2XXX年、謎のエネルギー体が地球に飛来し、人類に突然変異をもたらした。
炎を意のままに操るものが現れたり、生まれつき透視の能力を持った赤ん坊が生まれたり....
人類は個性豊かな特殊能力に目覚め、人類史に新たな節目が訪れたのだ。
ーーーそれから100年経った現在...
世界を変えるような強大な力を持つ能力から、
日常に少しだけ変化を与えるような小さな能力まで....
今や特殊能力は無限とも言えるバリエーションであちこちに存在している。 ツヅリ記
『特殊能力がありふれた世界で
あなたは自分の力をどう使いますか?』
「エトラちゃんは見た!」制作スタッフが送る
ヒーロー社会の人間模様を描いた漫画動画チャンネル、
【能力No.XXX -私の力の使い方-】
概要
スカッと系漫画チャンネル『エトラちゃんは見た!』のスタッフによる姉妹チャンネルで、22年2月26日に同チャンネルで予告動画が流され、こちらのPV動画も公開された。
3月5日に第1作が公開された。当初は水曜と土曜の週2回更新だったが、4月2日に動画のストックが切れた事で投稿出来ないとコミュニティで説明され(同時にシナリオライターが募集された)、4月9日から土曜の週1更新に落ち着いた(現在でもアカウントの説明文は週2更新のままである)。
10月22日に配信する筈だった回(第38話)は広告制限が掛かってしまい、審査が通れば翌日に配信するとコミュニティとTwitterで説明され、お詫びに38話の登場キャラ、「ヒナ」のキャラデザが公開された。翌23日になっても審査が終わらなかったとTwitterに書き込まれたが、審査を通さないまま公開された。尚、37話にも制限が掛かったらしい(このチャンネルでは多い残酷描写などがある訳でもなく、理由は不明)。
23年4月22日で、第一章完結とそれに伴い、一旦の更新停止が発表された(二部の再開は現時点では未定)。
作風
「エトラちゃん」とは違い、完全なオリジナルストーリーで、ジャンルもスカッと系ではなく、全人類が"特殊な能力"に目覚める可能性を持つ社会を舞台にした近未来SFで、予告動画のコメント欄ではこの漫画やこの映画、某大御所漫画家の作品の様だと指摘された。
しかし、話の中心になっているのはヒーローではなく、一般の人々で、彼らが能力に目覚めた結果、能力者本人やその周囲の人物が能力によって振り回されたり、救われたりする事で起こる悲喜劇を主なテーマとしている。
ヒーロー及びヒーロー組織はこの世界でも存在し、作中で取り上げられた事もあるが、ヒーローの活躍そのものより、やはり人間模様が中心となっている。しかし、45話で12話で登場した「エイジ」というキャラが見習いヒーローとして再登場してシリーズ化し、ヒーローギルドの内実が明かされた。また、47話では「ユウキ」という少年を主人公にした新シリーズが始まった(尚、シリーズ開始が声明されたのは初である)が、こちらもユウキと友人の「シン」がヒーローを目指すという内容で、これまであまり掘り下げられなかったヒーローがメインのシリーズが立て続きに開始した。
今のところ戦いの要素は薄く、能力ものだが、異能バトルものと言えるかどうかは微妙である。能力のある一般人という点ではあるエスパー少女やある超能力高校生と共通するが、能力社会なので力の存在そのものが知られていないこれらの作品とは路線が異なっており、また、本チャンネルは先の二作と違い、コメディ要素は少ない。能力もの+日常といえるが、内容や世界観は重い(後述)な為、能力もの+サスペンスが一番近い表現と思われる。
ストーリーはシリアスで重い内容のものが多く、エトラもコミュニティで少し大人向けと説明している。
前述の通り「エトラちゃん」の様なギャグ・コミカル要素は少ないが、感動系の作品は多い。また、セクシー要素もほとんどないが、第42話は珍しく、セクシーネタが全面に押し出されたコメディ作品になっている。
「エトラちゃん」でもよく題材になっている“人間の怖さや汚さ”を全面に打ち出したダークな作風で残酷描写や鬱・胸糞展開も多く、「エトラちゃん」以上に人の死、それも殺人が容赦なく起こっており、第1話からして無差別殺人が描かれ、第2話ではメインキャラによる殺戮シーンがある。
サスペンス要素や能力によって起こる不可思議な話も多く、話の設定や展開、結末が複雑で、なんとも言いようがない読後感に陥る事も。
反面、感動系では能力によって真の愛や優しさに触れたり、能力を使って他者に尽くそうとする者や、逆に能力による弊害にも負けずに相手を支えようとする者など人の素晴らしさを描いている。
コミカル要素が少ないという違いはあるが、各回でギャップが激しい点は「エトラちゃん」と共通している。
巧みに伏線が織り込まれいるという点も共通しており、サムネでネタバレを仕込んでおきながら、本編を見なければネタバレの理由がわからない様になっている回もあったりと、予想を裏切る内容になる事も多く、「エトラちゃん」で培われたであろうストーリー作りの上手さはこちらでも活かされている。
世界観
前述の通り、舞台は近未来だが、生活水準は現代と同じであり、通信機器はスマホで、重要な役割を担った事も。
冒頭の文にも描かれてる通り、具体的な年代も明かされていない(ただし、30年前にスマホが普及していた事や90年代に現れたネットオークションが50年前に既に存在している事から、2020年代より未来である事はほぼ間違いなく、今から20年後の2040年代だと思われる。しかし39話でタイムリープするシーンの背景に2022と描かれていた。また、39話はスマホやネットオークションの話と同じ登場人物が出演した為、回によって年代が違うという事はない)。
能力の存在以外は現実とほぼ同じと言える。
しかし、能力の存在故、裏社会が幅を利かせていたり、能力を利用した犯罪(秘密裏のもの含め)が多発していたり、裏社会と関わらない一般社会の話でも能力世界ならではの弊害・問題が多数描かれていたり、政府や警察といった組織及びその構成員ですら問題がある描写があったりと(特に警察の無能・腐敗っぷりは深刻)、治安や民度に問題のある要素が多く、このチャンネルに似た物騒な世界である(ちなみに、こちらも後に能力ものの姉妹チャンネルを開設している)。
そのせいかこのチャンネルのメインキャラや犯罪組織に似た事をしている人物や組織も存在する。
裏社会がテーマでなくとも殺人などの重犯罪が描かれる事も多く、中には実際の事件をモチーフにした回もあり、SFだが社会問題も多く描かれている。
日本以外の国が舞台の事も多いが、主要キャラの大半が孤児・天涯孤独で(しかも孤児を利用する稼業が横行していたり、金持ちや権力者によって利用される事もあり、作中に登場する孤児は悲惨な事態に陥る事も。また、裕福な家庭の子供でも毒親のせいで不幸な顛末を迎えたり、病気で早死したりと海外の回に登場する子供は悲惨な扱いを受ける事が多い)、日本より裏社会が横行していたり、大きな戦争・紛争があった事が示唆されていたりと、日本以上に物騒で世知辛い事になっている。
能力
冒頭文にもある通り、日常で使える程度の些細な能力から世界に影響を与える程の強大な能力まで千差万別である。バトル要素が少ないせいか、他の能力ものの作品に比べて戦いに直結した能力は少ない。
この漫画と違い、いつ誰が能力に目覚めるのかは決まっておらず、生まれつきの場合もあれば、作中で突然能力に目覚める事も多く、80歳の老女が能力に目覚めて若返った事も(彼女は副作用などもなくその後数十年生きたのだが、その気になれば不老不死になれた可能性すらあった)。
また、能力に目覚めたかどうかは本人すらも認識出来ず、能力が発動した事で初めて判明する。危険な能力に目覚めた能力者が自身の能力に気付かないまま、他者に支配・監視されていたという事も。
能力がない(と思われる)人間も多く、無能力者に対しての迫害や差別はなく、むしろ能力者の方がそういう憂き目に遭いやすい。
作中の描写を見る限り、能力に目覚める主なきっかけは"願望"であると思われるが、当てはまらない(完全に本人の意思に反していたり、願望とは関係ない能力に目覚めた)状況も多く、詳細は不明である。
親子で共に精神干渉の能力に目覚めたり、家族で似た能力(テレパシー)を持っていたり、双子の兄妹が同じ能力を持っていた例や一族で同じ能力が受け継がれ続けた例もある為、能力の遺伝性はあるようだが、「不可逆変身者」という元の姿に戻る事が出来ない変身能力者の話では、親が変身能力者ではない(作中で子供よりも後に別の能力に目覚めた者もいた)場合と、逆に不可逆変身者の両親から普通の姿の子供が生まれた場合もある為、絶対ではないと思われる。
また、過去にタイムリープする能力を受け継ぐ一族の者が、今までの例では一定期間を過ぎれば自らの意志で戻る事が出来たのに、過去に行ったきり、数年帰って来なかったので、先代とは違い、戻る力を持っていないのかと思われたが、実は能力者自身が自主的に帰還を拒んでいた、つまり先代たちと同質の能力で後に帰還した、という事もあった。その一族の場合、タイムリープ能力に目覚めるのは一部の者だけで、作中に登場した能力者の親族はタイムリープの能力を持っていなかった(タイムリープ以外の能力が使えるかは不明)。
稀にではあるが、人間以外の動物にも能力を持つ者がいる。
血縁者以外で同じ能力とナンバーを持つ者が同時に存在するのかは長らく不明だったが、43話で5話の能力者と赤の他人同士で同じナンバー(1034)と能力の者が出ており、44話でも43話の能力者(先述の5話の登場人物と重複した者とは別)と同じナンバー(764)と能力を持った者が登場した。1034の能力者は二人とも作中で死亡したが、764の能力者は共に健在な為、ある果実の能力者と違い、同じ能力を持つ者が同時に存在する事が確定した。他人同士で似た能力を持っていた例もある(ナンバーは接していない)。
能力の性能の中にはなんの役にも立たないどころか、デメリットしかない能力や危険性が高い能力まであり、当たり外れが激しい(物と融合してしまう能力に突然目覚め、蛍光灯に閉じ込められたが、不可逆変身者で解除不可だった為、危険な状態に陥ったという例があり、その能力者は数日後に能力を消せる人物のおかげで救助されたが、同じ様な状況で気付かれなかったり、気付いても為す術がなくて死亡してしまった例があった可能性もある。実際、コメント欄には融合したのが本や机だったら、詰んでいたのではという意見もあった)。
能力の内容だけ見たら優秀そうだが、使い手が制御できなかったり、重大な副作用があったり、制約があったりと融通が利かない能力も多い。ただし、使い辛いと思われた能力に活用法を見出してヒーローになったり、目指したりしたという例もあるので、内容次第ではあるが使いようとも言える。
逆に能力を悪用して、他人への脅しに使ったり、いじめに使用して相手を死なせたり、殺し屋の稼業に利用しようとしたり、他者の悪意を扇動したりと行った悪事も多く描かれている。
また、能力そのものは優秀で上述した様なデメリットがなくとも、親や周囲の悪意のある人間のせいで前述した能力者差別にあったり、更に酷い場合だと能力を利用する為に孤児を殺し屋に仕立てるという裏稼業による子供狩りに捕まったりと(メインキャラにもその被害者の一人がいる)、能力社会を題材にしていながら、それがもたらす暗部を全面的に押し出しており、作中の人物にとっても、視聴者から見ても能力が全面的にいいものの様には扱われていない。
後述の主人公キャラの一人の「特殊能力は持ち主の心次第で善にも悪にもなる」という台詞がこの世界の特殊能力の有り様と言える。
本編で登場する能力は、タイトルの通りナンバーで紹介されており、作中で能力が使用されたり、使い手やその周囲の人物の説明があると、ナレーションによる紹介が入れられる。作中で本人や周囲の人物によって能力が意図的に隠されている場合、偽りの能力は紹介されないという演出が成される事で視聴者には嘘だとわかる様になっている。
動画冒頭で様々な能力紹介シーンが描かれ、こちらではナンバーは出ない。
基本的に一般人の日常生活というコンセプトの為、生活に即した能力が多く、本編の能力に比べて、割と普通に有用な能力が紹介される事が多いが、中にはかなりのマイナス能力が出る事もあり、視聴者から突っ込まれる事も。排泄物から金品が出るなどといった、心情的に抵抗がある能力が出る事もあり、やはり突っ込まれている(本編でマイナス面がない形で金品を生み出す能力が出た事も)。食糧難を解決出来そう(食事したら縮む能力など)な能力が多いと指摘された事も。
基本的に日常に直結した能力が多いが、中には不死身(動画内では刺されておきながら、死ななかった)といった本編並のチート能力が出た事も。
本編の内容や能力にちなんだ能力になっている事も多い(本編で変身能力者がテーマになった回では冒頭も変身能力を取り上げ、本編内に冒頭で登場した能力者がイメージで登場した。また、本編の内容と直結している訳ではなかったが、14話で能力の除去を説明する際に、冒頭で出た右手が生まれつきフライパンの能力者がイメージで登場している)。39話では3話の主要人物が冒頭で登場した。
冒頭の能力の内容はさわりのみなので、本編に登場した能力の様な詳細(デメリットやルール、どこまで応用が聞くかなど)は不明。
登場人物
シリーズキャラ
複数のシリーズがあり、その主役となる中心人物が各シリーズにいるが、話の中心や視点はその回のゲストキャラである事が基本で、メインキャラ達は主役というよりは、狂言回しといった方が近い。しかし、後発のシリーズキャラは主役らしい役割やキャラクター性が強くなっている。
自身のメイン回以外に出演した事も今のところはなく、彼らが直接絡む展開になるのかは不明であったが、47話で新主人公の因縁の人物として語られた者が別シリーズの主人公なのではと思われる描写があった。主人公キャラは全員能力者だが、能力の性質は様々だが、ほとんどの者が便利で汎用性の高い能力を持っており、中にはチートレベルの者もいる。また、このチャンネルの能力に多いデメリットや副作用を持った者はいない。
主人公キャラの内3人が能力を犯罪に活用していたり、能力を裏社会の人間の為に使用している者も一人いたりと、能力の使い方に後ろ暗いところがないのは1人だけであった(その1人は一般人で能力もチートじみた他の者と違って日常に即したものである)が、先述の通り45話と47話でヒーロー志望の主人公のシリーズが始まった為、後ろ暗いところがなく、善性に基づいて能力を使う主人公が増えた。
彼らの過去や経歴、家庭環境は今のところあまり明かされていない(ある程度言及されているキャラもいるのだが真偽が怪しい内容も多く、鵜呑みには出来ない)が、後に描かれると思われる。
3話でエトラがゲスト出演していたり(ただしポスターとイメージのみの出演であるが、アイドルとして存在を示唆されてはいる)、タチバナによく似た人物が登場したりしているが、それ以外に「エトラちゃん」との繋がりを思わせる要素はなく、スターシステムの有無については不明である。しかし52話ではエトラが久しぶりに登場している(しかも2度。ただしどちらもグッズとしてである)。
余談だが、メインキャラは何故かくせっ毛が多い。
- ツヅリ
初登場は第1作で、出演回は第4作、第18作、第20作、第34作第39作。予告動画にも登場。
今のところメインキャラで一番出演回数が多く、視点キャラも担っている。メインで唯一の女性キャラである。動画公開前からTwitterでデザインが出されたり、上記の落とした時のコミュニティで彼女のイラストが描かれたり、ファンアートでもセンターに描かれていたりと、本チャンネルの看板キャラとして扱われていると思われる。冒頭の文章(公式の概要)は彼女が記したものという設定。また、能力の項の「特殊能力は持ち主の心次第で~」という台詞も彼女のもの。
濃いピンクのくせっ毛をセミショートにしている。垂れ気味の眠そうなジト目が特徴。黄色のインナーに青のジャケット、かなり短めのショートパンツと仕事着としてはラフな服装をしている。理由は不明だが、左腕に赤い紐を縛っている。視聴者からはエトラの女性陣とは違ったタイプのデザインでかわいいと好評である。
見た目や雰囲気は幼く見えるが、おそらく成人で、20過ぎと思われる(34話で飲みに誘われた時も断ろうとはしていたが、酒が飲めないとは言っていない)。
新人のルポライターで、ライターには最適な「自動書記」の能力を持つ。ちなみに左利きである。メインキャラでは唯一、日常に即した能力の持ち主である。一人称はあたし。
明るく素直な性格をしており、感受性が豊かで取材相手に感情移入して号泣した事もあり(彼女の号泣シーンは予告動画にも使われている)、天性の人たらしであると言える。
能力に関した話を主に取材しているが、世界観のせいか重い話が多く、第1話目の時点で若い女性が聞くにはきつそうな程の取材内容で、そのせいか没を食らってしまったが、いつか世に出したいと意気込んでいたり、見たら自殺願望が目覚めるかもしれない絵画を、仕事が楽しすぎるから自殺願望なんて起きないという楽観と、相手の絵画を伝えたいという使命感で見ようとしたりと精神力や向上心は強い。人たらしな面含め、マスコミ業には適した性質と言える。
しかし、取材相手の言い分を全面的に受け入れてしまい、いつの間にか相手が使う能力に巻き込まれていたという感受性の強さが裏目に出た事もあったりと、危うい面も持っている。
今のところメインキャラ唯一の完全な一般人といえるが、ライターという職業上、裏社会に触れる事になると思われる(実際、彼女が取材したヒーローたちが、危険な能力を持った犯罪者が秘密裏に活動している事を知り、その逮捕に意気込むという描写も。ただし、ツヅリにはその事を明かしていない)。
名前の由来は"綴り"と思われる。
- キヨスミ
初登場は第2作で出演回は第16作、第28作。第35作、第43作で予告動画にも登場。ツヅリ同様、Twitterで事前にビジュアルが公開された。今のところ視点キャラにはなっていない。
裏社会で有名な殺し屋で「透明化」の能力を持つ。
7歳で家族や同級生を殺したが、罪には問われず、養護施設に入ったが、後にその資質を見抜いた裏社会の組織「ウブラ」にさらわれ、殺し屋になったが、10歳の時に組織の者を皆殺しにして逃走して以来、一人で活動している。
その正体は推定10代後半くらいの少年(5年前に14歳だったので19歳と思われるが、年の割に容姿は幼く、女みたいなガキと言われている。また5年前とあまり見た目が変わっていない)で黒髪と名前から、日本人であると思われる。ボサボサの髪をしており、顔立ちは整っているが、ハイライトのない死んだ目をしていて、常に陰気な表情である。一人称は僕。
幼い頃から「ウブラ」によって殺しの教育を受けたが、本人は平穏を望む物静かな性格で、自分を苦しめる組織や社会を恨んでいる。しかし、必要以上に遺体を損傷させる残虐な手口などのせいか、裏社会の関係者や彼の事を追っている警官からはシリアルキラー扱いされている(そう思われていた理由は35話で判明した)。
「ウブラ」の人間を殺害して、逃げ出した事で裏社会ではお尋ね者になっており(ただしボスはキヨスミの事を気に入っており、組員の反発にも構わず彼の自由を許す程)、国際指名手配もされている。
殺しを行なう際は冷静だが、それ以外の時は、組織や社会に対しての恨み言を呟いていたり、自らの失敗を責める様な事を言いながら、動揺して泣きじゃくったりと情緒不安定でその精神性は幼い。
しかし、組織の壊滅を狙っていたりと意外と行動的な面があり(理由は復讐というよりは悪を殲滅して"綺麗な世界を築きたい"というもの。ただしウブラの構成員に対して「君たちを許さない」と発言し、ボスに対しても強い恨みを持っている)、自分の様に裏社会に利用された(されそうになった)子供相手には情けをかけたり、裏稼業の犠牲になった子供を助けられなかった事を嘆いたりと、人間らしい感性も持っている。
能力のおかげもあってか、諜報能力がかなり高く、作中で何度もウブラの下部組織や取引先に気付かれすに潜入し、壊滅させている。
他のキャラと違って特定の単語・漢字が名前に入っていないが、綺麗な世界を求めている=綺麗=清らか、澄んでいると連想して名付けられたと思われる。
- スクイ
初登場は第5作で出演回は第8作、第26作、第36作、第40作。予告動画にも登場。キヨスミ同様、視点キャラにはなっていない。
京都にあるシオウ寺の和尚。作中及び視聴者からはスクイ和尚と呼ばれている。薄緑色のパーマがかった髪を右側にまとめた20代~30代くらいの美青年で、雰囲気や後述の性質から、ヒイラギに似ていると言われる事も。作中でも(和尚という役職の割に)若いと言われている。物腰は柔らかく、常に敬語で話す。一人称は私。
寺の仕事の傍ら、人々を救う説法を行なっており、彼の説法を聞きながら懺悔をすると「究極の救いを得て生きるか、死ぬか」のどちらかだと言われている。表向きは「傾聴の力」によって話を聞くことで悩みを抱える者の心を軽くするものとしているが、その実態は「自在に毒や解毒剤を操る能力」によって相手を裁くといったもので室内に焚き込めた香に毒を仕込んでいる(正確にいうとそれすらも隠れ蓑で相手に飲ませずとも、霧状に毒を噴射する事が出来る)。スクイ自身の判断で毒や解毒剤の内容を調整する事も出来る上、医者でも対処どころか毒そのものを見つけ出す事すら出来ず、毒の成分自体も死体から消えてしまうといった強力な性能になっている。
生きる価値がない悪人と判断されると地獄の苦しみを与えながら死に追いやられる(それも一時高揚させて気分が沈んだ後、毒が発動するという意地の悪い内容に調整されている)。
ある人物を"裁いた"時には丁寧な物腰のまま、冷酷な宣告を行い、相手を追い詰めながらその死を見届けている。その際、恐ろしく冷たい表情を見せつけている(この冷たい表情や裁かれた人物が絶望するシーンは予告動画にも使われている)。
作中でも何人もの人物を裁いているらしく、初回ではシオウ寺を訪ねた者の不審死を訝しんた刑事が寺を訪れるが···。
逆に罪に苦しむ者に助け舟を出す事もあるが、同時に罪は罪と厳しい姿勢を見せている。
その稼業はダークヒーローといえるもので、視聴者から某拷問ソムリエの様だと言われているが、彼に比べて独善的な面があり、5話で独断で罪人を罰している事から、被害者側と直接コンタクトを取らない事もあると思われる行動を取ったり、8話で依頼者が犯罪行為で復讐を望んだ際は、止めるどころか扇動した上、依頼者が凶行に及んでいると思われる時間に、その姿を思い浮かべながら、楽しそうに語っているなど被害者への配慮が足りていない上、この稼業を楽しんでいるかの様な描写があり、アフターケアも描かれてなかった為、初期の頃は某拷問ソムリエと比べて、賛否両論であった(ただし、某拷問ソムリエも初期の頃は稼業を楽しむ側面があった)。しかし26、36、40話では冤罪で取り押さえた相手を死なせた事で苦しむ元警官にアシストしたり、夫の悪事を垂れ込んだせいで、悪人に夫を殺されてしまった女性に記憶の消去と、直接現場に赴いた上で悪人の征伐を行なったり、復讐に駆られる青年を思いとどまらせたりと完璧なフォローをしている。更に40話では復讐を望む人物には、幻覚を見せてそれでも復讐を行なうのかを聞くようにしていた事が判明し、その際、8話の依頼者を思い浮かべながら、「復讐を遂げなければ前に進めない者もいる」と発言していたりと(明言されていないが、8話の依頼者は幻覚ではなく、殺害を実行したと思われる)、彼なりの信念や気遣いがある事が描写される様になった。
しかし、ユウキのシリーズでは…。
裏稼業の私刑人だが、この手の稼業の他のもの達と違い、スクイは悪人の報復行為を専門としておらず、そのせいか、救いようのない悪人とその被害者よりも、複雑な事情を抱えた人物と対峙する事が多い。
名前の由来は"救い"だと思われる。
- 伊藤滅
初登場は第14作と他のメインキャラより遅めで、予告動画にも登場しておらず、登場回のシーンも使われていない。出演回は第24作第37作。ツヅリ同様視点キャラも担っている。
青みがかったやや長めのくせっ毛をした男性で、色黒で無精髭のワイルドな風貌をしている。一人称は俺。
作中では主に「先生」、視聴者からは「滅先生」と呼ばれている。
表向きは小さな町医者だが、右手をかざした相手の能力を抹消できるという強力な能力の持ち主で、しかも対面が必要という条件以外の制約はないらしく、本作屈指のチート能力である。失われた能力が再び発現する事はないが、稀に別の能力が発現する事はあるらしい。しかし能力を乱発出来ない為、データが足りず、滅自身も詳細はわかっていない。
彼は自らの能力を周囲にひた隠しにしているが(先述の通り、過去の話は語られていないので、いつ能力が発現したのかや、これまではどう隠してきたのかは不明)、とある巨大な裏組織にのみ知られており、彼らに匿ってもらう代わりに組織の為だけに能力を使っている。
その際、自分が道徳心と倫理観を持っているからいいけど、その気になれば国家転覆も可能だと脅し文句の様な事を言っていたが、内心ではこの能力を誰かの為に使いたいが、ばれる訳にはいかないと葛藤していたり、医者は小さい頃からの夢だと語っていたりとガラが悪そうな見た目やぶっきらぼうな態度によらず、善良な人物である。
先述の道徳心や倫理観を持っているという発言も正しいものと言え、実際作中でもめんどくさそうな言動とは裏腹にお人好しな面が目立つ。
「好意を抱いた相手の心を読む」という能力の事を相談しに来た女子高生・星宮恋から、ご利益のある頼れる人物として慕われているが、好意を持たれた事で心を読まれ、能力がバレないようにする為、彼女の前ではセクハラ親父を演じている。その際には何故か、かなりフェチの強い趣向(恋が覆面を被っているのを見て、女子プロレスラーに夢中だったと言い出すなど)を容易に思い浮かべている。
ある能力者の意外な正体に気付いて、密かに能力消去を行なったり、蛍光灯の点滅を発光信号に寄るSOSだと見抜いたりと、観察力や洞察力にも優れていており、知識も深い。それらは幼少期に読書好きだった為に付いた知識だが、友達がいなかったので本を相手にしていたと語っている(能力を隠す為に人付き合いが出来なかったのかは不明)。
作中に登場する能力は使い勝手が悪かったり、使い手や周囲に危害を与えるものが多い為、彼が登場しない回でも「滅先生が居てくれたら」「〇〇が滅先生と出会えたら」といったコメントが書き込まれる事も。
彼の回は本チャンネルでは珍しく、コミカル路線であるが、滅の境遇的に今後シリアスな展開になる事も考えられる。
名前の由来は"消滅の滅"だと思われる。
- リンドウ
初登場は第6作だが、再登場は(その役割のせいか)第29作と間が空いている。出演回は第41作。存在そのものがネタバレの為、予告動画には登場してないが、彼の登場した第6作の1シーンが予告動画に使われている。
6話の主人公、ユリアの前に突然現れた謎の男。黒髪をアップにしていて、フードを被っている。三白眼が特徴で、後述の性格や所業のせいか、常に表情が歪んでいる。一人称は俺。
見た相手の能力を識別する能力という強力な能力の持ち主で、テレビなどの映像媒体からでも可能と滅同様、この世界の能力の中ではかなりのチートである。その上、能力者自身が気づいていない能力の一面や、当人が能力者であると気づいていない場合でもその詳細を見抜くことができる。
しかし、人助けを望んでいる滅とは違い、能力を悪用している人物を見抜いて脅し、破滅させる為に使用している。しかもその理由は人の絶望顔を見るのが好きだからという非常に歪んだもので、本人曰く"暇潰し"。
能力を犯罪行為に使っているという点ではキヨスミやスクイと同じだが、したくもない殺人を強いられたキヨスミや、歪んではいるが正義感に基づいているスクイとは違い、ただの愉快犯で、女性やお金が欲しい訳でもなく、歪んだ性癖のみを行動原理としており、メインキャラどころか、悪人も少なくないこのチャンネルの登場人物の中でも屈指の外道で、完全にアンチヒーローである。
その素性は今のところ一切不明で、室内でテレビを見てた事からどこかに住んでいると思われるが、それ以外に普段の姿を窺える様子はない。
作中で時間や日にちを気にする事なく活動してる描写もあり、然るべき社会的立場があるのか不明だが、41話で情報屋である事が判明している。
本人曰くどこにでも行けるし、忍び込めるという、能力識別だけで出来るとは思えない事を言っているが、実際その行動範囲は異常に広く、自らが破滅に追いやった人物の潜伏先にまで現れている。
見た目は20代くらいと思われるが、10年前と今で見た目が変わっていない(最も成人なら有り得なくもないが)。
作中である人物とつるんだ時期もあるのだが、友情を持って接してきたその人物にすら「お前に近づいたのは破滅させる為」と平気で言い放ち、実際に破滅させている。
性格にしろ行動にしろ、人間離れしており、人の皮を被った悪魔と言え、商売要素こそないが、某セールスマンや某魔法少女のマスコットの様な得体の知れない存在の様にも見えるが、彼らよりも悪意が強い。
しかし、彼のターゲットの大半は脅しの材料がある様な事をやっている人間なので、ある意味ダークヒーローの様にも見えるが、その性格の悪さや、無関係な人間も巻き込む様な所業にも平気で及んでいる事、作中で彼が破綻させた人物は善人ではないが、救いようがないという程悪い人間でもなかった(スクイはやり口こそ賛否あるが、作中、彼の説法で裁かれて命を落とした者は完全に悪人だった)のだが、41話では何の非のない人物まで追いやる様な事までしている。
そのゲスっぷりを推す視聴者もいるが、大半は天罰が当たってほしい、ろくな死に方をしないだろうと言われている。
能力的にも所業的にも男性メインキャラ(キヨスミ、スクイ、滅)にとっての天敵といえる為、コメント欄では彼らの邂逅を望む声もあるが(特にスクイと滅には成敗してほしいと望まれている)、3人にとって非常に危険な為(特に滅)、実現出来るかどうかは微妙である。
名前の由来は植物の竜胆だと思われるが、竜胆の花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」と「誠実な人柄」である為、この2つの言葉を皮肉った結果、リンドウのこのキャラ付けになったのではないかとコメント欄で推測されている。前者は言わずもがなだが、後者も作中で相手を破滅させる為の脅し文句以外では嘘も平気でつくと言われており、(リンドウという名前なのに)誠実さはない。
人間の汚さ・恐ろしさを描く事に長けたこのチャンネルの集大成なキャラと言えるだろう。
- エイジ
毛先が青みがかった白髪で肩に掛かった長めの髪の男性。元々はクラブで女性と遊ぶ事が日課の遊び人(ただし女性に無闇に手を出したり、傷つけたりする事はしない様、心がけている)だったが、触れると相手を眠らせてしまう能力に目覚めた事で、女性と遊ぶ事が出来なくなってしまい、絶望していたが、クラブ仲間の女性の一人であるアリサを能力でストーカーから助けた事がきっかけで自身の能力に向き合い、ヒーローを目指す事を決める。
二度目の登場で最大手のヒーローギルド「ファースト」の採用試験を受け、試験で出会った青年サンタと意気投合。補欠ではあったが合格し、サンタと共に見習いヒーローになる。
先述の通り、彼のストーリーがシリーズ化した事でこれまであまり明かされていなかったヒーローにスポットが当たる事となった。
- ユウキ
初登場は第47作で、先述の通り、初めてシリーズ化を宣言された主人公である。
出演回は第49作。
耳にピアスを付け、フード付きパーカーを着た学生。声援を送ることで相手の能力を最大限に引き出したり、良心を刺激して悪意を抑えさせる能力を持つ。
父が特殊能力課の刑事で、幼い頃は父に憧れてヒーローを目指していたが、毒を操る能力を持つ能力者にやられた父や、父の死後沈みっぱなしの母を救うことが出来なかったことで「肝心な時に能力が役に立たず、大事な人を救えなかった」としてその思いを封印していた。しかし転校生のシンから父母相手に能力が聞かなかった原因について一つの考察を告げられ、直後にひったくり犯を捕まえたことで封印していた思いが再燃している。
名前の由来は“勇気”と思われる。
メインキャラの関係者
メインキャラ登場回で複数登場しているキャラクター達で、それぞれの境遇や設定が様々で複雑な為、メインキャラとの関係は単純なものではない事がほとんどで、中にはメインキャラと面識がない者も。また、全員能力者のメインキャラとは違い、能力が判明している者は少ない。
※能力者は名前の後ろに★マーク
ツヅリの関係者
- ツヅリの先輩
ツヅリの会社の先輩ライターの黒髪短髪の男性。
- シヅカ
34話で登場した女性ライター。38話で視点キャラ(事実上の主役)になった。
キヨスミの関係者
- ウブラのボス
暗殺組織「ウブラ」のトップでキヨスミを暗殺者として育てた。容姿は不明。
- ノア
キヨスミを追う若手刑事。
- マテオ
ノアと行動する中年の刑事。容姿が中年のタチバナとそっくりだか、額の傷はない。
- イシュ★
巨大企業のCEOで性別を変える能力の持ち主。キヨスミの支援者。
スクイの関係者
- スクイの弟子
シオウ寺でスクイに仕える若い僧侶。スクイと違って剃髪している。実は武闘派。
滅の関係者
- 星宮恋★
好きな人の心を読む能力を消したいという相談で滅の元を訪れた女子高生。明るい性格だか、ミーハーでやや自意識過剰な面も。好意を持たれたくない滅がセクハラ発言やフェチ発言をしている事で、彼の事をスケベ親父と思い込んでいる。
ちなみにユウキたちと同じ学校に通っている。
- シラヌイ
滅を匿う裏組織の構成員でスキンヘッドの大柄な男性。
エイジの関係者
- アリサ
エイジの遊び仲間の女性。ストーカー化した元カレに襲われそうになったところをエイジに助けられ、彼がヒーローを目指すきっかけを作った。45話では回想で登場。
- ケント
エイジの遊び仲間の男性。筋肉質でスポーツジムの常連。アリサ同様、45話の回想で登場。
- サンタ★
元引きこもりのゲーマー。ファーストの指導者である元ヒーロー、ライデンに憧れており、今の自分を変えたくてファーストの採用試験を受験。会場でエイジと出会い意気投合する。
同意を得た相手の体を一定時間(ゲームのコントローラーで)操作できるというゲーマーらしい能力を持つ。
ユウキの関係者
- シン★
ユウキの学校にやってきた転校生。不良に絡まれているところをユウキに助けられてからよく絡むようになる。能力者でヒーローに憧れるも「派手な能力ではない」らしく(47話時点では何の能力かは明かされなかった)、その代わりにヒーローギルドを立ち上げる野望を抱いている。
- ユウキの父親
特殊能力課(特殊能力犯罪を扱うエリート)だったが、10年前に毒を操る能力者に殺害されている。
- ユウキの母親
夫の死が原因で特殊能力やそれを扱うヒーローや犯罪者を毛嫌いしている。
- ユウナ★
ユウキの同い年の義妹。幼い頃に事件に巻き込まれて、家族を亡くしたところをユウキの父に引き取られた。銀髪セミロングの美少女で、クールな雰囲気だが、ユウキに密かに想いを寄せている。作中でその場所で起こった出来事を読み取る能力に目覚めた。
能力表
⚠️ネタバレ注意
No. | 能力内容 | 能力者 | 話数(メインキャラ・関係者は省略) |
---|---|---|---|
039 | 体から放電できる能力 | ライチ※3 | 15 |
067 | 範囲内の対象の思考を読み取ることができる能力 | ジョー※2 | 47 |
099 | 念じることで若返ることができる能力 | カプリス | 17 |
135 | 生物を含む物体を手で触れることなく動かすことができる能力 | 黒百合サナエ | 46 |
189 | 相手の視覚情報を自身に共有する能力 | ミルコ | 31 |
206 | 肉体を金属化させる能力 | シロガネ※3 | 15 |
275 | 好意を抱いた対象の思考を読める能力 | 星宮恋※1 | |
297 | 草花の声を聞くことができる能力 | アヤメ | 25 |
313 | 対象の姿を1度だけ再構成し、整形出来る能力 | ゴードリー | 29 |
314 | 他人の未来を詳細に予知できる能力 | カナウ | 48 |
321 | 念じて肯定することで対象のスペックを一時的に向上させる能力 | ユウキ※1 | |
343 | 半径50mの範囲内で超高速移動できる能力 | ライデン※1※2※3 | |
378 | 第三者の介入できない亜空間を展開する能力 | クーデター部隊の一員※1 | |
392 | 一定範囲内に居る相手の特殊能力を無効化する能力 | ルキ | 44 |
401 | 赤外線を感知・認識できる能力 | ウォン、エル※2※5 | 27 |
418 | あらゆる毒物及びその解毒剤を精製できる能力 | スクイ※1 | |
440 | リンクした人間と脳内で通話できる能力 | サエコ | 3 |
465 | 写真を通して呪った相手を殺害する能力 | ユリア※2 | 6 |
538 | 周囲の物音を高感度で認識する能力 | ヒビキ | 19 |
560 | 触れた者の能力を発現、もしくは強化する能力 | サギリ※1 | |
597 | 身体を衝突させた相手に好意を抱かせる能力 | マナ | 30 |
622 | メガネをかけると透視ができるようになる能力 | サトル | 42 |
650 | 対象の能力を消失させる能力 | 伊藤滅※1 | |
680 | 悪意を持つ人間を引き寄せる能力 | リヒト※3 | 15 |
703 | 頭髪を自在に伸縮させ、意のみに操れる能力 | カヅチ※1※3 | |
764 | 自身の性別を自在に変更できる能力 | イシュ※1、マリカ※6 | 43(イシュ)44(マリカ) |
769 | 触れた対象の自身の体のパーツを入れ替える能力 | ユイ | 11 |
808 | 他人の筆跡をコピーする能力 | シンドウ | 19 |
885 | 任意の遺失物を発見できる能力 | 生方※2 | 14 |
923 | 肌が触れた相手の思考を読み取る能力 | 光照椎 | 7 |
969 | 一定範囲内の時間を巻き戻す能力 | イジ※2 | 20 |
971 | 視認対象の能力を識別できる能力 | リンドウ※1 | |
1034 | 対象の視力を一時的に奪う能力 | カンザキ※2、ユリン※2※6 | 5(カンザキ)43(ユリン) |
1043 | 死体を操作できる能力 | アイ | 23 |
1124 | 対象を人形に変える能力 | マリア | 13 |
1264 | 了承を得た相手の体を一定時間意のままに操れる能力 | サンタ※1※4 | |
1289 | 指定の対象に幻覚・幻聴を付与する能力 | ヤマモトの母※2 | 1 |
1374 | 直接・間接問わず自身の目を見た者の思考を支配する能力 | アガン※2 | 18 |
1453 | 対象の体のパーツを奪い、自身のものにする能力 | ニナ | 11 |
1537 | 精神的負荷が大規模消失現象を引き起こす能力 | ソク | 21 |
1562 | 指定の地点で過去に起きた出来事を視覚化し、読み取ることが出来る能力 | ユウナ※1 | |
1642 | ワープホールを出現させ対象を指定の場所に移動させる能力 | スクイの弟子※1 | |
1680 | 特定の条件を満たす人間の居場所を探ることができる能力 | サヤ※2 | 36 |
1729 | 様々な不運を引き寄せるが、その後それを上回る幸運を引き寄せる能力 | ショウジ | 48 |
1768 | 睡眠のタイミングをコントロールできる能力 | ユズル※2 | 4 |
1821 | 過去にタイムリープできる能力 | サキノ※2 | 39 |
1992 | 他人の意識の中に入り込み共存する能力 | ヤマモト※2 | 1 |
2032 | 掌から金を生み出す能力 | 金田徹※2 | 24 |
2105 | 肉体を作り変え、別人に変身することができる能力 | ニシオ※2 | 41 |
2160 | 対象の病や怪我を他人に移動させることができる能力 | ミカド※2 | 57 |
2208 | 自身の生きる時間を代償に、半径数メートル内の指定対象の時間を止められる能力 | ヒロ※3 | 26 |
2351 | 指定した対象の能力をコピーできる能力 | ユウマ | 42 |
2400 | 受けた能力を反射する能力 | エミリー | 13 |
2591 | 自身の体の一部と引き換えに確率を操作する能力 | シフ | 10 |
2610 | 対象に任意の夢を見せる能力 | ユメ | 21 |
2654 | 耳にした内容を正確に文字起こしできる能力 | ツヅリ※1 | |
2891 | 対象の肉体を傷つけることなく臓器のみを摘出できる能力 | カイン※2 | 35 |
2909 | 目にした光景や情報を細部まで鮮明かつ正確に記憶できる能力 | シン※1 | |
3002 | 異なる2点間を繋ぐワープホールを発生させる能力 | トウゲン | 22 |
3130 | 自身の体に触れた者を眠らせる能力 | エイジ※1※4 | |
3201 | 対象に人面瘡を発生させる能力 | チロ※2※7 | 24 |
3319 | 一時的に人間に変身できる能力 | ミーコ(ユミ)※7 | 50 |
3465 | 周囲の無機物と融合する能力 | 深瀬睦月※2 | 37 |
3558 | 自身を不可視にできる能力 | キヨスミ※1 | |
3670 | 呼気が刺激臭のある煙幕になる能力 | ルナ | 9 |
3710 | 対象の能力をコピーし、強化して使用できる能力 | ミカミ※1 | |
3924 | 見た者の希死念慮を高める絵が描ける能力 | ナキリ※2 | 34 |
3952 | 特定の条件下で接触した人間にランダムな確率で非業の死を遂げさせる能力 | アリナ※2 | 41 |
4069 | あらゆる幸運を引き寄せる。ただし後に反動となる不運も引き寄せてバランスを取る能力 | ナル※2 | 28 |
4506 | 自己肯定感の向上に比例して肉体が強化される能力 | ヒナ※3 | 38 |
4821 | 第4の壁(虚構と現実の境界)を認識し、越えることが出来る能力 | エリカ※8 | 33 |
6128 | 相手の記憶や情報を吸収できる能力 | エザキ | 15 |
不明 | 生まれながらにして、他人の肌をスベスベにする能力 | ミサト※9 | 39 |
※1…メインキャラ及び関係者 ※2…メインキャラ登場回のゲスト ※3…ヒーロー ※4…見習いヒーロー※5…双子 ※6…同じ能力を持つが赤の他人 ※7…動物 ※8…リンク先ネタバレ ※9…3話の登場人物だが、能力が判明したのは39話冒頭
「エトラちゃんは見た!」との関係
能力に関係した話
「エトラちゃん」のTikTokで21年8月18日に配信されたこの回でツツジが他人の物理的な痛みを自分に移すという超能力者になっていて、(能力の性能の微妙さ含め)、本チャンネルと通ずるものがある。
また、本編でも20年5月4日にツツジが、22年4月3日の回にカツラが匂いに敏感な体質になっている。
ツツジは特に死臭に敏感な体質で、カツラの回は本チャンネルが出来てからだったので、コメント欄で似ていると指摘され、しかも、作中で父親の浮気を暴くという本チャンネルの話(嗅覚ではなく、読心術によって判明した)と似た展開(エトラちゃんでは父親のタチバナが仕事の付き合いでキャバクラに行っただけだったが、後にカツラがもっといかがわしい店だったり、不倫だったら、両親は離婚してただろうと述懐している)があり、その体質を知ったクロキが「能力者みたいだ」と発言している。
22年5月5日の回ではユズリハが、実家が病院であった為、病人の姿を多く見てきた経験則で、調子を崩している者は挙動が違うという事を知り、他者の病気に雰囲気で気付ける能力を持っていたのだが、ユズリハ自身がその雰囲気をオーラと形容していた事で、呪いが使えるという誤解を招いてしまっていた。
また、22年9月29日の回では、カツラが先を見通す能力を持っており、本チャンネルの能力や以前の回の嗅覚(超感覚)の様な超常的なものではなく、観察力・注意力や危機管理能力、知識が長けていたといった前述のユズリハ同様、現実的な理由があったのだが、本チャンネルの能力者の様だというコメントが上がった。
劇中での登場
先述の通り、3話でエトラが登場して以降、「エトラちゃん」に関する描写が出る事はなく、先述のマテオ以外にエトラメンバーと酷似した人物もいない(容姿や雰囲気が多少似ている人物は何人かいる)。エトラ側でも本チャンネルに直結した描写はなく、姉妹チャンネルでもあまり繋がりがなかったのだが、メインシリーズが始まってからは、エトラのゲスト出演が連続しており、63話ではテレビ局と病院の名前で「エトラ」が使われるという「エトラちゃん」本編の様な演出が行なわれた。
「エトラちゃん」の方でも23年3月13日の回で、週刊誌の漫画のタイトルという形で本チャンネルの名前が登場しており、更に同年4月6日の回では、テレビ番組という形で本チャンネルが登場し、画面は映らなかったが、ナレーションが流されている。本編の内容にも関係しており、サヴァン症候群で聞いた言葉をそのまま音として記憶する能力を持ったヒイラギのおかげで主人公のユリの恋人(アカマツ)の浮気が暴かれており、動画冒頭でユリが番組を見て、その出来事とヒイラギの能力を思い出すという流れになっている。
23年6月15日の4周年記念回で、ユウキとシンが喫茶店にいるモブとして、シラヌイがアカネが以前勤めていたキャバクラの店長として登場している。
関連タグ
異能バトルもの:ただし、本文にも書いた通り、バトル要素が薄い為、このジャンルに該当するか微妙である。
モノクローム〜色眼の囚人〜:有名漫画動画チャンネルが姉妹チャンネルとして設立した能力もの繋がり。ただし、こちらは正真正銘の異能バトルものである。こちらも更新停止されたが、ピッコマ版に移行している。