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概要

物語の目的ラスボスを倒す、重要なアーティファクトを発見・入手)を果たしたものの、その代償として『世界が甚大な災厄(総人口の半数以上が死滅する、生活圏の全滅、人知を超えた脅威が現れる等)』に見舞われる、または『大切な人達(家族・仲間・友人・恋人など)を失う』事となってしまい、それらを回避する為に『今までの行いをリセットし、世界の再編成』を行うエンディングの形式。
当初から仕組んでいるなら「キャラクターの死」や「悲惨な展開」、「救いの無い結末」等のインパクトのある描写を用いても、ハッピーエンドに持ち込む事も出来る。
が、もちろん見せ方次第では安直な手段で視聴者を引き付けた上で、ご都合主義な結末を見せる事になり、作品全体で評価した場合、非常に稚拙な作りである事を露呈してしまう例もよくある。
近年ではそういう手法で最悪の結末を回避する事を目的とした物語や、それでも事態を改善出来ず何度も同じ展開を繰り返してきた事を前提に描かれる物語も、作られるようになった。

代償

まず真っ先に『主人公達の記憶』が挙げられる。
次に『主人公達の旅の目的だった者や物』もある(この場合は『きっかけをなくす事で、そもそも災厄を起こらない状況にする』の意味合いが強い)。
ストーリー的に言えば、劇中で描かれてきた物語全てが無意味だった事にしかねない為、自然な理由付けが難しい手法でもある。
回避する手段としてよく用いられる手法の一つが、全ての記憶を持ちつつ、再編成後の世界に生きるキャラクターを配置する事である。




以下、作品ごとの結末そのもののネタバレの列挙となります。注意してご覧下さい。

















作品例

アニメ


漫画

  • ZOMBIE-LOAN
    • アカシックレコードを壊し生死を滅茶苦茶にする」というラスボスの目的のために主人公は利用され操られるが、仲間達の尽力により世界の破滅は防がれる。しかしその代償として世界は逆再生され、全てがリセットされた状態で物語の最初へ時間が戻り始めた。そんな中主人公は「このまま運命の輪廻に紛れ込みそのまま死を迎えるか」、もしくは「自分のみ記憶をそのままに何もかもがリセットされた世界で生きるか」という究極の二択を迫られ、後者を選ぶ。
  • そらのおとしもの
    • ある人物が密かに思っていた「こんな世界はいらない」という願いが、何でも願いを叶えられる装置『石版(ルール)』に書き込まれた事により、世界は消滅の危機に瀕してしまう。しかし主人公が数多の犠牲を払って石版の元へ辿り着き、更に上記の人物が今際の際で石版に書かれた己の願いを消去し、本来ならもう願いを叶えられない状態となっていた石版を、もう一度使える様にしてくれていた。そして主人公は、「みんなを元通りに」という願いを書き込み、世界を再生させる。
  • 魔法少女サイト
    • ラスボスを倒しはしたが世界の滅亡そのものは止められず、いよいよ全てが消し飛ぼうとしたその瞬間、主人公意識だけを過去の自分の中へ飛ばす。そして皆が魔法少女に選ばれる要因となった、それぞれの不幸の事象を全て遠ざけた。それにより魔法少女が誕生しなくなった後は、ラスボスの側近への説得を成功させて再び本来の時間へ戻り、彼(側近)が新たな地球の核となった事で世界滅亡を免れる(なお地球が再構築された後は、側近によって当事者以外の人間の記憶が書き換えられ、これまでの戦いに関する事実は隠蔽された)。
  • 5分後の世界
    • 最終回で主人公が再び過去にタイムリープし、世界を襲う巨大な災厄を引き起こした元凶と「とある物」を遭遇させない様にする事で、未来に起こる筈だった災厄を回避した。


ゲーム

  • ペルソナ2
    • 前編の「世界の再編成のきっかけの物語」で、後編の「再編成された世界を守る物語」である。
  • ペルソナ3
    • トゥルーエンドではニュクスの脅威が当面なくなる代償に、主人公達の記憶を失う」為、形式は似ている(とは言え、公式で「誰もが『死』から逃れられないから、懸命に生きる」と言うメッセージ上、結局は根本的な解決に至っていない)。
    デビルサバイバー2
    • どのようなルートであっても世界再編成エンドに繋がる、というより続編も含めて、『どのようにしてより良い世界にするか』を軸の一つとしてストーリーが進む。その方法も『世界を巻き戻す』『世界を書き換える』『世界を構築する』と実に様々。終盤では世界の変え方を巡ってキャラクター同士が大規模抗争を巻き起こすなど、大々的なテーマとして取り扱っている。
  • デジモンストーリーサイバースルゥース及びハッカーズメモリー
    • 全ての元凶が本編サイドで倒された事で、元凶が最初から存在しない世界へ遡行・改変された。なお本編サイドの主人とその仲間達は遡行・改変前の記憶を保持しているが、本編の裏側を描いた「ハッカーズ~」の主人公達は全てを忘れてしまっている。
  • 9-nine-
    • 主人公の世界線移動で物語開始時点に戻り、アーティファクト(作中におけるマジックアイテム)の流失を防ぎ死者を減らす。ただし、死者が発生した並行世界自体は残っている可能性がある。


特撮

  • 未来戦隊タイムレンジャー
    • 本来の歴史をリセットし、幾人かの主要人物の死を回避し、世界の再編成をする。
  • 仮面ライダー龍騎
    • 黒幕が最終目標であったの蘇生」を諦めた結果、ミラーワールドのない世界が生まれ、妹の仮初めの命もなかった事にされた。それにより主人公を初めとするライダー達の死は全て帳消しとなり、最終回では改変された世界でそれぞれが平和に暮らしている様子が描かれている。
  • 仮面ライダービルド
    • 主人公達は激闘の末にラスボスを倒し、自分達の世界とスカイウォールが存在しない世界とを融合させ、新たな世界を創造する事に成功した。しかしそれは同時に「主人公と相棒の存在しない世界」でもあったため、新世界で再会を果たした2人は自分達を知る者が誰もいない世界で、共に生きてゆく事となった。
  • 仮面ライダージオウ
    • 最終回にてラスボスを倒すも、その代償として主人公相棒ヒロインを失ってしまう。悲しみの果てに主人公は「定められた未来ではなく、仲間との新たな未来を選ぶ」事を決意。今の自分が生きている歴史を破壊して新たな歴史を創造し、リセットされた新たな世界で相棒とヒロイン、そしてかつての達と共に同じ高校に通いながら平和に過ごしていた。


ライトノベル

  • サイコバスターズ
    • 全ての元凶である「超能力の発現」を起こさない為に主人公が時間を遡り、遡行前の記憶が無いまま、発現のきっかけとなった事故を防いだ。
  • 座敷童にできるコト
    • ラスボスが企てていた「世界から人類を消し去る」という世界再編成の内容が、「座敷童を消し去る」ものに置き換えられた。それにより最後は1巻の冒頭まで時間が戻され、主人公も全てを忘れたまま物語は終わる。
  • 新本格魔法少女りすか
    • ラスボスとの最終決戦により17年間昏睡状態だった主人公が目覚めると、最終決戦の余波で世界は「魔法使い」や「魔法の国」が最初から存在しないものへと、改変されていた。更に今までの戦いで命を落とした者達は全て生き返り、ごく普通の人間として生活していたが、ヒロインのみが魔法に関する歴史と共に存在を抹消され、主人公とその仲間以外の人間の記憶からも消えていた(後に主人公の娘として転生する)。


その他

  • シアエガ
    • クトゥルフ神話に登場する超常存在。復活した場合、その事実がリセットされる。


関連タグ

  • エンディング
  • ビターエンドメリーバッドエンド…広義ではこれらに該当。
  • 夢オチ…批判的な意味で使われる場合に同類とされる、エンディング手法の1つ。
  • デウス・エクス・マキナ…「機械仕掛けの舞台装置から登場する神」。演劇用語では、劇の経過を無視して取りあえずオチを付ける為に登場する「超常存在」。御都合主義の権化であり、作劇手法としては余りにも安易すぎる為稚拙な手段扱いされている。

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