『Ultraman Ribut!』
『Boot up! Galaxium!』
「命を救う、銀河の光!」
「ウルトラマン…リブット!」
『Ultraman Ribut!』
「ディアァッ!!(掛け声)」
データ
身長: | 40m(原作では50mと表記されている場面がある) |
---|---|
体重: | 4万トン |
年齢: | 5700歳 |
飛行速度: | マッハ9 |
走行速度: | マッハ3 |
水中速度: | マッハ2 |
地中速度: | マッハ1.5 |
腕力: | 8万トン |
握力: | 5万7千トン |
ジャンプ力: | 900メートル |
出身地: | M78星雲・光の国 |
CV: | 駒田航(『ウルトラギャラクシーファイト』シリーズ) |
イアン・ギブ(『UGF・ニュージェネレーションヒーローズ』英語版) | |
ジョシュ・ケラー(『UGF・大いなる陰謀』英語版) | |
人間態: | 土屋神葉(『ウルトラマントリガー』) |
スーツアクター: | 大久保洸成(『ウルトラギャラクシーファイト』シリーズ) |
石川真之介(『ウルトラマントリガー』) | |
デザイン: | 竹内純 |
テーマ曲 | 『ウルトラマンリブットのテーマ』(作曲:真鍋ひでたか) |
概要
マレーシアの子供向けアニメ番組『Upin & Ipin』(ウピンとイピン)に登場したオリジナルのウルトラ戦士。初のアジア圏出身の海外ウルトラマンとなる。
元々は海外アニメにゲスト出演したキャラクターであったため日本での知名度は低かったが、『ウルトラギャラクシーファイト(以下UGF)』シリーズに出演して以降は国内での露出も増え、第二弾『大いなる陰謀」ではメインキャラの一角を担当、そして『ウルトラマントリガー』にてTVシリーズへも正式に出演している。
名前の「リブット」とはマレー語で「嵐」を意味し、その名の通り嵐のような素早い動きと飛行により相手の攻撃を回避する(ちなみにライブステージでは現地の発音なのか「リブト」「リブート」と呼ばれている)。
専用テーマもまた、マレーシア感を意識した曲調になっている(参考)。
発音が似ているため非常に紛らわしいが、再起動をするという意味合いの「Reboot」が由来ではない。
特殊な立ち位置
上述の通り、マレーシアの子供向けアニメ『ウピンとイピン』でデビューを飾るという非常に珍しい経歴を持つ。
『ウピンとイピン』はマレーシアの国民的アニメであり、リブットに関しては日本で例えるなら『クレヨンしんちゃん』や『ドラえもん』にマーベル公認の新ヒーローが出演するような特殊な立ち位置のキャラとなっている。そのため過去の『G』や『パワード』、別シリーズの『パワーレンジャー』や『マスクド・ライダー』・『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』など単体で海外向け番組として放送された作品とは性質が異なり、『ウルトラマンリブット』という単独の特撮番組が存在するわけではない。
アジア圏出身ではあるものの、あの以前に問題を起こしたプロダクションと違い、れっきとした円谷プロ公式キャラクターである。
2014年11月22日の放送でゲスト登場し、翌年に第2弾が公開されている。子供向けアニメのゲスト登場ながら、ウルトラマンのフォーマットに沿った展開であり、アニメである利点を生かした迫力ある戦闘シーンと本家さながらの高レベルのCGを実現している。また、現地での『ウピンとイピン』の公式イベントでは放送以降毎年ウルトラマンのライブステージが上演されている。
其方では実写のスーツが制作されており、ゼロやティガ等、日本のウルトラマン達と共演する独自のストーリーが描かれている。
登場から数年間はその立ち位置の特異さゆえ他の海外ウルトラマンやアニトラマンよりも、出光人やピクトと同列な公式で日の目を見づらいレアなキャラとして認知されていたが、次第に日本でも書籍やイベント、メディア出演等による露出が増え、2019年には本家実写映像作品への出演を果たして一気に知名度を向上させ、翌2020年に至っては事実上の主人公キャラへと昇進した。翌2021年にはやはりメインキャラを務める『ギャラクシーレスキューフォースボイスドラマ』が公開され、現在は主にネット公開作品で活躍するウルトラマンとなっており、『トリガー』への出演を以って地上波での登場も達成している。
なお、日本未放送の国外アニメのコラボ及びゲスト出演である故か原作アニメの権利関係は複雑なようであり、国内メディアで原作アニメの資料は殆ど扱われず、日本での視聴環境は最近まで厳しかった(『ウピンとイピン』自体、本来幼児にイスラム教の文化を教えるという知育目的があり、日本では宗教的・文化的観点の都合が異なる点も関係すると思われる)が、2019年より『UGF』での登場に合わせて『ウピンとイピン』のプロダクションが原作エピソードをYouTubeで配信しており、現在は触れることが容易となっている(下記項目参照)。
余談だが、上述した経緯もあり、登場した順ではエックスの前のウルトラ戦士だが、公式カウントウルトラマンとしてはタイガたちトライスクワッドの後、という特殊な立ち位置となっている。
容姿
初代ウルトラマンに近いシンプルなデザイン。
顔立ちも初代・ゾフィー・ジャックとほぼ瓜二つであるが、耳と後頭部の造形が彼らとは異なるため、そこさえ見れば頭だけでも判別は可能。なお、アニメ版は微妙に丸顔なため何処かグレートにも似ている。
身体の模様は初代をベースにしつつも、ギンガのような複雑なラインで構成されている。手足にはギンガを彷彿とさせる青い結晶体「Gクリスタル」が存在し、これらに内蔵された神秘の宇宙物質ギャラクシウムを使用することにより様々な技の発動が可能となっている。
アニメ版のみの特徴だが、他のウルトラ戦士には見られないメカニカルな意匠が存在する。
タイガが登場するまではビクトリー以降のウルトラマンの基本形態には全員黒色が使用されており、唯一の昔ながらの赤・銀のカラーリングのウルトラマンだった(ただし、厳密にいうと手首足首に黒の配色が使われている)。
左腕には「リブットブロッカー」と呼ばれる戦闘補助用アイテムを装備しており、こちらにもGクリスタルが埋め込まれている。これは文明監視員時代はまだ身につけてはおらず、『大いなる陰謀』にてグレートから成長の証として渡された物である。リブットのギャラクシウムエネルギーを最大限に活かせるように作られている。GRFに所属後は後述のソラが主に整備をしている様子。
カラータイマーの名称は「シグナルタイマー」という独自のもの。光の国出身でカラータイマーに独自の名称がついているのはマックスのパワータイマー等の例はあるが珍しいといえる。点滅時のSEは、『ウピンとイピン』では初代と同じものだったが、GUTSハイパーキーでの音声は「Caution」と連呼しているような独自のものへと変化している。
人物像
近年のウルトラ戦士の中では珍しく優等生に近いキャラ付けがなされており、大変真面目で紳士的な性格。とても礼儀正しく、先輩戦士たちに対しても敬語を使っているが、基本的には呼び捨てで対応している様子(目上であっても呼び捨てにすること自体は他の光の国出身のウルトラマン全般に言える)。ちなみに、『さん』付けしているのは対象はシーサーのみ。
責任感も強いが、真面目すぎるが故に必要以上に自身に責任を感じてしまうことも。『ギャラクシーレスキューフォースボイスドラマ』ではアクの強い仲間達に振り回されることもしばしば(特に先輩にあたるシーサー相手には彼も珍しい対応を見せることも)。とはいえ、彼自身も真面目さが災いして天然な行動をとってしまうこともしばしば。また、マレーシアのライブステージでは腰に手を当てたり敬礼するジェスチャーをよくとっていた。
宇宙の災厄から生命を守る存在であり、宇宙中から集まった優秀な人材で構成される「ギャラクシーレスキューフォース」に所属している。
同志も多数存在しており、光の国直属の宇宙警備隊とは独立した立ち位置ではあるが、『UGF』においてはタロウらと連絡を取り合う様子が見られたほか、『ウルトラマンZ』ボイスドラマではゼロとテレパシーで気軽に会話できる間柄であることも判明している。
『UGF』において「か弱き生命を守り、救助する」ことこそがGRFの使命だと語っていることから、怪獣退治は被害を最小限に防ぐための手段の一つであり、あくまでレスキュー対象者の保護および救助を最優先にしている模様。
後述する技の一部が防御や保護に特化していたり、原作アニメで主人公たちを保護したり救出する場面が多い点などからそのスタンスが窺えるだろう。
以前は文明監視員の新人としてマックスと行動していたことがあり、『大いなる陰謀』ではマックスの補佐として活動していた。『ギャラクシーレスキューフォースボイスドラマ』によれば、ゼノンと活動していた時期もあったようで、本人曰く「昔は相当扱かれた」とのことらしい。
音楽をパワーに変えるブルー族の女性科学者・ソラとは幼馴染の関係である。とても仲睦まじい二人だが、周りから冷やかしを受けると二人揃って慌て出すウブッぷるぶりを見せる。また、後述にもあるように『大いなる陰謀』において一時的な形ではあるがグレートとパワードを師匠に持っていた他、タロウを「教官」と呼ぶシーンがあることから宇宙警備隊の養成学校出身であることがわかる。
『UGF』などでの頼もしい活躍ぶりから歴戦の戦士との印象を持たれるが(口調が大人びていることもあるのだろう)、実は年齢自体は5700歳と何気にゼロより年下であり、光の国のウルトラ戦士の中ではかなりの若手である。ボイスドラマではそうした若い戦士として一面も描写されており、『UGF』シリーズなどとはまた違った印象を受ける。
人間態
『ウピンとイピン』
防衛チーム「D.R.F」に所属するテラサワ隊員として活動。テラサワ隊員と融合しているのか、セブンのように地球人の姿に擬態したものなのかは不明。
両腕に装着している変身ブレスレット「Gフラッシュ」をクロスさせることで変身する。なお、「D.R.F」のスーツはショーでは『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』のZAPのものを流用している。
『ウルトラマントリガー』
実写作品では初となる人間態。
詳細は同記事を参照。
戦闘スタイル
東南アジアの伝統的な武術「シラット」に似た独特の戦闘スタイルで闘う(『UGF』および『トリガー』における客演回ではシラットの事情にも詳しい坂本浩一氏が監督しているため、より本格的なシラットを披露している)。このため技の前後に演武のような動きを挟むのが特徴。仮とはいえ師匠がウルトラ戦士の中でも独特なファイトスタイルを取るグレートとパワードであることを踏まえても、彼らの教えを受けたリブットがまた特殊な拳法を取るのは至極当然と言えるだろう。
ただし、シラット自体は2人から教わったものではなく、文明監視員の時点で既に身につけていた。
加えて、グレートが「重厚な渾身の一撃を的確に叩き込む」、パワードが「怪力で牽制して強力な光線技につなげる」というものであるのに対し、上述のようにリブットは連続攻撃をメインに飛行・ジャンプによる回避術を織り混ぜた戦いを見せており、より独自のものに仕上げていると言えるだろう。また坂本監督によれば、レオ兄弟やゼロ、ビクトリーが使う拳法は(スポーツの一環もあり)受け流したり受けてから倒すのに対し、リブットの使うシラットは格闘技というよりも武術でより実践形式のものになるため、「顔や腹などの急所を直接狙うのではなく、腕や脚を狙ってきた相手の拳や足を逆に狙って部位破壊し、攻撃手段を奪った上で急所を狙う」というファイトスタイルに仕上げているとのこと。
文明監視員時代においては比較的後方から仲間を援護する補助役として活躍していたのだが、後述の理由により即急に最前線で戦い抜ける実力をつけねばならない状況になり、短期間で実戦に堪えうる実力を持てるようK76星でグレートとパワードの師事を受けたことをきっかけにシラットに覚醒、同時に自身のGクリスタルの扱いも更に巧みになっていった。
そのため、監視員時代の戦闘力はそこまで高くなかった可能性がある(ヘルベロスやスラン星人との戦いでもマックスはリブットが戦闘に巻き込まれないように立ち回っている)。ただ、その潜在能力の高さは当初から教官であるタロウや先輩のマックスに見抜かれていたようであり、マックスは何度かリブットに期待や信頼を寄せている発言をしている。
更に経験を積んできた『UGFニュージェネレーションヒーローズ』では単独でウルトラマントレギアやエタルガーといった強敵相手に善戦、レッドキング2体を圧倒するほどの実力を持ち、年齢的にはまだまだ若輩者ではあるがその勇姿を見る限り、数々の修羅場を潜り抜けてきた歴戦のベテランであることは疑いようもない。タイプチェンジなしでの強さは、ある意味文明監視員時代の先輩譲りなのだろう。
ボイスドラマでも、マックスの親友であるゼノンに監視員時代は相当扱かれたと語っている。
必殺技
ギャラクシウムブラスター
腕をL字に組んで発射する必殺光線。ただし、右肘の下ではなく前に左手を当てる(マクシウムカノンの逆)。SEの一部にスペシウム光線のものも使われている。
発射前のモーションは、演武のような動きをしてから放つものと右手に光のパワーを溜めてそのまま撃ち出すもの、腰を落としてエネルギーを溜めた後L字に組むもの三種類がある(『UGF』では三つ目のものをベースにしつつ両腕を回すモーションが加わっている)。
リモートカッター
連続発射が可能で、ゼロスラッガーのように遠隔操作できる。普通の八つ裂き光輪のような水色タイプと青紫色をした丸鋸のような形状をしたタイプの二種類が確認できる。
モーションも二種類あり、普通に平手から投げつけるものとギャラクシウムからノーモーションで放つものとがある。またショーではまた違ったタイプのモーション(虚空にリモートカッターを生成してから投げつける、光の渦を通すことで小型の光輪を増やす、など)を使用した。『UGF』では青紫色をした丸鋸バージョンを使用しており、ギャラクシウムブラスター同様に両腕を回すモーションなどが追加されている。手に持って切りつけることも可能。
GRFボイスドラマにて、ソラがフィリスに頼んで送ってもらった歴代戦士の切断技アーカイブを参考に、リブット自身が編み出した技であることが判明した(ゼロスラッガーのように遠隔操作できるのも、実際にそれを参考にしたから)。また技名はソラのものを貰い受けた。
なお、アーカイブ映像の中に『Z』客演時のエースの姿が映し出されているが、時系列は『Z』よりも前であり、画像はあくまでイメージであることに留意されたし。
ブロッカーエフェクト
リブットブロッカーから発生させるバリア。自在にサイズを変えられる。
原作アニメではリブットブロッカーそのものを巨大化させて盾にしており、『UGF』ではバリアとリブットブロッカーの巨大化の両方を技名を叫ぶことで発動する。盾から二重にバリアを張り付けていることもあって、防御力は折り紙つき。トリガー本編では、ディアボロの剛力破牛拳をシャットアウトしている。
ストロングネット
腕先から放つ光の網でネットを作り、怪獣を包み込む技。
敵の動きを封じることが可能だが、ある程度のダメージを受けたり、一定時間が経つと破壊されるため、主に足止めに使われることが多い。
自分よりも巨大なハリリンダーに対して使用し、ハンマー投げの要領で宇宙まで投げ飛ばした。崩れ落ちるビルを支えることも出来る。
『UGF』ではエタルガーに対して足止めとして使用、エタルガーが破壊に手間取っている間にロッソ&ブルとともに戦線を離脱することに成功した。
『大いなる陰謀』でもヘルベロス相手に使用したが、時間経過で破壊されてしまった。
リブットキック
脚にエネルギーを纏って放つキック技。
『UGF』ではペギラに対して急降下しながら放った(リブットキックGと呼ばれるバージョン)。
スプレッダーロッド(リブットロッド)
ショーで使用し、モエタランガにダメージを与えた。シンプルな棒状の武器。これはシラットが棒術の要素も含んだ武術であることが関係していると思われる。
『大いなる陰謀』、『トリガー』本編ではスプレッダーロッドと呼ばれ光の槍のような形状で描写されている(リブットロッドと厳密に同一のものであるかは不明)。これは特訓の成果としてパワードから授けられた物である。『トリガー』では『大いなる陰謀』時に比べ、より長槍に近い状態で使用した。このとき、市街地戦でありながら周囲の建物を一切傷つけずに得物を扱う芸当を見せた。ただ硬いだけではなく、しなやかさを併せ持っている事が判明している。
ちなみに非使用時には槍を収納してよりコンパクトなサイズにすることもできる(仕組み自体はメビウスブレスなどと同じだと思われる)。
ロッドからは光線を放つことも可能。タイプチェンジを持たないリブットにとって、リブットブロッカーと合わせて、リブット版マックスギャラクシーのような装備であると言える。
ギャラクシーリブット
ショーで使用。
体内の全エネルギーによって、ウルトラ戦士の力を奪う暗雲を吹き飛ばす。これを使ったリブットは倒れてしまうが、ゼロとティガのエネルギーを受け取って復活した。
その他の能力
アニメでは他のウルトラ戦士のように光の球に変身する能力や、ギャラクシウムを発光させてバヤングを怯ませた能力、バヤングの発生させた影を前進発光で吹き飛ばした能力や、2015年に開催されたヒーローショーで使用した三方向に発生させるバリアーなど様々な能力を繰り出している。
アニメ、ライブステージなどでの活躍
『Upin & Ipin ULTRAMAN RIBUT』(2014年11月放送)
上述したとおりゲスト出演。舞台設定や敵怪獣はすべてオリジナル。
防衛隊に扮したウピンとイピン(アニメの主人公)と共にマレーシアを襲うキラット星人、ハリリンダーと戦った。
最終的にはウピンとイピンの夢の中での出来事だったことが示唆されている。
マレーシアでのライブステージ(2014年上演)
リブットのスーツが初登場。
ゼロ、ティガと共演し、イーヴィルティガ、モエタランガなどと戦った。
国外のステージながらウルフェスのライブステージでの演出が使用されているなど、完成度が非常に高いものとなっている。
余談だがティガとは名前がマレー語由来というつながりがある。
『Upin & Ipin ULTRAMAN RIBUT Ⅱ』(2015年11月放送)
ゲスト出演第2弾。前作の世界観がそのまま継承されており、スタイリッシュなアクションも健在。今回は人間の影を奪う怪獣バヤングとの戦いが描かれる。前作と異なり夢オチを示唆する描写は無い。
北海道新聞のコラム(2016年1月掲載)
国内で初めて「ウルトラマンリブット」という日本語名がメディアに掲載された。
『新ウルトラマン列伝』最終回「グランドフィナーレ!ウルトラ戦士よ永遠に!」(2016年6月25日放送)
歴代ウルトラマンが並ぶラストカットにちゃっかり混ざって出演し、話題を集めた。これが国内でのテレビ初登場となる。この放送がきっかけでリブットを知ったファンも多いとか。
- 『祝ウルトラマン50 乱入LIVE!怪獣大感謝祭』(2016年7月9日放送)
歴代ウルトラマンをまとめたVTRにて海外ウルトラマンの一人として紹介された。この放送にて原作アニメの映像が初めて日本のTVで放送された。流石は公共放送といったところだろうか。
『ウルトラマンの日 in 杉並公会堂』(2016年7月10日放送)
全ウルトラヒーロー43人集合のイベントに参加しており、「宇宙の生命を守護する ウルトラマンリブット」と紹介された。ちなみにこのときはウルトラマンUSA、グレート、パワード、リブットと海外ウルトラマンたちが順番に紹介されていた。
『ウルトラマンニュージェネレーションワールドin JR博多シティ』(2017年開催)
ふれあいタイムのゲストとしてリブットが登場。公式サイトでは再び「宇宙の生命を守護するウルトラマンリブット」というフレーズが登場している。これがリブットの代名詞となるようだ。
『愛蔵版ウルトラマン全戦士超ファイル(増補改訂版)』(2017年12月刊行)
2ページに渡ってリブットが紹介されており、ここで初めて「ギャラクシーレスキューフォース」などの詳細設定や正式な技名が公式から明かされた。
写真には新規の特写に加え、マレーシアのショーやニュージェネレーションワールドでの写真が使われている。
マレーシアでのライブステージ(2017年上演)
ライブステージ第2弾。今回はゼロに加えオーブとも共闘。敵怪獣には宇宙恐魔人ゼットが登場するレアなショーとなっている。今回のショーでは「ギャラクシーレスキューフォース」と名乗る場面が複数あり、現地でもキャラ設定が固まったようである。
マレーシアでのライブステージ(2018年上演)
ライブステージ第3弾。ジード、ゼロと共闘。
今回は闇の巨人との戦いがメインであり、ベリアルとダークザギ、ウルトラマンダークと戦うほか、リブットが闇に染まってしまうという驚きの展開が描かれている。ちなみに原作に登場したキラット星人もステージ正面のスクリーンにCGで投影され、実写のリブットのアクションに合わせてアニメーションするという手法で登場した。
『ウルトラヒーローズEXPO THE LIVE』(2019年11月上演)
『UGF』出演を記念してか、『タイガ』の前日談を描いたライブステージにも登場。同会場でソフビ人形が先行販売された。
下述の出来事があったためか、トレギアからは「光の国の小間使い」と揶揄された。
『ウルトラ6兄弟 THE LIVE in 銀座博品館劇場 -ウルトラマンタロウ編-』(2019年11月上演)
ライブステージ第2部の参戦ヒーローとして登場。上演回によってウルトラマンジョーニアスとどちらが登場するか来場者による投票が行われた。
『NEW GENERATION THE LIVE ウルトラマントリガー編 STAGE4 『僕らが咲かす花』』
アブソリューティアンの策略によってウルトラマントリガーとティガが闇の空間に囚われており、トリガー世界への援軍としてゼロの呼びかけに応じ、ダイナやタイガゼットエックスと共にトリガー世界に急行。
その後ゼットと共に魂の状態で闇の空間に入り込み、トリガー達の救援に向かうも今回の首謀者であるアブソリュートディアボロから、ウルトラ戦士達を倒すためにおびき出されたことを知る。ディアボロによってグリーザ最終形態とハイパーゼットンが差し向けられ疲弊して変身が解けたトリガーとゼットの撤退のため殿を務めティガとトリガーダークが戻るまでもちこたえている。
その頃外ではゼロ達がゼット達の援護に向かおうとしてたところに、闇の空間の亀裂からゼロ達に罠だと警告した後、闇の空間での戦闘に疲弊して変身が解けたマナカ・ケンゴとナツカワ・ハルキが撤退する時間を稼ぐ。
2人を安全なところに避難し終えたトリガーダークとティガも加勢して3人でハイパーゼットン達に立ち向かうも空間の影響で限界まで近づいた中、ゼロとコスモス、ダイナがやってきて空間を破壊するためにウルトラマンサーガに合体しサーガアクセラレーションで闇の空間から脱出、外で待機してたタイガ達と一緒に総力戦に挑み、トリガーダークとタッグを組んでアブソリューティアンの雑兵を片付けた。
その後、他のウルトラマン達もグリーザ達を片付けディアボロをあと一人まで追い詰めるも、アブソリュートティターンがファイブキングを連れて乱入し追い詰められるも、超古代の力を受け継いだトリガーの光で強化したウルトラマン達の合体交戦でファイブキングとアブソリューティアンを倒した。
映像作品での活躍
『ウルトラギャラクシーファイトニュージェネレーションヒーローズ』
「ギャラクシーレスキューフォース・ウルトラマンリブット、出動!」
2019年9月24日公開のPV第二弾にて電撃的に登場が告知された。これによって、ついに日本の映像作品および実写作品への参戦が実現する事となる。映像化に伴い、駒田航氏がリブットの声を担当することとなった。「ウピンとイピン」の時は全く喋らなかったが、今回はよく喋り必殺技も叫ぶ(ショー寄りのキャラ付けとも言うべきか)。
Episode3にて初登場。水の惑星リクエターでぺギラに襲われていたラゴンを救助するために登場。格闘戦ではぺギラを終始圧倒、ほぼ無傷のままギャラクシウムブラスターで撃破する。その直後、タロウから救援要請のウルトラサインを受け取る。
Episode4では、単独行動中エタルガーに襲撃されたロッソとブルの救出に現れ、「タロウの忠告を無視するなんて」と釘を刺しつつ両名を光の国へ連れて帰った(前回の救援要請はこのためだと推測される)。
ちなみに、この時のロッソとブルの形態はウインドとグランドであり、「『風』と『山』で『嵐』になる」と連想した視聴者もいた。
その後はタロウの要請に応じて新世代ヒーローズ達とは別行動をとる。曰く、ギャラクシーレスキューフォースの同志に(恐らく事件の黒幕の)情報を探らせているとのこと。
Episode9にて、黒幕が潜む魔法空間に侵入し、その正体──ウルトラマントレギアを暴き、交戦。予想を超えて互角に戦っていたが、諸事情も重なり逃してしまい、足止めの為に召喚された2体のレッドキング相手に戦いを繰り広げリモートカッターで撃破すると、新世代ヒーローズ達に後を託した。
最終的にはトレギアを取り逃がしたものの、タロウや合体戦士と互角である彼を撤退するまでに追いつめ、二大レッドキングをも完勝に近い形でまとめて撃破(流石にタイマーは点滅していたが)するなど、かなりの実力者である事を(黒幕だけでなく視聴者にも)見せつけた。
DC版ではトレギアとの会話シーン&戦闘シーンが増えているため、必見である。
なお、トレギアに対しても「お前を捕まえて、この宇宙を救済する!」(「倒して」ではなく)と述べるあたりに彼のスタンスが窺える。
なお、トレギアと対峙した際「ギャラクシーレスキューフォースの情報網を甘く見るなよ!」と言う決め台詞を述べているが、実はこれ、同じGRFに所属している宇宙工作員のケニスから教わったものである事がGRFボイスドラマで判明した(ケニス曰く「こう言えば如何にも『こちらのバックに巨大な組織が付いている』感が出て敵がビビりまくるから」らしい。……まあこのときは相手が相手なので残念ながらあまり効果はなかっただろう)。
ちなみに同じ回では、上述のヒーローズEXPO THE LIVEにてトレギアに小間使い扱いされて煽られた際に言った「安い挑発だな」も同じくケニスから伝授されたものである事も語られている。もっとも、トレギアは相手の心の隙につけ込む精神攻撃を得意とするため、上記の発言も含めて気丈に振る舞うのは対策としては間違っていないだろう。
『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』
「正義を守り、試練に立ち向かう!それが光の使者、ウルトラマンだ!」
前作から引き続き登場。
紹介順ではウルトラマン、キャスト共に2番目だが、坂本監督曰く重要な役割があるとのことで、最初のメインビジュアルではセンターに写っており、第1章の主人公として扱われている。
その後の新たなメインビジュアルではゼロとリブットのダブルセンターとして映っている。
第1章
文明監視員としてマックスと共に調査に来た惑星ミカリトにてマガオロチの卵を発見。
その際出現したヘルべロスと戦闘になる中、突然現れたスラン星人が一瞬の隙を突いてマックスにゴーデス細胞を打ち込んでしまう。
ゴーデス細胞の侵食と卵から伸びる触手に捕らわれたマックスを助けようとするリブットだったが、「近づけば二人ともゴーデス細胞に取り込まれる」「宇宙警備隊に報告しろ」と厳命され、必ず助けに戻ることを約束して撤退する。
光の国にてゾフィー達に状況を報告し、マックスがゴーデス細胞の侵食に耐えられるのは3日が限度というウルトラマンヒカリの分析を前に自身の実力不足を嘆くリブットだったが、タロウから「お前なら3日で結果を出せる」と励まされ、ウルトラ戦士の修行場K76星に行くよう指示される。
タイムリミットである3日後に予定されたマックス救出&マガオロチ討伐作戦に向け、グレートとパワード指導の下、心身を鍛え直すことになった。
そして訓練の最中にグレートとパワードの『自身の潜在能力を解き放て』、『心を無にして、眠っている領域にタップするんだ』という助言を受けて、
- 崇高な精神と品格を備えよ
- 自身の言動に責任を取れ
- 創造力と強さを持て
- 同胞を尊敬し、友愛と平和を守れ
- 正義を守り、試練に立ち向かえ
というイルム・パディ(シラット版ウルトラ5つの誓い)に見事覚醒を果たす(ちなみに監督の拘りにより、本家をよりヒーロー寄りにした内容となっている)。
ギャラクシウムを発光させ、本格的にシラットを会得してグレートとパワードから合格をもらう。その時に、パワードからスプレッダーロッドを、グレートからはリブットブロッカーを授かっている。
その後、ソラからゴーデス細胞の抗体を入手したリブットはグレート、パワードと共にマックスを救うべく再び惑星ミカリトに降り立つ。
ゴーデス細胞に完全侵食されかけていたマックスに襲撃されるも、諦めずに一瞬の隙をつきパワータイマーを介して抗体を注入、マックスを元に戻すことに成功する。だが、同時にマガオロチの卵が孵化、ゴーデス細胞を取り込んだゴーデスマガオロチが誕生してしまう。
そのとき、マックスギャラクシーを持って救援に駆けつけたゼノンと合流し、3人でゴーデスマガオロチに挑む。強化体であるゴーデスマガオロチとは互角の戦いを繰り広げたが、ゼノンのゼノニウムカノンを喰らいゴーデスマガオロチが怯んだ所を、マックスのギャラクシーカノンとともにスプレッダーロッドの光線を発射、ゴーデスマガオロチを撃破した。
光の国に帰還したリブットは、ソラに感謝の言葉を送りつつクロスタッチを交わした。今回の功績を認められたリブットは、タロウから賛辞を送られると共にギャラクシーレスキューフォースへの派遣を告げられる。その後、同じくGRFに所属することとなったソラと共に本部に向かい、イザナ女王・アンドロメロス・シーサーの歓迎を受け、GRFの一員として使命を全うすることを誓うのだった…。
第3章
第7話のラストに登場。惑星マイジーで宇宙恐魔人ゼット率いる人工ゼットン軍団に苦戦するトライスクワッドに加勢するため、アンドロメロスと共に出撃した。3体のゼットン相手に互角以上に渡り合い、驚異的な戦闘力を見せつけた。
惑星エビルにてゼットン軍団に苦戦するウルトラ戦士達にゼロ率いるウルトラリーグの一員として加勢する。スプレッダーロッドを駆使して斬り裂きウルトラマンフーマの光波手裏剣とリモートカッターの同時攻撃でゼットンのシャッターを突き破り撃破した。
尚、ウルトラ兄弟繋がりの80とメビウス、息子繋がりのゼロとタイガ、U40繋がりのジョーニアスとタイタス、ウルトラウーマン繋がりのユリアンとグリージョの中で余り物の様な組み合わせに見えるが、リブットはマレーシア語で「嵐」の意味を持ち、フーマの由来が「風魔小太郎」から来ているので、二人に[風関連の共通点がある。
しかしワームホールから吹き飛ばされたゼロに近づき、ユリアンを再び拉致したタルタロスを追おうとしたが、ベリアルとトレギアの光線により足止めされて逃げられてしまう。
その直後、光の国へ奇襲してきたゲネガーグによりウルトラメダルを強奪される事件が起こったことをヒカリからのウルトラサインで確認し、ゲネガーグ追跡をゼロとゼットに任せ、ウルトラリーグのメンバー集めはギャラクシーレスキューフォースとトライスクワッドに一任された。
『ウルトラマントリガー』
ケンゴ「あなたは…?」
「"リブット"。さっき君を助けた、ウルトラマンって言えば分かるかな?」
第14話「黄金の脅威」、第15話「オペレーションドラゴン」 に登場。
本作にてついに海外ウルトラマン初となる日本国内のTV放送作品への出演を果たす。加えて特撮作品において初となる人間態の姿を得ること、さらに本作の地球にてGUTSスパークレンスを用いて変身することまで判明している。後述の『運命の衝突』に登場するアブソリュートディアボロも同作へのゲスト出演が決定しており、それと何か関わりがあるようだが…?
なお、人間態を演じるのは俳優・声優の土屋神葉氏。劇場版『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』でエメラナ姫を演じた土屋太鳳氏の実の弟である。
リブットが地球で戦うのは『ウピンとイピン』を除けば本作が初めてである。
第14話「黄金の脅威」
「君もウルトラマンなら、下を向いてはいけない」
本編の数日前に、アブソリューティアン達を追って本来の次元から赤い球体となって『トリガー』世界に来訪(初代へのオマージュと思われる)。
その後、エタニティコアの力を狙って市街地を襲来したアブソリュートディアボロに苦戦し、グリッタートリガーエタニティ状態で満足に闘えずエネルギーを奪われようとしていたトリガーの前に姿を現し、"エタニティコアのレスキュー"として参戦。
ディアボロとはほぼ互角以上の格闘戦を繰り広げ、剛力破牛拳をブロッカーエフェクトで防いだ後、わずかな隙を突いてトリガーを救出。この後はスプレッダーロッドを用いてディアボロと再び激突するも、直後にタルタロスがディアボロ共々撤退したため途中で切り上げることに。
闘いにより負傷したケンゴとユナの前に青年の姿で現れ、彼に激励をかけるとともに自身の正体を明かした。
第15話「オペレーションドラゴン」
「心を無にして本能のまま、内に秘めたるパワーにタップするんだ」
グリッタートリガーエタニティの力を制御できていないケンゴに特訓を課す。特訓の詳細は青年リブットの記事を参照。
特訓後、GUTS-SELECTの作戦で誘き出されたディアボロと一足先に戦闘に突入していたトリガーの戦いにおいて、ユナからGUTSスパークレンスとキーを拝借、変身し加勢。トリガーとのコンビネーションでディアボロを追い込み、さらにナースデッセイ号・バトルモードも加わり、光線の一斉射撃を浴びせることで撃破に成功した。
最後はケンゴに激励の言葉をかけ、元の次元に帰還した。
今回、実写版における初のぐんぐんカットを披露している(単純に『ウピンとイピン』のぐんぐんカットをオマージュしているだけではなく、Gフラッシュをクロスする場面等の背景も意識したものである様子。また、巨大化時にはストロングネットを思わせるハニカム状の壁を突き破って現れる)。
変身口上は「命を救う銀河の光!ウルトラマンリブット!!」となっている他、変身音はUGFにおける専用BGMのアレンジであり、巨大化音は巨大化完了後に鳴っている。
なお、次回作『ウルトラマンデッカー』の第7話では、ケンゴがカナタに「内に眠る秘めたるパワーにタップする話」として、この時のことを話題に出している(同時に、リブットをはじめ、これまでケンゴが出会ってきた他のウルトラマンに関する情報をカナタに伝えたものと思われる)。
本編ではケンゴの師匠としてかつて自身が受けたパワードとグレートから受けた特訓のように短期間で結果を出さなければ行けないため、グレート達と同じく手荒な特訓と称してケンゴと組手をし、雑念を捨てさせ心を無にするんだ!とかつての自分のようにケンゴと同伴してたユナに精神面での特訓を施した。特訓後のディアボロとの対戦でも、自分からは攻撃はせず、ディアボロを抑え込むなど、ケンゴのセコンドとして立ち回っていた。
さらにトリガーの前に現れてすぐのディアボロとの戦闘では、街に被害を出さず、ビル群からもある程度距離を取っておりディアボロの剛力覇牛拳もブロッカーエフェクトで周りの建物に被害を出さないようにしている。
『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』
今作で実に『ギャラクシーファイト』への参戦は3度目となり、ティザービジュアルではウルティメイトシャイニングゼロやデルタライズクロー形態のゼットと共に写っている。本作では、宇宙警備隊の一員として活動する。
プロローグ
前作の直後、ウルトラリーグのメンバーと共に光の国の宇宙警備隊本部に帰還。
現状の報告した後、父の命により宇宙警備隊の一員として、アブソリューティアンの動向を探ることとなる。
本編
「ただ、私は知っている。仲間は決して希望を諦めないと!」
Episode 5から登場。
パトロール中にソラからの連絡を受けて惑星バベルへ急行し、アブソリュートティターンと戦うウルトラフォースの援護に入る。
しかし、そこにウルトラマンネクサスが出現(ティターンの悪意に反応して暴走状態になったと推測)。襲いかかったティターンを圧倒した後、ジュネッスへと変身しメタフィールドを展開した。
再び襲いかかろうとしたティターンをリブットブロッカーで抑えたところをメタフィールドに引き込まれてしまった。
メタフィールドの作用によりエネルギーを吸収されカラータイマーが点滅する中、なおもネクサスに立ち向かうティターンを抑え、一度ネクサスとの距離を取った後「仲間が脱出方法を見つけるまで、協力して時間を稼ぐ」ことをティターンに提案し、共闘することとなる。
ソラからの通信でメタフィールドの攻略法(メタフィールドを展開したアームドネクサスの破壊)を知り、ティターンと協力してメタフィールドの解除に成功。その際、ウルトラマンノアからのテレパシーにより、彼の行動の真意を知る。
それは『ウルトラ一族とアブソリューティアンは共存できる可能性がある』という事だった…
しかし、メタフィールドからの脱出に成功した事で共闘はここまでとティターンに突き放され、いずれ1人の剣士として決着をつけるとティターンは宣言して立ち去ってしまう。
更にタルタロスが差し向けたウルトロイドゼロによってD4レイを撃たれそうになるも、ジュネッスブルーの姿で再度出現したネクサスに助けられ、ネクサスから姿を変えたノアとウルトロイドゼロの戦闘の始終を見届けた。
だが、エネルギーがついに尽きてしまい、バベルの地に倒れてしまう。
その後、ゼロとジョーニアスによって光の国に運ばれ、ウルトラクリニック78でウルトラの母を治療を受ける。
そして、ユリアン王女レスキュー隊との合流に向かうウルトラ戦士達に合流し戦線復帰、惑星ブリザードでレスキュー隊を迎え、追ってきたアブソリューティアンの大軍と全面対決へと突入する。
ブリザードでは再びティターンと戦い、ノアのメッセージを元に共存を呼びかけるも、あくまでティターンは決着をつける事に固執し拒絶されてしまう。
しかしその最中にタルタロスがウルトラ戦士をまとめて始末しようと宇宙からアブソリュート・マキシマムデストラクションを繰り出すのを見てティターンと共に驚く。
突如現れたウルトラマンキングがタルタロスの光線を相殺する中、ウルトラ戦士達をレスキューするためストロングネットを展開して皆を守るが、自身は光線の競り合いで生じた次元の穴にタルタロスやアブソリュートハートとなったディアボロ諸共、吸い込まれて消息不明となってしまう…
その後は、『トリガー』の客演回へと繋がる(ラストの描写から『トリガー』の地球に来たのは恐らく第11話の頃と思われる)。
このように『トリガー』の地球に来たのは、言わば事故だったことが判明。
これにより、「仮にもアブソリューティアン二人に対して、派遣されたのがリブット一人だけ」「先に来訪したゼットについて特に言及していない」「変身アイテムを用意していない」等の視聴者の疑問点が解決。
更には完全に回復してない状態でブリザードでの戦いに向かい無理をしている状態でティターンと戦いゼット達を保護したまま自身はトリガー世界の地球に来訪していたため、14.15話まで行動が無かったのは人間態になって同じくトリガー世界に来たタルタロス達から身を潜め、ダメージの回復を待つと同時にトリガー世界の地球について調査をし、その過程でタルタロス達がエタニティコアを狙っている事を知ったと思われる。
『TAMASHII NATIONSスペシャル配信:ウルトラギャラクシーファイト編』にて、ソラがリブットを探してたため、どうやらギャラクシーレスキューフォースには情報が届いてないようである。
アブソリュートタルタロスによってナラクに捕らわれたものの脱出したトリガーの後輩ウルトラマンが、脱出した地点で出会ったソラ、ジョー二アス、レグロスと共闘してタルタロスの軍を退けた後、デッカーの口から10年前(のトリガー&デッカーの宇宙)にアブソリューティアンが襲来した時、トリガーと一緒に戦ったウルトラマンがリブットだとソラに語られたことで、ギャラクシーレスキューフォースの元にリブットの安否が伝えられたが後述の展開と矛盾する為、デッカーからリブットの所在が明かされるのはパラレルとなる。
しかし、デッカーことアスミ・カナタにトリガーと共に黄金の脅威に立ち向かった光の巨人を目にした少年時代の記憶が残されているのは確かな事だろう...と思われる。
『ウルトラマンレグロスファーストミッション』
ソラ「生きていた…!やっぱり生きていた!」
「心配かけたねソラ!」
ソラ「ううん…!」
「ウルトラマンリブット、只今をもってギャラクシーレスキューフォースに復帰します!」
惑星マイジーにてウルトラ戦士と怪獣達の攻防が繰り広げられる中、黒幕の一人であるザラブ星人がソラに襲いかかろうとしたところを、リブットキックGを浴びせながら登場。
にせウルトラマンに化けたザラブ星人を相手取り、ソラのシールド・フルールによる援護も受けつつギャラクシウムブラスターで撃破した。
その後、レイバトス(を依り代として復活したレイブラッド星人)を追い詰めたレグロスやグレート、パワード、ウルトラフォースと共に合体光線を放ってレイバトスを撃破するも、レイブラッド星人の思念を取り逃がしてしまう。
ギャラクシーレスキューフォースの基地に戻り、イザナ女王に帰還の報告と別次元で超古代のウルトラマンと出会った旨を伝えると、アンドロメロスとレグロスのもとへ行き、新メンバーとなったレグロスと改めて自己紹介をしつつ入隊を歓迎した。
マイジーの事は恐らく1度光の国に寄って本部でレイブラッドの事を話し合ってたゾフィー、マン、ジャックとウルトラの父と母に報告をした時に聞いたと思われる。
『ウルトラヒーローからのメッセージ<<SPECIAL LIVE MOVIE>>』
ウルトラマンのソフビ人形を持った女の子を守る為に、海外ウルトラマンを代表としてメビウスとともにエンペラ星人と戦った。
視聴者へのメッセージは、生まれ故郷であるマレー語で行われた。
『ギャラクシーレスキューフォースボイスドラマ』
『UGF・大いなる陰謀』でGRFに配属されたリブットとソラの日常や奮闘の日々が描かれる。
基本的には個性的すぎる他のメンバーに振り回されたりツッコミに入ったりする役回りが多いが、必死に仲間を庇おうとする責任感・仲間意識の強さを見せたり(14話)、歴戦の勇士同士の夢の対決を目にして子供のようにはしゃいだり(15話・この回ではソラが終始ツッコミに回っていた)と、本編では見せなかったような意外な一面を見せてくれることもある。5700歳と光の国では比較的若い年齢であるので、年相応の反応と取ることもできるか。
最終回では、ある事件をきっかけに自身の力不足を痛感し、さらに強くなるため地球に向かうことを決意。ソラに見送られながら出動する。
怪獣の出現が報告されたマレーシアへ向かうこととなり、前述の『Upin & Ipin ULTRAMAN RIBUT』に繋がることが示唆されている。
ウルトラマンニュージェネレーションスターズ
直接の登場は無いものの、光の国からディメンションナイザーを受け取ったケンゴが、光の国と聞いてリブットと共闘したアブソリュートディアボロとの闘いを連想。かつてリブットに鍛えてもらったことから『自分はウルトラマンとしてではなく、マナカ・ケンゴとしてみんなを笑顔にしたいという大切な事を教えてもらった』とリブットとの出会いを振り返ると、リブットの戦いの記憶が詰められたディメンションカードがロードされた。
動画
- 『ウピンとイピン』リブット登場回(日本語字幕付き)
- 『ウルトラギャラクシーファイト』日本版PV第二弾
- 『UGF大いなる陰謀』監督コメント付きPV
- 『UGF大いなる陰謀』日本語版PV第二弾
- 『ウルトラマンZ』ボイスドラマ第20話
- 2014年開催のライブステージの様子
余談
『UGF』への出演は事前情報がなかったこともあり、多くのファンから驚きと喜びの声をもって迎えられ、PV公開当日のTwitterでは"リブット"のワードがトレンド入りした。
『ニュージェネレーションヒーローズ』での登場、そして第二弾『大いなる陰謀』での主役抜擢を実現させた坂本監督ではあるが、意外にも当初リブットについてあまり詳しくは知らなかったそうである。
『メビウス』でヒビノ・ミライを演じた五十嵐隼士氏は、近年Youtuberとして活動する中で、ニュージェネレーション作品を視聴する配信を行っているが、リブットをいたく気に入っている様子で、度々ベタ褒めしている。
ウルトラマンストーム
リブットの情報がリークされたときの非公式名称。詳しくは当該項目を参照。
日本版声優について
『UGF』で声を担当する駒田氏は、エムマスにてタイガ役の寺島拓篤氏やトレギア役の内田雄馬氏、ヒプノシスマイクにてフーマ役の葉山翔太氏と共演したことがある。後に『大いなる陰謀』にてウルトラマンゼノンを担当する岩崎諒太氏もヒプマイ声優の一人であり、そういう縁なのかこの両名と作中共闘している。
また、駒田氏が選ばれたのは、タルタロス同様オーディションではなく指名で、駒田氏が10年近く海外で暮らしたこともある帰国子女であるため、その背景から選ばれたと語っている。
スーツについて
マスクは『メビウス』登場時の初代ウルトラマンのものの改造。
スーツも初代マンの手法に則って製作されているが、手足は平成ウルトラマン以降スタンダードとなったグローブとシューズがスーツの内側に来る手法となった(初代やゾフィーも同様の手法が採用されている)。元々はステージショー用のスーツとして製作されたもので、アニメ版特有の意匠は観客の目線からはほぼ視認されないだろうとの結論からオミットされた。
時系列について
以上の通り、シリーズで類を見ない特殊な立ち位置を持つウルトラマンであるため、リブットの時系列はかなり複雑になってしまっている。そのため、現段階でリブットの活躍を時系列順に整理してみると、
UGF大いなる陰謀(第一章)→ ギャラクシーレスキューフォースボイスドラマ→ Upin & Ipin ULTRAMAN RIBUT→ Upin & Ipin ULTRAMAN RIBUT Ⅱ→ UGFニュージェネレーションヒーローズ→ ウルトラマンゼット&ゼロ ボイスドラマ第20話→UGF大いなる陰謀(第三章)→UGF運命の衝突→ウルトラマントリガー14話、15話→レグロスファーストミッション
となると思われる。
『ギャラファイトーク』全編においては『トリガー』への出演に際し、同作のメイン監督も兼任する坂本氏は客演を感慨深げに語っており、駒田氏も(実写作品としての)地球での初戦闘が市街地への被害を配慮したスマートなものに仕上がっていた様を賞賛していた(参考)。
関連タグ
ウルトラマンマックス(キャラクター) ウルトラマンゼノン…元は同じ文明監視員だった戦士。年齢的には二人ともリブットより2000歳ほど年上(マックスは7800歳、ゼノンは7900歳)であるため、彼の先輩となる。光の国出身でありながらカラータイマーに独自の名称がついているという共通点もある。
東映版スパイダーマン&レオパルドン:海外作品出身だったキャラクターが、現地国で作成されたオールスター作品に参加して話題になった例。