基礎データ
全国図鑑 | No.0132 |
---|---|
カントー図鑑 | No.132 |
ジョウト図鑑 | No.092 |
イッシュ図鑑 | No.261 |
マウンテンカロス図鑑 | No.138 |
アローラ図鑑 | No.271 |
ガラル図鑑 | No.373 |
パルデア図鑑 | No.212 |
ローマ字表記 | Metamon |
ぶんるい | へんしんポケモン |
タイプ | ノーマル |
たかさ | 0.3m |
おもさ | 4.0kg |
せいべつ | 不明 |
特性 | じゅうなん/かわりもの(隠れ特性) |
タマゴグループ | メタモン |
他言語版の名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | メタモン | Metamorphose(ドイツ語で変身、メタモルフォーゼ)+monster(英語で怪物、モンスター) |
英語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語 | Ditto | ditto(複写、コピーする、同じことを繰り返す) |
フランス語 | Métamorph | métamorphose(変身) |
韓国語 | 메타몽 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 百变怪 | 百(bǎi、百、さまざまな)+变(biàn、変わる)+怪兽(guàishòu、怪獣、モンスター) |
中国語(繁体字) | 百變怪 | 百(bǎi、百、さまざまな)+變(biàn、変わる)+怪獸(guàishòu、怪獣、モンスター) |
ヘブライ語 | דיטו | 英語名の音写 |
ヒンズー語 | डिट्टो | 英語名の音写 |
ロシア語 | Дитто | 英語名の音写 |
タイ語 | เมตามอน | 日本語名の音写 |
概要
初登場は初代。
紫色(一部ではピンク色、色違いは水色)でスライム状の体を持った、なんとも奇妙なポケモン。
変身能力を持つ数少ないポケモンで、その変身方法は単に相手を見ただけで外見どころか持ち合わせた能力までコピーするというとんでもない眼力の持ち主。見えてないはずの背後や体質までコピーする辺り人とは違う何かが見えているのだろう。
名前の由来も「変態」「変身」を意味するメタモルフォーゼ(Metamorphose)。
他のポケモンをはじめ非生物や一部の作品では人間にまで変身している。
USUMや実写映画『名探偵ピカチュウ』においては人間に変身し、生活圏に入り込むなんてことまでしでかしていた。いずれのケースも喋りこそしなかったがある程度の行動は再現できており、軽いノリで流されていたが実際に考えると相当恐ろしい物がある(実写版ではスマートフォンで文章を入力してメールを送信するシーンがあり、人間の作った機械もある程度は扱えるらしいことが示されている。ただし、この個体は遺伝子操作で強化されており、通常のメタモンがどこまでできるかは不明)。
もっとも能力を完全コピー出来るということは当然その気になれば喋ることも出来るものと考えられる(人間ではないが、実際にアニメ版ではロケット団のニャースに変身した際には彼と同様喋ることができていた)。つまり姿や形、体質などの能力をコピーするだけではなく「覚えているわざ」やそれ以外にも「人が勉強して得た技能」をもコピーできる。実際ウルトラサンムーンで人に変身した際は料理やマッサージ師としての仕事もやってのけた。その料理の腕前は味付けの趣向が若干変わったという程度。
そうなるともはや「わざ」という枠以上に記憶や培ってきた経験まで全て完璧にコピーしているということになる。ただし若干味が変わったという事はメタモン自体の人格(と味の好み?)は残っているらしい。会話自体は出来ないという事になっているが、本気で悪用したら完全に社会が崩壊するレベルの変身能力である。
このように、一見完璧に見える変身能力も笑うと力が抜けて変身が解けるという欠点がある。その他モンスターボールに入った際も基本的には変身が解除される。ちなみにくすぐるやみやぶるといった技があるが特に変身解除効果はない。
また、変身した姿の正確性については本人の記憶に依存するところが大きいようで、記憶が曖昧なまま思い出しながら変身すると曖昧な形になってちょっと違うものになる。後述するが、顔だけメタモンのままだったりする、というのはその最たる例である。
メタモン同士の仲は悪く仮にメタモン同士が出会うと、相手とそっくりな形になろうと活発に動く。
寝る時は外敵から身を守るため石に変身する(ポケモンスリープで登場する時も本当にこうやって寝ている)。
本来はかなり小型のポケモンであるが、変身時は伸縮自在。もちろん重量も変身した対象と同じになる。
一部のポケモンを除いて様々なポケモンと生殖が可能。
同種を掛けあわせてもタマゴが得られない性別不明ポケモンとも生殖が可能。
なお、上記のメタモン同士は仲が悪いという設定故かメタモン同士では子供は生まれない。
もしかするとカタツムリやナメクジのように、1匹で両性の生殖能力を有する雌雄同体なのかもしれない。
ポケパルレ(ポケリフレ)で触ってみると、ほのかに濡れている。
また、メタモンの能力は「相手そっくりに変身する」なので絵面的には自分と事しているという事になる。ともかく、メタモンの変身能力は遺伝子レベルで変身しているようだ。
なお、変身能力を持つメタモンがいつ発生したポケモンかについては公式からのアンサーはない。
アニメ版で最初に登場したメタモンが「変身しても顔はメタモンのまま」という欠点を持っていたが、これが特徴として活かされた結果、ポケモンカードをはじめとする関連商品で変身後のメタモンは不完全の状態(顔がメタモンだったり下半身がゲル状)で描写される場合がほとんどである。
尤も、こうした描写は「本当に完璧に変身されてしまうと絵的に凄くややこしいから」という、大人の事情によるものであり、ゲーム版に見るように、メタモンの本来の変身能力は完璧である。
ゲームにおける特徴
概要の通り♂♀無性別関係なくほとんどのポケモンのタマゴを生むことが可能な事から、タマゴ作りでは必ずと言っていいほどお世話になるポケモン。
別名「うむきかい」。
対戦よりもこっちでお世話になっているトレーナーも多い。
タマゴを作れる相手なら誰ともタマゴを作れると言う唯一無二の能力を持つがゆえに、剣盾やSVにも無事続投している。
しかし、タマゴを出す必要がないLEGENDアルセウスではリストラされた。
性別の存在しないポケモンや性別が♂のみのポケモンに関しては、交配させることのできるポケモンがメタモン一択となるため、孵化厳選する際には必須級のポケモンとなる。
また、オスの比率が高いポケモン(御三家・化石ポケモン・ルカリオ系統・ゾロアーク系統・トゲキッス系統等)も(無性別のポケモンほどではないにせよ)厳選の際には恩恵を受けやすい。
個体値遺伝にはもちろんメタモンの個体値にも依存するため、高個体値メタモンを狙っているトレーナーも多い。
「6Vメタモン」だけでなく、「A05Vメタモン」「S05Vメタモン」「AS04Vメタモン」、さらにはめざめるパワー用に「めざパタイプ別のメタモン」の遺伝用メタモンまで集め出した貴方は中々のポケモン廃人です。
XYでは隠れ特性のポケモンの卵も作れるようになった。
第9世代で後述するイベントレイドが開催されるまで、6Vメタモンの入手は乱数調整が容易なDS版(DPt・HGSS・BW)で捕獲するのが一般的であった(GBA版(RSE・FRLG)でも出来なくはないがやろうとするとTASの領域となる)。
第6世代では乱数調整ができなくなったことから非常に需要が高くなり、できる人は適当にポケモン交換の弾として持っておくだけでも有用だった。
しかし、USUMではコニコシティ周辺で人間に変身している5匹のメタモンを探し出しバトルを挑む、「メタモン5」というイベントが追加された。倒してしまってもイベントの進行に支障はないが、これらのメタモンは、性格や一部の個体値が孵化厳選に役立つように設定されているため、可能な限り捕まえておくとよいだろう。
剣盾やSVではさらに、マックスレイドバトル/テラスタルバトルで容易に高個体値のメタモンを狙えるようになっている。
剣盾・SV共にピックアップの対象にも選ばれており、最高ランクの★5ともなれば、最低でも5V以上の個体値保証がなされているため、多くのトレーナーが血眼になってメタモンレイドを周回したことだろう。運よく6Vが出たら儲けもんである。それ以降も、オンラインでは発売開始直後からメタモンレイドが相当な人気を誇っており、現在でもSNS上などではメタモンレイドの募集や6Vメタモンの配布・交換の呼びかけが活発に行われている。
が、個体値にVが揃う以上逆に0を狙うのが難しくなっているため一長一短。
加えてこの世代にもなると「すごいとっくん」で個体値などいくらでも誤魔化せる(ネックになるめざめるパワーも存在しない)ため、高個体値を確保できることにあまり強みがなくなり始めてもいる。
なお、メガシンカポケモンにさえも変身することが可能。
そのポケモンと多くの苦楽を共にし、その鍵となるメガストーンを見つけ、強い絆で結ばれた事の証であるメガシンカさえも、メタモンはそんな苦労など意に介さず、ただ当たり前のように目の前のポケモンへ変身し己の力へと変えてしまう……と書けばとてつもない怪物のように思える。
もちろん、これは「へんしん」の仕様なので、当然隠れ特性「かわりもの」メタモンにも適用される。相手のメガシンカポケモンをコピーでき、さらにこちらはもう1匹メガシンカ枠を持つという恐ろしいまでのメガシンカへのメタ性能を誇る。
ただ、さすがにキョダイマックスまでコピーする事はできない。
SVではオープンワールドと言う仕様上、最初から他の野生のポケモンに変身している。
そして、バトルになってから正体を現す。
幸い、ZLによるロックオンでメタモンが化けているか否かの判別が可能。(この仕様は他にもゾロア系統にもある。)
なお、変身するポケモンは「そのフィールドに生息しているポケモン全般」のため、場合によっては「メタモンに化けたメタモン」が出現することもある。
前述した「メタモン同士の喧嘩の最中」だったのだろうか。ただ、正直あまり意味はない。
たとえ色違いであっても通常色の姿に変身しているため、色違い厳選が多少面倒になっている。更に他のポケモンと違ってメタモンは戦闘後には消えてしまい、「遭遇後に一旦逃げてレポートを書く」という保険を取ることもできないため、判別にはレッツゴーがほぼ必須となる。
SVでは野生のポケモンは撃破や捕獲をするとわざマシンの素材となるポケモンの落とし物を落とすが、メタモンのアイテムはメタモンの姿で倒さないと落とさない。故にメタモンの落とし物はへんしんしていない1ターン目に一撃で倒さなければならない。
ただし、テラレイドバトルにおけるメタモンが落とすのは「メタモンのべたべた」であるため、安定して落し物を狙うならそちらで戦おう。
逆に、出現確率が低いポケモン(例えば特定の箇所に1日1回しか出現しないミカルゲなど)に化けてもらって、そのポケモンのアイテムをドロップしてもらうことも可能(テラレイドバトルではメタモンの落とし物を確定で落とす)。
ただしコレクレーは無理。当然サーフゴーも無理。頑張って本物を探しましょう。
藍の円盤ではブルレクの特定のサークルミッション(ユニオンサークルを立ち上げている間のみ、条件を満たすと出現する協力型ミッション)に登場する個体一つとして、テラリウムドーム中に存在するブロックに化けた「メタモンブロック」が登場した(実際に捕まえたりは出来ない)。
……が、該当のミッションはサークルミッションの中でも評判が悪い。
なお、「へんしん」しかできない都合ピカブイのクリア後のマスタートレーナー戦では、メタモン同士ではバトルにならない為に「一定のCPになったメタモンをマスタートレーナーに見せる」という形になってる。
メタモンレイドの攻略法
メタモンは必ずホストのポケモンにしかへんしんしないという仕様がある。このため、ホストが適当にコイキングでも採用すれば煮るなり焼くなり好きにできる。
HPはメタモンのままとはいえ、それ以外のステータスはコピーしてくれるので低Lvのポケモンなら割となんでもいい。
この方法を使ってソロで攻略する場合、レベル1のポケモンを使用するとNPCが瞬殺してくれる。これはNPCのポケモンのレベルは本来こちらが出すポケモンの8割になるところを、レベル1のポケモンを使用した場合のみ特定レベルで固定されており、★5が解禁されている場合彼らが使うポケモンのレベルは80で固定されているため。
その際、自身が使用する技は自身に効かない技か補助技オンリーにしておいた方がいい。
もっと時間を短縮したいのであれば、特性「くだけるよろい」のヤバチャにからをやぶるのみ覚えさせ、変身したメタモンにひたすら連打してもらうことでも攻略ができる。
こちらはレベルやステータスこそ高くなってしまうデメリットがあるものの、自分で勝手にデバフをかけ続けることになるため、NPCがよほどサボらない限りは楽に攻略できるだろう。
というかレイド攻略のために用意した強力なポケモンに変身されるとシンプルにキツイため、この対策をしないと攻略は極めて困難。
じこさいせいやカウンターなどを覚えたポケモンに変身されて倒せなくなってしまうという事態になることも。上述の「ホストのポケモンにへんしんする」ということを知らずに、強力なポケモンを出してしまうホストも後を絶たない。
一応、相手のテラスタイプを考慮して相性のいいポケモンを出す方法などもあるが、基本的には弱いポケモンに変身してもらって瞬殺していく方法が一番手っ取り早いだろう。
関連動画
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 48 | 48 | 48 | 48 | ※ | 48 | 240 |
第2世代から | 48 | 48 | 48 | 48 | 48 | 48 | 288 |
※第2世代以前の特攻・特防は特殊に纏められていた。
種族値は言葉通り低水準で平坦。
さらに変身後は相手のステータス(HP以外)に依存するのでHP以外の努力値配分に迷う。
後述の特性「かわりもの」が解禁されたことにより、メタモンのまま行動することが無くなり、普通のアイテムを持たせた方が有用となっており、敵の戦略を探る斥候としての活躍が主になっている。
ただしダブル・トリプル・マルチバトルにおいては味方に変身させる戦術もあり、その場合は専用アイテムを用いることもある。
初代では「かわりもの」はおろか、素早さ増強持ち物が(もっと言えば持ち物そのものが)存在しなかったため、種族値通り底辺レベルの使い勝手であった。
一応当時最強の座をほしいままにしていたケンタロスが削れているところに「へんしん」を合わせ、尚且つ同速勝負に勝てばそのまま3タテを決めることも夢ではなかった。
ねむりやこおりで行動不能になった隙を見て「へんしん」を合わせる作戦が現実的であったが、いわゆる「155ルール」ではレベル差を付けられると基本的にはどうしようもなかった。
この世代の仕様上全ステータスに努力値を全振りできたため、「どうせ『へんしん』しか使えないから配分を機にせず努力値をHPに全振りできる」という強みは相対的に無と化していた。
97カップ本戦出場者15人中1人が使用していたが、見せ球、あるいは数合わせ採用で、実際には選出されなかった可能性が高いとみられる。
その辺りのフォローも考慮されたのか、第2世代では専用道具「メタルパウダー」が登場。
ちなみに、当時のメタルパウダーの効果は防御・特防1.5倍。しかも変身中も効果が消えないと言うなかなかぶっ飛んだ効果になっていた。
しんかのきせきの効果の元祖は、実はこちらだったりする。
当時は耐久マンセー環境だったこともあり、これによってへんしん自体はしやすくなった。
しかし、そもそもメタモンは変身中PP5に固定される都合持久戦が苦手であり、これで使い勝手がよくなったかと言われるとそうでもない。
第3世代ではそんなメタルパウダーの効果が防御2倍・変身中は効果がないに変更されてしまう。
これにより折角耐久マンセー環境が終わったにもかかわらず、ますます使いにくくなってしまう。
第4世代ではこだわりスカーフに加え、変身前のみ素早さ2倍になるスピードパウダーが登場。
一応、へんしん自体は容易にできるようになった。
しかし、やはり対戦ではマイナーであり、役目はもっぱらタマゴ作りであった。
転機が訪れたのは第5世代。
場に出るだけで目の前のポケモンに変身するという隠れ特性「かわりもの」が解禁。
これによって長い間舞台裏(育て屋)で頑張っていたメタモンがついに戦場に登場。
変身後でも効果のある「こだわりスカーフ」を持たせ、変身後の素早さ合戦の運ゲーを回避しつつ戦うというのが一般的な戦い方となった。
また、変身後は相手の能力変化もコピーする(以前からの仕様)ので、BW環境での主戦術であった「積んで3タテする」戦法への最高レベルの対抗策となっている。
ちなみに入手方法の都合、第5世代(BW2)では「かわりもの」の色違いは正規手段では存在しない。
出てきたら改造である。
第6世代ではメガシンカ・「いばる」+「イカサマ」コンボ・積みポケモンがメジャーになったことで、それらへタダ乗りが期待できるようになった。
ある意味ではメタモンの全盛期と言える。
ちなみに、この世代において2013年11月5日の5:00から16:30頃までメタモンがWi-Fi対戦やオンライントレードに出すことが出来なくなったことがある。
これは、ギルガルドに変身した際に特定の技を使ってもフォルムチェンジしなかったり、相手側の変身時のステータスで固定されるバグが残っていたため。
第7世代では第6世代と比べると勢いは落ちたが、この世代では混乱きのみ型や「レッドカード」型などのそれまでの常識を覆す、相手の読みの裏をかく型が登場。
混乱きのみは当時あらゆるパーティに超高確率で採用されていた最メジャー格のアイテムであったため、メタモンに採用されても不思議はなかった。
「レッドカード」型に関しては、キノガッサに「かわりもの」を合わせた際、「きあいのタスキ」型と予想して「マッハパンチ」で「きあいのタスキ」を潰そうとする相手に「レッドカード」を発動し、コピーしたはずの「キノコのほうし」が有効な相手を控えから引きずり出し、「キノコのほうし」をぶち当てるという寸法である。
第8世代ではさらに環境が大きく変わる。
レート改めランクバトルにおける禁止級伝説ポケモンの解禁である。
メタモンは当然伝説のポケモンにも変身できるため、竜王戦2020予選、シリーズ8ルールにおいて、メタモンの使用率は一気に跳ね上がった。
相手の禁止級にコピーできれば、実質2体の禁止級を使えることと同義になるのである。
さらに2022年2~9月のルール下では禁止級伝説ポケモンが2体入れることが可能となり、またも上昇。同年2月15日時点では3位というこれまでにない圧倒的高さにランクインした。
環境トップの禁止級伝説ポケモンザシアンに対して強いのが大きな理由だと思われる。
「ふとうのけん」で一段階上昇している相手のザシアンの攻撃をコピーしたうえで、「かわりもの」でへんしんしたときもう一度「ふとうのけん」が発動する仕様になっているため「HP以外は完全にザシアンと同じ実数値」で「攻撃が二段階上昇」していて「持ち物が自由に持たせられる」ザシアンにへんしんできるのである。
このためザシアン+黒馬バドレックスのように、[[かわりものメタモンに複製されたら負けに繋がる構築は非推奨とされていた。
が、ザシバド側もバドレックスに襷を持たせる、ザシアンのS実数値をバドレックスより下にする事でザシアンがパクられても死に出しスカーフ黒バドで縛るなど何だかんだで対処されていた。
実際ザシアンと一番組まれていた禁伝がバドレックスだった時期もある程である。
ちなみに、ガラルマタドガス(ドガース系統)の特性かがくへんかガスにかわりものが無効化されるため、努力値振りはHD振りが推奨されている。
また、ザシアン・ザマゼンタ・ムゲンダイナに変身するとこちらもダイマックスを封じられる点に注意。先述の通りキョダイマックスもコピーできない。
第9世代ではテラスタルとの嚙み合いがいまいちよくないため、総合的には弱体化。
技範囲が完全に相手依存なので切ったテラスタルに合致する技があるかどうかも定かではなく、やはり本格的な活躍は禁止級解禁まで待つことになった。
ちなみに、藍の円盤で登場した全タイプを強化するステラは一見相性がよさそうだが、なんとステラテラスタルを切っている間はかわりものが発動しないと言う深刻かつ致命的すぎる欠点が存在する。
スカーフを持たせる事が多いメタモンとは微妙にかみ合っておらず、扱いがなかなか難しい事になっている。そのため、ステラ採用の場合は最速推奨。はたきおとされたらご愁傷様。
禁止級伝説解禁となったシリーズ7ではそこそこの立ち位置に収まっている。テラスタルを切ったオーガポンに変身することができない上に、テラスタルを切っていない状態で変身してもオーガポンに変身した状態ではテラスタルを使用不可能なのがネックである。懸念されたステラとの相性の悪さは、そもそも交代出しで「かわりもの」を発動してからステラを切れば問題ない。
禁止級環境では上手く使えば好相性となるステラ、こくばじょうバドレックス対策のノーマル、単純に耐性が良い上にドラゴンウエポンでのごり押しへの対策になるフェアリーがメイン。
なお、専用道具であるメタルパウダー・スピードパウダーはなぜか廃止されてしまった。
用途が迷子なメタルパウダーはともかく、スピードパウダーは一応ダブルバトルで安全に味方に変身すると言う細い使い道があったのだが……。
総合的に見て、メタモンをチームに入れる事で相手は本来の戦法を取る事が難しくなり、エースによってはチームを丸ごと機能不全になってしまう。
後のソーナンスやドーブル、ヌケニンにも言えるが対策をしくじった時点であっという間に壊滅させて来る怖さがメタモン最大の長所と言える。
番外作品
ポケモンスタジアムシリーズ
ポケモンの登録時にメタモンを変身させている演出がある。
ちなみにポケモンスタジアム金銀で色違いのメタモンに「へんしん」を使わせると変身した際に色違いになる。
一匹で色違いが全部見える。お得である。
『ポケモンGO』
本作では、メタモンも属する第1世代のポケモンたちが登場するが、サービス開始当初は実装されておらず、ゲームシステムとの相性の悪さから実装が見送られたのではないか、と考えられていた。
その後2016年11月23日になってようやく実装された…のだが、いざ実装されても捕まえるのに骨が折れるというとんでもなくハードルが高い仕様となっており、それこそ初心者がホイホイと入れ食いで難なくゲット出来る時もあれば、上級者でさえ捕まえるのに手こずるくらいの運任せ状態といえる。
……それでも(負けイベントと揶揄される)ガラル三鳥の一発ゲットよりは確率は高いのだが。
とはいえ「あるポケモンを進化させるために数集め(いわゆるアメマラソン)をしていたらメタモンが混じった」だの「パイルのみを使ってゲットしたら実はメタモンだった(メタモン好きで育成するならまだ救いもあるが)」なんて「喉から手が出るほど欲しい『羨望の的』から一転して『邪魔者』扱い」される事もある(こういう時に「苦労しているプレイヤー」にそういう話をすると、決まって「贅沢な悩みだ」などと嫌味混じりに返答されるというまでが1つの流れ)ため、スペシャルタスクの中に「メタモンをゲットする」という内容もあるために、そのタスクが当たった日にはクリアするためにプレイヤー達が血眼になって探してしまうのもお約束。
出現場所については完全にランダムであり、しかも天候ブーストやおこうでのエフェクトの様な「フィールド中で『メタモンである事を識別する』目印」も無いため、唯一の確認手段は「捕獲後に『やったー!』ではなく『おや?』と表示される」のみである(この演出後にメタモンに変化する)。
したがって、捕獲しなければメタモンか否かを見分ける事は絶対に出来ない(なお、2022年秋に実装されたゾロアでも類似の演出となっているが、こちらは「プレイヤーが相棒に設定しているポケモンに変身してフィールド中に出現」しているため、メタモンよりは対策がしやすくなっている)。
ただ、「目安として表示されるCP値に対して捕獲が困難」という特徴があるとの報告もあり、もしも「色違いでない且つ低いCP値の個体」であるにもかかわらずモンスターボールでの捕獲に連続して失敗する場合、メタモンが変身していることを疑った方が良いかもしれない。
(ゾロアの場合は先述した通り「相棒ポケモンに化けている」ため、それこそ「出現頻度が高いポケモン」を相棒にしていない限り容易に見抜く事はできるし、極端な話「メタモンの仕様を逆手に取り、わざと『相棒ポケモン』に設定してフィールド上で出現させ『本来なら他のポケモンに変身しているため、変身前の状態ではメタモンの姿のままフィールド上には現れない』事から『メタモンに変身したゾロア』として見抜く」事も出来てしまう)
本気でメタモンを捕獲したければ、それこそ「エンカウント毎に片っ端からきのみを食わせてボールをひたすら投げまくる」ローラー作戦で臨むしかない。
仮に交換で入手したとしても、タスクをクリアした事にはならないのだから…
2022年8月現在、アーボ・イシズマイ・イトマル・ケイコウオ・ゴース、ゴクリン・スリープ・タマゲタケ・テッポウオ・ドンメル・ネイティ・ヒメグマ・ペロッパフ・ヨーテリーに姿を変えており、捕まえた後に正体を現すことでようやく判別が可能になる。
……上記はあくまでも一例であり、不定期に仕様変更されるため確実に参考になるかは不明だが、もしかしたら「進化前のポケモン」でなおかつ「比較的出現率が高いとされるポケモン」を狙うというのも1つの作戦かもしれない。気の遠くなる作業には変わりはないのだが……
2021年2月に色違いが確定で(とある事情により)全員に配られ、その後2021年9月より野生でも色違いが見かけるようになった。
もちろん色違いであろうと無かろうとタマゴからは孵らない。メタモンだから仕方ない。
なお、2021年8月までは色違いが実装されていないレア度の低いポケモンに限られていたが、「いたずらなシーズン」の開始によりこの制約はなくなった。
対象のポケモンが色違いだった場合、絶対に本物なので安心して捕獲しよう。
逆にメタモンの色違いはこれまで通り通常色でへんしんしているその中に紛れ込んでいるので、見つけるには相当の苦労を要する。
……それでもガラル三鳥と遭遇して即捕獲するよりは楽かもしれないが。
ジムバトルではその時点での対戦相手となったポケモンに変身する能力(ちなみに自身の手持ちの場合、一旦ボールに戻して再度出してもジムバトル中は「その時点での対戦相手となったポケモン」のままとなる)を持っており、タイプや技をまねるほか、対戦相手に合わせてCP値も変動する(格上ならば増加、格下なら減少)。
一方、こうした特殊な性能の持ち主だからなのか、トレーナーバトルでは使用できない。
さらに、本作はポケモン同士を交配させてタマゴを作れない(タマゴの入手手段として、2km・5km・10kmは他の道具類と同様にポケストップから入手、7kmはフレンドからのギフトでタマゴ用のスペースでボーナス以外の空きスロットがあれば入手可能)ことから、孵化用員としては使えず、単なるコレクション用の存在としての側面が強い。
このまま燻ぶらせておくのも可哀そうなので、運よく手持ちに高個体のメタモンがいたのならポケモンホームを介して『剣盾』や『SV』等に送って孵化用員として活躍させるという手もあるだろう。
余談だが、既存のポケモンシリーズにおいてタマゴが存在しないことからレベルが1桁のメタモンの入手は不可能だったが、ポケモンGO内のCPによっては、ポケモンホームに送った際にレベル1-9の個体になるため、間接的に全てのレベルのメタモンを手に入れられるようになった。
2018年9月22日のコミュニティ・デイの時間終了後、突如「謎のポケモン」が各地に出現したが、その正体の殆どはメタモンであった(チコリータも稀にいた)。
詳細はメルタンを参照。
なお、メタモンが何故この謎のポケモンに変身していたかは一切分かっていない。
オーキド博士が調査すると述べていたが、剣盾が発売された2020年現在になってもこれといって目新しい情報は開示されていないのが現状である。
ポケモントローゼシリーズ
- パズルゲームということでポケモンを組み合わせて消していくのがこのゲームでの遊び方だが、メタモンはどんなポケモンにも変身できるということでワイルドカードに近い扱いとなっている。
コンボの代用となるのはもちろん、「マッチオール」などを狙う場合には重要となってくる。
ポケモンレンジャー 光の軌跡
4人組の怪盗団・ティーパーティーの一人・ドレスがメタモンを操る。
なんと、エンテイ・ライコウ・スイクンに完璧に変身できる。
ちなみに、実はゲームにおいて名有りのトレーナーが使う初かつ唯一の事例だったりする。
ポケモン不思議のダンジョン
救助隊・探検隊では「へんしん」しても「わるあがき」しか使えないボーナスキャラ(ただし「わるあがき」の威力は物凄く高いので油断禁物)だった。
超不思議のダンジョンでは、敵で出た時はなんと床に落ちているアイテムに変身するという風来のシレンに出るンドゥバと同じ能力を身につけ、拾おうとしたポケモンに変身し尚且つ仲間を混乱状態にする厄介な相手となった。
また、空の探検隊の「チャームズさんじょう!」では、大鍾乳洞にて時の歯車を守っていたポケモンとして登場。
当初は南のジャングルに住むキレイハナや、巨大岩石群に住むオタチに変身し(よく見るとアニメ版と同様、目の形は対象に似せられないという弱点があり、これが正体の伏線となっていたが、チャームズは全く気付いていなかった)、チャームズ達に引き返す様勧めたが、最終的に大鍾乳洞の奥に置かれた中身が空っぽの宝箱に変身している事をプクリンに見破られた事で、自身の正体と役割、そして巨大岩石群のお宝が時の歯車で有る事を明かした。
『ポケモンマスターズ』
2022年4月1日に「エイプリルフール」でメタモンが大量発生し、レッド・アカネ・アンズ・ハルカ・ラン・ジュン・オーバ・ゲーチス・クダリ・マーシュ・フラダリ・ロイヤルマスク・マリィ・ライヤーに変身するというイベントが起こる。
姿はそっくりに変身できているが、喋る事ができないのでそれで判別は可能。
しかし、レッドに関しては基本無口なのでわかりづらい(しかも、後の3周年記念キャンペーンイベントでもモブトレーナーがメタモンをレッドに変身させていた)。
スマブラシリーズ
実はスマブラDXのトーナメントモード限定でとあるコマンドを入力すると、ファイターが表記される箇所がメタモンになる。
実際にファイターとしてメタモンが参戦するという訳ではなく、使用可能なファイターの中からランダムで出場する事になる。詳しい方法は公式サイトを参照。
ファイターとして登場し、ランダムに別キャラクターになる・モンスターボールから現れて変身し一定時間味方として戦う等、開発時には様々なアイディアもあったが技術的な問題で没となった。内部データは存在している。
技術的な問題で没になってから17年の時を経て、SPECIALでは遂にモンスターボールから出現するポケモンに追加。
「召喚したプレイヤーに変身し、一定時間味方として戦う」という、DXでの没案の1つが採用されている。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
無印37話にメタちゃんを連れて初登場しイミ、無印174話で再登場した際には2匹目のメタモン(メタぴょん)を新たにゲットしていた。このテのメタちゃんの「変身しても顔はメタモンのまま」設定が後にグッズ等にアレンジされて使われる事になる。
一方、再登場時に新たに仲間にしたメタぴょんは、顔を含めて変身能力は完璧。
ただし、体の大きさはメタモンの時と同じというメタちゃんと同様の特殊なメタモンで、この為イワークに変身した時も手に乗る程のサイズだった。
ユウジのメタモン
無印111話で登場。アニメにおいて最初に姿も顔の形も完璧に変身した個体。
6VS6のフルバトルでユウジが必ず1番手に繰り出し、メタモン1体で数々の挑戦者を破ってきた。
サトシのピカチュウとバトルを繰り広げたが、スピードの差で敗れた。
バンナイのメタモン
マグマ団幹部(現在は怪盗)のバンナイの切り札として登場。
シリーズ初の悪役個体なのでかなりの悪人面である。
天気研究所のポワルンの他、シザリガーに変身してワカシャモをクラブハンマーでノックダウンするなど高い戦闘力を誇る。
アキナのメタモン
アニポケDP173話で登場した個体。
メタモン1号・メタモン2号と言うニックネーム付きで内2号は色違い仕様で、この回でのメタモンの変身能力はイミテの個体とは違って姿も顔の形も完璧に変身出来る。
コレダ監督の映画に出演したメタモン
アニポケ新無印19話で登場した個体。
こちらは緊張すると完璧に変身できなくなるといった欠点があり、これによりコレダ監督に怒られたメタモンは撮影現場から逃げ出してしまう。
しかしムコニャによる特訓によって、緊張なしで完璧な変身をこなせる様になった(サトシはさすがにメタモンが変身したピカチュウが本物ではないと見抜いていたが)。
劇場版『みんなの物語』
フウラシティの市長・オリバーの娘であるラルゴの友達としてヒメグマと共に登場する。
その他
AG | 15話 |
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XY | 1話・138話 |
SM | 46話・47話(回想)・96話・132話・133話 |
新無印 | 1話(ミュウがへんしん)・50話・87話(絵)・125話・129話・136話 |
劇場版 | 波導の勇者 |
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
13話
ドットが食べていたグミのパッケージに印刷されている。
『薄明の翼』
第4話「夕波」にて、ヨワシの群れをよく見るとメタモンが混じっている(やはり顔だけメタモンだった)。
漫画版
ポケスペ
ブルーのメタちゃん
特性:じゅうなん
性格:うっかりや・個性:イタズラがすき
ブルーがお得意の変装に欠かせないポケモンで、その他にも「へんしん」の能力を活かした様々な働きをする。
第2章では身体の一部を鍵に変えてマサキの家の鍵を開けた。
スオウ島ではブルーの手のフリをしてカンナを欺き、ブルー・ナツメに勝利をもたらした(カンナのルージュラが作り出す氷人形もとい氷の枷などの能力を直に人間が受けるとナツメやレッドの様に後遺症が残り、枷がついたのが変身したメタちゃんではなかったらブルーも危なかった)。
第5章ではデオキシス(アタックフォルム)に襲われたブルーの元からレッドに付いて行き、その時の状況をキワメに教え、レッド・グリーンが見たデオキシス(ノーマルフォルム)の姿が違っていた事を知らせた。
ポケットモンスター全書
サトシ(サトシ(アニポケ)とは別人)の手持ちの一匹。
草や壁になったり、果ては人間(キョウ)にまで変身できる(しかも片言で喋ることができる)が、一方で描かれている限りではポケモンに変身する描写は無かった。
ポケモンカードゲーム
『ポケットモンスターカードゲーム』の頃から参戦している古株。
拡張パック『ホロンの研究塔』以降のシリーズでは森井ユカ先生により粘土細工で表現された変身後の姿がカード化されており、ポケパワー「メタモる」で山札にいる別のメタモンに入れ替わるという面白い効果を持っていた。
XY編の拡張パック『ファントムゲート』においてはピカチュウに変身する過程のものが描かれた。
変身した姿
ピカチュウ/フシギダネ/ヒトカゲ/ゼニガメ/バリヤード/イシツブテ(『ホロンの研究塔』収録)
汎用カードからは程遠いが、自分の山札からメタモン以外のたねポケモンを呼び出せる「へんしんスタート」やトラッシュにあるたねポケモンのわざを使える「いきなりへんげ」等の特性がついているのが特徴。
制限はあるものの、メタモンらしいユニークな特性がついているものが見かけられる。
(その特性がユニーク過ぎてデッキもプレイヤーも選ぶ上に、メタモン自身は特性の対象外である等が理由でピン刺しされてることがほとんどだが)
余談
pixivでの扱い
pixivでは主にポケモンや人間など色々な物に様々な再現度でへんしんしており、人間の場合ほぼ完全という場合が多く、ポケモンの場合は完全に変身すると見分けがつかないので顔を残したりメタモンカラーにしたり下がドロドロになっていたりする、元のポケモンよりメタモンのほうを多く描く人もいる。→メタモ化
また、『何にでもなれることが唯一の個性』であるため最も擬人化の難易度が高いポケモンの一つでもある。
もう一つの性質として、その姿とタマゴに対する下記のような特性からR-18側では人間や♀ポケ相手にスライム触手化したり、色々な物に変身して行為に及んでいる姿も度々見られる。
ジゴロタイプ、無邪気攻めタイプ、無表情タイプ、『兄ちゃん、初めてか?』な裏稼業タイプなどがいる。…描写が無いだけで実際そんな感じかもしれないのが恐ろしい所である。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
0131.ラプラス(キョダイマックスラプラス)→0132.メタモン→0133.イーブイ(キョダイマックスイーブイ)
ミュウ:同じくへんしんできるポケモン。
ゾロア/ゾロアーク/ヒスイゾロア/ヒスイゾロアーク:化けるポケモン…ただし、こちらは相手に幻覚を見せてる方が正しい。
その他
マネマネ:モシャスと言う変身呪文を操る小さなゾンビ系。変身する事で真価を発揮するモンスター繋がり。
実写版『名探偵ピカチュウ』
舞台であるライムシティの有力者であるハワード・クリフォードのパートナーとして登場しており、人間に変身して車椅子を押すなどの行動を見せ、体の不自由なハワードの身の回りの世話をしていた。
しかしこのメタモンの活躍はそれだけなく…。
以下、映画のネタバレが含まれます! |
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実は、中盤から姿を見せていたミス・ノーマン(演:スキ・ウォーターハウス)という謎の女性の正体でもあった。
ティムとピカチュウの動向を密かに監視ししており、事件の黒幕であるとある人物へと事細かに連絡を入れる等して暗躍していた。
この個体は遺伝子操作により強化されており、ポケモン・人間を問わずに変身を繰り返しその能力を使うだけでなく、変身を解除して元の姿に戻ることまで回避動作として取り入れているという恐るべき能力を見せ、クライマックスではティムをあと一歩で殺害するところまで追い詰めた。
この記事の「ゲーム版」の部分でも触れている通り言葉こそ発しなかったものの文章でならば人間となんら変わりのないコミュニケーションを取ることができるようで、極めて高い知能があることが窺える。
ちなみに、よく見ると手の色がピンク色という、人間としては明らかに不自然な特徴を持っているため、登場した時点で彼女の正体がメタモンであることを見抜けた視聴者もいただろう。
また、アニメ版と同様、目の形は対象に似せられないという弱点があり、それを隠すために常にサングラスを着用している。
アニメやイラストであれば可愛らしいその特徴も、実写ゆえにその強敵っぷりも相まってなかなか不気味。