ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

の編集履歴

2024/09/15 16:41:21 版

編集者:sigma63

編集内容:細部を追記

哺乳綱食肉目ネコ科ヒョウ属に属する猛獣。

🐆解説

体長は130〜190cm、体重は30~80kg、尾の長さは100cm前後。アフリカからアジア全土にかけての広範囲に分布し、多くの亜種が存在する。飼い猫を除いたネコ科の動物の中では、もっとも広範囲に分布する種である。

英語では【(a) leopard/レパード】(特に黒豹を【(a) panther/パンサー】)という(しかし、パンサーの方が語呂が良いためなのか、黒豹でなくても豹モチーフであれば『パンサー』と名付けられる事が多い)。

体色は黄土色ないし赤褐色で、花状の黒色紋がある。地域に拠っては全身が黒色の個体も存在し、「黒豹」と呼ばれる。真っ黒な体色と引き締まった身体からレパルダスブラッキーヘルガーのようにも見える(というよりこれらのモンスターキャラクターがヒョウなども参考にデザインされている、と言った方が正しいか)。

耳の裏にはトラと同様に野生の猫科の特徴である虎耳状斑がある。

体は柔軟で動作は敏捷、体格にしては脚はやや短めである。

足の速さはそれほどでもないが、ジャンプ力に富む。主に忍び寄りで獲物に近付き、一気に襲い掛かって仕留める。獲物はサルヤマアラシシカなど。

マウンテンゴリラの子供らを狙うこともあるが、大人のオスのゴリラに逆に殺されることもある。

人畜も容赦なく襲う獰猛さから、アフリカでは『ビッグ5』(ライオンアフリカゾウサイバッファローを含む五種の人気猛獣)の一種に分類されている。

大型のネコ科の中では木登りが得意で、獲物を捕らえると木の上に運び上げる習性をもつ。これは他の大型の肉食獣に、獲物を横取りされる危険を回避するためと推察されている。

ガゼル一頭くらいは悠々と樹上に運搬できる筋力を持ち、小柄ながらに格闘に長ける一面を持つ。さすがにライオン相手には逃げるが、飢えてくるとチーターの獲物を横取りすることもある。

群れずに単独で生活する。

繁殖期には3ヶ月ほどの妊娠期間を経て6~8頭前後の子供を出産し、半年から一年ほど育てる。

生殖可能になるのは、そこからさらに半年から一年後となる。

天敵はライオンとトラ。

両種とは混血児が出来る程に近縁な種なのだが、しばしば豹はライオンやトラの赤ん坊を襲うので、ライオンもトラも豹を目の敵にしている。

ライオンもトラも成獣になれば雌の小型個体でも100kgを超え、大柄な雄だと200kg以上にもなる上に、地上では豹と互角の機動性を有するので、一対一でも人間程度の体重しかない豹の敵う相手ではない上に、社会性でも優っているので数や連携を活かした戦法を取って来る。

特に、ライオンの子を襲って殺した場合、すぐさまそのライオンのテリトリーから逃げないと、父親ライオンが我が子の仇を執拗に追い回すのは序の口、最悪十数頭以上のライオンの群れに包囲されて嬲り殺しにされる

ヒョウが繁栄した理由は「獲物の選り好みをしない」「どこでも住める」「特定の縄張りに固執しない」ことだろう。ヒョウはインパラやレイヨウのほかにもネズミ・魚・昆虫なども食し、さらには人間が飼育する家畜も襲う。

大きすぎず小さすぎない体は、どこにでも住むことに一役買っている。北は極東シベリア・中国東北部まで、南はアフリカまで…高いところではキリマンジャロやヒマラヤの山中、さらにはアラブの砂漠地帯や東南アジアのジャングル、都市化の進んだヒトの集落にまで棲息している。

毛皮が高値で取引される為密猟が後を絶たず、個体数は生息地の広さに対して少なくなっており、絶滅寸前の亜種や既に絶滅した地域も多い。日本でも化石が発見されている。

よくジャガーと間違われるが、あちらの方が体格大きくががっしりとしており、また毛が短く斑紋の中心に黒い点が存在する。加えて生息地も全く違う(豹モチーフのキャラクターにジャガーと名付けられる傾向ので、誤解が生じやすいが)。

文化との関わり

有史以来、ネコ科の猛獣としてはライオンと並び称される存在でもある。

特にヨーロッパでは 「その吐息は芳香を含み、これを吸ったものは魅了されてしまう。これに耐えうるのはユニコーンだけだ」 と言われてきた。(実際はそうした匂いなどないため、完全な空想である)

これが転じて、キリスト教では伝道師の象徴として扱われている。

ヒョウの斑紋を「豹柄」と呼び、女性向けの服やエロ衣装、アイテムの意匠として用いられる。

またその柔軟で妖しげな姿から、異性に貪欲な女性へのイメージとして『女豹』という言葉も存在するなど、女性を表す言葉として用いられる傾向にある。

豹変】という言葉も、豹に由来する。

これは『豹が毛の生え変わりでその文様を鮮やかにするように、君子は自らを省みて精進する』という良い意味で、中国の『易経』で用いられていた言葉である。

しかし、現在では「善良な人が一変して奇怪な様態になる」ことを指す言葉として誤用されることが多々あるので注意したい。

主な亜種

  • アフリカヒョウ
  • インドヒョウ
  • ジャワヒョウ
  • アラビアヒョウ(別名:シナイヒョウ)
  • アナトリアヒョウ(別名:ペルシャヒョウ)
  • アムールヒョウ(別名:チョウセンヒョウ/シベリアヒョウ/キタシナヒョウ)
  • インドシナヒョウ
  • スリランカヒョウ

最強王図鑑シリーズでは

書籍版で登場しているのは『動物最強王図鑑』のみ。ここではアナコンダ、マウンテンゴリラ、ホッキョクグマと戦いベスト8と大健闘している。

テレビ東京版では未登場であるものの、アプリ版にて先行登場。ただし実際に登場できるかと言えば…微妙である。

豹をモチーフとしたキャラクター

神話・伝承

特撮

アニメ・マンガ

ゲーム

モチーフ以外の関連キャラ

異名

その他

関連記事

親記事

の編集履歴

2024/09/15 16:41:21 版

の編集履歴

2024/09/15 16:41:21 版

編集者:sigma63

編集内容:細部を追記