている。そこには光り輝く小人のような存在がおり、青年が炭治郎の精神の核を破壊しにきたにもかかわらず、彼が困っていると感じたのか、勧んで精神の核に案内したり、炭治郎が目覚めて崩壊が始まると、真っ先に手を差し伸べたりしている(このことから、この小人は炭治郎の精神性が具現化した分身であることがわかる)。
筆まめで縁のあった多数の人達と文通をしており、その数はどんどん増えていっている。また、返事を一切出さない冨岡にも根気よく手紙を書いて送り続けている。
その一方で、天然な部分も多々見られ、加えて時代や環境的な信心深さもあって、初めて見た汽車をその土地の守り神と勘違いしたり、音柱の宇髄天元が“神”と自称した際に「具体的には何を司る神なのか」と素で訊ねたり、禰豆子の箱を庇う善逸に乱暴する伊之助を制した理由が“禰豆子に危害を加えようとした事への怒り”と思いきや「鬼殺隊同士の争いは御法度」だからだったり、その伊之助に“埋葬の概念が無いらしい”が故に手伝いを断るのに「傷が痛むなら休んでいればいい」と返したりなど例を挙げれば枚挙に暇がない。周囲の人物から(年下の子供からすら)「ズレてる」と評されたり突っ込まれる事が多く、基本的には良識人なのに作品全体で見ると意外にもボケ役に回る事の方が多い。
正直が過ぎて嘘をつくのが下手であり、無理に吐こうとすると辛すぎて変顔になってしまう他、他人への説明や指導も相手が困惑するレベルで下手(これに関しては甘露寺蜜璃も同レベルだが)。
また、生真面目で意志が強い故に頑固で融通がきかず、納得のいかない事があると相手が誰であろうと反発し、決して引き下がらない。更に物理的にも硬い為に、二つの意味で石頭である。
これらは炭治郎は元々、「家族」と「近場の村」のコミュニティしか知らない為に、公式の場の空気に対しては世辞にも察しが良くない上、まだ少年である為に相手の背景を想像できる程の人生経験は積んでいないせいである。
その為に、鬼への憎悪や敵意がひときわ強く過激な言動・行動を省みない不死川実弥とは特に相性が悪く(実は境遇的にも似ているのだが)、トラブルがとても多い。
- 柱合会議の場で禰豆子を日輪刀で傷つけられた時は激怒して頭突きを食らわし「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないのなら柱なんてやめてしまえ!!」と言い放つ。
- 後の柱稽古の場で、紆余曲折を経て友となった彼の実弟への仕打ちに下記の台詞を言い放って激昂し、大乱闘の末に接触禁止令まで出される。
- 「さっき弟なんかいないって言っただろうが!! 玄弥が何を選択したって口出しするな! 才が有ろうが無かろうが命を懸けて鬼と戦うと決めてんだ! 兄貴じゃないって言うんなら絶対に俺は玄弥の邪魔をさせない!! 玄弥がいなきゃ上弦に勝てなかった! 再起不能になんかさせるもんか!!!」
- その接触禁止処分中に、偶然発見した彼と義勇との稽古現場を覗き見して咎められ、持ち前の嗅覚で彼の好物を見破ってバラしてしまいキレた実弥にぶん殴られる。
無論これらは煽りや皮肉では無く、悪意や他意は一切無い。
正論であるが故に、割り切れぬ事情を抱える者の地雷を一切理解できずに踏み抜くという、齟齬を生んでしまった結果である。加えて上記の頑固さや融通の利かなさが、良くも悪くもそういった面を加速させている。実際に、本人も本心では不死川と対立するつもりなどなく、「そんなつもりじゃなかった」として後悔している。
更には、対人関係にいささか問題のある冨岡義勇に同調した挙句、兄弟子共々無自覚に不死川との遺恨を深めようとしている為に、冨岡と対人能力は大して変わらないという事で、陽のコミュ障とも言われている(ちなみに冨岡も、過去には不死川との接触禁止令が出されている)。
※誰か止めてあげてください 喧嘩になるから(原作者談)
ただし、蝶屋敷での宇髄天元の振る舞いからも判る様に、鬼殺隊(特に柱)には時には無茶苦茶な行動に出る者も少なくはなく、こういう一面を考えると炭治郎や義勇のコミュ障だけが軋轢の原因ではないと思われる(義勇の態度で拗らせた例の方が圧倒的に多いのは間違いないが)。
反面それが功を奏して、出立の挨拶に際し素っ気なく別れの言葉を繰り返す栗花落カナヲの頑なな態度を根負けさせた結果、彼女の心を開くきっかけにもなった。他にも冨岡に対しても、拒絶的な態度をとる彼に頑ななまでに話しかけ続けて根負けさせた結果、冨岡に忘れていた錆兎との約束を思い出させて、彼に過去のトラウマを吹っ切るきっかけを作るなど、彼の石頭ぶりが良い結果に転んだ事も多い。
芸術方面も不得手。絵画は壊滅的であり、キメツ学園では彼の猫の絵を見た悲鳴嶋はあまりの下手さに涙を流しており、音楽にいたっては伊之助に聞かせた『鯉のぼり』が、何故か呪いの歌になっていた。しかし、アニメ遊郭編においては生け花を綺麗に生けてたりしている。
この他、蝶屋敷での機能回復訓練(リハビリ)に善逸が下心満載で挑むのに、訓練の動機として不純だとテンションを落とす堅物だが、珠世、胡蝶しのぶ、甘露寺蜜璃と特に美しい年上の女性を前にして、顔を赤らめるなど年相応の男子らしい面もある。
とはいえ善逸や玄弥に比べるとあからさまに発情している訳でもなく、恋愛相手や許嫁などの類は存在しないようである。
だが…
容姿
外見的特徴としては、髪や瞳に赤みがかっており、火仕事をする家に生まれると縁起の良い“赫灼(かくしゃく)の子”とされる。
また、左額に大きく目立つ赤い痣を持つ。身長はやや低めに見えるがこの時代にしては高い方。
物語開始時点では、幼少時に弟の竹雄が転ばせた火鉢から彼を庇って負った火傷の痕であったが、鬼殺隊士の最終選別において、手鬼の攻撃で同じ部位に重ねて傷を負った事で傷が変形して更に濃いものになった。
炭売りをしていた頃は結える程の長さだったが、冨岡の襲撃から禰豆子を庇った際に断髪。
その後、2年に渡る鱗滝の修行期間でかなりの長さに伸びたが最終選別前夜に切り整え、現在の髪型に落ち着いた。
その最終選別では鱗滝と同じ雲模様が入った羽織に、厄除けの狐の面をつけた出で立ちで臨んだが、普段の羽織は緑と黒の市松模様であり、鬼殺隊入隊後も指定の隊服の上から着用している。
その他、両耳に旭日の模様があしらわれた花札のような耳飾りをしている(詳細は後述)。
竈門家
家族構成
長男:炭治郎
炭治郎は六人兄弟の長兄。
第一話の時点で、病弱だった父・炭十郎は既に他界しており(作中の会話からして、亡くなってからさほど月日は経っていない模様)、炭治郎が炭売りで家計を支えていた。また、炭治郎が幼少の頃は祖母も存命だった事が回想で確認される。
家督を継ぐ男は代々「ヒノカミ神楽」を会得しており、その儀式の後は、母と父が煎餅を焼いてくれるのが楽しみだったとの事(アニメ版『大正コソコソ噂話』より)。
能力
嗅覚
生来より嗅覚が人並みはずれて鋭敏で、獣並みの鋭い嗅覚で生物や植物の持つ匂いを嗅ぎ分け、失せ者を見つけ出し、鬼の接近や存在を察知する事ができる。
“育手”である鱗滝左近次老の元での二年間の修行の後は更に磨きがかかり、戦いにおける必殺の間合いを“隙の糸”として嗅ぎ取れるようになった。
この能力は初期の頃こそ手鬼や塁に発揮出来たが、上弦には通用しないようであり実力が上弦かどうかすら怪しい堕姫にすら通用しなかった。
なお、物語が進むにつれて隙の糸はほとんど使用されなくなるためこの能力はそこまで強いものでは無かった、と言える。
そして刀鍛冶の里編における縁壱零式との戦闘訓練にて”次の相手の攻撃を匂いで察知して見切る”能力が開花。この能力は以降の上弦戦でも活かされており、上記の隙の糸をより効率的に発展させた能力となっている。
その嗅覚は心理的な要素にまで及び、上述のような必殺の間合い、相手の人柄や言葉の虚実などの感覚的な判断をする事もできる。
なお、鬼は強力になればなる程に強い腐臭がするようである。
身体能力
元より空気の薄い山頂で炭焼きとして暮らしており、一般人としては身体能力も比較的高い少年であったが、更に圧倒的に空気の薄い狭霧山での厳しい修行により“全集中の呼吸”を身に付けた(後の機能回復訓練において心肺を著しく増強させ、全集中の呼吸・常中も体得)。
戦闘中の観察眼も高くて機転も利く。加えて軽度の骨折であれば当日から日常生活が送れ、数日後には鬼狩りも行える(というより行わなければならない)程の頑健。
炭治郎の身体も既に歳相応のそれではなく、その手は分厚く傷だらけで、とても少年の手とは思えない程に硬く鍛え上げられている。
とはいえ、あくまでも鬼殺隊士は人間であり、殆ど不死身の鬼に対して傷の治りも遅く、手足を失えば戻る事もない為に、炭治郎は常に嗅覚による索敵と用心深さをもって鬼と対峙する。
当初の経験不足を補った石頭(物理)も特徴である。
斧一本で初めて遭遇した鬼を圧倒し、大木に頭突きを繰り返していた伊之助を昏倒させ、元柱である煉獄槇寿郎を倒してしまうなど、戦闘力として侮れない(煉獄千寿郎からは、「頭突きはやめたほうがいい」と真顔で制止されている)。
ちなみに彼の石頭は母親の葵枝譲りであり、葵枝に関してはその石頭で野生の猪を撃退したという逸話を持っている。
頭突きや剣術のみならず高い格闘能力も持ち合わせており、作中では跳躍や蹴り、殴打も駆使している。猗窩座との戦いではこれが結果的に有利に働く事となった。
また、あまり言及される事はないが、投擲能力にも抜きん出て優れている。
鱗滝からの訓練を受ける前の状態でも「正面から突進する自身を囮にして、上空に投げた斧を命中させる」という即興としては驚異的な戦術をとって、失敗こそしたものの義勇を驚かせた。
その直近で狭霧山への道中にお堂の鬼に襲われた際は、鬼が禰󠄀豆子の蹴りでバラバラになった後、「斧を投げつけた上にその一投で首を木の幹に縫い付ける」という、やはり素人技とは言い難いことをしれっとやっている。
その後の無限列車篇では、日の出を察して退散しかけた猗窩座に対して、ヒノカミ神楽の呼吸と併用したとんでもない一撃の日輪刀を、心臓目掛けて擲ち一直線に貫通させている。さらに最終決戦でも、殉職した一般隊士の日輪刀を投げて鬼舞辻無惨の脳天を串刺しにし、足止めに幾振りもの日輪刀をダーツか投げナイフのように投げ放って牽制した。
重心が先端になく反りのある日輪刀を、いずれも直線軌道で投げて当てている為、目立ちにくいががかなりの強肩である事は間違いない。
長男力
初期は鬼狩りの任務中に大怪我を負う場面が目立ったが、『俺は長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった』と己を鼓舞し、忍耐力を維持させ戦闘を乗り切るほど、炭治郎にとって己に根差すものである。
家父長制の根強い大正の時代であり、炭十郎亡き後は実質的父長として支えていた矢先の襲撃で家族を失ったこともあって、唯一生き残った肉親の禰豆子を自らの命よりも大切と言い切っている。
また鱗滝の暗示については、禰豆子が一度でも人間を襲えば討伐対象となる為に、それを防ぐ保険として必要だと理解した上で、妹当人の意思を無視するようで嫌だったと、珠世と愈史郎の前で本音を洩らした。これは那田蜘蛛山で絆に惹かれた累に「妹を寄越せ」と要求された際、「妹は渡さない」ではなく「禰豆子は物じゃない」と激昂して答えているのが特に顕著である。
当然ながら愈史郎の初対面時の暴言には断固異を唱えていた。
炭治郎の鬼に対するスタンスの根底には常に鬼化した妹の事がある。
かまぼこ隊の中では生まれ月では最年少でありながら、往来で一般女性に縋りつく善逸を「何でそんなに恥を晒すんだ」と叱咤し、猪突猛進の伊之助にサポートや連携の大切さを実践で教えるなど立ち位置も長男である(ただし、炭治郎も上述のような天然である為、逆に突っ込まれたり諭される事も多い)。
また鼓屋敷で出会った兄妹達を落ち着かせて対処させ、蝶屋敷の三人娘にも慕われ訓練に協力してもらうなど、年下の子供の扱いに長けている。
柱稽古編では上述した家業の関係もあって、火の扱いが上手く料理が得意な事も判明。そのため他の隊士からは長男を通り越して「お袋」の渾名で呼ばれているとも(だが深読みすれば、鬼によって家族が犠牲になった者が大半であろう鬼殺隊の中で、そのほのぼのとした呼称は実は軽々しいものではないかもしれない)。
なお、この「長男力」はあくまで彼が自分を鼓舞する為に使われるものであり、「長男である事」を他人に強制した事は一度もない(上記の実弥や義勇なども長男ではあるが、その事を持って強いてはいない)。
ちなみに編集者は炭治郎の長男発言について「ギャグだと思った」と簡潔に語っており、原作者を除いた公式的には、炭治郎の感覚のズレによるコミカルなシーンの一環として認識して、あまり深い考えはなかった様子。
全集中 水の呼吸
“全集中の呼吸”は師である育手もしくは剣士自身の我流により、様々な種類が存在する。
炭治郎は元水柱の鱗滝を師として、“水の呼吸”を習得した。この流派はその名の通り、水の如く千変万化に戦況に対応する為に、理論上対応できない敵は存在しない。
なお、炭治郎自身は刀身の色から鑑みるに適性は薄く、“極み”には至れ無いとの事。
- 壱ノ型~拾ノ型
左近次爺が教え子の剣士に伝え、継承させる技。詳細は水の呼吸の項を参照。
更に炭治郎は、これら十種の型を即興で組み合わせ、独自にアレンジした技を編み出している。
- 漆ノ型 雫波紋突き・曲(しずくはもんづき・きょく)
最速の突き技である漆ノ型を、直線ではなく斜めから曲線で突く事で、敵の攻撃の威力を和らげて止められる発展技。
- 参ノ型+陸ノ型 ねじれ渦・流流(ねじれうず・りゅうりゅう)
水流のごとく流れるような足運びで回避と攻撃を合わせた参ノ型と、上半身と下半身を強くねじった状態から勢いを伴って斬撃を繰り出す陸ノ型を組み合わせる事で、相手の攻撃をいなしながら距離を詰められる技。
- 弐ノ型・改 横水車(よこみずぐるま)
本来は垂直方向に身体ごと一回転しながら斬りつける水車を、水平方向に回転しながら斬りつける形に改式した技。
ヒノカミ神楽の呼吸
竈門家に代々伝わる厄払いの神楽とそれを舞う為の呼吸法。
炭治郎は火を扱う炭焼きの家系として、ヒノカミ様に奉納するための舞いと認識・習得していたが、日輪刀と組み合わせて振るう事により、強力な技を発動できる。
しかし、比例して使用者には大きな負担が掛かり極度の疲労を伴う。
始まりの呼吸の剣士の刀身の色彩と揃いである事から、適性があるのは間違いないようだが、炭治郎自身の肉体が要求される水準に至っていない為、使いこなせているとは言い難い状態である。
炭治郎は耳飾りの剣士の夢を見ている。
それは小鉄によると記憶の遺伝というものらしい。
炭治郎と同じ耳飾りをした彼は、竈門家と深い繋がりがあるように思われるが…
水の呼吸とヒノカミ神楽を合わせた呼吸
上弦の陸との死闘の中において負傷と疲労で極限状態に追いやられた炭治郎が即興で生み出した呼吸。前任たちがそうであったように自身に合わせた呼吸と剣技、自分の力を最大限発揮できる力を暗中模索する過程で生み出したもの。
この二つを併用する事で、水の呼吸以上の攻撃力とヒノカミ神楽の呼吸の疲労を補い合う事が可能であり、これ以降の炭治郎はこの呼吸法でヒノカミ神楽を完全に体得していった。
ちなみに呼吸の熟練度を
できる→使いこなす→極める
の3段階に分けた場合、最終決戦時点でのヒノカミ神楽の熟練度は「できる」と「使いこなす」の中間あたりとのこと。
作中では最後まで平隊士という扱いだが、柱稽古も通常隊士の半分以下の日数で途中リタイアする者も多い中で、風柱(稽古中に玄弥を守る為に実弥と殴り合いになった)以外の柱稽古は作中で唯一全て合格している(蟲柱は柱稽古には不参加で、水柱は最初は断ったが、後に炭治郎に説得されて参加しようと考え直したたものの、稽古を本格的に始める前に無惨による強襲があった為、実際に稽古を付けられた相手はその前に岩柱の稽古を終えた炭治郎だけだった)。『痣』の事もあるが、一部の例外を除いて、戦力的にも人格的にも『柱』から一目置かれるようになっており、実際の階級よりも隊内での評価は高い。
ただし炭治郎の場合、それらは年単位の修行や訓練で培ってきたものであり、剣士や呼吸の才に格別恵まれていた訳ではない。
そのためか、少年漫画の主人公としては珍しく、最強クラスの実力者ではなく平均より下程度の力量しか持たない存在として扱われており、単独でボス級の敵を倒した事はほとんどない。
単純な剣術は水の呼吸とヒノカミ神楽どちらにも適正が無く、身体能力や才能に関しても善逸と伊之助に劣る。嗅覚や石頭は物語後半の化け物には通じなくなり、戦闘後の怪我と疲労も回復に時間が掛かる等、同じ剣客系の先輩に比べるとバトル方面では不遇な面が目立つ。
柱稽古中の玄弥との会話では、遊郭で上弦の陸に勝利できた理由の一つを語る際「自分が一番弱いから相手に警戒されなかった」と発言しており、同期の隊士に才覚で劣ることは自覚している模様。
それは炭治郎自身力試しや最強の称号、または立身出世を望んでの事ではなく、「妹を元の人間に戻す」 ただその一念で身に付ける必要があった強さであり、根本は家業を継いで家族と穏やかに暮らす事に幸福を見出す普通の少年だからである事を付言する。
装備
鬼殺隊士として、日輪刀と隊服を支給される。
日輪刀
詳細は個別記事を参照。
「色変わりの刀」とも呼ばれ、最初に握った剣士の"呼吸”の適性に合わせて刃の色を変える。
炭治郎の刃の色は、漆黒。
黒色はどの系統に適性があるのか不明であり、柱に至った人間はいないとされる(炎柱・煉獄杏寿郎曰く、「キツい」)。刃紋は直刃となっている。
拵については、特に鍔の形状が剣士によって異なり、炭治郎は車輪か、はたまた太陽の形を思わせる、放射状の透かしが入った円形の透かし鍔を用いる他、黒塗りの鞘や中間部分のみ片手巻とした黒い柄巻、銀色の二重鎺と縁頭等、全体的に黒と銀を基調としており、鮫皮は赤い。
- 零代目
師である鱗滝から借用した日輪刀。刀匠は不明。この刀で最終選別を生き残り、手鬼を討伐した。最終選別終了後は鱗滝に返却されたと思われる。
炭治郎の使用した日輪刀で唯一刀身が青い(最初に握った剣士が炭治郎では無く、水の呼吸に適性のある鱗滝だからである)。
- 初代
鬼殺隊の最終選別突破時に、炭治郎が選んだ鉱石から打たれた刀。
那田蜘蛛山での任務において、十二鬼月・累の血鬼術によって生成された鋼糸に対し真正面から打ち込んだ際に折れた。爆血刀を初めて使用した刀でもある。詳細は『ヒノカミ』の記事を参照。
これより以降、刀匠は全て鋼鐵塚が担当(五代目のみ修復)。
- 二代目
那田蜘蛛山戦後の療養・修行中に新たに打たれた。
直後の無限列車における任務において、陽光から逃走する猗窩座の背へと『せめて一撃』と投げつけられて、その意思を“貫き通し”て結果的に紛失となる。
その後刀は、猗窩座の腹いせで粉々に破壊された。
- 三代目
無限列車戦後より使用する。
上弦の陸・堕姫戦において、伸縮自在の断頭刃として迫る錦帯(にしきおび)と何度も切り結ぶ中で、無数の刃こぼれを生じさせてしまった為に、以降の任務には使用不能と判断され破棄された模様(ただし、この刀を鍛造し直して下の四代目になったのかもしれない)。
- 四代目
遊郭戦後より使用する。
半天狗の頚を斬り切れず、食い込んだ後に紛失する。その後の行方は分からず。
- 五代目
元は、戦国時代の鬼殺の剣士が使っていた刀。
絡繰り人形『縁壱零式』の中に秘匿され、400年が経った結果、錆び付いてボロボロになっていた。
それを鋼鐵塚が自身の家に伝わる特殊な研磨術で身と魂を削って研ぎ直し、そこに後述の『炎の鍔』を嵌めて完成させた。400年前の主を映した刀身の色は、炭治郎が手繰り寄せた因縁か、或いは“最悪の災厄”が招いた因果か、宵闇のように深い漆黒。即ち炭治郎に極めて高い適性のある刀である。
加えて刃元には、“滅”の一文字のみが刻まれている――鋼鐵塚によると、鉄の質も良いとの事で、彼が読み解くところ、すべての鬼を滅ぼす、ただその一念をもってして造られた刀だとの事。
隊服
背に“滅”の字が描かれた黒い詰襟。
特別な繊維でできており、通気性はよいが濡れ難く、燃え難い。雑魚鬼の爪や牙ではこの隊服を裂く事すらできない程に頑丈。しかし上弦の鬼の攻撃を防げる装備は実用化されていない。
鎹鴉
詳細は個別記事を参照。
名前は「天王寺松衛門(てんのうじ まつえもん)」で、名字まで定められているのは今のところ松衛門のみ。
耳飾り
花札のような図柄で、日輪が描かれた耳飾り(ただしあくまで「花札のような」図柄であって、本来の花札には日輪の絵は無い)。
竈門家の男子がヒノカミ神楽と共に代々受け継いでいくものであり、先代である父・炭十郎はこの継承を「約束」と語ったが、炭治郎にその意味の詳細は伝わっていない。
鬼殺隊において、代々炎の呼吸の柱を輩出してきた煉獄家には、この耳飾りは始源にして至高の呼吸法、“日の呼吸”の使い手を示す物であるとのみは伝わっていたが、やはり依然に仔細不明。
鬼の原種にして家族の仇敵たる鬼舞辻無惨は、この耳飾りに見覚えがあるようだが……?
背負い箱
鬼となった禰豆子を日光から護りながら運ぶために、鱗滝が作ってくれた頑丈な箱。霧雲杉という非常に軽い木で作られており、岩漆を塗ったことで強度も上がっている。
通常、禰豆子はこの中で身体を縮ませて眠っているが、兄に危機が迫ると箱から飛び出して戦列に加わり、暴風の如く鬼の剛力を振るう。
採血の短刀
浅草での任務後から所持。医者である逃れ鬼の珠世から鬼の“治療薬”研究の依頼を受けて渡される。突き刺した鬼(の骸)の血を自動で吸い取り、柄の部分に貯めておく事のできる特殊な構造で愈史郎制作。頚を落とした鬼の身体が灰化するまでのわずかな間に、この短刀を投げ刺し血を採取する。採血後は、何処からか現れる遣い猫・茶々丸によって、協力者である彼女のもとへ届けられる。
余談
誕生の経緯
デビュー作『過狩り狩り』をベースとした本作のプロトタイプ『鬼殺の流』にて「炭売りの少年。鬼に家族を殺され、鬼になった妹を人間に戻すため鬼殺隊に入る」という設定は既に作られていた。
ただし、この時点ではサブキャラクターであり、「(『鬼殺の流』の世界に)普通の子はいないですか?」「(炭治郎の設定を聞いて)それで行きましょう!普通でいいんですよ!」という担当の声によって本連載では主人公に大抜擢された。
競走馬のタンジローについて
「ネズコ」という競走馬が居たのは結構有名な話(中央競馬所属だったからと思われる)だが、「タンジロー」という競走馬も存在した。
「タンジロー」は大井競馬場の堀江仁厩舎所属。馬主は鈴木伸哉氏。
通算33戦1勝で最高位はC1クラス
2020年9月25日の新馬戦は2番人気の4着。2020年12月11日の大井3Rのシナスイ族賞(160万円以上290万円未満)を14頭立て6番人気で1着と初勝利(加藤和博騎手騎乗)
因みに、この競走で2着に入ったのは「エイノスケ(笹川翼騎手)」でタンジローとイノスケのワン・ツーだ!!とちょっとだけ騒がれた
2022年11月16日の大井6RC1戦を最後に競走登録抹消
メンコが炭治郎の服の柄と一緒なのでネズコ同様に炭治郎から命名したと思われる。
更に因みに、上記に書いた「エイノスケ」は、門別でデビューし大井→門別→園田→門別→園田→大井と移動し、現在も大井の大宮和也厩舎所属で現役。2月15日の梅見月賞は16頭立て14番人気単勝427倍でもあわやの4着に来るほど、今でも元気。
演者について
声を担当する花江夏樹氏は2019年度のハロウィンにて、『遊郭編』に登場する、遊郭に侵入するために炭治郎が女装した姿(通称炭子)と、『失敗した仮装』として『浅草編』に登場する、鬼化した一般人の元へ駆け寄ろうとする炭治郎とすれ違う眼鏡の男性の仮装をしていた。
舞台版では初代は小林亮太氏、二代目は阪本奨悟氏が演じている。余談を重ねるが、二代目の阪本氏は2024年の某ドラマにおいて鬼の副長を演じており、周りから早い段階で「鬼の〜」と呼ばれているほか、(鬼の始祖ほど理不尽ではないが)容赦なく仲間を粛正し、果ては「俺は鬼と呼ばれても」と言う台詞まである。本編を最後まで読んで、舞台版の阪本氏の勇姿を見た読者はどのような想いで見聞きしていたのだろうか………。
幼少期の声を担当する佐藤聡美女史の夫の寺島拓篤氏が柱稽古編に出演したことで、夫婦揃っての出演となった。
キメツ学園
2巻にて設定が明かされた。
作者自らの手による現代学園パロディ「キメツ学園」では、校則違反(ピアス)をし続ける少年であり、実家はパン屋になっている。人気店であり早朝3時からパンを作っているが、当人は米派。
学生バンド「ハイカラバンカラデモクラシー」のボーカル担当。
番外編の四コマにて「校則違反は承知の上です 申し訳ありません」「父の形見なんです」とお辞儀をしながら言い放ち、ピアス着用を咎めた風紀委員の善逸に困惑されながらも見逃された。
キメツ学園!
1年筍組、キメツ町の商店街にある「竈門ベーカリー」の長男。
礼儀正しい少年だが、ピアスなどの校則違反を見咎められそうになると全速力で逃げる。
善逸と仲がいいが、禰豆子が絡むとないがしろにされることがある。一度それが理由でハピネスアドバイザーに鴨にされていたところを見捨てた。
伊之助とも仲が良く、コンクリートを掘り進みながら学校へ入り込んだ彼に感心したことがあるが、後に彼の養母のひさが休日に川の上流で釣りをすることを知り、彼の行動以上に驚いた。
必要に応じて変装することがある。どこから取り出しているのかは不明。
パン屋の息子だが、ピザカッターでのピザの切り分けは下手。
外部出演
他作品コラボ
HUNTER×HUNTER
ジャンプ内のコラボ企画により、クラピカのイヤリングが炭治郎の耳飾りに変わっている回がある。「せっかくなので」という理由で単行本35巻にそのまま収録された。
ソシャゲコラボ
モンスト
2020年2月14日より開催されたコラボイベントにて、他4キャラと共にコラボガチャに登場した。
彼は他キャラと違い、獣神化前は『水の型』を使用する水属性。獣神化後は『ヒノカミ神楽』を使用する火属性として実装された。
鬼殺隊士 竈門炭治郎
種族 | 亜人 |
---|---|
戦型 | バランス |
撃種 | 反射&ゲージ |
アビリティ | マインスイーパーM/魔封じ/レーザーストップ |
ゲージアビ | 超アンチワープ/バイタルキラー |
ラックスキル | クリティカル |
友情コンボ | ダブルエナジーサークルL/超強次元斬 |
SS | 〈ヒノカミ神楽〉スピードとパワーがアップ&最初にふれた敵にヒノカミ神楽で攻撃(18+4ターン) |
その約2年後の2022年3月9日昼頃に公開された号外モンストニュースにて、獣神化・改の姿が公開。翌日のモンストニュースにて性能が公開された。
ヒノカミ神楽 竈門炭治郎
種族 | 亜人 |
---|---|
戦型 | 超バランス |
撃種 | 反射&ゲージ |
アビリティ | アンチ重力バリア/魔封じ/レーザーストップ |
ゲージアビ | 超アンチワープ/バイタルキラー |
コネクトスキル | マインスイーパーM |
発動条件 | 自身と種族が異なるキャラが1体以上、または合計ラック100以上 |
ラックスキル | クリティカル |
友情コンボ | ダブルエナジーサークルL/超絶次元斬 |
SS | 〈ヒノカミ神楽“灼骨炎陽“〉スピードとパワーがアップ&停止後に灼骨炎陽で攻撃(18+4ターン) |
それからさらに約1年後の2023年の7月8日のDREAMDAZEでは、コラボ第3弾の知らせと共に、今度は光属性で禰豆子と二人で1キャラという形でガチャに登場した。
兄妹 竈門炭治郎&竈門禰豆子
種族 | 亜人 |
---|---|
戦型 | バランス |
撃種 | 貫通 |
アビリティ | 超マインスイーパー/アンチ転送壁/ノーダメヒール/パワーオーラ |
ゲージアビ | 超アンチ重力バリア/バリア付与 |
ラックスキル | ガイド |
友情コンボ | 鋭角3方向追従型貫通弾/全敵超強毒メテオ |
SS | 〈ヒノカミ神楽 日暈の龍 頭舞い〉スピードとパワーがアップ&停止後に炭治郎の日輪刀が一定期間爆血刀になり、最初にふれた敵に日暈の龍 頭舞いで攻撃(16+8ターン) |
白猫プロジェクト
2020年4月28日より開催されたコラボイベント第1弾鬼滅の刃プロジェクトでは、水属性の剣士としてゲスト参戦。
禰豆子、善逸、伊之助、義勇と共に白猫の世界に迷い込み、謎の復活を遂げた累と再び対峙する。
ゲーム内で使用できる技(アクションスキル)は「捌ノ型 滝壷」と「拾ノ型 生生流転」。また、生生流転発動中に追加入力を行うと「ヒノカミ神楽 円舞」へと派生し、この時のみ攻撃時の属性が炎属性に変化する。
性能としてはアクションスキルを発動させる事で専用の強化状態「全集中・常中」が発動し、さらに絶え間無く発動させ続ける事で能力が強化されていく。
それから約3年後の2023年2月28日より開催された第2弾鬼滅の刃プロジェクト2では、上記とは別ユニットの炭治郎&禰豆子として登場。白猫初のタッグキャラで炎属性の剣士だがスキル1を使うと禰豆子に交代、スキル2を使うと炭治郎に交替というダブルユニットになっている。
グランブルーファンタジー
2020年12月より開催されたコラボイベント「因果の匂い、果ての空」では「竈門炭治郎&竈門禰豆子&我妻善逸&嘴平伊之助」のユニットで水属性SSRのキャラとして実装。
突如発生した謎の赤い渦に飲み込まれ空の世界に迷いこみ、どことも知れない山の中で妹を探す少年と出会う。同時出演は他に冨岡義勇、胡蝶しのぶ、煉獄杏寿郎の3人。
ユニットキャラだがゲーム上メインで戦うのは炭治郎のみで、善逸と伊之助はスキル使用時に攻撃する。禰豆子は事情故か勝利ポーズで出てくる以外は箱の中。
キャラ性能としては強力な自己強化による高い攻撃性能に加え全キャラを見ても最速レベルで再使用できるディスペルを持ち、初心者に役立つどころか上級者でも採用の余地を持つコラボ配布とは思えない強さ。
実装されている技はアビリティに「水の呼吸 壱ノ型・水面斬り」「獣の呼吸 参ノ牙・喰い裂き」「水の呼吸 漆ノ型・雫波紋突き」、サポートアビリティに「ヒノカミ神楽」「雷の呼吸 壱ノ型・霹靂一閃」、奥義に「ヒノカミ神楽 円舞」(ただし内容は水の呼吸 拾ノ型 生生流転からの連続攻撃)。
コトダマン
2021年2月25日より開催されたコラボイベントにて、水属性・英雄族のコラボユニットとして登場。イベント報酬で入手できる鱗滝の元で修行をしていた直後の姿と、召喚から排出される鬼殺隊の姿の二種類のユニットが存在する。
イベント報酬の「藤襲山バージョン」のすごわざ「水面斬り」は、専用特性「鬼殺の同士」を持つ鬼滅コラボユニットがすごわざを発動させる事でさらに追撃をするといったもので、強さを発揮するには他の鬼滅コラボ出身ユニットとの組み合わせが必須になる。
鬼殺隊のユニットは属性の切り替えが可能で、藤襲山バージョンと同じ水属性の「水の呼吸バージョン」と火属性の「ヒノカミ神楽バージョン」の2種類に分けられ、細かな性能も異なってくる故に汎用性も高い。
その他
カマド・タンジェロ
ネット上で流布している炭治郎の愛称。名前が変換しにくい事もあって、こちらの名前で呼ぶファンもいる。2019年11月19日にはかまぼこ隊のコスプレをした3人の外国人男性の画像がtwitterに投稿されて以降は炭治郎のコスプレをしている海外ファンを指す用語にもなっていった。
余談だが、よく似た名前に『アンジェロ』があるが、イタリア語で「天使」を意味する言葉である。
間違ってもこういうことではない。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
鬼殺隊 鬼殺隊士 全集中の呼吸 水の呼吸 ヒノカミ神楽 日の呼吸 痣者 透き通る世界
関係性が深い人物
家族(竈門家) | 竈門炭十郎 竈門葵枝 竈門禰豆子 竈門竹雄 竈門花子 竈門茂 竈門六太 |
---|---|
同門・師匠(水の呼吸組) | 冨岡義勇 鱗滝左近次 錆兎 真菰 |
専属刀匠 | 鋼鐵塚蛍 |
鎹鴉 | 天王寺松衛門 |
主人(鬼殺隊当主) | 産屋敷耀哉(97代目当主) 産屋敷輝利哉(98代目当主) |
同期隊士(五感組) | 我妻善逸 嘴平伊之助 栗花落カナヲ 不死川玄弥 |
宿敵 | 鬼舞辻無惨 |
その他
慶蔵:作中にて共通点や類似が指摘されたキャラクター。
台詞
頑張れ!!人は心が原動力だから。心はどこまでも強くなれる!!
とんでもねぇ炭治郎だ(※発言者は善逸)
強い者は弱い者を助け守る そして弱い者は強くなりまた自分より弱い者を助け守る
コンビ・グループタグ
かまぼこ隊 竈門兄妹 刀鍛冶の里組 ハイカラバンカラデモクラシー 炭カナ
その他
TanjiroKamado(英語表記)
『竈門炭治郎のうた』:アニメ第19話特別ED。
表記揺れ
竃門炭治郎(※竃ではなく竈である)
『無限城編』にて(以下、ネタバレ注意)
※「無限城編」は『鬼滅の刃』の最終章に当たるため、見出しからのネタバレ(当キャラの生死含む)防止目的であえて下記のように表示している。
ネタバレA
無惨の手で仲間と分断された状態で無限城へと落とされた彼は、下弦程度の力を与えられた雑魚鬼や煉獄の仇たる上弦の参…猗窩座を、同時に城内へ落とされた義勇と共に撃破する。
ネタバレB
その後、鳴女の空間転移によって繭から覚醒した無惨の元へ送られ、遂に憎き仇敵と対峙する。
これまでの己の極悪非道な所業を微塵も省みる事無く、それどころか炭治郎たち鬼殺隊を「異常者の集まり」とのたまう無惨に、二人の怒りは頂点に達した。
無惨の予想を遥かに上回る圧倒的な強さに義勇共々窮地に追い込まれるも、駆け付けた蜜璃と伊黒に助けられ、更に鳴女の視覚を乗っ取った愈史郎の増援もあって善戦する。しかし無限城の制御を取り戻すのは無理だと判断した無惨によって、鳴女は呪いを発動させられ自壊して絶命し無限城は崩壊。無惨との決戦は市街地に移動する。
集結していく隊士達の姿を見て自分も少しでも役に立とうとする炭治郎だが、無限城内で無惨に斬られた右目から入り込んだ無惨の血液に全身の細胞を破壊され、瀕死の状態となってしまう。
村田ら生き残った隊員達から救命措置を受ける中、炭治郎は再び夢を通じて先祖から遺伝した記憶を垣間見る。
無惨の全方位攻撃で仲間達が戦闘不能にされ、幸運にも直撃を受けずに済んだカナヲもあわや絶体絶命というその時、右目が腫瘍の様に膨れ上がった状態ながらも炭治郎が復活。「ヒノカミ神楽 輝輝恩光」を使い、カナヲの危機を救った。
ヒノカミ神楽の最後の型である十三の型の真実を、夢を通して見た先祖の記憶で知った炭治郎は無惨へ猛攻を仕掛ける。
当初は余裕に構えていた無惨だったが、珠世の薬の追加効果が次々と表れ始めた事、重傷を負わされながらも立ち上がった隊士達の命を賭した追撃が加わった事、そして左腕を切断されながらも無惨を逃がさないよう(義勇に支えられながら)赫刀を突き立てた炭治郎の決死の行動がとどめとなり、ようやく昇った朝日から身を隠す事も出来ず、陽の光に灼かれ消えていった。
しかし、真の悪夢はここから始まった…。
ネタバレC
こちらを参照。ネタバレ注意。
公式ファンブック第二弾のネタバレ
最終巻後に発売された鬼滅の刃公式ファンブック第二弾『鬼殺隊見聞録・弍』では、そこに収録された炭治郎の近況報告書にて、竈門家に戻った後の様子が描かれている。
善逸と伊之助が加わり、4人暮らしとなった竈門家では前述の通り、長男という事もあって3人のまとめ役的な立場となっている。又、生活に困らない様にと輝利哉から大金を貰っていたが、痣の代償で自分が長くは生きられない事を見越してか、禰豆子達のために生活費を残しておきたいという思いから、家業である炭焼をして働いているという。
前述の輝利哉の他にも義勇や鱗滝、実弥、天元、村田や蝶屋敷の面々等、鬼殺隊だった仲間達とは未だに交流が続いている模様。
一方で禰豆子の優しさに甘えたきりで、伊之助に嫉妬したり、注意すると臍を曲げたりする善逸には手を焼いているが、妹の結婚相手としては認めている様で、「禰豆子が好きならしっかりしないと、弟と見られて異性としては見て貰えなくなる」と諭している。