人物
元々は舞台役者を志望していたが、劇団を探す間、勝田久が運営する勝田声優学院に演技の勉強をするつもりで入校し、五期生として卒業する。
その後、ミスター味っ子の現場にアフレコ見学として通される。最初は一度の見学のつもりが、たてかべ和也に「やる気があるなら次回からも来い！」と背中を押されて、毎週見学するようになる。
そのうち、ガヤをやりたいと進言。するとたてかべは「ギャラが発生するからやれとは言えない。けど渉がガヤをやっていても俺は見て見ぬ振りをするよ」と言われ、それを肯定と見て密かに参加するようになった。これが正式な出演へと繋がったことで高木のデビュー作となった。
特徴的なハスキーボイスとアドリブの上手さに定評があり、好青年から二枚目、不良やチンピラなどの饒舌な悪役や、コメディチックな役柄が多いが、演技の幅も広い。
チンピラ役に至っては声にドスを訊かせることでチンピラ役として右に出るものはいないんじゃないかってレベルの迫力を醸し出すので、かなり印象に残っているアニメ視聴者も多いと思われる。
かつては遅刻の常習犯として声優ファンの間でネタにされていたが、本人曰く「少し誇張して話している」とのこと。
声優仲間の間で「日焼けサロンに凝っていた」ことで知られている。小野坂昌也曰く『ツヨシしっかりしなさい』の頃から通っていたらしく、肌を真っ赤にして「焼きすぎました」と言いながら現れたこともあったため、周囲からいじられていた。しかし大河ドラマなどでは白い肌を見せており、現在はそれほど凝っていない模様。
『名探偵コナン』の登場人物に彼と同名のキャラクターがいるが、元々名無しであったキャラクターに、高木がアドリブで自分の名前を名乗ってしまったことがきっかけで名前が決定し、以降原作でもこの名称が起用されるようになったという経緯がある。
（似たような経緯で、声優の千葉一伸が演じている千葉刑事もいる）
また、名探偵コナンではお馴染みの2人のみならず、仮面ヤイバー、一般人、はたまた被害者役や犯人役も経験している。
ちなみにポポロクロイスにマルコとドンの1人二役を担当しており、こちらも少年役と大人役を演じ分けている。
出演作の話題
ガンダムX
高木が大事にしている作品の一つ。なおガンダムシリーズの出演としては妖精ジムスナイパーカスタムが先である。
最初は別役で受けていた（ウィッツ役ともフロスト兄弟役とも言われる）が、監督の高松がその声を聞いて改めてオーディションを行い、そのまま高木が起用されることとなった。
本人曰く「まだ駆け出しだった自分が、無鉄砲なガロードと合うと思ってくれたのではないか」と語っている。とはいえ当時から現在に至るまでガロードの声が渋すぎるという意見は多かったようで、これを受けて高木もインタビューなどで「おっさん声の主人公」と自虐している。
共演者には同期も多く、その中で大先輩でデビューから何かと気にかけてくれた堀内賢雄が手助けしてくれたこともあり、本編と同様の関係になっていたという。
ガンダムチャンネル登録者105万人記念によるビデオメッセージによると、ガンダムX以降、「ガロードの高木渉でいたい」という意向からガンダムには出ないと決めていた。しかし、音響監督の木村絵理子が「それはしっかり尊重するから」と熱心なオファーを受けて、アルベルト・ビスト役を引き受けた。
大河ドラマからの俳優路線
以前出演した人形劇版『新・三銃士』『シャーロックホームズ』に出演した時の縁からの起用であるとのこと。同年8月、『スタジオパークからこんにちは』で顔出しゲスト出演を果たしている。
大河出演以降は俳優としての出演も増え、ファンからは声優業から離れていくことが懸念された。が、声の出演も決して縮小せず、幅広く活躍するようになった。
主な出演作
アニメ
イラスト未確認
OVA
| 玄奘三蔵＠最遊記 | 原佳祐＠夏のサンタクロース | 朝比奈大吾＠め組の大吾 |
| ラッシュ＠ロックマン 星に願いを | ロロノア・ゾロ＠JSA版ONE PIECE | 妖精ジムスナイパーカスタム＠SDガンダム外伝 |
OVAイラスト未確認
WEBアニメ
ゲーム
以下、ロックマンシリーズ
イラスト未確認
エンツォ＠BAYONETTA
ドラマCD
| ジャミ＠ドラゴンクエストⅤ | カイン＠ファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣※一巻のみ | ミラン※イラスト左＠ロックマンゼロ |
