概要
主にポケモンの実況動画や考察動画を中心に2015年頃から活動しているYoutuber。当初はチャンネル名も同じ名前だったが、後にチャンネル登録者数10万人目前を記念して「リア研:リアのポケモン観察研究所」というチャンネル名に改名した。
元は他のゆっくり実況者同様ゲームプレイ動画を中心に活動していたが、うぷ主の迸る創作意欲と度重なる試行錯誤の末、ゆっくり実況にストーリー性を持たせる独自の作風を確立。また、活動当初から社会人で、本職は後にゲームプランナーと公表している。最初の職場がかなりブラックだったらしく、そもそもこの活動を始めたのも休職中も何らかの創作活動がしたいうぷ主が『のびハザ』のゆっくり実況を始めたのがきっかけ。
字幕の誤字・脱字や編集ミスが非常に多く、うぷ主自ら動画内でもネタにするほどだが、曰く「ミスチェックが苦手で、治そうと正確性を優先すると投稿のスピードやペースが悪くなる」らしい。とはいえ「イタチの最後っ屁」を「最後のにぎりっ屁」または「イタチのにぎりっ屁」と度々間違えるなど、うぷ主自身の勘違いと思われる部分もあるにはある。
(本人追記 これ見るまで勘違いしてました(笑))
何かとトラブルに見舞われやすい不運体質。例としては、
・転職
・失恋(2回)
・バトル動画のコメント欄が炎上
・収益化を剥奪され一部動画の削除や大幅なサムネイル変更を余儀なくされる
・対策を講じたにもかかわらず再び収益化を剥奪される(2度目に至っては体調不良と失恋による情緒不安定を同時に抱えていた)
・上記の件から長期休業の末活動再開……した矢先にパソコンが破損
などあり、活動や本業に支障をきたし休業せざるを得なくなることもしばしば。
出演者
司会進行役を務めるキャラクターたち。デザインはうぷ主の友人(南多良ゲドン氏)によるもので、立ち絵は後に変更された。
司会は2人体制で進行役は主に観察お姉さんだが、補佐役はシリーズによって変わる(観察茶番劇シリーズではお姉さん&ネイティオ、対戦・解説動画シリーズではお姉さん&ピカリちゃん)。
一部シーンや連絡事項で登場する場合、うぷ主の分身としてうぷ主の近況を報告したり、普段言えないような愚痴をこぼすことがある。後に(冒頭と締めのセリフのみだが)声優がキャスティングされるようになったり、立ち絵変更後はゆっくりボイスも合わせて変更されるなど、様々な試みがなされている。
このチャンネルの看板とも言えるキャラだが、実は初登場が2018年以降とかなり遅い。
- 観察お姉さん
- 司会進行を務めるピカチュウを擬人化したような風貌の女性。
ポケモンの観察をメインに行っている研究者で、ポケモンの生態やポケモン世界の裏事情に詳しい(あくまでうぷ主の想像と考察だが)一方、ポケモンの名前や言い回しを間違えることがある。自称「永遠の19才」で体重は4㎏(ピカリちゃん曰く「一桁もサバを読んでいる」)らしい。本名については、うぷ主曰く「あるにはあるが、本人に明かす気がない」とのことで秘密。
観察のためならたとえ火の中水の中草の中森の中…を地で行く研究スタイルで、ターゲットには絶対気付かれないように密着・観察している。なにかと謎が多く、超人的な身体能力を持っていたり普通にポケモンの言葉を理解できるが、本人も誤魔化している。ポケモン研究者だけあって基本的にどのポケモンも大好きだが、昔初めて建てた研究所をラッタ1匹に倒壊させられたトラウマから、ピカチュウ系以外のネズミポケモン(主にドブネズミモチーフが中心)が大の苦手。
美人でスタイルも良いが、私生活では料理を始めとした生活力は皆無な様子で、ネイティオやピカリちゃんに哀れまれるレベルなギャグセンスの持ち主(自覚なし)。他にも、スピアーの巣を観察するために敢えて自分を捕らえさせたり、危険を承知でキノガッサの胞子の塊を食べてみるなどエキセントリックな言動が目立つ、「ミステリアス系残念な美人」。ピカリちゃんからも「ものすごーくハードモードな人生」と同情されている。
ネイティオ曰くバトルは苦手とのことだが、理論には精通しているため詰め将棋ならぬ「詰めバトル」は得意で、苦手と言っても少なくともピカリちゃんよりは強い。むしろ、本人の腕っ節の方が圧倒的に強いらしく、自己申告とはいえカイリキーとタイマンの末勝利したことがある程。
研究者として観察中の野生ポケモンに何が起きても原則助けないが、犯罪や人間の悪意が絡んでいる場合は例外。怒ると怖いタイプで、逆鱗に触れた者はポケモン相手でも容赦しない。
「また見てね!観察お姉さんとの約束よ!」
- ネイティオ
- 右目は未来、左目は過去を見ているとされるせいれいポケモン。たぶんオス。
お姉さんの所有ポケモンで、視聴者の疑問やツッコミどころを代弁したりするが、鳴き声でしか会話できないためお姉さんの通訳が必要。無表情な見た目に似合わず人間臭いすなおな性格で、わかりやすいお世辞で喜んだりいい話に涙を流すことがある。
自由に喋れないことからピカリちゃんに出番を奪われ気味で、お姉さんにあんまりなニックネームを付けられそうになったり、例えとして酷い目に遭わされても「まあいいか」で済まされたりとやや不遇。近年では最早背景と化しつつある。
「トゥートゥー(ネイティオだよ!)」
- ピカリ
- 『最強ライバルトーナメント』より突如現れた擬人化ピカチュウ(色違い)の少女。
言動こそ子供っぽいが、のじゃ口調で一人称も「童(わらわ)」とやたら古風。2歳らしい。
お姉さんをオネエと呼び、助手としてネイティオのポジションを乗っ取りつつレギュラー化。強気かついじっぱりな性格で、本人は必死に否定しているが結構びびりで怖がりな面がある。まだ見習いなのでポケモンの生態にはそこまで詳しくないが、アニメやマンガなどのサブカルチャーには割と詳しい。彼女にとって観察お姉さんは師匠兼保護者的存在だが、プライベートでは若干距離を置いていることからあくまでも他人以上家族未満らしい。寝ぼけているときは頭が冴え、お姉さん以上に博識かつ理知的になり立場が逆転する。
登場当初は豪快な言動でお姉さんを度々驚かせていたが、次第に命知らずで謎多きお姉さんに振り回されることが増え、今やツッコミ役(及び常識人役)になりつつある。独特な嗅覚と味覚の持ち主であり、約1000人に1人いるともいわれるクサイハナの悪臭を気にせず好むタイプにして、普段からケチャップを持ち歩くほどのケチャラー。
登場当初は名無しだったためユーザーから命名された。この名前にはちょっとした裏設定があり、曰く「厳密には幼名のようなものを持っていたが、『子供っぽい』という理由でこの名前(ピカリ)に改名した」とのこと。
「わらわが助手を務めるピカリちゃんなのじゃ!」
- 観察鬼寧惨
- 全身黒ずくめになった観察お姉さん。「カンサツオネイサン」と読む。
とあるシリーズにて致命的な凡ミスをやらかした観察お姉さんが闇堕ち、目的のためなら手段を選ばないバーサーカーに成り果てる……という”体”で誕生した。要は「闇堕ちごっこ」。
所詮茶番に過ぎないのであっさり元に戻り、もう登場することはないと思われていたが、シロナが登場する時やこっそり毒を吐く時にこの姿になるなど、観察お姉さんのアナザーカラーとして時折登場するようになった。
ポケモン観察茶番劇
このチャンネルの定番コーナーの一つ。
主にポケモンをプレイしたことのある人なら一度は抱いたであろう疑問や、ぼかされがちなポケモン世界の社会体制を妄想ストーリーの茶番劇と共に考察する。動画が始まる前に『この動画はうぷ主の妄想』、『ポケモンを中傷しているわけではない』等注意書きが表示される。
なお、このシリーズ内ではポケモンたちが普通に喋っているような描写があるが、これは言葉がわからない視聴者のために観察お姉さんがその場で翻訳しているため。ただし、中には人間の言葉を話せるポケモンがいたり、お姉さんの気分次第では翻訳されずに進むことがある。
ブイズ兄弟
あるトレーナーの厳選の過程で生まれ、逃がされたために生き別れた兄弟達。多くの観察動画に登場している。フィンによると少なくとも12匹兄弟(オス 8匹:メス 4匹)らしく、現在7匹(オス 4匹:メス 2匹:性別不明 1匹)の安否が確認されている。
表示されている順番は図鑑番号順。
- フィン(イーブイ)
- 不幸体質なイーブイ。オス。
ある意味6Vよりレアな個体値オール0(逆6V)の個体。
元のトレーナーには「逆に珍しいから」という惨めな理由で逃がされなかったが、ある日ストレス解消として交換という名目で捨てられた。その後も個体値が原因で10人ものトレーナーにたらい回しにされ、行く先々で他のポケモンに奴隷のように扱われ虐められる、という兄弟の中でもヘビーな過去を持つ。
心を閉ざしかけていた頃に、初心者プレイヤーのたかしやンニャーを始めとする心優しいポケモンたちと出会い幸せな日常を手に入れたが、その後も野生のイーブイに襲われ成り済まされそうになる等、時々酷い目にあっている。既に進化しているかは不明。
ステータス画面によるとおくびょうな性格で、特性はにげあし。
- ダゼ(サンダース)
- 仲間想いのサンダース。初期は顔の絆創膏が特徴だった。オス。
語尾に「~だぜ」とつける癖があり、これがそのまま名前の由来になっている。
フィンたちと違い所謂5Vの理想個体だったため唯一逃がされず残っていたが、後にトップメタポケモンの横暴に虐げられるポケモン達と共に革命を起こし、逃がされた先で偶然妹のリボンと再会、生き別れた兄弟を探しに共に旅立った。
当初は喧嘩早くとてもゆうかんだったが、リボンとの再会後は簡単な嘘に騙されたり彼女に頭が上がらない等、いざというときは頼れるが普段は兄として情けない部分や少々アホな面が目立つようになる。これに関しては(ステータス上)実はおくびょうな性格らしいことや、トレーナーの影響でまともな教育を受けていないことから、兄弟や仲間たちの手前虚勢を張っていた可能性が高い。
- ブスタ(ブースター)
- 警察として働いているブースター。
ベテラン警部や先輩のオーガーと共に様々な事件を解決している優秀な刑事。
低個体値という理由で逃がされた割には、潜入捜査で巧みに証拠を引き出したり、容疑者であるポケモン4匹の証言から探偵の如く犯人を推理したり、作中のポケモンで唯一お姉さんの尾行に勘付くなどかなりの強者。
仕事に関してはドライに捉えているが、イーブイの頃に助けてくれた警部への恩義から、良くも悪くもマイペースに働いている。正義感は無きにしも非ずといった程度だが、それと同時に捕らえた犯罪者を口撃して遊ぶドSでもある。
性別は本人曰く禁足事項で、一人称や口調がころころ変わる掴み処のないポケモンだが、描写からして割と面倒臭がりできまぐれな性格のようだ。
- オサ(エーフィ)
- 自然公園に暮らす野良ポケモンのリーダーを務めるエーフィ。メス。
エスパーポケモンらしくテレパシーを使うことで人間とも会話が可能。
彼女も元は野良ポケモンで、エサと住処の代わりに公園の管理人の仕事を手伝ったり、人間に危害を加えようとするポケモンを駆除することで暮らしていたが、知名度が上がるにつれ自身の能力を活かしてポケモンの言葉翻訳サービス(有料)を始めるようになった。
まじめな面倒見の良い性格で、捨てられたポケモンたちのエサ代や居場所を作ろうと日々働くうちにすっかり商魂逞しくなっているが、その分話の通じない屑ーミィに困っている。
兄弟探しをしているのかは不明だが、少なくともブスタとは面識がある様子。
ちなみに、うぷ主は屑ーミィ以外で設定的に出しやすいキャラとしてオサを気に入っている様子。
- マチブラ(ブラッキー)
- くろいメガネが特徴で「待つ」ことを得意とする一途なブラッキー。オス。
さみしがりな性格だが、それを補って余りあるほどに強靭な精神力の持ち主。名前は観察お姉さんに便宜上命名された名称であり、本人は特に名前を持たない(奇しくもこれはオサも同様)。
イーブイの頃はげたに逃がされた後、とあるトレーナーの女性にゲットされて暮らしていた。しかし、そのトレーナーからネグレクトを受け遠回しな命令と共に捨てられるも、彼女が帰ってくるまで文字通り死にかけようが進化しようが待ち続けることで命令を守り続けていた(内心捨てられたことには気付いていた)。常に着用しているくろいメガネは唯一のプレゼントらしく、現在でも宝物として大切にしている。
心無いトレーナーの態度を見かねたお姉さんに保護され、野良ポケモンたちが暮らす自然公園へと案内され(直接の描写はないが)姉であるオサと再会したようだ。
公園では見張り番をしており、時にはオサの依頼であくタイプらしく汚れ仕事を引き受けている。
ちなみに、彼の登場自体はかなり早く当初からオサとの関係性が示唆されていたが、素性が判明するまで実に半年以上もかかるといううぷ主にもリアルに待たされていた経緯を持つ。
- リー(リーフィア)
- ポケモン世界の軍隊(陸軍)に所属、将軍を務めるリーフィア。オス。
将校だけあってかなりの実力者で、近接戦では目にも留まらぬ早業で敵を斬り伏せる。
日々人間やポケモンのために戦うゆうかんなポケモンだが、被害を最小限に留めるためとはいえ人質(ポケ質?)ごと敵を爆撃したり、従軍に疑問を抱く同僚を必要以上に糾弾するなど、目的のためなら手段を選ばない冷酷ともとれる面を持つ。
描写からして(イーブイの頃に)逃がされた後共に生き延びた兄弟と野生ポケモンとして暮らしていたところ、人間にゲットされて引き離されたらしいことが示唆されている。
本人は人間に忠誠を誓っており兵器同然に扱われることすら受け入れているが、それは諦念にも近い考えによるものであり、実際のところ人間に対してどう思っているのかは不明。
- リボン(ニンフィア)
- リボンが特徴でしっかり者のニンフィア。メス。
イーブイ時代はトレーナーに捨てられ工場で加工されそうになった所、観察お姉さんのくしゃみで偶然ゴミ処理室に落ちて一命をとり留めた。その後、そこで働いていた心優しいアローラベトベトンに保護されニンフィアに進化するほど仲良く暮らしていたが、ある日同じくトレーナーに捨てられた兄のダゼと偶然再会。ベトベトンたちへの感謝を胸に兄妹で旅立った。
当初は怖がりでひかえめな性格だったが、ベトベトンの教育故か兄との再会以降はアホな兄を支える、怒ると怖いしっかり者に成長している。
屑ーミィ
とあるユーザーから名付けられたクズなポケモン達。ゆっくりボイスは全員同じ声で、特にチラーミィとミミッキュがその代表格。
リンク先にその詳細が記載されているが、ポケ鹿のネタバレに注意。
あるシリーズにこの強烈なチラーミィが現れたことがきっかけでチャンネルの恒例キャラとなっており、うぷ主も扱いやすい悪役として重宝している模様。代表格のチラーミィ・ミミッキュは奇しくも剣盾に登場しているので、これからも長い付き合いになることだろう。
- チラーミィ
- 屑ポケモンとして初めて登場、名前の由来にもなったチンチラポケモン。
ある検証のためにテッカグヤに踏み潰されたり、弱いくせにプロボクサーに単身挑んで返り討ちに遭ったり、ライコウを怒らせてかみなりで粛清されたりする。
現在でこそ程々に憎める小悪党のような役回りだが、初登場時のコイツはクズを通り越してまさに外道そのもので、人によってはトラウマになるレベルの狼藉を働いていた。
- ミミッキュ
- 主にストーリーでわかるシリーズに登場することが多いばけのかわポケモン。
あまりの強さにクズ行動が目立つようになるが、対策も豊富な分たまに返り討ちに遭う。
後述のストーリーでわかるシリーズでは、ミミッキュの正体についてネタ考察がなされている。良くも悪くもこのチャンネルらしい内容だが、あくまでもネタの一環なので信憑性は無い。
- さいっきょうのバンッギラス
- 突然変異により異常な能力を得て巨大化したバンギラス。
所謂「ぼくのかんがえたさいきょうのポケモン」であり、デタラメな超高レベルやタイプを全部持つなどの暴力的なステータスを持つ。加えて治癒力も異常に高く仮に倒されてもより強力な能力を発現して復活するしぶとさを持つが、本人の知能が残念なままで弱点も多いため駆除自体は割と簡単だったりする。
山間の村に出現し某大怪獣の如く暴れ回ったが、観察お姉さんの逆鱗に触れてしまったために再三駆除され、無意味な抵抗を続けた結果死ぬより悲惨な目に遭わされた。
巨大化の原理は不明だが、少なくともダイマックスによるものではないことは確かである。
その他のポケモン
- サンド
- 洞窟で暮らしているサンド。口調からオスと思われる。
サンド自身はあまりストーリーには関わらないが、ふゆう以外の浮いているポケモンにじめん技(特にじしん)を命中させる方法や、かいりきで動かした大岩が階層移動すると元の位置に戻っている理由など、考察の証人として時々登場する。
- オーガー(ウインディ)
- 警察用ポケモンでブスタの先輩でもあるウインディ。オス。
「ジャスティース!」が口癖なほど正義感の塊のようなポケモンで、人助け・ポケモン助けに生きがいを感じる生粋の熱血漢。後輩のガーディたちにも正義を説いているらしい。
実力も高く、戦闘では強力なレジアイスをフレアドライブの一撃で制圧できる反面、頭を使った捜査は苦手な様子で、後輩のブスタにはよく揶揄われている。
- ドードー
- 発達した両足で大地を走るふたごどりポケモン。
台詞は無く「ひこうポケモンなのに翼を持たず、図鑑でも飛ぶのは苦手と明言されている、にも関わらず何故かそらをとぶが使えることで有名なドードーがどうやって飛ぶのか?」という考察のためだけに登場した。飛び方の詳細は伏せるが、これが色々な意味で必見なのでお楽しみに。
- バシャーモ
- レート対戦で活躍していたバシャーモ。オス。
口調からして体育会系な性格のようで、語尾に「○○ッス」をつける口癖がある。
元ははげたのポケモンにして、所謂夢特性持ちの理想個体で対戦でもよく起用されていた。しかし、その影響から休みなく扱き使われ過労死寸前であり、オサの翻訳を介して療養と休暇を訴えるも、理解のないはげたには通じず連れ戻されてしまう……が、最終手段に出たオサとマチブラの手でなんとか救出され事なきを得た。
- パンドラ(ラティアス)
- ポケモン世界の軍隊(空軍)に所属するラティアス。メス。
ガンドラの妹で治療・後方支援を担当している。テレパシーが使えるので人間への通信も可能。
- ガンドラ(ラティオス)
- ポケモン世界の軍隊(空軍)に所属するラティオス。オス。
パンドラの兄で偵察・空中戦を担当している。実戦担当のためか実力は非常に高く、妹同様テレパシーを使える。得意技はりゅうせいぐん。
- フィー(フィオネ)
- オサたちが暮らす公園に新しくやってきたフィオネ。性別不明扱いだがおそらくオス。
元はトレーナーのポケモンで普通に暮らしていたが、失職をきっかけに精神に異常をきたした主人から虐待を受け、最終的にその主人が自殺して身寄りを失い固く心を閉ざしてしまっていた。人間では治療不可能と判断した管理人によりオサたちのグループを紹介され、紆余曲折の末なんとか新しい居場所と仲間たちを手に入れた。名前はおそらく後にオサが名付けたと思われる。
- モーニャ(テールナー)
- 人間の言葉を話せるテールナー。メス。
元主人のトレーナーが死亡し身寄りを失ったため、その知人の伝手で一人暮らしのボーの屋敷にやってきた。しかし、その元主人から酷い虐待を受けており、言葉を話せるのも人型に近いことや「意味ある悲鳴を聞きたいから」という理由で覚えさせられた後遺症のようなものだった。
信頼を裏切られることへの恐れから無意識に人間不信に陥っており、もちろんボーのことも警戒していたが、彼と暮らすうちに「良くも悪くも何も考えていない(=裏表のない信用に足る)人物」であることを悟り、少しではあるが人間を信じられるようになった。
虐待の詳細は語られていないが、モーニャ自身は「前世で悪いことをした報い」であると考えていることから、相当凄惨なものだったらしいことが伺える。
なお、彼女のストーリーは某奴隷少女をオマージュしているためか、ボーとのやりとりに見覚えのある人もいるかも?
- セリカ(ファイアロー)
- 廃人御用達の孵化用ポケモンとして人気のファイアロー。メス。
特性はもちろんほのおのからだで、彼女が孵化に携わったポケモンは良個体が多いらしい。
しかしそれが仇となったのか、劇中では悪徳エネルギー開発工場にウルガモスやマグカルゴとともに軟禁され、孵化作業を強要されていたこともある。
- ンニャー(ニャビー)
- たかしの手持ちポケモンであるニャビー。メス。
いじっぱりで少し口が悪いが、根は面倒見の良い姉御肌。
個体値や努力値を知ってはいるようだが、トレーナーの影響からか全く気にしていない。たかしにはよく懐いている様子で、彼女を始めとしたたかしのてもちポケモンも皆心優しい性格。心に深い傷を負ったフィンが立ち直ることができたのは、たかしはもちろん彼女たちの存在も大きい。
ちなみに、どういうわけか青い髪の少女によく懐くらしい。
- 親方(アローラベトベトン)
- 工場のごみ処理場で働いているベトベトン。オス。
トレーナーのポケモンではないが、人間の管理下にある工場の地下でゴミや廃棄物を食べて処理することで働き、アローラベトベターの群れのリーダー格として暮らしている。天敵もいなければ食糧のゴミは食べ放題なので、彼らは工場を楽園と呼んでおり気に入っている模様。
ガラは悪いが心優しくようきな性格で、迷い込んできたリボン(当時イーブイ)を厳選過程で捨てられたポケモンと察しベトベターと共に保護していたのは彼であり、リボンと名付けたのも彼。
リボンも親方のことを父親代わりに仲良く暮らし、ニンフィアに進化するほど愛情たっぷりに育っていたが、兄であるダゼと再会したことで遂に別れの時を迎える。
名前はベトベター同士区別するための呼称で、本人はあくまで便宜上呼ばせているだけの様子。
- チルノ(アローラロコン)
- 真紀が幼少期に出会い、相棒として共に暮らしてきたロコン。メス。
のうてんきな性格なのかちょっとドジでおバカだが、真紀のことを大切に思っており彼女をけなしたり危害を加えようとするものを許さない義理堅さの持ち主。
劇中では寿命を迎えつつある状態で登場し、夢を叶えた真紀と思い出を語り合う。
名付け親(真紀)曰く「なんとなく思いついた」とのことだが、どこぞの⑨妖精と同じ名前で、性格や特徴もよく似ている。
さらに、彼女のストーリー中に終始流れているBGMをよく聞いてみると……
人間キャラクター
題材によっては時々登場するポケモン世界の人間たち。当初はポケモンをプレイしている現実世界のプレイヤーも登場していたが、後にポケモン世界の住人として統合された。
お姉さんたちと違い固有のイラストが存在せず、キャラクター立ち絵はいらすとやで使用する。
- たかし
- フィン(イーブイ)を拾った初心者トレーナー。
3値も当然知らないため、悲惨な生い立ちのフィンを普通のポケモンとして平等に扱い折れそうだった彼の心を癒した。
初心者なので持っているポケモンは少ないが、フィンと野生のイーブイを見分けられる程深い愛情を持ってポケモンと接しており、手持ちポケモンたちも皆心優しい性格。
明るく社交的な学校の人気者で、一昔前で言う「通信ケーブルを持っているタイプ」らしい。
- ポケモンだいすきクラブ
- ポケモンだいすきクラブのメンバーである初老の女性。
しかしその実態はクレーマーそのもので、言うことを聞かないポケモンを容赦なく捨てたり、ポケモンの料理を可哀想と主張して客や店に暴言を吐いたりと度々周囲に迷惑をかける。
ポケモンを甘やかし過ぎる場面が非常に多く、手持ちポケモンが屑化することも少なくない。
より過激な主張をしてくるポケモン愛護クラブもいる。
- 坊屋鈍塀(ボウヤ ドンベエ)
- その名の通りボーっとしているお坊ちゃん。通称「ボー」。
どこかヤドンに似た面構えをしており「ボー」としか喋らないが、何故か意志疎通は可能。
見かけによらず株で大成功し一生遊んで暮らせるほどの大金持ちで「最も贅沢なことは時間を無駄に過ごすことである」という考えから毎日ボーっと暮らしている。その分とてもおだやかな性格で、酷い虐待を受け身寄りを失ったモーニャをすんなりと引き取り、彼女が人間の言葉を話せることに最初は驚きながらも暖かく迎え入れている。
モーニャのピンチにはすぐ駆けつけるが、バトルの腕は初心者並みなため有り余る金の力(かいふくのくすりを多用など)でゴリ押し勝利するやや卑怯な一面もある。
- 早川真紀
- 生まれつきポケモンの言葉を理解できる女性。ややいじっぱりで皮肉屋な性格。
自らの能力に絡むある体験からポケモンセンターのジョーイさんを目指し見事夢を叶えたが、想像を絶するブラックな職場環境と人間関係のストレスで常時営業スマイル状態になるほど心が荒んでいる。ただ仕事自体はなんだかんだ気に入っているようで辞める気は毛頭ない様子。また、ジョーイさんでありながらやや冷たい彼女の対応は、一部の男性ファンに人気らしい。
お姉さんにポケモン世界の学校制度を解説するための材料として、智恵理・サトスと共に進路状況を密着されていた時期があり、真紀だけは彼女への風当たりが厳しい。
- 智恵理・サトス
- 真紀の保育園の頃からの幼馴染。
智恵理は当初女優やデザイナーに憧れるお転婆な少女だったが、トレーナーとしてジムを巡るうち段々と落ち着いた性格になり曖昧だった将来の夢を真剣に考えるようになる。
後にポケモンマスター養成所に入門する場面があるが、矛盾点が多いことからおそらくひとつの可能性としての姿であると思われる。
一方、サトスは似た名前の誰かさんと同じようにポケモンマスターを目指すやんちゃな少年だったが、トレーナーになってからはバトルタワーにハマったり、ジム巡りを面倒臭がる等明らかに様子がおかしくなっていき遂には……
- ガキ大将
- たかしや真紀が通う学校のガキ大将。
乱暴な性格で気に入らない者やポケモンがいるとすぐ取り巻きと一緒にボコろうとする。
手持ちポケモンは甘やかすタイプなのか、彼のビッパはクズ化しており真紀にそのことを指摘されても聞く耳を持たなかった。
12才のとき暴行罪で起訴される。犯行は認めつつも未成年であるとして無罪を主張するが、ご存知の通りポケモン世界では10才で成人扱い(刑事責任が発生する)のためきっちり裁かれた。
- 管理人
- オサたち野良ポケモンが暮らす自然公園の管理人を務める男性。
居場所のない野良ポケモンたちを受け入れ、仕事を手伝うことを条件に住処と食事を与え公園に住まわせているが、彼らはあくまで自主的に行っているためトレーナーではない。
面倒見がよく人間の言葉を話せるオサを信頼しており、受け入れるポケモンはオサと共に面接して選ぶことで屑ポケモンを振るい落としたり、管理人自身ポケモンたちが安心して生活できるように人間としてつかず離れずの距離感を保っている。
- 警部
- ポケモン世界の警察官で、人間・ポケモンの部下を複数抱えるベテラン刑事。
豊富な経験を活かして上は殺ポケ、下は職務質問まで作中起きたいくつもの事件に立ち会い・解決していることから、おそらく現実で言う捜査一課に当たる部署に所属していると思われる。
普段は厳格で気難しいが、部下の正義感溢れるオーガーや知略に長けたブスタとのコンビネーションでピンチを切り抜け難事件を解決する敏腕刑事。
加えて怯える市民や焦る若い部下をなだめ落ち着かせることを欠かさない好人物だが、その際の「落ち着きたまえ」という台詞はいつしか口癖と化しておりブスタにも突っ込まれている。
- モヒカン鬼威惨
- ポケモンだいすきクラブに憧れるモヒカン頭の男性。モヒカンオニイサンと読む。
本人はごく普通のトレーナーと思っているようだが、どう見てもやべーやつにしか見えない。
見た目に反してポケモンが大好きで、困っているポケモンを助けてだいすきクラブに入ることを夢見ている。しかしうっかりやな性格なのか努力の方向性を間違えており、湖に落ちたダゼを普通に助ければ良かったところをまどろっこしい手段に出たために事態を余計ややこしくしてしまう。
- 農夫
- チャンピオンロードの近辺で野菜を育てている農家の男性。
トレーナーではないためポケモンを持っておらず、劇中ではおじいさんと呼ばれていることからそこそこ高齢であると思われるが、その割には(素材の都合上)見た目は若々しい。
虫ポケモンに畑を荒らされることとそれが原因の金欠が悩みだが、先述の通りポケモンを持っておらず金欠からトレーナーやポケモンを雇うこともできない。何とか対策を試みるがご存知の通りポケモンの能力は基本的に規格外、かつ場所が場所なので虫ポケモンがそこそこ強くアイテムも役に立たない、そうこうしているうちにまた虫ポケモンが…という悪循環に陥っている気の毒な人物。
ただ、それでも虫ポケモンたちとの平和的な解決を望むお人好しな性格でもある。
ちなみに、素材が豊富なためか他の人間キャラよりも表情豊か。
- ポケモンマスター養成所教官
- トレーナーズスクールとは別に「真の」ポケモンマスターを育てる施設の教官たち。
飲食もせずに無限に歩き続けられるプレイヤーキャラたちや、やたら強靭なトレーナーたちの強さの秘訣、ポケモンの強さを数値化できる原理などを説明するための存在。
養成所に入門したが最後、彼らの厳しい厳しい授業の末10才になるまでに先述の能力を身に着け、立派なポケモンマスター候補……もとい「主人公」として生まれ変わる。
作中では智恵理が入門しており、卒業生のモデルとして「もしも」の姿が描かれていた。
- マチブラの元トレーナー
- マチブラ(当時イーブイ)を引き取った女性。
非常に身勝手な性格で、逃がされたマチブラを何らかの経緯で引き取るも早々に飽きてしまい、ロクに育成もせず仕事やプライベートにかまけて世話もせず何日も放置するなど、ネグレクトのような仕打ちをしていた最低なトレーナー。軽い気持ちで「そこで待っていなさい」とボックスを介さず彼を捨てたが、当のマチブラは進化しても内心捨てられたと判っていてもなお本当に待ち続けており、彼女の帰還をずっと信じていた。しかし、そんなマチブラを逆に待っていたのはあまりにも残酷な真実だった……
その酷い仕打ちからポリシー上観察対象に手を出さない観察お姉さんすら動かざるを得ず、劇中に屑ーミィが登場しているにも関わらず屑ーミィ以下のクズとすら言わしめた数少ない存在。
マチブラは彼女から貰ったくろいメガネを野良ポケモンとなった現在でも大切にしていたり、よりにもよってよく懐いていることが条件のブラッキーに進化しているなど、トレーナーとポケモンの愛情が全く釣り合っていないのがなんとも皮肉で物悲しい。
- はげた
- 名前の通りハゲ頭が特徴のポケモン廃人のおっさんトレーナー。
王冠を使わないタマゴ厳選派でレート対戦でも好成績を収めているらしいが、厳選過程を見るに性格や個体値がバラバラなため、タマゴ厳選派でありながらかわらずのいしもあかいいとも使っていないらしいことがわかる。
ポケモンのことは完全に道具や奴隷と考えており愛情は皆無、むしろ対戦に負けるとポケモンに八つ当たりする。私生活でも傍若無人で店員への態度が横柄だったり、経験値稼ぎとはいえ死ねと呟きながら野生ポケモンを容赦なく倒したり、野良ポケモンを見下して平然としている。
ボックスには大量のポケモンが溢れ返っており、高個体値・高使用率ポケモンによる低個体値・低使用率ポケモンへの差別や虐待が横行、と殺伐そのものであり彼のポケモンへの接し方が伺える。
実はフィンやリボンたちを捨てた張本人で、後にオサやマチブラと再会・ニアミスしているがやはり彼女らのことは全く覚えていなかった。
以上のようにポケモンたちにとっては悪魔そのものと言えるが、ポケモン厳選の闇をこれでもかと言わんばかりに体現しているため、人によっては耳が痛くなる存在でもある。
ポケモン対戦動画
定番動画の一つ。ここでは実況解説を行う。この動画はうぷ主と友人のほのぼのした対戦動画であり、普段使い慣れていないポケモンや努力値・技構成をしているため完全には使いこなせていない。しかし、最初の最強決定トーナメントである『最強世代決定トーナメント』では、ガバルールによってやり直しなどが発生、その結果これ以降の最強決定トーナメントではルールにかなり厳しくなっている。
また、各プレイヤーのプレイングスキルには差があるため割と有利対面でも展開が読めない傾向がある。例えばうぷ主はプレイングミスが多く読み負けてピンチになることも多い。
ちなみに、対戦時に登場するトレーナーはどこかで見たことあるような服装をしている。
最強決定トーナメント
- もしもあのキャラとこのキャラが対戦したら勝つのは誰?誰もが一度は考えるドリームマッチの勝敗を、トーナメント形式で実際に検証してみるシリーズ。
ライバルや各地方チャンピオン、悪の組織ボスといったあらゆるカテゴリーキャラのパーティーや技をできるだけ再現、一部ルールを設けて対戦し優勝者を(理論上の)最強キャラとする。
真最強世代トーナメントの場合は、例外として現環境で最も使われているポケモンとその型で戦う。
これは当時の仕様や弱体化など再現しきれない点が多く、一概に最強を決められないという事情と前回の投稿であまりにプレイングミスが目立ったことが原因。
現在、「真・最強世代トーナメント」が未完結で視聴者からもフェードアウトを疑われていたが、後に「相手役の友人と予定が合わないため休止中」という状態であることが判明した。
サトシがポケモンリーグに挑むようです
- ポケモンマスター目指して実に22年、ようやくリーグ初優勝を果たした永遠の10才、マサラタウンのサトシが各地方四天王・チャンピオンに挑んだら勝てるのか?を検証するシリーズ。
うぷ主がサトシとしてゲームでのポケモンリーグと同じように四天王・チャンピオン(再現パーティーの友人)と対戦、勝ち進むことで理論上サトシが優勝できることを証明する。
ルールは下記の通り
・アニメでは基本的にレベルが不明なため、両者の使用ポケモンはレベル50統一
・同じく性格はまじめ・がんばりや固定、旅パという体で個体値・努力値はランダムだがあまりにも個性を殺してしまっている場合のみ修正
・サトシ役はうぷ主、四天王・チャンピオン役はうぷ主の友人K氏(ポケモン廃人)でプレイング面では実力差を再現(サトシの場合、不利対面でも交代しない等)
・サトシの各世代パーティーはその頃頻繁に使っていた手持ちを再現し、極力当時の使用技を再現
・持ち物は双方ひかりのこなで固定しアニポケ伝家の宝刀「かわせ!」を再現
・原作での順番通りに挑戦、途中で負けた場合ゲーム同様最初からやり直しだが、挑戦は3回までの残機制
・2回失敗した場合、最後の挑戦時に限り「本気サトシ」となり歴代エースポケモン+ピカチュウの最強パーティーで挑むことが出来るが、この場合当時のパーティーでは実質勝てないということになるため例え勝っても殿堂入りは出来ない扱いになる
・ピカチュウのみレベル62で参戦するがこれは主人公補正ではなく、ルール上でんきだまを持てないハンデを埋める目的とLPLEに登場する特別な相棒ピカチュウの種族値・能力を再現するため
・アローラリーグに限りサトシの手持ちが再現不可能なことや、アローラリーグの存在自体が特殊といった事情から、うぷ主曰く「サトシチームは本気サトシ・四天王は特別なメンバーを検討している」とのこと
四天王は基本手持ちが4・5匹なので一見サトシ側が優遇されているように思えるが、サトシの手持ちはアニメ仕様の影響で進化すれば強力なポケモンが未進化なままだったり、「たいあたり」を未だに使用するが「じしん」や「どくどく」は使えないといったロクな技構成でないポケモンがほとんどのため、割と妥当なハンデである。むしろ、このアニメ仕様がかなり足を引っ張っており、イッシュリーグ戦に至っては手持ちのほとんどが未進化or低種族値・技とタイプが偏り性能と噛み合っていない・イッシュ四天王は歴代四天王の中でも手持ちや技がかなり強力といった向かい風に次ぐ向かい風の結果チャンピオンに辿り着くことなく3回敗北しあっという間に挑戦失敗となり、急遽勝てるまで戦い続けるチャレンジ企画に変更せざるを得なくなるという酷すぎるアクシデントをもたらした。
そして、このシリーズ最大の特徴はサトシチーム(特にピカチュウ)のリアル主人公補正としか言いようのない驚異的豪運にある。
どんな圧倒的ピンチに陥ろうとも機転と閃きで切り抜け逆転する、アニメでのサトシのバトルのような圧巻の逆転劇を度々披露するのだ。加えて先述の通りこのチャレンジは残機制なので毎回撮り直し無しの一発勝負でこれを発揮している…その興奮と感動が如何ほどかは想像に難くない。
詳細は伏せるが、その勇姿が気になったなら是非とも自分の目で確かめてみよう。
ポケットモンスターSPECIAL 図鑑所有者トーナメント
- 人気漫画ポケットモンスターSPECIALの歴代図鑑所有者が戦ったら誰が一番強いのか?原作で示唆されながらも描かれなかった戦いを再現しつつ検証するシリーズ。
原作第6章エピローグにて開催されながらも割愛された「図鑑所有者トーナメント」を、実際にやってみるという体で本当の勝敗を検証するというもの。また、原作ではエメラルドの優勝という結果に終わったが、本当にそうなのか?という検証も兼ねている様子。
うぷ主曰く、ポケスペが好きな人はもちろん「ポケスペって名前は知ってるけど読んだことはない」、「興味はあるけど巻数が多すぎて読む気が起きない」といった初心者でも楽しめるようなトーナメントを心掛けるとのこと。
そのため、一見最強決定トーナメントに近い形式だが、今回はポケスペの魅力を紹介することをコンセプトとしており、特筆点も多いので本項にて解説。
ルールは概ね最強決定トーナメントと似通っているが
・6VS6の一回勝負で、試合の順番・組み合わせも原作通り
・特性は原作通りで持ち物無し、努力値や個体値も同じだが、性格のみ原作でも判明している範囲内で採用(ただし、レベルだけは公正を期すため50統一で原作再現は無し)
・技構成は使用したことがある技から選ばれるが、原作中で技を3種類以上使った描写が無い場合50レベルまでに習得可能な技で代用
という特徴がある。
ちなみに、うぷ主が読んでいたのは10章(ブラック・ホワイト編)までとのことで、観察お姉さんの好きなキャラはイエローとルビーらしい。
どっちが強いの?
- 対の存在とされる2種類のポケモンの内強いのはどちらかを検証するシリーズ。
主にカイロスとヘラクロスのライバル対決、フライゴンとガブリアスの性能差対決といった、2匹セットとされるポケモンたちを一定の条件(レベル1進化前対決、レートで最もポピュラーな型対決など)の元バトルさせ総合的な優劣を決める。
当初は数回のみのお試しシリーズで長らく更新は無かったが、新作シリーズ発売を記念し、登場ポケモンが限られる最新作までの繋ぎとして再開及びシリーズ化を発表した。
ストーリーでわかるシリーズ
観察お姉さんが担当するもう一つの人気コーナー。最近のポケモンは数が多すぎてわからないという人や昔のポケモンは知っているが詳しくは知らない人のために、お姉さんとピカリちゃんが研究者らしくポケモンたちのリアルな生態や対戦での使い勝手を解説する。
観察茶番劇がポケモン世界の設定を(妄想による考察で)解説するシリーズであるのに対し、こちらは「設定的に危険そうなポケモンが現実世界にいたら?」や「対戦に使われているポケモンをポケモン世界側から見たら?」といった、現実世界の視点を織り交ぜた世界観を考察するシリーズ。
動画版ポケモン図鑑
- ポケモン図鑑の記述やアニメの描写などに基づきその生態を解説するシリーズ。
図鑑番号順にポケモンの生態やゲームでの特徴をお姉さんとピカリちゃんの茶番と共に解説、YouTube版ポケモン図鑑を作成を目指す企画で、このチャンネル初の解説シリーズでもある。
後述する対戦環境歴史解説のメイン化・収益化剥奪の一件の影響で一時期更新が滞っていたが、うぷ主が忘れ……発掘した過去シリーズを投稿し始めたことや、予想以上に視聴者の需要が多かったことをきっかけに、本気で動画版ポケモン図鑑の完成を目標として再開が発表された。
あくまで個人の見解による解説が中心なので、基本的に出番や特筆事項の多いメジャーなポケモンは普通に進行するが、情報の少ないマイナーなポケモンはネタで尺稼ぎする傾向にある。また、観察お姉さんがポケモン博士らしく様々なフィールドワークや生態観察で得た経験を話すこともあり、特に危険な能力やめったに見られない珍しい生態を持つようなポケモンの場合、文字通り命を削ってでも危険な状況に身を置くことがある(例:マッサージ感覚でアーボックに締め上げられてみる、雪原を移動するアローラサンドパンを観察するために雪山で一か月粘った結果遭難する、目の前でイチャつくリア充共への殺意と闘いながら満月の下で踊るピッピやピクシーを観察する、など)。ちなみに、お姉さんは観察の過程でありとあらゆる酷い目に遭っているが、これは興味本位でキュウコンの尻尾を弄った結果1000年間祟られていた(過去形)ことが原因らしい。
このシリーズはポケモン解説が主題だが、茶番パートでは謎多きお姉さんとピカリちゃんのキャラが掘り下げられており、まだまだ幼いピカリちゃんの私生活・苦手なネズミポケモンを冷静に解説しているようで実は終始顔が引きつっているお姉さんなど、所々で垣間見える観察お姉さんたちの日常も見所のひとつ。
対戦環境歴史解説
- テーマとなるポケモンの対戦環境での立ち位置や歴史の変遷を解説するシリーズ。
当初は文字通りテーマとなるポケモンの解説のみの動画版ポケモン図鑑だったが、シリーズが進むにつれて動画の後半でそのポケモンの対戦環境での歴史と使い勝手を紹介するようになり、段々そちらがメインになった結果独立して生まれたシリーズ。
さらに先述の観察茶番劇のストーリー性を生かし、ストーリーでわかるシリーズが発足するなど成長の著しいシリーズだが、うぷ主曰く「製作に必要な時間が他シリーズの5倍はかかる」ため連続の投稿が難しく、場合によっては他シリーズの製作・公開に支障をきたすこともあるのが難点。
ストーリー内で登場するポケモンたちは各世代を代弁する概念・イメージのような存在であり、口調や性格は世界観を共有している場合と完全に独立している場合があるので統一されていない。また、似たような性能・境遇のポケモンたちの間には上下関係や格差があるわけではなく、トップを目指し共に切磋琢磨するライバル兼親友であったり、切っても切れない絶妙な距離感を保つ腐れ縁、伝統的な戦法を素質ある新世代に伝える師匠と弟子、など様々な関係で描かれている。
以下、主な登場キャラクター(ポケモンはカイリュー以外図鑑番号順)
- 各世代対戦環境入り面接官
- 当時の対戦環境を擬人化した存在で、メガネをかけた中年男性のような姿をしている。
このストーリー内では当時の対戦に使われるポケモンたちの使い勝手の良さや使用率を解説するため、新卒者に見立てたポケモンたちが「対戦環境入り採用面談」という企業の面接のようなものを受け、その評価によって待遇が変わるというなんともシュールな特徴がある。
面接官はそのポケモンの能力や耐性に基づき、強ポケモン対策の有無・戦略の幅・技範囲といったアイデンティティを吟味、結果に応じてトップ>一軍>一軍ベンチ>二軍>二軍ベンチ>戦力外の順に分けて通告する。主に世代移行時が更新のタイミングで、同世代の時点でも新技の習得やメガシンカなど、新戦術を会得した場合はある程度順位が変動することがある。
あまりにも火力重視なポケモン選びにより第一世代面接官がクビになるなど、実は人事が存在しており(見た目は全員同じだが)一応面接官ごとに個性があることが後に判明した。
初代対戦環境で例えればミュウツーはトップ、ケンタロスやスターミークラスは一軍、ニドキングやパルシェンクラスは二軍、スピアーやピジョットクラスは戦力外といったところだろうか。
- カイリュー
- 穏やかな優しい心と怒りで全てを破壊する凶暴性を持ち合わせるドラゴンポケモン。
非常に努力家な所謂優等生タイプで、物腰柔らかくおとなしい性格。
ご存知初代ドラゴンタイプかつ初代600族で、優秀なステータスと幅広い技範囲を誇る…のだが初代対戦環境ではドラゴン技はりゅうのいかり(固定ダメージ技)のみ・ひこうタイプでありながらひこう技を全く覚えない・役割のほとんどが当時トップメタだったケンタロスで十分・当時の最強技ふぶきに弱く高い耐性を生かしにくい…と不遇そのもの。
それでもカイリューは修行・努力を重ね、げきりん・りゅうのまいの習得や物理・特殊技の見直しなど世代が変わるごとに徐々に弱点を克服していくも、その度強力なポケモンの登場(特に当時上位互換とも言われたボーマンダ)や仕様変更による新たな弱点といった向かい風に「第五世代までは」肩身の狭い思いを強いられていた。
ストーリーでわかるシリーズが発足して、初めてストーリー解説の対象として選ばれたポケモンであり、彼のストーリーは後にうぷ主のお気に入りに選ばれている。
- ゲンガー
- 闇の中に潜みあの手この手で人間の命を狙うシャドーポケモン。
初代では唯一のゴーストポケモンにして、入手手段が特殊な分無駄なく整った能力値を誇る。老婆のような口調と基本自信家だが意外に努力家でしんちょうな性格が特徴。
元々エスパーキラーとして登場したはずが、当時はどくもゴーストも性能に全く噛み合っておらず、むしろどくタイプなせいでフーディンにあっさり返り討ちに遭うというちぐはぐな立ち回りしかできなかった……というのは初期の話で、実際は豊富かつ圧倒的高威力な特殊技・当時は仕様上超強力だったさいみんじゅつ+ゆめくいコンボ・催眠技使いとしては最速のすばやさで、タイプこそ噛み合っていないものの運次第でどんな相手にも対応し得る陰の強豪ポケモンだった。
その後も移り行く対戦環境に適応し続け、多少弱体化されることはあっても自らの代名詞でもある高い汎用性や仕様変更による超強化もあり、初代から戦力外になることなく戦い続けるベテランポケモンとしてその名を残した。
初代からの腐れ縁であるフーディンとはライバル兼茶飲み友達のような関係として描かれており、まるで熟年の老夫婦のような掛け合いはあの人とあの人を連想させる。そのため彼女のストーリーは全体的に会話パートが多く、どこかほのぼのとしている。
- ラッキー
- 傷ついた者に栄養満点な卵を分け与えて癒してくれるたまごポケモン。
見た目に反してかなりずぶとい性格をしており、特徴的な口調と強靭な精神力の持ち主。
技範囲の広さに反したほぼ唯一の耐久型戦法「忍耐論理」の始祖にして、圧倒的火力の時代であった第一世代に登場。ステータス上特殊型ポケモンには強くとも当時猛威を振るっていたケンタロスに弱い点、伝説のポケモン以上の捕まえにくさからくる情報不足から過小評価されており、第二世代では新たな耐久ポケモン達や進化形のハピナスに代表の座を譲り対戦環境から引退していた。
しかし、第五世代ではしんかのきせきの登場によりハピナス以上の超耐久力を引っ提げて戦線復帰、Zワザやカプ神といった耐久戦法への向かい風が大きい現環境でも「ピンクの悪魔」という異名と共に恐れられ続けた伝説の耐久ポケモンとなった。
害悪戦法の代表格としての悪評やイメージを払拭したいといううぷ主の意向から、非常に好戦的でストイックな忍耐論者として描かれており、ラッキーの歴史よりも耐久型戦法の変遷に重きが置かれている異色のストーリーとなっている。
ちなみに、ラッキーの声・言動はうぷ主にとって思い入れの深いとあるシリーズに登場する誇り高き忍耐論者を意識したキャラ付けがされており、彼女をオマージュした演出も多い。
- エンテイ
- ジョウト地方でホウオウから命を授かり蘇った伝説があるというかざんポケモン。
いじっぱりでプライドが高く、自ら王と呼んで憚らないほど王という称号へのこだわりが強い。
ライコウ・スイクンと共に伝説のポケモンとして華々しくデビューするも、高い攻撃力を持っていながら当時の仕様上ほのお技は全て特殊技扱いだったために持ち味を活かせておらず、一応二軍入りは果たせた他2匹に対し自身は戦力外通告という屈辱極まりない結果に終わる。
その後第三世代ではプライドが邪魔して修業を怠ったために、性能とあまり噛み合っていない新技と特性を身につけた以外全く成長点がなかったことから、スイクンには呆れられライコウからは不名誉なあだ名をつけられ孤立してしまう。
自暴自棄になるエンテイだったが同じ悩みを抱えるあるポケモンとの出会い・交流により心境に変化が生じ、自らの王という称号の何たるかを真剣に考えたエンテイは、やがて本物の唯一神へと成長していく。
余談だが、エンテイは「かざんポケモン」にも関らず、劇中何度も分類名を間違われている。
- キノガッサ
- 軽やかなフットワークと伸び縮みする両腕を武器に、ボクサー顔負けの強力なパンチを繰り出すキノコポケモン。
可愛らしい見た目に反して、ご存知キノコのほうしで相手を眠らせ高威力のきあいパンチを叩き込む、単純ながら強力な戦法を武器に文句なしの環境入りを果たす。しかし、くさタイプの宿命故か耐久に難があり対処も難しくなかったため、戦績自体はそこそこな結果に終わった。
このままではいけないと修業を重ねた結果、第四世代ではドレインパンチやストーンエッジなどの新技を習得・強力な特性ポイズンヒールによる新たな戦法・中でも相性抜群なきあいのタスキの登場といった超強化により一気に要注意ポケモンへと躍進した。
極めつけの第五世代では、夢特性テクニシャンの会得によりゴウカザルのような天敵ポケモン・戦法の読まれやすさという前世代での弱点を克服、この世代では凶悪だったねむり状態の仕様も相まって、現世代でも通用する程の対策必須・最強クラスのポケモンに成長……と同時に強化に比例して増える害悪ポケモン・卑怯者の悪評に悩まされることになる。
なお、劇中では害悪なイメージを払拭したいといううぷ主の意向により、ストイックでまじめな性格の武人肌なポケモンとして描かれている。
- ガブリアス
- 両腕の皮膜を広げ超スピードで空を飛ぶマッハポケモン。
第四世代の600族の一角でありご存じポケモン対戦の申し子。高いこうげきから繰り出される通りが良いタイプの主力技とその割に高い耐久性、相性の悪いエアームドをも突破できる程度のとくこうに何より絶妙な高さのすばやさ、という驚きの性能は対戦環境に大きな衝撃を与えた。そればかりか、世代ごとに強化されたことで戦法が読めないという新たな個性すら手に入れた。
かつてのミュウツーを彷彿とさせるその活躍ぶりで、第七世代まで環境トップの座を守り続けた名実ともに最強クラスのポケモン。
特筆すべきはそのストーリーなのだが、展開・世界観共に今シリーズ中最もぶっ飛んだ内容となっているため是非とも自分の目で確かめてみよう。
- ルカリオ
- 生物が持つ波動というエネルギーを読み取り、操る能力を持つはどうポケモン。
一般ポケモンでありながら、第三世代で映画の主役として先行登場という鮮烈なデビューを飾った。正式に登場した第四世代では映画効果で築いた人気はもちろん、豊富な技範囲から旅パとしても優秀だったため自信満々で対戦環境に臨む。しかし、その個性すらかすむほど当時猛威を振るっていたガブリアスやゴウカザルに相性が悪く、耐性は悪くないが耐久やすばやさが微妙に低いため戦力外通告を食らってしまう。
後にかくとうタイプが大幅強化された第五世代で自らも強化されるも、ローブシンやバシャーモといった強力なポケモンに押され待遇はさして変わらず……だったのだが、進化前のリオルがまさかの強化を受け、超凶悪コンボを会得したことをきっかけに大きな転機を迎える。
ちなみに、今ストーリー内でのルカリオは先述のデビューの経緯上かなり調子に乗っているため、従来のルカリオのイメージをぶっ壊すレベルのキャラ付けがされているが、ちゃんと汚名返上される展開となっているのでご安心を。
- ダークライ
- 新月の夜のみ活動し、自身の周囲で眠る生物に悪夢を見せてしまうあんこくポケモン。
少しなまいきかつ尊大な性格で、このコーナー初のまぼろしのポケモン。
セレビィやジラーチのような従来のまぼろしのポケモンたちと比べとくこうとすばやさに特化した能力値を持ち、広い技範囲とそれでいて最低限の耐久力、そして代名詞でもある凶悪な専用技を武器に禁止・伝説環境という名の魔境に殴り込む。
登場当初から凄まじい強さを誇り、当時の仕様も相まってガブリアスはもちろん猛威を振るったカイオーガをも一方的に倒せる実力・ねむりに頼らずとも大半のポケモンに対応可能な高い汎用性で、第四世代禁止伝説環境を悪夢に染め上げた。
しかし、その暴れっぷり(とダークライとは無関係なある凶悪なポケモンの流行)が仇となったのか、仕様変更の影響に翻弄され続けることとなり……
似た戦法のキノガッサとは、タイプ相性での優劣・一般ポケモンで中速物理アタッカータイプ・初登場時環境での扱い・弱体化した現在も尚安定した強さを誇るなど、あらゆる面で対照的。
劇中では化け物揃いな伝説・幻のポケモンの中で、ダークライだけが不可解な弱体化を受けたともとれる現状やポケモン対戦界の闇に触れており、他と比べて全体的にややシリアス。
また、ゲーム内ではクレセリアと対になる存在とされるが、劇中では真の天敵であるホウオウが波乱万丈な彼の行く末を見守る。
- ミミッキュ
- ピカチュウに似た布を被り正体を隠しているばけのかわポケモン。
一件ネタポケモンのような見た目に反して、ゴースト/フェアリーという相性の良いタイプ・ゴーストタイプ特有の豊富な補助技や積み技による器用さ・無駄のない種族値と何よりも優秀な専用特性、という強さをいくつも併せ持っており、彼やカプ神といった強力なフェアリーポケモンを筆頭に第七世代環境をフェアリータイプで席巻した。
また、このシリーズで第七世代環境を解説するにあたり欠かせない存在である分、他のストーリーでは十中八九殺意が沸くようなミミッキュばかり登場していた。そのため、どうせ屑が酷い目に遭うか最初はまともでもだんだん調子に乗って屑になっていく展開と思っていた視聴者がほとんどだったが、いざ蓋を開けてみると……
本来このシリーズでは、テーマとしたポケモンの生態解説→対戦環境歴史解説の順番で進行するが、彼のストーリーは新作発売を記念して、生態解説を割愛する代わりにミミッキュ及びカプ神の歩みと共に第七世代環境そのものを振り返る内容となっている。
ポケモン世界の歴史解説
- 歴史番組よろしくポケモン世界の歴史を解説するシリーズで、唯一完結している。
約20余年に及ぶポケットモンスターシリーズの変遷を語る…のではなく、これまで作中で断片的に語られてきた神話や伝説を基にわかっていそうでわからない「ポケモン世界の歴史」を解説する。
伝説・幻のポケモンの能力やその規模は全体的に世界に影響を及ぼすものが多く、考察の観点においてもアルセウスとミュウの関係など意見の分かれる部分が多い分野である。
そういった数多くの伝説を辻褄が合うように、かつ曖昧な部分は仮説(と妄想)で補うなどして「歴史」というひとつの物語に落とし込んだ今シリーズは極めて完成度が高い。
以下、主な登場キャラクター
- ミュウ
- 全てのポケモンの始祖とされ、一応の主人公格を務めるしんしゅポケモン。
作中では「最初に生まれたのはアルセウス説」を採用しており、ミュウは「全ての遺伝子を持ちあらゆる環境に適応できる不死身の生命体」とされている。
ミュウたちはアルセウスに3種類まで命を産み出す能力を与えられ、後述する使命の下それぞれ宇宙全体に散らばり星の開拓を進めていった。そのうちの1匹、「後にポケットモンスターの舞台となる星」に行き着いた個体の視点で今シリーズは進行する。
アルセウスから授かった能力でホウオウ・ルギアを誕生させ空と海を作る使命と永遠の命を与え、彼らと共に数億年かけて星の環境を整備した。その後新たな生命体である古代ポケモン(現代で言う化石ポケモン)の誕生を見届けるも当時の彼らには知性が足りなかったため、先の能力を使いこころを持った知的生命体…人間を生み出した。
以降はホウオウ・ルギアと共に観測者のような存在となり、普段は姿を隠しながら純粋な心を持つ人間の前に現れるなどして、現在に至るまで星の平和を見守っている。
ミュウの性別は不明だが、口調とミュウツー誕生の一件からややボクっ娘っぽい。むじゃきな性格で楽観主義なのか、使命を終えたら星のその後を観察しながら遊んで暮らそうと考えていた様子。
アルセウスのことはジジイ呼ばわりかつやや反抗的で、使命についても「一方的に面倒ごとを押し付けられた」と否定的。一方、退屈と孤独に耐えかねたこととあまりにも過酷な星の環境を目にして渋々手をつけ始めたり、星が存亡の危機となった際には恥も外聞も捨てて手を尽くしたり、何度失望しても心のどこかで人間を信じているなど、根はお人(?)好しなようだ。
- アルセウス
- あらゆる生命や概念を産み出し、宇宙を創造したとされるそうぞうポケモン。
何もない空間に出現したタマゴから生まれ、宇宙を創るために時間・空間・反物質を司る存在を産み出し時空を、生命を創るために知識・感情・意思を司る存在を産み出しこころを創造するなど、概ねシンオウ神話で語られた通りの手順で世界を創造した。
今作オリジナルの考察として、こころを持った生命体であるミュウを無数に産み出し、宇宙創造の一環として星の開拓作業「テラフォーミング」を任せていたとされている。
宇宙創造後は眠りについていたが、天変地異で滅亡寸前だった星を再生するため、ミュウの呼び掛けにより古代人たちの前に降臨したのが人間やポケモンたちとの接点とされている。
意外なことに、ミュウと違い喋る描写がない。
作中では人間は未来を切り開く存在(兼話し相手)としてミュウに生み出された存在とされている。実際ゲーム中でもアルフの遺跡の壁画から人間とミュウの交流が描かれているなど、うぷ主の妄想とも言い切れない部分も多い。
ポケモンとの共生もいち早く始めており、ミュウの期待通り様々な文明を築きポケモンたちと共に繁栄してきた。一方、文明を崩壊させるレベルの大戦争を引き起こしたり、驕りからポケモンの怒りを買い逆襲・制裁を受ける、など愚行をやらかしてミュウを呆れさせることもある。
ちなみに、今シリーズでの人間たちはイシツブテなどの図鑑記述から、モンスターボールが発明されるまでは生身でポケモンと戦っていたため、どこかの超マサラ人のように異常な耐久力や攻撃力を標準的に備えているとされている。
ポケモン世界史の中でもややこしいイッシュの神話を解説するために、荒廃したイッシュを再建し人々を救った双子の英雄を魔理沙&魔理玖、レシラムとゼクロムの怒りを買いイッシュごと焼き尽くされた英雄の愚かな子孫たちを霊夢&霊寺に置き換える形で登場する。
荒廃した世界に現れ、マグマを操り世界を再建した(大嘘)。
そんなことより十字のツメを食いこませ洞窟の壁や天井を這い回っていた。
- 屑ーミィ
- 何故かこのシリーズでも登場するクズ共。
今シリーズでも悪役っぷりは通常運転だが、その分意外な形での登場を果たす。
なお劇中の所々で、謎に包まれた観察お姉さんの正体についてひとつの可能性が示唆されている。
東方ポケモン対戦記・幻想ポケ遊戯シリーズ
- 東方世界にポケモンがいたら…そんな世界観のシリーズ。現代と500年前の幻想郷を舞台に東方とポケモンを融合させた、通常ではありえない超次元ポケモンバトルを楽しむコーナー。
元々このチャンネルは「もしもしゃべるポケモンと旅をしたら… ポケモンシリウスゆっくり実況プレイ動画」がメインであった。しかし続編であるポケモンベガ実況シリーズにて、本来箸休めのオマケとして制作されていたパートがうぷ主の予想以上に人気になり本題であるはずの実況プレイの方がオマケと化すという事態が発生したことから、独立という形で生まれたシリーズ。
主に霊夢&魔理沙、チルノ&射命丸文、フランドール&咲夜、うどんげ&天子、みすちー&ゆかいな仲間たちを主人公格として思惑絡み合う幻想郷中を巻き込んだ群像劇を展開する。
各キャラのパーティー及びニックネームはイメージに合ったポケモンを中心に、先鋒もそのキャラの性格を反映したものを採用している(例としてエスパー使いで相性や計算に基づいた確実な戦法の魔理沙に対して、ゴースト・でんき使いでいばる+まひや大技中心なギャンブル戦法の霊夢など)。
また、演出の一環として一部のキャラに改造ポケモンが使われているのも大きな特徴。劇中でも物議を醸しがちな反則級の性能を持つと同時に、後に判明する誕生の経緯から世界観を支える重要な存在でもあり、さり気なく視聴者にその存在意義を問うシーンが度々見受けられる。中でも「改造ポケモンという存在自体は悪なのか?」はテーマのひとつにもなっている。
…とはいえ、このシリーズは改造行為を推奨・助長しているわけではないため動画内でもその旨を再三釘を刺しているほか、相手のデータを傷つけないようにうぷ主は一般プレイヤーとは原則レート対戦を行わないようにしている。
現在第五部まで投稿されている。第一・二部(シリウス・ベガ実況)~第三部(東方ポケモン対戦記)までは第三世代環境、第四部(ポケ鹿)以降は第七世代環境での対戦動画となっており、第三部までは東方ポケモン対戦記、第五部(少女が改造ポケモンと戦うようです)以降は幻想ポケ遊戯と名称を分けてシリーズ化されている。また、第三部以前にて登場したオリジナルポケモンたちは、第五部以降は姿が似ている既存ポケモンとして続投する。
ストーリーが長く重厚な分、展開や伏線回収がやや複雑なため新規視聴者にはやや取っつきにくいが、このシリーズに登場するキャラクターや用語が他のシリーズに登場することがあり、世界観のつながりが感じられる場面も多々あるので、うぷ主は観察茶番劇シリーズや最強トーナメントシリーズを先に視聴、このチャンネルに興味を持ち始めてからの視聴を推奨している。
現在、少なくとも書籍版含め輝針城までに登場したキャラが出演しており、500年前パートには各東方キャラやその先祖(オリジナルキャラ)が登場するが、ある事情で十中八九ゲス野郎か危険人物となっているので注意。