ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

名レース

めいれーす

ここでは日本を中心とした競馬における主な例について取り上げる。サムネイルイラストは日本調教馬初制覇の2011年「第16回ドバイワールドカップ」(1着ヴィクトワールピサ&2着トランセンド)
目次 [非表示]

概要編集

競馬というスポーツはレース競技の中でも広く知られており、日本ダービー有馬記念といえば競馬をよく知らなくても耳にしたことがあるだろう。


競馬は馬と騎手のドラマであり、名勝負もたびたび繰り広げられてきた。

ここでは名勝負、記録や記憶に残るレースなどを一覧にした。


名レース一覧編集

常識外れのレース編集

1頭だけモノが違っていたり、あるいは個性的なレースをした馬がいたレース。

レース内容
第3回帝室御賞典(秋)(1938)ヒサトモが史上初の八大競走大差勝利
2/25 一般競走 D6.5F(USA)(1958)シルキーサリヴァン最大41馬身差から逆転勝利
第105回ベルモントステークス(USA)(1973)セクレタリアト31馬身差の大差で大勝し三冠達成
第35回桜花賞(1975)テスコガビー大差逃げ切り。後ろからはなんにも来ない!
第28回朝日杯3歳ステークス(1976)マルゼンスキー大差で逃げ切り
第9回ジャパンカップ(1989)ホーリックス(NZ)vsオグリキャップの叩き合い、異次元の世界レコード(当時)決着。「世界を変えるのに3分もいらない」
第108回中山大障害(1992)シンボリクリエンス日本史上最大着差51馬身差で勝利
第8回クリスタルカップ(1994)ヒシアマゾンの直線大外一気での追い込み
第14回根岸ステークス(2000)ブロードアピールが最終直線最後方から大外一気の追い込み
第2回ジャパンカップダート(2001)クロフネが強豪らを退け7馬身差完勝
第71回東京優駿(2004)キングカメハメハが史上初の変則二冠達成。「最強の大王が降臨」
第35回エリザベス女王杯(2010)名だたる国内強豪をスノーフェアリー(GB)が”すんごい脚”で差し切り
第19回ドバイデューティーフリー(UAE)(2014)ジャスタウェイが芝1800mの世界レコード樹立
第139回イスパーン賞(FR)(2016)日本馬エイシンヒカリが2着に10馬身差完勝
第32回パシフィッククラシック(USA)(2022)フライトラインがドバイWC馬に19馬身差完勝
第25回ドバイシーマクラシック(UAE)(2023)イクイノックスが持ったまま逃げ切り完勝
第168回天皇賞(2023)イクイノックスが芝2000mの世界レコード樹立。「全てを蹴散らす天賦の才」
第170回天皇賞(2024)ドウデュースがGⅠ勝ち馬史上最速の上がり3F32.5秒の末脚で差し切り勝利。「最後の秋は譲れない」

1920年ローレンスリアライゼーションS、マンノウォーが100馬身差で圧勝。

1997年ステイヤーズステークス、メジロブライトが大差で圧勝。

1998年金鯱賞、サイレンススズカが大差で圧勝。


名対決編集

複数の馬が繰り広げた名勝負。

レース内容
第25回菊花賞(1964)三冠を懸けた二冠馬シンザンvs二冠牝馬カネケヤキ
第22回有馬記念(1977)TTG最後の直接対決
第114回プリークネスステークス(USA)(1989)サンデーサイレンスvsイージーゴア、ハナ差決着
第98回天皇賞(1988)タマモクロスvsオグリキャップ芦毛対決、タマモクロスが初の天皇賞春秋連覇達成
第44回阪神大賞典(1996)マヤノトップガンvsナリタブライアンの新旧年度代表馬対決
第30回スプリンターズステークス(1996)フラワーパークvsエイシンワシントン、着差僅か1cm
第49回毎日王冠(1998)サイレンススズカvsグラスワンダーvsエルコンドルパサー
第67回東京優駿(2000)アグネスフライト(河内洋)vsエアシャカール(武豊) 兄弟弟子対決は7cm差決着 「河内の夢か、豊の意地か」
第17回ラジオたんぱ杯3歳ステークス(2000)アグネスタキオンvsジャングルポケットvsクロフネ
第138回天皇賞(2008)ウオッカvsダイワスカーレット、2cm差大接戦
第71回優駿牝馬(2010)アパパネvsサンテミリオン、両者譲らずGⅠ史上初同着優勝
第17回秋華賞(2012)ジェンティルドンナvsヴィルシーナ、7cm差大接戦
第32回ジャパンカップ(2012)ジェンティルドンナvsオルフェーヴル、世界レベルの最強三冠馬対決
第140回中山大障害(2017)アップトゥデイトvsオジュウチョウサン、レコード決着の新旧障害王対決。さぁ前王者か!現王者か!
第40回ジャパンカップ(2020)アーモンドアイvsコントレイルvsデアリングタクトの新旧牡牝三冠馬3頭直接対決
第166回天皇賞(2022)パンサラッサ大逃げvs天才イクイノックス
第43回ジャパンカップ(2023)リバティアイランドvsスターズオンアースvsタイトルホルダーvsドウデュースvsイクイノックス、数多の現役強豪馬達の直接対決
第68回有馬記念(2023)ラストランタイトルホルダーvsコンビ復活ドウデュース

記録達成のレース編集

レース内容
第6回京都農商省賞典四歳呼馬(1943)クリフジが史上初の無敗変則三冠&クラシック大差勝利
第45回菊花賞(1984)シンボリルドルフが史上初無敗三冠達成
第11回エリザベス女王杯(1986)メジロラモーヌが史上初の牝馬三冠達成
第57回東京優駿(1990)アイネスフウジンレコード勝ち 観客動員数19万6517人は世界記録 騎手コール(ナカノ・コール)も史上初
第65回東京優駿(1998)スペシャルウィークの5馬身差快勝により武豊騎手が八大競走グランドスラム達成
第16回フェブラリーステークス(1999)メイセイオペラが史上初の地方所属馬による中央GⅠ制覇
第45回有馬記念(2000)テイエムオペラオーが多数からのマークをものともせずに抜け出し勝利。史上初の秋古馬三冠&古馬王道年間グランドスラム達成
第70回東京優駿(2003)ネオユニヴァースが二冠達成、鞍上のM.デムーロ騎手(当時ITR)は外国人初のダービージョッキーに
第4回アメリカンオークス(USA)(2005)シーザリオが4馬身差完勝で日本馬初のアメリカGⅠ勝利
第146回メルボルンカップ(2006)デルタブルースが日本馬&日本人騎手初の豪州GⅠ優勝、日本馬ワンツー
第68回優駿牝馬(2007)ローブデコルテ(USA)が外国産馬として史上初のクラシック制覇
第74回東京優駿(2007)ウオッカが牝馬として64年ぶりに日本ダービー制覇
第16回ドバイワールドカップ(UAE)(2011)ヴィクトワールピサが日本馬初のドバイWC(オールウェザー)優勝、2着トランセンド
第80回菊花賞(2019)ワールドプレミアがゴール前で粘り込み勝利。武豊騎手は昭和・平成・令和の三元号でGⅠ勝利を達成「令和になっても武豊」
第25回秋華賞(2020)デアリングタクトが史上初の無敗牝馬三冠達成
第81回菊花賞(2020)コントレイルが史上初の親子クラシック三冠を父と同じ無敗で達成
第22回中山グランドジャンプ(2020)オジュウチョウサンが同一GⅠ5連覇達成
第23回BCフィリー&メアターフ(USA)(2021)ラヴズオンリーユーが日本馬&日本人騎手初のブリーダーズカップ優勝
第38回BCディスタフ(USA)(2021)マルシュロレーヌが日本馬初の米国ダートGⅠ優勝
第89回東京優駿(2022)ドウデュースが差し切り勝利。武豊騎手は最年長ダービージョッキー&ダービー最多勝利記録を達成「ドウデュース逆襲の末脚」
第4回サウジカップ(KSA)(2023)パンサラッサが逃げ切り日本馬・日本人騎手初優勝
第27回ドバイワールドカップ(UAE)(2023)ウシュバテソーロがダートのドバイWCを日本馬初優勝、日本人騎手も同レース初優勝

1959年ワシントンバースデーハンデ、ハクチカラが史上初の日本馬による海外重賞制覇を達成。

1965年中山大障害春、フジノオーが史上初の中山大障害4連覇(4連勝)を達成。

1979年中山大障害秋、バローネターフが史上初の中山大障害の通算5勝を達成。

1983年菊花賞、ミスターシービーが勝利し史上初の父内国産3冠馬となる。

1987年金杯西、ドウカンヤシマが史上初の6年連続中央重賞制覇を達成。

1993年宝塚記念、メジロマックイーンが史上初の4年連続GⅠ制覇を達成。

1995年香港国際C、フジヤマケンザンが36年ぶりの日本馬による海外重賞制覇を達成。

1998年モーリス・ド・ギース賞、シーキングザパールが史上初の日本馬による海外GⅠ制覇という歴史的大快挙・大偉業を達成。

2000年ジュライC、アグネスワールドが史上初の日本馬によるイギリスGⅠ制覇を達成。

2000年JC、テイエムオペラオーが優勝し、世界初の獲得賞金12億円突破。

2001年オークス、ケント・デザーモ騎手が史上初の外国人騎手による日本のクラシックレース制覇を達成。

2001年オリビエ・ペリエ騎手が日本では史上初の3週連続GⅠ制覇を達成。

2003年クイーンエリザベスⅡ世C、エイシンプレストンが史上初の日本馬による海外GⅠ3勝と、海外GⅠ3年連続制覇を達成。

2005年宝塚記念、スイープトウショウが39年ぶりの牝馬による宝塚記念制覇を達成。

2005年JBCクラシック、アドマイヤドンが史上初の同一GⅠ3連覇を達成。

2010年川崎記念、ヴァーミリアンが日本で史上初のGⅠ9勝を達成。

2016年川崎記念、ホッコ-タルマエが日本で史上初のGⅠ10勝を達成。

2017年東京大賞典、コパノリッキーが日本で史上初のGⅠ11勝を達成。

2020年秋の天皇賞、アーモンドアイが日本で史上初の芝GⅠ8勝を達成。

2020年JC、アーモンドアイが日本で史上初の芝GⅠ9勝と中央GⅠ8勝を達成。

2022年中山グランドジャンプ、オジュウチョウサンが史上初の7年連続中央GⅠ制覇と中央重賞制覇達成。



海外では

1971年凱旋門賞、ミルリーフが優勝し史上初の欧州3冠(イギリスダービー・キングジョージ・凱旋門賞の3レース同一年制覇)を達成。

1985年ダービーステークス、スリップアンカーが優勝し史上初のイギリスダービー親子3代制覇を達成。

1995年凱旋門賞、ラムタラが史上初の欧州3冠を無敗で達成。

1996年サイテーションチャレンジ、シガーが優勝しグレード制導入後アメリカ史上初の16連勝を達成。

2005年メルボルンC、マカイビーディーヴァが優勝し史上初のメルボルンC3連覇を達成。

2008年セントレジャーS、コンデュイットが優勝し史上初の親子5代GⅠ制覇を達成。

2009年ケンタッキーダービー、マインザットバードが優勝しアメリカクラシックレース親子4代制覇を達成。

2018年ダービーステークス、マサーが優勝し史上2例目のイギリスダービー親子3代制覇を達成。


悲劇のレース編集

予後不良があった悲劇的なレース。

レース内容
第15回阪神大賞典(1967)キーストン予後不良。最期まで山本正司騎手に寄り添う
1977年マッチレース(USA)(1977)ラフィアン予後不良
第25回スプリンターズステークス(1991)ケイエスミラクル(USA)予後不良
第36回宝塚記念(1995)ライスシャワー予後不良。疾走の馬、青嶺の魂となり
第2回ドバイワールドカップ(1997)ホクトベガ予後不良。検疫の為、ドバイで眠る
第118回天皇賞(1998)サイレンススズカ予後不良。沈黙の日曜日

1978年日経新春杯、テンポイント、故障発生。

1987年有馬記念、サクラスターオー、故障発生。

2008年金鯱賞、ローゼンクロイツ、故障発生。

2009年道頓堀S、オディール、故障発生。

2010年金鯱賞、タスカータソルテ、故障発生。

2010年アイビスサマーダッシュ、カノヤザクラ、故障発生。

2011年中山グランドジャンプ、メジロラフィキ、故障発生。

2013年ヴィクトリアマイル、フミノイマージン、故障発生。


ハプニングのあった主なレース編集


1993年新馬戦、サクラエイコウオー逸走

1996年新潟3歳S、シーキングザパールがスタート直後に逸走するも3着に巻き返す。

2000年皐月賞、ラガーレグルスがゲートで立ち上がり騎手が落馬しスタートできず◯◯億円が紙くずに。

2002年菊花賞、スタート直後にノーリーズンの騎手が落馬し◯◯億円が紙くずに。

2003年京成杯、ブルーイレヴンがレース途中から大暴走し騎手も制御不能に。

2008年オーシャンS、サンアディユがゲート事件によりスタートで大出遅れし数日後に亡くなる。

2008年エリザベス女王杯、スタート直後にポルトフィーノが落馬し◯◯億円が紙くずになったが、1着で入線しGⅠ史上初のカラ馬1位入線。

ラストラン編集

レース内容
第4回京都農林省賞典四歳呼馬(1941)セントライトが史上初の三冠達成
第10回有馬記念(1965)シンザンが大外から全頭撫で斬り五冠達成。「シンザンが消えた」
第35回有馬記念(1990)引退レースのオグリキャップが抜け出し有終の美、武豊の有馬初勝利。オグリ1着
第38回有馬記念(1993)トウカイテイオーが中364日ぶりのレースで勝利。「トウカイテイオー奇跡の復活」
第28回スプリンターズステークス(1994)引退レースのサクラバクシンオー予想通りの日本レコードで連覇
第24回エリザベス女王杯(1999)引退レースのメジロドーベルがレース初の連覇
第8回香港ヴァーズ(HK)(2001)引退レースのステイゴールドがゴール寸前で差し切りGⅠ初勝利。
第48回有馬記念(2003)引退レースのシンボリクリスエスが9馬身差完勝し連覇達成。
第51回有馬記念(2006)引退レースのディープインパクトが危なげなく差し切り。「これが最後のディープインパクト」
第53回有馬記念(2008)ダイワスカーレットが逃げ切り37年ぶりの有馬記念牝馬制覇。「夢の扉が今開かれた」
第58回有馬記念(2013)引退レースのオルフェーヴルが8馬身差完勝。「目に焼き付けよ、これがオルフェーヴルだ」
第59回有馬記念(2014)引退レースのジェンティルドンナが勝利し親子制覇。「こんにちはとさようならを同時にやってのけました」
第62回有馬記念(2017)引退レースのキタサンブラックが逃げ切り。「これが男の退き際だ」
第41回ジャパンカップ(2021)引退レースのコントレイルが難なく差し切り。「空の彼方に最後の軌跡」
第25回チャンピオンズカップ(2024)引退レースのレモンポップが逃げ切り。


関連記事編集

関連記事

親記事

競馬 けいばまたはくらべうまなど

兄弟記事

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました